- 1二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 18:05:07
- 2二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 18:16:14
実弥と玄弥と悲鳴嶼さんが嘆きそう
- 3二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 18:24:53
鬼になるまで何日かかるんだよ
- 4二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 18:37:04
黒死牟おじさんウッキウキやん
- 5二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 18:38:24
時間は考えないとするわ。
黒死牟はウキウキだろうね。
無惨「何をしている?黒死牟」 - 6二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 18:57:19
おじさんが何とかして上弦の弐にしようとする
- 7二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 19:11:09
真面目に考えると串刺し中に血を投与されたなら実弥を庇えない捨て身がいないので岩風は死ぬまで戦い無惨戦で詰む
- 8二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 20:25:47
無一郎「おじさんありがとう。僕を鬼にしてくれて」
黒死牟が涙目で嬉しそうに見つめる - 9二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 20:27:54
鬼化無一郎なら炭治郎や善逸と伊之助まで殺して禰豆子まで殺しそう。
でも禰豆子が鬼のままならどうなんだろう? - 10二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 20:28:36
ふふ…って笑いそう
- 11二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 20:29:45
黒死牟が生き残るだろうから
岩風も死んでる
愈史郎の無惨地上排出はそのまま
無惨は逃げれる鬼化炭治郎はなし
上弦は黒死牟と無一郎
柱は水だけ - 12二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 20:30:44
黒死牟「無一郎、お年玉をやろう」
突如始まるファミリー劇場 - 13二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 22:42:59
- 14二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 22:59:05
- 15二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:02:15
炭治郎「上弦2体と無惨を倒そう!」
無一郎を忘れようとして柱の任務に励みそう。 - 16二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:04:19
天国では
縁壱「兄上……自分の子孫に鬼なぞ……」頭を抱えそう。
有一郎はただただ号泣 - 17二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:06:01
- 18二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:07:36
- 19二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:10:40
有一郎が曇らされ過ぎてて草ァ
- 20二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:14:15
縁壱はただただ有一郎に土下座するしかないね
- 21二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:34:48
そして始まる継国一族スピンオフ
地獄におちた弟を探す旅に出る有一郎&縁壱 - 22二次元好きの匿名さん22/06/13(月) 23:45:34
地獄では
無一郎「これからもずっと一緒だよね?おじさん」
黒死牟に甘える無一郎
黒死牟「ああ、無一郎……私と共に修業に励むよう」
無一郎の頭を撫でる黒死牟
無惨「」固まる - 23二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 07:37:34
正直ちょっと見てみたいけど真面目に考えるほど展開も気持ちも辛いから困る…
- 24二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 08:05:35
無一郎を鬼にして運命共同体になった黒死牟無一郎、天界にいる縁壱有一郎ペアでほのぼのしてる二次創作は見たことある
- 25二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 09:03:55
- 26二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 09:04:21
- 27二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 12:18:14
- 28二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 12:45:58
黒死牟が子孫バカになるからね
- 29二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 16:34:22
もし鬼化無一郎が柱を次々と倒してかまぼこ隊の善逸と伊之助まで殺したら、炭治郎に
「鬼にならない?」と勧誘してそう
炭治郎が「ならない!」となったら熱くなりそう!
禰豆子は鬼か鬼じゃないかによって対応も違ってくる - 30二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 17:37:11
- 31二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 18:28:05
- 32二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 18:42:20
- 33二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 18:44:39
おお!
- 34二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 18:48:46
- 35二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 19:32:37
- 36二次元好きの匿名さん22/06/14(火) 22:13:11
無惨「黒死牟、いい加減にしろ!」
黒死牟にキレる無惨に
無一郎「無惨様、ダメですよ。おじさんを叱っちゃおじさんが可哀想です」
と論破する鬼無一郎が見たいです
無惨「このクソガキ💢」
みたいな展開になったらいい。 - 37二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 00:07:27
継国一族に振り回される無惨様イイネ
- 38二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 08:11:56
「おじさん、怖い……」
黒死牟の後ろに隠れてシクシク泣く無一郎を
「大丈夫だ、無一郎…私が何とかしよう」
とざこ鬼を殺した
「無一郎、鬼狩りを狩る練習をしよう」
「本当?!早く人間狩りができるようになりたい」
と微笑む
無惨「」
疲れたと思い始める無惨様 - 39二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 09:52:29
支援
- 40二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 16:25:46
無惨「黒死牟……子孫を殺せ」
黒死牟「何故ですか?無惨様」
無惨「奴が来てからお前は変わった!私の命令を聞いてくれないから!」
黒死牟「焼き餅ですか?無惨様も無一郎と仲良くしたらよろしいかと」
無惨「」
そんな感じで - 41二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 18:20:19
- 42二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 18:52:01
- 43二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 19:38:42
- 44二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 19:57:58
玄弥は黒死牟の髪食ってない世界なら
逆に生き残ってるかも - 45二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 22:45:00
- 46二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 23:54:33
天国にて
縁壱&有一郎「………」
疲れを感じてお茶を飲み始める - 47二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 08:05:46
「無一郎、この構えはもう少し斜めに構えたほうがいい」
黒死牟が人間の狩り方を教えていくうちに無一郎の狩り方が上手くなっていった
「あ、本当だ!あの人間を狩れた!おじさんありがとう!僕、もう少し頑張る」
無邪気な無一郎の返事に黒死牟は満足げに頷いた - 48二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:38:59
保守
- 49二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 16:36:45
柱になった炭治郎
「上弦の弍が現れたぞ!って時透……くん?」
鬼になった無一郎を見て絶句するかまぼこ隊
「音が違う…」
鳴柱になった善逸が寒気を覚えた
「殺気が半端ねぇぞ……」
獣柱になった伊之助がガタガタと震えていた
「うーうー!」
鬼のままの禰豆子が無一郎を見て唸り声をあげる - 50二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 20:14:54
無一郎が微笑む
「久しぶりだね……炭治郎?」
炭治郎は震える
「どうして?時透くんが上弦の弍なんだ……?」
「どうして?おじさんが僕を無惨様に推薦してくれたんだ」
笑顔で言う無一郎の後ろに黒死牟が現れた
「「「上弦の……壱!!!」」」
三人は黒死牟を見て絶望した - 51二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 20:16:32
スレ主何者?
小説書いて支部にUPしてくださいw - 52二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 20:18:43
- 53二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 00:17:05
続き待ってる
- 54二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 00:43:45
- 55二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 02:32:15
いつものやつとは?
