- 1二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 21:04:34
スズカ「えっと…今なんて?」
トレ「デビューおめでとう。次ホープフル出るぞ」
スズカ「嘘でしょ…」
トレ「あーごめんなスズカ。 不満かも知れんがこれ以上でかいレースねぇんだわ」
スズカ「いやそうではなくて…いきなりホープフルはとても緊張しませんか?」
トレ「あーそうかそうかごめんな。 ファン集めにはこれ以上無いところだから張り切っちゃった」
スズカ「良かった…ではどのレースにしますか?」
トレ「そうだな…その前週の朝日杯にしよう」
スズカ「えぇ…いや普通はOPとか…せめてG3とかでステップアップしていくものじゃ…」
トレ「まあでも出場権すでにあるし、あるってことはもうそこまで上がってるも同然でしょ!まあ騙されたと思って走ってみ?絶対勝てるから!ぶっちゃけ君の理想の走りなら敵なしっしょ!よっ!スズカ!世界一!!」
スズカ「」 - 2二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 21:10:29
朝日杯後
スズカ「本当に一着とっちゃった…」
トレ「さっすがぁ! じゃあ次は…年明けでいいか」
スズカ「そうですね…じゃあ弥生賞なんてどうですか?皐月賞に向けての前哨戦に丁度いいですし…」
トレ「ストレートでもいいと思うけどまあスズカが走りたいならそれでいいよ」
スズカ(すごいあっさり!?)
トレ「んじゃまた年末 あっあとホープフルは忘れていいよ。 朝日で十分だ」
スズカ(一体何だったんだろうか) - 3二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 21:19:41
弥生賞後
スズカ「一着だったけど…どうしても私集中できなくて…」
トレ「ん?悩みだったら何でも聞くぞ」
スズカ「いえ、一人で何とかやってみます。あと…すみませんトレーナー今走っても皐月賞ちゃんと走れない気がして」
トレ「あっそう。 気持ちよく走れないなら仕方ない。 君が言うならそうしよう」
スズカ「すみません」
トレ「でも目標無いのは問題だよな… うーん…あっそうだ!日本ダービーでよう!」
スズカ「嘘でしょ!?」
トレ「皐月賞は仕方ない。 心の問題はすぐに解決できないからな。でも日本ダービーはいいぞぉ…」
スズカ「でも…私…」
トレ「一生に一回の賞なんだし走らなきゃ絶対後悔するぜ?それに怪我以外で走りの悩みは走りの中で見出すしかないっしょ!まあまあ一回出てみてそっからまた悩めばいいよ!」
スズカ「」 - 4二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 21:30:11
日本ダービー前
スズカ「うーん…」
トレ「まだ悩んでるということはそこまで深い悩みなのか…」
スズカ「えぇ…他の娘を見ているとみんな夢のために必死に走ってるのに、私だけこうやって楽しむためだけに走っててもいいのかなってそう思ってしまって…」
トレ「そうか… でも走るのは好きなんだろ? ダービーに出て答えが出るとは言わない。 だが悩みの解決につながる道がみえるかもしれん。 やってみよう。 まあそれにスズカならやれるって信じてるからさ」
スズカ「え?」
トレ「まあとにかく走ってみよう!」
日本ダービー後
スズカ「すごい光景だった…」
トレ「一着おめでとう!やっぱ流石だわぁ… んでどう?その顔はまだ悩んでそうだな!」
スズカ「嘘でしょ…本人の前でいいます?それ?でも少しは私の走る意味が見つかったような…見つかってないような」
トレ「まあしゃーない! あっそうだ次は神戸新聞杯ってことで!菊花賞は適正に合わないから出ないけど合宿でどれぐらい強くなったか見るのに最適だろう!」
スズカ(嘘でしょ決定権すらなくなった…) - 5二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 21:43:22
合宿中
スズカ「トレーナーさん。私スペちゃんと話してて気がついたんです。私は今のままでいいんだって。私らしく走ることが一番他のを娘を焚き付けていたんだって…だから私は私の夢に向かってこれからも走ります!」
