- 1節穴22/06/26(日) 08:25:20
某スレに触発されて立てたダイス、安価……風のスレです。正直スレ主がもん娘の名前とか案を募集してSS書いてるだけ感は否めず、しかもなかなかそういう描写にまではいたりませんが楽しんでいただければ幸いです。現在前スレが埋まりきっておらず、そちらが埋まったら始動します。
前スレ
(閲覧注意二番煎じ安価)もん娘クエスト的世界で戦う|あにまん掲示板某スレに触発されて、安価もダイスも初めてですがやってみたいと思う所存ですまず>>5までに主人公の名前と職業を、そのあとダイスで決めますbbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 08:48:57
保守
- 3二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:07:16
キャッチャー
- 4二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:07:48
保守
- 5二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:09:48
保守
- 6二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:10:27
★
- 7二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:16:06
ほっしゅ
- 8二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:58:48
乙です
- 9二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:59:00
盾乙
- 10二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 09:59:13
どうなるかな
- 11二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 10:03:48
★
- 12二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 10:58:22
ほしゅ
- 13二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:01:42
始動
- 14二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:02:20
前スレ1000
人の心ないんか? - 15節穴22/06/26(日) 18:02:29
- 16二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:03:50
千と千尋の神隠しの両親が豚になったみたいな感じで考えたらオッサン側からのブチギレ感は凄そう
- 17二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:07:06
普通にモコモコした毛と巻き角が生えた女性形態?
- 18二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:09:49
母と娘で微妙に違いがあるかも知れない
- 19二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:10:33
娘さん歳に合わない体型とかになってたら性癖に合う
- 20節穴22/06/26(日) 18:12:19
妻子と感動の再開!
めぇ〜❤️
羊が好きなのよね貴方
おいたんは膝をついた - 21二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:13:12
何もできずやられそう
- 22二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:15:42
直す方法がないとモルトさん幹部とクイーンをバラバラにした後奥さんと子供と一緒に自殺しそう
- 23節穴22/06/26(日) 18:16:38
子どもの成長はあっという間だからね
そのうちの一年を見られなかったね❤️
娘さんはもん娘になった影響もあって色んなところが大きくなったよ❤️
一年も会えなかったのにずっとパパの事が大好きだよ❤️
よかったね - 24二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:16:55
なんかこう上手いこといってイチャイチャウッフフ√入ってくれねぇかなぁ!?
- 25二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:18:11
こう、なんらかのパワーで搾られても死なない身体になったモルトさんとイチャラブする母と娘みたいな
- 26二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:18:46
- 27二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:19:09
人の心とかないんか?
- 28二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:19:18
やめろぉ(やめろぉ)
- 29二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:19:48
どんな化け物が生まれると思ってんだ!
- 30二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:20:14
今は怒りで目覚めたエネルギーが超パワーに分配されてる感じだけど負けた後クイーンとかにこれを精力に再分配されたらあの理不尽なまでの力が全部精力に行って死なずに絞り続けられるようになるみたいな
- 31二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:23:20
これハッピーエンド行ける?大丈夫?
- 32二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:25:31
愛する妻と娘と仲良く(意味深)暮らせるからハッピーエンド!
- 33節穴22/06/26(日) 18:44:13
今更だけど、大半のもん娘がえっちなことしてせーし搾り取ってこようとする中、サキュバスと悪魔の違いって何なんだろう。サキュバスってえっちなことしてくる悪魔くらいの認識だけど、この世界においてサキュバスと悪魔の外見的違いってなんなんだ
- 34二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:48:07
モモンガとムササビみたいな
- 35節穴22/06/26(日) 18:49:33
おっ、エロい格好しやがって、サキュバスだろ? 悪魔です……
わりかし服着込んでんな、ということは悪魔か サキュバスです……
もん娘世界においてサキュバスをサキュバスたらしめるものって…… - 36二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 18:49:58
サキュバスの方がエッチが上手いイメージw
- 37節穴22/06/26(日) 19:43:13
薄暗い地下牢を進み、ふと気づいたその人影。向こう側も此方に気がついたのか、まるで知り合いを呼ぶかのような気軽さで手をひらひらと振る。
遠目であってもわかる、それ以前にこの状況……まともな人間が自分以外にここにいる筈がない。だが向こうから単純な敵意を感じない以上、まず話をしてから事情を確認するべきだろうか。警戒を深め、いつでも拳を叩き込めるよう身構えながら近づいていく。
「あらあら〜、思ってたよりも早く来たんですねえ。お父さんは強いということでしょうかあ?」
「お前は」
「私はサキュバス、バトルサキュバスのリリティアと申します〜、どうかよろしく〜」
「……そうか、自分はモルトだ」
「えぇ、えぇモルトさん! 待っていたんですよ〜、もともと連れてきてもらうつもりではあったんですけど、わたしがもん娘に変」
言葉を聞き終わる前に反射的に体が動いていた、殴りつけていた。わたしがもん娘に変、お前がそうなのか、お前がこの地下牢を、お前がこの惨状を、お前が、お前がっっっっ!!!!
「ヴゥオオオオオッ!!」
「あら」
憎悪にも似た怒りが一瞬の内に胸の中で膨れ上がった。殺せるものなら殺してしまおう、だが渾身の怒りを込めて放った拳はバトルサキュバス……リリティアの掌に受け止められ、直撃には至っていない。 - 38節穴22/06/26(日) 19:44:18
「殺す」
「あらあらあら、早まっちゃめっ!ですよぉ〜。人が話をしてる時には、ちゃーんと最後まで聞いて」
「殺す」
連続して左のアッパー、右の膝、目の前のもん娘へ攻撃を仕掛ける。余裕の表情、気に食わない、殺す、ひるんだ、少し焦ったな、殺す、掠った、殺す、防がれた、殺す、殺すっ、殺すっ!!
「死ぃ……」
「おいたが過ぎますねぇ!」
避けられた腕を掴まれ、勢いを利用されながら壁面に投げつけられる。牢の鉄格子を歪めながら衝突、だが支障は無い、殺してやる。
「はぁ〜……何処にお嫁さんがいるのか、娘さんがいるのか、今どうしているのか、それくらいは聞いてからでも良いと思いますよ〜?」
「……」
殺すだがその言葉にも一理はいやどうせ探し出し助け出すのだそんな言葉に耳を傾ける必要はない殺せ自分の感情を優先して二人を後回しにするのか後にも先にも殺すのならばまず話に乗ってからでも構わんだろう。
「話を聞くつもりになってくれたみたいですね〜」
「……」
「あらあら怖い怖い、娘さんに逢うのにそんな怖い顔じゃあ」
ガアンッ!!
「フーッ、フーッ、フーッ……!」
「い、たたぁ……今のはおふざけが過ぎましたね〜……私としてもお話で済ませられるならそれが良いと思っているので〜、すぐ案内しますね〜」 - 39二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 19:45:50
何?このバトサキュさんの強キャラ感w
- 40二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 19:53:01
ぜってぇ糸目だわこのサキュバス…
- 41二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 20:14:49
強すぎん?
- 42二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 20:15:46
冷静じゃないとは言えモルトが翻弄されておる…
- 43節穴22/06/26(日) 20:46:23
今すぐに殺せと催促する本能、苦しめて殺せと提案する理性、殺し切るにはまず頭を冷やせと忠告する思考、一時の勘定に振り回されるなと律する脳。態とらしく腰をゆらゆらと振り、弾みをつけながら歩くリリティア。
瞼がひくつき指が痙攣する、今はまだ……抑えつけろ、力が無かった一年何も出来なかった分際で途端に粋がるな。もん娘は不老長寿、若いように見える外見でも自分の何倍と生きている可能性だってある。怒りに飲まれただけの蛮人など、獣にも劣るようなものだ。
「それにしても、トゥバンちゃんは強かったんじゃないですか〜? 頑張って戦う娘だと思うのですが〜」
「……それはあの、首が飛ぶ」
「ええ、ええそうです、飛頭蛮のトゥバンちゃん! 貴方が此処にいるのならば、戦ったと思うのですが〜」
「あ、ぁ……彼女は、とても……強かった。紛い物の自分などとは違う、真の強さがあった」
この地下牢というのは思いの外広い。もっと窮屈な印象があったのだが……それだけ嘗てのこの国の王は牢を必要としたのだろうか。どうでも良い事を考え続けろ、あのもん娘はトゥバンというのか。彼女はとても……だがこんな奴らの身内なんだな。
「殺気、お漏らししてますよ?」
「余計な口は、効かないんじゃなかったのか」
「大事な事ですよぉ、あの娘は大事な私達の仲間ですから」
正義や悪は一面のみに語れるものでは無い、こいつらにとって人間の命を踏み躙り、尊厳を愚弄することなど悪の行いではないのだろう。ますます腹が立つ、最早一周して落ち着いてきそうな程だった。 - 44二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 20:47:39
- 45二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 20:48:10
どこで!?
- 46二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 20:49:54
- 47節穴22/06/26(日) 21:15:05
何を言うてんねや?
- 48二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:16:22
これが世に聞く「殺気フェチ」…
- 49二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:16:41
- 50二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:20:22
>>お漏らし
この単語じゃね?
- 51二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:21:20
民明書房を召喚するなw
- 52節穴22/06/26(日) 21:50:21
「さ、着きましたよぉ。此方の中に貴方の大切な二人が……」
リリティアを殴り飛ばし、牢の扉を引きちぎって中に入る。灯りがあるのは廊下側だけ、奥の方にいるのか入り口辺りからは二人の姿は確認出来ないが、それらしき人影だけはある。
『ねえねえ、どうかしらこれ! 上手く描けたと思うのだけど、綺麗……よね? え、これ? これはほら……何かの、鳥。鳥よ! いいでしょ生き物は苦手なんだから!』
「フィー、ト……」
『パパ! ひつじみんな小屋に戻したよー! ……むーっ、そこは褒めるところでしょー! ね、ほら! ん……えへへ』
「ライ……」
二人が、そこにいる、そこにいるのだ。懸念は、あるが……今の自分ならばもん娘になってしまっている二人に襲われても、抑えておく事は出来るはずだ。辛い事なのかもしれない、自分にもん娘として欲に呑まれるという感覚はわからないが意識が二人の物なら語り続ける事で正気を戻せるかもしれない。
奥へ……そこには、床の上で丸まって眠っている、二人がいた。頭からは渦巻いたような形の角が生え、衣服もまともな物ではない毛皮のようなものだが、間違いなく二人だとわかる。
「っ、うぁ、あぁ……ライィ……フィートォ……ずっ、っ、自分だ! モルトだ! 助けに来たんだ、どうか起きて欲しい!」
二人の肩を揺すり、声を上げて呼び起こす。二人がどんな状態であっても……兎に角目を覚ましてくれなければどうしようもない。もし、もし二人にはもん娘としての兆候が強く発露していないならこれ以上の事はないが……
「んっ、うー、ぁー……」
「フ、フィート! 大丈夫か!? ライ……もう大丈夫だ、パパがいるからな!」
二人が目を瞬かせ、寝惚けたような声を出してゆっくりと起き上がる。大丈夫、再会は出来たんだ何とかできる筈だ。落ち着いてもらったらあの腐れから元に戻す方法を聞き出すなら、無いなら他のアテを探すなり……
「ん……ああー……あ、ああ!!」
「っ、本当に……一年もの間、すまな」
「メェ〜〜❤️」 - 53二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:51:49
元気な鳴き声でよかったね♡
- 54二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:53:43
これは心が折れますわ...
- 55二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 21:54:48
このまま怒り狂ってバトサキュさんとのガチバトル突入かな?
- 56二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:00:13
バトサキュ&妻子とのVSかもしれん
- 57二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:02:34
個人的に妻子は妻子で別にバトルして欲しい
- 58二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:09:57
負けイベントやんけ
- 59二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:11:37
ブチコロ確定かな?
- 60二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:16:13
あかん
- 61節穴22/06/26(日) 22:33:49
「な、なに、を、どう、したんだ二人とも……」
「メェ❤️メェ〜エ❤️」
立ち上がるのでもなく、四つん這いのままのフィートが……羊の鳴き真似をしながら身体を擦り付けてくる。ふわりと彼女の体臭が鼻を擽り、自身の内側にあった物がでてきてしまいそうだった。
瞳を潤ませ、熱い息を吐きながら扇状的な仕草で自分に跨がろうとしてきた彼女を引き剥がし、傷つけぬよう揺さぶりながら声をかける。
「な、なぁ! もしかして、自分がわからな」
「メェエエエエ❤️」
「ラ、ライ……っ、まで何をしっ……っ」
いつの間にか後ろに回り込んでいたライが、幼くもまた……同じように羊のような声をあげながら抱き着いてきた。背にむにりと柔らかい感触が……もん娘になった影響なのか知らないが発育が早すぎる。
言い知れない悍ましさに鳥肌が立つ、なんだこれは、二人はどうなってしまっているんだ。動揺を深めている中、牢の入り口に影が差す。
「ワーシープ、羊のもん娘ですよぉ。彼女達のお話を聞いてそれが似合うと思ったんです。お好きでしょう? 羊さん」
「────」
「メエエエッ❤️」
絶句する中、フィートに肩を掴まれ押し倒される。ライの腿に頭を押し当てられ、前後から二人に覗き込まれた。二人が一様に色情を帯び、舌舐めずりをして……
「女として、愛する人には存分に気持ちよくなった欲しいものです。ですが人の身体というものはあまりに貧相で、私達もん娘とはまるで比べ物にもなれません……とても哀しい事です、ですのでこうして私達と同じにしてあげるのですよ
残念ながら多くの人が犯される過程で枯れてしまいましたが、死ぬまでも愛され尽くして気持ちよかったのです。きっと幸せだったでしょう……貴方もこれまでよく頑張ったんです、たくさん幸せになっていってくださいね〜」 - 62二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:34:46
やべぇぞ…レイプだッ……!!
- 63二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:35:23
娘さんどれくらい発育してるんだろう
- 64二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:35:39
芸術的な精神破壊…!
- 65二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:36:28
はよ来てくれアステリ姐さーん!!
- 66二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:41:26
このレスは削除されています
- 67二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 22:42:09
自身の巨○に嫁の舌が!?…?いいのでは?
- 68節穴22/06/26(日) 22:57:01
〜
「あっ、そうだ! ぼくこんなことしてる場合じゃないんだよ!」
「こんなことってお前このやろう」
ぽこすかと叩いてくるコボルを押し退ける。ぼくが今ここにいるのは叔母さん……エルフェールさんを説得する為だ。人間達がママを罠に嵌めて殺した過去は変わらない、人間には酷い奴が多いかもしれない、それでもぼくたちが犠牲にした人達のなかにはきっとモルトみたいに家族をとても大切に想う人が、もん娘が相手でも優しく出来る人がいた筈だ。そしてこれからも、これが続いてしまうなら……止めなくちゃならない。
「エルフェールさん! 何処にいるか知らない!?」
「あのハマ……女王様ね、いやあーしは何処にいるかまでは……あ」
「此処にいる、よくぞ帰ってきたな我が姪……エルザよ」
コボルの顔が凍りつく、目線がぼくから離れた……という事は、ちょうどエルフェールさんは後ろにいる。そして声もした、振り返って彼女と対面する。少しおっかない所もあるけど……ぼくたちの心は同じだった。まだ彼女は人の良い所を知らないけど、きっと話せば同じように納得してくれる筈だ。
「全くあの蛮族どもめ、配下共を散らされ此方としては迷惑の一言。あのような者達を此処に案内し、何か納得させるような言い訳を考えているのであろうな」
「……そうだよ、でもこれは言い訳なんかじゃない! 知って欲しい事があるんだ!」
同じ場所にいさせられて、訳もわからないまま呆気に取られているコボルには悪いけどこの場で言い切らせてもらう。短かったけど濃厚だった四日間、人と一緒に暮らして知った……愛する人を思う気持ち、そして分かり合えるんだという事、それを全部。
「もん娘と人はまるで別の生き物じゃないんだ! ぼくらと同じように、大切な存在の為に怒る事が出来て……モルト、あのひとみたいに普通じゃ考えられないようなことだってするくらい、それでも優しい心を持ってる人が……ああああ、上手く言えないっ……言えないけど……ぼくたちがしてたことは間違ってた! 分かり合えるんだよ! ぼくたちと人は!」 - 69節穴22/06/26(日) 23:29:37
復旧した……
- 70二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 23:30:13
お、直った
- 71二次元好きの匿名さん22/06/26(日) 23:32:04
復活!
- 72節穴22/06/27(月) 00:14:44
『何を戯けた事を言っているのだ姉上、人間の如き下等生物……それに知性を期待する方が間違っているのだ。奴らなど我らの糧、種馬にするくらいが丁度良いのだ』
『いいえ違う、違うわエルフィール。考えてもみなさい、私達はずっと昔から半分はもん娘だけど、もう半分は絶対に人間であって来たのよ? 人間はエサや種だなんて、そんなものじゃないわ。兄妹にような……もっと近い、分かり合える存在なのよ」
「ック、ハハハハハ……まさか話してもいない事を、こうまで重ねるとは、ハハ、これを滑稽と言わずして何と、ク、ハハハハハハハハッ」
「え、な……エルフィール、さん?」
話を聞いたエルフィールさんは目を丸くした後、お腹を抱えておかしくなったように笑い始めた。隣のコボルと顔を見合わせる、ぼくは何か変な事を言ってしまっただろうか? それとも、ぼくの主張は絶対にあり得ない事だと笑われている……のかな?
「し、信じてはもらえないかもしれないけど! だけど本当の事なんだ! エルフィールさんも一回……」
「ハハハハハハ全く以って度し難い!! カエルの子はカエルという訳だ! 血は争えぬという訳だなエリザベート!」
「……あ」
コボルが突然、ボケたような変な声を出す。こんな時に……と思って覗いた彼女の顔、彼女の瞳は焦ったようにぐるぐると揺れていて落ち着かない。一体二人ともどうしちゃったの? そう思ったのも束の間、コボルがぼくの身体を担ぎ上げて一目散に走り出した。笑ったままのエルフィールさんはどんどん遠ざかっていく。
「ちょっと!? 何して……こんなことしてる場合じゃ」
「いやいやあれはもうそういうやつじゃん!! もうあんな感じでお姉さん呼び捨てにしてる辺りそういうことじゃん!」
「……へ?」
「ハハ、ハァ……神輿すら満足にやれぬのか。親子揃ってつくづく苛々させる。だが良い機会だ、あの蛮人ないし雷光ないし……消してしまっめもそれらの咎にしてしまえばケチはつかん」
長い髪を掻き上げたエルフィールは深い失望のため息をつき、吐き捨てるように独り言ちた。実権を握る為に画策し、力を示してもなおあの無能を慕う者のなんと多かったことか。邪魔なだけの姪を立てなければついては来ぬ盲信的な愚者共も多かったがそれももう終わりだ。
「妹に殺され、叔母に殺されるか。まこと奇矯な星の下に生まれたものだな」 - 73二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 00:16:28
ここに来てエルフィールさんがクソやばもんむすになってるぅ!?
- 74二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 00:17:47
まさかの姉殺し
- 75二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 00:20:53
こっちも気になるがモルトも気になる…!
- 76節穴22/06/27(月) 00:24:57
ということなんで今日はこれまでなんですがやはり終わらなかったし安価が息してない……お疲れ様です
- 77二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 00:27:50
乙でした
- 78二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 00:29:52
乙です
- 79二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 00:33:47
あー、うん。エルザは人間に罠に嵌められて母親を殺されたっていってたけど、本当はエルフィールが殺してて、人間に対して憎悪を向けさせる為に嘘を教えてたって事か
- 80二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 07:51:59
保守
- 81二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 10:20:20
☆
- 82節穴22/06/27(月) 10:51:09
『ねえモルト! わたしたちは大きくなったらけっこんして、ずっとずっとずーっといっしょにいるんだよ!』
呻るフィートの舌が胸板をなぞり上げる。羊のもん娘となってざらついたその舌は唾液に塗れてべちょりと生温かく、柔らかくて何処か心地よい。覗き込むライは自分の頭を両手で挟み、股ぐらに擦り付けては微かな喘ぎ声をあげている。
『モルトぉ……お母さんもお父さんも……死んじゃったよぉ……私、一人ぼっちになっちゃった……っ、うう、わああああああああああ!! あああああああああああああ!!』
手先を掴まれ、彼女の秘裂へと導かれる。指先がしっとりとぬめりそのままじゅぶじゅぶと沈み込んでいった。フィートが羊の鳴き声のまま盛ったように身体を弾ませ、ぼたぼたと唾液を垂れ流す。
『……自分が、一緒だろって……? う、嬉しい、けど駄目だよ……私、お母さんもお父さんもいないし、モルトの負担になっちゃうよ……だから……』
「メエエ、メエエエッ❤️」
艶やかにてかり、ぷっくりとした唇が重ね合わされる。舌が口内へ潜り込み、ポンプのように唾液を吸い出されていた。蜜のように甘く、腐った花のような香りに頭がくらくらする……身体が動かせない。
『ん、ねぇ……わかる? ほら、お腹を蹴ったのよ、ほーら耳当てて。ふふ、男の子か女の子か、でもきっと……私と貴方の子どもなんだからどっちだとしても……」
「ちゅう……じゅるっ、んむっ……❤️」
何処に、何処に悪い事がある。妻は自分を愛し、自分は愛されている、娘も一緒にいるのだ……家族は三人揃った、何の問題も無いじゃないか。フィートの美しさは前とはまた違う、もん娘になった事による肉付きの良さ……依存するように求めてくる習性、いいじゃないか、もう自分は此処に辿り着いた、それで……
「んむぅ……メエエエ❤️ ッ、メエエエ……」
頬にポタリと、滴が落ちた。ぼやける視界の先にいたのは……表情を哀しげに歪め、大粒の涙を零すフィートの姿があった。本能故に抑えられず、しかし……このような姿に変えられ、羊のようにされた今でも、彼女の心はあの時から変わっては、いなかったのだ。 - 83二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 11:09:54
奥さん、あんた本当凄いよ
- 84二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 11:10:42
悲しみ…
- 85二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 11:11:10
愛を取り戻せ!
- 86二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 11:11:38
ここでbgm入ります
- 87二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 11:11:54
もう誰が相手でも負けるはずないな
- 88二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 11:14:18
クリスタル…
- 89節穴22/06/27(月) 12:15:11
「トゥバンちゃんを回収して〜、ヤオちゃんは〜……うーん、アステリオスさんに殺されてないと良いんです、が、あ? あらあら、あらあらあらあらあらあら……嘘でしょう、嘘でしょう、あり得ない、あり得ない!」
地下牢を抜け、打ち破れた飛頭蛮を連れ帰ろうと王城の階段に足を掛けたリリティアが背後から感じた気配に振り返る。目を一杯に見開かれ、優雅な印象を抱かせる顔には在らん限りの驚嘆が浮かんでいた。視線の先にいるのは、白い肌を赤熱させ蒸気を噴き上げる上裸の大男。気迫に反して足取りにはダメージが見えるものの、その絶対的存在感はバトルサキュバスであるリリティアをして緊迫に息を呑ませた。
「あれだけの、あれだけの精神魔法で追い込みを掛けて発情させて、あの状況から……二人を張り切って……!?」
「情けない父親で、本当にすまない……赦して欲しいとは言わない。苦しいだろうに、あのまま犯されていれば楽になれただろうに、我儘を優先した自分を……」
ずしり、と腰を落としてファイティングポーズを取るモルト。額に汗を浮かべつつも、それを振り払うように鼻で笑い向い合うリリティア。荒涼の風が吹き荒ぶ階段上で両者は睨み合い、衝突する。
モルト 体力288
リリティア 体力300 - 90二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:16:28
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:16:57
このレスは削除されています
- 92節穴22/06/27(月) 12:23:12
「連戦と精神的消耗で貴方の体力は限界と言わずも万全とは程遠い、その状況で私を倒せるか、モルト!」
「ウオオオオオオオオオ!!!」
モルト
dice1d100=20 (20)
リリティア
dice1d100=100 (100)
- 93節穴22/06/27(月) 12:23:31
えっ
- 94二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:24:25
最大値wこれ、何かあるのかな?
- 95二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:28:14
ダメージじゃないし大丈夫やろ
- 96二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:28:39
リリティア強ぇ……
- 97節穴22/06/27(月) 12:32:36
モルトが風を巻き込みながら放つ巨砲をばしりと受け流し、ガラ空きの胴体に潜り込むリリティア。普通の相手ならばサキュバスアーツと呼ばれる性技を以て敵を痛めつけながら搾り取るという、バトルサキュバスらしい戦法を取るのだがこのモルト相手にはそうもいかない。完膚なきまでに叩きのめし、そして自分ではなくあの二人に襲わせる。
「しっ」
「ぐおっ……」
1エルボー(100ダイス)
2跳び膝蹴り(150ダイス)
3大外刈り(200ダイス)
4デスティーノ(300ダイス)
5止まらない……!?
dice1d5=4 (4)
- 98二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:33:24
まずいですよ!
- 99二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:33:45
くっ!万全なら
- 100節穴22/06/27(月) 12:35:04
モルトの腕にしがみ付き、逆上がりの要領で頭上を取る。勢いそのまま重心を相手の後頭部へと集中させ、雪崩れ込むように地べたへと叩きつける。
dice1d300=198 (198)
- 101二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:35:04
せっかく考えたのにサキュバスアーツ使って貰えなかった…(´・ω・`)
- 102二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:36:30
もしかしたら、モルトが負けた後に使うかもしれないから……
- 103二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:37:18
後90ですぞ!
- 104節穴22/06/27(月) 12:43:33
198×2、396ダメージ
「ガアッ、ハ……」
「……流れを掴まれれば、そのままやられかねません。初撃で仕留めさせていただきました、自分で打ち倒しておきながら……少し残念な気がしますね」
クレーターを作り、石畳に埋め込まれたモルトは血を吐き動かない。まだやれる、手先に力を込めて縁を掴むものの身体が起き上がらない。
「……あの人も、貴方のような人だったら私は……いえ、いえですがそれも過去の話。勝負は決したのです、二人もいますから大変かもしれませんが……貴方の生命力ならそう簡単には死なないと思いますよ」 - 105二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:44:28
100は倍なのね
- 106節穴22/06/27(月) 12:48:45
怒りによる覚醒!黒幕とは別の元凶と対峙!ダイス100(ゾロ目はダメージ2倍)からの瞬殺はちょっとお話になんないよー
- 107二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:49:46
アステリ姐ーッ!!
- 108二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:50:36
モルトおじさん側は全滅パターンですかね。これは...
- 109二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:52:34
まぁおじさんなら絞られても死なんだろうしある意味家族ずっと一緒のメリバエンドかな...
- 110二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:54:08
助けが来るパターン
- 111二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:54:31
でもエルザちゃんとコボルちゃんはヤバそう
- 112節穴22/06/27(月) 12:58:49
モルトを回収し、地下牢に連れて行こうとするリリティア。かなり焦らされはしたが怒りで単調になった動き、隙をついて首を潰しに掛かった事も相まってというところか。意思だけは衰えず、目線はギラギラとリリティアを睨め付けているが不味い痛め方をしたのかまるで起き上がらない。
「さて……っ、と!?」
脱力した人影が手足を放り出しながら吹き飛んでくる。回避しようとし……しかしその人影の正体を見切ったリリティアは避ける選択を取れず受け止め、ようとし勢いそのまま激突した。
「オイオイオイオイ、なぁあにやられちまってんだよエエオイ……お前をヤんのはアタシだってこと忘れちまったのかぁ?」
「ぐ、あ、アステリ、オス……」
「おう、間一髪ってとこだったな! 惚れちまうだろ? 好きになれよ」 - 113二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 12:59:39
まあ、話の盛り上がりの為に助けが来て再戦...とかでもよくね?それで負けたら駄目だったって事で
- 114節穴22/06/27(月) 13:03:23
ストーリーの進行的に一回流しますが、お話が終わった後ここで負けたということでテンテンします
- 115節穴22/06/27(月) 15:04:24
無茶苦茶するんですがやっぱりエンディング後にバッドするのがあれなのと、もん娘に負けたんだからはやくやれって感じがしてきたのでとりあえず先に……
- 116二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 16:05:14
りょ!
- 117二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:09:14
リリティアは魔法で水を生み出し、モルトの身体に付着している血液や砂埃を洗い流す。もん娘として初めての交わりだ、少しでも楽しむ為に汚れは無い方が良いと思われたのだ。
浴びせかけられた冷水に倒れたままのモルトが咽せて咳をつくものの、リリティアは気にせずぐっしょりと濡れた身体を熱波で乾かす。服は湿ったままだが、どうせ脱がされるなり破かれるなりするのだ、その程度は構うまい。
「ぐ、あ……ごのっ……」
「もん娘に倒された男性の末路、知らない訳はありませんよね〜。まぁいただくのは私ではなく、貴方の大切な家族達ですが〜」
動かないままのモルトが扉のひしゃげた牢、フィートとライの入れられている中に転げ入れられる。思考能力が薄くなっている二人には外に出るという選択肢も取れず、ただ投げ込まれた者が嘗ての自分の家族であったということだけをぼんやりと思っていた。
妻の方は歯噛みした。脳の殆どをもん娘らしく男との情交を求めるそれに塗りつぶされていながらも、彼女には微かな理性が残っていた……しかしそれが故に残っていた最後の精神、自分自身、それに多大な傷をつけながら消えていくことになる。
「ミェ、ェェエエン……」
見るに見られぬ、端ない今の自分の姿。助けに来てくれた夫の事が、ただぐちゃぐちゃに犯し尽くしたいと思う事しか出来ない自分の卑しさ、それが恥ずかしくも悔しくて仕方ない。その羞恥すらも身体が反応し、より欲情を深めていく。
目の前には動けない極上の雄、すぐにでも覆い被さり腰を振りたい……人間性と獣性が争う中、同じ牢に入れられていた娘……ライはそんな事情もお構いなしにそろそろとモルトへ歩み寄っていく。
「メェ❤️」
そして、何の躊躇いも無くズボンをひん剥いた。下着をずり下ろさせ局部を露出させる、焦りながら咎めるモルトの声など意にも介していなかった。ライの頭の中にあるのは、これが大好きなパパであり……それを理解した上で、ようやく一つになれるということだけだった。
だいすき❤️パパ❤️いっぱいする❤️パパにママにしてもらう❤️
縮こまったままでも少女の顔と比較すれば大きいそれに、うっとりとした雌の顔で頬擦りするライ。フィートは自身の娘が愛する夫に欲情しているという悍しい光景から目を逸らしたいのに、露出された雄のそれを求める本能を抑えられず自ずとそれへと見入ってしまう。 - 118二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:14:20
背徳的で良いですね
- 119二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:24:57
なるほど…いい
- 120二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:44:30
とりあえずバッド気味ルートを見せてからハッピールート?