- 56二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 07:23:40
- 57二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 08:13:58
黒死牟が炭治郎を見るなり
「縁壱の呼吸を受け継いだ者……名は?」
炭治郎は戸惑いながら
「竈門……炭治郎…」
「そうか……月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮!」
黒死牟が月の呼吸を放った瞬間
「ヒノカミ神楽 炎舞!!」
となんとか黒死牟の攻撃を交わした
「どう?おじさんの呼吸はすごいでしょ?」
笑顔でそんなことを言う無一郎に寒気がした - 58二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 12:15:38
- 59二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 16:15:47
玄弥「兄ちゃん…。悲鳴嶼さん……」
呆然としてそう。
「時透さん……なんで…」 - 60二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 19:07:55
見てるよー
- 61二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 20:44:36
「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃!!」
善逸が無一郎に向かって霹靂一閃を使うものの交わされてしまう
「獣の呼吸 弐ノ牙 切り裂き!!」
伊之助が無一郎に向かって呼吸を使うものの、それもかわされてしまう
「ふふ、無駄だよ?今度は僕がいくね?」
「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り!!」
霞の呼吸に血鬼術が加えられ、善逸と伊之助は切られて出血してしまう
「獪岳の時より厄介……!」
善逸が血まみれで呟く - 62二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 23:24:39
「ねえもっと遊ぼうよ?」
無一郎が笑顔で誘う
「霞の呼吸 陸ノ型 月の霞消!!」
さらに2人を傷つける
一方黒死牟と炭治郎が戦っていたが、炭治郎が体力の限界を感じた。
「どうした?もう終わりか?」
出血がひどく目眩を感じる炭治郎
(この上弦の壱、強すぎる!!)
「終わりにしよう。月の呼吸……」
黒死牟が炭治郎を斬ろうとしたその時
バシ!!
禰豆子が黒死牟を蹴飛ばした
「ゔーゔーーー!!」
禰豆子の鬼化が暴走した - 63二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 11:17:00
保守
- 64二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 17:48:34
「竈門禰豆子か……無惨様が欲しがっていた」
「禰豆子!やめろ!」
炭治郎の制止も聞かず、禰豆子は黒死牟に襲いかかる
「月の呼吸 陸ノ型 常夜孤月・無間!!」
黒死牟が禰豆子に技を仕掛けるが、禰豆子はすぐに再生した
「ぎゃあ!!」
黒死牟に襲い掛かろうとしたときに後ろから無一郎に抱き止められてしまう - 65二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 18:48:25
ところでかまぼこは柱の設定ですか?
- 66二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 20:37:45
- 67二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 21:09:56
承知しました
- 68二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 02:16:06
バレバレな自演ウケる、そんなに人気に思われたいのー?
- 69二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 06:08:48
ぎゃあ!!!にわろた
- 70二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 07:41:47
- 71二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 07:44:30
- 72二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 08:09:25
効いてる効いてる
- 73二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 10:39:31
「禰豆子、ダメだよ?おじさんにそんなことをしちゃ」
禰豆子をあやすように言った無一郎が次の瞬間
「あっあっ……」
禰豆子の首筋に歯を立てて血を吸ったのだ
「何するんだ?!時透くん!」
「禰豆子ちゃんから離れろ!」
「この野郎……!」
怒りで震える三人をよそに無一郎は禰豆子の血を吸った後、ぺろりと禰豆子の首筋を舐めた
それには黒死牟も愕然とした
「寝たね……禰豆子」
血を吸われて失神をしてしまった禰豆子を黒死牟に渡して
「おじさん、早く無惨様のところに届けよう?」
と告げた。
「ああ、もう夜明けが来る」
そう言って2人は禰豆子を抱えて逃げた - 74二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 11:17:29
なんとなく自分と荒らしちゃんくらいしか読んでないのかなという気もしますが面白いです
頑張ってください - 75二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 11:40:40
読んでる
- 76二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 13:17:48
「竈門禰豆子を攫ったのか?」
「はい……無惨様」
黒死牟と無一郎が無惨に報告をした
無一郎の腕の中で眠っている禰豆子を無惨は見て
「無一郎……しばらくお前がこいつの世話をしろ」
「は、はあ!」
と頭を垂れたが疑問に思った。
「どうしてすぐに食べないのか?そう思っているのだな」
無惨は無一郎の思考を読んだ。
「すぐに獲物を食べるのはもったいない……それにもうすぐ来客が来る」
無惨が嫌そうな表情を浮かべる
「来客……ですか?」
黒死牟が聞く
「西洋から来る吸血鬼とやらだが」
それを聞いて黒死牟も嫌そうな表情を浮かべた
「彼らは人間の血で満足する種族ですからね。我らとは相容れぬ……」
その横で話を聞いていた無一郎が頭にはてなを浮かんだ - 77二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 15:54:24
その頃
「おい…起きろ?竈門炭治郎!」
炭治郎が目覚めるとここは暗闇だったが、目の前にいたのは猗窩座だった
「あ、猗窩座!!斬ってやる!ってあれ」
日輪刀がないことに気づき、焦る炭治郎に猗窩座が苦笑いをした
「安心しろ?俺は貴様と戦う気はない……それより聞きたいことがある」
猗窩座は炭治郎をじっと見つめこう質問した
「最近鬼になったあの鬼狩りなんたが」
「鬼になった鬼狩りって時透くんのことか?なぜそのことを知ってる!!」
「前の上弦の弍も地獄にいるんだけど、ある日瞳に書かれていた【上弦】と【弍】が消えたんだ。そいつが「なんで文字が消えてるんだよ!ねぇ、猗窩座殿!」と喚いてたからさ……なぜか術式展開も使えるからつかってみたんだ……そしたら」
「つまり時透くんが新しい上弦の弍になったってわかったわけか…」
猗窩座の説明に炭治郎は納得した - 78二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 16:03:09
「なぁ、炭治郎……あの鬼狩りって本当に人食い鬼か?」
猗窩座が目を細めて言う
「え?どういう……は!」
炭治郎はあの時の無一郎の行動を思い出した
確かに無一郎ら禰豆子の首筋に歯を立てて吸血をしていた
人食い鬼ではあり得ないこうどうだ
だから無一郎が去る前に血を取る針を投げたのだ そのことに無一郎は気づいていないようだが
茶々丸が拾ったことを見届けてから意識を失った
「猗窩座……」
「ああ……それにお前の妹も心配だ……」
猗窩座が悲しそうな表情を浮かんだ
「猗窩座?」
「炭治郎……お前が思ってるより事態は最悪かもしれない.……」 - 79二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 16:04:02
誤字ってしまったすまん
- 80二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 16:29:47
人食い鬼じゃないかもしれない…だと…!?