トレ「よーしよしよしよしよし!ああ本当によかった!うんマジで良かった!やっぱりスズカは笑顔が一番!!」
スズカ(嘘でしょ…あの掴みどころのないトレーナーさんがすっごい笑ってる…)
トレ「ご褒美に甘いの(いちご大福)やろう!」
スズカ「いいんですか?私いちご大福好きなんです!その…結構大きいですけど…3つ食べても…いいですか?」
トレ「三個か?甘いの三個でいいか?乙女め!!」
スズカ「嘘でしょ…テンション高すぎません?あとなんで三個でも乙女なんですか?」
トレ「後ろ見てみろ」
マックイーン「メロンパフェ最高ですわ!パクパクですわ!(10個目食べて更におかわり」
スズカ「嘘でしょ…」 - 6二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 21:52:40
神戸新聞杯後
スズカ「トレーナさん!無事気持ちよく走れました!」
トレ「いい景色だったか?」
スズカ「ふふ…はい!」
トレ「完全復活だな!ところで次のレースだが」
スズカ「お願いがあるんです」
トレ「なんだ?」
スズカ「私…もっと早い娘達の先頭を走ってみたい…だから私…いつか天n」
トレ「ジャパンカップいこう!」
スズカ「…え?」
トレ「クラシック期に!11月の!!ジャパンカップ!!!」
スズカ「嘘でしょ!??」
トレ「まあ願いはもちろん聞く!聞くから安心してくれ!今のお前ならジャパンカップでも勝てると思うんだ」
スズカ「でもジャパンカップって海外や日本のシニア期の強豪たちがたくさん…」
トレ「君は夏同じコース同じ距離でもうすでに走って勝ってるから行けるいける」
スズカ「でも…私まだ経験が…」
トレ「最初から最後までずっと逃げ続ける奴の前で戦略もクソも殆ど無いだろ? だったらやってみようぜ!今の実力が分かる上にもしそれで勝てたらすごいだろ!」
スズカ「そうかしら…そうかも」
トレ「よっ!スズカ!宇宙一!」
スズカ(私またいいようにのせられてる…) - 7二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 21:56:54
なるほど…骨折ルートから来たなこのトレーナーは
- 8二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:03:44
ジャパンカップ後
スズカ「本当にすごい人達ばっかりだった…でも本当に勝てちゃった…」
トレ「最゛高゛だ゛よ゛ス゛ズ゛カ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛(ギュー」
スズカ「わっ!?トレーナーさん!?」
トレ「やれるって思ってはいたけど…や゛っ゛ぱ゛す゛げ゛え゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
スズカ(ふふ…なんか子供っぽい)
トレ「ああ…すまんすこし取り乱してしまった… ところでスズカの夢の話だが… なんだっけ」
スズカ「私…天皇賞秋に出てみたいんです」
トレ「…」
スズカ「トレーナーさん?どうしたんですか?」
トレ「あっ いやなんでも無い なんでも無いんだ…まあその前に期間が空きすぎてるから次のレースを決めよう…」
スズカ「金鯱賞なんてどうですか?」
トレ「ああ!すごいいいね!(本当は大阪杯にしたかったけど…)」
スズカ「なにかいいましたか?トレーナーさん」
トレ「いや?何も」 - 9二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:11:18
初詣後の福引
スズカ「わぁ!見てくださいトレーナーさん!温泉旅行券当たりましたよ!」
トレ「あぁ…」
スズカ「トレーナーさん?」
トレ「なんていうか俺…初めて特等とかみたわ…温泉かぁ…」
スズカ「ふふっ…いいですよね…温泉」
トレ「なあスズカ… 誰とでも構わないけど、まあ早めにすましたほうがいいんじゃないか?具体的には10月後半前ぐらい。 もっと言えば天皇賞秋前」
スズカ「なんか具体的すぎません?」
