[二次創作]もしカラミざかりを書くならどのようなストーリーにするか妄想するスレpart2

  • 1二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 16:46:32
  • 2二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 16:48:45

    今現在当スレで更新中の作品
    ・「青の季節」
    内容は山岸があの時飯田とやれてたら…のif
    飯田がめっちゃビッチ

  • 3二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 16:49:38

    保守

  • 4二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 16:51:07

    妄想するなら
    ・茜谷勝ち確
    ・ハゲと塚原
    ・飯田とモブ
    この辺かな?

  • 5二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 16:56:15

    前スレ見て改めて塚原は良いキャラだと再確認出来た
    桂先生作画でも見てみたいキャラだ

  • 6茜谷ちゃん激推しオッサン22/06/25(土) 17:00:51

    モチベだだ下がりで最新話も読む気なかったけど、やはり自分の目で見たいと思って読んでしまった。

    がしかし、現状では作品再評価の線は……

    またちょいちょい、こちらにも顔出させて頂きます。

  • 7二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:02:45

    >>6

    おかえりなさい!

    ずっとお待ちしておりました…!!

    ここがオアシスになると思いますマジで…

  • 8二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:05:52

    >>2

    ネタバレにはなっちゃうけどあの時山岸とやれても飯田がビッチなのは変わらないという

  • 9二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:08:41

    あげ

  • 10二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:13:09

    10コメ保守

  • 11妄想副題・青の季節22/06/25(土) 17:21:10

    一応振り返り用に前スレ最後の更新になった部分を再掲しておきます

    「いらっしゃいませ」
     マックにたどり着くと優里は好きだというMサイズのポテトとシェイクを注文した。どうやら高成の分も先ほどの無礼をお詫びする意味も込めておごってくれるのだという。席に着くと優里は教科書を出して何かわからないとこあったりする?と高成に聞く。
    「じゃあ、ここ…」
    「はいはい」
     丁寧な説明をする横顔はどことなく里帆にそっくりではあるが、どこか里帆とは違った、明るくまばゆいオーラが彼女の内から湧き上がるようにも見える。高成は先ほどの「下ネタが苦手」という話について深堀してみようと優里に尋ねてみた。
    「その…詳しく言うと苦手と言うか怖いというかなんというか」
    「そっかあ…」
    「山岸くんは?どうなの?」
    「えっ俺は…」
     エッチと言えばそうだ、飯田里帆の事ー…彼女の事を話すべきかどうか。
    「その…飯田ってさ、好きな人とえっちしたいとか…思わないの?極論さ、やれれば誰でもいいの?」
    「うーん…」
    「…ごめん、わかんないや。」
     脳裏に里帆の言葉が浮かび上がる。
    「なんか…その、飯田ってさぁ」
    「うん?」
    「変じゃね?」
     あの時貴史が感じた違和感。彼女は一体何を考えているのか。
    (嫌じゃないって言ってたくせにめっちゃ震えてんじゃん…なのに…)
    (強がる意味が理解できない…)
     あの夏祭りでの出来事で、どうして嫌じゃないと言ったのか。
    (一体なんなんだ…?どういう事なんだ?飯田…何を考えてるんだ?)
    「あのさ…ちょっと長くなるけど、いい?」
     高成は優里にすべてを打ち明ける事にした。

  • 12二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 17:32:56

    このレスは削除されています

  • 13妄想副題・青の季節22/06/25(土) 17:35:42

    >>11

    ここからが続きになります

     高成は里帆の事を全て優里に打ち明けた。優里は相槌を返しながら高成を見守る。全てを打ち明けた後優里はそっかと言った。

    「私はその…彼氏がいるんだけど、好きな人と初めてした時は嬉しいもんだと思ってた」

    「それ考えたらいけるかも?とは一瞬思うけどやっぱ怖いもんは怖くてさ…断ってしまうというか」

    「けど…山岸くんは違った。彼女に抱いていたイメージと違ったというか色々まあ罪悪感とか…分からない事だらけで考えようとしたらるつぼにはまりそうになると?」

    「うん。」

    「やっぱそういうの…しんどくなかった?」

     優里はそう高成に尋ねる。

    (ずっと考えながら飯田としてきた事は…確かにしんどかったかもしれない)

    (そうだ…俺はしんどかったんだ…)

     その瞬間高成の頬から涙が伝った。

    「!!山岸くん!!」

    「…ごめん、なんだか…」

    「だよねぇ、やっぱそうだよね…」

     二人は涙を流しながら寄り添う。どこかがんじがらめになった鎖が少し割れてほどけたような、そんな感情に浸っていたのだった…

  • 14茜谷ちゃん激推しオッサン22/06/25(土) 18:32:51

    >>7

    皆様にご心配頂き、本当に感謝です。

    本編はどうなることやら…で、茜谷ちゃんの復権も個人的には期待できない感が強いので、落ち着いてる時にこちらの創作を読ませて頂きたいなと思ってます。

  • 15二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 20:19:20

    >>14

    どうぞどうぞ!!

    ぜひ読んでください!

  • 16二次元好きの匿名さん22/06/25(土) 21:13:16

    あげーー

  • 17二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 08:13:54

    もうここが癒しですよ…
    精神安定剤スレ

  • 18二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:24:57

    >>17

    ぜひ癒されてください…

    色々妄想も書き込めますので良かったら

  • 19茜谷ちゃん激推しオッサン22/06/26(日) 11:16:29

    最新話があんなツッコミどころ満載のせいで苦笑、若干落ち着いてきましたけど、ホントここでオリジナルなり、茜谷ちゃんエンド見てると癒やされます。

  • 20妄想副題・青の季節22/06/26(日) 12:24:31

    >>13

     高成が優里とマックで話していた頃。里帆はとある場所にいた。

     …それは夏祭りで知り合った藤野先輩の家だった。彼の両親は大学病院で医者として勤務しており、自身もまた医者になるべく勉強の日々を送っていた。夏祭りの後連絡先を交換し後日再会したのが関係の始まりでもある。

    「今日は夏期講習休みだから、会えないかな?」

     智乃と里帆にそのようなメッセージが届けばそれがやる合図となる。

    「はっ…はあっ…」

    「んっ…ふうっ…んん」

     ある者は何かから逃げるように、ある者は愛を求めるように、またある者は…

     蛇の交尾のように三人は激しく絡み合う。体液が三人の身体にびっしょりとまとわりつくほどだった。それほどまでに交じり合った三人の体力はほぼ同時に尽き果てる。

    「はあっ…はあっ…」

    「はあっ…ちょっと疲れたね…智乃ちゃん先にシャワー浴びてくる?」

    「…ありがとうございます…」

     智乃がシャワーを浴びに先に退出していった。その直後里帆の手がゆっくりと藤野先輩の腹部へのびる。それを察した藤野先輩は息を切らしながら再び里帆を抱くのだった。

     シャワーを浴び終えた智乃が戻ってくると、藤野先輩は智乃ちゃんが出てきたよ。と里帆に話しかける。里帆と藤野先輩が立ち上がろうとした瞬間、それまでの淫らな雰囲気をぶったぎるようにスマホの着信音が鳴った。

    「…誰のかな?」

    「…私のです…ああ、お母さん…」

     着信の主は里帆の母親だった。おそるおそる通話ボタンを押すと絹を裂くような声で叱責する声が里帆のみならず智乃と藤野先輩の耳の鼓膜をえぐるように響き渡る。

    「ちょっと!!里帆!!遅いわよ!!!早く帰って来なさい!!」

    「うん…ごめん…」

    「智乃ちゃんと遊びに行くって言ってたけど、まさかお母さんに嘘ついてろくでなしな男の所へ行ってたりしてないわよねええっ?!!」

    「そんなとこ行ってないよ…!!ごめん、すぐ帰るから…!!」

     智乃と藤野先輩は思わず絶句する。里帆は急いで服を着て荷物を片付ける。その様子に智乃も服を着ながら何も言わずに手伝うのだった。

    「…智乃ちゃん一応送ってあげた方がいいかも」

    「ですよね、行ってきます」

     里帆と智乃は急いで帰路に就くのであった。

  • 21妄想副題・青の季節22/06/26(日) 12:41:36

    >>20

     ばたんと荒々しく玄関の扉が閉まる。藤野先輩は二人を見送るとシャワーを浴びる。浴び終えると着替えて自室に戻り虚ろな目で赤本とノートを取り出し勉強し始めた。

    「藤野先輩、あの時手当してくれてありがとうございます。」

     そんな彼に聞いた事があれど誰の者かが思いだせない声が脳裏にフラッシュバックする

    (…俺は一体何のために医者を目指そうとしてるんだろう…)

    (勉強よりもセ ックスの方が楽しいのに、楽しんだもの勝ちなのに…)

     その頃智乃も家へと帰宅していた。両親はリビングでテレビを見ながらくつろいでいる。そんな二人を尻目に母親が用意した晩御飯を食べ終わると自室へと戻る。

    (シャワーから出た時里帆は二人っきりで先輩とやってた…)

    (あの子は…誰とでもするんだろうか。)

    (そう考えると…里帆に嫉妬してしまいそうだ…)

     事実、智乃がシャワーから出た時。里帆は藤野先輩に激しく突かれ快楽に歪んだ表情をしていた。その直後に里帆の母親から例の着信が鳴ったのでその時は忘れていたものが、今こうして一人でいるときになって和紙に垂らされた墨のようにじわりじわりと思いだされていく。

    「ああ、やだなあ…(私は、先輩が好き…)」

     智乃はパンツに指を入れ藤野先輩を思いだしながら一人、行為をしていくのだった。

  • 22二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:29:17

    あげ

  • 23二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 19:40:00

    このレスは削除されています

  • 24二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 20:58:08

    ほしゅ

  • 25二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 07:58:28

    あげ

  • 26茜谷ちゃん激推しオッサン22/06/27(月) 10:37:39

    OVA化するなら無論茜谷ちゃんエンドで!

  • 27二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 11:57:26

    >>26

    せっかくなんで飯田・茜谷・新山(ないしオリキャラ)から見たOVAかなんかのメディア作品は欲しいよね

  • 28妄想副題・青の季節22/06/27(月) 12:50:23

    >>21

    「山岸くーん、昨日はごめーん」

     次の日。予備校にて日向は高成に謝罪をしてきた。日向の後ろから雄也と優里もついてくる。

    「急に…どしたの?」

    「ああ、昨日のね…謝った方がいいでしょって塚に言ったの」

    「そうだったんだ…大丈夫だよ、気にしないで」

    「山岸くん神ー!」

     丁度昼休憩の時間でもあったので四人は弁当を食べ始める。弁当を食べながら優里はある事を話し出した。

    「塚ーそういや明日のライブなんだけどさ、りったん行けなくなったって」

    「まじ?!」

    「うん、風邪ひいて熱も高くてしんどいってライン来た」

    「まじかー…後でラインおくっとこ、じゃあチケットどーすんの?」

    「永瀬は?」

    「おれは無理ー明日オープンキャンパスだし」

    「ごめん、そういやそうだった…」

    「あかねちんの彼氏は?」

    「邦楽興味無いのとシフトで無理だって断られてる…あ、山岸くんは?」

    「えっおれ?」

     突然の誘いに高成は動揺しながらも行くと答えた。

    「じゃあ決まり―後でラインするね」

    (茜谷さんと塚原さんの三人か…なんかドキドキしてきた)

  • 29妄想副題・青の季節22/06/27(月) 12:58:15

    >>28

     そして当日。駅にて高成、日向、優里の三人は集合し新幹線へ乗り込む。日向はもうテンションが上がっているようだった。

    「うわー楽しみ―」

     席に座ると日向は優里に声をかける

    「そういえばさ、あかねちんの彼氏ってどういう人?」

    「写真見る?」

     そういった優里はスマホを開き彼氏の写真を日向と高成に見せる。茶髪にピアスとその姿はいかにも不良と思わしき怪しげな姿だった。日向と高成はしどろもどろになりながらこういう人なんだね…と言葉を返す

    「そ、そのさ…なんというか」

    「え、かっこよくない?」

    「色々気使ってくれたりとか、意外と優しい部分もあるというか…」

    「…あかねちんそういう趣味だったの?」

    「はあ?!」

     日向と優里はたわいのない会話を繰り返したのち日向はこう返した。

    「あかねちん…その彼氏マジで気をつけたほうがいいよ」

    「?」

    「なんか…怖いというかさ、うん、マジで気をつけたほうがいいと思う」

    「…」

     一瞬の冷たい間が流れ、新幹線は目的地へとたどり着いた。

  • 30妄想副題・青の季節22/06/27(月) 16:37:09

    >>29

     ライブ会場。未だ興奮と熱気がこもった客席を離れ、三人は家路へと向かう。日向は母親に連絡しそのまま優里と高成に挨拶をして去っていった。

    「山岸くんは?電車?」

    「うん」

    「乗せてもらおうか?」

    「えっいいの?」

    「いいに決まってるじゃん!」

    (これは有り難い…助かる)

     しかし待てども待てども優里の迎えは来ない。焦った優里は電話をかける。

    「ねえまだー?え、お酒飲んだの…?お父さんもお母さんも…?はあ?!嘘でしょ…?」

     衝撃の知らせに優里はブチッと荒々しく電話を切ると高成にこう質問する。

    「山岸くんとこ…お願い出来る…?」

    「うちは車自体無くて…」

    「はあ…」

    「とりあえず、駅行こうか」

    「…!そうだね…!」

     二人は慌てて駅へ走る。しかし終電はとっくに出発した後だった。周辺にはタクシーも見当たらない。

    「…どうしようか…」

    「うーん…いやでもなあ…」

    「山岸くん…ホテル泊まる?」

  • 31二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:33:26

    青の季節書いてるものです
    本家スレ見てきたんですが、リメイク版もそろそろ終わりそう?なんでここから投稿ペース上げていけれるよう頑張りたいと思います

  • 32茜谷ちゃん激推しオッサン22/06/27(月) 19:43:27

    >>31

    青の季節は本編に近い流れの印象ながらも、より細かな描写、キャラの掘り下げがあって自分は楽しく読ませて頂いてます。


    どうしても、本編の展開は賛否両論出てきてしまってると思いますが、前々から書いてるように、自分としてはズキズキ展開は受け止めずにスルー案件、パラレルワールドみたいな扱いにしてます苦笑

  • 33二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:26:11

    >>32

    お褒め頂きありがとうございますm(__)m

    がんばります!