あ…こういうコメントもし邪魔ならおっしゃってくだされば自粛しますので… - 81二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 17:17:47
むしろ歓迎です!どんどんコメントしてください
- 82二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 20:25:48
その頃愈史郎は無一郎の血を調べていた
茶々丸が持ってきたのを見て炭治郎の仕業だと悟ったのだ
「炭治郎のやつ、新上弦の弍の血液を調べろって図々しい、しかも珠世様ももうこの世にいないのに……」
と小言を言いながら顕微鏡で調べていた
だが愈史郎の予想とは違う方向に進んでいた
「これはどう言うことだ?無惨の血が混じってない……だと?」 - 83二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 21:23:49
鬼滅の刃第二部がここに…
- 84二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 22:29:25
その頃、禰豆子は牢屋に閉じ込められていた
「うーうー」
泣きながら自傷を繰り返していると、無一郎が覗いてきた
「禰豆子!駄目だよ!!」
扉を開けて牢屋の中に入ると禰豆子が
「ガァー!!」
と無一郎を襲い掛かった
無一郎の肩に爪を立てていると肩から血が滲んで禰豆子はハッとして離した
「いいよ……?血が欲しいでしょ?」
無一郎がシャツのボタンを外して首元を露わにすると禰豆子が唾を飲んだ
「無…一郎……いいの?」
涙目になりながら禰豆子は無一郎に近づいた
「いいよ?」
禰豆子が無一郎の首筋に噛み付いて吸血した
「うう……ん」
少し痛みを感じながら無一郎は禰豆子の髪の毛を撫でた。
やがて禰豆子が吸血を終えると無一郎が禰豆子の首筋に甘噛みして少し吸血した
「眠たいね?」
本来なら鬼は眠らないはずなのに……と無一郎は思いながら禰豆子と共に眠りに入った - 85二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 06:31:36
保守
- 86二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 10:01:54
ほしゅ
- 87二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 16:20:40
「炭治郎、話がある……」
輝利哉が炭治郎を呼び出す
「お館様……?」
「鬼になった無一郎の件だが、愈史郎が調べた結果、鬼舞辻無惨の細胞がないということだ……」
お館様の言葉に頭が真っ白になる
「それってどう言う意味ですか?」
「……新種の鬼の細胞が発見された ただ……」
お館様が口を閉ざす
「何でも仰ってください!お館様!」
誕生日がせがむ
「……禰豆子の血にもしかしたら注入した可能性が高い……」
お館様の言葉に炭治郎は真っ青になる - 88二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 16:28:31
誕生日って何かと思ったらから炭治郎か
- 89二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 16:45:15
炭治郎です…
- 90二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 22:46:07
保守
- 91二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 23:08:13
炭治郎が呆然とした
「じゃあ、猗窩座が言ってたのって……」
地獄にて
(とうとうお前も知ってしまったんだな……)
猗窩座が遠い目で見つめた - 92二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 23:16:19
数日後
無惨が苛立っていた
「まだ奴は来ないのか!」
「申し訳ございません……無惨様」
黒死牟が無惨に謝罪した
無一郎は膝をかけながら頭を垂れていたが
「無一郎、顔を上げて良い」
と黒死牟に命令されて頭を上げた
後ろには禰豆子が見つめている
その時
「bonsoir(ボンソワール:こんばんは)!ムッシュ無惨!」
謎の外国人がやってきて、握手を求めてきたが無惨が舌打ちし拒否をした
「何しにきた?吸血鬼め!」
苦々しく見つめられてもヘラヘラしてて嫌な奴と黒死牟は思った
「そんな水臭いこと言うなよ!それと俺はピエールだよ!いい加減に覚えてくれよ?」 - 93二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 23:24:54
「ん?他の鬼はどうした?」
ピエールが聞くなり無惨は殴りかかりピエールの首が飛んだが、直ぐに再生した
「黒死牟以外、鬼狩りにやられた」
「へぇ?それはご愁傷様!ん?この子たちは新人?」
ピエールが無一郎と禰豆子を見つけ微笑んだ。
「君たちの名前は?」
「!!と……時透無一郎…」
「竈門禰豆子です……」
「ムイチロウとネズコね!」
ピエールが2人に笑顔を向ける
黒死牟が無一郎を庇いピエールを睨みつけた
「私の子孫にちょっかいを出すな……」
そのセリフにピエールは真顔になり
「黒死牟……自分の子孫を鬼にしたの?日本の鬼ってモラルとかないわけ?」 - 94二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 03:03:51
- 95二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 09:33:36
ピエールかっこいい……
- 96二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 09:43:09
- 97二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 12:50:32
「まあいいよ…好きにしたら?」
とピエールは黒死牟と話すのをやめた
「ピエールさん」
無一郎が声をかけると
「ピエールでいいよ?ムイチロウ」
と笑顔で答える
「ぴ…ピエール……どこから来たんですか??」
禰豆子が聞くと
「敬語は使わなくていいよ!ネズコ。というか2人ともかわいいね!!」
ピエールが2人まとめてハグをしてきた - 98二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 14:41:15
ピエールさん…短編集の海外の鬼的な感じの容姿で想像中
- 99二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 18:44:21
ついでにピエールは無惨様より有能っぽい
- 100二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 20:38:28
読んでる
- 101二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 21:35:59
ピエールに抱きしめられて無一郎と禰豆子は息苦しさを覚えた
「よせ、苦しんでいるぞ?」
無惨が突っ込み
「ああ!ごめんよ!」
ピエールは2人を解放した
無一郎と禰豆子は目がぐるぐる回っていて、お互いを支えあった
「ところで君たちは恋人同士?」
ピエールが突っ込み、2人は赤面した。
「「違うよ(わ)!!!」」 - 102二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 22:20:45
「違うの??」
ピエールが目をパチパチする
「これ以上質問しても意味ない」
黒死牟がピエールと向き合う
「私の血の入っている鬼同士は群れることができない。まして恋をする?そんな現象はない」
無惨が勝ち誇ったような顔をするがピエールは
「……どうだかね?」
とクールに言った
「あ、あの!私には決めた人がいるんです!」
「禰豆子……」
「我妻善逸って言うんですけど、彼が好きなんです!」
禰豆子がピエールにこう言った
「そうか、頑張ってね!」
ピエールが微笑んだ
その時、無一郎の表情が暗くなったのをピエールは見逃さなかった - 103二次元好きの匿名さん22/06/21(火) 22:49:21
wktk
- 104二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 05:42:19