トレ「ほ…ほら天皇賞秋ってやっぱりすごいレースじゃん!その前に少しでもいい結果出せるように疲れとるの重要じゃないかな~って思うんだ~俺!」
スズカ「…トレーナーさん私のお願いまた聞いてもらってもいいですか?」
トレ「おーなんだー?俺とでもいいぞ~?」
スズカ「その…URAファイナル終わってからでもいいですか?」
トレ「うーん…しかし」
スズカ「私こういうのは全部が落ち着いた後にゆったりと入りたくて…」
トレ「…そっか…そうだよなやっぱ!そうしよう! よーし俺も気持ちよくスズカが温泉入れるように頑張るぞー!」
スズカ「嘘でしょ…急に張り切り始めた…」 - 10二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:17:17
金鯱賞
トレ「最初っからすごかったけどいよいよ持ってすごくなったなお前…」
スズカ「ふふ…トレーナーさんに振り回されたおかげです」
トレ「そっか…それならよかった。 ところでだ。 足の調子とかどうなんだ?」
スズカ「えっ? とても調子いいですよ?」
トレ「それならよし! じゃあ次は合宿も近いしそのまま…」
スズカ「宝塚記念とか…走ってもいいですか?」
トレ「あ?ああ!いいね!グランプリレースだが君なら余裕で出場できるだろう!」
スズカ「本当は安田記念も走ってみたいんですが」
トレ「それはだめだ。 君の走りは凄まじいゆえに脚が心配だ。 悩んでいた時はバンバン走らせてたけど、それは悩んでいたから全力を出しきらないだろうという判断ゆえだ。 今は回数を減らしてベスト状態で目標を迎えるべきだ。」
スズカ「それも一理ありますね。」
トレ「よし!頑張るぞー!」 - 11二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:26:36
宝塚記念後
トレ「少し走り方変えた?」
スズカ「ふふ…少しだけ変えてみたのですが、やっぱり自分の理想じゃないとほんの少しだけスッキリしませんね。でもとてもいい景色でした」
トレ「やっぱりあの大逃げだよなスズカといえば、ところで次はいよいよ天皇賞秋だが…」
スズカ「その前に一つだけステップレース踏みたくて…」
トレ「おいおい今の君にステップなんて必要か?テイクオフどころか宇宙でスイングバイしてるようなもんなのに」
スズカ「実はスペちゃんのお友達のエルちゃんとグラスちゃんが出るらしくて…ふたりともすごいんですよ? だから私二人と走ってみたいんです」
トレ「別の機会じゃだめか? 本当にだめか?」
スズカ「やっぱり練習の空気感と本番の空気感はぜんぜん違うんです…それに…私早くあの二人と走ってみたいんです!実は私達の間でもスペちゃん達はすごいって噂でもちきりで…だから私もそれを味わってみたいんです」
トレ「嘘でしょ…どんだけ走るの好きなんだよ…まあ…もう止めないよ。ただし!絶対に怪我だけには気をつけろよ!絶対だからな!」
スズカ「ふふっ…心配症ですねトレーナーさん」
トレ「あの悪夢は二度とごめんだ」
スズカ「?」
トレ「なんでもない」 - 12二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:29:53
毎日王冠後
トレ「無事か?怪我はないんだな?」
スズカ「嘘でしょ…いきなり心配された?私フォームかなにか崩れてました?」
トレ「あぁ…いやなんでもない… それより天皇賞秋だが…体調はどうだ?悪くないか?悪いなら来年でもいいんだぞ」
スズカ「とてもいい調子ですよ?」
トレ「…本当に?」
スズカ「本当に」
トレ「…もう出走取消できないぞ?」
スズカ「大丈夫です」
トレ「… わかった」
スズカ「トレーナーさん?どうしたんですか?本当に様子が…」
トレ「いやいいんだ 気にしないでくれ」 - 13二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:39:55
スズカ「フクキタルどうしたの?そのお守りの量」
フク「あぁスズカさん!これはフギャー!」
トレ「ああすまんな。 これは俺のお守りなんだ。一個おすすめのもらうつもりがつい頼み過ぎちまった」