  • 34二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:36:30

    青の季節は読んでてもし漫画になったらどんな感じになるか気になるな

  • 35二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 21:36:52

    このレスは削除されています

  • 36二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 21:42:36

    >>34

    いやあ自分でも書いててどうなるのかは気になりますねえ…

    とりあえずラストまで書け終えれる様頑張ります

  • 37二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 08:09:14

    保守

  • 38妄想副題・青の季節22/06/28(火) 12:08:09

    >>30

     優里の驚きの提案に高成はえ…?といまいちのみ込めていないようだ。それもそのはず、優里には彼氏がいるのだ。そんな事良いのだろうか?と高成は考える。

    「でも…彼氏さんが…」

    「部屋二つ空いてたら大丈夫でしょ?…多分」

    「…」

     このまま駅にいても仕方がないので二人は近くのホテルへ行くことにした。幸いホテルはあったが空き室は一つしかない。高成は茜谷さん一人で泊まるよう進言するが優里は多分大丈夫だと言って断った。その時日向の言った言葉が高成の脳裏に蜃気楼のように浮かぶ。

    「なんか…怖いというかさ、うん、マジで気をつけたほうがいいと思う」

    (大丈夫…大丈夫だよな…?)

     受付を済ませ部屋に入ると優里はテレビをつけた。するといきなり男女が絡み合う場面が映し出された。それを間近で見た優里は引きつった顔でピッとテレビを消す。

    「これは…なんだ?…コ」

     どうやらベッドの横にあるゴムを優里は見つけたようだ。優里はそれを投げつけるようにゴミ箱へ捨ててしまうと肩で息をしながら高成にこう尋ねた。

    「もしかして…ここ、ラブホテル?」

  • 39二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 12:55:11

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 14:53:15

    青の季節さんの投稿読んで改めて思うが本編全体でも3〜4巻の流れが一番面白いかも
    あとあえて言えば飯田茜谷邂逅部分の6巻相当

    エロやズキズキがやや少なめで恋愛に若干傾けた茜谷達の学校日常みたいなストーリー欲していたが、そっち系統は新作ネーム読んでそっちに側に見送られたという印象(新作はカラミざかりリメイク版とは関係無いオリジナル)

  • 41妄想副題・青の季節22/06/28(火) 15:56:33

    >>38

    「あ~やっぱり…」

    (なんか受付とか変だと思ったけど、やっぱり…!!)

     優里はがっくりとうつむく。高成は自分は外で適当に時間をつぶすからと優里に一人で泊まる事を再度進言するも優里は何かあったら怖いし…と提案は飲まなかった。優里がベッド横のテーブルに目をやると、そこにはメニュー表が置かれてあった。どうやら食事が楽しめるようだ。

    「あの…良かったら、おごろうか?」

    「えっ、いいの…?」

    「だって泊まろうって言ったの私だし…」

     その言葉に甘えて高成はハンバーグ定食を注文したのだった。優里も高成と同じものとたこ焼きとフライドポテトを注文する。

    「結構食べるんだね」

    「へへ…走ったりしたしお腹すいちゃった」

     二人はたわいのない会話をしながら遅めの夕食を食べ終える。味はしっかりとしていて中々の美味さだった。食べ終わりしばし休憩した後優里は高成に話しかける。

    「シャワー浴びる?」

    「えっ…ああ…」

    「先に浴びて来な、私もうちょい休憩したい」

    「うん、わかった…」

  • 42二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 18:18:10

    本スレでも書いちゃったけど、作者様に茜谷ちゃん人気と新作への期待をお伝えしたら、なんとご返信頂けたぞ!
    スレ主さんも激推しさんも凸っちゃえ!
    マジ感動したわ

  • 43二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 20:32:05

    >>42

    おめでとうございます!!

  • 44二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 21:22:12

    あげー

  • 45二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 08:07:28

    ほしゅ

  • 46二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:03:34

    >>43

    有り難うございます!

  • 47妄想副題・青の季節22/06/29(水) 12:26:14

    >>41

     高成はシャワーを浴び、ちゃぷんと湯を張った浴槽につかる。外からは優里が彼氏らしき相手と電話している声がとぎれとぎれに聞こえてくる。

    (やっぱ彼氏さんかな?)

     声の様子は高成からすると楽しそうに聞こえた。高成は充実しているんだな、と感じながら鼻の近くまで潜る。

    (茜谷さん…いっつも明るくて元気で…しかも優等生で…飯田とは全然違う)

    (なんか、こう…オーラ?雰囲気?が違うんだよな…光属性というか。すごいよな、色々尊敬するよマジで)

    (きっと、幸せになれそうなイメージ…)

     高成は優里を尊敬しているのはまぎれもない事実だ。だが何かそれ以外に心の中にひっかかるような気がしないでもない、とふと高成は考えた。

    (なんだろう…?)

     ここまで考えた所でさすがに長湯はいけないと感じた高成は急いで風呂から出て、備え付けのバスローブに着替える。シャワールームから出ると優里がそばに立っていた。

    「おっ出てきた」

    「あ、お風呂にお湯入れといたから」

    「ありがと!助かる!」

    「さっきの人…彼氏さん?」

    「うん!じゃ、入ってくるね」

     優里は上機嫌でシャワールームへ入っていった。

  • 48二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 17:32:33

    あげ

  • 49二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 20:32:48

    age

  • 50二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:34:37

    茜谷一家は光属性っぽいですよね
    かと言って山岸は闇っぽくはなく感じ

  • 51二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 08:03:30

    >>50

    確かにそうですよね

    光オーラがある

  • 52二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 12:36:14

    このレスは削除されています

  • 53妄想副題・青の季節22/06/30(木) 12:38:07

    >>47

     高成はテレビをつける。すると里帆と似たAV女優が男優とキスをする映像が映し出された。どうやらAVの内容は恋人が愛し合うごく普通の純愛もののようだ。

    (恋人ってリア充というかまあこんな感じなんだろうな…でも茜谷さんは…)

    (というかこの人飯田とそっくりじゃん…飯田も今頃…)

    (いや、これ以上考えるのはやめておこう…)

     リモコンをよく見ると「戻る」ボタンがある事に気づいた高成はそのボタンを押すと、画面がチャンネル選択画面へと切り替わる。

    (サッカーでも見るか)

     チャンネルを選択し、高成はベッドでサッカー観戦をする事にした。すると優里がシャワー室から出てきた。

    「ただいま~、あ、サッカーかかってる。すきなの?」

    「まあね…見る専だけど」

    「丁度良かった。テレビあれしかかかってないもんだと思ってたから。これなら時間つぶせそう」

    「…お隣いい?」

    「あ、どうぞ」

     優里は高成の隣に座り、一緒に観戦する事にしたようだ。その顔は蒸気にあてられた影響かほんの少し赤くなっていた。

     二人はテレビを見ながらたわいのない会話する。時間が過ぎ去るのはあっという間だ。優里がちらっとベッド横の時計に目をやると、時刻はもう深夜にさしかかっていた。

    「そろそろ寝ようか」

    「…そうだね。おれソファで寝るから」

    「…硬いよ?」

    「いいから。大丈夫だって」

  • 54二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 13:50:20

    自分の年齢的には後が怖いけど16歳位なら、一晩ソファーどころか床に寝るくらいは何てことないかも
    真冬の夜中に高校に忍び込んで部室で4人位で寝た事あった笑
    高校生で終電逃して遊んでた悪い子でした

  • 55二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 16:32:49

    >>54

    おお~なんとそれは…

    自分が山岸達の年齢の頃は床で寝落ちなんてワードちょいちょい聞きましたし、体力的にもいけるのかもですね…

  • 56二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 20:57:00

    あげ

  • 57二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 07:49:19

    茜谷成分をここで補給

  • 58二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:19:14

    本スレの飯田視点のやつも良い感じだった
    皆さんの作品や妄想に癒されてます

  • 59妄想副題・青の季節22/07/01(金) 16:02:39

    >>53

     そう言って高成はソファで横になった。その姿を見届けて優里はベッドで横になる。しばらく静寂の間が流れる

    (茜谷さん…寝てるかな)

    (強がり言ったかもと思ったけど、この硬さなら朝まで行けそうか?)

    「くん…山岸くん…起きてる?」

     考え事をしていると優里が高成を起こす声が聞える。優里はごめんと高成に謝った上でこう話しかけてきた

    「寝れなくてさ…一緒に夜景でも見ない?」

    「うん、いいよ」

     カーテンを開けると眩い光が宝石箱のように点在する夜景が二人の目の前に広がる。大きく輝く満月に星々、工場やビルディングネオンライト。実家で見るものとはまた違った光景に二人は目を丸くする。

    「綺麗だなあ…」

    「折角だし撮っとこ」

     優里はスマホで夜景を撮影した。おっ綺麗に写ってる!と嬉しい様子だ。写真を撮り終えた優里は夜景を見ながら高成に向けて話し出す。

    「あれ見て。大きな満月。」

    「うん。綺麗だよね」

    「ねえ、月が綺麗ですねって言葉あるじゃん?山岸くんは知ってる?」

    「えーと…確か愛してます的な意味の言葉なんだっけ?聞いた事ある。」

    「そうそう。夏目漱石のやつね。」

    「でもさ、なんで「月が綺麗ですね」なんだろうね?それとOKの返事を返す時の言葉も知ってる?」

    「あー…それは知らないかも」

    「「死んでもいいわ」らしいよ。私もよくわかんないけど」

    「そうなんだ…」

    「ふふっなんかすごいよね。恋って色々あるんだ」

     優里はそう言って起こしてごめんね。と言いながら高成に戻るよう指示をする。そうして二人は夜明けまでゆっくりと寝たのだった。

     一方その頃

    「お前の彼女ラブホテルにいんのかよ。どー見ても浮気じゃんそれ」

    「っ…!あいつに限ってそんな事は…」

    「あ~あ。お前も舐められてんじゃねーか。ヤキ入れに行くぞ。」

     二人の男が高成と優里の元へ向かっていたのだった。

  • 60妄想副題・青の季節22/07/01(金) 16:17:12

    >>59

     夜明けとともにガタンガタンという大きな音で高成と優里は目覚める。

    「おはよ…なんだろ」

    「わかんない」

     何かを言い合う声が響くがどのような内容までかは聞き取る事は出来ない。しかも物音はこちらに近づいてくる。

    「えっ…何?」

     …そして荒々しく部屋のドアが開かれた。そこには優里の彼氏とその友人がいた。

    「…っっ!」

    「やっぱりな。浮気確定かー?」

    「…優里。迎えに来たぞ。」

    「…来てくれたんだ。」

     優里の彼氏は高成の存在に気づく。友人はにやにやとその様子を見ていた。

    「お前…やっぱこいつと浮気してたのか…?」

    「え?そんなわけないじゃん。この子は電話で言った通り予備校のおんなじクラスの子だよ」

    「っ嘘だ!!」

     優里の彼氏の大きな声に優里と高成は思わずびくっと肩を跳ね上げる。

    「ここにゴムが捨てられてたって事は…まあやったんでしょうね~」

    「失礼な…してません!ほらっ使ってないの分かるじゃないですか!」

    「でもどうせ生でやったんでしょ?」

    「私の言う事信じないって言うんですか…?」

     友人は優里を煽るように問い詰めていく。次第に優里の顔からは焦りが具現化したような冷や汗が浮かび上がる。

    「俺はずっと半年待ったんだ…いつかはやってくれるだろって…」

    「可哀想にね~ほんと健気だよこいつw」

    「でも優里ちゃんはこいつじゃなくてこのぽっと出の可愛い子ちゃんとやったんでしょ?かっわいそー!」

    「だからしてないですって!ひやかさないで!!」

     優里の怒りは沸点直前まで達しようとしている。それを見かねた高成もしていない。彼女とはそんな関係では無いと声を上げた。

    「めんどくせえ…埒が明かねえな…」

     優里の彼氏の友人はそうつぶやくのと同時に高成の後ろに忍び寄り後頭部めがけて回し蹴りを打ち込んだ。

  • 61妄想副題・青の季節22/07/01(金) 16:30:09

    >>60

    「ぐっ…」

     高成はそのまま床に倒れる。優里の悲鳴が部屋の中に響き渡った。優里の彼氏の友人はそのまま高成を起こして胸倉をつかみパンチを一発お見舞いすると部屋の外に放り投げる。

    「ひ…っ!」

    「…こうなったのも全部お前のせいじゃねえか、優里」

     優里の彼氏はそのまま優里を押し倒し、バスローブを強引に脱がして投げ捨てる。そしてそのまま愛撫する事ももなく優里を犯し始めた。優里は抵抗する事も声を上げる事も出来ずただただ涙を流す事しかできなかった。