保守
- 105二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 08:39:20
炭治郎は夜パトロールをしていた
柱としての仕事だ
先輩の義勇は体が弱ってきて柱を引退したから自分が引き継いだのだ
「ふうパトロールも終わりかな?」
ホッとしたその時
「は!」
臭いで何かが来ると察した炭治郎は日輪刀を構えた
「そんなに構えないでくれたまえ?」
炭治郎の目の前には見慣れない西洋の人が立っていた
炭治郎は戸惑った 無惨の匂いがしないからだ
「誰だ!!」
「私はピエール 君がネズコの兄のタンジロウだね?」
とピエールは聞く
「何故禰豆子を知ってる!!」
「ネズコが教えてくれたんだ。自分に兄がいるってことをさ」 - 106二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 08:59:06
続きだ~
- 107二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 08:59:20
「ピエールさん」
「ピエールでいい。そんなところはネズコとそっくりなんだね」
ピエールが苦笑いをした。
「何故禰豆子を知ってる?」
炭治郎ば聞いた
「無限城に遊びに行ったからだ。無惨に会いにね?そしたら上弦の壱以外の鬼が鬼殺隊にやられたって聞いたからびっくりしたよ。あと新人の鬼2体もね」
ピエールが苦笑いをしながら答えた
「時透くんと禰豆子のことか?」
「ああ」 - 108二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 14:51:30
保守
- 109二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 16:35:52
「確かにあの2人は人食い鬼ではない」
「じゃあ……」
炭治郎が聞こうとした時にピエールにナイフに突きつけられた
「それ以上は知らない方がいい.…」
「なんで……」
ピエールの忠告に炭治郎は戸惑う
「一つ言えるのは無惨を滅ぼしても、ムイチロウとネズコは死なない」
その言葉に炭治郎は絶句する - 110二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 16:39:10
- 111二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 18:43:20
「私から言えるのはそれだけだ……」
とピエールは去ろうとした
「待ってくれ!ピエール!」
と炭治郎はピエールを呼び止め
「ありがとう……禰豆子たちのことを報告してくれて」
炭治郎の言葉にピエールは目を丸くした
「タンジロウ……」
炭治郎が笑顔でピエールを見つめて、ピエールも笑顔で返した - 112二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:59:11
兄上このルートでもやっぱり生き恥w
- 113二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 22:07:34
黒死牟はモヤモヤとしていた
無一郎が強くなりすぎてるからだ
「ねぇおじさん?」
「なんだ?無一郎」
「無惨様に血を分けてほしいと思うのはずるい考えかな?」
私を差し置いて強くなりたいのか!
嫉妬し始めた黒死牟
「お前にはまだ早いだろう?」
と意地悪な答をする
無一郎は下を俯く - 114二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 22:10:06
「おじさんが血を分けてよ」
そんなことを言う無一郎に腹が立ってきた
「だってこんな感情いらない……血をくれたら忘れるんだよね?」
予想にしなかった返答に黒死牟は無一郎を見た
泣きそうな顔をして見つめる無一郎 - 115二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 22:15:09
「最近、禰豆子に腹が立つんだよ……!いつも善逸、善逸ってうるさいんだよ!!でもなんでもやもやするのか、苛立つのか僕でもわかんない……!禰豆子から離れたいのに……。離れると寂しいって、僕を見てほしいって!もう
頭がぐちゃぐちゃだよ……」
そう言いまくる無一郎に黒死牟は戸惑う
「もうわけわかんないよー!!うわーん!!」
泣き出す無一郎にかける言葉が見つからない - 116二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 22:47:10
- 117二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 22:50:36
ありがとうございます!
- 118二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 03:57:25
保守
- 119二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 08:14:08
数日後の夜
禰豆子はいつものように無一郎から血をもらった後、無一郎に血を与えていた
「痛くない?」
「うん……大丈夫…」
無一郎の頭を撫でていた
だがその日はいつもと違った
無一郎の表情が悲しそうに禰豆子を見つめていた
「無一郎……?」
「禰豆子…ごめんね?僕のせいでそんなことになってしまって」
無一郎が泣きながら謝った
「無一郎のせいじゃないよ?ずっと友達だから」
友達という単語に無一郎はプツリと切れた
「友達?僕は君のことそんな風に考えたことはない」
「え……?」
禰豆子は無一郎の台詞にショックを受ける - 120二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 18:30:53
「なんで……?」
「禰豆子に腹がたってるから……」
無一郎にそっぽを向かって歩き出そうとした
「ねぇ!無一郎!私、なんか悪いことした?だったらごめん!」
無一郎の手首を掴み、嗚咽しながら言った。
「なんか言ってよ……むい……」
無一郎と言いかけたその時、無一郎がこっちに振り向いて
「禰豆子!」
と名前を呼ばれた
(え……?)
気づいた時には無一郎に接吻されていた
しばらく呆然としていた禰豆子だったが、ハッとして無一郎に平手打ちした - 121二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 18:41:19
わわわわわそういう展開///
- 122二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 22:59:26
「……ッ!」
無一郎は撃たれた頬に手を当てて自嘲した
「ハハ……だから言ったでしょ?友達じゃないって……」
禰豆子は
「無一郎のバカ!!」
と言って去った
「こんな感情、知りたくなかった……」
と無一郎は涙をこぼした - 123二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 06:26:53
ほ
- 124二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 16:21:41
禰豆子はただ泣いた
「もう信じられないよぉ……」
無一郎にキスされた時に頭が真っ白になりビンタをしてしまったことに後悔をした
なによりも禰豆子は善逸が好きなのだ
そのことを無一郎だって知ってるのに… - 125二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 22:11:54
気づいたら禰豆子は遠くまで歩いてしまった
「ここはどこ……?」
無一郎……となぜか無一郎が頭に浮かんだ
「バカね……私が好きなのは善逸なのに……」
と言い聞かせるも、無一郎の顔が出てくる
その時
「禰豆子!!」
と誰かが呼び止める声がした
禰豆子が振り向くと
「禰豆子!無事でよかった!」
「お兄ちゃん……?」
炭治郎が抱きしめた
「禰豆子ー!!無事でよかった!」
「お兄ちゃん……!ごめんなさい!」
泣きながら炭治郎を抱きしめ返した。
ふと炭治郎が
「禰豆子……言葉を喋れるのか?」
と聞いてきた
「あ……」
禰豆子が気づいた
「蝶屋敷に行こう?詳しい話はゆっくりしてからでいいからさ……」