- 121二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 20:45:44
- 122二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:19:28
このレスは削除されています
- 123二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:19:33
「ミェエ、ミィィ……❤️」
すんすんと鼻を近づけ、嗅覚を雄のそれで満たしていく。息をする度香りが脳を犯していき、幼い少女の思考を性一色に染め上げていく。
辛抱堪らなくなった彼女は熱く蕩けた息を吐き、涎まみれの舌が沿うように逸物を舐め上げた。ざらざらぶつぶつとした味蕾のひとつひとつが味わうようにして表面を舐り、その脈動する肉棒にココロを奪われたライは迷う事なく口いっぱいに勃ち上がったモノを頬張った。
モルトは今すぐにでも舌を噛み切って死んでしまいたい衝動に駆られ、歯を立てようとしたが自分が死んでしまえばいきさつは兎も角、娘が自分に自殺を選ばせたようになってしまう。言葉も通い合わせることはできないが、もし彼女の内にライという娘の意識が確りとあるのなら……そう思えばそんな手段も取れなくなった。
フィートは喉よ裂けよと言わんばかりの悲鳴を上げるつもりであった。我も忘れて進んで禁忌を犯してしまう娘、それを止められない自分の無力を嘆き絶望する為に。しかし、その口から発せられたのは雄に媚び諂うような甘い誘い声。もん娘のワーシープとしての身体は娘と夫のやり取りに興奮し、自分も早くこうしたいという想いで満たされているのだ。
「メエエエ❤️ メェンッ❤️」
「うっ、あ……うああっ……」
「ミュウ……ンッ、チュ……ジュブ……チュッ❤️」
夜の闇より深い絶望がフィートの心を覆った時、人間としての彼女の心は壊れ、自分もそこに混ざり心地良くなろうという雌羊がそこに産まれた。娘もそうして寄り添いに来た母親を受け入れ、二人で愛する雄へと身体を擦り付ける。地下牢には惨めに啜り泣く男の声と、愉しげな羊の鳴き声が響いていた。
「そう、なっちまったか……残念だよ、モルト……じゃあな」
「我々はまた、またも家族を……愛すべき先代の娘エルザを喪った。その友コボル諸共に、またしても人が我らから奪っていったのだ。当の本人は牢にて地獄を見せているが、これでもう人の悍ましさ、度し難い愚かさを諸君らも理解しただろう。此度の戦乱で多くの同胞が傷つき、或いは命を落とした……だが決してその暴虐にこのファムファタル教団は屈しない。いつの日か人類を跪かせ、地を我らで埋め尽くすその時の為に!」 - 124二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:20:44
陵辱描写が薄いけど竿が竿だからエロに振り切れないし暗い感じになったのだ……
- 125二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:21:14
これがバッドエンドルート…
- 126二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:22:09
なぜだ……エロいのに…陰惨な気持ちだ……
- 127二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:31:23
でもすごく興奮しちゃう…
- 128二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:31:55
口に入るんか?モルトの巨○
- 129節穴22/06/27(月) 22:32:16
自分で殺っといてそれを理由に侵攻するし求心力を高めていくもん娘のクズ
お気に入りだった人間が見てない間に堕ちててとてもがっかりした牛さん
気絶してる間に全部終わってたし保護対象死んでて自責するでゅらはん
タコ殴りにされたけどそれで時間稼げたっぽいししなやすの熊
思うように目的達成出来て一息つけたけどやっぱりちょっと残念なバトキンマスク
ナレ死したロリ二人
やっぱし怖いスねダイス神は - 130二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:41:58
BADENDルート乙でした
まさか、取り合えず主人公にエロいプロレス技掛けてくれたら良いな程度に考えてたバトサキュがここまで強キャラになるとは思ってませんでした
ただ、やっぱり考えてた技を使って貰えなかったのとせっかくモルトおじさんに勝ったのにバトサキュが逆レするシーンが無かったのが少し残念でした...
嫁さん、僅かに人格残ってたみたいだし、嫁さんの前でモルトおじさん犯す事で嫁さんの心折って完全にもんむす化とか見てみたかったなぁ...とか - 131二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:43:00
モルトと妻と娘の仲睦まじい様子も詳しく見たいね
- 132二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:46:08
余裕ができたらいろんなもん娘のエロルートみたいね
- 133節穴22/06/27(月) 22:49:15
本当に申し訳ない、けど戦いながら犯すってもん娘ほんへではもう気にもされないけど半ばギャグなんよ……あと書こうとする度にモルトおいたんの屈強過ぎる肉体がノイズになる……普通に細めのイケメンとかショタならもん娘にぶち犯されてても違和感ないけどおいたんその気になったらすぐ振り払いそうで……
- 134二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:56:49
飛頭蛮とかミノタウロスに負けたルート?
- 135二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 22:59:01
そこは元々肉体的のモン娘の方が優れてるって設定ですし、力づくで押さえ込んで振り払われない様にするとかでも問題無い気がするけどなぁ...
ギャグというのもストーリーの背景は無茶苦茶シリアスでしたが場面場面でちょっとしたギャグっぽいのとか入ってましたし、あまり気にする人もいないかと
そもそも初っ端の怒りダイス1d9999がギャグの領域だったしw - 136二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 23:02:19
まあイメージは大事よね
- 137節穴22/06/27(月) 23:03:29
とりあえずアステリオスが助けに来たところから再開
あの貴方自分はヤ・オ・ガーに横槍とかやめろってキレてたんですけど自分は良いんですか。あと自分で書いててなんかエロいベジータみたいだなあの辺りのセリフ - 138節穴22/06/27(月) 23:33:29
「何処に、行っていたんだ」
「ちっとばかし野暮な奴がいたんでなぁ……そいつをぶちのめして今ぶん投げた。ん、いや今アタシがしたのも同じようなもんか?」
からからと笑うアステリオス、唐突な登場だが……彼女がいなければ自分は終わっていただろう。その後の事も考えるとぞっとする、あのもん娘に穢されるのか或いは先程のように……
「お前、自分で思ってるよりも身体に疲労が溜まってんだよ。話に聞く限りそんなイカれた体になったのだってつい数日前だろ? そんな状況から余裕無しの行軍にあのデュラハン女、怒りで誤魔化しきれてたもんがあいつ相手じゃ通じなかったって話だ」
「……慢心なのか」
「そうじゃねぇよ、ただちょっと寝てろ。あいつの事はアタシが見とく」
そう言われ、心の底から力を抜くとどっと疲労が押し寄せてきた。妻子に会えはしたがあの状況、それで緩んでいた何かもあっただろうか……無理矢理眠ろうとせずに眠れそうだった。
自分は結局昔から一人では何も出来ず、道中ぞんざいに扱いもしたアステリオスには何度も助けられていた。自分は、本当に弱いんだな。
「……っ、……」
「人間だろ、お前は。そこまでもんすたーにならなくていい」
「ヤオちゃん……大丈夫ですか?」
「私腕クッツイテマスカ? 全身バラバラミタイニ痛イデース……」
アステリオスがリリティアに向けて放り投げたのはつい先ほどまで自らが相手をし、蹂躙し尽くしたヤ・オ・ガーであった。重たい一撃を喰らいダメージレースをひっくり返された後は順当な地力の差で敗北。どうしたものかと思っている内に野生の勘というべきものが働いた結果、モルトが倒れたその場に連れて来られ投擲物として扱われてしまった。
「しかしアステリオスさん? モルトさんを寝かせてしまったのは些か早計だったのではないですか〜、その人を守りながら戦う、そこまで器用な事が出来るとは思えないのですが〜」
「何言ってんだよ、だからこそのそこのそいつだろ。お前だって重荷を抱えてるのは同じだ、同じ仲間は見捨てれねぇだろ」
暫く睨み合った後、リリティアは首をすくめてヤ・オ・ガーを抱え上げた。重症な彼女を休ませなければ、と。反対にアステリオスもモルトの体力が回復するまでは番をするつもりであった、脅しをかけたとはいえ意に介さず突っ込まれたら危ういところもある。停戦は単なる利害の一致だった。 - 139二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 23:37:17
ミノタウロスとも飛頭蛮とも戦ってんだ。そら疲れますよ…しかもそこに嫁や娘の哀れな姿見たらねぇ…
- 140節穴22/06/28(火) 00:13:39
- 141二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 00:18:18
乙乙
- 142二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 00:18:30
お疲れ様
- 143二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 00:25:16
まあダイスはね?言うこと聞かないし
- 144二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 00:26:03
俺も負けるにしても一撃ぐらいは食らわすかな?と思ってたし、しょうがないよ
- 145二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 00:26:39
本当はどんな予定だったの?
- 146二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 07:18:45
乙
- 147節穴22/06/28(火) 07:56:11
負けるにしてももっと緊迫して負けてくんないと負けちゃったか……感が出ないんですね。まぁゾロ目2倍付けたのもダイスの最大値決めたのも自分だしカッコつけずに体力回復させてれば即死は無かったんですけど……
- 148二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 08:04:34
怒りの力ででブーストされて戦ってたモルトおじさんも流石にちょっとお辛い現実を見て心折れかけちゃったから負けるのもしゃーなし
怒りの力で届かないなら今度は愛の力で立ち上がるんだモルトおじさん - 149節穴22/06/28(火) 08:34:52
「モルト、アタシはお前の戦いに手出ししねぇし次こそ負けたんならそん時はその程度だって、納得してお前を見捨てる」
「わかった……何から何まで本当にすまない」
「謝ってばっかだなあお前はそら、奴さんのおでましだぜ」
数十分に満たない仮眠だったが、丸一日眠りについていたような充足感だった。胸の内にあった感情には纏まりがついた、振り回される事はもう無い。
この際、リリティアという相手を前に妻と娘の事は一度忘れる……そう決めた。自分は奴に生殺与奪を握られもした、アステリオスに助けられていなければ今頃はという身の上であり、再戦して勝ったところで自分に奴を殺す権利などあるはずも無い。
「けどよ、アタシをお前が打ち負かしたのは事実でそんなお前にアタシは惚れてるんだ、だから負けるんじゃねぇぞ!」
「……いってくる」
既に彼女はそこで待ち構えていた、連れていたもん娘を介抱するくらいの事にそう時間は掛からなかったのだろう。互いに立ち合う相手を見やり、言葉もないままに構え合う。今度こそ、自分は……
モルト 体力400
dice1d100=25 (25)
リリティア 体力300
dice1d100=55 (55)
- 150節穴22/06/28(火) 08:35:52
て、天丼とかしないよね?
- 151二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 08:35:54
ゾロ目か…
- 152二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 08:37:11
ここまで調子の悪いモルトおじさんは初めてだ…
- 153節穴22/06/28(火) 08:38:10
経験の差か、またしても先手を取られる。真っ当な実力勝負となると自分はこんなものなのか……?
1エルボー(100ダイス)
2跳び膝蹴り(150ダイス)
3大外刈り(200ダイス)
4デスティーノ(300ダイス)
5二度はもらわない
dice1d5=3 (3)
- 154節穴22/06/28(火) 08:39:57
ばしりと腕に組みつかれ、大きく振り上げた奴の足が膝を絡めるように取り上げる。ぐらついた身体を利用して体重を掛けながら地面へと叩きつけられる。
「しゃっ!」
「ぐ、うっ!」
dice1d200=101 (101)
- 155節穴22/06/28(火) 08:45:01
受け身を取りつつも何とか致命傷を避けるが、それでも重症だ。自分はまだここでは終われない、終わらないんだ、そうでなくば……ずっと後悔し続ける。
「殺してしまうくらいのつもり、なんですけどねぇ」
モルト 202ダメ、体力198
dice1d100=32 (32)
リリティア
dice1d100=4 (4)
- 156二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 08:55:12
いけ〜!モルトおじさん
- 157節穴22/06/28(火) 08:55:56
やられたままでは終わらない、拳打の後隙を冷静に見極めながら攻勢のタイミングを伺う。焦れることなくガードと回避に専念し、ただその時を待った。
「だあっ、はっ───」
そこに……!
1諸相・牛角(150ダイス)
2蛮地揺らし(100×2ダイス)
3クロスチョップ(250ダイス)
4コマ投げ(300ダイス)
5獅子蹴り(400ダイス)
dice1d5=3 (3)
- 158節穴22/06/28(火) 09:01:57
ガードの為にバツ印に交差させていた腕を弓のように引き絞り、息つく隙を作ったところで肉体を引き裂くように腕を抜く。両手がリリティアの肌を打つ。
dice1d250=175 (175)
- 159節穴22/06/28(火) 09:12:31
(攻守判定があと一つずれて33になってた時点で今度はおじさんがリリティア瞬殺になるし大味が過ぎる)
- 160二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 09:21:01
(それはそれでおもしろい…)
- 161節穴22/06/28(火) 09:29:04
「が、ごばっ……!?」
アステリオスをも破ったという人間の剛力、想像はしていたがまさかこれ程とは。腹に収まった臓腑が捩れ切れたのではないかと言わんばかりの猛打に端正な顔を歪めて飛び退くリリティア。モルトもそれを見つつも奇襲を恐れて追撃には移らない。
モルト 体力198
1d100=
リリティア 175ダメ、体力125
1d100= - 162節穴22/06/28(火) 09:29:44
ミス
モルト
dice1d100=63 (63)
リリティア
dice1d100=48 (48)
- 163二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 09:55:44
やっぱモルトおじつえぇな
- 164節穴22/06/28(火) 10:00:00
「だあああああああっ!!」
胃に酸い物が込み上がるのを堪えつつ、筋骨隆々の巨漢へと猛進する淫魔。想定以上のダメージに焦って攻め気を出したという訳ではない、一度勝負して勝利をもぎ取っていたからこそ精神的に油断ならぬ相手という認識が向こうにもあった筈。そこに連続して攻撃を叩き込まれてしまえば向こう側の勢いは今度は行ける、と前向きな物に変化し一斉に叩きのめされる。いわば攻撃的な防御、こちらはまだ健在だと虚勢を張るような猛攻でもあった。
「ぬおおおおおおおおっ!!!」
しかし、勇猛がまやかしを凌駕する。その力が紛い物であれ天与の産物であれ、その心だけは間違いなく本人のものであった。
1諸相・牛角(150ダイス)
2蛮地揺らし(100×2ダイス)
3クロスチョップ(250ダイス)
4コマ投げ(300ダイス)
5獅子蹴り(400ダイス)
dice1d5=3 (3)
- 165節穴22/06/28(火) 10:04:40
ラッシュを受け止め、腕を大きく開き弾き飛ばしたモルトを彼女の股下に足を踏み入れ、息が触れ合う程の距離へと肉薄した。サッとリリティアの顔色が青く染まる、高く掲げた両手刀が袈裟を斬るように斜めへ振り下ろされるモンゴリアンチョップ。これもまた、避けられはしない。
dice1d250=157 (157)
- 166二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 10:08:12
いえーい!
- 167二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 10:08:40
勝ったぜ!
- 168節穴22/06/28(火) 10:32:42
「ふうおおおおおおおっ!!」
「ガ───……」
叩きつけられるその腕には特大剣を幻視した。鎖骨を破砕し肉までにめり込みながら地に伏せ付ける、耐え切れず崩れ落ちる者と遣る瀬無い目でそれを見下す者。勝負はここに決し、一年の因縁はここに終着した。
「殺さ、ないんですね……あれだけ殺す殺すと鸚鵡のように言っていたのに……」
「ああ……そうしてやりたい、が自分は一度助けられ見逃された身。そういう訳にはいかないだろう」
「……律儀ですねぇ、わかっていますか? こうして言葉を交えて会話をしているつもりかも知れませんがもん娘と人間の本質は別の生き物、分かり合えなどしないのですよ?」
虫の息でありながら、呆れたように笑うリリティア。嘗ての実体験からそれを忠告する彼女の心中には、自身を裏切り謀殺しようとした愛した者の顔が浮かぶ。危ういところをエルフィールに救出されたが、友であったエリザベートも同じような末路を辿り彼女は人に絶望した。もん娘と人の想いなど交わる事はないのだと。
「だが、彼女は泣いていた、もん娘にされながらも自分を想って」
「そんなもの、そんなもの……何を言っても仕方ないようですねえ」
「おうモルト! ばっちり見てたぜ、初撃からいいの貰った時はどうなるもんかとヤキモキしたが、力こそって戦いだったな」 - 169二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 10:38:21
パワーこそマッスル!
- 170二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 10:38:41
やはり強い…
- 171二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 12:17:21
ラスボスとは戦うんか?
- 172二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 12:17:42
プチデビルが仇を…
- 173二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 12:38:02
「ていうかお前それ大丈夫なのか、肩べっこり行ってるけど」
「暫く腕は使い物にならないでしょうが足にダメージは無いので〜。それでですがモルトさん」
手刀の痕……というよりも打ち込まれた分陥没している肩をアステリオスに引き気味に見られながらリリティアは立ち上がった。体力に余裕はあるが、腕がまるで動かせないこの状況で継戦は得策では無いし相手に慈悲を掛けられた。疼くような痛みに顔を引き攣らせながらも、余裕を持った態度でモルトへ話しかける。
「娘さんとお嫁さん、二人を元に戻す方法はありますが」
「本当か!! 本当に二人を戻してやれるのか!!」
「いだだだだだだだだだ痛い!?」
もん娘へと身体を作りかえられた二人だが、それを元の人に戻せる。元凶から放たれた望外の言葉にモルトは相手の状態も忘れて肩に掴み掛かり、洒落にならない激痛でリリティアは余裕をかなぐり捨てて抗議した。
「す、すまない」
「いえいえ……元はと言えば、私がした事ですからね……」
そのやり取りにアステリオスは腹を抱えて笑い、二人はじっとりとした目線を彼女へと向ける。周りからすると笑う所もあったのかもしれないが、本人達は至極真面目であった。
「話を戻すんですが……」
「誰かあっ! 誰か居な……リリティアさあんっ!」
バタバタと必死の形相で走り寄ってきた緑色の小さな影。再び話を中断させられたリリティアは少しばかり不機嫌になったが、その声の持ち主が小さくも仲間であるコボルのもので、そのコボルが鬼気迫る様相で助けを求めている事に狼狽した。
「コ、コボルちゃん!? どうしたんですかこんなに慌てて!」
「アステリオス、こいつは?」
「ゴブリンのコボルとか言ったな、エルザの幼馴染だとか」
息を切らし、止まったことで咳が込み上げてきたコボルの背をモルトがさする。徐々に呼吸を落ち着かせたコボルだったが、一刻の猶予も無いとばかりに息を吸って言葉を紡ぐ。
「コボルちゃん〜? そんなに慌てなくても」
「エルザがっ!! エルザがあいつに殺されるっ!! 女王に、あのエルフィールに!!」
「え、え……?」 - 174二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 12:46:40
良かった...クソなのはエルフィールだけなんだね
ところで実は転生者というオンリーワンな特徴の付いたコボルちゃんの設定回りが気になります - 175二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 12:47:56
おもしろいですぞー
- 176二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 12:55:51
コボルちゃんは特に難し過ぎる事は考えてなくて、ただそうだったら面白いかなぁという自己満足なとこがあります。転生してエロゲみたいな設定のもん娘になったけど理性とか本能とか普通に人のままだし、なんか色々あれな世界だけど同じ歳くらいの悪魔っ娘がいたから仲良くなったらやんごとなきお身分だった。ただ現代人にとって身分とか馴染みないし、幼馴染は幼馴染だろって感じでエルザの幼馴染をしていました。
- 177二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 13:11:21
大した設定無かったのか…w
- 178二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:16:55
保守っておきますわー
- 179節穴22/06/28(火) 16:28:15
全てをほっぽりだして長舌恋愛初心デカ女と素人童貞合法ショタのイチャラブを書きたいという衝動に駆られるッ!
- 180二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:29:29
気長に待ってるぞ!!!
俺はあの二人でキュンキュンしたいんだよ! - 181二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:30:46
せやせや
- 182二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:31:18
タングス見たいぜ
- 183節穴22/06/28(火) 16:33:44
お腹の中でぐちゅぐちゅするのが最高過ぎて危うく消化する寸前でめっちゃ慌てるタングスは存在させる
- 184二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:34:12
神かな?
- 185二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:38:50
- 186節穴22/06/28(火) 16:41:29
人外娘が質問して返事も返って来てないのに勝手に納得して強行するのいいよね、それが人間の常識や倫理から反していればいるほど良い
- 187二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:42:02
いいよね本当。
- 188二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:42:23
人間ではないんだなって感じる
- 189二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:43:17
人外娘の魅力は異形の体ではなくて精神なのでは?
- 190二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:44:28
気持ち良すぎて身を捩っても大っきな体に包まれて動けないんだ…
- 191節穴22/06/28(火) 16:45:42
これはこれで楽しんでかけてるから良いとはいえ、なんでそういう路線でやりたかったのにコマンドー始まったんだろう
これも全てコロンビアマフィアってやつの仕業なんだ - 192二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:46:00
草
- 193二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:46:38
敵を組織にすると人数増えるしね。どうしても
- 194節穴22/06/28(火) 16:50:14
- 195二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:50:20
- 196二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:51:22
- 197二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:51:37
飛頭蛮安価した俺もエッチな気持ちがスレ主の文才とダイスの悪戯によって消えちまったぜ…
- 198二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:53:16
あかなめとタングスと飛頭蛮…ミノタウロスもだが俺の好みが分かり易すぎる…
- 199二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:53:46
ダイスが空気を読みすぎる
- 200二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:57:22
幹部連中はシーン無し?
- 201二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:59:11
- 202二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 16:59:45
はい…すみません
- 203節穴22/06/28(火) 17:06:43
エルデ劣情スレの時も思ったけど、描写を濃くしたい身として長文と相性悪いのよな……
- 204二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 17:28:25
まあその分楽しませてもらっております
- 205二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 21:19:38
「なにを、なにを……言っているの? 女お……フィールちゃんが、エルザちゃんを、なんですって……?」
「あぁ、あのちびすけの叔母で、妙……でもねぇな。あの嘘臭さはそう言う事だったか」
一人合点するアステリオス、これまで無い程に動揺するリリティア、モルトはコボルが来た方向へと一人既に駆け出していた。それを見て微かに安堵したコボルだが、あの女王という怪物相手に只者ではなかろうが人間ひとりでは不安が過ぎる。
「と、兎に角はやく来てほしいんだけど!」
「え、ええそうね! 兎に角走りながっ……っぅ……」
「お前はその身体じゃ無理だろ、アタシが行く。おい」
途中で分断されてしまって向こうを追ったから大まかだけど、とおおよそエルザが逃げ込んだであろう、そしてエルフィールが追ったであろう場所を伝える。それを確認したアステリオスは稲光の如き豪脚で駆け抜け、先行したモルトを追う。
残った二人、リリティアは旧くからの友人、志を同じにした筈の相手の凶行がまるで理解出来ずコボルを問い質す。
「あの子はっ……あの子は、人間が嫌いで、人間には容赦しないけど身内には、もん娘にはずっと親身で接する子よ!? それが、それがしかもなんで唯一残ったエリザベートの、エルザを殺すなんて、何かの間違いでしょう!?」
「そんなの私が知りたいですけど……何となく察しがついて、まぁ間違いだったら恥ずかしいけど腑に落ちたというか……」
顎を撫でながら唸る小鬼、戦淫魔は肩の痛みさえも忘れて続きを促す。信じたくは無い事だ、彼女の姉……自身の友、同じくそれを人に奪われ、人に復讐し守ろうと誓った忘れ形見。それを何故当の彼女自身が殺めようとしているのかまるで理解出来なかった。
「言ったら悪いんですが、もん娘って知能指数の問題とは別にちょっと頭の働きが悪いところがありますよね。英雄譚とかのもん娘って大体知恵と工夫で倒されたりしてるし、多分身体は強いけど全体として謀への耐性が無さそうっていうか」
「何を、言っているの?」
「そもそも、エリザベートさんは人間になんて殺されてなくて、死んだ折にその地位を奪い、罪を人に擦りつけて、敵討ちの名目で配下をごっそり手に入れて、この国を滅ぼし掌握した、その後も先代の娘を支える形で実権を握ったとかで、今邪魔な娘も排除する口実が出来て、とか考えたんだけど、どうでしょう……」 - 206二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 21:29:21
悪りぃ〜
- 207二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 21:29:40
悪人やね
- 208二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 23:16:00
★★
- 209二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 23:18:16
言葉を反芻し、その意味を噛み砕いて理解した刹那彼女の顔は雪のように白く血色を失っていった。あり得るわけがないと言いたい心の中に、もしかするとという気持ちが浮かび上がってくる。あの姉妹は意見が対立する時も多かった、特に人に対する視点の違いから。それでも姉を喪った時、怒りに討滅を企てた時はやはり姉妹だったのですねと思ったが……元より彼女は、珍しく人を嫌悪するもん娘だった。
「そんな、だとしたら、私は……」
「……兎に角、歩いてでも向かいましょう!足手纏いにしかならないかもですけど、本人に聞かないとわからない事もある筈です」
「どう、して? どうして叔母さんが……こんな事を……?」
「一匹取り逃がした、故早々貴様を始末して片付けに向かわねばならん。あれは勘が良い、もしリリティア辺りに泣きつかれれば疑念も抱かれよう……だが貴様を処分する前に一つ明らかにせねばならんことがある」
足から血を流し、恐怖と当惑に揺れる瞳をエルザは目の前の叔母……信頼していた母の姉エルフィールへ向ける。こうなっている理由もまるでわからない。人への理解を叫んだ事に怒っているという風でもない、まるで役目を終えたゴミを処分するようなその振る舞いが、どうして彼女がそのような事をするのかが分からなかった。
「我ら悪魔の高位、その王たるものに継がれるトライデント……貴様があの女から受け継いだあの槍、何処へやった? まさかとは思うが遺失してなどいるまいな」
「ママの、あの槍……は」
ただそれでも今生かされているのは現在持っていない三叉槍、エリザベートが娘に手渡し普段は離すことなく持っていたそれのありかを聞き出す為であった。
しかし現在それはこの場所へモルトを案内する為の槍質にされており彼の家の中だ。当然そんな事を素直に言ってしまえば用は済んだとばかりに殺されてしまうだろう。
「だっ、誰が言うもんかっ!! 言ったらぼくのこと……訳わかんないけど、殺しちゃうつもりなんでしょ!!」
「あの女に似て頭が悪い、救えない愚かさよな。これからお前は、槍の在処を教えるまでは『死なぬ』。教える事で『殺して貰える』のだ」
「っ、ひっ……」
しゃがみ込み、顔を覗き込むエルフィールの目には何処までも渦巻く負の感情が……憎しみや怒りなどとは違う、ただそうあるべきであるという産まれながらの邪悪さが満ち溢れていた。 - 210二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 23:22:23
こわ〜
- 211二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 23:22:38
面白い
- 212二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 23:39:13
「私がこの世で最も忌み嫌うもの、それこそは愚かさだ。とりわけ人間という生き物は愚かだが嘆くべき、恥ずべきことにもん娘にも愚か者というのは涌いてでる……ましてやそれが血の繋がりのある者など、耐え難い恥よ」
彼女は時折自傷し、自らに流れる血を蔑み呪った。自身の身体の内をあのような愚か者と同じ血が流れているのかと。一刻も早く潰し、消してしまいたかった、だがその苦悩もようやく終わりが近づいている。
「フィアー」
「ひっ……いっ、やだ! やだやだやだ!! いやああああああああああ!!!!」
指先を額に押し当て、恐慌の呪文を唱える。
エリザベートが現在であったとき、エルフィールが女王となれなかったのは実力が不足していた為ではない。むしろ彼女の実力は姉を超えているとさえ言われてすらいたのだ。ただ単に姉であるから、妹であるが故にエルフィールはクイーンの座にはつけなかったのだ。
その卓越した呪術が、夥しい恐怖の坩堝へと少女の精神を叩き込み、語り尽くせぬその惨劇にエルザは脇目も振らずに泣き叫ぶ。
「私にとってお前のような小娘の心を壊しきってしまうなぞ児戯にも劣る、造作もなき事。そうせぬはトライデントの所在を聞く為……これが限界ではないのだ、更なる深みへ、闇へだって堕としてやれる。このようにな」
「ああああああああああああああああ!!!!! やだ!!! やだあああああああ!! ママ!! ママアアアアアアアアア!!!!」
どのような光景を幻視させられているのだろう。赤子のように手足を振り乱し、母を呼ぶその姿は見ていられない程に哀れだった。だがそれを見聞きしてなお、エルフィールの心には微風程のさざめきも産まれていない、悪辣を楽しむ訳でもなくただただ凪が、必要だからそうしているだけという冷徹さだけがあった。
「さて、一度解除してやろう。今体験した通り……いや、この程度なぞ先も言ったように児戯に過ぎぬ。吐いた方が身の……心の為であろう」
「い、ああ……やあぁ……」
幻視と幻聴、精神を雁字搦めにしていた恐怖から解放されてもなお身体の震えは止まらなかった。あんなものがまたやって来るのか、あれは死ぬ事などよりも余程恐ろしい……ならばもういっそ、教えてしまって楽になれる方が良いのではないか。 - 213二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 23:42:26
やめたげて…
- 214二次元好きの匿名さん22/06/28(火) 23:43:25
邪悪じゃったか…
- 215節穴22/06/29(水) 00:14:51
「リリティア辺りはやっかむだろうが……まぁ逆らうようなら消すまでよ。それでどうだ、教える気にはなったか? なっていないのならばそれでも構わんが」
「い、やぁ……やだぁ……やだよぉ……しにたくたいよぉ……」
「そうか、ならば苦しみ続けるがいい」
「やだぁ……だれかぁ、だれかたすけてよぉ……だれかぁ……」
死にたくない、だがこれ以上あの苦痛を味わいたくもない。エルザは祈るような気持ちで助けを乞い、エルフィールをそれを無慈悲にも踏み躙る。フィアーと、再び唱えその心に……
「フィ……何っ!?」
飛来する黄金、察知したそれをエルフィールは飛び退いて回避しその正体を見た。紅いルビーが嵌め込まれ、穢れや混じりなき金で打たれた王の象徴たるトライデント。あたかもそれに意志があるとでも言うように、幾晩と掛かる道のりを瞬時に乗り換え『主』の元へとやってきたその槍は鋒を『敵』へと向ける。
「聞き出す手間は省けた、しかしまさかこの槍すらも愚かであろうとはな……何処もかしこも愚者ばかりだ、これほど苦しい事があるものか」
「愚か愚かと、自分だけは賢者気取りか腐れ鼠め」
「ほう……貴様、貴公がそうなのか、そうか……」
そしてようやく対峙する、邪悪の化身たる悪魔の女王とただ羊飼いでありたかった男。あまりにも不釣り合いなこの両者であったが、計り知れぬ因縁を共に感じていた。
「その娘は、お前の姪なんだろう」
「ああ、我が生命の汚点よ」
「この状況、この遣り取り……これだけでお前がどうしようもない邪悪だと理解した」
「フフ、ならばどうする? ここで殺すか?」
何がおかしいのか、微かに愉快そうな女王にモルトは憤りを膨らませる。ちらりと体液にびっしょりと塗れ、崩れ落ちている少女を見やる……エルザ、僅かな日にちながら共に過ごし、軽率にも娘のように思った少女。この女王とこの娘に、いまだどんな過去があったかなど熟知してはいない。それでもこの行いは到底許せるものではなかった。
決着の時だ。 - 216節穴22/06/29(水) 00:15:53
という訳で今日はこれまで、そろそろ終わりが見えてきたのではないか……平日は人少ないのか単純にただSS書いてるだけだから離れてるのかわからんね……
- 217二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 00:15:56
モルトおじさんいけ〜!