     部屋の外では高成がゆっくりと起き上がろうとしていた。それを見て優里の彼氏の友人は高成の喉元にナイフを突きつけながらそして優里が犯されている様子を高成に見せつける。

    「おっと…動いたらどうなるか分かるよな?」

    (ああ…茜谷さんが…) 

    (おれのせいだ…)

    (守ってあげなければならないのに…)

     朦朧とする意識の中で高成は己を責めた。すると受付の方から大きな声が響き渡る。どうやら警察のようだ。

    「ここですっ!」

    「お前たち動くな!警察だ!!」

     部屋へ向かって警察官が何人かなだれ込む。おそらく受付のスタッフが通報したのだろう、その言葉を聞いて優里の彼氏の友人はナイフを手から落としたのとほぼ同時に高成の意識は途絶えた。意識が途絶える最後、女性警察官が優里を保護する瞬間をおぼろげながら高成の視界は捉えていたのだった。

  • 62妄想副題・青の季節22/07/01(金) 16:47:43

    >>61

     騒乱のラブホテルから時間は経ち。

     高成はその後意識を取り戻し、病室にいた。迎えに来た親からは心配の言葉を投げかけられたのち、しばらく遠出は禁止すると言われたのだった。高成は優里を守れなかった自責の念にかられていた。

    (もっと飯田の時のようにかばってやってれば…)

     そう考えた瞬間里帆のあの言葉と小刻みに震える背中がよぎる。

    (やっぱこれ以上はやめとこう。)

     高成がベッドに横になろうとしたとき、部屋にノックする音が響く。

    「どうぞー」

     部屋に現れたのは見舞い品を持った優里だった。

    「茜谷さん…」

    「これ、どうぞ…」

    「…ありがとう。」

    「どう?」

     二人はぽつりぽつりと会話する。もう退院出来る事、彼氏とその友人は逮捕された事、優里はその後怪我や避妊の為の手当を受けた事などを話す。

    「ほんとうは最初からヤリ目だったんだって…あの二人」

    「そうだったんだ…」

    「でもあの人はちょっと情が湧いたとかなんとかで半年は待ってくれた…だけど結局は塚の言うように酷い人だったんだ」

    「…塚の言う事ちゃんと聞けばよかった。なら山岸くんもこうはならなかったのに…」

    「山岸くんごめんね…私のせいだ…」

     優里は大粒の涙を流し何度も高成に己を責めながら謝罪した。痛々しいその姿に高成は心の中で彼女の言う事を否定する。

    (そんな、茜谷さんのせいじゃない…)

     その瞬間、高成は優里を優しく抱き締めた。これは勿論高成自身も意図が合っての事では無い。突発的な事だ。

     あまりにも予想だにしていない行動に優里の息がコンマ何秒か程止まる。そして高成のあたたかさとまるで優里に寄り添い慰めるかのような、そんなぬくもりに触れた優里はそっと高成の肩に顔をうずめるのだった。

  • 63二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 16:50:42

    >>59

    >>60

    >>61

    >>62


    青の季節書いてる人です

    ちょっと長くなりました…


    茜谷さん…

  • 64茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/01(金) 17:18:58

    >>63

    相変わらず詳細事細かで本当にわかりやすいです。

    あの元カレはな………

  • 65二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:25:00

    >>64

    ですよねえ…あの元彼は酷かった…

    >>59にある月が~のネタは一辺使ってみたかったので入れてみました

    ああいう話本家茜谷も知ってそうなイメージあります

  • 66二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:52:32

    元カレのやったことはともかく言ってることはごもっともで
    100%ヘイト向けづらくてモヤモヤするのも嫌なところ

  • 67茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/01(金) 17:53:29

    >>65

    そういう知識があって、うまく引用できてるのは本当すごいですね。


    茜谷ちゃん完璧に近い女子だけど、

  • 68二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:35:00

    >>66

    確かにそうなんですよね…

    なんで青の季節ではその辺より強調させたかったのはあります

    (分かりにくかったらすみません)

  • 69二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:49:09

    ラブホに行く時は第三者に居場所を伝えない様にしま笑

  • 70二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 19:09:24

    >>69

    ですね…


    ちなみに最近のラブホテルは食事も力入れてるとこ多いみたいですね、青の季節でも茜谷と山岸はガッツリ食べてるシーンを入れてます

    定食だったり麺類や軽食、丼ものなど色々あるみたいです

  • 71二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 21:12:29

    ほしゅ

  • 72二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 21:46:52

    >>70

    冷蔵庫の飲み物は無料の所、テーブルにウエルカムドリンク(ワイン)、お菓子があった所や

    ドアとは別の謎の扉から食事が出て来たりとか

    田舎や店の趣味で型落ちのスロットが部屋にある所(昔は無料、今は専用コインで景品と交換可能)とかありますね

    食事はネカフェ並みにはありますね

    ドライブからラブホ巡りしてた時は食事して夜料金開始まで待ってから、10時半から11時頃行く感じだったと思います

    店が結構多種多様で旅気分でハマる要素あるんすよ笑(相手の趣味を逸脱しない範囲で)

  • 73二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 08:20:10

    >>72

    色々ありますよね~

    面白いです

  • 74二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 10:15:41

    あげ

  • 75妄想副題・青の季節22/07/02(土) 12:20:02

    >>62

     夕方。高成の母親が彼の様子を見に来た。椅子に腰かけ高成にこんな事を話し出した。

    「あの子、茜谷さんだっけ?もしかして高成の事好きなんじゃあない?」

    「えっ?」

    「好きとまではいかなくても、意識はしてるはずよ。あの子私の元にも菓子折り持って謝りに来て、酷い事されたあとなのに…責任感の強い子なのねきっと。」

    「…」

    「…おれは、茜谷さんの事、守れなかった…もっと強く出てれば…」

    「あなたも優しいわね。…いい?気持ちは思うだけじゃダメ。伝える事が肝心よ。」

    「そして何かあったら周りを頼りなさい。」

    「…」

     高成の母親は周りを片付けたのち、じゃあまた明日迎えに行くから準備しときなさいね。と言って去っていった。高成はその背中を見ながらその言葉を頭の中でリピートさせる。

    (伝える事か…)

    (そうか…) 

     そして後日。予備校の後半日程が始まった。いつも通り予備校へ向かうと教室のドア付近で日向に呼び止められる。

    「山岸くんお久しぶり。悪いけど今ちょっといい?」

    「お久しぶり…何?」

     日向に廊下の角へと連れられた高成は日向の身にまとう少しピリッとした雰囲気を感じ取っていた。日向は周囲に人がいないかを確認して高成の耳元に向けてこう告げる。

    「あかねちんの様子が変でさ…何かあったか知ってる?」

    「え…」

    「まるで花火が燃え尽きる前に一瞬火がめっちゃ大きくなるアレみたいな…」

    「…!」

    「待って、このワードセンスかっこよくない?」

    「と、とりあえずどういう事…?」

    「ごめんごめん、要はあかねちんの様子が変なの!何か知らない?ちょっとした事でもいいからさ…」

  • 76妄想副題・青の季節22/07/02(土) 12:30:49

    >>75

    「あ…」

    「何かあったら周りを頼りなさい」

     日向にあのラブホテルでの件を言うべきか一瞬戸惑うも、母親の言葉を思いだし日向に打ち明ける事にした。

    「実は…長くなるけど」

     高成はラブホテルであった事全てを日向に打ち明ける。全てを聞き終えた日向は放心した状態でその事実をどう受け止め口を開いたら良いか迷いを見せた。

    「…そんな事が…あったんだ…」

    「ごめんね山岸くん、教えてくれてありがとう。もうけがは大丈夫なの?」

    「いや全然…うんそっちは大丈夫。」

    「全然知らなかった。それに…悪い予感がこうして当たるなんて、嘘だと思いたい…」

    「塚原さん…」

    「でも、あかねちんにはもっと私を頼って、ほしかったかも…こんな事言っちゃあ駄目なのは分かってるけど」

    「教室戻ろっか。…ちょっと私なりにどうするか色々考えてみる。」

    「うん…」

     重い足を引きずるように二人は教室へ戻ると優里は雄也らと楽しく談笑していた。しかし日向と高成には気づいていないのか、或いは目線を合わそうとしないのか優里から二人へ目線を投げかける事は無かった。

    (やっぱ無理してる…?)

     授業が終わり放課後。荷物を片付けようとすると日向が優里の腕を引いて高成の元へやってくる。

    「二人ともこの後時間ある?!」

    「あるけど…」

    「あかねちんの部屋で勉強会しようよ」

  • 77二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 12:34:57

    投稿お疲れ様です
    塚原動きましたねー楽しみ

  • 78妄想副題・青の季節22/07/02(土) 12:53:45

    >>76

    「はあっ?!!」

    「いいじゃんいいじゃん~」

    「まあ今日は18時くらいまで家に誰もいないし、いいけど…」

    「やったあ!山岸くんも来てね!」

    「分かった…」

     やや強引に誘われた事で優里は少々ふくれっ面だが、何とか日向の誘いに承諾した。

    (何考えてるんだ…?)

     帰り支度をして予備校を出ると三人はそのまま優里の家へと向かう。途中日向がドラッグストアに行くと言いだしたのでそれに付き合い、改めて優里の自宅であるマンションへ到着した。

    「おじゃましまーす」

    「どうぞ入って…私お茶入れてくるから…塚、山岸くんに変な事しないでよね?」

    「分かってるって」

     優里の部屋はシンプルで、同じ年頃の女子の部屋と言った具合だ。棚には教科書や参考書籍と言ったものがずらりと並んでいる。高成と日向が床に座って待っていると優里が麦茶を持ってやってきた。

    「はい、どうぞ。暑かったし遠慮せず飲んで」

    「ありがとう…」

    「ありがとー!助かる!!」

     日向はそう言って一気に飲み干すとこないだ雄也の部屋でもしたようにうーん…と伸びをする。優里がどの教科から先に進めようかと話しかけた瞬間だった。

     どさっ…

    (え…?)

     気づけば高成は日向に押し倒され、キスをされていた。高成も優里も何が起きてそうなったのか理解できない顔をする他無かった。日向の唇が高成の口から離された瞬間息継ぎをするように高成は待って!と言うもそれに蓋をするように再度日向の唇が高成の元へ強く押し付けられる。

    「塚…ねえ!ちょっと何やってんの!勉強するんじゃなか」

    「あかねちん…チャンスは「今」しかないよ…」

    「え…?何言ってんの…?」

  • 79二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 16:24:09

    塚原動いたな

  • 80二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 17:16:09

    塚原先生の授業は実践的だな

  • 81茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/02(土) 19:03:19

    青の季節
    は、例の件が警察も介入してきて大事な感じですね…。
    そして、塚原が…

  • 82二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 21:00:11

    >>81

    ラブホテルの件のは原作の夏祭りに近いかも

    そして塚原…茜谷の目の前で山岸と…

  • 83二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 08:05:13

    塚原の動向に注視
    茜谷を動かせることができるか否や

  • 84妄想副題・青の季節22/07/03(日) 12:18:02

    >>78

    「なに…言って…」

    「あかねちん…自分の胸の上に手を当ててみて、そして振り返ってみて…」

    「あの時何をしたか、あかねちんに自覚は無いかもだけど」

    「自覚があるのか無いのか分からないけど何かしら理由が無ければ、普通彼氏じゃない男子とホテルなんかにはいかないよ…」

     普段のおちゃらけた様子とはがらりと違った、日向の低く響き渡る声が優里の部屋にこだまする。

    「塚…なんで知ってるの?」

    「…ごめん、おれが教えた…塚原さんが茜谷さんの事心配しててどうしても聞きたいって」

    「…」

     高成の言葉に対し優里は怒る事も無くただただ棒立ちのままだ。その間にも日向は高成との行為を進めていく。日向は高成のズボンのファスナーを下げモノを取り出すとそれを加え舐めたり吸ったりを繰り返す。

    (これやばいっ…変な声出そうっ…)

    「んんっ…あ、やばいっ…」

     高成は日向の口の中に精を吐き出した。日向はお構いなしと言わんばかりにそれを飲み干しそのまま吸ったり舐めたりを繰り返す。

     そんな二人を優里は自身の胸に手を当てながら息を荒くして凝視していた。

  • 85妄想副題・青の季節22/07/03(日) 12:27:32

    >>84

    (塚は多分、私が山岸くんの事が好きか気があるって事を言いたいんだと思う)

    (山岸くんが私から魅力的に映ってるのは事実だ。)

    (なんで、あの時私は山岸くんとホテルに泊まった?)

    (なんで、あの時「月が綺麗ですね」と「死んでもいいわ」ってワードが浮かんだ?)

    (ああ、そうだ…自分でも全く分からなかったけど、その答えは)

    (…好きだからだ。)

     …点だらけだった部分が線へと繋がる瞬間はこういう事である。優里の脳の中の回路が一気に繋がり光り出す。それは優里が今まで向き合ってきた難問の中で最も難しく最も解きがいのあるものだった。


    「なんだ、簡単な事じゃん」


     優里は静かに日向と高成の元へ歩み寄る。そしてそこで制服とスカートを脱ぎ、下着姿になる。


    「私も混ぜなさい。」

    「…え?」

    「混ぜろって言ってんの」

  • 86二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:46:22

    あげ

  • 87茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/03(日) 18:20:49

    青の季節
    強烈!

