- 1二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 03:02:08
モルモット君のモルモット期間は長いはずだが、今でもたまに薬を服用することに躊躇することがある。本来薬の詳細を教えないことで可能な限り効果を引き出すのが目的な訳だが…最近は薬を服用するというルーティーンによる効果の低下もトレーナー君への負担も無視できなくなってきたな。
トレーナー君の五感を薬に向けないようにするために、あらかじめ私が薬を飲ませようとしていることに気づかれないような効果を持つ薬か技術が必要で…よし、服用者から脳の働きを一時的に鈍らせる匂いを放出させる薬の完成だねぇ…!
試作品だから効果時間は非常に短いし、作るのに必要なデータの量的にトレーナー君以外にはほぼ使用できないだろうがむしろ扱いやすいと言えるだろう!クククッ、そろそろトレーナー君がご飯を持ってくる頃だ、入ってくるまで待つとしよう。
来た!……うん。やあトレーナー君、今日もご苦労様。ほぉ、プレートでおかずが色々少量ずつ盛られているな。ハンバーグにスパゲティに小魚の焼いたものまで…いや多くないか?味の方はいつも通り悪くないだろうが、少し君も手伝いたまえ。ほら、空いている椅子なんてたくさんあるから座ると……。
あれ…?さっきまで立っていた湯気が消えている…しまった、鼻栓の装着を失念していた!あ、いや、何でもない、だから早く料理の方を…。
くっ、流石にバレたか。先に言っておくが悪気があったわけではなくて一応今回は君のために…。別に構わない?君って君自身に何かされる分には本当に怒らないよな…。ありがとう、では今度からは眠っている時にでも狙うとするよ。 - 2二次元好きの匿名さん22/06/15(水) 03:11:47
薬を盛ろうとした瞬間にタイミングよくパッチリ目を覚ますモルモット君