- 218二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 00:16:26
平日だからじゃない?
- 219二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 00:16:41
心配せんでも
- 220二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 00:17:02
乙乙
- 221二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 00:17:32
お疲れ様でした
- 222二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 00:17:54
この同じが終わったらタングス?
- 223節穴22/06/29(水) 07:55:47
「まずは小手調べだ」
(焦るな、じきにアステリオスも合流する……好戦的な思考からして一対ニにとなる加勢はしてくれないかもしれないが、勝負をはやって先に落ちるのだけは不味い)
モルト 体力400
dice1d100=28 (28)
エルフィール 体力300
dice1d100=29 (29)
- 224節穴22/06/29(水) 08:49:50
初動を制したのは僅かな差だった。モルトが駆け出す出がかりを潰すようにしてエルフィールが呪詛を放つ。
1ソロー(50ダイス)
2カースド(100ダイス)
3フィアー(150ダイス)
4チャーム(200ダイス)
5呪詛が返る
dice1d5=1 (1)
- 225節穴22/06/29(水) 08:57:53
エルフィールが指先をぐるりと回し、その先端に紫紺に煌めく魔力が集う。悲哀、哀しみを膨れ上げさせ精神を崩す呪詛が放たれた。
dice1d50=27 (27)
- 226二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 09:02:44
魔法使いっぽい戦い方
- 227二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 09:05:55
どっちかというと呪術師
- 228二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 09:07:49
相手にガッツリ呪いをぶち込む…
直接的な攻撃の魔法が選択肢にないあたり
状態異常をダメージソースにしてるんだろうな - 229節穴22/06/29(水) 10:54:07
「ほう、やはりあのような成り損ないとは強度が違うか」
手始めに扱う呪詛の中では軽い物を撃ち込む。だが初歩的な呪詛とはいえ扱う者によりその効力を変えるのは常識で、術者がエルフィールともなるとソローの効力は並外れた物になる。しかしその呪詛を受け僅かに身を強ばらせたもののモルトは瞬でそれを振り払い、勢いを消さずに突撃する。
モルト 27ダメ、体力373
dice1d100=68 (68)
エルフィール
dice1d100=2 (2)
- 230二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 11:32:13
このおっさん安定して強いな
ほんとに農家? - 231二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 11:51:37
強い
- 232節穴22/06/29(水) 11:57:40
「侮れぬものだな」
「何を、余裕そうに!」
1諸相・牛角(150ダイス)
2蛮地揺らし(100×2ダイス)
3クロスチョップ(250ダイス)
4コマ投げ(300ダイス)
5獅子蹴り(400ダイス)
dice1d5=2 (2)
- 233節穴22/06/29(水) 12:07:31
「オオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
獣物の如き咆哮を上げ、双腕を掲げ片脚で立つ。全身の筋という筋、質量という質量を込め在らん限りの力で地へ三肢を叩きつけ地を揺らす。王城の床が瓦解し、隆起した地面が連なった牙となってエルフィールを襲う。
dice2d100=38 2 (40)
- 234二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:10:24
本当に人間か?
- 235二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:10:51
しっかり当たらんかったな
- 236二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:11:11
さすがラスボス
- 237二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:12:42
みんな出目腐り気味
- 238節穴22/06/29(水) 12:13:10
「見掛け倒しだな、単調過ぎる」
微かに手足を巻き込まれたものの、翼をはためかせて飛翔したエルフィールにそれほどの手傷はない。しかし攻撃手段をこそ単調だと称したが、その威力には目を見張る。もしあれをもろに巻き込まれ喰らっていたならばそれなりの手傷は負っていただろう。
「ならば引き摺り落とし次は当てる」
「やってみせるがいい」
モルト 体力373
dice1d100=64 (64)
エルフィール 40ダメ、体力260
dice1d100=11 (11)
- 239節穴22/06/29(水) 12:17:21
砕けた床の一部を蹴り上げ、殴りつける事で射出しエルフィールを狙うモルト。大振りのそれを何なく回避したものの、ほとんど時間差無く駆け寄って来た彼、その振るわれる一撃を諸に喰らう。
1諸相・牛角(150ダイス)
2蛮地揺らし(100×2ダイス)
3クロスチョップ(250ダイス)
4コマ投げ(300ダイス)
5獅子蹴り(400ダイス)
dice1d5=2 (2)
- 240節穴22/06/29(水) 12:19:39
「おお」
「オラアッ!!」
エルフィールの首根っこを掴み地べたに叩きつける、何処か関心したような声に気をやる事なく有言実行と二度目の地揺らしを見舞った。
dice2d100=28 39 (67)
- 241節穴22/06/29(水) 12:26:38
「これは、機能に支障を来たすな」
(クリーンヒットとまでは行かずとも、それなりに巻き込んだ筈……だが痛む素振りも見せず、なんの余裕だ?)
再度放たれた地揺らしは既に瓦解していた地面をより一層荒々しく掻き立て、巻き込まれたエルフィールは芥のように弾き飛ばされたがその口振りには揺らぎもなく、ただ負傷した箇所を軽く見回すだけだった。
モルト 体力373
dice1d100=56 (56)
エルフィール 67ダメ、体力193
dice1d100=79 (79)
- 242二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:32:07
久しぶりのターン制バトルだ!
- 243二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:32:37
飛頭蛮ぶりのターンバトル
- 244節穴22/06/29(水) 12:39:31
「次の手を打とう」
パキリと指を鳴らしたエルフィールは悠然と手をたなびかせ瓦礫を吹き飛ばす。自身を外れて飛んでいくそれに首を傾げ掛けたものの、その標的が自分ではなくエルザだということに気づいた瞬間に跳ねるように飛び出した。身を盾にして瓦礫弾からエルザを庇う。幸いそれ自体は屈強な肉体に当たって砕け散ったが、呪詛を避ける隙は与えなかった。
1ソロー(50ダイス)
2カースド(100ダイス)
3フィアー(150ダイス)
4チャーム(200ダイス)
5呪詛が返る
dice1d5=2 (2)
- 245節穴22/06/29(水) 12:42:38
「モ、モルト!!」
「大丈夫だ、これくらいは……っ!」
「カースド」
攻撃的呪い、痛めつけ苦しめる事を主とした忌まれる呪詛が赤黒い縄のように飛び出し、背を向けたままのモルトへと突き刺さる。
dice1d100=14 (14)
- 246二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 12:44:23
突き刺さる…?
- 247節穴22/06/29(水) 12:46:37
果実を食い荒らす芋虫のように、蠢く呪いの線は続々とモルトへと殺到するものの鋼のような筋は物理的な力で呪いを跳ね除け、表皮へ浅く喰らい付いたところで消滅していく。
「む? 少しばかり加減しすぎたか」
「強がりをっ!!」
モルト 14ダメ、体力359
dice1d100=31 (31)
エルフィール 体力193
dice1d100=12 (12)
- 248節穴22/06/29(水) 12:52:40
雄雄しく吠えて呪いの残滓を吹き飛ばし、ドンと飛び出し瞬きする間に至近へ。やはり揺らがない相手の余裕げな顔、先程ひっつかんだ感触の違和感に警戒を深めつつも次の一撃を叩き込む。
1諸相・牛角(150ダイス)
2蛮地揺らし(100×2ダイス)
3クロスチョップ(250ダイス)
4コマ投げ(300ダイス)
5獅子蹴り(400ダイス)
dice1d5=2 (2)
- 249節穴22/06/29(水) 12:53:02
ゆさゆさで草
- 250節穴22/06/29(水) 12:59:17
(同じやつばっか出られると文章のパターンがだな……)
- 251二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 13:01:54
非接触攻撃ばっかなのは
直接触れることで発動する攻撃への対策とか? - 252二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 13:08:21
草
- 253節穴22/06/29(水) 14:05:40
違和感の正体が掴めない、不気味だ。直接触れる事に問題自体はないのだろうが、万が一を考え三度目の地揺らしを敢行する。
dice2d100=44 88 (132)
- 254節穴22/06/29(水) 14:17:54
「これは、いかんな」
「おおおおおっ!!」
地響き、三度。掘り起こされ断崖のように突き出した岩肌が挟み込むようにエルフィールの身体を穿ち、翼をへし折った。まだ体力は残っているものの……そこでやはり、まるで態度を変えない彼女の様子が酷く怪しげだった。
(まるで、まるで最初に言われたように小手調べ……ただ自分の力を伺うような、見定めるような反応……まさか、これは!)
「気づかれたか、なるほどつくづく……良いではないか」
モルト 体力359
dice1d100=13 (13)
エルフィール 132ダメ、体力61
dice1d100=47 (47)
- 255節穴22/06/29(水) 15:41:10
「もう少し見せてもらおう」
何の気無しに立ち上がり、質量を感じさせない足取りですうっと後退しつつ呪詛を放つ。あたかも牽制でも放つかのように、一面を埋め尽くすような呪いが噴き出した。
1ソロー(50ダイス)
2カースド(100ダイス)
3フィアー(150ダイス)
4チャーム(200ダイス)
5呪詛が返る
dice1d5=4 (4)
- 256二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 15:42:24
うーん不敵な態度をしていただけはあるな
- 257二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 15:46:39
ダイスがすごく空気を読んでる
- 258二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 15:47:10
このレスは削除されています
- 259節穴22/06/29(水) 15:51:19
「チャーム」
「っ!」
「堕ちよ」
上級悪魔、その女王たるもん娘が放つ精神魔法……その代名詞チャーム。華やかで美しいプリンセスピンクの光芒が煌めき、一直線にモルトを打ち抜く。
dice1d200=124 (124)
- 260節穴22/06/29(水) 15:59:50
「ぐ、お、あ……っ」
記憶が、想い出が塗り潰される。妻との記憶、妻への愛、妻への想い……その節々にこの女王が、エルフィールが足を踏み入れて来る。上書きして塗り潰し、自分がそうであったと書き換えようとしてくる。
「さぁ、どうだ? 貴公にとっての私はなんだ?」
「ぐ……おあああああああっ!!!!」
よくも、よくも自分の心を、彼女との想いを愚弄したな。怒りに呪詛を弾き飛ばし、血走った眼でエルフィールへ殺意の波動が飛んだ。
「きさま、貴様っ、貴様ぁっ!!」
「素晴らしい、素晴らしいな……これは考えを改めねばならんか」
モルト 124ダメ、体力239
dice1d100=96 (96)
エルフィール 体力61
dice1d100=49 (49)
- 261二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 16:00:44
これ火に油を注いだだけなのでは…?
- 262二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 16:01:59
こわ〜
- 263二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 16:02:15
モルトおじさんいけー!
- 264節穴22/06/29(水) 17:25:26
「がああっ!!」
撃ち乱れる呪詛の流星群、全身を打たれながら獅子は牙を剥き、歩を進める。開かれたアギトの、その牙の届きうる内に女王の身が差し掛かった。
1諸相・牛角(150ダイス)
2蛮地揺らし(100×2ダイス)
3クロスチョップ(250ダイス)
4コマ投げ(300ダイス)
5獅子蹴り(400ダイス)
dice1d5=2 (2)
- 265節穴22/06/29(水) 17:25:59
^ ^
- 266二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 17:27:07
効率厨みたいな狩り方してる…
まあ全ての元凶である女に対しては
触れたくもないだろうが… - 267二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 17:28:24
草
- 268節穴22/06/29(水) 17:29:24
25%を四連続ってなんなんだお前、そりゃ折角文章思いついたのにリリティア戦しょっぱめになったし使わせてくんねーかなとは思ったけどお前……お前……
- 269二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 17:30:31
最早格闘戦さえ拒否してる…
北斗の拳のインフレを思い出すな… - 270二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 17:31:31
最後に盛るんじゃ…描写を…全部乗せでもええぞ
- 271節穴22/06/29(水) 18:03:53
手の内は、これ一つしか明かさない事にした。心身のダメージに加えて戦法が全て明らかにされるというのは……不味い。やはりここまで来ようが自分は元はただの人間で、相手は化生の存在だと言うことを思い知らされる。
dice2d100=9 43 (52)
- 272二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:05:27
しょ、ショボイ
- 273二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:05:54
でも女王のライフももうぎりぎりだな
- 274二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:06:01
出目がお腐りもうしておる…
- 275二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:06:33
残り9!?
- 276節穴22/06/29(水) 18:10:21
「……どうした、まだ私は止まっていないぞ?」
(ぐっ……これ以上長引くのは不味い、仕留めに掛かりたい!まだ『この先』があるというのに!)
モルト 体力239
dice1d100=60 (60)
エルフィール 判定敗北で自動敗北
dice1d100=13 (13)
- 277二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:11:05
終わったか…何をやるつもりだった?
- 278節穴22/06/29(水) 18:20:37
「オオオオッ!!」
バガンと弾け爆ぜる、最早床とも呼べなくなったそれにエルフィールの身体は撥ね飛ばされ宙を舞った。それを見て膝をつき、長い溜め息を吐いたモルトは『連戦』に備え僅かでも体力の回復に努める。
dice1d100=31 (31)
「や、やったっ!」
煩悶から脱し切れず、トライデントを支えにようやく身体の自由が効くようになったエルザが歓声を上げる。呪詛を放った『物』が消えた事によりその影響も完全に消えた、喜びに跳ねようとした中で未だに気を抜かず、それどころか更に張り詰めていくモルトを不思議に思ったエルザは声を掛けようとし、絶句した。
「よく戦ったものだ、私の影を相手にこうも危なげなく勝利を掴むとは……あの女、姉上を笑えぬな。これがもん娘の本能というものか、疼いて疼いて仕方ない」
「なん……え、えっ?」
倒れ伏したエルフィールが色を失い、全身が黄土に変わったところで全身にヒビが入りドシャリと砂になって崩れ落ちた。そして、その箇所の床が巻き戻されるように修復され魔法陣が描かれる。その中から光彩と共に姿を現したのは今しがた打ち倒された筈のエルフィール、当人であった。
- 279二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:36:52
やっぱりね
- 280二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 18:37:06
なん…だと
- 281節穴22/06/29(水) 20:36:26
「これはまたなんとも、不思議なものだな」
血の通っていないような何処まで冷酷な言葉に、ほんのりと熱が浮かんでいた。努めてそれを抑えようとする本人の意志とは裏腹に心は騒めき立ち、知り得なかった事への好奇と悦楽が鼓動を早めた。
「あぁ、愚かしい……我ながら愚かしいな、これは」
酒に酔ったように顔を赤らめ、静々と歩くエルフィール。その姿には当然、なんら傷もなく疲れも無く、反してモルトは傷ついた身体と疲労に首をもたげながら臨戦態勢に入る。
「そう、そう身構えるな。私はな、貴公をとても気に入っているのだ」
「っぐ、虚仮にするものだ……」
モルト 体力270
dice1d100=35 (35)
悪魔の女王、エルフィール 体力600
dice1d100=47 (47)
- 282二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 20:43:20
頑張ってモルトおじさん
- 283二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 20:44:47
仲間よ来い…
- 284二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:03:57
勝ちたいぜ
- 285節穴22/06/29(水) 21:05:03
〜
エルザと先行したモルトの元へと駆け抜けるアステリオス、突如ブレーキを掛けて足を止めた彼女は紙一重で矢のような奇襲を回避する。赤い残光は描きながら壁面に衝突したその長身は、満身創痍の身体ながらも幽鬼のような気迫で立ち塞がった。
「……しは……して裏切……ぬ……従……」
「てめぇその身体で……いや、逝ってた奴等を何人か喰ったか。無理矢理回復したって訳だな」
〜
「このような気持ちは初めてだ。ああそうか、もん娘には己の認めた相手にのみ発情する性質を持つ者もいるのだったな……よもやこの私がそうだとは、なんと嘆かわしい」
(っ、この魔力……先程の砂像とはまるで違う!)
1チャーム(150ダイス)
2トリリオンメテオ(200ダイス)
3幻輝剣(250ダイス)
4妖星アルゴル(300ダイス)
5切り返す……!
dice1d100=2 (2)
- 286節穴22/06/29(水) 21:08:00
(ミスりましたが奇跡的に2が出たのでそのまま進行します)
- 287二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:10:13
了解です
- 288二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:10:28
マジ奇跡
- 289節穴22/06/29(水) 21:21:33
「一度、聞いておこう。貴公……私の寵愛を受けるつもりはないか?」
「戯言……戯言をっ! 自分はここへ、妻と娘を取り返す為に来た! 他ならぬ貴様らから! 他ならぬ貴様から!」
「そうか、それは……残念だ。ならばここはもん娘らしく、貴公を討ち倒し閨へ連れ帰るとしよう」
エルフィールが架空に手を翳し、生じた波紋の中を指で探るとその内から茨の絡みついた黒い杖が取り出された。先程の小手調べとは違う、エルフィールという悪魔の本領が。
dice1d200=16 (16)
- 290二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:23:44
あの...そろそろ本気を
- 291二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:24:43
草生える
- 292二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:30:15
そんな非力でどうやって連れ帰ると…
- 293節穴22/06/29(水) 21:32:55
「トリリオンメテオ」
短く唱えられたその魔法、その刹那、モルトの眼前に鍛造炉の前ですら涼しいと思わせる程の莫大な熱量が発生した。あれは、間違っても触れてはいけない。ここ数日の記憶が脳裏に過ぎる程の死の予感、打ち出された火球は予知させるダメージの規模に反して余裕を持って避けられる、筈だったが。
「少しばかり遅すぎたか、いや、あれが当たれば少しばかり焦げすぎたかもしれぬ」
(づっ……)
身体中がヒリヒリと日に焼けたように痛む。外れたまま飛んでいった火球は壁に打ち当たり霧散、することも爆発する事もなく、ただ当たった箇所をぽっかりと焼き尽くして屋外へ。ふよふよと彷徨う内に自然と消滅していった。
「本気で打ち込んでも、貴公は耐えてくれるかな?」
完全にペースを飲まれている。まずこの女王の行動原理が、最早意味不明だ。まるで昆虫のように、損得のみを基準として好き嫌いを分けているような……何かが欠落しているような印象を抱く。
モルト 16ダメ、体力254
dice1d100=59 (59)
悪魔の女王、エルフィール
dice1d100=53 (53)
- 294二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:34:47
いけー!獅子蹴りだ
- 295二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:40:50
モルト叔父貴なんでこんな出目いいの?
筋肉で運命捻じ曲げてんの? - 296節穴22/06/29(水) 21:48:14
「だが、自分は負けられない! 貴様を斃し、家族と共に帰るのだ!」
「それは叶わぬよ」
エルフィールは杖を一振りし、自身の周りに青い障壁を展開する。敵からの攻撃は防ぎ、自身の魔法と呪詛は透過する守り……まずこれを破らねばモルトは指一本としてエルフィールに触れることは許されない。
1諸相・牛角(100ダイス)
2正拳突き(150ダイス)
3クロスチョップ(200ダイス)
4獅子蹴り(300ダイス)
5生半可なものではな
dice1d5=5 (5)
- 297二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:56:05
イヤー
- 298二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:57:39
あぁ…
- 299二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 21:57:53
少年漫画みたいになっております!
- 300節穴22/06/29(水) 21:59:47
「オラアッ!!」
鈍い音を立てて障壁が殴りつけられる、一度では通らず繰り返す拳打。障壁は(体力600の内300)微かに軋むものの割れるには程遠い
dice1d50=26 (26)
「そのように生半可なものではな」
「なっ……」
突如消えた障壁、力の行き先を失った拳は勢いよく宙を切り前方へと体勢を崩す。その先にいるのは当然エルフィール、彼女はそんなモルトを避けようとするでもなく排除しようとするでもなく、両手を広げて迎え入れた。
「はっ、離……」
「チャーム」
dice1d100=90 (90)
- 301二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:09:54
頑張れ!
- 302節穴22/06/29(水) 22:29:35
「凄まじい身体だな、だが私は呪詛をも跳ね除けるその精神を見込んでもいる」
「ぐ、ああ、っぁ……」
脳を犯すような囁きと共に再びチャームが掛けられた。ガリッと舌を噛んで堪えるものの、抗い難い彼女への愛が湧き上がってくる。その事実にモルトは顔がぐしゃぐしゃになるほどに力み、腕を大きく広げて拘束と魅了を弾く。
「ハーッ、ハーッ……!」
「いや、だがこれは……私か? わからぬ、どういうものだ、これが……」
モルト 90ダメ、体力164
dice1d100=34 (34)
悪魔の女王、エルフィール 26ダメ、体力574
dice1d100=67 (67)
- 303二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:31:01
イヤー!
- 304二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:36:36
負けないでくれ…
- 305節穴22/06/29(水) 22:41:03
チャームに掛けられ頭を抑えるモルトと何故か同じようにこめかみを抑え、ぼつぼつと独り言を呟くエルフィール。もん娘という存在はその成り立ち、雌のみで存在し人間の雄が相手でなければ繁殖出来ないという性質上様々な形であれど人を愛するように産まれてくる。価値観の相違や、愛すると言えども自分本意で命の保障さえないものだがその本質は変わらない。
エルフィールは強く、何より気位の高いもん娘だった。彼女のもん娘としての肉体は自身に釣り合う、レベルの高い人間を求め……しかしそんなことを知る由は無い当の本人は下等な人間を見下し、自分はほかのもん娘達とさえ違う、唯一無二の存在であり人を嫌悪する者なのだと自己を定義した。
だがそこに現れたモルトという一人の男、あらゆる艱難辛苦を乗り越える屈強な五体、何を相手取っても揺らがない厳のような精神。エルフィールというもん娘の肉体はこの男こそを伴侶として見定め、狂熱に浮かされた。
だが本能が表に顔を出したからと言って理性がまるで消えてしまうのかと言えば話は別。人を愛することなどあり得ない、そう生きてきた自分が今堪らない程に人を求めている、その現状は彼女の頭の中に特大のしこりとなって解けぬ疑問を産んだ。
1チャーム(150ダイス)
2トリリオンメテオ(200ダイス)
3幻輝剣(250ダイス)
4妖星アルゴル(300ダイス)
5切り返す……!
dice1d5=2 (2)
- 306節穴22/06/29(水) 22:45:08
「この感情はなんだ……っ!? 何故このような人間を、男を、が、あぁっ!? 私は、っ、なんだ!?」
「不味いっ!」
錯乱した様子のエルフィールは突如吹き荒れた感情に対処出来ず、それを振り回すように魔法を展開した。灼熱が再び顕現する、本人の発狂も相まって何処を狙っているのかがわからない。
dice1d200=35 (35)
- 307二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:50:45
あんたもしや
モルトさんに惚れて攻撃が鈍ってるな? - 308二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:51:28
俺でも惚れるよモルトおじさん
- 309節穴22/06/29(水) 22:57:07
「ぐ、ああああああっ!!!」
「モルトッ!!」
エルザの悲鳴のよう叫びが響く。灼熱の中にモルトが包まれ……たかのように彼女の立ち位置からは見えたがなんとか直撃は回避しており、しかし高熱に皮膚を焼かれながらもモルトは健在だった。胸を撫で下ろしたのも束の間、いきなり様子のおかしくなったエルフィールへエルザは言葉には表し難い、不思議な感情を抱いていた。
自分達は人間に既に取り返しようのない所業へと走っていた。どんな理由があれどもそれが許される筈がない、しかし……あの叔母エルフィールにも、自分がモルトと出逢えたように価値観を変える存在と出逢えたのなら、何かが変わっていたのだろうか。
トライデントを握り締める、母親の遺した形見。人に殺されたと思っていた、だが真実はエルフィールの策略によるもので。人に対してそうなったのと同じように復讐心を抱いてもおかしくない筈ではある、だが彼女の胸の内にはそれとはまた違う……輝きに満ちた……
「が、ぐうっ……愚かな、愚かなのは、私のか!? おのれ、おのれぇっ」
「貴様の事情など、知った事か!」
モルト 35ダメ、体力129
dice1d100=76 (76)
悪魔の女王、エルフィール 体力574
dice1d100=9 (9)
- 310二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:58:47
やっちまえ!
- 311二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 22:59:06
勝て!勝て!
- 312節穴22/06/29(水) 23:02:14
「オオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
苦悩するエルフィールに反撃の手立てはない、高熱で蒸気を噴き上げながら雄叫び突貫する姿は誰がなんと言おうが戦士の、果敢なる英雄のそれだった。
1諸相・牛角(150ダイス)
2大地揺らし(200×2ダイス)
3クロスチョップ(250ダイス)
4コマ投げ(300ダイス)
5獅子蹴り(400ダイス)
dice1d5=4 (4)
- 313節穴22/06/29(水) 23:06:25
エルフィールは揺れる視界の先に猛々しい龍の牙、死を齎す大断裂を見た。障壁ごと万力を超えた力がエルフィールの身体を掴み上げ、全身に血管を浮き立たせながら放り投げる。目まぐるしく回転する視野、何が起きているかもわからぬままエルフィールは屈強な双腕に叩きつけられる。
dice1d300=296 (296)
- 314二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:09:56
だー!
- 315二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:10:14
ほぼ最大値!
- 316二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:11:19
ストリートファイターにご出演で?
- 317二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:13:31
勝ちたいぜ
- 318節穴22/06/29(水) 23:24:59
「〜〜〜〜〜〜〜!?!?」
最強の悪魔、もん娘達を従える女王、多くの配下に守られながら自らも護る術を持っていた彼女にとって痛みを感じた事など記憶の彼方となっていた。だがどうだ、苛烈な猛攻と一人の執念がその壁を打ち壊し、何者も触れ得なかった玉体に傷をつける。
「が、ふっ……あぁ、そうか、そうだったのか」
「グハァーッ! ハァーッ! ハァーッ……!」
荒れ狂っていた感情に、破られる筈のない障壁が破られ、最早初めて味わった気さえする痛み。それらはエルフィールの心に一つの答えを導き出させ、決意を新たにさせる。確かに人は愚かなものだ、だがこのように輝かしい者はいる……結局のところする事はこれまでと変わらない。だがこれからはもん娘として、人間への想いを抱えながら生きていく。疲弊に手足をつき、荒い息を繰り返す大男を見やりながら、彼女は宣言した。
「我が名はクイーンデビルエリート、エルフィール!! 貴公、勇士モルトを生涯最大の敵と定め、討ち倒す!!」
「っ、エルフィールゥゥゥッ!!」
モルト 体力129
dice1d100=64 (64)
悪魔の女王、エルフィール 296ダメ、体力278
dice1d100=41 (41)
- 319二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:31:22
駄目押しの獅子蹴りだ!
- 320二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:31:39
ここまできたら勝ちたい
- 321二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:32:48
勝ちて〜
- 322節穴22/06/29(水) 23:36:48
「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
言葉などかなぐり捨て、ただこの身体にある物を、在らん限りを、全身全霊をぶつける。モルトは決して心折れぬ、ただ家族を想う中ならば。
1正拳突き(150ダイス)
2クロスチョップ(200ダイス)
3コマ投げ(300ダイス)
4獅子蹴り(400ダイス)
5ここまでか?否、ここからだ……!
dice1d5=2 (2)
- 323二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:39:08
ワクワク
- 324二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:39:56
もうすぐですぞ!
- 325節穴22/06/29(水) 23:42:25
「だあああっ!!」
杖を持たぬ左手、その掌に生じさせた魔力の剣……幻輝剣がモルトの左腕を刺し貫く。だが硬い筋を断ち切り腕に突き刺さったままになりながらも猛る獅子は止まらない。エルフィールは杖を逆手に握り殴りかかって迎撃する、闘争心を剥き出しにしたぶつかり合いだったが、接近戦にはやはり蛮地の王に分があった。
「ガオオオオオオオオオオオオッッッ!!!」
dice1d200=5 (5)
- 326節穴22/06/29(水) 23:46:03
「これで、終われるものかあっ!!」
詠唱無しに紡いだ、破壊され役立たずになった障壁を編み直して再度展開する。腕に突き刺さった幻輝剣の仕業もあったか、壁を粉砕しつつエルフィールを打った手刀に勢いはなく、ただ縺れるように両者の距離は引き離された。
モルト 体力129
dice1d100=1 (1)
悪魔の女王、エルフィール 5ダメ、体力273
dice1d100=57 (57)
- 327二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:53:11
イヤー!?