フク「フンギャロ!フンギャロ!いきなり肩掴まれたらびっくりするじゃないですか!」
トレ「あぁすまない。 スズカも一ついるか? 脚が早くなるやつあるぞ」
スズカ「いいんですか?」
トレ「ああいいぞ!」
スズカ「ありがとうございます。 では私少しアップしてきますね」
トレ「おう!」
フク「スズカさんのトレーナーさん…さっき渡した一個以外全部怪我防止のお守りですよね?なんでこんなに?」
トレ「スズカってすごい走りだから怪我が怖くてな…だからちょっと神頼み」
フク「健康に長生きが一番ですよね!50歳より100歳!100歳より200歳!」
トレ「そうだな…」 - 14二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:48:01
天皇賞秋前
トレ「スズカ…お前どうしてそれを…なぜ…今になって」
スズカ「どうしても走りたかったんです」
トレ「ここじゃなくてもいくらでも走れるじゃないか!脚の痛みだっていつの日か引く!そしたらまた走り始めればいい!」
スズカ「でも…今日この日この年の天皇賞秋がどうしても走りたいんです。私は今まで色んな人に背中を押されてきました。そしてその人達…何よりも自分の夢を叶えるために今日までこうやって準備してきたんです」
トレ「しかし…」
スズカ「トレーナさん!私は今まであなたにいろんなことで振り回されて来ました。だけど振り回された結果、私はいろんな偉業を成し遂げられたんです。 私が勝手に限界を見て諦めようとした時もトレーナさんは道を指し示してくれました。 すごい無理矢理な方法でしたが… それでも私達なら限界を超えられる気がするんです」
トレ「スズカ…」
スズカ「大丈夫ですトレーナさん…私必ず帰ってきますから…」
トレ「…ああ。 いきな。絶対帰ってこいよ。」
スズカ「はい!」 - 15二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:51:54
あっ
- 16二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:58:47
―――栄光の日曜日の主役となったのはサイレンススズカ!
第4コーナーの向こう側から異次元の逃亡を見せつけ見事盾の栄誉を勝ち取りました!
トレ「沈黙は去ったか…」
スズカ「トレーナーさん!私やりました!一番しずかで!一番きれいなあの景色に!…トレーナーさん?」
トレ「すまない…情けない野郎だが少しだけ…数秒でいい…胸を貸してくれ…」
スズカ「私…このレースに出てよかった…」
トレ「ああ…ああ」
スズカ「嘘でしょ…トレーナーさんが私より泣いてる…」
トレ「なななな…泣いてなんか…ないやい…」
スズカ「ふふ…変なトレーナーさん」
トレ「はは…そうだな」
スズカ「この後ですけど… 私URAファイナルまではレースに出ないことにしました」
トレ「ああ…俺もそう言おうとしたところだ。 やっぱり脚の怪我は怖いからな…本当に」
スズカ「ふふ…そうですね… もしも怪我したらこうやって走ることも…皆さんの歓声も聞くことができませんもの」
トレ「何より俺が死ぬ」
スズカ「死ぬだなんて大袈裟ですよトレーナーさん」
トレ「ああ…そうだったな」 - 17二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:05:41
その後URAを無事に優勝したスズカとトレーナーは温泉旅行へ
スズカ「トレーナーさん?入りますよ?…嘘でしょ…?2泊するからっていきなり寝てる…ん?この絵トレーナーさんが書いたものかしら…四足の生き物?」
トレ「zzz…!?誰だ…!?スズカか…ぁ!? ちょっと待て。 ここにあった紙を知らないか?」
スズカ「これのことですか?一体これはなんですかトレーナーさん。 私こんな生き物見たこと無いです…」
トレ「!? いやこれはその…」
スズカ「今更隠し事しなくても大丈夫ですよトレーナーさん。 私すごい気になります。教えて下さい」 - 18二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:08:34
よかったぁ~。
