- 1炙りカルビ22/06/18(土) 00:57:10
夜中にいきなり、フジキセキから次の休日はいつ?というラインが入る。
次の休みは来週の日曜日と、送り返せば私ではなく、トレーナーさんのと返されて。
自分は少し、迷いながらも土曜日と送り返せば彼女から1分もたたずに返事が来た。
『なら海へ行こう、水着を新調したんだ』
すぐさま断りの連絡を入れようとした瞬間、震える携帯。画面に出る名前はフジキセキの文字。
『やあ、トレーナーさん? まだ起きていたかな?』
「フジ………そういうのは他の人と。なんなら君のファンの子の方が」
「いやいや、男性の目からの意見が欲しいんだ。だから、ね?」
電話からの電子音でなく、耳元で囁かれた甘い言葉とドルチェの甘い香水に振り向けば、彼女がトレーナー室に侵入していて。
「それに、トレーナーさんは………私の水着姿、見たくないのかな?」
「それは………」
「いい大人だから、見たくないじゃなくて。男として、私の水着姿は期待に値する、かな?」
小首を傾げて、フジキセキは問う。
彼女は自分の答えを分かっていて、そう問いかけたのだ。
自分が、彼女の誘惑に──勝てないと知ってるから。 - 2二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 01:07:06
フジキセキにも重馬場要素って結構あるのね
- 3二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 01:08:40
こんなん最初から勝負ついてるじゃん