- 328二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:53:34
ファイト!ファイト!ファイト!
- 329二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:54:05
5て…1て…
- 330節穴22/06/29(水) 23:55:01
「ダハァッ……」
魔力で産み出された剣が霧散し、傷跡から血が噴き出す。失血に意識が眩む中、最小限のダメージで攻守を入れ替えたエルフィールは折れかかった杖を両手で握り締め最後の猛攻に出る。
1魔力弾(50ダイス)
2メテオ(100ダイス)
3幻魔剣(200ダイス)
4妖星アルゴル(300ダイス)
5返報
dice1d5=4 (4)
- 331二次元好きの匿名さん22/06/29(水) 23:56:07
…おお
- 332節穴22/06/30(木) 00:00:29
「これ、で……終わりだっ……モルトォォッ!!」
エルフィールが全ての魔力を杖に集約させる。崩壊しかけている杖の亀裂は更に大きくなり、折れた箇所を手で継ぎ合わせながらもその一撃に全てを擲つ。モルトは震える両脚を拳で叩き、何とか再起しようと身を奮い立たせた……
dice1d300=18 (18)
- 333二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:00:50
草
- 334二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:01:13
どっちもへろへろやんけ!
- 335二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:01:40
草生やしていっすか?
- 336二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:02:14
熱い接戦の様にも見えるし泥試合の様にも見えるw
- 337二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:03:00
みんな止めたげて
- 338節穴22/06/30(木) 00:05:08
「っ、はあっ……!?」
奔流を放つその直前、限界を超えた杖は砕け散り集め切った魔力は矮小な光弾とだけなってモルトの胸を打つ。だが今やそのダメージすら命に届く。ごぼりと血を吐いたモルトだがそれが気つけになったか、身体中を真紅に染めながら立ち上がる。
モルト 18ダメ、体力111
dice1d100=50 (50)
悪魔の女王、エルフィール 体力273
dice1d100=81 (81)
- 339二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:05:52
やめろ!
- 340二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:06:10
勝ちたいぜ…
- 341節穴22/06/30(木) 00:10:23
魔力の全ては無駄と化して失われ、それを補強する杖さえも破壊された。意地だけで立っているこの益荒雄に今更魅了など通じる筈もない。だが彼女が新たに得た境地は愚かであれ、恥ずべきことであれ、みっともなくとも執念を燃やし挑み続ける、そうしたものであった。
1ソロー(50ダイス)
2カースド(100ダイス)
3フィアー(150ダイス)
4巨拳
dice1d100=49 (49)
- 342節穴22/06/30(木) 00:10:43
ミス
dice1d4=4 (4)
- 343二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:11:19
これはカウンターか?
- 344二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:11:43
おっ!
- 345二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:11:59
あつすぎる…
- 346二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:12:16
ほんとよくこのダイス目を捌けてるよ
- 347節穴22/06/30(木) 00:13:53
「フィア……」
魔法は使えない、ならば残された呪詛を……精神を燃やし迸らせた呪いを放つその寸前、視界を大きな拳が覆った。それが何であるかという理解も追いつかぬまま、一撃が刺さる。
dice1d100=14 (14)
- 348節穴22/06/30(木) 00:14:34
お互いに瀕死すぎる……
- 349二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:15:42
どろどろの殴り合いじゃねぇか…
- 350二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:16:22
泥試合…
- 351節穴22/06/30(木) 00:20:11
「ごはあっ!? はあっ……はあっ……っ!」
「お、ぉ、おぉ……」
速さを重視した拳には存外力が篭らず、エルフィールの顔をはたく程度の物に終わる。両者は遂に立つ事も出来ず両者崩れ落ち、暫くそうして苦しげな息だけがこだましていた。
「自分は、家族をっ……二人をっ……」
「か、ああああっ……!!」
モルト 体力111
dice1d100=3 (3)
エルフィール 14ダメ、体力259
dice1d100=35 (35)
- 352節穴22/06/30(木) 00:21:32
1ソロー(50ダイス)
2カースド(100ダイス)
3フィアー(150ダイス)
4巨拳
dice1d4=1 (1)
- 353二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:21:56
耐えろ!
- 354節穴22/06/30(木) 00:23:58
「ソ、ロー……ッ」
倒れ伏したまま、行使できなかった呪力を速攻で放つ。互いに心の熱だけが頼りだ、もはやまともに効くかどうかすら本人にさえ疑わしかったがそれでもただ攻撃を続ける。
dice1d50=22 (22)
- 355節穴22/06/30(木) 00:26:55
今のモルトは消えかかった蝋燭の火、微風であれどもそれを揺るがすには十分な力を持ってしまっていた。胸を抑え苦しみに呻く。だがそれでも削り切れない。そうして漢は、立ち上がった。
モルト 22ダメ、体力89
dice1d100=32 (32)
悪魔の女王、エルフィール 体力259
dice1d100=8 (8)
- 356二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:27:52
獅子蹴り!獅子蹴り!
- 357二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:28:24
勝ちてえなぁ…
- 358節穴22/06/30(木) 00:31:09
1正拳突き(150ダイス)
2クロスチョップ(200ダイス)
3コマ投げ(300ダイス)
4獅子蹴り(400ダイス)
5まだ終わらん……!
dice1d5=1 (1)
- 359二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:32:36
モルト氏?闘い楽しんでません?
- 360節穴22/06/30(木) 00:35:48
腰を低く落とし、脇を締め、膝を曲げ、拳を放つ。かつて飛頭蛮に打たれた極道の拳術に倣い、膝立ちになって項垂れるエルフィールへとそれを放つ。
dice1d150=92 (92)
- 361二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:39:19
モルト氏強いなぁ
- 362節穴22/06/30(木) 00:40:36
「こはっ……」
息が止まり、心臓の鼓動が薄れゆく。口から胃を吐き出しそうな臓腑の捩れる感覚と共にエルフィールは転がりながら激痛を堪える。
「あ、あああああっ!! が、あがぁっ、はっ……」
モルト 体力89
dice1d100=99 (99)
悪魔の女王、エルフィール 92ダメ、体力167
dice1d100=37 (37)
- 363二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:42:53
おおっ!⁇
- 364二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:43:11
ゾロ目最大値!
- 365二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:43:31
エンターテイナーダイス神
- 366二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:44:06
熱い熱すぎる
- 367二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:44:36
いけるぞね
- 368節穴22/06/30(木) 00:44:59
- 369二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:46:48
(勝ちにしてもいいんじゃ…)
- 370二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:47:35
- 371節穴22/06/30(木) 00:47:56
地を這うエルフィールの元へ足を引き摺り、よたつきながらも辿り着いたモルトは開脚するように脚を掲げ、それを直下の彼女、その背中へと果断に振り下ろした。
dice1d150=57 (57)
- 372二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:48:00
2とかでたら笑うしかない…
- 373二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:48:47
出目が…お腐りに
- 374節穴22/06/30(木) 00:49:29
もう絵面がメタルギア4のラストなんよ
- 375二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:50:25
因縁の決着をつける感じか…
- 376節穴22/06/30(木) 00:52:17
(というか元々体力設定とか300にプラス600の連戦で負けイベみたいな想定だったのにもう舵切り替えてタイマンになったんだよね、なんなんこの叔父貴)
- 377二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:53:18
- 378二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:54:00
それはしょうがないですねー(白目)
- 379二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:57:58
とどめはエルザにしてもらいたい気持ちはある。母さんの仇やで
- 380節穴22/06/30(木) 01:06:37
〜
「ゲブッ……ガ、バァッ……バァッ……ゴガアッ……」
片腕をへし折られた、くたばりかけのこいつにはあり得ない戦果だったろう。だが今やそいつも血塗れの半屍、呼吸するたびに口から血を溢れさせるそいつはいかにもん娘と言えども生死は半々ってところか。
「なんつーか、な……正直あの女が、お前がそこまで忠を尽くすような相手か? 知らねーんだろうが、あいつは……」
「すべて……おはなし……いている、私は……っして裏切らぬ影従……」
「……あぁ、そうかよ」
忠誠もここまで行き過ぎていると考えものだ。しかしそれに時間を喰われ過ぎた……なんならリリティアとコボルに方が先にいっちまっただろう。アタシもさっさと進まねぇとな。
「わたしはっ……やくたたずっ……!」
〜
精魂燃やし尽くし、灰のようになった二人はもう完全に動き出せなかった。リリティアとの戦いのように余力を残しながら肉体を痛めつけられたのではなく、全てを出し切ってなお女王の首には間一髪手が届かなかった。同じようにエルフィールも、呪詛を放つだけの力もそれをコントロールする指先も動かさなかった。
ただこの戦場の中で動ける者はただ一人、先代の娘エルザだけだった。 - 381二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:07:47
おお…
- 382二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:08:13
いいねぇ
- 383二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:09:09
ミノタウロスと飛頭蛮デカ女同時のキャット()ファイトいいぞ〜
- 384二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:10:27
飛頭蛮ちゃんと付き合いたい日々だった…
- 385節穴22/06/30(木) 01:10:51
あと少しですが眠気が限界なので落ちます……お疲れ様です。こいつら数値腐らせまくりやがってこの
- 386二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:11:03
はっ?ミノタウロスの方がいろいろデカくて素晴らしくないか?
- 387二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:11:17
乙乙
- 388二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:11:28
お疲れ様でした
- 389二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 07:38:36
惚れる
- 390節穴22/06/30(木) 08:56:27
見た目以上に年齢差がある人外クソデカお姉さんと合法ショタ、自分の方が遥かに歳上なのに知らない事ばっか教えられる人外側のドギマギは想像するだけで胸が高まるんだ
- 391二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 08:57:33
良い…
- 392節穴22/06/30(木) 14:26:48
- 393二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 14:27:45
- 394二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 15:20:52
気をつけて…
- 395節穴22/06/30(木) 15:41:51
このクソ暑い中……汗だくになりながらも対面位でイチャイチャしながら舌伸ばしで水汲み上げて水分補給するタングスとそれを口移しされるノースとか考えてますね……
- 396二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 15:47:00
いい勝負だと勝ち負け両方見たくなるな
- 397二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 15:56:28
わかるぜ…あの時ミノタウロスとか飛頭蛮に負けてたらどんな目にあったか気になるよな
- 398二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 22:45:13
ふぅ……
- 399二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:09:50
激戦に共倒れ、立つ者のいなくなった外廓の下。ただ一人身体を動かせる状態になったエルザは呼吸も掠れ、腕から血を流したままのモルトへ慌てて駆け寄った。
流血が止まっていない、傷口が広すぎるからだろうか。人と似た姿形をしているもん娘だが、その生命力は人と比べればやはり高い。もん娘に比肩し、或いは上回るほどの力さえ得たモルトだが血を流し過ぎれば死ぬ、人である事には変わりがない。
「っ、モルト! ああどうしよう血が……これ以上出ちゃったら……?」
医療の心得など有るはずもなく、ただ布で抑えるくらいのことしか思い浮かばず着ていた服を使おうとするエルザ。一瞬これは借り物であり、モルトの娘のものだからと迷いが生じたが命の危機にそうも言えないと千切った服を包帯のように巻き付ける。わからないながらも手探りに、だがこれで一安心という気は微塵もしなかった。
「ま、待って……ぼくまだモルトに何にも返せてないのに……!」
母を人間に奪われた、エルフィールにそう吹き込まれていただけではあったがあの頃の自分は確かに人を憎んでいた。
大好きだった母、そして大好きだと思っていた父。父の穏やかな顔は、優しかった声は偽りに過ぎず、全てを奪われたあの日からエルザはずっと人間への憎しみの中で生きてきた。モルトに出逢うあの日までは、ずっとそうして生きていくつもりであった。 - 400二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:10:48
おっ始まった
- 401二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:35:09
剥き出しの怒り、痛々しいまでの生の感情。人間は血も涙もない悪鬼のような存在、下等で救えない生き物、そう認識していたその人間が見せた家族への想い。
自分の命も省みず過酷な道を往き、彼の家族を奪ったであろ自身にさえも想いやりを持っていた。捉えられた事確かにあった怒りや憎悪……それらをサッパリ忘れていた訳ではないのだろうが、根がお人好しなのだろう。
『はははっ、エルザもママみたいに優しくて立派な大人になるんだぞー』
似ても似つかない姿が重なって見えた。あの男は……父親だったものは叔母が殺した、姉の仇として。だけどきっと、あの姿は偽りなどでは無かった。母も父も、間違いなくエルザを愛していたのだ。
本当に人間は悪辣な生き物なのだろうか、短くも濃密だった四日間……途中で一緒になったアステリオスともモルトは何ら気兼ねなく、一部は区別しながらも種族の壁など感じないように過ごしていた。
非情な話、彼が弱ければこんなことにはならなかっただろう。自分はひ弱な人間を攫い、飢えた妻子に襲わせ後戻り出来なくさせる。本人の精神が如何に素晴らしいものであれ、もん娘との間にある力という壁はお互いの理解を拒絶するものだった。
「誰か……どうしてぼくは、こんなに……」 - 402二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:38:20
いいぞいいぞ
- 403二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:38:34
……。
- 404二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:51:09
悍ましく忌むべき人間、自分はそう思い込んでいたものと同じであり、そして人間にそんな事実は無かった。勿論全員が全員良い人間であるなどというのはあり得ない、それはもん娘であっても同じだ。だがモルトの家族への想い……それを身に染みて知った時、彼女は取り返しのつかない事をしてきた事に気がついたのだ。
掌で踊らされる、愚かな人形。父親が願ってくれたような優しくて立派なそれにはもうなれない。多くの人間に怨まれ呪われ、きっと自分は地獄を見るのだろう。それは間違いなく仕方のない事だ。
だけれど、都合の良い話ではあるけれど、今目の前で死にそうな人間は、モルトの命は助けて欲しかった。
「……え、槍が……これは……マ、ママ……なの?」
悪魔が願い、祈る。矛盾したようなその光景を見るものが見れば笑うだろう、しかしその祈りは応える者こそ神では無かったが彼女の意志を受け止め、光り輝いて道を示す。懐かしく暖かい、母親のようなその光。
「傷を、治す? 癒しの……む、無理だよ……ぼくは悪魔だ、人殺しのもん娘だ、誰かを癒やしてあげるなんてそんなこと、出来るわけ……」
『大丈夫、貴方ならきっと』
「……うんっ」
癒しとは他者を想う魂の発露であり、特に『もん娘』には使えないものとされてきた。もん娘がもん娘を愛することは早々無く、人への想いというものは常に独りよがりであるが故に。けれど声の主は出来るはずだと、エルザをそう勇気づけた。
「どうか……どうか、ヒールッ!!」 - 405二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:51:55
破壊じゃなくて癒しか…
- 406二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 23:52:20
決着はついたみたいだな
- 407二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:04:55
溢れ出した柔らかい光が霧雨のようにモルトの身体へと降り注ぐ。傷が塞がり、死の道を歩んでいた彼の命をすんでのところで引き寄せたのだ。
『もう、大丈夫ね』
「っ……ママァ! やだよ! ぼく……ずっとずっとママといたかった!! 酷いこと言い続けてたパパにも謝りたい!! こんなことしてきて、きっと悲しませちゃっただろうけど! ぼく、は……」
『いいえ、私もあの人も、ずっと貴方の側にいるのよ。確かに、貴方はとても悪い事をしてしまった、だけどそうさせてしまったのは私たちのせいでもあるの……もちろん、あの子のせいでもあるけれど』
バッと振り返る、そこには血溜まりの中で立ちあがろうともがくエルフィールの姿があった。頭にカッとしたものが浮かんでくる、責任転嫁をするつもりは無い。けれど、けれど全ての元凶は彼女だった、真に恨むべきは……
『でもね、でも貴方は悪いことを悪いと思い、良いことを良いと思えるようになったの。良いことと悪いことの基準はいつだって不確かなもので、全く反対の事を言われる事もあるかも知れない。だけど、寄り添い合う心を持てた貴方なら、きっと良い道を歩いて行けると思っているわ』
「だって、そんな……そんなの……ううん、そうなんだね」
『えぇ、ずっと見守っているわ、もう声は届かないかもしれないけれど……愛しているわ、エルザ……』
霊界との交信を果たしたトライデントは輝きを失い、元のただ煌びやかな槍へと戻った。ぽつりとエルザは雫と共に言葉を落とす。きっと大好きだったのだろう。 - 408二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:13:49
お別れやね
- 409二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:14:09
「が、はあっ! ……はあっ、自分は……」
「モルト! 何処か痛いところはない!? 大丈夫!?」
「腕の、そしてこれは……そうか、お前がしてくれたのか」
「うっ、うわああああああああ!!!」
暫くした後、息を吹き返したモルトの顔を見るなり感情を決壊させたエルザは脇目も振らずに泣いた。安堵と共に、彼女の心を覆い続けていた暗雲はようやく晴れたのだ。
「どうも遅かったみたいですねぇ……ですが、なるほど」
「マジマジと見たらマジでデケェ〜……」
「あークソ、遅くなっちまって悪かったな。だが……やっぱやる時はやるやつだよお前は」
遅れて合流したリリティア、コボル、そしてアステリオス。全ての決着がついた事に安堵する面々、エルザはコボルに髪を弄り回され、モルトはバシバシと背中を叩かれる。その様子を嬉しげに眺め、また這いつくばったままのエルフィールに目を向けたリリティアは、精算せねばならぬ自分達の罪を直視し、唇を噛んだ。 - 410二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:14:10
モルトおじさん復活
- 411二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:14:35
エルフィールの処遇はどうするか…
- 412二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:15:54
アステリオス本気で惚れてそう
- 413二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:16:21
スレ主の長き戦いが終わりを迎えそうだ…
- 414二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:16:42
ハッピーエンドは素晴らしいです
- 415二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:19:22
大長編だったぜ…
- 416二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:20:22
- 417二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:20:47
- 418二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:23:28
最後はどうなるんや?
- 419二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:23:35
「エルザ」
「な、なに? なんかあったかな……あっ!? いやその腕のは違っ……ああ違くはないけど!! でもその、血がね!!」
「大丈夫、そこには怒ったりしていないから。あぁ、忘れるところだった」
モルトが腕に巻かれているエルザの服……もとい貸し出していたライの服がズタズタにされて巻き付けられているそれに向いていた。それに気づいて叱られると思い必死に弁明するエルザだったが、掛けられた声は柔らかく、大きな掌がぽすりと頭に乗せられた。
「自分の為に、ありがとうな、エルザ」
「…………っ、うんっ」
エルフィールに癒しの呪文が掛けられる。正直エルザの中には信頼から反転した想いが、何より大好きだった家族を殺した真の仇だという怒りこそ残ってはいた。だが母と父は、正しい道を進んでいけると信じてくれた。
復讐を悪だというつもりはない、そもそもモルトのこの力の根源も復讐が一助になっていたから。
だが自分は人によって、モルトによってその道を変えてもらえた。なのにエルフィールにだけその機会が無いというのもまた不平等で、何にも愛を向けることが出来なかった彼女を憐れむ気持ちもまた確かにあった。 - 420二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:24:27
いけー!モルト氏獅子蹴りだ!
- 421二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:24:41
鬼かな?
- 422二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:24:43
- 423二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:25:18
世紀末覇者モルト
- 424二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:27:16
読み応えありましたね
- 425二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:33:06
「愚か、だな……相も変わらずお前は、本当に……」
「愚かだっていい! ぼくはぼくが信じる道をいく! 間違いばっかでもう取り戻せないものもたくさんだけど、誰に笑われてもぼくはその道を行く! 悪魔の女王、エリザベートの娘として! 悪魔の女王エルザとして!!」
「そう、か……そうか……支配者気取りで他者を愚かと笑うなぞ、愚か者にすることよ……」
諦めたようにくつくつと笑い、静かに項垂れたエルフィールは自ら虜囚となった。
自身の姉である女王を殺し、配下を騙して国を攻め滅ぼした陰謀家として多くのもん娘に弾劾されたが、もん娘には親身で接してきた、多くの命を助けて来たという過去には違いが無く囚われの身ながらも新たな女王エルザは一助として永く働く事となった。その胸中にはいつまでも一人の男の姿があったそうだが、ついぞそれを表に出す事は無かったという。 - 426二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:34:04
叶わぬ恋か…
- 427二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:34:34
まじで強かったからねモルトおじ
- 428二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:35:04
実質負けイベほぼ勝っちゃったから…
- 429二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:41:11
「はー、なんだかあんたがいきなり大きくなったよつに見え……ねぇなんかほんとに大きくなってない? さっきまで身長とか変わんなかったよね?」
「えっ? あれ? 確かにコボルがちっちゃく見え……」
「あらあら、それはきっとエルザちゃんが精神的に大きく成長したからでしょうねえ〜。長い寿命を持ち不老に生きるもん娘は、精神の移り変わりで育つものです。この経験がエルザちゃんを一つ、大人にしたんでしょうねぇ〜」
小鬼のコボル、エルザの幼馴染は女王となった彼女相手でもずっと対等な友であったという。突拍子もない事を言い出し、奇言師とさえ呼ばれる事もあった彼女だが時折見せる知識は賢人をも唸らせる物であり、統治者となって親友の大きな助けになったという。本人はまた『これが現代知識チートちゃんですか』などと意味不明な事を呟いていたそうだが。
「……じゃあなんスか、あーしの精神はこの身体になった今でもずっとこどおばって事っスか」
「何言ってるのコボル……」
「コボルちゃんはゴブリンですから……」 - 430二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:42:27
小さいもんね。ゴブリン…
- 431二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:43:24
エピローグ好き
- 432二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:45:12
王様の横にピエロは定番だよな
- 433二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:52:00
『リリーへ、終始役立たずで面目ありません。合わせる顔が無いので書面にて別れを告げる事をお許しください……なんて特殊な事は思って無いんですケドネ! 女王様もやられちゃったので私はまた名無し草に戻りまーす。プリティーなガールとタフガイによろしく言っといてくださーい、それと暫くビーフは勘弁です……』
アステリオスに完膚なきまでに叩き潰され、処置をされて寝かされていたヤ・オ・ガーは書き置きを残して愛馬と共に姿を消していた。風のように現れ風のように去っていった彼女。ついぞ一度も顔を合わせなかったそれにモルトは誰だそいつはと首を傾げていたが、リリティアとアステリオスは呆れたように苦笑した。
「エルフィール様……私は、何の役にも立たず……」
「そんな訳ないでしょ! モルトから聞いたからね! どんなにズタボロになっても戦い続けた貴方の話! その後にもアステリオスを食い止めに殆ど死んじゃうまで戦って! そんな貴方が役立たずな訳ないじゃんか!」
飛頭蛮、トゥバンは主人の敗北を知った折に刃物で自害を試みたがエルザの必死の説得によって彼女を支えるエルフィールの従者……体裁上はエルザの懐刀としてエルフィール同様仕える事となる。無口だった彼女だがモルトとの戦いが何かを変えたのか、控えめながらも発言を増やしていくようになった彼女は新しい王の元で良く働いた。時折羊飼いの家を訪れ、かつての主人の元で一人の男の話に盛り上がる事もあったという。 - 434二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:53:45
おお…終わっていく…
- 435二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:54:01
大長編だったぜ
- 436二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:55:30
次はイチャイチャか
- 437二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:56:26
最初に酪農家と出た時はどうなるものかと思ったが、いつのまにか…おい何で世紀末覇者ができてやがる?
- 438二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 00:56:57
酪農家ってすごいんだな
- 439二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:00:59
「彼女がエルザちゃんを陥れるのに使った嘘は……私の過去だったのですね。通りで真に迫って彼女を騙し……いえ、正直エルザちゃんだと騙されちゃいそうですけどね〜」
「なんだとぉ……」
戦淫魔、バトルサキュバスのリリティアはもん娘に変わりきってしまった人間達に記憶を戻し、あらん限りの罵倒と拷問を尽くされた。しかしこれは自分が受けるべき咎だと言い逃れる事なく気が晴れる事はないにしろ贖罪を続けた。
かつて人と愛し合った、愛し合ったと思っていた彼女は『真実』人の計略に力を抑えられ殺され掛けた。そこをエルフィールに救出され、人に復讐するが良いと唆された。故にこのような人の愛を踏み躙るもん娘化を行っていた彼女だが、ようやく最後の一人がこうしていても仕方がないと彼女への呵責を辞めた時、かけずり回って被害者達の半生を良い物にする為奔走し、それに自身の力を尽くしたという。 - 440二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:04:27
- 441節穴22/07/01(金) 01:12:33
「ああ、ああっ! あなた、あなたあっ!!」
「パパぁっ!!!!」
「う、うわあああああああ!! フィートっ!! ライっ!!」
牢に囚われ、ワーシープとされていた妻子、フィートとライはリリティアの手によって只人に無事戻された。もん娘化のプロセス……そこにはリリス・マザーと称される大淫婦、全てのもん娘たちの祖とさえ言われる存在の血液、因子が使われており、それをワーシープの血と混ぜた物を注入されたことによりこの二人はワーシープとされた。
戻す方法は単純なもの、このリリスの因子と人間の血液を混ぜて注入するだけというものだった。研究の最中、それに気づいたリリティアはこれ以上無い程に複雑な表情を浮かべていた。だが訪れるとはまるで思っていなかったこの状況、人を元に戻せる……いや、人ともん娘に垣根など無いことを証明するようなその成果に、屈強な大男が号泣して妻子に抱きつく姿に彼女は破顔した。
「んんっ……すうっ……あなたぁ……❤️」
「パパァ……❤️ エヘヘェ……❤️」
「……おいこれ本当に後遺症とか無いんだろうな」
「い、一年離れた家族と再会出来たとなればそんなものでは?」
「ここでだと……人がいるから……」
「ねぇパパ……私ね……」
「本当に無いんだろうな!?」
「一年ぶりだからでしょうそんなのは無い筈ですっ!」 - 442二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:13:48
草
- 443二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:14:03
残ってますよね?
- 444二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:14:31
よし!問題ないな!
- 445二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:14:54
シッー!
- 446二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:21:15
5年後には六人ほど子供が増えてそう
- 447節穴22/07/01(金) 01:22:35
「良い家族じゃねぇかよ……ったく、しゃーねぇなあ」
家族との再会、抱き合う三人、響く笑い声。それを見届けたアステリオスは踵を返して立ち去ろうとする。モルトは良い男だ、だが心が強いだけでは自分達ミノタウロスは惹かれない。何の鍛錬もなく、ただ唐突に強くなってしまったモルト……本当の彼、心を見て愛し合ったフィートと横入りの自分とでは比べるだけの価値も無い。誰に気づかれるまでもなくここを去る、モルトという男を知った以上旦那探しは難航するだろうが自分達の寿命は長い。気長にやるさ、そう密かに歩き出し……
「アステリオス!」
「……んだよ、ちょっと花摘みに行くんだよ、なんか話があんなら後にしてくれ」
「……その、なんというか、な。お前の話をフィートにしたんだ、そしたらその何というか……突き放すなんて酷いと、言われてその……ウチは広いし空きがあるから、な……」
「……ん、んっんんっ!! んーっ! んーん!?」
彼女がその後どうなり、どうしたのか。それはきっと賑やかな田舎の農村、羊飼いの家に行けば分かることだろう。 - 448二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:23:30
ウッソだろ!?
- 449二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:23:49
なにぃ?