炭治郎が優しく禰豆子をおんぶした - 126二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 22:20:59
一方、無一郎は無惨に平手打ちをされていた
「禰豆子を見逃したとはどう言うことだ!!」
「……申し訳ございません、無惨様」
謝罪をする無一郎
「無惨様、竈門禰豆子の居場所が判明しました」
黒死牟が無惨に報告した
「無一郎……お前もまだまだだな」
黒死牟に耳打ちをされ唇を噛んだ
「で、どこにいる?」
「鬼殺隊本部です……おそらくは竈門炭治郎と一緒にいるかと思われます」
無一郎は顔を上げた
(炭治郎と会えたんだ……)
無惨と黒死牟は何故か無一郎の心を読めなかった
無惨はニヤリと笑い、こう告げた
「明後日の夜に鬼殺隊本部を襲撃する」
「明日ではないんですか?」
黒死牟が聞く
「兄弟の時間も必要だろう?明日はゆっくり過ごして明後日に絶望感を味わえばいい」
無惨は笑顔を見せる - 127二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 08:41:10
翌日、禰豆子は蝶屋敷で血液検査を受けた
「ごめんね?禰豆子ちゃん……採血をしてもらっちゃって」
花柱になったカナヲが謝罪をした
「ううん、仕方ないよ。カナヲちゃん!」
禰豆子が笑顔でカナヲを見つめた
「ねぇ、カナヲちゃん」
「何?」
「お兄ちゃんとはどう?」
「な……!」
禰豆子の質問にカナヲは赤面した
カナヲが答えないでいると
「禰豆子……あまり兄ちゃんたちを困らせないでくれ?」と炭治郎が赤面しながら立っていた。
「た、炭治郎!」
「お兄ちゃん?はーい」
と禰豆子は炭治郎の言うことを聞いた
(お兄ちゃんたち、上手くいってるんだ……よかったよかった)
と禰豆子は笑顔で見つめた - 128二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 10:09:31
みてるよー
- 129二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 13:07:42
夕方、ピエールが蝶屋敷にやってきた
「誰だ!お前!」
「十二鬼月か?!」
伊之助と善逸が日輪刀を構えて戦闘モードに入ってきた
「おやおや、元気がいいね!」
2人はピエールを斬ろうと試みるもあっさり手刀でやられてしまった
「もう少し頑張りたまえ?」
「「くそ……」」
悔しがる善逸と伊之助
「ピエール!」
「どうして蝶屋敷をわかったの?」
炭治郎と禰豆子がピエールのところにやって来た
「タンジロウ!ネズコ!また会えて嬉しいよ!」
ピエールは2人をハグして喜んだ
善逸と伊之助は唖然とした - 130二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 13:17:48
「善逸!!大丈夫?」
禰豆子が善逸のところに駆け寄って手当てをした
「伊之助さん、大丈夫ですか?!」
アオイが伊之助のところに駆け寄って手当てした
「大丈夫だアオイ。ありがとうな」
伊之助にお礼を言われて赤面するアオイだが
「別に仕事ですから!」
とつい言ってしまうのだった
「えへへ禰豆子ちゃん〜」
善逸がニンマリしていたのをピエールは引いた
「かれが善逸なんだね?」
「はい!」
笑顔を見せるも、すぐに悲しそうな顔をする禰豆子をピエールは見逃さなかった - 131二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:12:08
ピエールは
「ごめんだけどタンジロウとネズコの2人だけにしてくれないか?」
善逸と伊之助を見つめてこう言った
「はあ?」
「なんでだよ!」
伊之助と善逸が声を荒げるが
「大事な話だから…」
とピエールは2人を追い出した - 132二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:22:16
「それなら俺の屋敷でお話をしよう」
炭治郎がピエールに提案した
「いいね……ついでにお土産もあるから!」
と嬉しそう提案を飲んだ
炭治郎の屋敷に着いたピエールは
「ローズのハーブティーを作るから待ってて?タンジロウ、悪いけどキッチン借りるね!」
「いいよ!楽しみ!えーと禰豆子も飲めるんだよね?」
炭治郎が聞く
「飲めるよ。ただ人間と禰豆子の体質が違うから味に違いは感じるかもしれないけどね」
ピエールはウインクした - 133二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:36:31
「はい!ローズティー」
ピエールはローズティーを2人に出した
「「いただきます」」
炭治郎と禰豆子はローズティーを飲んだ
「美味しい!」
という炭治郎に対して
「……なんだろう?すごく元気になるし体がポカポカする…」
と禰豆子は驚いた
やっぱりか…とピエールは納得した
「ネズコ、君は鬼の中でも特殊な体質だ」
さらにピエールは炭治郎に向き合う
「タンジロウ、明日の夜無惨たちが鬼殺隊を襲う」
「え!?」
ピエールの言葉に炭治郎は驚く
「おそらく鬼狩りを滅ぼすつもりだ」
「そんな……」
炭治郎は膝の上で拳を握る
「ムイチロウも来る……」
その台詞に禰豆子は顔を上げる
(私たち、敵対関係になるの……)
と不安になる禰豆子に炭治郎は
「時透くんも倒さないといけない!辛いけど……」
と呟いた
「タンジロウ……」
ピエールは微妙な顔つきになった - 134二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 22:06:46
そして翌日の夜
無惨と黒死牟、無一郎が鬼殺隊本部を襲撃した
義勇と天元は
「時透……本当に鬼になったのだな」
「ド派手に行くぜ!」
と久しぶりに日輪刀を握った - 135二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 23:37:13
無一郎が義勇と天元を襲い掛かる
「霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞!!」
だが義勇によって
「水の呼吸 拾壱ノ型 凪!!」
と塞がれてしまう
「冨岡さん?宇髄さん?久しぶりです」
笑顔で言う無一郎に天元が怒鳴る
「はあ?久しぶりだと?!裏切り者!」
片手で日輪刀を振るうが無一郎に交わされてしまう - 136二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 03:40:05
このレスは削除されています
- 137二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:03:45
保
- 138二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 17:13:50
保守
- 139二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 17:17:04
善逸と伊之助は黒死牟と対決していた
「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・八連!」
「獣の呼吸 捌ノ牙 爆裂猛進!!」
と技を仕掛けるも黒死牟に
「月の呼吸 拾ノ型 穿面斬・蘿月」
と技を消されてしまう
「上弦の壱……半端ねぇ」
伊之助が震える - 140二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 17:23:54
無惨は炭治郎と戦っていたが……
禰豆子を見つけるなり、禰豆子を捉えてしまう
「やっと見つけた、竈門禰豆子」
無惨に捕まえられ動かなくなってしまう
「禰豆子を離すんだ!!」
炭治郎がこう叫ぶも
「私の獲物だ……早速いただこう」
無一郎はハッとして
「禰豆子……?」
禰豆子を見つめた
そして
「やめろ!!!」
無惨の腕を切った
「時透くん!!」
と禰豆子を抱きとめた炭治郎が見たのは
無惨の背中から出た管に全身が刺された無一郎の姿だった
「ね……ずこ…が無事で……よかった……ゲホ!」
と吐血をしてしまう - 141二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:18:51
む…むいちろ…
- 142二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:52:09
「ふん……」
無惨が管を抜き出して無一郎を落とした
黒死牟が「無一郎!!」と駆け出そうとしたけれど、善逸と伊之助によって首を切られてしまう
