【6.5章ネタバレ注意】プリテンダー、真名シャーロック・ホームズ。召喚に応じ参上した。

1二次元好きの匿名さん22/06/09(木) 19:44:32

私は君たちの知っているシャーロック・ホームズでありシャーロック・ホームズではない……
いや、今回ばかりは全てを詳らかにするから安心して欲しい。
そうだね、まず君たちの知るシャーロック・ホームズは確かにライヘンバッハの滝で死んだ。
しかし原典ではホームズはライヘンバッハの滝から生還している、当然彼もその概念を宝具として持ち合わせていた。
只、それでも霊基の破損は酷く、それを補うためにこの私が、
『創作物上の幻想』としての、幻霊シャーロック・ホームズが召喚されたのだよ。
因みにこの姿は召喚の縁となったカルデアのマスターの記憶の中で一番印象強い『創作物上のシャーロック・ホームズ』だったからだね。
とはいえ表面に出ているのが私というだけで、あらゆる創作のシャーロック・ホームズの概念の集合体が私の本質だ。
それを利用して君たちの知るホームズの霊基を格納し、包帯や絆創膏のように表面を私が覆うことで保護したのだが……
回復しつつはあるものの彼は今はまだ表に出たがっていないようだね、プリテンダーの霊基がどうにも不服らしい。
まあ、いずれ時がくれば出てくるだろう。
探偵が未解決の事件を投げ出すわけにはいかないからね？