- 450二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:24:51
まさかの嫁からの許可
- 451二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:25:34
このレスは削除されています
- 452二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:27:31
ヤルではないか…
- 453二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:28:10
子供達だけでサッカーチーム組めそう
- 454節穴22/07/01(金) 01:30:01
そして彼は、モルトは───
あの日からもう一年が経とうしている。羊達はよく育ち、今年の収入も上々といったところだ。彼女もよく働いてくれている、もん娘の力というのはつくづく凄まじい。ただ毎日、穏やかな日々だ……まぁ一部の事柄を除いてだが。
「……はぁ」
羊達を小屋に戻して鍵をかけ、すっかり癖になってしまったため息をつく。まぁ男として悪い気がしないでもない、不貞への嫌悪こそあったもののフィートが、彼女が良いのだと言ってしまえばどうしようもないし、力比べで決めさせられたとはいえ、やはりミノタウロスというのは強靭なもん娘だった。 - 455二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:32:40
さて…と
- 456二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:32:55
脱ぎますか
- 457二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:34:12
このレスは削除されています
- 458節穴22/07/01(金) 01:43:24
家の中はみっちりと狭く、賑やかだ。彩りに溢れているそこには様々な馳走が並び、いつか見た面々……コボルにリリティア、トゥバンと……特例を出されて外出を許されたと言うエルフィール。そして……エルザ。
「やっとお仕事終わったのー? もーぼくお腹ぺこぺこなんだよー!」
「先に食べていても良いと言っていたじゃないか」
「まあまあ、エルザちゃんも主役を差し置いてご飯を食べるなんてお行儀の悪い事しませんよ〜」
あの頃とは違う、娘が取ってきた花を生けた花瓶、妻が描いたよくわからない生き物と反して美しい景色の絵……壁や机を飾り付け、華やかさを産んでいるそれを見ると、家に帰ってきたのだという心地がする
「神様っていうのは、なんだって……」
「おお、おせーぞモルト! 待ってやってたんだからよー、早く座んな!」
「もう、アステリオスさんたら。ふふ、この料理の幾つかは彼女が頑張って作ってくれたんですよ? ちゃーんと味わってくださいね、あなた!」
「そう、なのか? あのアステリオスが、料理を?」
「だーっ! ばらすんじゃねぇよフィート!」
ある日この村に現れた、怪しい装いのもん娘達は不可解にも男を襲うのではなく幾人かを見定めるように、そうして自分の妻子を連れ去っていった。長くもあり短くもあった旅の果てに二人を連れ戻し、何故か一人嫁も増えてしまい……不思議な事に多くのもん娘が知己となった。
怒りや憎しみ、それが始点となったあの旅だったが……なんともまあ奇妙な場所に着地した物だ。果たしてどんな神が賽子を振るいこんな喜劇を演じたのだろう、そう考えると無性に腹も立ったが……それでも今自分は幸福を噛み締めて生きている。
「私もエルザちゃんとコボルちゃんと一緒にお手伝いしたんだからね!」
「ってかヤオさん来て無いし……いや風来坊みたいなもんだからそりゃ来ないか、扱い悪……」
「辛気臭いの禁止! また変なこと言って……」
「言うほど変じゃ無かったよね?」 - 459二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:51:00
履きますか…
- 460二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:51:50
ハッピーハッピーやんけ
- 461二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:52:15
丸焼きぐらいしか出来無さそうなアステリオスが…
- 462二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:52:47
どんな神(スレ主)
- 463二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 01:56:32
見事な大団円やな
- 464節穴22/07/01(金) 02:04:45
(勇士と……この後寝させてもらえないだろうか。しかしエルフィール様の手前、それに奥方とアステリオスが許すものだろうか……」
「あらあら〜、後半から声が漏れちゃってますよ〜?」
「よい、トゥバン。私としては彼の顔が見れただけでも満足だ……手に入らぬからこそ、美しいものもある」
「はっ、左様に」
「左様って……」
何に憧れるでもなく、平穏を望んだ男がいた。
だが愛する者の為ならば何にでもなれるという男がいた。
自分が特別だとは思わなかった、だがその生き方には誇りを持っていた。
家族を愛した。愛されたから愛したのではない、彼はただ愛したのだ。
「乾杯の音頭、誰が取んだ? アタシとしてはまぁ……一人しかいねぇと思うんだが」
「まぁそうだよね! ほーらモルトグラス持って!」
「なん……まぁ、仕方ないか。あー、紆余曲折あり……奇妙な縁で結ばれた自分達がこうして集まった訳だが……なんなんだろうなこれは……」
「ちょっとちょっとー! しっかりしてよねー!」
普通の男であった。大層な思想や望みがある訳でもない、ただ神に振られた賽子によって壇上に上がらされ、そうあれとされただけの男であった。だがその心は間違いなく彼の物であり、旅の果てに彼は辿り着いたのだ。『家族がいる』、なによりも望んでいた場所へと。
「あー、そうだな……未だにみみっちく思うところもあるが、それでもこうして卓を囲めることを嬉しく思う。今日はこの集まりと、出会いを祝して───」
【完】 - 465二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 02:23:12
乙乙
- 466二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 02:23:22
お疲れ様でした
- 467二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 02:23:37
見事な大団円です
- 468二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 02:24:02
大長編よくぞ…よくぞ。
- 469二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 02:24:39
めちゃくちゃ読み応えあったぜ
- 470二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 02:27:04
ハーレム王モルトじゃったか…
- 471節穴22/07/01(金) 07:59:26
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、安価したらコロンビアマフィアなんてふざけたもん突きつけられてギャグでやってやろうと始めた話でした
本当は話のネタなかったのですが←
安価は絶対なのでもちうる語彙力総出で挑んでみた所存ですw
以下、モルト達のみんなへのメッセジをどぞ
モルト「みんな、見てくれてありがとう
プロットも何もない、レス投稿への直書き……誤字も多かったことだろう」
アステリオス「いやぁありがとな!
アタシの力強さは十分伝わったかあ?」
エルザ「ミテクレタノハウレシイケドチョットハズカシイモンニ……」
エルフィール「長い駄文の閲覧、大義であった
正直、大半の人間はやはり愚かと思うままであったが……とやかくは言うまい」
トゥバン「……ありがとう」ファサ
では、
モルト、アステリオス、エルザ、エルフィール、トゥバン、タングス「皆さんありがとうございました!」
終
モルト、アステリオス、エルザ、エルフィール、トゥバン「って、なんでタングスが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり - 472二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 08:13:45
元ネタより濃度濃いだろこの話
- 473二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 08:28:15
乙です
- 474二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 09:16:44
タングスのお話は次かな
- 475二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 09:25:04
大団円乙です
軽い気持ちで投げたメスガキがまさか重い過去持ちでめちゃんこ良い娘な女王様になるとは!読めなかったこのリハクの目を持ってしても!! - 476節穴22/07/01(金) 10:13:15
負けイベとして組んだエルフィール連戦の元の予定
連戦に疲弊し倒れるモルト、トドメを刺そうと歩み寄るエルフィール。与えられた恐怖に震えながらもそうはさせじと立ち塞がるエルザ。すると槍が光り輝き母の意志に触れ、モルトに口づけし精気を吸うことで瓜二つに成長、憎々しさに吠えるエルフィールとモルトを治癒するエルザ。復活したモルトは槍を手にしたエルザと共に最後の戦いに挑む
賽子が望んだ物
泥試合での殴り合いダブルKO
まぁ見ていただいてたらわかるとは思うんですが、ある程度モルトが勝ちやすいようにダメージの最大値や体力面を調節したりはしてるんですよね。リリティア戦はあれなことになりましたが、それを踏まえて相手の出目は大概腐らせ自分はデカいのをお見舞いしていく叔父貴…… - 477二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 10:16:05
うーむマッスル
- 478二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 10:23:58
筋肉は全てを解決する…
- 479二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 10:37:49
アステリオスとかトゥバンに負けてたら途中で終わってたの?
- 480節穴22/07/01(金) 10:40:39
シチュエーション的に助けが見込めないのでその場合はそうですね。ただトゥバンの場合はご要望のありそうな丸呑み描写はちょっとマッチョのおじさんだとやりたくねぇなとも……リリティアに関してはあまりにも塩すぎたのと元から合流しそうだなーって考えてたので、分岐として設けた感じです
- 481二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 10:42:19
なるほど
- 482二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 10:43:56
もしも負けてたルートとか時間があったらちょっと見たいです…
- 483二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 10:44:28
マッチョ丸呑みはニッチ中のニッチやもんね
- 484二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 10:51:53
トゥバンのエッチなやつが見たいですわ
- 485節穴22/07/01(金) 10:59:31
まあアステリオスには負けても多分お婿さんにされるだけでお前のものはアタシのもの理論で助けに行くのに同行してくれます
- 486二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:01:23
ジャイア…ジャイ子…
- 487二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:01:44
ジャイから離れよ
- 488二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:02:24
アステリオスからモルおじの覇道は始まったのだ
- 489二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:03:04
酪農家がこんなに強くなるとはこのリハク見抜けなかった…
- 490二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:15:20
アステリオスのデカおっぱ○に埋もれてぇぜ
- 491二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:16:59
頭よりデカいぞ。多分
- 492節穴22/07/01(金) 11:27:48
アステリオスことミノタウロスは体力、攻撃の最大値共にモルトと同じで負けイベ予定のエルフィールを除いて一番高く設定してたんですよね。ストレート勝ちした……
- 493二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:33:05
まさかの投げ返したという…
- 494二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:34:19
- 495二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 11:34:53
強敵枠だったのは間違いない
- 496節穴22/07/01(金) 12:02:37
- 497二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:07:41
ミラ
- 498二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:07:44
グース
- 499二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:08:04
エルノア
- 500二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:08:26
シャルル
- 501二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:08:42
ノア
- 502二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:09:03
ユミル
- 503二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:09:20
このレスは削除されています
- 504二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:09:44
ついにタングスのお話
- 505二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:11:42
イチャラブだぜ!
- 506節穴22/07/01(金) 12:12:10
- 507二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:12:37
わ…わ
- 508二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:13:29
ミラ…
- 509二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:13:51
このレスは削除されています
- 510節穴22/07/01(金) 12:15:45
という訳でタングスの名前はミラのルカティエルです。名前を持ってない人外が好きになった男に名前をつけてもらうシチュいいよね
- 511二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:16:45
うんうん良いよね
- 512節穴22/07/01(金) 12:17:05
- 513二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:17:05
さてさて
- 514二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:17:31
- 515二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:17:52
男扱い嫌いやったね確か
- 516二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:20:01
食われたやつは羨ましい限りです
- 517二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:20:50
丸呑みされるってどんな感触なんやろか?
- 518節穴22/07/01(金) 12:21:47
あとタングスはもう理解のある彼くんとイチャイチャするから人襲わないけど、人とかむしゃむしゃする人外の彼女の為に罪悪感覚えたり倫理的にダメだけど……って思いながら捕食の手伝いとか隠蔽する彼くんいいよね
- 519二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:22:38
いいよね…
- 520二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:22:51
普通は苦しくてたまらないと思われる
- 521二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:24:33
僕以外お腹に入れちゃダメっ!て嫉妬する彼くん…?
- 522節穴22/07/01(金) 12:27:17
- 523二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:28:51
ミラの胎内でイキすぎて「おやおや 妊娠してしまいそうだね…」て射精させられまくるノースくんとか
- 524二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:29:30
2階の窓から舌伸ばされて引き摺り込まれてそう
- 525二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:30:22
膝の上に乗せられてからの男性器吸引は絶対にある
- 526二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:31:12
わざと舌をオナホのようにノース君に使わせるとか
- 527二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:31:34
- 528二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:31:45
- 529二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:32:50
前にスレ主が言ってた消化寸前まで腹で責めるとかはありそうだ
- 530二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:33:33
丸呑みプレイはしてる(確信)
- 531節穴22/07/01(金) 12:34:11
- 532二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:34:35
普通のカップルみたいなプレイから徐々に人外感ましましのプレイに…
- 533二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:35:01
えっろ
- 534二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:35:32
たまに吸い上げて手伝うんだよね…
- 535二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:36:24
嘘だろ…エロすぎる
- 536節穴22/07/01(金) 12:37:00
扱かせてオナホみたいにさせはするんだけど実はとてもぬるぬるしてるから手が滑って中々自分では気持ちよくなれないんだよね。んでちょっと焦り気味なところをぎゅっと吸い上げて甲高い喘ぎ声を上げさせてそれをニヤニヤしながら見ているんだ
- 537二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:37:12
- 538二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:38:15
多分逃げようとしても両腕と舌に巻きつかれて動けないんだよね…
- 539二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:38:42
指を舌に入れられて君のものを今からこうやって扱くんだよって指をねっとり責められて欲しいね
- 540二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:40:07
人間を丸呑みできる舌の吸引力と力に人間ちん○が叶うべくもなく
- 541二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:40:46
それだけで勃ってそう
- 542二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:42:05
俺もエターナルブリザードを覚えたらミラみたいな彼女が…
- 543節穴22/07/01(金) 12:43:18
- 544二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:47:41
ごめんなさい。エターナルブリザードやめます…
- 545二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:48:28
タングスと飛頭蛮両方とも考えた身としては二人の絡みを…いやないな…
- 546二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 12:52:43
ノース君食われるで
- 547二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 16:47:25
ワクワクします
- 548節穴22/07/01(金) 17:49:17
ノースくん、合法ショタの150cmくらいとはいうが年齢はいくつくらいなんだろう。魔法使いでついこの間が初の実戦となると10代後半から20前半になりそうな……
- 549二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:51:16
20〜25歳ぐらいかな?
- 550二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:51:53
このレスは削除されています
- 551二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:52:31
20歳は超えてるイメージ
- 552二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:53:13
細かく決めるよりも何となくにしとくべ
- 553二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:53:48
20歳になったばかりかな
- 554節穴22/07/01(金) 19:08:29
不老長寿の人外娘って、張り切って300歳とか2000歳とか大きい数字で年齢言われるとああそういうもんか……ってなるけど中途半端に60歳とか人間の寿命内だとなんか、もやっとしますよね
- 555二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 19:14:24
まぁね。ファンタジー感が薄れるといいますか…
- 556二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 19:18:36
エルフ(50歳)とかなんかね…
- 557節穴22/07/01(金) 19:21:18
エルフ(40歳)がキャピキャピしてるとなんかその……ネ……でも年齢も高過ぎるとそれ相応の振る舞いとかになるだろうし……
- 558二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 19:44:30
きゃー!○○ちゃん久しぶりー!キャピキャピ (4800歳)とか笑う
- 559二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 20:07:04
笑いじゃなくて恐怖…
- 560節穴22/07/01(金) 22:15:32
魔法使いが求められる仕事は何も荒事ばかりじゃない。魔法とそれに関連した化学……発生した現象を調査する事や秘薬の作製、それなりにお呼びが掛かるしありがたい事にぼくはそれで給金を得ている。
多くの人間に出来ないことが出来る人間、その価値は高い。剣を握って鍛え、振り回す事は突き詰めてしまえば誰にでも出来ることだが魔法は素質が9割以上の世界である。
「しかしなんだってマンドラゴラの違法栽培なんてトチ狂った事を……正規の薬として使うにもあれは劇物なんだぞ……」
小遣い稼ぎに家庭のプランターでマンドラゴラ栽培するなんてバカみたいな騒ぎの収拾に駆り出され、まだ午前中だというのにどっと疲れが込み上げて来た。
けれど、今のぼくには家で帰りを待ってくれている人がいる。ヒトと言うには語弊があるかもしれないが、愛しいと思える相手がいてくれるとなると心の持ちようは随分と変わる。
鍵は空いている、中には彼女がいるのだから。ノブを捻って中に入ると香ばしいトマトソースの焦げる香りが鼻をくすぐった。
「ただいま、ミラ」
「ああ、おかえり……私の貴方♡ 今昼食を作っているところだよ、手を洗ってくるといい」
人を襲い時には命さえも奪う……そして現にこの街で一人の人間を殺めた『もん娘』、それがぼくの同居人であり……愛する人であった。どうしてこうなったのかは自分でもどうかと思う経緯があったが、ぼくは今この生活に幸福を感じている。 - 561二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:16:17
あらー^ ^新婚さん
- 562二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:17:21
おっ始まってる
- 563二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:44:32
人間のご飯作れるんだな
- 564節穴22/07/01(金) 22:48:52
『私の舌を斬って、それを討伐の証明にねぇ……正体が露見していないのが吉と出たのかな』
あの日タングスというもん娘と出逢い、本来ならば討たねばならない存在である彼女にぼくは恋をしてしまった。とは言うもののその始まりは物語のような美しいものではなく、端的に言ってしまえば身動きが出来なくなったところを襲ったという最悪なものなのだが……ぼくは彼女を殺さず、家に上げて共に暮らすという選択を取った。
犠牲者には酷い話だとは自分でも思うが、結果として愛し合いお互いを求め合った……自分には過ぎる程に美しい女性と、その彼女によって親しくも無ければ顔さえ知っている訳でも無い男が殺されていたという罪を天秤に掛けた時、ぼくの心は彼女の方へと迷う事なく傾いていたのだ。
『もん娘が街の中に潜んでいるかもしれない、その警戒状態を解くにはやはり原因となったもん娘には死んで貰っていたほうが良いと考えてね。幸い君達の種族が再生力に長けているという情報は朧げながらも覚えていたんだ、まさかこんなふうに役に立とうとはね』
『ああ、だけれど治るものとはいえ……痛かったなぁ? この痛み、誰かに慰めてもらわないと疼いて疼いて仕方なくなってしまうよ……』
『……っえ、あ、その、そういう?』
彼女の来歴やぼくの家にいる理由など、そこも二枚舌に嘘八百とボロが出ないよう手回しした上でこうして今に至る。
彼女には名前がなく、タングスと呼ばれるのは君にとって人間と呼ばれるようなものだよ? と言われてしまったので、ぼくが名前をつけることにもなった。
『ミラ』
『っ、ううううう〜〜』
『ミラ、ミラ』
『っはぁ、恥ずかしいなあっ……これは、思っている以上に、胸が高まってしまうよ』
異国の言葉で運命という意味を持つらしいこの名前、彼女にとっては凍らされて犯された後に結ばれる運命と考えるとあんまり過ぎないかとは自分でも思いはしたが……まぁ喜んでくれたのでよしとしよう。 - 565二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:50:55
^ ^
- 566二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:51:10
- 567二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:51:45
目は口ほどに物を言うというし...
- 568二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:58:23
かわいい
- 569二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:22:49
この魔物娘、純情すぎる…
- 570節穴22/07/01(金) 23:24:28
「今日はナポリタンというものを作ってみたんだ、以前に変わった小鬼に教えてもらった事があってね」
「これは……トマトソースで具材とスパゲティを炒めているのか。とても美味しそうだね」
「前に食べた時は美味しい物だと思ったのだけれどね、上手く出来てるといいんだが……」
向かい合って椅子に座り、共に食事を摂る。これまで学院で魔法学に励んでいたぼくはこうした異性との交際を経験した事はなく、単純な気もするが毎日が浮き足立つような気分だった。フォークで麺を巻き取り口に運ぶ、初めて食べたパスタだが不思議な懐かしさを感じる……程よく焦げて酸味を主張し過ぎないトマトソースがよく絡まり、しゃきしゃきとした食感のタマネギと風味を邪魔せず引き立てるピーマンの苦み……これは良い物だ。
「とても美味しいよ、ミラ」
「ふふ、君にそう言ってもらえると私も嬉しいよ」
用意してもらった昼食に舌鼓を打ち、どういう仕事だったかを話ているとあっという間に皿は空になり腹も膨れていた。失礼な話かもしれないが、彼女は大柄な為にそれなりに量が必要なのかパスタが小山のように盛られていたが食べ終わったのはぼくとほとんど同じタイミングだった。
「ご馳走様、片付けはぼくがしようか?」
「お粗末さま、いいや私がやるよ。君はソファーで寛いでいてくれ
……それが終わったら、楽しませてもらうからね」
囁くようなその声に肩が跳ねる。彼女はやはりもん娘で、そういった行為をとても好んで積極的に誘ってくる。男にとしては嬉しい事この上ないが、相手が相手というのもあって蛇に睨まれた蛙のようになってしまうのはやはり仕方のない事であった。 - 571二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:25:22
さてと…
- 572二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:25:39
スレ主文才あるなぁ
- 573二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:27:42
食レポが…腹減る
- 574二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:29:42
パクパクですわ!
- 575二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:31:13
この後はノース君もパクパクですわ!
- 576二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:32:21
舌で飲み込む時即座に飲み込まずに舌内部で弄びそう
- 577二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:38:00
二人の待望のイチャラブが見れるなんて嬉しいぜ
- 578節穴22/07/01(金) 23:49:39
心臓の鼓動が早まるのを感じながら、ソファーに座って落ち着きを取り戻す。そうだ……別にこれが初めてという訳でも無い、が……人智を超えたもん娘の与える快楽というのは何度交わろうとも慣れるものではなく、その魔性の魅力に陥ったが最後二度とその沼からは抜け出せない。食器を水で洗う音、これが止まった時ぼくは彼女に襲われるのだろう……そう考えるとやはり身体は落ち着いてくれず、居ても立っても居られないという状態になった時、その音が止まった。
「おまたせ、ノース♪ 期待して待っていてくれたみたいだね……もん娘冥利に尽きるというやつかなあ」
後頭部に圧倒的存在感を放つ、ふわりとなよやかな豊満なそれが押しつけられる。ぼくと彼女には大人と子供かと見紛う程の身長差があり、こうして抱きつかれるとぼくの頭はこうして彼女の胸元へと吸い込まれてしまう。男として情けない気分もあるが、もん娘の前に男らしさなどという物を保ち切れる人間はそういない。鏡は無くとも今の自分はだらしなく鼻の下を伸ばし、抑えきれぬ興奮に頬を緩ませている事だろう。
「あぁ……愛らしい、愛しくて堪らない、私の貴方……」
抱き抱えるように身体に長い腕が絡みつき、するすると全身を撫で回していく。何処かを執拗に責めるだとかそういうのではない。純粋にぼくの身体の手触りを楽しみ、想いに耽るという何とも好意が伝わってくる行為。なされるがままになっていた、しばらくそうした睦み合いが続いたあと……遂に彼女の指先がぼくのズボン、そのベルトとファスナーへと向かっていく。 - 579二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:58:17
^ ^
- 580二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:58:32
きたぜきたぜ
- 581二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:02:38
ウヒョ!
- 582二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:06:55
パンツ脱いだ
- 583二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:28:07
…ヌギヌギ
- 584節穴22/07/02(土) 00:34:56
「いや、やはり場所を変えようか」
白魚のように細く、長い指がそれらを開け放つ……事はなかった。その手は胴と服をしっかりと握り込み、後ろからぼくの体重などなんて事は無いと言うように持ち上げる。息を呑んだのも束の間、犬か猫かと言うように抱き抱えられたぼくは有無を言わさず寝室へと連行される。つむじに掛かる熱く湿気た吐息が股間の劣情を更に燃え滾らせた。
ミラはベッドに腰掛け、ぼくはその膝の上に乗せられている。まるで親にあやされる子どものようで気恥ずかしく、それをわかっているのかミラがくすりと笑っていた。
背後から包まれるように抱き締められ、首筋に彼女の鼻が埋められる。こうもガッツリ匂いを嗅がれるとこちらとしても妙な気分になる、鼻息もこそばゆくやめてはもらえないかと口を開き掛けた時。
ぬろんっ
タングスというその種族を象徴するような異形の舌が、長く伸びた赤い肉の鞭が首全体に纏わりつき、じゅぶじゅぶと音を立てて舐られる。彼女の体温で温かく、たっぷりの唾液でしとどに濡れたそのベロには不快感もない。もん娘である彼女の武器とも言えるそれで命を握り込まれているというのに、何処か奇妙な安心感さえもあった。 - 585二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:36:57
さてさて!
- 586二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 00:37:48
脱ぐか
- 587節穴22/07/02(土) 01:04:34
「東方には私たちと似た特徴を持つ垢舐めというもん娘がいるそうでね……んじゅ、ちゅうっ❤️ こういう風に長い舌を使って人の垢を舐め喰らうそうなんだ。話に聞いた時には何とも不潔じゃないかと思った、のだけれどね」
「ひゃ、あっ!? うっ、ぁぁそこっ……いひぃっ!」
「こうやって……愛する人の汗や垢なら、ふふっ……中々どうして味わい深いじゃないか」
首を抜け、衣服の下へと伸びていった長い舌は上半身を余す事なく舐め取っていく。いったいその口の何処にそれだけ長く厚みのある舌が収まっていたというのか。いやらしい音を敢えて大きく立て、ぼくの情欲を煽るミラ。直接的ではないにしろ、二つ目の性器と言われるほどに淫靡に進化しているタングスの舌に舐められているのだ……身震いするような快楽で息が上がってきたぼくに対して、彼女は頬こそ赤らめているもののてんで平気な様子である。まさかずっとこれを続けるのか、と怯えた顔で窺うように目線を寄越したぼくの姿を彼女は何も言わずに愉快そうに見つめていた。
そうして、舌が腰の下へと、下半身へと潜り込んでいった。 - 588節穴22/07/02(土) 01:05:13
(脱いでいただいてるところ悪いが眠気がヤバすぎるのでおやすみさせていただく……)
- 589二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 01:05:34
パンツ履いた
- 590二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 01:25:26
乙です
- 591二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 05:59:40
乙
- 592二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 08:24:20
★
- 593節穴22/07/02(土) 10:09:31
当たり前の話だが、ミラの力はぼくなんかよりも圧倒的に強い。大前提として、筋骨隆々の人間よりも細身のもん娘の方が力が強いというのは常識で、物理法則を外れているような存在ではあるがその上で、もん娘達自体も体格が良ければ更にその力は強くなる。
女性としては、もん娘としては背も高く、抜群のスタイルを誇るミラは魔法や呪術を扱うことは出来ないが、単純な身体能力の高さで獲物を捉えるタイプで……男性としても、人間としても背が低い方になるぼくがどれだけもがこうと彼女の腕は一ミリも揺らがない。
ガッチリとホールドされ全身を服を着たまま舐め回されているという現状でも、ぞわぞわした快楽に身を捩る事さえ碌に許されないのだ。
「フーッ、フーッ、フーッ……はああ、ああっ。。困ったぁ、困ったなぁ♡ これは、病みつきになってしまいそうだぁ……」
凛々しくも美しい中性的な顔が、色情にふやけていた。全身に蛇のように絡みついていた舌が一瞬にしてじゅるりと引き戻され、勢いよく肌を擦られた事でまた甲高い声を上げてしまった。ミラはその反応に更に気を良くし、一度戻した舌をぼくの目の前にするりと伸ばして見せつける。
「こっちでえっちするのは初めてだよね♡ ほぉら、よーく見てご覧♡」 - 594二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 13:52:23
エチチ!
- 595二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 13:52:46
ふう…
- 596二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 13:54:14
ついに…
- 597節穴22/07/02(土) 14:49:38
恐ろしさに肌が粟立ち、美しさに息を呑む光景だった。足元から脳天までを悪寒が駆け上った、ぼくは身も竦むようなその舌に……ウツボカズラを想起する。甘い香りで獲物を誘い、取り込んでしまえばもう逃す事はない。タングスという、そのまま舌の名を冠したもん娘達。彼女らが特性として持っている舌はきっとそういうものだ。
ぬぱ……ぁぁぁ
中にたっぷりと詰まった体液は、最早唾液ではない。捕らえた獲物を快楽と恐怖の中に溶かしきるこれはスライムのようにどろりと、しかし滑らかに流動している。ぼたりぼとりと垂れ落ちる体液は花の蜜よりも甘い香りを漂わせ、滴り落ちたそれがじわりとシャツに染み込んでいく。
何より、恐怖すら抱いたその中身だ。普段は人と変わらないような見た目をしているタングスの舌、それは自由自在に伸縮し先端を漏斗のように広げて人を呑み下してしまうとも聞いていたが……
「はは、凄い目で見ているねぇ……そんなに気になっちゃうかな? それはそうだろうとも、この舌こそが私たちの最大の武器なのだから。生き物としても……女としてもね♡」
中には、それはもう言葉では表しきれないほどの……あぁそうだ。この光景の何たるかを人間は表しきる言葉を持っていない。蚯蚓千匹? そんなもの、これを前にしてしまえば肌触りの悪い荒縄のようなものだろう。 数の子天井? 蛸壺? まるで、まるで比較にならない。
正しく、それは舌なのだ。開いた舌の中に、腸の柔毛のようなものがびっちりと隙間なく生え揃っている……これが、この一つ一つが。
ぐにゅ……じゅるじゅる……うにぃ、くにゅくにゅっ、ぬぽぉっ……
ぼくへとその存在をアピールするように蠢く、『蠢かして』いる。他でもない彼女が、ミラが、この億千万と連なる『舌』を彼女の意思で動かしている。舌の中に生え揃う舌、その舌一つ一つにもしっかりとしたつぶつぶ、味蕾が備わりこの全てで咥え込んだ相手を味わい尽くすのだろう。 - 598二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 16:16:45
えっろ
- 599二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 16:17:15
ヌギヌギ…
- 600二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 16:19:18
きたぜ…
- 601二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 16:25:11
エチチッッ!
- 602節穴22/07/02(土) 17:41:01
「この中に君のものを挿れて、ぬぽぬぽぬぷぬぷ♡ くちゅくちゅずちゅずちゅ♡ ってさせてあげるね? きっと気持ち良過ぎて腰もガタガタになって、頭までおかしくなっちゃうかもしれないけど、とーっても気持ちよくなれると思うんだぁ♡」
普通の口淫でさえ、耐え難いものだった。熱い口の中を自由自在に動く舌が幾重にもなって這い回り、中に入り込んだぼくの逸物をひたすらねちっこくくぷくぷと擦り上げ搾り取る、単純な快楽で言えば膣以上のものだったのに。タングスというもん娘の本領は、その更に先にあるのだと、あんなものは前戯に過ぎないのだと眼前で今か今かとその時を待ち侘びる捕食口が雄弁に語っていた。
「それじゃ……もう人間の女の子じゃ絶対満足出来ないとこまで、堕ちてしまおうか♡ もう君は私以外の女の子とエッチなんて出来ないしましてや……」
「それは気にしてないよ。ぼくには君しか考えられないからね」
「…………」
「あ、あれ……ちょっとカッコつけ過ぎた? 気障りだったかな、それだったら……」
「は、あはははははっ! いやいや、嬉しくってついね……うん、そうだね。私と君は、ミラとノースは永遠に分たれる事なくずうっと一緒なんだ」
伸びた指が、今度こそベルトを外しファスナーを下ろして下半身を下着だけにしてしまう。これまでの行いでぼくの息子は限界ぎりぎりまで、はち切れんばかりに膨れ上がっていて、その頂点とパンツの触れ合うところにはじんわりとシミが浮かんでいた。舌が蠢きじゅるりと背後で音がする、きっと彼女は……それはもう盛大に舌舐めずりをしたのだろう。
舌の先端が窄まり、パンツの縁に潜り込んでいく。舌の方から出てきた先端が輪を作ってパンツを引っ掛け、体液をぼくの腿に滴らせながら足の方へとズリ下げていく。そうしてようやく解放された怒張は抑えきれないとばかりにビクビク震え、つうっと先端に潤みを帯びている。
パンツを脱がせて戻ってきた舌はこの時を待ち侘びたと、うねりながらツンツンと先端同士をこづき合わせた。ぷちゅりと亀頭に舌が纏う体液が触れた瞬間……まるでそこだけが高熱を帯びたような心地になり、今まで見た事のない程、全開だと思っていた逸物がひと回りほど大きく膨れ上がった。 - 603二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 17:50:48
^ ^
- 604二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 17:51:12
……えっちだ
- 605二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 17:52:25
ふぅ。
- 606二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 17:53:41
もう脱ぐものが残ってないぜ
- 607二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 17:54:03
上は着ろ
- 608節穴22/07/02(土) 17:58:33
書いてはサンブレイクやって時間を開けて萎えさせる!使いたい人は申し訳ないけど一気読みしてもろて……
- 609二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 18:01:16
わかりました着ます
- 610二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 18:01:51
面白いもんね。モンハン仕方ねぇよ
- 611節穴22/07/02(土) 19:12:08
「っ………♡」
ミラが息を呑む、その艶っぽい息遣いにぼくもまた心身共に昂りが頂点に達した。あんなものに包み込まれてしまったら、自分は果たして正気でいられるのだろうか。それこそ盛った猿のように、いやそれよりも余程酷く溺れきってしまうのではないか。
「っ……はやくっ……はやくっ……」
自然と口から催促するような言葉が溢れていた、端ないかもしれないがこんな事をされて焦れずにいられる男が何処にいるだろうか。だが……これまでの交わりから彼女はどちらかというとぼくを焦らしてその様子を愉しむ傾向があったし、現に今も彼女はぼくの唇に指を当ててまだだと言外に伝えてきている。
漏斗状に開いた彼女の舌がソレの真上に位置する。そこからゆっくり、ゆっくりとやはり焦らすように舌を少しずつ動かしていく。自然と腰が跳ね上がってしまいそうだったが、彼女はそれをも見越してぼくの身体をしっかり抑え込んでいた。
はやくはやくはやくはやくはやく、とそれだけが脳内を埋め尽くす。それを知ってか知らずか、いや知った上で彼女は舌を逸物自体には触れさせる事なく根元までをすっぽりと覆った。敏感になった息子の周りを微かな空気の揺らぎ……小さな一つ一つの舌がちょうだいちょうだいと、まるで餌をねだる小鳥のように動き回っているのがこの狭い舌の中に伝わってくる。
「愛してる、愛しているよ私の貴方……私の舌の中、たっぷりと、楽しんでイってね♡」
ぎゅんとそれが締め付けられ……達した事に気づく間もなく気絶してしまった。だが意識無い中で股間に与えられる想像を絶するような快楽は肉体に気絶しているようは場合ではないと鞭を打った。強制的に覚醒を果たしたぼくの内側に、一瞬で果てさせられ大量に放出された精液の射精感と彼女の舌の感触が一斉に伝えられた。
「あ"あ"っ"!?! づぁ"っ!?」
「あっはぁ……♡ 舌の全てに君のせーえきが絡みついて、こゆくてとっても……♡ もっと、もっとのませておくれぇ♡」
焦らすのが好きな彼女だが、一度火がついてしまうとその責め苦は苛烈なものになる。イった直後だというのもお構い無しに舌を上下させ、締め付け、常識に捉われないような蠢きが襲ってきた。そんなものに耐えられるはずもなく、一分もしない内に二度も射精させられてしまった。 - 612二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:13:41
エッ!!!