  • 88二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 18:30:30

    まさかの展開

  • 89二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 21:15:45

    青の季節書いてる人です
    あくまで個人的な考えですが男子とホテルってそれこそ部屋二部屋空いてる前提でも特別な関係の人じゃなきゃいかないと思うんですよね
    で、一部屋しか空いてない。普通ならそれこそ彼氏のいる女子なら断る場面で茜谷は山岸と一緒に泊まる事を選択した。

    やっと書いてて色々動いてきたような気がします

  • 90茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/03(日) 21:26:51

    >>89

    古い人気ドラマで恐縮だけど、北の国からのシリーズでも、主人公の兄ちゃんを呑気にラブホ誘って映画鑑賞してたら、結局ヤられちゃって、そのままセフレに…なんて話があった。

    若い男女で、ああいうところ泊まればそりゃ…ですよな。


    青の季節、思い切った流れでこれまた一味違くて面白いです!

  • 91二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 08:20:13

    あげ

  • 92二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 09:42:02

    >>89

    茜谷の選択は遠からず元彼との別れに繋がって行ったと思う訳です

    山岸がそこら辺で適当に時間潰すからと話した時、責任感じたのか信頼を寄せていたのかむしろ一緒に過ごしたそうだったし山岸へ気遣いすらしていた


    経験がありエッチな彼女が良いと話していた山岸と過ごすという事で既に茜谷の方では不安より期待のようなものが上回っておりその時間も大切にしたいと思っていたからの判断だったと解釈してます


    つまり彼氏との関係は後回しにして山岸を選んでいると

  • 93妄想副題・青の季節22/07/04(月) 12:24:54

    >>85

    「混ぜろって言ってんの」

     下着姿でそう言い放った優里の腕は小刻みに震えながらも目はブレる事無く真っすぐに高成を捉えていた。

    「ほら…そう来なくちゃね?」

     日向はその場で着ているものをするっと全て脱ぎ、更に優里の背中側にまわってブラジャーのホックを外した。日向と優里は全裸の状態で佇んでいる。日向は高成の後ろへ移動し、後ろから優里を抱きしめるよう誘導し、高成の腕を優里の胸元へと動かす。生暖かい日向の身体とは違って優里の身体はどこか冷え切っているのを高成は優里の胸を揉む事でそれを感じる。

    (茜谷さんの身体…冷たい)

    (それに心臓の鼓動が伝わってくる…)

    (例えるならこの感じ、大きな氷の中に閉じ込められてるみたいだ)

    (茜谷さんをその中から助け出してあげたい、そう感じるけれど…)

    「んっ…」

    「ねえ…茜谷さん…」

    「な、に…?」


    「本当に、おれでいいの…?」

    「…」

     

     優里は高成の方へと振り返り、彼の手を取ってこう言った。


    「いいも何も、君しかいないの。」

    「…!」


     おれしかいない。いないのだ。


    (なんだろう、このうちから湧き上がってくるこの気持ち…)

    (飯田とした時とはまた違う…)

    (そうだ…おれは…)

  • 94二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 15:08:21

    あげ

  • 95茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/04(月) 15:31:41

    青の季節

    カラむ
    というところにかなり重点を置いてる印象で、作者様のオリジナリティ、覚悟を感じますなぁ。

  • 96二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 16:07:22

    >>95

    コメントありがとうございます。

    そうですね、カラミざかりなんでカラむ事には結構重点置いてたりはあります

  • 97妄想副題・青の季節22/07/04(月) 20:34:02

    >>93

     茜谷さんが自分を必要としている。それは誰の目から見ても明らかな事だ。

     なら、今こそその気持ちに答え、彼女を助けるー…高成は目を閉じ優里を抱き寄せ、そして目を開いて彼女を抱きかかえベッドへ押し倒す。その彼の目はいつになく真っすぐだった。優里の頬は赤くなるも目線は外さない。

     キスをしながら彼女の濡れたそこに指を入れてゆっくりとかき混ぜる。甘い吐息が耳元へ霧のようにかかる。日向は二人の様子を見守るように見ていた。

    「…そろそろ、いい…?」

     高成のその言葉に優里はしっかりと頷く。それを見た日向は無言でドラッグストアで購入したゴムを高成に装着すると傍にはけた。

    「んっ…うん…」

    「ねえ…山岸くん…」 

    「?」

    「激しくしていいから…」

    「あの時の事、忘れさせて…今だけでも山岸くんの事、考えていたい…」

    「…分かった。」

     ゆっくりとその動きを激しくする。吐息も段々激しくなっていくのが分かる。冷え切っていた優里の身体が徐々に温かみを取り戻していくのが高成自身にも伝わって来る。

    (あたたかくなってる…)

    (ああ、やっと茜谷さんの事助ける事が出来た…)

     高成の脳裏に笑顔の優里の姿がおぼろげながら浮かび上がった。

    (おれは…) 

    (そうだ。茜谷さんの事、好きになってるんだ…)

  • 98二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 21:25:46

    あげー

  • 99二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 23:19:04

    例え一時的であっても身体を通じて心を救う…ような染み入るような話ですね
    個人的には説得力あってとても刺さりました

  • 100二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 06:25:37

    ほしゅ

  • 101茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/05(火) 07:47:54

    青の季節、面白いです。
    原作のキャラの性格と決定的に違うところにオリジナリティを感じますし、ストーリーがよく構成されてるなぁと。

  • 102二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 09:30:00

    毎回楽しみに拝見しております
    1回バラしてオリ展開を加えて組み上げる再構築は大変だと思いますがこの作品は面白いです!
    茜谷・塚原はやはり良いキャラであると再認識
    感謝‼︎

  • 103二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 11:32:16

    >>101

    >>102


    ありがとうございます‼

    山岸が茜谷を救う場面が見たかったのが青の季節を書く原点にもなってたりします

    自分で書いといてなんですが飯田とやった時と対称的なんですよね…

  • 104妄想副題・青の季節22/07/05(火) 16:06:52

    >>97

    (茜谷さんは下ネタ苦手だと言っていたけど)

    (「君しかいない」と、そうおれに頼んできた…)

    (あの時セッ クスで味わった辛さはセッ クスでしか流せないのならば、それで助けるほかない。)

    (やる事でこんな気持ちになるのは初めてだー…)

     二人はお互いに何かを確かめるように激しく絡み合う。何度もキスをし体位を変えて絡み合う。

    「あっ…はあっ、はあっ…」

    「ん…ふうっ…」

     優里は何度か絶頂を迎えているようだったが高成は行為をやめようとはしなかった。そんな高成の姿を見て何かを感じた優里は高成の頬に手を触れて自らの顔に向けてこう話しかける。

    「私、山岸くんに出会えてよかった…」

    「おれも…」

     そのまま二人は対面座位で交わり、最後は二人ほぼ同時に果てたのだった。手を繋いでベッドに転がる二人を日向は眺めながらこうつぶやく。

    「…これにて一件落着、かな?」

     その後。着替えて帰路につく高成と日向に優里は途中まで送っていくと答え、駅まで付いて来る事となった。

    「あのさ、あかねちん」

    「なに?」

    「しんどかったよね?」

    「うん。でもあの人とはもう別れたし…それに塚のおかげで水にきれいさっぱり流せたから」

    「そっか。…あのね、こんな事言うのはあれかもだけど、もっと私の事頼って欲しいというか」

    「…ごめんね。確かに塚にはこの事真っ先に言うべきだった。」

    「言いにくいのは分かるよ。けどあかねちんの顔見ていてすごく辛そうだったからさ」

    「それにあかねちんは一人じゃない。私も山岸くんもいるんだから。」

    「塚…それと山岸くん。ありがと。」 

    「いえいえ。どういたしまして。」

     三人は穏やかな夕日に照らされながら駅へと歩き出す。

     …その様子を見ている人物が二人いるという事には気づくはずも無く。

  • 105妄想副題・青の季節22/07/05(火) 16:24:06

    >>104

     …時は午前中にさかのぼる。まずは智乃からの視点だ。

     この日、智乃は母親と日帰り旅行に出かけていた。しかしその道中、彼女はある光景を見ていた。

     それは里帆が藤野先輩と二人で先輩の家へと入っていく場面であった。智乃の心の中はあっという間に里帆へ対する嫉妬とあの日部屋にこだました里帆の母親の絶叫に占領される。

    (っ…!!) 

     母親と様々な観光地や食事を楽しむ気にもなれず夕方、智乃は更なる光景を目撃する事となる。それが高成が日向と優里と共に駅へと向かう場面である。

    (山岸と…誰だ?制服見る感じ他校の子だけど)

    (どういう事?意味不すぎ…あいつ、里帆の事はもう…?)

     家に帰った智乃はなぜああいう光景を見たのか自分なりに推理するためにベッドの中で夏祭りの時の事を思い返す。

    (里帆はあの時嫌じゃないよと言った。それで山岸は多分…里帆に完全に幻滅した?)

    (確かに里帆は藤野先輩もハゲ吉野も山岸も相手に関係なく、大体はほいほいついていくというかなんというか…)

    「そういえばさ、あの時おまえらが帰った後ー…」

    (あのハゲそういえばベッドに血がついてたって言ってたの思いだした。私はハゲが初めてだったし、パンツにも血がガッツリついてた。)

    (そしてあの里帆のママ…という事は…里帆は、まさか)

     ちりちりざわざわとした嫌な予感が智乃の心の奥で不気味なほどうねり、うごめくのだった。

  • 106妄想副題・青の季節22/07/05(火) 16:33:46

    >>105

     そしてもう一つ。里帆の視点だ。

    「今日から二人で会わない?」

     藤野先輩からそう言われ、特に断ることも無く里帆は彼の家でいつも通り行為を行っていた。しかし夕方になるにつれ彼女はセッ クスに気が入らなくなり、喘ぐことも無くなっていく。

     それは無理もない話だった。なにせ里帆には門限がある。門限を破ればまた母親からの厳しい叱責からは逃れられない。

     幸いにも里帆が時計を何度も見る素振りに藤野先輩は気づき、はやく帰りなと促してくれた。急いで家を出た彼女が目にした光景が、高成が優里と日向と共に楽しそうに歩いていく場面であった。

     里帆はそれを目にした瞬間、思わず動けなくなってしまった。

    (息が苦しい。体が動かない。なんで?)

    (わからない、わからない…)

     そして、かぼそい声が里帆の喉から発せられた。

    「山岸くん…」



    >>104

    脱字すみません…正しくは「塚と山岸くんのおかげ」です…

  • 107妄想副題・青の季節22/07/05(火) 20:37:46

    >>106

     数日後の朝。里帆はゆっくりと起きると母親から挨拶と共にその日の予定を言われる。

    「今日、9時から個別指導の塾へ行くからちゃんと綺麗な服着るのよ。」

    「うん…」

    「あと髪もお母さんが綺麗にまとめてあげるから。里帆の担当の先生白女大出身なんですって。あなたも白女大行けるように頑張らないと。」

    「うん」

    「白女高に落ちても頑張れば大学へ行けるんだから、頑張るのよ。お母さんも応援してるからね。」

    「うん。頑張る。」

     朝食を取り、部屋に戻るとスマホに藤野先輩からの連絡が来ていた。今日会えないかと言う内容だ。

     しかし今日は無理だ。里帆は断りの連絡を入れ、着替えるのだった。

     …白女高とは、地元でも有名な女子高かつ中等部・高等部・大学・大学院のいわばエスカレーター式の学校で、優里たちが通う高校とは同系列である。かつて里帆はそこを目指していたが不合格となり、今の高成たちが通っている高校へ通っているのだった。母親は前から里帆へ予備校へ行くよう進めていたが、夏休みの間の1週間お試しで個別指導の塾へ里帆を向かわす事にしたのだった。勿論彼女を担当するのは白女大出身のエリート女性講師である。

     里帆の表情は機嫌のよい母親とは対照的に鬱屈としていた。

     そしてその頃高成は予備校へ向かっていた。予備校が見えてきた地点である人物に呼び止められる。

    「山岸おひさー」

    「…新山」

    「ちょっといい?話したい事があるんだ」

     

  • 108妄想副題・青の季節22/07/05(火) 20:50:52

    >>107

    「何、話って…」

    「里帆の事。」

    「飯田か…それで?」

    「今里帆は藤野先輩と多分セフレになってる。この前二人で歩いてるとこ見てさ」

    「…」

     高成の脳裏にはやはりな、という思いと糸のようにからまった何かが浮かび上がっていた。

    (ビッチだしやっぱりなというのと…でもあの震えが説明できない)

    「それと…里帆はあの時既に経験済みだったんじゃないかって」

    「…え?あの時って?」

    「ハゲ吉野の家にオナホ見に行った日。あいつあたしらが帰った時ベッドに血がついてたって言ってたじゃん?」

    「あれあたしの。だから里帆はあの時点で非処女だった可能性大って事」

    「…!じゃあ、筋金入りのって事?」

    「それはわっかんない、あんた里帆とした時血出てたか覚えてない?」

    「うーん…ガッツリは出てなかったような…」

    「そっか。それとあたしと里帆が先輩とやった時、里帆のママがめっちゃブチ切れててさ」

    「何かあるんじゃないかなーって思ったけど…人様の家庭環境探るわけにもいかないしさ、とりま山岸にはつたえとこーかなって」

    「そっかあ…」

     智乃はじゃあもう行かなきゃと言ったあと、高成にこう質問した。

    「あのセーラー服の子、もしかして好きなの?」

    「うん。」

    「じゃあ頑張れ。ちゃんと気持ちは伝えないとね。」

    「分かった」

     智乃は手を振ってその場を去った。同時に日向と優里が予備校にやってくる。

    「おっはよー。山岸くんあの人誰?」

    「同じクラスの子。久しぶりに会ったからちょっと話してた」

    「そっか」

     高成は胸の中で里帆に対する黒くぐるぐるとしたどこか名状しがたき感情を感じていた。

    (なんだろう…飯田…もやもやする)