禰豆子が無一郎のところに駆け寄って
「無一郎……」
と涙をポタポタと無一郎の顔に落とした
「ご……めん…ね…」
血まみれの手で禰豆子の頬を撫でてから息を引き取った - 143二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 19:00:46
「ハアハア……」
禰豆子は腕を噛んで自分の血を垂らして、口に含んだ
その血を無一郎の口に人工呼吸をするように血を与えます
「禰豆子ちゃん……?」
善逸か愕然とする
無一郎の傷はやがて塞いでいき、息をし始めた
そして無一郎の日輪刀を抜き、刀先に自分の血を垂らして無惨と向き合った
「ね、禰豆子……?」
禰豆子の豹変した姿と無一郎の日輪刀を持っていることに愕然とした
さすがの無惨も顔を歪めてみた
「わ、私の…無一郎を……、よくも!よくも!殺す!!!」
禰豆子が無惨に向かって日輪刀を振り回った - 144二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:39:40
黒死牟おじさんっ…結構あっさりやられてもーた
- 145二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:07:17
「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り!!」
「禰豆子!」
炭治郎が驚いた。禰豆子が霞の呼吸を使えるなんて……
「お兄ちゃん!早く」
禰豆子が炭治郎を呼びかける
「ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞い!」
炭治郎が無惨に切り掛かる
無一郎は意識を失ったままだ - 146二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:08:54
何このスレ
- 147二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 08:11:27
「無一郎……起きろ」
無一郎が目を覚ますとそこには有一郎がいた
「兄さん……兄さん!」
無一郎は有一郎に抱きついた
「会いたかった……、僕、もう疲れた」
「うん……」
「兄さんのところに逝きたい……」
無一郎がそう言うが
「ダメだ……」
有一郎は無一郎を突き放す言い方をした
「どうして?やり残すことないのに……」
拗ねたように言うと - 148二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 08:16:22
「いやいや、あるだろ?それにお前には俺より大事な奴いるだろ?」
有一郎に突っ込まれて、うっ…と言葉が出ない
「でも……」
「でもじゃない。それにお前が動かないと彼女、暴走したままだぞ?それを止めるにはお前しかいない」
「兄さん……」
無一郎は有一郎を見つめる
「僕、行ってくるよ」
「ああ……」
有一郎は笑顔で頷く
無一郎は目覚め、身を起こす - 149二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 16:15:21
ほ
- 150二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 18:57:10
「お前……」
気配を感じた伊之助は無一郎を見た
その時
「間に合ったか。ムイチロウ」
ピエールが刀を持ってやってきた
「ピエール……」
「暇だったから遊びに行ってたんだ。そしたら小鉄って子から『時透さんに新しい刀を渡してください』って頼まれたからさ」
無一郎が目を丸くする
「小鉄くんが……?」
ピエールが笑顔で新しい日輪刀を渡す
「鉄穴森さん……ありがとう……」
涙を堪えて日輪刀を額に当てた無一郎
そして自分の血を日輪刀を垂らした - 151二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:22:26
読んでるよー
- 152二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 23:40:37
禰豆子が無惨と戦っていたが、日輪刀を奪われ、管によって囚われた
「く……!」
「無駄だ…貴様を食べれば太陽を克服できる!」
(もうダメ…!)
無惨の体中から口が開き禰豆子を食べようとしたそのとき
「霞の呼吸 弐ノ型 八重霞!!」
無惨の胴体が二つに割れて禰豆子は無事に逃れた
「時透くん……!」
笑顔で無一郎を見た
開いた無一郎の目は「上弦」と「弐」の文字が消えていた
「炭治郎……」
笑顔で炭治郎を見つめた無一郎のその目が赤くなり始めた
禰豆子も目が赤くなり始めた
夜明けが近づいている…… - 153二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 08:10:15
炭治郎、善逸、伊之助が無惨の攻撃を封じている
「おのれ!!」
衝撃波を出そうとする無惨に炭治郎たちが
「そうはさせるか!ヒノカミ神楽 火車!!」
「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神!!」
「獣の呼吸 玖ノ牙 伸・うねり裂き!!」
と力を合わせて無惨と向き合った
そして
無一郎が目を瞑る
(兄さん……力を貸して)
有一郎が無一郎の刀を握った
(一緒にやろうぜ……無一郎) - 154二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 08:35:34
「「霞の呼吸 漆ノ型 朧!!!」」
有一郎と無一郎が力を合わせて無惨の首を斬った
「ギャアアア!!」
無惨が断末魔の叫び声を上げるのと同時に太陽が昇り、無惨わ焼いた
炭治郎が
「無惨をやっつけた……?」
何も起こらないと確信した時、みんなで喜んだ
こうして無惨は倒された - 155二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:22:19
「ありがとう……っ時透くん!!」
「無一郎!ピエール!」
無一郎とピエールが透明になっていく
「ごめんね……炭治郎…禰󠄀豆子」
「アリガトウ…」
禰豆子が泣き顔になる
「いやだ……やだよぉ…」
「禰豆子……」
無一郎が禰豆子の頭を撫でる
「善逸と幸せになってね?」
「ピエール……」
炭治郎が泣き顔でピエールを見つめる
「大丈夫さ。タンジロウ……俺たちは死ぬわけじゃない」
「え……?」
炭治郎が驚く
「ネズコに選択肢を与えてくれないか?」
と無一郎と禰豆子が聞こえないように耳打ちをした
炭治郎は目を丸くするが笑顔になり
「はい!というか匂いでわかっていました!」
ピエールは笑顔で見つめる
「じゃあね….」
無一郎が挨拶をすると二人は消えた - 156二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 20:28:14
ピエールいい人だった
- 157二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 22:11:13
エピローグ
数年後無一郎はフランスで生活をしていた
血液検査で調べてもらった結果、吸血鬼であることが判明したために、ピエールが生活のアドバイスをした
「ムイチロウ、フランス語の勉強はどう」
「なんとか日常会話をできるようになったよ」
とフランス語でやりとりができるようになった
そんなある日
「ムイチロウ、君に城をあげる。吸血鬼が住みやすいんだ……」
「え、でもピエールは?」
「俺は充分自由させてもらったよ……。城が離れたら死ぬに決めてるよ」
ピエールのセリフにショックを受ける
「そんな……」
「ムイチロウ、君は20歳になったんだ?成長は止まるがあの城にいる限り不老不死なんだ」
「ピエール……わかったよ……」
泣き顔でピエールを見つめる
無一郎が城を住み始めた後、ピエールは亡くなった - 158二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 22:17:47
「また一人ぼっちきなっちゃった……」
悲しげに呟く無一郎に銀子がやってきた
「炭治郎がカナヲと結婚したわよ?あと伊之助とアオイぎ結婚した」
銀子の報告に無一郎が嬉しそうに笑う
(炭治郎…よかったね……)
それに比べて自分はずっと一人なのだ
家族を失い、やっと見つけた親友も失い、どうやって生きていけばいいのか……
「うぅ……一人は寂しいよ……」
と呟いていたその時
「一人じゃないよ?無一郎」
え……?