- 613二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:14:07
どんだけ気持ちいいんや…
- 614二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:14:52
ふぅ…ふぅ…
- 615二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:15:39
本番はここからでございます
- 616二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:23:43
……^^
- 617二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:25:13
怖い
- 618節穴22/07/02(土) 19:47:30
心臓が破裂するのではないかと言うほど高速で、爆速で脈打ち血流が送られているのを感じる。その箇所は言うまでもなく、自分の身体全体がただ射精する為の付属物になってしまったように錯覚さえする心地よさ。
発している音は耳にするだけで脳を犯し、意思が弱ければそれだけで達してしまうのでは無いかと思うほどに卑猥だった。
ぐじゅぢゅるじゅっぐぷぽぢゅじゅぶぷっ
そんな具合の音が絶え間なく鳴り響く、つまりぼくの逸物はそんな音がなる程の舌技を絶え間なく受けさせられていた。それはもう、気持ちいいという拷問。瞬きする間の休みもなく吸いつかれ、ある時は雑にある時はゆっくり、ある時はとてつもなくはやく扱かれある時は伸縮する締め付けと緩和だけで。舌、というたった一部位から繰り出される多種多様の快楽、こんなものを知ってしまえば、もう彼女の事以外考えられない。
「ジュルルルルッ、ゴキュッ! ん……ふふっ、10回目♡ 短い間にたくさん頑張ったね、カッコいいよ? でも……後10回は出せるよね? まだまだ、舌をくるくる回転させたり、タマタマまで咥え込んでもみもみしながら搾ったり、先端だけ包み込んで小ちゃい舌で舐め回したり、もっともっともっともっと、私を味わっておくれ♡ 私に貴方を味わわせておくれ、愛しい愛しい私の貴方♡」
目が霞み意識が遠のく、もん娘に激しく犯された者ははそのようにして意識を失うという。だがぼくにはその自由さえなく、ひたすらに天国のような地獄を感じ続けた…… - 619二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:54:33
あー駄目!エロすぎます
- 620二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:54:52
ふぅ…
- 621二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:55:39
こんな彼女が欲しかった…
- 622二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:55:57
死ぬで
- 623二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 19:57:21
エッチチチチチチチチッッ勃ッ
- 624節穴22/07/02(土) 22:08:23
彼女からようやく解放された時には日が落ち始めていた。結局何度絶頂したのかもわからない、ただもう快楽責めでも限界なのか縮まり込んだぼくのものはピクリとも反応しなかった。
「んふ、っぅ……ごちそうさまぁ♡ きみのぷりぷりのせーし、とっても、んんっ、美味しかったよ♡」
「ぐ、一週間分は出させられた気がする……」
つぷっ、彼女の舌が離れていく。親が子供にそうやるようにさらさら髪を梳くように撫でられ、気恥ずかしさに払おうとしたもののそうするだけの体力も残されていなかった。
「ふふ、可愛い♡ 本当に可愛いなぁ君は……何というか、食べてしまいたくなる」
「冗談はよしてくれよ……」
「あ……あー、ふふ、冗談だといいねぇ」
妖しく笑い、そんな不吉な事を言うミラ。もしや、もしやこれ以上のことが存在するのだろうか……? 思えばこれほどの射精をさせられたにも関わらずぼくは生きている。〜〜さんは枯れるまで搾られて死んでいたのだ、まさかとは思うがこれにも手心が?
「ふ……あぁ、だめだ……眠気が……」
「いっぱい頑張ったものね、それじゃあ私と横になろう。ほら、ごろーん」
彼女に抱きしめられたまま、そのままベッドに倒れ込む。肉感的で体温の高いミラ、とくんとくんと刻まれる心音が疲れ切った身体に心地よくどんどん瞼が重くなっていった。
「う、おやすみ……」
「うん、ゆっくりとおやすみ……私の貴方……」 - 625二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 22:11:33
やったぜ
- 626二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 22:12:42
…ふぅ
- 627節穴22/07/02(土) 22:17:23
という訳でタングスのミラとノースくんのイチャラブでした。いきなりなんのこっちゃって人達は前スレをよろしくな……
頭からまとめてPDFに纏めて上げようとしたけどPDF対応してないのね、どうしよ - 628二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 22:47:54
そのままでもいいさ
- 629節穴22/07/03(日) 00:07:48
ミラとノースの話もいっぺん書けたし、モルトおじさん達のその後かまた新しいキャラに出てきてもらうか……
- 630二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:08:53
トゥバンとかアステリオスのエッチなやつが見たいです…
- 631二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:09:50
新しいキャラいいね
- 632二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:11:08
トゥバンにモルトおじが丸呑みされるのは作者的にもアレだから違う青年に犠牲になって貰おう。
- 633節穴22/07/03(日) 00:22:00
まぁ既存キャラのその後は一発目のクソザコナメクジ除いて後でも出来るしどうしようかな。エッチな話にしてもさっきのでしばらくは……
とりあえず明日キャラ作成しまそ - 634二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:28:01
了解
- 635二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:44:51
ヤオガーのシーンも見たい
- 636節穴22/07/03(日) 00:47:13
ヤオガーは放浪してたりダイスで当たらなかったもん娘とかは是非またお出ししてほしいですね……
- 637二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:09:31
ということで新しいキャラクターを作成します。もんちゃんクエスト的世界なので和洋折衷、忍者とか侍とか僧兵とかでも書いていただければ。前回は酪農家からウルトラC起こしただけで、出来るだけ戦闘職っぽい感じのやつが候補だと助かりますね
新しいキャラの名前と職業
>>642まで
- 638二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:26:28
このレスは削除されています
- 639二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:29:15
チト
旅商人 - 640二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:30:15
幽眼
武闘僧 - 641二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:31:48
このレスは削除されています
- 642二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:32:32
ターラ
武芸者 - 643二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:33:49
ターラが2回出てるのと三人だけになるんであと二人取ります
- 644二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:37:18
トロ
漁師 - 645二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:38:16
テト
船乗り - 646二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:39:26
1チト 2幽眼 3ターラ 4トロ 5チト
船乗りが実質二人…… - 647二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:39:41
dice1d5=4 (4)
- 648二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:44:49
このレスは削除されています
- 649二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:47:13
ベタ波の海の様に穏やか
- 650二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:47:37
いいこ
- 651二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:51:56
遠ない...?
- 652二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:52:01
漁師カッパを着た10代前半の少年
- 653二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:52:23
- 654二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:53:30
親の借金の片で働くことになったが今ではそれなりに楽しくしてる
- 655二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:54:13
漁師の両親の元で楽しく暮らしていた
- 656二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 10:54:41
よく学びよく遊びよく働いていた
- 657二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:02:47
盛大に安価ミスってんねぇ!50代のそれに引き下げて、性格はいいこ。容姿は10代の若者。性格は亀仙流、安価が変なとこに飛んでるので元のやつは消します
- 658二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:08:36
なんか美味しそうな男の子が出来あがりましたね……一人称はなんでしょう、>>662まで。奇抜過ぎるのはいやじゃあ〜
- 659二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:09:16
オレ
- 660二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:09:44
ボク
- 661二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:09:57
自分
- 662二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:10:00
ぼく
- 663二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:12:01
1オレ 2ボク 3自分 4ぼく
dice1d4=4 (4)
- 664二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:17:11
ピュアそう
- 665二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:26:28
次は漁師か
- 666二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:32:58
ひたすら良い子で勤勉な若者のトロくん、お魚を取りに行ったりする過程でもん娘に襲われたりするのかな? 日常的な話になっていきそうな……
- 667二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:52:11
「うーん、何だか最近魚の掛かりが悪いなぁ」
網を引き上げ船に乗せる、仕掛けの量と規模に反して獲れた魚の量は少ない。それでも生きていくのに困窮するというほどではないんだけど、先立つ物はあって困る事はないからなあ。
二ヶ月くらい前からか、ここら一帯で獲れる魚の数が徐々に減っていっている。獲り尽くしたということはないと思う、その辺りは村のみんなもよく考えてるし、嵐や異常気象って感じでもない。
「うーん、まぁ気にしてても仕方ないよね! 帰ってご飯にしよう!」
今日の収穫
dice1d100=58 (58)
収入によってアイテムを買えたり……とかしたいけどダイスだと腐らせそうな要素。and把握が大変になりそう
- 668二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:55:57
もん娘が原因か
- 669二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:56:21
ほのぼのかな()
- 670二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:05:37
ある日、村の中に動揺が走った。この漁村でベテランの漁師の一人が漁から帰って来なかったんだ。もちろんみんな海を嘗めてる訳じゃ無い、恵みを与えてくれるそれは優しい反面時には恐ろしい顔を見せるし、それで命を落とした人の数は両手では数えられない。
だけどそれでもみんなが驚愕したのは、昨日の海はなんて事ない穏やかな状況で、これまでいくつもの嵐を乗り越えたその人がそれから帰って来られなかったというところにある。
魚の獲れる量が減ったところから始まり、遂には人までもが……これはいったい……
「……もん娘、だろうな」
深い皺を眉間に刻んだおじさんがそう呟いた。みんなの中にまたどっと驚きが浸透していく。ただぼくは若いのもあるからか、その言葉の意味をよく理解していなかった。
今までこの辺りでは居なかったというそれ、いやもしかしたらこれまで命を落とした漁師の何人かはそれにやられたのかもしれないのだと。もん娘、人ではないけれど可愛い女の子の姿をしたモンスターで、女の子しかいない彼女達は人の男に襲い掛かり……その、エッチな事をしたりご飯にして食べてしまうんだとか。
「こ、こわい……」
「しかし、だからと言って漁をやめるわけにはいかんぞ……この村は多少の農作物を育てている以外収入は漁頼りだ」
「うむう……対策と呼べる対策にもなるまいが、みな船には素潜りをする者以外も銛や網を積んでおけ。襲われた時に役立つかとしれん」
ぼくたちの平穏は、突然の事で壊れてしまった。まだそのもん娘というのが事の発端か判明したわけじゃないけれど……何にしろ、怖い話だなぁ……
1漁に出る(安全)
2漁に出る(危険)
3湾岸を少し調べてみようかな
dice1d3=3 (3)
- 671二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:12:25
やべえ
- 672二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:19:31
もん娘いる?
- 673二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:32:28
さてさて
- 674二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:40:39
湾岸には色んな物が流れ着く、海で何かが起きているなら普段とはまた違う何かが……と考えたのはいいけれど、もしこれでもん娘が漂着してたなんて話になったら大変だ。一応護身用の銛を持って出掛ける。
1何の成果も、得られませんでした!!
2痕跡
3いるぅ!
dice1d3=2 (2)
- 675二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:45:53
おっ
- 676二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:46:33
怖や怖や
- 677二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 13:03:58
そこにあったのは、バキバキに折れて無残な姿になった帆船の一部。この船は……昨日帰って来なかった人のものだ……後でみんなを呼ぶものとして、この折れ方は普通じゃない。まずあの人はなによりも慎重に漁の準備をする、船が壊れて沈没なんてそんな浅はかなミスはしない。しかもこのマスト、何かに激突して折れたんじゃなくて徐々に強い力を加えられ続けて『意図的に』壊されてなければこうはならない。
もん娘という存在がいるのではないか、その疑惑が確信に変わる。だけど、だからといって僕らにはどうしようもない……海は人間の本拠地じゃないんだ、ただでさえ陸の上でも勝てないらしいもん娘、その海を根城にするような海棲のそれに一体どうやって対策をするっていうんだ……
1漁に出る(安全ではない)
2漁に出る(危険)
3もん娘に関する事を調べる
dice1d3=1 (1)
- 678二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 13:17:42
もん娘きますね…
- 679二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 13:36:03
もん娘がこのあたりの海にいることは最早明らか、そう結論付けられ多くの人が頭を抱えている。今更に過ぎる話ではあるらしいけど、ぼくたちはあまりにもん娘に対する知識が無い……主に男の人を襲うとは言うが、女性は絶対襲わないというわけではないし……肉食のもん娘もいるの、だとか。
だけどぼくは漁に出なくても貯蓄があるとは言えないし……これで命を落としたりしたくは無いけど、行かないとなぁ……
漁の成果
dice1d100=6 (6)
それを上回ると……
dice1d100=34 (34)
- 680二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 13:42:36
あらー
- 681二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 13:42:55
きたぜもん娘
- 682二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:01:10
- 683二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:01:41
・名前
ウォナンビ娘
・外見
群青色のゴシック風ドレスを着た銀髪の少女
頭にはヘッドドレスを被り、鮫の歯の化石のネックレスを付けている
眼は他者が見る角度によって宝石の様に七色に変わる
眩い虹色の龍神の姿への化身が可能な、いわゆるドラゴン娘
・能力
海蛇・魚竜・首長竜・鰐といった水竜種の仲間を中心として、古代鮫・板皮類・迷歯類・古鯨・頭足類など、異世界で既に絶滅したありとあらゆる水棲生物の使い魔を召喚・使役して戦う。
使い魔による突撃と格闘、高空からの攻撃や地面を潜行しての挟撃など、多様な攻撃方法を持つ。
海洋生物のみならず翼竜や古鳥類の使い魔も好んで使い、偵察や移動、潜入に使用したりもする。
水に関連する術も得意で、さらにドラゴンの姿になると、大嵐と海嘯のドラゴンブレスを吐く。
ブレスで解放された膨大な魔力が雷雨や津波、水竜巻となって展開され、万物を呑み込み吹き飛ばしながら拡散していく。 - 684二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:03:48
フライングダッチマン娘
種族はいわゆる船幽霊
海賊衣装を着た赤髪の豊満な少女
溺死者の幽霊を操る - 685二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:11:50
クリオネ娘
透けた体を持つクリオネに似た娘
普段はかわいい姿で人を騙すが、食事の時は口内から6本の触手を伸ばし透けた体内に引き摺り込む。
犠牲者を体内で体液を全て吸い尽くす。 - 686二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:14:26
クジラ娘
豊満な身体付きの巨体の少女
その巨体から繰り出される圧倒的なパワーと潮吹き(どこからとは言わない)が武器 - 687二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:17:50
リヴァイアサン娘
ぽっちゃりなぐらい全身に魅力的な肉を付けたドラゴン娘
強力な水の力を使う - 688二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:21:06
ただの漁師の若者に相手させるようなメンツじゃないんですがそれは……このままじゃ即オチしちまうよー
1ウォナンビ 2ダッチマン 3クリリン 4クジラ 5リヴァイ
dice1d5=1 (1)
- 689二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:21:35
彼はもうだめですね()
- 690二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:22:54
即堕ち一コマ
- 691二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:23:08
パクり、ですな
- 692二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:23:21
これは高レベルの勇者等に依頼すべき案件になりそうなので彼はもうおしまいですね...
- 693二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:23:25
よりによって…
- 694二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:29:20
海ステージ版ネロカオス
- 695二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:31:22
ぞわりと全身が総毛立つ。研ぎ澄まされたナイフを首筋に当てられているような、それどころじゃない、心臓を鷲掴みにされているような……これまでの人生で感じた事のない威圧感。早々にどうして海に出てきてしまったんだろうという後悔と、そこまで長くも濃密でもない走馬灯が忙しなく脳裏を駆け巡る。
海底から、海中から、すぐそこから、根源的な畏れそのものが浮かび上がってくる。船を村へと戻そうという考えさえ浮かばずにそれは静かに姿を現した。
ウォナンビ娘の一人称、性格
>>701まで
- 696二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:31:43
我
- 697二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:32:02
妾
傲慢 - 698二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:32:06
私
- 699二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:32:25
妾(わたし)
- 700二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:33:14
私
普段は穏やかだが怒ると怖い - 701二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:35:19
わたし
波打ち際の様に穏やかで夜の凪の様に理知的だが波打ち際荒れ狂う外洋の様に怒る - 702二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:37:56
そこまで凶暴じゃないならワンチャン見逃してもらえるか……?
1我(まぁ話せる)2妾(無理)3私(まぁ話せる)4妾(私、まぁ略)5私(穏やか)6わたし(キレたらあかん)
dice1d6=2 (2)
- 703二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:39:29
よりによって…
- 704二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:40:16
さて今からBGMの準備をしておくか...
- 705二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:43:38
- 706二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 15:08:32
(扱い方むずすぎひん……?)
- 707二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 16:30:49
「妾の海に小汚い船なぞ浮かべよって、人間風情が……不遜であろう」
咄嗟に、咄嗟に頭を下げていた。恐ろし過ぎる……生物としての次元が違う。もん娘というのが恐ろしいものだとは聞いたけど、確かにこのもん娘は人間の範疇に収まるような存在じゃない。まるで神のようだ……
「しかし何よりまず平伏する弁えた姿勢、それを見て無用と誅するほど妾も狭量なもん娘ではない」
気は緩めない、だが弁明の機会も与えられずに殺されるということは無さそうだ。心臓が破裂しそうなほどに高鳴っている、はやって口から悲鳴が飛び出しそうだけれど……彼女はまだぼくに口を開く権利を与えていない。多分、きっと、彼女はそういう態度を重視する。
「ふむ……怯えきって何を出来るはずもないか……此奴は違うな。よし、口を開く事を許そう……お前は何故この海にいるのだ?」
迂闊な事を言ってしまったら不味い、彼女の怒りに触れないようにしなければ……
トロ 弁明 300
dice1d100=42 (42)
ウォナンビ 疑惑 300
dice1d100=96 (96)
- 708二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 16:41:59
よしまだ猶予はあるな((( ;゚Д゚)))
- 709二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 16:51:05
- 710二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 16:56:33
「ぼ、ぼくはこの近くの村で漁師をしているトロと……」
「誰がお前のような矮小の名を問うた、お前はただ妾の問いのみに答えれば良いのだ」
「……っ」
判断の基準が、わからない……!
1 50ダイス
2 100ダイス
3 150ダイス
4 200ダイス
5 まぁ寛容に……
dice1d5=3 (3)
- 711二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 17:03:00
「っ……ぼ、ぼくは漁師なので……仕事としてこの海に魚を取りに来ていました!」
「ふん……だが見たところ魚なぞ取っておらぬように見えるが……」
「こ、このところ何故か収量が減っていてっ……今日も、その……」
dice1d150=105 (105)
- 712二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 17:15:10
どうなるやら
- 713二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 17:28:44
値踏みするような視線を投げられているんだろう、無言の重圧がしばらく続く。たらりと頬を汗が伝っていく、なんでこんなことになってしまったんだ……これも海が持つ恐ろしい一面ということなのだろうか。
「嘘はついておらぬようだが、ふむ。まぁ良い……では一つ、お前、海で気障りな女を見なかったか?」
それもまたもん娘、なのだろうか。残念だがそんなものは知らない、また機嫌を損ねてしまうのでは……
トロ 弁明195
dice1d100=15 (15)
ウォナンビ 疑惑300
dice1d100=92 (92)
- 714二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 17:41:08
どっちだ…?
- 715二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 18:04:34
「い、いいえ! ぼくの知っている限りそのような女性は……」
「……まぁ期待はしていなかった、が」
1 50ダイス
2 100ダイス
3 150ダイス
4 200ダイス
5 まぁ寛容に……
dice1d5=4 (4)
- 716二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 18:28:02
(ぐえー苦しい)
- 717二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 18:28:32
さよなら…
- 718二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 18:51:59
もん娘に対話を試みる善良なやつはしぬ、ちい覚えた(エリク、トロ)
- 719二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 19:01:54
(大変です、ひたすら理不尽にどうしようもない存在が理不尽にキレてて話が展開出来ないんですよ)次こそダイス目負けてたら終わろ……このもん娘陵辱さえせずに殺しに来そうなんですけど……
- 720二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 19:31:06
黒幕のもん娘が乱入してきて有耶無耶になるとかしたらどう?
- 721二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 19:37:35
ウォナンビのダチがやって来て「こんなところで遊んでないで他の場所を探そうぜ」とか助け船を出してくれる、とか
- 722二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 19:40:18
原点のもん〇えでも失望してても絞り殺してくれるから...
- 723二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 19:49:57
津波に飲ませてどこかに流れ着くとか
- 724二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 20:05:38
地上でのしもべ一号にするあたりが無難なところやな
- 725二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 21:10:56
「っ……ああ、もう良い。何の役にも立たんではないか、お前」
腹に据えかねるというような、どこまでも苛立ちを含んだ声色。だが……彼女は何か困り事があってこうしているのだろうか? もしこの異常な現象を起こし、◼︎◼︎さんの船を壊したのが彼女なのだとするにはなんだか……いや、外見なんてものは当てにならない。
dice1d200=36 (36)
- 726二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 21:54:57
怒ってはいないっぽい
- 727二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 22:20:19
どっかいけぐらいかな?
- 728二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 22:25:20
トロ 弁明 159
dice1d100=92 (92)
ウォナンビ 疑惑 300
dice1d100=47 (47)
- 729二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 23:32:48
「……しかしそれもそうか、斯様な雑多に何を期待して」
「その、叶うのならばぼくから聞きたい事があります、普段ならありえない、おかしいことが起きたんです……もし、何か関連があるなら……」
「い……ほう、奇怪な事と。くだらん話であれば啜り殺してくれるが、覚悟あらば申すが良い」
どうやらこの雰囲気、もん娘は彼女だけじゃなくもう一人……それが◼︎◼︎さんを襲ったようだ。そうでなければ、ぼくの事も前に襲った人間と同じようなものかとこんな風に対話の席にはついてくれない筈。そしてそのもう一人のもん娘の手掛かりを彼女は探しているとすれば……
dice1d300=91 (91)
- 730二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 23:33:56
(ちょっと苦し過ぎるから今回限りダイスでの勝負切り上げとこ……)
- 731二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 23:38:23
節穴が消えておるぞよ…スレ主
- 732二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 23:38:51
難しい状況やな
- 733節穴22/07/03(日) 23:40:10
節穴を超えた節穴、コテハンのまま他所でコメントしかけちゃう……戦闘職じゃないと戦う動機も戦い方も苦しいんだ、叔父貴は例外なんだ
- 734節穴22/07/03(日) 23:54:05
ちょっとお話作るの持ち越しますね……明日の仕事中に考えます……
- 735二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 00:05:11
乙です
- 736二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 00:05:29
お疲れ様ん
- 737二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 09:10:42
★
- 738節穴22/07/04(月) 11:11:10
昨日あまりにもあんまりに荒削りだったのでおさらい
漁師の若者、トロの住む村はある時期から謎の不漁に悩まされていた。日に日に不安を募らせていく中、不審な行方不明者の発生に村はさらに追い詰められていく。そんな中でも手掛かりを探し、漁に出たトロは海上にて恐ろしいもん娘、ウォナンビと遭遇する。懐疑的な目を向ける高圧的な彼女を前に、何とか弁明をするが…… - 739二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 11:18:13
おっ始まったぜ
- 740二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 11:19:09
どうなるか楽しみ
- 741節穴22/07/04(月) 11:27:05
ウワーッ!? IP規制されてる!?
Wi-Fi届くところじゃないと打ち込めない…… - 742二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 11:27:52
ナニー!?
- 743二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 11:28:09
飛行機や!飛行機を飛ばすんや
- 744節穴22/07/04(月) 12:13:17
顔を上げ、彼女の目を真正面から見つめる。きっと敬意の足りていない事なのだろうけど、自分から人に何か言う時に目を見て話さないというのも失礼だ。彼女も少し口を開きかけたものの、そのまま顎をしゃくって言葉を促してくる。
「数日前、ぼくの村に住んでいるベテランの漁師の一人が帰って来ず、そのまま行方不明になりました」
「べてらん……熟達だったか。だがそれがなんだと言うのだ、海は一日として同じ顔をしない。お前達人間の高々数十年の命で海を知り尽くした気になるなど滑稽極まる」
「確かにそうかもしれません、海の恐ろしさというのはぼくらも重々承知です。でも、それでもぼくらは海の恵みを糧に海を理解しようと生きて来ました。人は脆く弱い生き物です、けどその分知恵を絞って色々な物を作ります。その中で作り出されたものは、船は何も無いのに沈んだらはしません」
彼女が海に住んでいる存在ならば、この辺りの波はこのところ穏やかで嵐なんかとはまったく縁が無かった事はわかるだろう。その上で船はしっかりしたものを使っていて、自然と壊れたりはしないと理解してもらえたら……
「……つまりお前はそいつの船を沈めたのが意図を持った何者か、もん娘の仕業によるものだと考えているわけか。だが憶測では手掛かりにならん」
「その人の使っていた船が近くに漂着していました、船は衝突して壊れたようではなく、強い力でへし折られたような壊れ方で……一部には強く握り込まれたような痕もあります。もしかしたらそれが手掛かりには……なりませんか……?」 - 745二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 12:27:32
やったか?
- 746二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 12:31:30
他のもん娘いるのかもしかして
- 747二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 12:34:13
小規模な災害じゃないし結構いるだろ
- 748節穴22/07/04(月) 12:40:37
「ほう、いやしかし船をな……となると奴ではないがより直近の目的、か……お前、トロと言ったか、妾を、そこに案内しろ……」
「わ、わかりました! えっと……ぼくの船に乗りますか? それとも後をついて……っえ?」
オールを用意して船を出す準備をし始めたそのとき、バチャリ、とそこまでは大きくは無いもののそれなりの着水音がした。弾かれたように顔を上げるとそこには誰も、先程までいたもん娘の彼女がいない。
……一体何処に行ったのか、身を乗り出して覗き込むとすぐに見つかった。苦しげに呻きながら、その真白い肌を更に白く……海中へと沈み掛けていた。
「っ、くそ……やはり、おのれ……」
「だ、大丈夫ですか!? とりあえず船に乗せますが構いませんね!?」
手を伸ばし、何か言いかけていた彼女の身体を掴んで引き寄せる。その身体はあれだけの存在感を発しながらも見た目通りに軽い、不埒な言い方をするとただの女の子のようだった。しかし彼女はどうにも具合が悪そうだ、あの場所に案内するにも体調が整ってからじゃないと不味いだろう……
急ぎオールを漕いで村に戻る、けど彼女の姿を他の人に見られるのは不味いかもしれない。断りを入れてから彼女を布で覆い隠し、そのまま家に運び込んだ。 - 749二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 12:44:52
^ ^
- 750二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 12:45:14
いいぞいいぞ
- 751二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 13:43:07
敵のもん娘一行と交戦した後ってことか
- 752二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 14:33:31
慰み物にされるか、村の者に処分を任せるのか……そんなものだろうか
目を覚ました妾が早々に思ったのはそんな事だった。それもそうだ、あの人間……トロといった少年には自分を助ける理由がまるでない。突然現れ威圧し、脅しを掛けて傲慢不遜に糾弾したのだ。そんな相手を誰が助けようとするものか……そう思い周囲を見回す、戸の外は暗く夜であることが窺える。室内は焚かれた火で明るいが……
「スーッ……スーッ……」
焚き火のすぐ近く、柱に凭れ掛かるようにして先ほどの人間……トロが眠り込んでいた。ふと自分が横たえられている所を見ると、ここがこの家のベッドのようであり彼は自分にベッドを使わせるためにそこで寝ているらしい。
馬鹿なのか、こいつは。身体には拘束らしい事もされていないどころか額には湿ったタオルが掛けられていた。すぐ横には水瓶も置かれていた……何故普通に敵対的なもん娘を看病している。
「うー……はぁー、あ? あー、うん……スーッ」
「おい待て、お前今目を覚ましただろう。起きろ起きろ」
物音によってトロが目を覚ました、だがこいつは妾の顔を見るなり安堵したように頷き再び微睡みへと落ちていく。肩を掴み揺さぶった、何故妾はこんなことをさせられているのだ。ゔーっと苦しげな声をあげたあたりで手を離し、睨みつけながらベッドから起き縁に座る。
「あぁ良かった、多少は顔色も良くなって……」
「……はーっ」
馬鹿なのか、ではないな。間違いない、馬鹿だこいつは。しかも底抜けに馬鹿で良いように使われていそうな無害な傾向の馬鹿だ。 - 753二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 15:00:24
いいひとだ
- 754二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 15:01:37
良さげやな
- 755二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 20:22:59
一安心
- 756二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 21:03:45
ウォナンビを安価していただいた方、本当に申し訳ないのですがあまりにも強大な存在過ぎるので設定を、ウォナンビ(大蛇)を基礎とした現代の絶滅生物の化身(使い魔とかは出せるけど本来の姿はドラゴンってよりは大蛇、容姿は据え置きで)くらいな感じに……その……してもぉ……
- 757二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 21:35:16
どうなるかな?俺は安価してないから何も言えぬが
- 758二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 21:49:51
それは作者が決める事だけど、味方が強すぎる場合は敵の方も同じくらい強くしておけば一先ずはバランスとれるんでね?
