- 1二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 22:27:03
- 2二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 22:27:16
「うらら〜あれ?アヤベさんもオペちゃんに呼ばれたの?」
オペラオーに呼ばれてまた長話を聞くのかとうんざりしながらロビーに座っていたら、同じく呼ばれたらしいウララさんに話しかけられる。
「そうね、本当は断りたかったけど⋯⋯」
「オペちゃんの歌劇面白いもんね!どどーんってしててーぱーってしててー」
大きなジェスチャーで私に伝えるウララさん、ふと、揺れるリボンが解けかけているのに気がついた。
「ウララさん、ちょっといいかしら?」
立って治そうとするけど少しやりづらくソファーに腰掛ける。
「膝に座って」
「いいの!?」
恐る恐る私の膝に座るウララさん、小柄な体が私の体の前にすっぽりと収まった。
一度リボンを解き髪を梳かす。
桜色の髪は絹糸のように指の間を抜けていった。
「はーっはっはっはっは!!待たせたね!!!」
と、まだ終わっていないのにオペラオーがやってきた。
小道具を用意してるのか後ろからは段ボールを持ったドトウとトップロードさんが顔を覗かせる。
「おや!ウララくんは特等席なんだね!素晴らしい事だよ!!」
とても高いテンションで話を始める、それに釣られてか私の膝の上のウララさんのテンションも上がっていく。
手早くリボンを結び、手を離すとウララさんは膝から降りようとする。
「今日の特等席なんでしょ、座ってたら?」
振り向いたウララさんの顔がぱぁっと晴れる、そしてまた座り直すと私の手を握って楽しげに揺れる。 - 3二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 22:27:38
「流石に2時間はやりすぎ⋯⋯」
「これでも詰めた方なんだけどね!まあいいさ!」
膝の上で船を漕いでるウララさんを起こさないようにオペラオーと話す。
「どうするんだい?良かったらボクが送っていくよ」
「その小道具片付けるんでしょ、ドトウとトップロードさんだけに任せないで」
「それもそうだったね!では、また明日!」
大きな荷物を持ちながら3人は帰って行った。
「さて⋯⋯と」
起こさないように膝の上のウララさんを背におんぶして彼女の部屋に向かう。
どうやら同日の子は留守のようなので部屋の前でウララさんを起こした。
「起きて、あなたの部屋よ」
「あれ⋯⋯アヤベさんおはよー⋯⋯」
目を擦りながらふらふらと立ち上がって部屋の鍵を開ける。
「アヤベさんの特等席、凄く嬉しかったー」
「⋯⋯」
「また明日も⋯⋯いい?」
「ええ、いいわよ」
その時自分がどんな表情をしていたかはよく分からない、だけど自室に帰った時にカレンさんに
「凄くご機嫌だね、アヤベさん!」
と言われたのできっと⋯⋯ - 4二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 22:33:05
こういうのでいいんですよこういうので
- 5二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 22:38:16
いい…アヤベさんの優しさが伝わってくる凄くいいss
- 6二次元好きの匿名さん22/06/07(火) 23:03:23
アヤベさん優しい⋯だけどオペラオーの2時間公演はちょっと凄い凄く凄いです!
- 7二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 00:58:19
ウララはもっと愛されていい
- 8二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 01:10:11
あのスレで癒されたけどさらに加筆してくださるとは…
ありがたい…
可愛い空間 - 9二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 03:06:07
トプドトはなんだかんだ雑用とか黒子とかモブとかやってくれてるのかな?
- 10二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 07:18:01
すごく好き
- 11二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 09:06:52
可愛すぎてタヒねる
- 12二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 09:12:05
2時間公演に付き合ってるアヤベさんも大概では?
それはそれとしてよい概念でした・・・ - 13二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 19:24:54
愛されウララ良いぞ
- 14二次元好きの匿名さん22/06/08(水) 23:47:30
とても良かったありがとう