懐かしい声、甘い匂い……
後ろを振り向くと
「ね…ずこ……?」
竈門禰豆子がいた - 159二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 22:41:47
「なんで……」
涙で滲んでいる無一郎の頬を禰豆子が撫でた
「人間に戻らなかったの……無一郎が好きだから…」
無一郎が目を丸くする
「あの後ね、お兄ちゃんに訊かれたの…『禰豆子はどうしたい?』って……すごく苦しんだの……人間に戻ったら善逸と一緒になるって思い込もうとしてた」
泣き始める禰豆子
「でもお兄ちゃんに『自分の気持ちに嘘をつくな』って言われた時に、『無一郎が好き……』って言っちゃったの…そしたらフランスに行ったらいいって…ピエールがいつでも歓迎するってお兄ちゃんが言ってた」
「ピエール……炭治郎……」
「無一郎……」
「禰豆子!!」
無一郎に抱きしめられた - 160二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 22:46:34
「僕、禰豆子が好きだよ……」
「え…?」
無一郎の告白に禰豆子が見上げる
「禰豆子と離れて忘れようとした……でもやっぱり君の顔が出てきて会いたいって、抱きしめたいって….」
と笑顔で言う無一郎に禰豆子が赤面する
「僕と結婚してください……」
プロポーズをされ
「はい……!」
禰豆子は涙目で返事した
二人は見つめあって、どちらからでもなく顔を近づいた
「すき……」
キスをしたのだった……
おしまい - 161二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 06:34:28
おつ
最後まで書ききってくれてありがとう! - 162二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 07:28:47
鬼滅の刃第二部読んでる感じで楽しかったよ!
- 163二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 08:23:48
- 164二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 08:42:51
原作での無一郎君の幸せ描写に飢えてたのでその辺も描いてくれてて良かったよ
- 165二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:03:05
- 166二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 19:23:19
- 167二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:37:58
- 168二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:14:28
- 169二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:39:25
- 170二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:09:38
- 171二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:18:55
- 172二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 05:59:58
- 173二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 08:05:40
無惨を倒した後、ピエールと無一郎は消えた
消える直前
「無一郎、ありがとう……私、善逸と幸せになるね」
禰豆子に礼を言われ、無一郎が誇らしげに
「こっちこそありがとうね、一緒に過ごせて楽しかった」
と言った
数年後、炭治郎とカナヲ、善逸と禰豆子、伊之助とアオイは結ばれた
何もかも幸せに過ごすはずだった
時透家の墓が何者かに荒らされて有一郎の遺骨が盗まれるまでは…… - 174二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 12:47:12
早速書いてくれてる
ありがとう - 175二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 16:29:37
「ん……」
時透有一郎は目覚めた
やけに感触かあるな……
「ここは……?」
確か縁壱さんとお茶をしてて突然縁壱さんが険しい顔で
「そなたは誰だ!!」
俺が後ろを振り向こうとしたらタオルで塞がれて意識を失ったっけ? - 176二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 18:23:34
「起きたね…?ユウイチロウ」
「!!お、お前は!?」
有一郎の目の前には西洋の人がいた
「私はピエール……君を吸血鬼にしたよ」
ピエールのセリフに有一郎は愕然とし、鏡に映ってる自分の姿を見つめた
姿は11歳の姿のままだが牙が生えており爪が伸びていた。
自分は死んでいるはずなのに……と思っていると、突然喉の渇きを感じた
血が……血が欲しい… - 177二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 18:31:55
「血が欲しいのか……ほら」
赤い血の入ったコップをがぶ飲みした
「ハアハア……」
気持ちが落ち着いた時にさらにピエールが
「言っとくが、君の飲んだ血はムイチロウの血だからね?」
「何!?お前……!」
有一郎がキッとピエールを睨んだ
「ムイチロウも吸血鬼だよ……なった方法が私にもわからないけどね」
「えっ……?」
有一郎が絶句した
「……ユウイチロウはムイチロウに会いたいか?」
ピエールの質問に有一郎は黙り込む - 178二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 22:30:05
「……俺には無一郎に会う資格がない」
有一郎がポツリと呟いた
「隊士になりたいという無一郎を傷付けたのは俺だし、記憶喪失になったのも俺のせいだ……あの頃は余裕がなかった」
ピエールが聞いていたが
「過去がそんなに大事か?」
と問うた
「え……」
有一郎がピエールを見上げた
「ユウイチロウ、少なくともムイチロウはユウイチロウを責めない。現に今、君も吸血鬼になっている。」
そういえば無一郎は優しかった。あんなきついことを言ったのに自分を信じてくれていた
今は過去とは違う
有一郎は笑みを浮かべた
「ピエール」
「え?」
名前を呼ばれてびっくりした
「頼みがある」 - 179二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:34:38
「ピエール!」
城にある無一郎の部屋に来たピエールに無一郎は抱きついた
「ムイチロウ、今日はお土産だ」
「え?何?」
フランス語でやりとりしていた
「血??」
「ああ、私が手に入れたある吸血鬼の血なんだ。ムイチロウに飲ませようと思って」
無一郎は驚き
「いいの?」
「ああ……」
ピエールは微笑んだ
「いただきます」
無一郎が味わい、最後まで飲んだ
「……僕の血と同じ味なのに懐かしい…」
その懐かしさに泣きそうになる
「ムイチロウ……あと2年待ってくれ?20歳になるまで」
「え…?う……うん…」
無一郎は戸惑いながら頷いた
水晶で見ていた有一郎は泣いた
「馬鹿……俺の血を飲んで懐かしいとか寝てから言えよ……」
けれど成長はしており吸血鬼になった時の無一郎と同じ14歳になったのだ - 180二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 06:41:47
保守
- 181二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 08:14:51
有一郎はその間、フランス語や吸血鬼の知識、ローズティーの作り方などさまざまなことを勉強をした
「ったくフランス語ってそんなに難しいって思わなかったぜ……」
と有一郎は言うがフランス語でそう言っているから、ピエールは思わず笑ってしまう
「何?」
有一郎に睨まれる
「いやいやムイチロウと同じ台詞が聞けるとは思わなかったから」
