- 1二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 20:51:35
- 2二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 20:52:50
王道だが外れはない感じやね
- 3二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 20:53:17
本文もあった
狭い路地裏、むせ返るような生ゴミの匂いの中その男は走っていた。
何故、何故こうなってしまったのか?最初は疑問で一杯だった頭が徐々に憎しみに染まる。
そうだ、俺は力を手に入れたんだ、誰にも邪魔されない力、何を逃げる必要がある?俺を追いかけているのはたった二人、しかも片方は若い女だ、男は殺して女は頂こう。
逃げる足を止め男は振り向いた。
「ようやく観念したか馬鹿者が」
女の声が聞こえると同時に俺の意識は消えていった。 - 4二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 20:53:27
喫茶店ひゃっき、それは小さな団地の片隅にひっそりと佇む店、客足は殆ど無く近所の人さえいつやっているか分からないと答える始末だ。
なんて噂を聞きひゃっきのマスター夜光飛鷹は溜息をつく、確かにこの店は儲かって無いし、立地も全然良く無い。
「何故客が来ない...」
飛鷹は無意識に呟く。
「珈琲が不味いからじゃろ」
短い茶髪を掻き携帯を見たまま少女は答えた。
「俺の珈琲はわるくねぇ!って言うかもがみ、暇があるなら少しは宣伝ぐらいしてくれ!」
「断る、それに客ならそろそろ来るのでは無いか?」
もがみと呼ばれた少女は携帯から目を離さずに答えた。
「客が来る?」
その時、入口のベルがカラカラと鳴る。
「いらっしゃいませー!!」
すぐさま笑顔での接客に入った飛鷹だが、入ってきた人物を見てすぐに笑顔は固まった。
「珈琲をたのむ、そして仕事を持ってきた」
無愛想な顔をしてスーツの男はカウンターの席に座る。
「仕事の前にこの間の報酬、少なすぎるんじゃ無いのか?」
珈琲を淹れながら飛鷹は怒った様にその男に問い詰める。
「俺だって出来るだけ報酬を増やしてはやりたいんだがな...何しろ依頼が依頼だし、俺の力だけじゃ何ともなぁ」
「異形対策本部部長様の癖に報酬金あげることもできませんかー?鬼の黒戸さんも弱くなりましたねー?」
珈琲とコップ一杯のミルクを出しながら飛鷹は煽る。
黒戸と呼ばれた男はそんな煽りを物ともせずに珈琲にミルクを入れながら続けた。
「それで、次の依頼だがどうもきさらぎの学校で異形化が始まっている生徒がいるらしい、迅速に対処して欲しい。」
書類を机に置きつつ、珈琲を飲み干し黒戸は財布を開け始める。
「それはわしらの仕事か?本当にわしらに頼んで良いのか?」
いつの間に隣に座っていたもがみがにこやかに黒戸に問いかける。
「本来ならこれぐらいは俺たちの部署でやれる仕事なんだがな、この間の奴もその学校の関係者らしいから、少し気になってなそう言うのは得意だろ?」
表情を崩さず黒戸は金を置き去っていった。 - 5二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 20:53:53
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- 6二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 20:54:03
ここまで、これ何かに使えないかな?