  • 109二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 21:37:06

    hosyu

  • 110二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 08:40:56

    あげ

  • 111妄想副題・青の季節22/07/06(水) 12:28:54

    >>108

     予備校が終わり帰り道。高成は雄也と日向と優里を交え四人で書店へと訪れていた。優里がおすすめの参考書を教えてくれるというのでそれについていく形だ。

    「ただ勉強だけじゃなくて、進学先によっては資格や検定に重きを置いてるとこもあるからそういう本も見た方が良いかもね」

    「へ~確か茜谷って英検受けるんだっけ?」

    「うん。三年になってからじゃ色々忙しいし、今のうちに受けた方がいいかなって」

    「あかねちん真面目だねえ」

    「茜谷さんこういうのはどう?」

    「ん~あくまで私個人の見た感じだけどこっちのが分かりやすいかも」

    「どれどれ…確かにこっちの方が分かりやすいかも。ありがとう」

    「いえいえ。」

     四人で様々な参考書を探していると高成を呼ぶ声が聞こえてくる。声の主は貴史だった。

    「こーせー久しぶりじゃん!元気にしてたか?」

    「おっ貴史!元気だよ。そっちは?」

    「復帰してからはもうバリ忙しくて…連絡する暇も無くてさ~…あれ?飯田じゃん。久しぶり~」

    「えっ?誰アンタ…違いますけど」

    「はっ…ごめん!まじでごめん」

     どうやら貴史は優里を里帆だと勘違いしたようだった。間違えた上に優里の背中を軽いノリでたたいてしまった事で彼女から蛇の如く冷たい目で睨まれた貴史はへこへこと謝っていたのだった。

    「それで?貴史は何探してんの?」

    「ああ~…スポーツ医学というか、肩ひじのケアとかそういうの」

    「ならあっちにあったよ。案内しようか?」

    「まじ?じゃあ、お願いしまーす」

     貴史は雄也に付き添われお目当ての本があるコーナーへと向かっていった。日向はあの人山岸くんの友人?と聞くとそうだと高成は答える。

    「へえ~結構筋肉質だしよさげかも」

  • 112妄想副題・青の季節22/07/06(水) 12:45:44

    >>111

    「塚また変な事考えてる。」

    「だって欲求不満だもん…最近セフレ出来たけどさ、その人と永瀬じゃ足りないというか」

    「やりすぎるのもほどほどにしなさいよ、妊娠したり病気になったら色々とやばいんだから。」

    「分かってますって~」

     その後貴史と雄也は三人の元へ合流し、皆会計を済ませた後書店を後にする。帰り際雄也はもう予備校もあとわずかか…とつぶやいた。

    「三人ともこーせーとおんなじ予備校?」

    「そうだよ。高校は違うけどね」

    「そっかあ。じゃあさ、良かったら土曜みんなでキャッチボールでもして遊ぶ?その日部活は休みだからさ」

    「おっいいね~皆どうする?」

    「折角だし行こうかな」

    「じゃあ決まりな!永瀬さんだっけ?ライン交換しとく?」

    「だね、吉野くんなんて呼べばいい?」

    「貴史でもなんでも。」

    「じゃあ「ハゲ」」

    「それはやめーや!そもそも好きでこの髪型してるわけじゃねえし…ていうか茜谷さんちょっと怖い…」

    「ええ~そうかな~?そんな事無いよね山岸くん?」

    「え“」

    (そこでおれに振る?!!)

    「茜谷さんはとっても良い人で賢くてお美しくて素晴らしいお方デス…ワタクシも心の底から尊敬いたしておりマス…」

    「ほんとうに?」

    「ほんとだよ!!」

    「ほほう…くるしゅうない、山岸くんのお言葉に免じて許してやろう…」

    「あかねちんも山岸くんもどした?顔真っ赤だよ?」

    「塚はちょっと黙ってて…」

    「えっなんでよ?!」

     たわいのないやり取りが続き、5人はそれぞれ解散していった。高成は優里への気持ちを再確認しつつ、里帆へのどこか不穏な虫の知らせのような名状しがたき何かが薄らいでいない事も察知する。

    (そうだ。おれは茜谷さんの事が好きだ。尊敬している。)

    (だけど飯田…なんか変な予感みたいなのがするのはなんでだ…?)

  • 113二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 13:11:47

    ここで吉野が絡むか…
    そして不穏な引き…

  • 114二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 13:14:06

    ハゲ再登場

  • 115二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 13:30:07

    リメイク版の登場人物(2年生)の描写から予想される学力って、どんな感じですか


    自分はこんなイメージです

    茜谷≧塚原≧新山>吉野≧永瀬≧飯田>山岸


    (>は大きく優っている、≧は同等または若干優っている)

    論理的な言動や洞察力から高評価。行動原理が不明瞭で衝動的なものは低評価という判断基準

    塚原や吉野は行動原理が明確でやる事やりながらも頭が良い方という評価です。飯田や山岸はマイペースで追い込まれないと勉強しないイメージです(アホの子というわけでは無いです)


    青の季節さんの設定も知りたいです

  • 116二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 14:51:02

    青の季節書いてる人です
    自分独自の学力設定は
    1 茜谷
    2 永瀬
    3 塚原山岸
    4 飯田新山
    5 吉野
    とこんな感じではあります。

  • 117二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 14:56:14

    >>116

    追記すると夏休みの宿題の進め方については

    茜谷→さっさと早めに終わらすタイプ

    塚原→気分のれば進むけど乗らなければやらない。答え見つつ登校日までには終わってるタイプ

    永瀬新山吉野→基本こつこつやるタイプ

    山岸飯田→こつこつやるけどペースはゆっくりなタイプ。なんで終わるのはギリギリ


    こんなイメージはあります

  • 118妄想副題・青の季節22/07/06(水) 16:26:05

    >>112

     一方個別指導塾で里帆は勉強に励んでいた。里帆のそばにつく女性講師が一旦休憩しようかと声をかけると里帆はシャーペンを置いてペットボトルのお茶を飲む。

     里帆は自分から喋り出そうとはしない。それを見た女性講師はこう質問してみた。

    「里帆ちゃんは何かしてみたい事とかってある?」

    「う~ん…なんだろう…」

     里帆は案の定答えを出せず黙り込んでしまう。やはり初対面だからかそれとも別の理由があるのか女性講師が話しかけても里帆は黙り込んだり上の空だったり煮え切らない受け答えしか出来ていないのであった。そこで女性講師はあえて自身の過去を話してみる事にする。

    「私ね、里帆ちゃんと同じ年齢だった頃乗馬に興味があったのよね」

    「乗馬、ですか…?」

    「うん。もともと生き物に興味があってね。そこで白女大は乗馬の同好会があるって聞いて。だからそこ目指したわけ。」

    「そうなんですか…」

    「里帆ちゃんはそういうの興味あったりする?筆箱のアクセサリーのモチーフがなんか蹄鉄みたいだったからふと気になって。」

    「馬は好き、です。走ってるとこが綺麗と言うか、なんというか…」

    「自由に草原を走る姿は、好感が持てます。」

    「そっか。あ、もうそろそろ時間だね。ここやったら終わりにしよっか」

    「…はい。」

     塾の時間が終わると母親が迎えに来ていた。挨拶をして帰宅し、夕飯を食べる。食べ終わって一度自室に戻ろうとした時里帆は自身のスマホを落としてしまう。ふと気になったのか里帆はライン画面を開いて高成とのやり取りを見返すのだった。

     …あれから連絡は来ていない。

    「山岸くん…」

     里帆は画面を見てそうつぶやいたのだった。

  • 119二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 16:34:12

    >>116

    >>117

    青の季節さん有難うございます(115)

    永瀬の学力評価が高いんですね


    自分は茜谷はひとつ抜けて頭良いかなと思ったものの、案外独特な所もあったように思われたので

    >から≧に直しました


    吉野さんは…お察しです

  • 120妄想副題・青の季節22/07/06(水) 16:38:17

    >>118

     土曜日。一同は貴史に指定された河川敷へと集合する。ボールとグラブは貴史が用意するというので貴史以外の四人は近くの屋根のあるベンチへ座って待っていると貴史が荷物を持ってやってきた。

    「お待たせ~よし、全員いるな!」

    「貴史手伝おうか?」

    「こーせーありがと!助かるわ。実は助っ人に来てもらっててさ…」

    「みんな初めまして、竹内と言います!よろしくお願いします!」

     そこに竹内と名乗る女子がやってきて5人に挨拶をする。優里や日向、里帆や智乃とは違い背の高いがっしりとした肉付きはアスリート風の雰囲気を併せ持つ女子だ。

    「初めまして!えーと助っ人という事は、吉野くんの知り合いですかね?」

    「えーと、吉野くんの所属する野球部のマネージャーをしてます。」

    「竹内先輩三年だからその…皆失礼の無いようにな…?」

    「はっはい…」

    「みんなそんな気使わなくていいよ、せっかくの休日だし肩の力抜いてこ!あと暑いから水分補給はこまめにね!」

     

     竹内先輩の号令の元キャッチボールが始まった。

     

  • 121二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 16:59:56

    このレスは削除されています

  • 122妄想副題・青の季節22/07/06(水) 17:02:12

    >>120

     二人組を作ってキャッチボールを始める。高成と優里、日向と貴史、雄也と竹内先輩の組み合わせだ。日向と雄也は初心者の為、それぞれ貴史と竹内先輩がボールの持ち方や投げ方などを指導しながら進めていく。どうやら竹内先輩はマネージャーでありながら野球の実践経験も豊富なんだと貴史は語る。

    「吉野くーん、これで合ってる?」

    「塚原さんそれでおっけーっす!」

    「いやあ思ったより難しい…」

    「永瀬くん肘はこんな感じで、…そうそう飲み込みはやいはやい!あとは自信もってやれば行ける行ける!」

    「ははっ、あざます…」

    「山岸くん結構上手だね。」

    「ははっ…ちょいちょい貴史の練習相手してて」

    「そうなんだ。楽しい?」

    「うん。楽しい。」

    「私もー。キャッチボールってやってて楽しいね。」

    「だね」

     二人組でやる以外にも円陣を組んでパスをするようにキャッチボールをしたり、遠投にチャレンジしたりと6人はこまめに水分補給しつつキャッチボールを楽しんだ。

    しかし時間は経ち昼過ぎの事。徐々に雲行きが怪しくなってきた事に日向は気づく。

    「なんか暗くない?めっちゃ曇ってるし」

    「そうだね…もしかしたら一雨来るかも。」

     優里がそう話した瞬間遠くからゴロゴロ…と遠雷の音が聞こえてくる。竹内先輩は道具を片付けて雨が降る前にどこか雨風をしのげる場所へ移動するよう皆に伝えた。

    「皆一旦移動しよう!雷はほんと危ないからね。」

    「りょうかいっす!」

     道具を片付け終わりその場を離れようとしたタイミングで雨が降り出す。雷の音も近くなってきた。

    「やばいってこれ…」

    「どっかこの辺に良い場所があればいいんだけど…山岸くん吉野くんそういうとこ無い?なんか寒くなってきた…」

    「塚、カーディガン貸そうか?」

    「あかねちんありがと…助かる?」

    「ごめん貴史どこか知ってる場所ある?」

    「ああ~…そうだなあ…一つあるにはあるけど…ん~」

    「どうした貴史?なんかあったか?」


    「そこラブホテルなんだよな」

  • 123二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 17:27:21

    >>119

    青の季節の人です

    永瀬は山岸のテストの点見抜いて勉強会誘った点から結構頭よさげなイメージなのかな?とは思ってます

    飯田と新山はどっこいどっこいな感じはします。



    とりあえず青の季節は書いててなんだかまたすごい展開になってきましたがこの調子で頑張って更新していきたいと思います

  • 124二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 19:06:52

    >>123

    お疲れ様です!

    こ、これは…更新楽しみですね!ゴクリ

  • 125妄想副題・青の季節22/07/06(水) 20:59:39

    次回予告みたいなの

    予備校も夏休みもとうとう終わりが近づき、久しぶりに再会した貴史を交えキャッチボールで親交を深める高成たち。
    しかし急なゲリラ雷雨が彼等を襲う。雨宿りできそうな場所は近くのラブホテルだけ…
    高成達はどうなるのか?!

