- 1二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 20:00:27
6月になったばかりというのに、陽射しは夏に入ったかのように厳しさを増している。
ウマ娘は寒さには強いが、暑さに弱い。特に目の前で溶けている担当ウマ娘、ナカヤマフェスタはそれが顕著だ。
「暑い…」
フェスタはアイスキャンディを片手に、ソファの上にぐったりと沈み込んでいる。
トレードマークのニット帽は足元に脱ぎ捨てられ、普段制服の上に着ているジャケットはソファのひじ掛けに無造作に投げ出されていた。
「エアコンの温度、下げようか?」
「んー…」
フェスタは気のない返事をするだけで動かない。
ああ、これは本格的にダメなやつだ。
「ちょっと待っててね」
自分のデスクに置かれたリモコンを手にとって設定温度を下げる。外に置かれた室外機が老人の咳のような音を立てながら、吐き出す風の温度を下げ始める。冷房の効きが良くなるまで5分ほどかかるが、まあ仕方がない。
月曜朝イチで交換の申請を出してやろう。
再び彼女の元に戻ると、フェスタは既にアイスを食べ終えてソファの上で丸まっていた。
まるで猫みたいだと思ったが口には出さない。言ったらきっと、機嫌を悪くするだろうから。
「どうかな?少しは涼しい?」
「…うん」
彼女は小さくうなずいて目を閉じた。
このまま眠ってしまうつもりかもしれない。今日は元々全休の予定だったし、このまま寝かせておくことにした。
フェスタはくうくうと寝息を立て始めた。よほど疲れていたらしい。
しばらく寝顔を見つめた後、そっと頭を撫でて薄いブランケットを掛ける。
ふと時計を見ると、時刻はまだ一時を過ぎた頃だった。
こんな時間なのにこの暑さとは。地球温暖化の影響だろうか。
今年もまた、暑い夏になりそうだ。 - 2122/06/07(火) 20:03:28
To be continued…
- 3122/06/07(火) 20:13:19
以前に募集したネタは将来的に使わさせていただきます
- 4二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 20:55:23
あっ、良いなぁ…ナカヤマフェスタが完全に心許してる感出てる
- 5二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 21:03:59
あっ、あの人かこれ!?お久しぶりです!
- 6二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 21:11:13
良い空気感だ
- 7二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 21:20:24
良いじゃねぇか
- 8二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 23:19:33
ありがとう
いいフェスタです