そう言われて有一郎は赤面した - 182二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 09:22:52
「ってことはアイツもフランス語に苦労してるのか?」
そう聞くとピエールは苦笑いをした
「最近まで発音とかメチャクチャだったよ……今はだいぶ上達したけどね」
それを聞いた有一郎は負けないと決心したのだ
「ハハハ…そんなところは双子なんだな」
とピエールに頭を撫でられたのだ - 183二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 15:55:41
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- 184二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 16:36:39
「子供扱いするなよ!」
真っ赤にした有一郎がピエールに反論したが
「そうだな……もうすぐ2年になるもんな…」
優しく笑顔で見つめる。
「え……?」
「もうすぐ誕生日だろ?君たちの」
といって鏡を有一郎の前に持ってきた
「俺……?」
有一郎の今の姿は無一郎と変わらない身長まで伸び、顔つきも青年のものになっていた - 185二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:25:41
「よく頑張ったな……ユウイチロウ」
再びピエールに頭を撫でられたが、今度は手を退けなかった
「うぅ……うわーん!!」
泣きながらピエールに抱きついた有一郎に、ピエールは優しく抱きしめ返し、背中をさすった - 186二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:37:37
そして無一郎の20歳の誕生日……
「ほら炭治郎からのプレゼントよ?」
鎹鴉の銀子が日本から炭治郎のプレゼントを渡しに来ていた
「炭治郎から?本当に?わーい!」
炭治郎からのプレゼントを開けると
「わーい!折り紙だ!ありがとう、炭治郎って伝えといてくれる?」
「御意!」
無一郎に撫でられて嬉しそうな銀子が無一郎の周りを飛んだ
「ムイチロウ……私からのプレゼントだ」
ピエールが笑顔で言う
「目を瞑って?」
「え、何だろうな?」
ワクワクしながら目を瞑るとピエールが手で合図した
目を瞑ったままの無一郎の両手を優しく包んだ
そして……
「無一郎、誕生日おめでとう」 - 187二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:41:34
読んでる
- 188二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:45:16
え……?
聞き覚えのある声に無一郎が目を開けると
「兄…さ……ん?」
「ああ…」
有一郎が目の前にいたのだ
「夢を見ているの……?」
涙をこぼす無一郎に優しく微笑んだ
「夢な訳ないだろ?」
「兄さん!兄さん!!」
無一郎が有一郎に抱きついて泣き出した
「またせてごめんな?無一郎」
泣いている無一郎の髪を撫でながら、有一郎も泣き出した
「俺、吸血鬼にさせられた時に正直、腹が立ったよ?でも無一郎の血を飲んでいくうちに無一郎に追いつきたいって頑張ったんだよ」
有一郎のセリフにさらに強く抱きしめた
「お前、血を飲んだだろ?」
無一郎を見つめるそう聞いた - 189二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:50:57
「え…う……うん?ピエールが血を持ってきてくれるから」
無一郎が恐る恐る有一郎に言う
「あれは俺の血だ…成長するたびに血を無一郎にやるという条件で受け入れたんだ……その代わりに俺もお前の血をピエールが持ってきてくれて飲んだん」
「だから兄さん、僕と同じ身長なんだね」
「そういうこと。ごめんな?ずっと待たせて」
謝罪する有一郎に無一郎が首を横に振った
死んだ兄が今、目の前にいるのだから…… - 190二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:06:40
こうして二人揃って改めて誕生日会が行われた
「ケーキ?僕達食べられるかな?」
無一郎が不安がるのを見た有一郎が食べた
「ん?」
「兄さん……?」
有一郎の反応が怖いと思っていると
「美味しい!無一郎、お前も食べろ!」
美味しそうに食べる有一郎の姿をひさしぶりに見たので無一郎も微笑んだ
「うん!いただきます!ん!本当だ美味しい」
無一郎も美味しそうに食べた
ケーキを食べ終えた二人にピエールが
「二人それぞれにプレゼントがあります」
と改まった - 191二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:27:27
「何だよ?改まって」
「そうだよ?ピエール」
「こっちはユウイチロウの分」
ピエールが有一郎にわたす
「こっちがムイチロウの分」
無一郎にも渡した
「二人とも開けてみて?」
ピエールに促されて開けると
二人は大号泣した - 192二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:53:30
「これ、俺たちが幼い時に着ていた……」
「雲模様の柄物だね.…形は違うけど」
そう二人に渡したのはそれぞれの雲模様の柄物の洋装だった
有一郎には黒の布に、無一郎には白の布に雲模様が描かれていた
ピエールが説明した
「これは天国のお母さんが作ったものだよ……俺がご両親に謝罪に言った時に……君たちのお母さんがそう切りだしたのさ」
『あの子たちが20歳になった時に着る服を作りたいんです…』
と言われてさ……とピエールはポリポリと頭を掻いた
「母さん……」
有一郎が涙をこぼした
「兄さん!手紙があるよ」
無一郎が手紙を読むと
『有一郎、無一郎、20歳の誕生日おめでとう 二人ともいつまでも仲良くね 父と母より』
そのメッセージに二人はさらに号泣した - 193二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:00:45
ピエールは二人を見つめてから去った
二人がもう離れることはないんだから…… - 194二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:08:29
それから数日後
「兄さん見てよ!ウサギ可愛い」
「可愛いって、ったく……そうだな」
黒の布地に雲模様の柄物が入った洋装を着ている有一郎と白の布に雲模様の柄物が入った洋装を着ている無一郎の姿があった
それぞれの服には共通の金色の色をした銀杏のボタンが五つ付いていた
双子は手を繋いでいる。しかも笑顔で……
「兄さんずっと一緒だね」
「ああ……ずっと一緒だ……」
二人はいつまでも微笑み合っていた
おしまい - 195二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:09:41
書き終えました!
二人が幸せになるところを書けてホッとしました - 196二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:07:22
おまけ
ある双子が追いかけっこしていた
「兄上!有一郎はどこに行ったか知りませんか?」
「知らぬ!それより無一郎はどこにいる?!死んだんじゃないのか!!」
逃げる黒死牟に追う縁壱
「兄上〜!!」
「やめろ!縁壱私はお前が嫌いだ!」
それを見つめていた無惨様
「不快」
今度こそおしまい - 197二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:12:09
スレ主です
最期まで書けました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。 - 198二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:15:37
スレ主ほんとおつかれ!
双子揃って幸せになるルート良かった
ついでにおまけもすごく良かった
ありがとう
スレがちょうど完走間近でそれもまたすごい - 199二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:17:28
- 200二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:17:58
完走です