- 759節穴22/07/04(月) 22:11:27
村のみんなには聞こえないように、ぼくたちは静かに話し始めた。彼女からは最初に出逢った時ほどのプレッシャーか感じない、自然とそうなのではなく意図してああだったということなのかな。
「釈然としないが、助けられておいて名乗りもしないのは無作法故……ウォナンビ。そう己を定義している、知っての通りもん娘だ」
「ウォナンビ……さんですか、不思議な……名前ですね」
「……まぁ良い、人間の耳には馴染みが無かろう」
彼女はウォナンビと言うらしい。種族……というわけではないようで、こう呼ばれるのは彼女だけでありウォナンビという呼称はそのまま彼女の固有名詞になっているのだと。
もん娘は不思議な存在らしい。物体が変化したものや植物が進化したもの、ありとあらゆる物はもん娘になる要素を秘めている……なんて事を聞いたりしたけど、ごく稀に世界にただ一人だけがその種族というもん娘が現れるらしい。ウォナンビさん、彼女もそうなのだとか。
「で、だ。お前は何故妾の事を助けたりしたのだ? 突然現れた者に貶され罵倒され、そんな者を良くは思わぬ筈だ。見たところ妾の身をどうこうしようという考えも無いようだしな」
終始呆れたような顔をしているウォナンビさん、確かに言われている事自体はわかる。というか実際怖かったしね、何の理由があってぼくがこんな目にとも思いはした。けれど……
「結局ぼくが直接何かされた訳でも無いですし、それに倒れた人を放ってはおけませんから」
「……お前、ずっとここには一人で住んでいるのか? 親類はどうした」
虹色にキラキラ光る瞳がぼくのことを見つめ、何故だかいきなり家の中を見回した彼女がそんなことを聞いてくる。答えが気に入らなかったんだろうか、いやでもぼくくらいの歳なら親がいるのも普通だしなぁ。 - 760二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 22:31:48
ワクワク
- 761二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 22:32:03
ウォナンビ娘カワイイヤッター!
- 762二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 00:04:32
これは黄金の精神を持ってますわ
- 763二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 00:15:04
「えっと……実はぼく親はいないんです。薄情な話かもしれませんけど、顔も覚えてなくって。この家はお父さんとお母さんが持っていたものだそうですけど……村のみんなも、どうしていなくなったのかはわからないらしくて……」
捨てられたという事だけはあり得ない、二人はぼくが産まれた事を何よりも喜んで大事に育てていたんだと言う。だけどある時お母さんが居なくなって、そしてしばらくしたある日にお父さんもいなくなってしまったのだと。
朧げながらにしか二人がいた時の事は覚えていないけど、ぼくは二人に愛されて産まれてきた。確かに寂しい日を過ごす事は多かったけど、村のみんなが重荷になってしまうぼくのことを支えてくれたから、ぼくはこうして生きている。ウォナンビさんを助けようと思ったのも、ぼくがいつも周りに助けられてばかりでいたからなんだと思う。
「……」
「ウォナンビさん? ウォナンビさーん? 大丈夫ですか、やっぱりまだ何処か……」
「ああいや、少しぼうっとしていた。これも欠けた影響か……しかし悪かったな、酷な事を聞いた」
それで、彼女もやっぱり悪い人じゃないんだなと思う。ただそれはそれで話の節々に漂う何か、そもそももん娘なんていなかったこの海に突如起き始めた異変……その中心にいるのは間違いなく彼女なんだろう。
「お前にばかり話させて、自分のことは何も明かさぬというのも不義理だな……故、妾の事も話そうと思ったのだが……一寸ばかり厄介な事になっておってな」
「厄介、とは?」
「あぁ……今の妾はな、断片的に記憶が欠如しているのだ。その事も含めて妾の探し物の事を語ろう」 - 764二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 00:15:48
お話が壮大になってきやした…
- 765二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 00:28:03
敵も半端なもん娘じゃないなこりゃ
- 766二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 00:52:52
「事の始まりは……まぁ、ただ単純な生存競争……という名の縄張り争いよ」
水をコップに注ぎ、その一杯を一息に飲み干してから彼女は語り出した。不思議な光彩を放つ瞳、見る角度によって色を変える宝石のような眼が今は蒼一色……それこそ海のように透き通る色になっていた。
「妾は元よりこの近海を住処としていてな、自慢になるが妾は強い。他所のもん娘などこの近くには近づかぬ程にな……」
「え、えっ!? それじゃあまさか、今までこの辺りが安全だったのって……」
「そうだとも、と言ってやりたいが……そこが自分でもわからんところでな。何か理由があった筈だが、それがとんと思い出せぬ……」
眉間に指を当てて抑え込むウォナンビさん、しかし何気なくとんでもない発言が飛び出したぞ。まさか自分達は何にも考えずにただ安全なだけだと思っていた海が、誰かがずっと守っていてくれたものだったなんて。しかし今の彼女は、記憶が欠けていてそれがどうしてなのかはわからないと……
「欠けているのは記憶のみではない。ウォナンビ、そう産まれた妾には異界にて滅び、忘れ去られた生き物達の力が宿っていた……それを眷属として操り、或いはその力を移し、強大な蛇龍となって戦うこともできたのだ」
しかし、と言葉が切られる。それから長いため息をついた後再び水を飲んだ彼女は頭を抑えながらも、まるで弱音を吐くようにしてぽつりと打ち明けた。
「だがしかし、妾は敗れた。あのもん娘にな……惨敗とまではいかん、天秤が傾けば勝っていたのは妾だったろう。だが勝負はついた瞬間の結果が全て、からがら敗走出来たは良いものの追い込まれた宿主に……奴らは危機を感じてな」
「奴ら、とは?」
「先ほども言ったが、妾の身体には本来死に絶え滅んだ生き物達の力が宿っておった。その意思や魂までもがな……妾が盤石で強固ならばそれで良い。だがあやつに敗れた時、衰弱し消耗した妾は危うく死にかけた。すると奴らはこのままではまた自分達が消滅してしまうと危惧したのよ」
ウォナンビ、という一人のもん娘の姿を取ってはいるものの、かつての彼女は様々な生き物が統合された精霊のような存在で……というかそれより、こんな彼女が負けるほどの存在がこの近くにやって来ていたのか。それを人知れず、彼女は…… - 767二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 00:54:23
とりあえず今日はここまでにします、やっぱりお話考える時一日くらい開けた方が良いには良いなと思いました、まる。次からは募集してから纏まるまで前キャラのお話書くべ……
- 768二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 01:13:10
これは期待
- 769二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 02:12:25
道理は弁えてるんだな
- 770二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 10:25:57
保守
- 771二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 10:33:04
「抑制する力の無くなった妾から、奴らは脱兎の如く抜け出した。力と身体の一部を持ち出し、それぞれが独立したもん娘としてな」
「なるほど……難しい話ですけど、つまりウォナンビさんはその抜け出していったもん娘を探している、ということですね」
「ほう、理解が早いではないか。流石に初対面から利口な手を取っただけある」
からからと彼女は笑っているが……今もなお彼女は苦しみの中にあるのだろう。先ほどから繰り返し水を飲みながら話している彼女だが、海に生息しているから喉が……という問題でもなさそうに見える。
思えば初対面の時と今、あれだけのプレッシャーを放っていたのは……言い方が悪いけれど、虚勢だったのか。自分の身を守る為に、そしてぼくに対して上位に立って話を進められるように。
「あの女が追撃に妾を追って来ているかとも思ったが、奴も傷は浅く無かろう……とするとお前の知己、漁師を襲ったのは妾の欠片という事になる、申し訳なくもな」
「襲……襲うっていうのは、やっぱり……」
「その者が攫われたつい先日と言っていたな、今ならまだ生きているかもしれん。そこで一つ提案がある訳だが……お前が破砕された船の場所に妾を連れて行く、すればその場の残滓から奴の居場所を辿る事も出来よう。元は同じ存在だったのだからな
そしてここからが一番の難点だが……お前には妾と共に奴と戦ってほしい。今の妾は貧弱も良いところ、到底一人では勝てぬだろう」
揺らいだ目がぼくを見つめている。◼︎◼︎さんが拐われたのも原因を言うなら彼女のせいということにはなる。だけどその彼女は理由はわからないけど元々この辺にもん娘が来られないようにしてくれていて、それが起因となって今の状況になっている。なら協力しないという考えはない、何より彼女の助けが無ければ◼︎◼︎さんを救出することも叶わない。
「妾から剥離した欠片は4つ、すなわち4人のもん娘がいる。厚かましい願いだが、どうか頼めぬだろうか?」
「勿論です! それに……お願いするのはこっちの」
「静かにしないか、こんな夜に大声で……」
「あっ、すいません……」
村のみんなにも協力してもらえないか聞いた方が良いのでは無いかと思ったけれど、全員が全員お前のように警戒心が無い訳でも無いだろうと言われて却下されてしまった。まぁ考えても見たらそれはそうか…… - 772二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 10:42:09
やった来てる!
- 773二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 14:34:10
デレ期か
- 774二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 15:04:40
- 775節穴22/07/05(火) 15:15:10
〜fin〜
- 776節穴22/07/05(火) 15:30:12
「とは言いましたけど、ぼく戦うなんて……そういう事した事ないんですが戦力になるんでしょうかね?」
「完全な状態から欠けている妾と違い、単体で一つのもん娘となり独立している奴らは力こそ強固でなくとも妾のように衰弱はしておらぬだろう。無論お前に勇者のような働きを期待してはいない」
だが、と部屋の中に置いてあった銛を掴み……あろうことかそれで掌を傷つけ血を流すウォナンビさん。何をするのかと止めに入ろうとしたがそれを目で制される。
「最低でも一つ取り戻さねば妾はまともに戦う事も出来ん、故今持っている力……絞り粕のようなものだがそれをこれに注ぎ込む」
銛へと血が吸い込まれるように馴染んでいき、刃先は鮫の牙のように、持ち手は細い蛇が巻き付いたような……魚を獲る為のただの銛が何とも武器らしい形になった。手渡されたそれを手に取ると、なんだかとても手に馴染むような……いや元の銛はぼくのだから当然なのかな。
「奴らは元々妾の一部だ、この銛には奴らを従える為の力を注ぎ込めるだけ注いでいる。お前が戦う事に向かぬとは言えこれならば奴らを打ち倒す事も出来よう」
「へ、へぇ〜……これが、なんだか不思議な力を……」
「特に感じていなさそうな顔だな」
何というか、自然に持てすぎてそういう凄い物だとはあまり感じられない。しかし……これを持って、もん娘と戦うのか。ぼくに上手くやれるのだろうか……力だって判断力だってぼくよりも上な大人の人は沢山いる。だけどウォナンビさんにとっては犯したくないリスクだとも言われてしまったし……
「妾はもう予備知識なり、妨害なりだけしか出来ぬとは思う。業腹だが、お前だけが頼りなのだ……」
「そう、そうですね。お互い助け合いです、力不足かもしれませんが……頑張ってみます」 - 777二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 15:52:06
きたきた
- 778二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 15:53:46
初めてあったときとは別人の様なデレっぷり
ショタパワーすごい - 779二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 19:10:11
ショタ凄い
- 780節穴22/07/05(火) 21:47:44
記憶は朧げであるというのに、行動の基準は変わらぬようでその差異に言い表せない苛立ちを覚える。もん娘にとって人間というのは一言で表しきれぬ存在だ。
ある者は餌だとも言うし、ある者は兄妹だとも、ある者は愛する者とも言う。だが大半のもん娘にとって当てはまるものは……敵ではないだろうか。人間は自分達と異なるものを病的なまでに恐れる、それがどんな心持ちでどんな性根であるかは関係がない。自分達と違うもの、それが怖くて仕方ない。
だから妾にとっても人間は敵であり、あのトロという人間もそうである……筈なのだが。どうも妾は、記憶を欠かさせる前はそう思っていなかったらしい。随分とまた奇妙な欠落を抱えてしまったものだ。
あやつと戦った時のこと、戦う前のこと、それまでこの海を守っていたこと。全て覚えているというのになぜそうしていたのか、なにを考えていたのかということだけはまるで思い出せない。理性や知識が人間に気を許してはならぬと警告する一方で、身体の中の何かがそれを否定する……全くもって煩わしい限りよ。
「……しかし、なぁ」
間抜けツラを晒して眠りこけている人間へと目を向ける。他に選択肢が無いとはいえ、一蓮托生と力を貸し与える相手にしては些か能天気が過ぎるだろうか。もん娘の事は知っているなどと宣いながらこの様、寝ている隙に襲ってやれば精気も養えるだろうか。
そう思った刹那、何処からというほどに力の篭った左腕が妾の右腕を掴み上げていた。舌打ちして息を吐くとそれも弱まるが……実に不愉快な想いをさせられる。
「これも奴らを内に戻せばわかることか、我ながら実に面倒な形質をしていることよ」
早朝、松明や縄など……イメージ的に何かに使えそうな物を纏めて背負ったぼくはウォナンビさんと一緒に船が打ち上げられていた湾岸へと向かう。村のみんなにも見てもらいはしたが、もん娘がいるというのが確定的となった状況……これを片付けている最中に海中から彼女らが現れたりしては堪らないと、殆どの人が手をつけられずに今に至る。
「ふむ、ほう……なるほど」
>>786までもん娘の名前、外見や特徴、攻撃方法(注意 ファンタジー的な存在ではなく海洋生物の提案だと助かります)
- 781二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 21:50:04
ケツァルコアトルス娘
・外見
ソンブレロを被った金髪碧眼の長身のもん娘
乳と尻は体格に見合ってにかなり大きめ
素早く飛ぶ巨大な翼竜の姿に変身する
・能力
大気を操り周囲から気流と積乱雲を大量に掻き集め、荒れ狂う嵐の結界を形成する
結界の中では暗雲の中、極嵐波と熱帯性暴風雨が吹き荒れ、陸地でも水平線の見える外洋の風景となる
他にも急激に発達させた雷雲の下で地上に吹きつける気流の爆弾を生成し、風雨とともに破壊的な電場と磁気が敵を地形ごと薙ぎ払っていく - 782二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 21:50:50
種族
オルトセラス娘
やや色黒で細身、中性的な顔立ちの短めの赤い髪と眼の小柄な14歳ほどの少女
ジンとラム酒を痛飲し、よく葉巻を燻らせている
堅牢な殻を持つ古代の大型頭足類の海魔へと変身する能力を持つ
巨体を裏切らない剛力を持ち、触手は龍魚をも絞め殺し嘴はキャラック船を茹でた筍の様に食いちぎる
能力は潮汐を操作し海底を深海へと繋げる事によるブルーホールを形成して敵を深海に引きずり込む
奥の手として、海底から更に地層を突き破る程に掘り進んで呼び寄せたホットスーパープルームを際限なく吹き出させる人為的な噴火
強烈な溶岩流に加えて猛毒を含んだ熱雲と火山弾がその場に居る全ての生命を無差別に襲う
古生代の海を滅ぼした海底山の爆発の再現である - 783二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 21:57:09
タニファサウルス娘
やや短めの青い髪のもん娘
10代なかばほどの外見だが出るとこは出てる
氷河の混じった凍り付く様な冷たい荒波を起こす - 784二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 21:58:41
エチゼンクラゲ娘
大きな半透明の笠と体を持つ女性
体長4メートルの大きな体を持ち尻が大きい。
脅威的な再生能力を誇り、自身の身体を細かくちぎり数百体の自分に分裂させ大群で海を漂っている。
腕から電撃を放ったり、麻痺する毒を放射する
動けなくなった獲物は生きたまま丸呑みし数日間体内で弄ぶ - 785二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:00:47
ダンクルオステウス娘
ロリ巨乳の茶髪の八重歯の生えたもん娘
名前通りダンクルオステウスの姿になり素早い泳ぎと強烈な噛み付きで戦う - 786二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:01:47
海竜娘
人間の頭がついた首長竜のような怪物。体長40メートル分厚く長い舌は強力な捕獲機能を有している
口から水のブレスや体当たり。 - 787節穴22/07/05(火) 22:09:05
- 788二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:11:11
一番面倒くさい奴きちゃった…
- 789二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:11:53
クラゲや
- 790二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:12:36
処理が大変
- 791節穴22/07/05(火) 22:13:00
また丸呑みしてくる巨女じゃねぇか、教えはどうなってんだ教えは。身体半透けだったりするのかな……
- 792二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:13:03
コアか本体がいそうだ
- 793二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:13:36
すまねぇ…丸呑みしてくる巨女すきやねん
- 794二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:19:05
透け透けやろなぁ
- 795節穴22/07/05(火) 22:19:07
と言うことでエチゼンクラゲ娘、どたぷんとしてそうだな……彼女の一人称と性格を>>799まで
- 796二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:19:40
エチ マイペース
- 797二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:19:57
わたし 執着心が強い
- 798二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:20:39
僕
かわいいもの好き - 799二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:22:08
オレ
凶暴
何かの影響で凶暴化している - 800節穴22/07/05(火) 22:25:04
1エチ 2わたし 3僕 4オレ
この外見から中々想像出来ないオレ飛んできたな……
dice1d4=2 (2)
- 801二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:27:40
気がついたら周りを囲まれてそう…
- 802二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:27:58
怖や怖や
- 803二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:29:18
最後にようやく戦闘に入れる系のステージギミックみたいな感がする
- 804二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:34:26
船も動かないし周囲の海の色もおかしいんだ…プルプルしてるし
- 805節穴22/07/05(火) 22:39:46
技術力というか発想力的にどう再現したらいいんだろうか、あんまり無理ゲー過ぎてもあれだし……
- 806二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:41:10
詰まったら>>787から加勢してくれるもん娘とか出すとかどうかな?
- 807二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:42:43
- 808二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:49:05
ウォナンビ…ファイト!
- 809節穴22/07/05(火) 22:53:56
しかし、ウォナンビさんが言うには自分から分たれた不完全な存在でもあってそう強くはないとの話だけど……頑丈な船の材木をこうも簡単にへし折れる存在に太刀打ちできるのだろうか。
少し心細く思っていると、用を終えたウォナンビさんが立ち上がった。手足についた砂を払い、頷きながら海の方を……あの方向に、そのもん娘がいるのだろう。
「面倒な相手になるな……場所がわかった、移動しながら話そう。お前の船に乗せるがいい」
「わかりました、すぐに準備します!」
移動しながらこの先にいるであろうもん娘、エチゼンクラゲのもん娘について彼女は説明をしてくれた。体長が4メートル近くもある巨体でそれに似合った力がある……けれど本人自体の動きは緩やかだけど、彼女は自身の体から多くのクラゲを発生させて消し掛ける事が出来、一人ではどうしようもないのだという。
「近くに呼び出されるクラゲ達、それは妾に任せよ。だがエチゼンクラゲ、奴の本体はお前に任せる事になる……油断ならぬ相手だ。妾も出来る限りの事はするが、頼んだぞ」
「出来る限りを……はい、ぼくの方も頑張ります!」 - 810二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:55:11
一体ぐらいバレへんか…
- 811二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:55:31
冒険らしくなってきたな
- 812二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:56:16
グパァ…ゴギュルン…ケプッ
- 813二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 22:56:46
海が埋め尽くされてそうやな
- 814節穴22/07/05(火) 23:17:30
船を進めていくにつれ、その異常性が明らかになった。クラゲは確かに大量発生する事はあるが、これは……これは、こういうことじゃないだろう。想像を絶する光景に息を呑む、身体の具合が悪い時に見る夢というか……これはまるで悪夢のような光景だ。
「トロ、こやつらはまるでもん娘……当のエチゼンクラゲ娘のような見た目こそしているが、その実態は意識なき傀儡のようなもの。見た目の面妖さは格別だがさしたる問題にはならぬ……本体が命令を下さぬ限りはな」
「……これ、全部動いて襲ってくるってことですか」
船の上からでもわかるこの異様さ、周囲の海中に佇む人影……巨大な白いシルエット、これら全てが、エチゼンクラゲ娘の分体。元は一部としていたウォナンビさんが言うならその通りなんだろうけど、これはあんまりにも……恐ろしい。
「……怖気付いたか? 無理もない事だ、この数を展開するのにはそれなりのエネルギーが必要であったろう」
「エネルギー……って、それは」
「今頃奴の体内で捕らえられた人間は干物になっているやもしれんな」
だけど、◼︎◼︎さんはもっと凄惨な目に遭っているのだろう。このままエチゼンクラゲ娘が増殖を続けてしまえばぼくたちの村もおしまいで、当然ウォナンビさんにも手がつけられない事になってしまう。なら……ぼくがやるしかない。
「……ぼくがする事は、本体のエチゼンクラゲ娘の元にたどり着いてこの銛を突き込む、それでいいんですね」
「ああ、それで銛も御釈迦にはなるだろうが奴の自由は封じられる。そうすれば後は妾が始末をつける、頼むぞ」
エチゼンクラゲ娘は既にぼくらの事に気づいているのだろう。意思もなく漂っていた彼女達の目が一斉に見開かれ、ゆったりとした動きでこちらに迫ってくるのは圧があってとても怖い……けど、今はウォナンビさんの事を信じよう。 - 815二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:18:46
普通にめっちゃこわい
- 816二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:19:09
飛び込みてぇ
- 817二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:20:27
エチゼンクラゲ厄介もんだもね現実でも
- 818二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:22:20
- 819二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:22:40
構わん!
- 820二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:24:34
- 821節穴22/07/05(火) 23:25:41
ドブ川女神と反省会、しよう!
- 822二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:26:15
あひぃ!したいもんな。何回も
- 823節穴22/07/05(火) 23:36:33
「「「人、若くて可愛い人、欲しい、欲しい、貴方も、わたしの中に……」」」
迫り来るクラゲ娘達をウォナンビさんは海流を発生させて押し流す。きっと普段の彼女ならば当たり前のように熟すのだろうそれを、顔を苦痛に歪ませぼつぼつと汗をかきながら懸命に繰り返していた。一刻の猶予もない、銛を握り締めて海中に潜り……遠目に見える一際存在感のあるクラゲ娘……本体であろう彼女の元へと突き進む。
「あなたが一人で来るのね、いいわ、あなたもわたしの中で絞ってあげる」
銛を命中させるにはまだ距離が遠い、しかも彼女から長く伸ばされた触手を避けながら進む必要がある……ウォナンビさんの体力が尽きる前に、何としてでも彼女を!
トロ 体力300
dice1d100=47 (47)
エチゼンクラゲ娘 距離300
dice1d100=46 (46)
- 824二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:37:26
ギリギリ!
- 825二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:37:38
あぶねー
- 826二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:38:10
1の差!
- 827節穴22/07/05(火) 23:42:59
「小さい、小さい……」
海中をひしめき、網のように巡らされる触手の中を身を捩りながら避け、或いは銛で払って進んでいく。緊張で心臓が張り裂けそうだ、息は持つだろうけど彼女がまだ油断している内にどれだけ距離を詰められるか……!
1激しい……っ!(50ダイス)
2何とか通れ!(100ダイス)
3この距離感なら(200ダイス)
4いけるっ!(300ダイス)
5油断、油断
dice1d5=4 (4)
- 828二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:44:10
おっ一気に
- 829二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:44:25
いけーっ!
- 830節穴22/07/05(火) 23:46:03
dice1d300=138 (138)
- 831二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:46:25
…まぁまぁかな
- 832二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:46:51
もうちょい頑張ればいけそう
- 833二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:47:19
後162か
- 834節穴22/07/05(火) 23:50:19
ぼくの身体は彼女に比べると遥かに小さい、中々捉える事は出来ないのだろう。しかしその圧倒的な質量は無視出来ない、焦って飛び出して捕まってしまったりすればそれでもうおしまいだ。慎重に慎重に、けれど決定的に行ける時は距離を詰めて行きたい。
「ねぇ、貴方、わたしにつかまってもいいのよ? とてもとてもふわふわして、ずーっと気持ちよくなれるの、幸せなのよ」
トロ 体力300
dice1d100=94 (94)
エチゼンクラゲ娘 138接近、距離162
dice1d100=10 (10)
- 835二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:51:03
トロくん強い
- 836二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:51:28
頑張れ頑張れ
- 837二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:52:06
ご褒美はウォナンビがしてくれるさ…
- 838二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:52:31
順調やな
- 839節穴22/07/05(火) 23:56:58
(ほ、うっ……間抜けな顔に似合わず、中々やるではないか)
トロに寄りつこうとする分身のクラゲ達を腕を薙ぎ、海流で吹き飛ばすウォナンビ。しかし一度振るう度にその細い腕は悲鳴を上げ、また自身を排除しようと迫ってくるクラゲの対処にも手を焼いていた。
想定外にトロが優秀ではあった、がエチゼンクラゲの増殖もまた想定外な規模であった。早くとは言わずも、確実に詰めていけ……ウォナンビは歯を食い縛り、燃え殻のような権能を必死に振るい続ける。
1激しい……っ!(50ダイス)
2何とか通れ!(100ダイス)
3この距離感なら(200ダイス)
4いけるっ!(300ダイス)
5油断、油断
dice1d5=4 (4)
- 840二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:58:12
強
- 841二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:58:26
ガハハ!勝ったな
- 842二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 23:58:50
優秀ですねトロくん
- 843節穴22/07/06(水) 00:02:47
存外に侮れない。人間は本来陸の生き物、こうも海中で自由に動きが効くものか。持っている槍……あれは不味い、ゆったりとした考えの中にじわりと焦りが滲み出た。
トロは人間の若者てまはあるが、幼き時から親を失い支えがありながらも一人で懸命に生きてきた。魚や貝、海と共にあった彼の人生にとっては海も二つ目のホームグラウンド。一気呵成に距離を詰める……
dice1d300=134 (134)
- 844二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:03:15
後ちょい!
- 845二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:03:30
行こうぜい
- 846二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:03:56
後28
- 847節穴22/07/06(水) 00:13:40
あと少し、行ける! そう思い水を蹴ろうとしたトロの頬を、ピリッとした感覚が叩く。怪訝な顔で動きを鈍らせた彼だったが、その正体を察して羽ばたくように手を払った。水流で押し戻される身体、その目の前を紫色の稲妻が駆け巡る。
(これは……ウォナンビさんが言っていた……とすれば不味い!)
慌てて回避した為負傷はしなかったものの、至近にまで迫っていたがまだ少し距離が空いてしまった。
「いやだ、いやだ、もどりたくない、いきたい」
(っ……彼女は……!)