  • 126二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 08:10:20

    あげ

  • 127妄想副題・青の季節22/07/07(木) 12:41:22

    >>122

    「え、ラブホ?」

    「そうなんだよ…」 

     貴史が言うにはそこはラブホテルなのだと言う。高成の脳裏には優里との例の事件がフラッシュバックされる。

    「あとはもうそこくらいしか…」

    「はっくしゅん!」

    「塚大丈夫?顔色悪いけど…はっくしょん!駄目だやっぱ寒い…」

    「私はもうそこでいいよ…寒いしお腹もペコペコ…」

    「じゃあ、入ろうか…」

     優里と日向の様子を見て一同はラブホテルで雨宿りをする事にした。幸い部屋は3つ確保でき、それぞれ竹内先輩と貴史・優里と高成・雄也と日向の組み分けで受付を済ませ入室する。

    「みんなー!また何かあったらラインしてなー!」

    「分かった!」

     高成は優里の顔を覗くと彼女の唇は紫色に変色していた。その様子を見た高成は急いでシャワールームからバスタオルを用意し寒さに震える彼女の背中に被せる。

    「ありがと…ああ、おなかへった…あったかいものが食べたい…あとドライヤーない?」

    「ちょっと待ってて…あった!」

    「ありがと、ご飯頼んだらお風呂入って来る。山岸くんどうする?」

    「茜谷さん先に入りなよ、おれはもう髪は乾いてるし後でいいから」

     二人はラーメンとフライドポテトを注文し、優里はシャワールームへと消えていく。高成はドライヤーでTシャツを乾かしていると貴史からラインが入る。

    『こーせーと茜谷さん大丈夫か?』

    『おれは大丈夫。茜谷さんは今シャワー浴びてる』

    『そっか』

    『とりあえず永瀬さんにもライン送っといたけど、雷収まるまではここにいた方が良いって先輩言ってたから』

    『りょーかい(スタンプ)』

    『そういや竹内先輩ってなんで来てくれたの?』

    『いや実はさ、先輩おれの彼女なんだよ』

    『マジ?(スタンプ)』

  • 128二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 15:51:03

    age

  • 129妄想副題・青の季節22/07/07(木) 21:11:09

    >>127

     貴史のラインを見て高成は驚く。その後この事は秘密にしてほしいと返信が送られてくる。どうやら部内での恋愛は明確には禁止されてないもののあまりよくないといった雰囲気なのだそうだ。それにモテモテであるにも関わらず竹内先輩を狙っている先輩もいるので結構面倒くさい所もあるのだと貴史は言った。

     そして貴史はこう返信する。

    『こーせー、知ってっか?』

    『気持ちはしっかり伝えなきゃいけねんもんなんだよ』

    『茜谷さん狙ってんだろ?頑張れよ。また何かあったら頼ってくれ(スタンプ)』

    『ありがとう(スタンプ)』

    「貴史…」

    (あいつすげえな…)

     ライン画面を見て貴史の行動力に高成は感心する。程なくして優里がシャワールームから出てきた。

    (気持ちを伝えるという事か)

    (おれは茜谷さんが好きだ、でも…)

    (それとは別に何か嫌な感じがしてよくわからない感情もある)

    (多分飯田の事だとは思うけど…)

    (なんだろうか…)


    今日はここまでとなります

  • 130二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:04:05

    6人3カップルでカラオケや旅行はあるけど、流石にこの人数でラブホでご休憩経験は無い…違う意味で吉野の胆力凄いわ…笑

  • 131二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 08:29:04

    >>130

    青の季節の人です

    確かに書いててハゲ及び竹内先輩の胆力・行動力はすごいなと思いましたね



    あと今日の青の季節更新後に皆さんへお伝えしたい事がございますのでこちらも合わせてよろしくお願いします

  • 132妄想副題・青の季節22/07/08(金) 12:44:27

    >>129

    「お待たせ~ああ、あったまった~」

    「おかえり。」

     優里がシャワールームから出てくると廊下の小窓から注文していた食事が手渡される。優里はドライヤーで髪とか乾かしてから食べるから先に食べてと高成に告げる。あたたかいラーメンは身体を芯から温めるのに丁度良いものだった。

    「これおいしいよ。」

    「ほんと?!」

     髪を乾かし終えた優里はラーメンを口にするとおいしい!と目を輝かせていた。二人はラーメンの味を語ったりキャッチボールについて振り返りながら食事を進め、食べ終えると優里はソファに腰かけた。

    「美味しかった、あったまった…」

    「まだ雨降ってるね。雷は収まったかな?」

    「山岸くんどうする?もうちょっと休んでく?」

    「うん…」

     まだ外は大雨が降り続いていた。貴史からのラインもあれからは来ていない。高成は優里の隣に座り窓を見つめる。

  • 133妄想副題・青の季節22/07/08(金) 13:27:27

    >>132

    『こーせー、知ってっか?』

    『気持ちはしっかり伝えなきゃいけねんもんなんだよ』

    「あなたも優しいわね。…いい?気持ちは思うだけじゃダメ。伝える事が肝心よ。」

     母親と貴史とのやり取りが呼び起される。

    (そうだ…伝えなきゃ)

    「あ、あのさ…」

    「?」

    (すきだ…)


    《山岸くん》


    「?!!」

     …気持ちを告げようとした瞬間、高成の頭の中に里帆が彼を呼ぶ声がこだまする。その様子を映像に例えるならば里帆のような幻影が彼を呼びながら追いかけてくるような、手を伸ばしているようなそんな感じだろうか。高成は優里を好きだという思いを言葉にする事が出来ない。それは高成にとっても里帆の声も含めて全く理解できない事だった

    「…?」

    (なんで…?)

    (なんでこんな時に飯田が…?)

    「山岸くんどうしたの…?」

    「…っ」

     高成は反射的に優里を抱きしめた。

  • 134妄想副題・青の季節22/07/08(金) 16:19:10

    >>133

      高成は勿論抱きしめたいという意図を持ったうえで優里を抱きしめた訳では無い。自分でもなぜ優里を抱きしめたのか分かってはいないながらも何かを確かめるように、なぞるように優里の背中に両手を回す。

    「山岸くん…ふるえてる…」

     高成の身体の震えを優里は感じ取っていた。優里のあたたかい体温が高成の身体にも伝わってくるのを高成は知覚する。

    (おれは茜谷さんが好きだ…好きなんだ…)

    「山岸くん…」


    《ヤマギシクン…ワタシカラニゲナイデ》


    (違う!)

    (違うちがうちがう…)

     高成の様子を見て優里も自身の腕を高成の背中に回し、ぎゅっと硬く寄り添う。高成の息は荒くなっているのを優里は察したようだ。

    「あたたかい…?」

    「…うん」

    「あたたかい…」

    「そっか」 

     高成は雨が収まった後も優里を抱きしめ続けたのだった…


     その後。貴史からラインが届き、今日はもうこのまま解散しようという事になった。各々ラブホテルから出て家路へと向かい、高成は優里を駅まで見送る。彼女の笑顔を見て高成は少しだけ安心したのだった。

  • 135妄想副題・青の季節22/07/08(金) 16:31:18

    >>134

     こうして長い長い予備校の日程も夏休みも全て終わる事となった。予備校の最終日、優里はまた遊びに行こうと高成に声をかけてくれた。

     …勿論その誘いは高成にとっては嬉しいものだったのだが、どこか純粋に喜べないようなよくわからない何かも同時に感じていたのだった。

     家で新学期に向けての準備をするたびに高成は段々とどこか重い気分になってくるのを感じていた。

    (飯田…)

    (また、みんなでヤる流れになるのかな)

    (考えるのはよそう…) 


     9月。新学期。

    「こーせーおはよ~!」

    「おっ貴史おはよ!」

     貴史と再会し、高成は挨拶をする。その時誰かが高成の背中をぽんぽんと叩いた

    「おはよう。山岸くん、吉野くん」

    「飯田…おはよう。久しぶり…」

     里帆はいつもと変わらぬ笑顔で挨拶をするのだった。

  • 136妄想副題・青の季節22/07/08(金) 16:52:32

    >>135

    これにて青の季節・前半が終了いたしました。

    激推しさんはじめこれまで様々な方から感想を頂き本当に嬉しい限りです。皆さんありがとうございます。



    そして現在、青の季節とは別にもう一つのカラミざかりに関する物語を執筆に向けて準備しています。

    内容としてはリメイク版カラミざかりを通じて出会った男女四人の物語となる予定です。

    更に、青の季節も完成後別の小説サイトに加筆修正したうえでまとめて投稿しようかと考えております。

    (もしもう一つの物語及び青の季節投稿についてこのサイトがおすすめという意見がありましたらいつでもおっしゃって頂けるとありがたいです。)


    今後、後半も頑張って執筆していきますのでよろしくお願いいたします

  • 137二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 20:19:48

    age

  • 138二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 21:29:15

    保守

  • 139二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 23:09:49

    前半完結おめでとうございます!
    楽しませて頂きました

    個人的には、普段はなろうとかカクヨムでファンタジーとかラブコメのオリジナル物を読んでる事が多いです
    無駄に沢山読んできました笑
    多くの人の目に触れると思います(上から目線ぽくてすみません)

    後半も期待しております

  • 140二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 23:27:09

    お疲れ様でした!
    楽しまさせてもらいました
    後半も楽しみに待っております!

  • 141茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/09(土) 00:40:16

    >>136

    本当はお疲れ様でした。登場人物たちは、原作よりもはっきりと、気持ちを言える感じになってて、波乱の展開でも(笑)、個人的には楽しめました。


    本編最新話、個人的には残念な流れまっしぐら濃厚となったので苦笑、青の季節はじめ、皆様方の作品を楽しみつつ、自分もちょっと創作できればなと思っております。

  • 142二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 08:22:48

    >>139

    >>140

    >>141


    皆さんありがとうございます‼励みになります!

    本編はなんかすごいことになってるみたいですね…


    なろう、カクヨムですか…個人的にはその二つとハーメルンで迷ってるんですが、こっちの方がいいみたいなのあったら教えて頂けると嬉しいです

  • 143二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 09:16:30

    すみません
    青の季節の更新ですが今日はお休みさせていただきます
    ご了承下さい

  • 144茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/09(土) 09:41:42

    >>143

    お疲れ様です。生活があるわけですから、更新は無理なくお願い致します。

  • 145二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 10:14:33

    >>144

    コメントありがとうございます


    その代わりといってなんですが、リメイク版の今後の展開でも予想妄想しようかと思います

  • 146二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 10:21:30

    >>145

    今後の展開ですが、サブタイ回収と言いますか個人的には山岸が飯田に自らの気持ちを伝え、そこから飯田の気持ちを確かめる展開になるのかな?とは予想しています

    飯田の心理描写がどれだけ書かれるかは分かりませんが、核心的な部分を一言二言吐き出すというかそんな感じかな?とは現段階では考えていますが多分外れそうな気が…自信は無いです


    飯田母や新山についてはそのあとだろうか?という感じはしていますね。

  • 147二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 11:09:40

    >>142

    139です


    青の季節さんの作風と更新時の文章量から、個人的にはカクヨムっぽいのかなと感じました

    なろうは書き溜めて纏めて一気に掲載されているイメージがあります


    でもNTRやBSS、2次創作の観点からはなろう短編なのかな…

    色々すみません

  • 148二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 12:13:42

    >>147

    コメントありがとうございます

    調べてみた所なろうは二次創作は原則禁止みたいでした…

    なのでカクヨムかハーメルンのどちらかにしようかなとは思ってます

    色々教えて下さりありがとうございます。

  • 149二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 12:15:16

    引き続き青の季節の人です
    もしよろしければ皆さんの妄想や二次創作・今後の展開の予想なんかも知りたいのでいつでもいいので読んでみたいと思ってます

  • 150二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 13:22:17

    147です
    確かに
    なろうの2次多いなと思ってたら許諾されてるもの(主にゲーム)だけに限るみたいですね
    すみません
    商業ベースだと難しいんですね

    リメイク版の終盤予想は本スレに書いているんですが、高成は飯田とも茜谷とも文字通り付き合って結ばれる感じではなく、高成が飯田の気持ちを聞いて自分の恋の終わりを実感して気持ちに踏ん切りをつけて成長していく感じです
    高成は飯田や茜谷を通じて、時に彼女らの力になり自分の気持ちを伝える事で本懐を達するのではないでしょうか
    付き合って共に将来を作って行きたいという感じより、その前段階で自分の気持ちを伝えても、上手くいかない事があるというのが青い欲望の絡まりとは別の(青春漫画リメイクとしての)主題の様に感じられます
    新山についても同じような予想です
    ただ茜谷が余りに魅力的で素敵すぎたので、高成が茜谷に釣り合うよう努力して行くというような展開が見たかったのは否めません
    ひとつの恋愛を貫いた高成が時を経て成長して茜谷の真心も別の次元で理解出来る様になった後、時を経て偶然出会うとなれば称賛してしまうかもしれませんがまぁ無さそうですね笑

  • 151茜谷ちゃん激推しオッサン22/07/09(土) 13:36:13

    >>150

    すごく感心させられました。特に、終盤に仰ってることですね…。

    自分は、あれから落ち着きは取り戻しましたが、最新話の感想は?と聞かれるとやはり腑に落ちないのが正直な気持ちです。

    結局その感情なの?みたいなね…


    登場人物みんな若いので、そういう流れにはなるのかなぁ…とも少しは思いますが。

  • 152二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 13:59:57

    まあ登場人物は成長過程の高校生ですからなかなか最適解を出していくのは難しいでしょうけど、その辺りはリアルに寄せている感じはしますね
    その割には非童貞・非処女だらけですが
    ちょっと茜谷のキャラ造形を魅力的にし過ぎたのかなーと思ってみたり
    色々と考えさせられる作品ですね

  • 153二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 14:02:34

    >>152

    自レス補足

    レス内容はリメイク版本編についてです

  • 154二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 15:29:06

    あげ

  • 155二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 16:04:23

    青の季節の人です
    色々考えさせられますねえ、皆さんの考察はためになります

  • 156二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 17:19:18

    ほしゅ

  • 157二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 20:53:29

    私個人の今後の展開妄想
    ・山岸は飯田に気持ちを伝える
    ・山岸は飯田の思ってる事が知りたいと尋ねる
    ・飯田そこで何かを言う。(家庭環境とか?)
    ・山岸と飯田感情を出しつつやる?
    ・日が明け民宿を出ていく。途中で飯田母登場?
    ・飯田と飯田母向き合う。
    ・学校に戻ってきた飯田。新山が待ってたという
    ・飯田と新山は腹を割って話す。藤野先輩の事もここで明かされる?
    ・時を同じくして茜谷も何かスポットあたる。もしかして永瀬と付き合ったりする?いやないか…
    ・飯田、山岸に気持ちを伝える
    ・付き合う付き合わないにしろ君を好きになって良かったエンド

    こんな感じかな?とは妄想してますがどうでしょう

  • 158二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 21:42:26

    保守

  • 159二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 08:11:28

    あげ

  • 160二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 10:12:08

    今日の昼頃から青の季節後編開始・更新再開します
    よろしくお願いします

  • 161二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 10:24:03

    >>160

    お疲れ様です!

