バカね、ウオッカ…

  • 1二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:00:04

    寝ぼけてアタシのベッドに入ってくるなんて…

  • 2二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:01:12

    ウワーッ!入ってきてんのはお前の方だよ!

  • 3二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:01:17

    嬉しそうな顔で抱き寄せてて欲しい

  • 4二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:01:19

    もう逃さないわよ

  • 5二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:01:35

    寝ぼけてダスカの胸に顔を埋めて眠るウオッカ!?

  • 6二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:03:18

    ダスカが逃げて、ウオッカは逃げない

  • 7二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:14:02

    で、バカという言葉とは裏腹にやけに優しい声音で言って寝てるウオッカを撫でるダスカと
    そのタイミングで起きちゃうけど何もできず寝たふりをしてされるがままのウオッカは誰がかいてくれるんです?

  • 8二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:45:20

    >>7

  • 9二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 12:48:25

    カモネギかな?

  • 10二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 13:08:33

    とはいえ良い概念なので誰か書いて下さい
    お願いします

  • 11二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 13:18:10

    >>7これのあとにダスカ自身が>>2の事実に気付くやつください

  • 12二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 21:31:14

    ふと目が覚めた。
    時計を見ると夜中の2時。

    どうしてこんな時間に起きたのか不思議に思っていると、ウオッカがフラフラと起き上がるのが見えた。

    特別意味もないけど、同じ時間にこうして目が覚めるって変な感じ。
    でも、どうせお手洗いにでも行きたくなったんだろうとあまり気にしないことにした。

    明日も1番に起きて走りに行くんだからと寝ることに集中しようとしているとアイツが戻ってきた。

    と思ったら寝ぼけながらやってきたのはアタシのベッド。
    そのまま脱力してなだれ込むようにベッドに入ってきたので思わず眠気もどこかへ行ってしまった。

    「ちょっ…」

    声が出掛かったところで、今は夜中なんだからと理性が勝って口をつぐむ。
    なによ、おかしなことしてるのはウオッカなのにアタシが気を遣ってあげないといけないなんて。

  • 13二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 21:32:36

    >>1

    おい、目が……

  • 14二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 21:36:14

    ふざけてるんじゃないかって一瞬思ったけど、そもそもそんなことができるヤツじゃなかったと思い直す。
    だって、恋愛映画を見ただけで鼻血を出しちゃうのに、こんな風に抱きついてくるなんて本来ありえないんだから。

    なんてことを考えてたけど、こっちの事なんてお構いなしにすっかり寝息を立てているウオッカの顔を見ていたらどうでもよくなってきた。
    全く、いつも振り回されるこっちの身にもなりなさいっての。

    思わず溜息が出る。
    それと同時に、だんだん冷静になってきた頭でメーワクをかけられた仕返しをしようと思いついた。

    そっと、こっちからも抱きしめ返す。
    起こさないように気をつけながら、ゆっくり頭を撫でてみた。

    こうしていると、小さい子どもを相手してるみたいって思う。
    だらしない寝顔。
    しかも自分の寝床まで間違えてるし。
    ほんと、しょうがないんだから。

  • 15二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 21:45:20

    お見事です、>>12

  • 16二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 21:45:29

    思わず笑みが溢れた。
    自分でもよくわからない、不思議な気持ち。
    普段だったらこんなことしないし、コイツだってさせないと思う。
    ほんの少しのつもりだったのに、撫でる手を止められなかった。

    そんなことをしながら、不意にウオッカとこの部屋で初めて出会った時のことを思い出した。
    部屋に入ってくるなり、挨拶もろくにしないで急に部屋にポスターなんか貼り出したりしたからびっくりした。

    なんてヤツと同室になったんだろうって、あの時は思った。
    それからも、自分勝手だしカッコつけたがりだし、危なっかしい真似ばっかりしてるから随分とうんざりさせられた。
    喧嘩もたくさんしたし、でも同じくらい一緒に出かけて遊んだりもした。
    だから、

    「アンタってほんとにバカよね。ウオッカ」
    満足そうな寝顔に話しかける。いったいどんな夢を見てるやら。

    「でも、アンタのそういうとこ…別に、嫌いじゃないわよ」

    言いたいことは言ったし、仕返しもしたからすっきりした。
    心地の良い眠気にまぶたが重くなってくる。
    さすがにもう寝なくっちゃ。

    朝になってまた目が覚めた時に、ウオッカがどんな顔をするのか楽しみに思いながらアタシは眠りに落ちた。

  • 17二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 22:37:05

    「うわっ!なんだよこれ!」

    珍しくウオッカが早起きしていた。
    いつもこれくらいちゃんと起きればいいのにって思う。

    「ちょっと、朝から大声出すんじゃないわよ。静かにしなさい」

    と言ったみたところで静かになるヤツじゃなかった。

    「お、お前…なんで、俺のベッドに…」

    顔を赤くしてわなわなと震えながら抗議する。
    アタシは朝一番の溜息をつくことになった。

    「いや、しっかりしなさいよ。ここはアタシのベッドでしょ。」
    「アンタが夜に寝ぼけながらこっちにやってきてそのまま寝ちゃったんじゃない。覚えてないの?」

  • 18二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 22:38:07

    (ベッド)外からダービーウマが襲ってくる!

  • 19二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 22:41:18

    信じられないという顔で固まる姿がなんだか面白い。

    「嘘だろ!?なんで俺がそんなこと…そ、それにだ…」
    「俺たち、だ、だだだ抱き合ったまま寝てたっていうのかよ…だってさっき目が覚めたらお前が…」

    もう長いこと一緒にいるのに、何をそこまで狼狽えることがあるんだろうと笑いを堪えるのに必死だった。
    でも、

    「あっ!ちょっと!鼻血出てるじゃない!」

    アタシが指摘すると、ウオッカはそれでようやく気がついたみたいだった。

    「げっ!いきなりなんでだよ!やべぇ、どうしよ…」
    「ああもう!動かないでじっとしてなさい!ティッシュ取ってきてあげるから!」

    そんなわけで、今日も慌ただしく一日が始まった。
    全く、ウオッカといると退屈してる暇がないんだから。


    おしまい

  • 20二次元好きの匿名さん22/06/16(木) 22:51:45

    ありがとう……ありがとう……

  • 21二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 10:36:45

    とても良い

  • 22二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 11:06:29

    ギュルンギュルンしたよ…

  • 23二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 22:29:29

    ダスカとウオッカのss助かったわ

  • 24二次元好きの匿名さん22/06/17(金) 22:31:33

    なんだよこれ 最高やん? ありがとう

  • 25二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 08:40:35

    うおっなんだこの概念……良質な文も投げられてる……

  • 26二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 10:46:08

    眼の色違うダスカ画像貼るの本当にちょっと流行ってて芝

  • 27二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 11:42:45

    楽しんでもらえたならよかったの
    でもスカーレットってこんな口調だったかとか色々捉えきれてない気がしてるの
    何回も書き直したけどやっぱり難しかったの

  • 28二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 22:53:50

    >>27

    ありがとうなの!

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