トロ 体力300
dice1d100=24 (24)
エチゼンクラゲ娘 134接近、距離28
dice1d100=77 (77)
- 848二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:17:26
ゾロ目か…
- 849二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:17:58
怖いぜ
- 850二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:24:26
下手したらこの差でも負けかねないからな
- 851節穴22/07/06(水) 00:24:27
かつて肉体が滅び、命を失った彼女達。奇妙な流れに沿って漂着した先はひとりの女の形、ウォナンビという精霊の中であった。だが無数にひしめくウォナンビの中にあって彼女に自由はなく、だがそれでも生きていられるのであればそれでよかった。
しかし彼女があのもん娘に敗れ、抜け出し個としての意識を確立して以来、エチゼンクラゲ娘の中には自分は自分として生きていたいという思いが積み重なってきた。
「いや、わたしはあなたも、彼女も取り込んでほんものになる、いのちに」
1触手の断片が!(ダイス50)
2スパークに巻き込まれて……(ダイス100)
3触手を避けきれない!(ダイス150)
4麻痺毒がっ……(ダイス200)
5同情は、するけれど……
dice1d5=3 (3)
- 852二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:25:14
ギリギリセーフかな
- 853節穴22/07/06(水) 00:26:31
勢いよく振り回される触手、距離が近いたということはその密度も増すという事。一向に距離を詰められず様子見に徹するトロではあったが、ウォナンビを待たせるわけにはいかないという焦りが彼の動きに迷いを産んだ。
dice1d150=3 (3)
- 854二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:26:39
先にダイスで先手を取った方が勝ちやね
- 855節穴22/07/06(水) 00:26:45
(´・ω・`)
- 856二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:26:55
草
- 857二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:27:05
草生える
- 858二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:28:00
"先にダイスで先手を取った方が勝ちやね" 恥ずかしい…
- 859二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:28:35
言わなければよかった
- 860二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:29:10
雑魚クラゲ
- 861節穴22/07/06(水) 00:30:39
「が、ぼぼっ!?」
回避出来ない、迫り来る触手に息を詰まらせ苦しんだトロだったがその際にもがいて振り回した銛が偶然それを迎撃する形となり、運良くその直撃を回避する。エチゼンクラゲ娘は悔しそうに、恨めしそうに唇の端を噛んだ。
トロ 6ダメ、体力294
dice1d100=2 (2)
エチゼンクラゲ娘 距離28
dice1d100=12 (12)
- 862節穴22/07/06(水) 00:32:58
「やだ、やだやだやだやだっ!」
大きな身体に反し、未熟な精神性のエチゼンクラゲ娘は駄々を捏ねる子供のように身体全体を振り回してトロを跳ね除けようと躍起になる。
1触手の断片が!(ダイス50)
2スパークに巻き込まれて……(ダイス100)
3触手を避けきれない!(ダイス150)
4麻痺毒がっ……(ダイス200)
5同情は、するけれど……
dice1d5=5 (5)
- 863二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:35:37
終わりやね…
- 864二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:35:56
圧倒的やったな最初から最後まで
- 865節穴22/07/06(水) 00:36:15
良いところがまるでないまま終わるエチゼンクラゲ娘……元から攻撃的な生物では無いのが大きく出たのか。
勝利が確定したのでこの後のお話は明日続きを書いていきます、おやすみなさい…… - 866二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:36:25
ショタ漁師強すぎる…
- 867二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:36:43
乙乙
- 868二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 00:36:54
おやすみなさーい
- 869二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 01:18:29
- 870二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 07:42:32
★
- 871節穴22/07/06(水) 10:38:10
『我々は一度滅び、そして精霊としてこの世界に転生した。エチゼンクラゲのもん娘というのは他にもいるが、妾から分たれたあれは真っ当な命ではない。すぐに還さねば海を穢しかねん』
「やだやだやだ! わたしだって生きたい! あいつだけずるい! 自分だけ自由で!」
『見よ、あの増えに増えた奴の分体を。今はまだ夢遊、意思なき傀儡に過ぎぬが……時が経ち、更に精気を蓄えればあれらは個体として自我を持つことになろう。無論、こうなったのは妾の責任だ……だが、何があろうとも躊躇いを持つな、さもなくば……わかるだろう』
同情は、するけれど……いや、今すぐにでも彼女を抱き締めて君は生きていても良いと言いたいけれど、その先にあるものが何なのか。そして既に襲われて体内に閉じ込められている◼︎◼︎さんの事を考えると、慈悲を掛ける訳には、いかない。
「生きてる! 生きてる! 死んでない! わたしは生きてる!」
縦横無尽に触手を振り回し、放電するエチゼンクラゲ娘。動きはめちゃくちゃでもし突っ込もうものなら回避もできない……がその挙動には疲れが見え始めている。動きは緩やかになり、電気もプスプスと静電気のような物が迸るだけだった。
ごぽりと息を吐き、巨大な彼女の胸部へと銛を構えて突撃する。目は合わせない、きっと合わせてしまったら……ぼくの足は止まってしまう。声も聞かない、君はここで終わりなんだ。
「──────!!」
「ぁ、っ、やだ、や、あっ……」
胸の中心、力の限り突き出した銛は突き刺さるというよりも吸い込まれるように彼女の身体を貫き、儚げな声を上げて沈んでいく。意識しないようにしていた大きな腹部がぱっかりと割れ、そこからあられもない姿になった◼︎◼︎さんが意識もないまま零れ落ちる。
【よくやった、後は任せよ】
沈んでいきそうな彼の体を担ぎ、浮上しているところにウォナンビさんの声が響く。咄嗟に振り返って目にしたものが彼女ではなく、あまりにも巨大な蛇の姿だったので思わず肺の中の空気を全部吐き出してしまった。どんどん沈んでいくエチゼンクラゲ娘を追っていくのを見て、兎に角ぼくも海上へと上がっていく…… - 872二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 11:56:22
勝ったか
- 873二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 12:37:36
勝ったな
- 874二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 12:39:19
こうしてみると物悲しい戦いだったな
- 875二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 20:36:15
このレスは削除されています
- 876二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:01:37
内に奴を取り戻し、それによって記憶も断片的にではあるが取り戻せた。取り戻せはしたが……なんだこれは。きっとこの記憶は原初の物、ウォナンビとして産まれた妾の幼き頃の記憶なのだろう。
『だーいじょーぶかぁーーーー!! 勝手に引き上げんぞーーーー!!』
喧しい、耳鳴りな程に大きな声。声だけを思い出した、その者の姿形は朧げで……しかし妾が人間に助けられなことなどあったのだろうか。海面から引き上げられ、腕を掴まれたその手の温かさ。
『だ、大丈夫ですか!? とりあえず船に乗せますが構いませんね!?』
それが何故だかあの人間、トロにそうされたものと重なったように思えて。海中に暫く留まった妾は何という事もなく上を見上げる。陽光が差し込み、ぎらぎらと輝くその様に、今はまだ何も感じられはしないが……
「戻った」
「あっ、おかえりなさい! にしてもビックリしましたよあれ……あんな風になれるんですね……」
船の上に水気を拭った◼︎◼︎さんを乗せ、しばらくするとウォナンビさんが戻ってきた。片手には力を失ったのかぼくが元々持っていた銛が握られている、それちゃんと元に戻るんだ……
エチゼンクラゲ娘を……どうにかしたんだろう。ウォナンビさんの血色は朝と比べて目に見える程良いし、出会った時のような虚仮威しではない確かな存在感がうっすらと滲み出ている。
「あぁ、奴らを内に還すにはあの身体でなくては大き過ぎるからな」
「そ、それって……どうやって……」
「知りたいか?」
シュルリと口から蛇のような舌が伸び、同様に縦に伸びた瞳孔がぼくを見つめる。こわい。ううん……あれだけのサイズの体を……これが食物連鎖なのか。
縁を掴み、船の上に飛び乗ったウォナンビさん。何故だかぼくの方にそのまま近づきじーっと顔を見つめてくる……何というか、恥ずかしいし綺麗だから見惚れてしまいそうで……
「お前、妾と何処かで会った事は無いか?」
「え? えーっと……いや、ぼくがもん娘に会ったのはウォナンビさんが初めてなので……多分、無いですね」
「……そうか、おかしな事を聞いた」
突然投げ掛けられたその問いにしばらく思考がフリーズする。もん娘に出会ったの自体ウォナンビさんが初めての筈だ。だから多分勘違いだとは思うけれど本当に無いのかな? 小さい頃、いやそれだったらウォナンビさんの方がぼくのことわからないだろうし。 - 877二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:03:19
おっ!始まったぜ
- 878二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:17:12
このレスは削除されています
- 879二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:17:47
どうなるかな
- 880二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:18:14
丸呑み…ふぅ
- 881二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:40:13
そのまま船で村に戻る。ウォナンビさんは力の一部を取り戻した事で身体をより人間に近づけ、擬態する形で同行するらしい。船がもん娘に襲われて海上を彷徨っていたところをぼくに助けられた……という設定にするらしい。確かにこうやって見ると身分の良いお嬢様にしか見えないもんなぁ……サメの歯のアクセサリーだけがちょっと違和感になるけど。
「これはな、これは……いつから付けていたのだったか」
「記憶も全部取り戻すのにはあと三人……のもん娘がいるんでしたね」
「お前……いや、そうだな」
◼︎◼︎さんもそのついでに発見し、助けて来たとみんなに伝えるとそれはもう大層に驚かれて家族のみなさんからは感謝されたけど、頑張ったのはぼくというよりウォナンビさんだからなぁ……
改めてウォナンビさんをぼくの家で預かるとみんなに紹介し、経緯を説明したところで家に帰り着いた。行動を開始したのは朝早くだったから、色々あったように感じるがまだ昼下がり。ここからお昼寝をするのも自堕落だけどとても心地良いだろうなぁ。
「どうした、うとうとしているが……眠いのなら寝ても良いのではないか」
「へぇ……でもウォナンビさんが話しがあるって……」
「その事に関したは起きてからでも良い、うとうとしている時に聞かれても頭に入らんだろうからな」
その言葉に甘えさせてもらう事にし、ベッドへと身を投げる。激しく泳いだ疲れもあってなんだか三日間は眠れそうなくらいだ……瞼がとても重くなっていき、完全に閉じられる。しっかし……◼︎◼︎さんが無事で良かったなぁ…… - 882二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:42:09
生きてたのね○○さん
- 883二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:42:39
あと3体いんのか
- 884二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:58:40
- 885二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 21:59:38
ウォナンビとラッキースケベ
- 886二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:00:13
魚が少し釣れるように
- 887二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:00:22
前回と同じく黒幕たちが悪役会議
- 888二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:00:36
ミニミニエチゼン娘が流れ着いた
- 889二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:00:44
黒幕が襲撃にくる
- 890二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:01:17
仲間に会った
- 891二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:04:12
個人犯想定だったから悪役会議とかどうすんだこれ……どうすんだこれ……分体達がエチゼンクラゲ娘がやられたようだな……すればいいのかこれ
- 892二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:05:22
二人ぐらいだったら…悪役会議(会話)
- 893二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:05:34
その個人(?)犯に仲間がいたとか?
- 894二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:06:01
笑っちまうんすよね…それ
- 895二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:07:14
黒幕が最終的に自分の仲間全部処理しちゃえばヘーキヘーキ
- 896二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:10:54
無惨様やんけ
- 897二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:12:20
1エッチなイベント 2魚釣れる 3分体達 4ミニエチゼン 5ラスボス顔見せ 6ナカーマ追加
dice1d6=4 (4)
何気に仲間追加が引くと苦しいぞ俺よ
- 898二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:13:16
エッチなゼンか
- 899二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:13:52
オナ○やんけ!
- 900二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:17:49
ミニミニエチゼン娘か
- 901二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:30:38
桟橋に座り海を眺めていると、隣にウォナンビさんが座り込んで来た。
「何やら物憂げな顔だな、どうしたのだ」
「ああ、ウォナンビさん……あのもん娘、エチゼンクラゲ娘の事を考えてたんです」
海中にいたというのにあの叫び、あの断末魔は時折蘇って頭の中を駆け巡る。死にたくない、生きていたいというあの叫び……ぼくたち漁師は常に海の生き物たちを殺めてそれを生きる糧にしている。命の価値に違いは無く、その相手が人間の姿で、女の子の姿で、死にたくないと言っていたからってこうも引き摺ってしまうのは……やっぱり良くないことなんだろうか。
「それは、出立前にも言っただろう。あれは妾の一部が生き物のフリをしていたに過ぎん」
「……それは! その言い方は良くない! ……と思います、よ……」
魚だってエビや貝だって、死にたくて生きている訳じゃない。目に見えない、耳に聞こえないだけで彼らには生きたいという意志がある筈。元の本人である彼女はそうは言えてしまうのかもしれないけれど、あの悲痛な叫びが……そんな感情も無いようなものだとは……
「……思えば、お前のような子どもに辛い役目を押し付けたな。すまなかった」
「わかってるんです、わかってはいたんですよ……あの娘が人を襲う存在だっていうのも、放っておいたら更に大変なことになるっていうのも……だけど、だけど……」
がっくりと項垂れる、本当に彼女はどうしようもなかったんだろうか。どうしようもなかったんだろう、既に◼︎◼︎さんを襲っていたのだし。それでもと思う気持ちが込み上げてくる。ウォナンビさんはそんなぼくをただただじっと見つめていた。 - 902二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:38:11
エチチ
- 903二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:39:01
シリアス…
- 904二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:52:38
「だが、まぁなんだ……あやつの分身、あれはただの矮小なクラゲへとなり海へ溶け消えた訳だが……もしかするとあれが正しき命としてもん娘になるやもしれん」
「そう、ですか……そうだといいですね」
それが保証もない、励ましの言葉だというのは明らかだった。けれどウォナンビさんはぼくに手を出させた事に思うところもあって、こうして気づかってくれている。
きっと、一歩目を踏み間違えただけで彼女も真っ当に生きることが出来たはずだ。だけどこの真っ当というのは、人間の自分勝手な考えだろうか。人を襲わないもん娘が良いもん娘なのか? もん娘とは何なんだろう、それが朧げな存在であるという精霊……ウォナンビさんやあのエチゼンクラゲ娘ならば尚更……
ふと気づいた時には足元に小さなクラゲがいた。ふわふわふにふにとしていて可愛らしい。そうだなぁ、ウォナンビさんの言う通りにクヨクヨしているよりは前を向いていよう。
「……」
「あれ、ウォナンビさん? どうしたんですかそんな凄い顔して」
「いや……まさか本当にそんな事が起きるとは、思いもしなくて……ちゃんと取り込んだよな? ギリギリで分体に意識が移行していたのか?」
「え?」
なんか、足にちっちゃいエチゼンクラゲ娘が引っ付いていた。 - 905二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:53:08
(明日は仕事が早いのでおやすみします)
- 906二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:55:26
おやすみなさーい
- 907二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:56:02
乙乙 かわいい
- 908二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 22:58:22
(わかりました)
- 909二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 02:22:00
乙
- 910二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 07:44:56
★
- 911二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 10:22:59
彼女は小さな口でむしゃむしゃと魚を頬張っていた。小動物的で愛らしく、顔いっぱいに幸せを感じている様子は見ていてとても和やかで……ウ、ウォナンビさんがとても冷たい目でこっち見てるっ。
「呆れたものよ、よもやそこまで生に執着していようとはな」
「もぐもぐ、うるさい。おまえは自分だけ自由だからそんなことを、むぐ」
大きさで言えば……正に掌サイズ。御伽噺に出てくるような小さい妖精、諸々がスケールダウンしたエチゼンクラゲ娘……いやクラゲ娘は海水の入ったバケツの中で魚の切り身を食べている。
身体に対して切り身は大きかったのだが、胃袋に入り切らないだろうその量を勢い良く食べ尽くしていく。とても幸せそうな顔をしているのでなんとも庇護欲がかき立てられるのだが、睨むようなウォナンビさんの視線が背中に刺さるので早々に彼女の事情を聞き出す。
「銛が刺された時、貴方の気持ちが伝わってきた、生きていても良いって。そう考えるとやっぱり、わたしは消えたくなかった。だから力の全部をあの身体に残して、意志だけをクラゲにしたの、ぷかぷか、流れに沿ってしか動けなかったけど、貴方に逢えた」
「お前……」
「し、仕方ないじゃないですか! だってその……可哀想で……力だって不足なく取り戻せたんですしいいじゃないですかぁ!」
ウォナンビさんに取り込まれる寸前、彼女は力を全て手放してただのクラゲになり、分体同様に消滅することも無く海を漂っていたのだと言う。奇跡的な巡り合わせで村の桟橋近くにたどり着いたわけだが、そこでぼくに逢えた時湧きあがった感情が力になって……こんな姿になったのだという。 - 912二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 11:47:37
かわいい
- 913二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 11:48:24
よかったねトロ君…ヒロインが増えたぜ
- 914二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 18:44:19
★
- 915二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 21:33:10
保守
- 916二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:26:56
「それでお前、そこなソレをどうするつもりだ? まさかこの家に置いておくつもりではあるまいな」
「え?」
「わたし、ここすみたい、住むからお前は、海に帰れ」
バケツが置かれたテーブル、ぼく、ベッドをソファー代わりにするウォナンビさん。二人に挟まれたぼくはどうしていいかわからないけど……このクラゲ娘を海に放しても、こんなに小さいしご飯もちゃんと食べられないだろう。
「お前、わかっているのか。此奴は既に人間を襲った前科がある、今はまだ良い……だが此奴の考えていることなど明瞭よ。優男に寄生し、力を蓄えればまた人を襲うだろう」
「ううーっ! わたしは、この人の……お名前何?」
「トロだよ」
「トロ! の……思いが伝わって、こうなった。人を襲うのは、良くないから……そんなことしない」
幼く小さいながらに、凄まじい剣幕のウォナンビさんに怯む事なく食ってかかるクラゲ娘。そうか……彼女にはその心が芽生えて……だったら。
「ウォナンビさん、ぼくからもお願いです。この娘を、クラゲ娘をこの家に置かせてくれませんか」
「元よりここはお前の家だろうが……はぁ、仕方あるまい。変な気を起こせば妾はトロの言葉を聞く事なく自動的にお前を抹消する、良いな」
「まま……」
「母親呼ばわりするな」
ぼくからもお願いすることでウォナンビさんも折れてくれて、クラゲ娘を家に置くことになった。大きくなるまでにどれくらいかかるかはわからないし、ただのクラゲのもん娘になってしまった彼女が再びエチゼンクラゲになるのかはわからない。けどあの日ぼくの心に刺さったものは、すっきりと抜け落ちてくれた。
「第一、人を襲う理由がない」
「む?」
「わたしの旦那さん、決まってるから……」
んんんんんんんんんんんんんん。 - 917二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:39:00
かわいいぞ
- 918二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:39:14
あらー^ ^
- 919二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:45:34
ヒロイン()ゲットだぜ!
- 920二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:47:34
「トロ、トロ」
「どうしたの」
「わたし、名前欲しい。クラゲ娘じゃない、わたしだけの名前」
クイクイと指を両手で引っ張られ、そう耳打ちされる。なんで普通に言わなかったんだろう……ウォナンビさんに聞かれたくなかったのかな? しかしそうか、クラゲ娘って名前はぼくにとっては人間と呼ばれるようなもので、自分自身という感じはしない。とすると彼女に会う名前をつけてあげたいところだけど……何が良いだろうか。
>>925まで
- 921二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:51:55
ゼン
- 922二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:52:09
エチ
- 923二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:52:19
プワワ
- 924二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:52:54
ジェリ
- 925二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:53:06
クララ
- 926二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:53:29
るな
- 927二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 22:55:47
1ゼンの古城 2英智 3フワンテ 4トム 5ハイジ 6シンボリルドルフ
折角だしるなちゃんも入れよう
dice1d6=2 (2)
- 928二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:05:12
エチチチチ!
- 929二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:05:45
エチちゃんか…
- 930二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:06:45
お風呂に一緒に入ろう!(曇りなき眼)
- 931二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:07:12
叡智だ…
- 932二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:11:47
「エ、エチゼンクラゲだったからエチ……とか……」
「捻りも何もない名前だな、学のなさが窺えるわ」
「こんな漁村で学も何も無いじゃないですか!」
「お前自分でこんな漁村ってお前」
確かに我ながら何の捻りも無い名前だ。人間だからニンって名付けられるようなもんだぞこれ……でも、特別な名前なんか思いつかないからなぁ。ぼくの名前だってトロってあのトロだし……
「エチ、エチエチエチ、エチ! わたしはエチ! エチがわたし!」
「おい何か事故起きてるぞ」
「その名前を連呼するのはやめようか!?」
「エチ、トロ、好きー!」
「ああもうバケツに入ったちっちゃい海から来た女の子のソレは色々駄目だって!」 - 933二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:12:57
という訳で賑やかしのペット枠にポニョが追加されました、かわいいですね
- 934二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:19:07
やったぜ
- 935二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:19:24
いけません!?これはいけませんよー
- 936二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:19:41
草
- 937二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:21:01
パ○オがきちゃう
- 938二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:22:21
エチはかわいいですね…
- 939二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:24:01
- 940二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 08:21:35
★
- 941二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 13:31:46
保守
- 942節穴22/07/08(金) 18:56:52
今日はちょっとお休みしますの……
- 943二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 20:28:45
乙乙
- 944節穴22/07/08(金) 22:43:20
保守せずとも落ちちゃうなら落ちちゃうで立て直せば大丈夫かなぁ、あと少しだし……
- 945二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 22:49:04
乙です
- 946二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 08:33:13
乙
- 947節穴22/07/09(土) 13:14:30
1エッチなイベント 2魚釣れる 3分体達 4ラスボス顔見せ
dice1d4=1 (1)
- 948二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 13:38:58
しゅわーっ
- 949節穴22/07/09(土) 14:39:10
「お前、ただの漁師にしては中々な体捌きだったな」
バケツの中のエチと戯れているとウォナンビさんにいきなりそんなことを言われた。ぼくもエチも同様に固まっていて、言われた言葉の内容が頭の中を素通りしていく。つまりそれって……どういうことなんですか?
「そこなクラゲの力を取り戻したとはいえ、妾は万全とは言えぬ具合……ありがたくもお前はまだ妾の助けになってくれるそうだが……」
先日のエチ……エチゼンクラゲ娘との戦い。ぼくは彼女の攻撃を避けるのに徹していた訳だけど、なんやかんやとまともに直撃を受けることなく銛を突き込む事が出来た。ウォナンビさんはその時のぼくの動きを大層買ってくれているようで、この先まだ控えている三人のもん娘……それらと戦えるように銛を使った戦い方を教えてくれるのだとか。 - 950二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 14:52:57
パンツを脱いだ
- 951二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 15:46:29
なにっ
銛を使った訓練 - 952節穴22/07/09(土) 15:52:41
「お前を今から鍛えたところで、そしてそもそも人間の力はもん娘には敵わん。だがもん娘は大抵技量を高めようとしない、そうする必要もない故にな」
エチゼンクラゲ娘に使い、その効力を失った銛は元の形に戻ったのだが力を少し取り戻したウォナンビさんならばまたあれを作ることが出来るそうだ。変わらず前線でもん娘を相手にするのはぼくになるので、その時の為の練習をするわけだ。
「力は殆ど戻らないが、打ち合わぬならお前とも十分相手になれよう」
木の枝を銛の代わりに、ウォナンビさんを相手と仮定して向い合う。
「よ、よろしくお願いします」
「さて、まず分かりきっていることだが……もん娘というのは基本道具を使う物が少ない。人間の持つ武器というのはそのままリーチ……利点となりそれを詰められる事こそ危惧するべき事だ」
振るう銛、振るわれる腕、これが人間同士なら勝つのは銛を持っている方なんだけど、もん娘が相手となるとそうはいかない。銛先……槍先と言った方が良いのかもしれない、これで誘いをかけるように注意を引き、焦れたところで本命の突きを放つ。
「言ってしまえば奴らの注意はこの銛へ、お前本人のことなど気にも止めぬだろう……そこに砂を蹴り上げて視界を潰すなり、気をひいて妾が強襲したりなど……」
「せ、正々堂々とは程遠い……」
「それで勝てるならこの上ないがな、勝てば良いのだ何を使おうが」 - 953節穴22/07/09(土) 17:25:08
敢えて当てない、目線を合わせるように軽く振るって力比べに付き合わず、引き下がりながら隙を窺う……ウォナンビさんの拳や蹴りを避けて、そこで……
「やっ! あぁっ!?」
「む、おっ……」
足を踏み入れ……ようとしたその時、足元の砂地が滑ってつんのめる。体勢を崩したぼくをウォナンビさんにタックルするような形になってしまい、咄嗟の事で受け止めきれなかった彼女諸共地面に向かって倒れ込んでしまった。
感じた質感は砂のものではない、柔らかい肉のそれで……縺れこんで倒れたぼくはウォナンビさんを押し倒してしまっていて、その掌には……
「……お前、無垢そうな顔をで存外」
「ああああああああごめんなさいごめんなさい!!!!」 - 954二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 18:22:46
ああ、そんな!
- 955二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 20:06:33
お!ッ○い!
- 956二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 22:58:11
でかした
- 957二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 00:27:16
(頭が働かなくて今日もちょっとダメくさいですね……申し訳ない)
- 958二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 09:58:34
乙乙です
- 959節穴22/07/10(日) 13:33:47
分体たちの居場所を特定するまであと3回分のイベント、こういうのはちゃちゃっと終わらせるものだぞ俺よ……
前回は残ってる4択の安価から取ったけどそっからだといずれせよ全部やることになるし再度安価してみるか……
>>965まで
- 960二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:06:06
黒幕一行の顔見せ
- 961二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:07:25
悪役会議
- 962二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:15:12
漁に出る
- 963二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:17:50
黒幕と敵対するもん娘が仲間になってくれる
- 964二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 15:10:43
調査続行
- 965二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 15:11:47
黒幕についての詳細を聞いてみる
- 966節穴22/07/10(日) 15:16:52
1顔見せ 2話し合う敵 3まともに漁 4仲間が生える 5いろんな所を見て回る 6敵はどういうもん娘だったか
dice1d6=4 (4)
- 967節穴22/07/10(日) 15:18:35
- 968二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 15:29:48
種族
ルスカ娘
外見
やや幼い顔立ちをした短めの赤い髪と眼の小柄な10代半ば程の少女
ちなみにスタイルは平均的
鮫の頭部及び胴体と蛸の足が合わさった巨大な海魔へと変身する能力を持つ
実は異世界に存在するとある南国の海域からワームホールを越えてやって来たUMAのもん娘
敵のもん娘の住まう海を第二のバミューダトライアングルにしようと企てていた
攻撃方法
鱶の素早い泳ぎと巨蛸の怪力を併せ持ち、更に海に関係する概念に対して絶大な権限と抵抗力を持つ
・Devil's Triangle
海水中の精霊を呼び寄せて作り上げた生きている大波で三方向から包み込む様に攻撃する
異世界ではローグウェイブ(悪党波)、ジャイアントウェイブ(巨大波)、キラーウェイブ(殺人波)など様々な名で呼ばれた、蒸気船をも両断する怪物的な高さの波浪
・Tropical Cyclone
成層圏まで及ぶ積乱雲から殺到する下降気流とそれによる水柱で対象を螺子切り深海へと沈める局所的なスーパーセル
・Crystal Pyramid
海底内のマントルの対流運動を操り破滅的な量のメタンハイドレートを融解・気化させ地上と海中を無酸素と猛毒の熱水が襲う
・Great Blue Hole
海底の磁場異常を発生させた事により生じた磁界と超重力により青い小規模のタイムトンネルを発生させて万物を平等に呑み込み消滅させる
異世界ではこの能力で遥か上空の飛行する船舶を消し去ってきた - 969二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 15:31:13
黒幕に深海で寝ているところを起こされて頭に来た
- 970二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 15:46:21
フライングダッチマン娘
種族はいわゆる船幽霊だが物にも触れるし普通の人間と区別ができないほど
海賊衣装を着た赤髪の豊満なツインテールの少女
自身の髪色に合わせたのか、赤を主体としたへそ出し腕出しのスタイルの海賊服を着ている
カトラスとフリントロック式拳銃が武器で海戦や航海の経験と知識も豊富
溺死者の幽霊を操る能力
黒幕に宝と船を沈められ奪還に向かうところだった - 971二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 16:03:12
アワニュ娘
湾曲した角の大海蛇(ホーンドサーペント)
肩にかかるほどの黒髪、褐色の肌の美少女
小柄で華奢な体を房飾りのついた皮チュニックとズボンに包み、フリンジのついた皮のブーツを履き、肩にはショールを羽織る。
ショールのふちにも房飾りが並んでいる
強力なもん娘で水と嵐について大きな権限をもつが雷の属性の魔法やもん娘に弱い
不漁に喘ぐ漁民の祈りに応えて召喚に応じた - 972二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 16:05:46
ヤオガー娘
黒幕の賞金目当てでやって来た - 973節穴22/07/10(日) 16:17:25
1ルスカ 2セラス 3ダッチ 4アワニュ 5ヤオガー
dice1d5=4 (4)
- 974節穴22/07/10(日) 16:42:02
「……今日も、ダメなのかぁ」
エチゼンクラゲ娘の退治から数日経ち、魚達も多少姿を見せ出したがやはり最盛だった頃とは程遠い。◼︎◼︎さんも体調は良くなったし、先日程の緊迫感は無いけど……目に見えるような危機的状況と、徐々に真綿で首を絞められるような状況はまた違った苦しみがある。
感覚的に分たれたもん娘達と繋がりを感じるというウォナンビさんだが、居場所の特定にはまだ時間がかかるそうな。早くしなければ彼女が戦ったというもん娘も傷を癒してしまうだろうという話だったけれど、焦るだけではどうにもならないこともあるようだ。
「いや、呆けてもられないな。ウォナンビさんの分体やそのもん娘でないにしろ、彼女が防ぎきれなくなったもん娘がこの海に来てるかもしれない」
「そうだな、ウォナンビが使い物にならん上あのようなもん娘共が相手ともなれば警戒するに越したことはない」
「そうですねぇ…………??????????」
アワニュの一人称、性格
- 975二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 17:00:33
私
- 976二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 17:01:26
わたくし
穏やか - 977二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 17:03:20
私
威厳ある - 978二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 17:05:57
俺
豪快 - 979二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 17:06:17
私(わたくし)
物静かだが凛とした感じ - 980二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 17:13:48
- 981節穴22/07/10(日) 17:26:35
- 982節穴22/07/10(日) 19:09:08
声はすぐ近く、船の上。咄嗟に銛を取ろうとした手を彼女に抑えつけられそのまま馬乗りになられる形で制圧される。ずしりとした感覚は、彼女の体重故ではなく重厚な存在感によるものか。まるで押し退けられる気配もしない、このままだと……
「ん〜、気づかなかったのは間抜けだが武器を取ろうとする判断は早かったなぁ。ま、俺相手にはちょっと距離が近すぎた」
「っ、あ……なたはっ」
快活でカラッとした声色、異国の装束に身を包んだ彼女は間違いなくもん娘なのだろうけど……敵意らしいものは感じない。敵意もなく襲って来るのがもん娘なのかもしれないけど、彼女はウォナンビさんを知っているようで……恐る恐る声を出したぼくに、彼女は朗らかな笑みを浮かべて名乗り上げた。
「俺か? 俺はアワニュ、お前ら漁師が困ってるってんで来てやった。よろしくな!」 - 983二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:24:30
おお、新展開だ!
- 984二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:30:29
アメリカインディアンのホピ神話に登場する蛇神か
心強い味方になりそう - 985二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:32:23
キタキタ
- 986二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:36:14
このレスは削除されています
- 987二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:39:09
- 988二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:47:10
テワ族やホピ族の信仰する水の守護神だね
- 989二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 20:51:58
- 990節穴22/07/10(日) 21:17:51
- 991節穴22/07/10(日) 21:23:02
- 992二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:48:48
- 993二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:02:58
- 994節穴22/07/10(日) 22:03:38
- 995二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:10:33
- 996節穴22/07/10(日) 22:23:52
わ、わかんないッピ……どっちかというとタワっぽいのかなぁ
埋めてしまいやす - 997二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:07:04
- 998節穴22/07/11(月) 00:11:13
- 999二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:17:29
- 1000二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 01:23:07
神話では彼女の家は地下で繋がっている泉、池、川、そして最終的には海にあるといい、雨や稲妻や風を引き起こすとあるからかなり強い上に色んなところにいる
だからプエブロ族はリオグランデ川が蛇行しているのは彼女が干魃の悪霊と戦ったとき大雨と洪水を招いたせいで、旱がおきたときにアマビエみたいにアワニュの絵を描いて祈るらしい
あと神話だと鳥の羽根で作った祈りの杖と聖なるコーンの粉で呼び寄せられたからトウモロコシが好物っぽい