    楽しみにしております!

  • 162妄想副題・青の季節22/07/10(日) 12:51:50

    >>135

    いよいよここから後編です!

     里帆から挨拶を受け高成もまた挨拶を返す。里帆の様子は最後に会った夏祭りの時とは特に変わりは無かった。貴史が久しぶりだな、元気にしてたか?と聞くとうん。と頷く。

    「飯田はあれから何して過ごしてたんだ?」

    「ああ、個別指導の塾に何日か…」

    「マジで?高成も予備校行ってたし、そろそろおれも勉強真面目にした方がいいかね…」

    「まあ貴史はまずは野球だろうなあ、よく見たら結構肌焼けてんな」

    「そうなんだよ、思ったより染みる…」

     三人が会話していると智乃がそこにやってくる。

    「皆久しぶり。元気?」

    「おう新山?おれは見ての通り元気だぞー!」

    「ほんと暑苦しいやつ…里帆も山岸も久しぶり。」

    「うん…久しぶり」

    (新山…そっか、飯田の事…)

     こうして新学期は静かに幕を開けたのだった。

     一方その頃優里もまた新学期を迎えていたのだった。クラスメイトから挨拶を受け、日向と教室でくつろいでいた。

    「でさ、セフレの人昨日会ったんだけどさ、結構かっこいいし上手くて最高だったわけよ」

    「そうなんだ。どういう人?」

    「こことは別の高校で三年って言ってた」

    「へぇ~…忙しいだろうによく会ってくれたね…」

    「確かに勉強で忙しい言ってたね、また今度も会う約束してきたから楽しみ―」

     優里はラインを開き高成とのやり取りを見つめる。

    「また山岸くん達とどっか行きたいね」

    「確かに」

  • 163妄想副題・青の季節22/07/10(日) 13:05:39

    >>162

     そして高成たちの通う高校では。

     宿題を提出したり授業が再開されたりといつもの日常に戻りつつあった。貴史も部活へと戻り以前のように高成たちを行為へ誘う事は無くなった。

     学力テストに文化祭の話、夏休みの思い出を語るクラスメイト達。それらを目にしながら高成はある事を感じていた。

     それはまるで夏休み前、あの何度も絡み合った出来事がきれいさっぱり無かった事になっているようだと高成は捉えていたのだ。

    (もう…しないんだよな。多分)

    (…いや何考えてるんだ。それが普通なのに…)

    (貴史も部活に復帰して新山とも飯田ともあまり話さなくなった) 

    (それだけは確かだな)

     

     …新学期から数日が経過したある日の事

    「山岸。一緒にお昼食べない?」

    「新山…いいけど、飯田は?」

    「図書室行くって」

    「そっか」

     智乃の意外な誘いに高成は深く考えずに一緒に昼食を取る事にした。

    「新山はさ、夏休みどっかいったりしてたの?」

    「まあ…ショッピングとか。山岸は予備校だっけ?」

    「うん。そういや、飯田は図書室行くって言ってたけど何か調べもの?」

    「そうじゃない?最近ちょいちょい行ってるみたい」

    「ふうん…」

     以前にも高成は里帆を書店で見かけ、そこで優里が本を拾ったりと色々あった事を思いだす。

    「勉強?やっぱ里帆のママがそういうの厳しいのかな?」

    「どうだろうね…」

     高成は胸の内でまたちりちりとした名状しがたい何かがうごめいたような、そんな何かを感じていた。

  • 164二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 16:00:54

    あげ

  • 165二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:52:03

    青の季節の人です
    本スレで宣伝していただきありがとうございます

    とりあえず次回予告を

    里帆は図書室で調べ物をしていると智乃から聞いた高成。
    高成は智乃は何を思うのか…?そして二人はある行動に出る!

  • 166二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 08:02:53

    あげ

  • 167妄想副題・青の季節22/07/11(月) 12:24:59

    >>163

     高成はそれを感じながら弁当を食べていた。するとラインが届く音がする。

    「誰?」

    「茜谷さんだ。」

    「…もしかしてあの赤いセーラー服の子?」

    「うん。」

    「いい感じなんだ。」 

    「…新山はなんか好きな人とかいたりするの?」

    「はあっ?!!…一応いるけど」

    「…そっか」

    「…まあ、ね…」

    「…」

     二人はそれ以上は語らず黙々と弁当を食べ終えるのだった。

     放課後。貴史はいつも通り部活へと直行し、高成も荷物を片付け帰宅する準備をしているのだった。近くに目をやると智乃と里帆が話しているようだ。どうやら里帆は図書室へ行くので先に帰ってほしいと智乃に言っているようだ。

    「分かった。気をつけてね」

     智乃はそう返し、バッグを持って教室を出る。高成も智乃に続いて教室を出た。二人は丁度校門を出たところで鉢合わせする。

    「山岸か、アンタも帰るの?」

    「まあ…貴史は部活だしこっちは予定ないし」

    「じゃあ、ちょっとだけ一緒に付き合うか。ちょっと話したい事があるし」

     智乃はそう言って高成についてくる事に決めたのだった。


     

  • 168妄想副題・青の季節22/07/11(月) 16:35:30

    >>167

    「でさ、話したい事って…何?」

    「ああ、そうだ…最近里帆よく図書室行くなーって」

    「そうなの?」

    「うん。」

     智乃からその事実を知り高成はそうなのか…とつぶやく。

    「勉強かな?」

    「う~ん…どうだろう…調べ物とかかなあ?でもスマホあるのに調べ物で図書室行くかなあ?」

    「どうだろうね…」

     二人が思案していると智乃が何かを思いついたような顔で高成に顔を寄せて小声で話しかける

    「…山岸、明日里帆の事つけてみない?」

    「えっ?!!」

    「声が大きい!」

    「ごめん…」

    「とりあえずつけてみたら何してるか分かるし…というか里帆になんで図書室行くのかって聞いても全然答えてくれないから、いっそって感じ」

    「そっか…分かった」

    「明日また話すわ。じゃあ」

     二人はそのまま解散する。智乃からの提案を聞いた高成はこう考えていた。

    (新山には言えないような理由…なんだろう)

    (そういやあの時書店で本探してたな…それと関係あるんだろうか?)

    (まさか、誰かとやってるとか…?)

    (それは無いか…いや、飯田だしな…)

  • 169二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 21:05:25

    あげ

  • 170二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 06:29:45

    ほしゅ

  • 171二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 13:13:30

    今日の青の季節更新はちょっと遅れます
    ご了承下さい

  • 172二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 13:16:41

    >>171

    筆者様のペースで大丈夫ですよー

    無理のないようお願いします

  • 173妄想副題・青の季節22/07/12(火) 16:00:25

    >>168

    >>172

    コメントありがとうございます

    ちょっとばたばたしてたので更新遅れました、すみません


     夜。自室で高成は勉強に打ち込んでいると優里からテレビ電話がかかってくる。

    「やっほーこんばんは。今大丈夫?」

    「うん。大丈夫。」

    「新学期始まったけどどう?」

    「いや、まあ…特に何事もなく、かな?」

    「そっか。良かったらさ、今月うちの高校で文化祭やるんだけど来る?丁度塚と永瀬も山岸くんに会いたいって言ってるし」

    「えっいいの?他校だけど…」

    「他校でも大丈夫よ~、その辺は高校によって厳しいとこもあるみたいだね…」

    「だよねえ、聞く聞く。じゃあ、お邪魔しようかな」

    「ウェルカムウェルカム!皆喜ぶと思うし!じゃあ今月の20日だからよろしくね。」

    「はーい。」

    「あと勉強はスムーズに行ってる?」

    「まあ、なんとか。」

    「わかんないとこあったらまたいつでも聞いて。じゃ、切るね。おやすみ。」

    「おやすみー」

     電話を終えると高成はまだ終わっていない課題に向き合うが中々捗らない。優里からの文化祭の誘いは嬉しいがどうしても里帆の事も気になってしまう自分がいた。

    (とりあえずは明日…新山と一緒についていって飯田が何してるか確認しないと)

    (でも、飯田がすんなり答えを言うような気はしないというか、なんというか…)

    (これ以上はやめやめ、課題やんなきゃ)

  • 174妄想副題・青の季節22/07/12(火) 16:18:28

    >>173

     翌日。智乃と高成は早めに昼食を取り終える。同じく昼食を食べる里帆から今日は今食べるの?と聞かれるも二人はお腹が空いたからとお茶を濁すのだった。

     ーそして里帆はやはり図書室へと赴いたのだった。タイミングをうかがい智乃と高成は里帆の後をつける。そんな二人に気が付いていない里帆は図書室へと入り、なにやら本を探し始めた。

    (なんか探してる…?)

     どうやら里帆は北陸地方を中心に様々な市町村を記した本を探しているようだ。

    (以前書店に来たときもそうだ、あの時もああいう系のジャンルの本を探してて…)

     すると智乃は里帆を追って図書室へと入っていく。高成は静止するのを振り切って里帆に声をかけるのだった。

    「里帆。それなに?」

    「あっ…」

     里帆は驚きのあまり本を落としてしまう。智乃はごめんと言いながらそれを拾い里帆に渡した。

    「富山か、行きたい場所でもあるの?」

    「あー…その、地理の勉強と言うか…」

    「勉強?」

    「うん…」

     いつも通りにこにこと笑みを浮かべた里帆が本を棚に戻そうとした瞬間誰かが里帆を呼ぶ声がする。その声の主はあろうことか夏祭りで一悶着あった芹沢先輩だった。

     …どうやら彼も里帆のあとをつけてきたようだ。

    「里帆ちゃんお久しぶりー、…ちょっといいかな?ついてきてほしんだけど」

    「はい…」

     里帆はそのまま無言で芹沢先輩の後をついていった。智乃は先輩に何か用ですか?と聞くも先輩はちょっとねとはぐらかすだけだ。不審に智乃は高成を連れてそのまま里帆のあとをつける事に決めた。

    「あの先輩…」

    「なんかいやな予感がする…山岸、行こう…!」

  • 175妄想副題・青の季節22/07/12(火) 16:36:28

    >>174

     芹沢先輩は人通りの少ない倉庫の中へ里帆を誘導すると案の定里帆を押し倒す。高成と智乃は急ぎながらもなるべく音は立てぬよう二人が向かった倉庫へと移動する。

     押し倒された里帆の顔はひきつった笑みを浮かべていた。

    「あの、先輩…?どうしました?」

    「里帆ちゃんさあ、藤野とやったんだって?聞いたよあいつから。」

    「でもおれとはまだやってないよね。だからやらせてくんね?」

    「あ…」

    「ていうか里帆ちゃんてさ、ビッチなんでしょ?同じクラスの子ともしてるって噂聞いたけど?」

    「な…」

     里帆は抵抗しようとするも芹沢先輩の力が強く抵抗できない。芹沢先輩は強引に里帆の口をキスしてふさぐとそのまま彼女のパンツの中に指を入れぐちゅぐちゅとかき回す。この時智乃と高成は現場に到着したが、二人は里帆がじたばたと足を動かしているのを目視で確認した。足を動かしている里帆はどうやら強引に自身の中を爪で引っ掻くように掻きまわされている事でかなりの痛みを覚えているようだ。

    「い“…っ…」

    「ちょっと落ち着こうね。この事皆にばらされたくなければね…じゃ、入れるか」

    「っ“…!!それだけはやめてくださいっ…!!」

    「ちょ、まずいって…誰かいない?」

    「…いない…!、あ!」 

     智乃と高成が助けを求めるため辺りを見回すと丁度体育教師がこちらへとやってきた。教師は智乃と高成にちょっと失礼と言うとそのまま倉庫へと入っていく。そこで目にした光景に教師は思わず絶叫する。

    「っおまえら!!何やってんだ!!」

    「…っ!」

     里帆の目は大きく見開かれていた。

  • 176二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 21:01:20

    あげ

  • 177二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:25:18

    お疲れ様でした!
    これは…やっちゃいましたね…
    芹沢先輩、学校からサヨウナラかな…

  • 178二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 08:11:16

    あげ

  • 179二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 09:14:49

    このレスは削除されています

  • 180二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 09:29:34

    >>177

    青の季節の人です


    芹沢やっちゃいましたね…飯田は痛そうだ…



    そしていつも読んでくださる皆様へ報告です


    青の季節ですが今後小説投稿サイト(現在二次創作投稿出来る所を探しています。見当たらなければ支部辺りにしようかと考え中です)にて加筆修正を施したのち、vol1,2,3の三編に再編して投稿する予定にしています。


    皆さま色々アドバイスや感想を下さりありがとうございます


    更に新作の準備も進めていますのでそちらも楽しみにお待ち頂けると嬉しいです


    今後も青の季節をよろしくお願いします

  • 181二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 12:20:52

    おお、凄い!
    あにまんから投稿サイト進出!
    応援してます!

