- 1二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 20:59:57
- 2二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:00:10
のせて
- 3二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:00:43
❤️どう言うことかしらアカイイトさん?
- 4二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:01:26
nmmnってコト!?
- 5二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:02:02
もっとやれ
- 6二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:02:44
のせて
- 7二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:02:54
- 8二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:03:17
逆だぞ
- 9二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:03:31
幼馴染(年上のお兄ちゃんと可愛がられてた女の子)、許嫁設定とか色々入るけど平気?日本語下手っぴで情緒もカスもないけどゆるしてくれる?
- 10二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:03:47
楽しみにしてる
- 11二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:03:57
情緒じゃない雰囲気だ。何を間違えたんだろう…既に雲行き怪しい
- 12二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:05:12
みゆぴとスティルインラブ純愛だろうがよ
結末も含めてなぁ - 13二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:10:59
「今までありがとうございました、トレーナーさん」
「こちらこそ力になれなくてごめんなさい、アカイイト。私はあなたのこと、応援しているからね。運命の人を見つけるのよ」
「ありがとうございます」
アカイイトはトレーナーへ一礼し、静かにトレーナー室を後にする。シンと静まり返った廊下で漏らしたため息がやけに反響して聞こえた。
(また最初からだ)
これから選抜レースの予定を、たづなさんに尋ねなくてはならない。これで二度目になるのだから、彼女には心配をかけているだろう……これも仕事のうちだと彼女は言っているが、負担をかけていることに変わりはない。チームを転々とするウマ娘は、あまり多くない問題児なのだ。
チームのほとんどがグラウンドへ出てトレーニングし、あるいは共有スペースで勉強会や会議をしている中、アカイイトは俯いて一人で廊下を歩く。階段を降ろうとしたところで、一番会いたくない男が現れた。 - 14二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:11:24
「イトちゃん」
顔を見なくとも聞き慣れた声で分かる。真夏の空調の効かない階段の踊り場で肩を上下させ、息を切らせている彼は段を上がろうとこちらへ寄る。それに対してアカイイトは後ずさり、一定の距離を保った。
「デアリングタクトから聞いたよ。チームを辞めるって……」
「たった今、辞めてきました。幸トレーナーには関係のないことです」
「関係あるよ。お父さんに言われていたじゃないか」
幸は無理に距離を詰めず、その場でアカイイトを見上げる。アカイイトは幸を見下ろし、ようやく彼と目を合わせた。彼の顔からは心配の色だけが伺えた。怒っているのでも呆れているのでもなく、眉をひそめて背中に夕陽を受ける彼女を、真っ直ぐに見つめている。
「次、チームを辞めたらイトちゃんは僕のチームに所属させるって」
だから会いたくなかったのだ。彼に会う前に選抜レースに登録し、「すっかり忘れていた」と誤魔化すことができただろうに。あろうことか、チームを辞めて数分も待たずして彼は目の前に現れた。 - 15二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:11:46
「あなたも、婚約の話も、私は認めていませんから」
そうきっぱりと否定したところで、アカイイトは顔を歪めた。認めていないのは事実だが、父の決定を否定することも誰かを貶めるような口を聞くことも慣れていないどころか、できることならしたくない。
目の前にいるトレーナーは、アカイイトの許嫁だった。幼い頃に互いの親が取り決めたもので、トレセン学園に入学するまでは半信半疑、他のウマ娘と同じように自由に恋愛をして、いずれ結ばれることができると思っていた。しかし一度生活の一部に彼の姿がちらつくようになって、挙句父親に彼のチームへ入るよう勧められて、嫌でも現実を理解させられた。
まだ夢を見ていたいからこそ、彼も婚約も認められない。せっかくトレセン学園に入学して、実力を持つウマ娘の一人に選ばれたというのに、誰も知らない道を行かず予め父親に用意された道を行くのは、まるで籠の鳥のように思えた。
だから敢えて、彼のチームには入らないよう避けてきたというのに。
「……わかった」
返ってきた言葉は、想像以上に完結でさっぱりとした、それでいて意思を呑み込んだ躊躇いのあるものだった。思いつめた表情の彼が固く頷いたのを見て、これ以上の用事がないアカイイトは彼の横を通って階段を下りる。 - 16二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:12:13
本当は、謝罪してきちんと頭を下げたかった。そうしなかったのは、少しでも自らの評価を落としたかったからで、彼を嫌っているわけではない。友達としてなら上手くやれただろうと、ふと立ち止まり吹き抜けになった階段から上階を見上げた。
幸英明が、こちらを見下ろしている。一瞬、執着か何かかと思いぎょっとしたが、彼の表情は穏やかなものだった。
「イトちゃん、一つ提案をして良い?」
「どうぞ。手短にお願いします」
音のない廊下に、階段を下りる幸の足音がうるさく響く。アカイイトは近づいてくる彼を見つめながら、彼の提案を待った。
「僕とエリザベス女王杯に出て、一着を取ろう。君の実力を見せて、僕に嫁に出すには勿体無いと君のお父さんに証明するんだ」
これからどこかへ出かけようとでも言うような軽い調子で、彼はそう言う。内容がいかに重いものであるか、重賞で勝ち星を上げたことのないアカイイトにはよく分かっていた。
彼は本当に時折、とんでもないことを唐突に口にする。
(私、やっぱりこの人とは合わない)
無理難題と、はっきり言うことができたのなら、どれほど良かったことか。
けれどもシニア級の夏が終わった今、父を説得させる手段は他にない。勝って婚約破棄も良いが、惨敗したらしたで、きっと父も彼を担当トレーナーに推薦としたことを悔いるだろう。いくら合わない相手と言えど、下手に彼のキャリアを傷つけるわけにはいかない──── - 17二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:12:38
「僕とイトちゃんはトレーナーと担当ウマ娘の関係だ。僕が責任を持って君を強く育てる。……だから、どうか」
掌が差し出された。幼い頃から知っているはずのその手に大きなペンだこができていることに、イトは初めて気づく。
アカイイトは、婚約破棄したい少女一人のために、自身の評価も顧みず良家との縁を捨てようとするお人好しな彼のことが大嫌いだった。
(運命の相手が、私じゃなければ良かったのにね) - 18二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:13:23
お話載せるときってこんな感じで切れば良かったの?
- 19二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:18:28
良……………………
- 20二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:21:26
これnmmnだっての隠したらハーメルンに載せれるレベルの話だろ
- 21二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:26:48
- 22二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:45:30
とても良かった…もしよければエリ女の所も見たい……
- 23二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:47:02
このみゆぴはスティルさんを担当したあとのみゆぴとですか?
- 24二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 21:49:47
岡安アナの名実況を聞いたあとの二人を想像すると楽しいな
良いもの読ませてもらったわ - 25二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 23:16:56
純愛!
- 26二次元好きの匿名さん22/06/22(水) 23:45:22
こういうのすき
- 27二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 09:46:16
スティルインラブ編もほしい
- 28二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 20:56:13
めっちゃいいですね
- 29二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 20:57:03
それな
- 30二次元好きの匿名さん22/06/23(木) 23:58:24
スレ主、スティルインラブ編は難しいかもしれないけどエリ女スパート〜ゴール後の話は書くかもしれない。書きたくなってきた
- 31二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 00:14:32
- 32二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 08:28:58
スレ落とすかもしれないけど、落としたら落としたでスレ主がきちんと新しく立てるので何卒…
- 33二次元好きの匿名さん22/06/24(金) 14:13:59
ほっす