- 19二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:13:44
トレ「……幻滅するかも知れんがそれでも?」
スズカ「大丈夫です。 幻滅なんてしません」
トレ「その生き物はな…あーマイナーな漫画で絶版してるから見せられないんだが、小さい頃俺が見てた漫画の主人公だ。 レース漫画のな。そのう…いや生き物は走るのに適した体つきをしてて、すっごい早いんだ。主人公は最初あまり注目されてなかったんだが、段々と才能を開花させてってな。だけど自分に自信がない上に寂しがり屋で可愛いやつでな。 レース前に離れたお世話係の人を追っかけてゲートをくぐっちまうほどだった。」
スズカ「…」
トレ「だけど走りは誰にも真似できない素晴らしいものだった。 誰もが羨むほどな。 だが最後のレースでそいつは脚が砕けちまって…何もかも置き去りに逝っちまう救われねぇ結末だったんだ」
スズカ「それって…」
トレ「スズカそっくりだろ? はは…」
スズカ「…」 - 20二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:23:41
トレ「勘違いしないでほしいが、君をスカウトした時間違いなくスズカの走りに魅了されてたんだ。 だが君の走りを見るたびに…君とこうやってやってくうちに段々とそいつの…そいつの影がちらついてしまってな… スピードの向こう側へまた自分ごと置き去りにされるんじゃないかと思って…それが怖くて仕方なかった。 すまんな…俺は君自身と向き合えてなかったのかもしれない」
スズカ「トレーナーさん…」
トレ「最低だろ?君自身は誰でもない君自身だというのにかつて見たヒーローに勝手に重ねて勝手に心配して…すまない…こうして君との三年間楽しかったし、これからも続けたかった…だが」
スズカ「トレーナーさん!」
トレ「!?」
スズカ「大丈夫です。少し驚いただけですから… それに…私はトレーナーさんにいっぱい振り回されたおかげで今があるんです。 私がこうやって走り続けていられるのもトレーナーさんのおかげで…それに…私の…誰もが笑ったり無理だという馬鹿げた夢に真っ向から向き合って本当に実現してくれた…それに、例えなにかに重ねて見てる時があったとしても、それでも私自身をしっかりと見てくれていた…だから私楽しかったんです。 こうやってあなたと向き合ってるときが…」
トレ「スズカ…」 - 21二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:33:42
スズカ「だから…これからも…私で良ければ一緒に…一緒に歩んでもいいですか?」
トレ「当たり前だ!むしろこっちから土下座して頼み込みたいぐらいだ!鉄板の上だろうがなんだろうがな!」
スズカ「嘘でしょ…」
トレ「いいや本気だね!…ははははは!」
スズカ「ふ…ふふふふふふ!」
トレ「スマンつい笑ってしまった。 だがこういった日常が君と続いていくんだなって思うとつい笑いがな」
スズカ「えぇ。私も!」
トレ「さてと。 じゃあ来年もよろしくってことでいいな!」
スズカ「はい!」
二人(ガッツリと握手をする)
トレ「よし!それじゃ来年の話だが…スズカはどうしたい?俺には2つ案がある。 君は間違いなく国内中距離レースの王者になった。逆に言えば国内に敵は居ないと言えるだろう。 だから海外の…君の脚に合った米国の芝G1に出るというのが一つだ。 もう一つは国内に残ってスペちゃん達としのぎを削る案だ。 君も見ただろうが彼女達は凄まじい物を持っている。 王者として彼女達を迎え撃つの言うのもまた楽しいものだ。 どうしたい?」
スズカ「そうですね…私は―――」
トレ「―――そうか。それがスズカらしいな! じゃあそれで決まりだ!」
二人「いこうか(行きましょう)俺たちだけの景色に」
END - 22二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:34:45
- 23二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:35:28
良いものを見れましファ