    新作も楽しみにしております‼︎

  • 182妄想副題・青の季節22/07/13(水) 12:25:51

    >>175

     その声は高成と智乃にも大きく聞こえていた。教師は既に下半身を露出した状態の芹沢先輩を里帆から引き離しビンタをかます。里帆はその隙にその場から離れた。高成と智乃は里帆の元に向かう。

    「里帆…っ!」

    「智乃ちゃん…山岸くん…」

    「もう大丈夫だからね…」

     智乃がひとまず里帆を慰めると教師は全員職員室へ来るよう言い放った。教師は芹沢先輩の腕を掴み、先に倉庫を出ていく。三人はそれについていった。

     里帆の身体は大きく震えていた。

    (夏祭りの時よりも震えてる…)

    「だ、だいじょうぶ…?」

     高成がそう里帆に話しかけるも里帆は無言だった。里帆は不安そうにうつむいたまま歩いている。

    (…)

     職員室に到着すると教師はお前らは一体どういう関係なんだ?と芹沢先輩と里帆に聞く。

    「あ、あの…夏休みに知り合って」

    「付き合ってんのか?」

    「いえ…」

    「つきあってるならともかく、そうでもないのにああいう事をするのはさすがにどうかと思うぞ」 

    「すみません…」

    「あと山岸と新山。何しに来たんだ?」

    「あとをつけてて…」

    「だったら飯田を助けてやらねえとダメだろ。そりゃあお前らにとって芹沢は先輩だし勿論怖いのは分かる。」

    「だからといって見殺しにすんのはちげえぞ。あの場で先生来なかったらと思うと」

    「すみません」

    「とりあえず芹沢と、飯田だったか…今からご両親に報告するから」

     教師がそう言い電話を掛けようとした瞬間、里帆はすごい勢いでそれを阻む

  • 183妄想副題・青の季節22/07/13(水) 12:37:30

    >>182

    「ど、どうした飯田…?」

    「はぁっはぁっ…」

    「飯田…?」

     里帆の息は明らかに荒くなっていた。

    「先生。この事は私から話します。だから電話かけなくて大丈夫です」

    「本当か?ちゃんと言えるのか?」

    「言えます。だから大丈夫です。」

    「そうか…分かった。じゃあちゃんと言えよ」

    「はい。」

    「芹沢は…電話しといて後で反省文渡すから。多分1週間くらい出席停止にはなるだろうな。しっかり反省しろよ」

    「はい…」

    「じゃあ、芹沢以外はもう戻っていいぞ。」 

    「はい。失礼しました。」

     教師にそう言われ三人は教室へと戻っていく。間にはピリピリとした誰も口を開け無いような雰囲気が漂っている。

    (なんて話しかけたらいいんだ…)

    (しかもあんな余裕ない飯田初めて見たぞ…)

     教室に戻ると三人の様子を見た貴史が近寄って来る。どうした?何かあった?と貴史が聞くと智乃は別に、と返すだけだった。

    (新山の話といいやっぱり…飯田の家庭環境に何かあるのか?)

    (でも…新山の言うように他人の家庭環境にあれこれ言うのはなんか違うと思うし、おれには出来ない…)

    (飯田…)

    (こんな時、茜谷さんならなんて言うんだろう…)

  • 184二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 12:37:51

    >>181

    ありがとうございます!

    よろしくお願いしますm(__)m

  • 185妄想副題・青の季節22/07/13(水) 13:01:30

    >>183

     放課後。未だうつむき暗い雰囲気を醸し出してい里帆を見て高成はやはり何か話しかけた方がいいのではないかと考える。

    (なんか…とりあえずは話しかけてあげた方がいいのかな…)

    「あのさ…大丈夫?」

    「…うん。」

    「そのさ、飯田の家って厳しかったりするの?」

    「…まあ…」

    (否定はしないか…)

    「じゃあ、帰るね。また明日。」

    「おう、気をつけてな」

     里帆はそのまま教室を出て一人静かに去ってゆく。その頃智乃には藤野先輩から会えないか?という連絡が来ていた。それを見た智乃は了承の返事を送り、急いで指定された場所である藤野先輩の自宅へと向かう。

    「はあっ…はあっ…」

     全速力で走る智乃の胸の内には藤野先輩に対する恋心とあの時抱いた嫉妬心が複雑に絡まっていた。

    (私は先輩の事が好きなんだ…)

    「はっ…はっ…」

     藤野先輩の家に到着し、家のドアまでたどり着くと藤野先輩はドアを開ける。既に汗だくで息も上がっている智乃を見て一瞬目を見開くも、いつも通り入ってと彼女に促す。智乃はお邪魔します。と家に入るも全速力で走り続けたからか足がもつれ段差に躓き転んでしまった。

    「うわ!…いたた…」

    「だ、大丈夫?!」

     これには藤野先輩も驚きを隠せないようだった。智乃は彼の腕と肩を借りてなんとか立ち上がり歩き出す。

    「智乃ちゃん、お茶でもいる?」

    「いいんですか?」

    「いいよ。今持ってくるから」

    「ありがとうございます。」

     藤野先輩は冷蔵庫から麦茶を取り出しコップへとそそぐ。それを智乃の元へ持っていく途中、頭の中でまたある声が響き渡る

    「藤野先輩、あの時手当してくれてありがとうございます。」

    (…!)

     藤野先輩はそれを振り払うように智乃の元へと向かい、麦茶を差し出すのだった。

    「どう?」

    「ありがとうございます…」

  • 186妄想副題・青の季節22/07/13(水) 13:10:11

    >>185

     智乃は麦茶を飲み終えるとコップを藤野先輩へ返す。彼はそれを片付け智乃の元へと戻って来る。

    「あの、先輩…今日は?」

    「ああ…そのさ、智乃ちゃんて4P興味ある?」

    「4Pですか…?」

    「うん。クラスの男子と他校の女子なんだけど、男子の方は童貞でさ」

    「…」

     4Pと言っても男子が二人。女子が二人。あの時貴史の家へ行ったときと同じ構図である。

    (あの時とおんなじ組み合わせか…)

    「どう…?智乃ちゃんに任せるけど」

    「…」

    「…やります。」

     智乃がそう言うと玄関にノックする音が響く。藤野先輩が出迎えると男子と女子が二人、部屋へと入って来る。女子が来ていた制服は優里や日向のものと同じ赤いセーラー服だった。

    (あの山岸が仲良くしていた子と同じとこか…)

    (本当は気が乗らないけど…やっぱり私は藤野先輩の事好きなんだ、こんなにも…)

    「えーと…君は?」

    「新山智乃です。よろしくお願いします。」

     智乃は笑顔で二人を出迎えた。

    「じゃあ、はじめよっか。」

  • 187二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 20:58:28

    このレスは削除されています

  • 188二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 20:58:50

    次回予告
    4Pとはいえあの時と同じ構図に智乃は何を思うのか
    そして里帆は、高成はどうなるのか
    お楽しみに!

  • 189二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 07:51:29

    続きが楽しみ!
    応援しております

  • 190二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 08:15:29

    あげ

  • 191二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 09:01:07

    >>189

    青の季節の人です

    ありがとうございます‼励みになります!

  • 192妄想副題・青の季節22/07/14(木) 12:15:35

    >>186

    「おれじゃあ智乃ちゃんとしたい」

     童貞の男子はそう言って智乃を抱き寄せ、キスをする。赤いセーラー服の女子は既に藤野先輩とキスをしながらお互いに反応しつつある股座を触りあっていた。智乃はキスをされながらその場面を見つめている。

    (もしかして、里帆がハゲとやってた時の山岸もこんな気持ちだったんだろうか?)

    「智乃ちゃんどうしたの?」

    「いえ…なんでもないです。」

    「ふっ…んん…」

     赤いセーラー服の女子の喘ぎ声が聞えてくる。智乃もまた童貞の男子にそこを指で慣らされていた。

    (やっぱ藤野先輩の方が上手だ)

    「智乃ちゃん…どう…?」

    「…」

    「あ、…もっとこうした方がいい…?」

    (この人、正直に言って下手くそ。)

    (流石にはっきり言うのはアレだしなあ…ちょっと演技した方が良いのかな)

    (でも…そんな声が出るような気分にはなれない…)

    「智乃ちゃん…あの…」

    「あっ…」

    「もうちょい奥、ですね…はい…」

    「ここかな…」

    「んっ…」

    (童貞だって言ってたけどこういうのも初めてなんだろうな)

    「ああっ…んんっ…すごいっ…!」

     藤野先輩は赤いセーラー服の女子の胸を揉みながら、じゅくじゅくに濡れた中をぐしょぐしょと指でかき回す。智乃の相手をしている童貞の男子とは比べ物にならない程のテクだった。

    (先輩は違うな…)

    (申し訳ないけど、私は先輩が良かった…)

  • 193妄想副題・青の季節22/07/14(木) 12:28:53

    >>192

     童貞の男子は智乃のシャツを引きはがし、ブラをめくり上げて乳首を吸い上げる。しかし歯が当たり智乃は思わず痛いと声に出してしまう。

    「いたた…もっと優しく…」

    「っごめん…」

    (こんな事あんま思いたくないけど下手くそすぎるわ、もうなんか萎えてきた…)

     童貞の男子の必死に智乃を悦ばせようとするも、逆に空回りしているようだ。智乃も胸の奥深くでは快楽では無くイライラが募り上がってくるのを自覚する。

     そんな彼とは別に藤野先輩は赤いセーラー服の女子を何度かイかせていた。

    「やばいっそれ…」

    「うわっ…ぐちょぐちょだね…」

    「んっ…」

    (いいなあ…)

    (こんなやつとやるなら先輩の方が良い…)

     赤いセーラー服の女子の様子を見て藤野先輩はそろそろ入れても良い?と聞くと彼女は了承する。そして勉強机の引き出しからゴムを取り出し、それを装着すると彼女の中に入れようとしたその時。

    「待って」

    「え、智乃ちゃん…?」

     智乃は童貞の男子を振りほどき、赤いセーラー服の女子も押しのけて欲しがっていたそれを一気に自身の中へ押し入れるのだった。智乃の予想だにしていなかったあまりにも突然の行動に三人は一瞬驚愕の表情を浮かべる。

    「はあっはあっ…」

     智乃は激しく腰を動かす。それを見た赤いセーラー服の女子は何かを察したのかその場を離れて童貞の男子の傍へ寄った。男子はまだ抜け殻のような表情を浮かべている。

    「…あの子は藤野君の方がいいみたいね。」

    「智乃ちゃん…」

    (私は先輩がいい…先輩じゃないとやだ…!) 

  • 194二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 15:24:33

    茜谷スピンオフ 告白の翌日

    「やっぱり届かなかったか……」
    私、茜谷優里は高成くん──いや山岸くんに振られた。昨日の彼の誕生日の事だ。
    彼は里帆ちゃんが待つ場所へ向かった。
    雨が降り秋を感じさせる肌寒い夜だった。山岸くんは風邪引いてないだろうか…
    「って、何言ってんだろ。私」

    私は文化祭で初めて山岸くんの想い人、飯田里帆さんに会って焦っていたと思う。
    自分と見間違うと言われる容姿。大人しく可愛く控え目でとてもエッチな子とは思えなかった。でも、山岸くんの求めに応じた彼女は遥かに自分の想像を超えていたのだ。

    私はエッチな事はあまり好きじゃない人間…知識として高校生の約1/3程は経験している事は知っている。不本意なカタチで私もその中に入った。好きだった人とは言え、私はその事実に何度も泣いた。
    性欲は子孫を残す為に必要な生物の本能……でも私は「好き」という感情とそれが結び付かなかった。

    学校の友人の塚原日向…塚ちゃんは男子と付き合う上でエッチが嫌いな感覚が変わるのを期待しながら過ごす事はしんどいし相手を変える事は出来ないから自分自身、環境や考え方を変えるしかない──と言っていた。
    私はエッチな事…性行為を繁殖行動としか見ていない子供だったのかも知れない。どうしてまるでゲームの様に楽しめるのか。望まぬ妊娠や将来の事は考えていないのか。感染症は怖くないのか……でも里帆ちゃんの山岸くんに対する気持ち…それが見えた事が私を激しく揺さぶった。

    「山岸くんがしたそうだからしました」
    里帆ちゃんのこの言葉……負けた。このままでは私は届かないと思った。
    だから私は自分を変える事に決めた。
    それでも、山岸くんには届かなかった。優しい彼には見透かされていたんだ──

    また涙が溢れてくる。一晩経ったのに。何やってんだろ…私。
    「さて、塚ちゃんに報告か。相談にも乗ってくれたし。LINEじゃあね…」
    気持ちの揺らぎを押し込める様に支度を整え、家を出る。

    「とりあえず今日は食べ放題に付き合ってもらうかな…うわっ眩しい──」
    空は高く澄み渡っていた。

    (茜谷の独白1終わり。読んで頂きありがとうございました)

  • 195二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 15:36:32

    194です
    誤:「山岸くんがしたそうだからしました」
    正:「山岸くんがしたそうだったから……しました」

    雨続きで疲れてんのかな笑
    訂正します

  • 196二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 15:50:19

    >>194

    青の季節の人です 読ませて頂きました。

    とても良かったです。

    山岸・飯田への気持ちだけでなく塚原との友情も伝わってきて、恋の結末としては切ないものの希望が見えたそんなストーリーに思えました。

  • 197二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 18:03:25

    194です
    有り難うございます!
    しかもお早いコメント!
    精進します

  • 198二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 21:10:28

    >>197

    いえいえ!

    お互い頑張りましょう!

  • 199二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 08:00:52

    あげ

  • 200二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 16:43:47

    お疲れ様でした!

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