- 1二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:47:24
トレ♀(28歳独身)「ス~ペ~、アンタみたいに大きい娘居る様な年齢に見えるって意味~!?」
「えへへ、間違えちゃいました!(ワザとですけど!)」
「ふふふ、スペちゃんったら…(私ならお母さん、かしら…)」
「あはは、スペ先輩ったらそそっかしいんだから(ママ…って呼んだら怒るかな?)」
「オレも小学のトキ言い間違えた事あるっスよ!(オフクロ…って何考えてんだ)」
「あはは、スペちゃん恥ずかしいんだ~~~(…ママ~とか言ったりして)」
「まったく…このチームは何時も騒がしいですわね(お母様…なんて…)」
トレ♀「ふふふ、な~に?ホームシック?寂しいんだったらお母ちゃんって呼んでもいいのよ?」
一同「!!!」ガタッ
トレ♀「な~んて…」
「…お母ちゃん」
トレ♀「え」
「…」
「…」
「……えへへ~!な~んて!」
トレ♀「も、も~!スペったら~あははは!(やっべー……)」
一同(ソワソワ…)
「おーっす!!ばあちゃん居るかーー!あ、間違ったトレーナー!!」
トレ♀「おめーぶっとばすぞ!!!」
トレ♀に母性を求めちゃうチームメンバー概念 - 2二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:55:21
トレセン生徒は中学もしくは高校生の年齢で親元を離れて日々切磋琢磨してるわけだが、絶対寂しいと思うの
- 3二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:55:47
ええ⋯
- 4二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:57:59
これメンバーはスピカでいいんだよね?
テイオーあたりはなんだかんだ寂しがってそう - 5二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 00:58:45
トレーナーに対して父性や母性を見てしまうのは仕方なくない?
- 6122/06/30(木) 00:59:30
キャラはスピカの面々にしてるけど、沖トレTSでは無いのです
- 7二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 01:07:38
こういう事もあるのでもしかしたら…
競走馬の乳離れとサイレンススズカの話
<a href="https://twitter.com/hashtag/ウマ娘" target="_blank">#ウマ娘</a> — 坂崎ふれでぃ■C100(日)東カ17a【メロンで新刊予約中】 (lunaticmonster) 2022年05月13日 - 8122/06/30(木) 02:12:18
「ねぇトレーナー…その、また下着買うの付き合って欲しいんだけど…」
トレ♀「え!?もう!?この間新調したばっかなのに!?」
「……グスッ、好きで大きくなってる訳じゃないもん…」
トレ♀「わーっとごめんごめん!ちょっと驚いただけよ?そうね、週末一緒に買いに行きましょう?」
「こんなの要らない…走るのに痛いし…邪魔だし…足元見え難いからトレーナーみたいにどんくさくなっちゃう…」
トレ♀「おっふ、悪意無く抉って来るこの子……悪意無いよね?」
「それに、男の人に変な目で見られるし……」
トレ♀「あはは、ありゃ男の条件反射みたいなものよ?慣れる慣れる!それに、つい目が行っちゃうのは女も一緒。貴女の抜群のプロポーションは私だって見ちゃうもの、って、ちょっとそんな目しないで」
トレ♀「…まぁ確かに大きいと色々あるわよね…足元見えないからよく躓くし、下着だって地味なデザインになりがちだし、値段高いし、そもそもサイズ合う服を探すのだって一苦労だし…肩凝るし、走ると痛いし、よく躓くし…」
「やっぱりソレのせいでよくコケてるんだ…」
トレ♀「私もずーっとこんなの要らねぇーって思ってた…でもね、アナタを見てそう思わなくなったわ」
「私…?」
トレ♀「おっぱい大きいのは”かわいい”!!!」
「…っ!?」
トレ♀「アナタ本当にかわいいものっ!!!おっぱいはかわいい!!かわいいは正義よっ!!!」
「ええ~!?」
トレ♀「アナタの気持ちは私にも解かる、とは本当のところ言えないんだけど…それでもソレは私の大好きなアナタの魅力のひとつなんだから、自分自身で嫌いになんてならないでね?」
「…はい」
トレ♀「それでも、アナタが困ったときは私が支えてあげるわ!」
「トレーナー……どうやって支えてくれんですか…?」
トレ♀「そりゃこうやって下から手で…」
「………ぷっ、あはははは!もう!トレーナーそれってセクハラですよ!」
トレ♀「ふふふ…!………まじで?女の子同士でも?」 - 9二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 02:14:10
かわいい…
- 10二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 02:16:12
年齢重ねるとセクハラと冗談の境目が曖昧に…
- 11二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 02:21:04
アラサー「まだ20代です」
- 12二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 02:55:48
馬の境遇をウマ娘に置き換えたらちょっと気が重くなる
- 13二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 03:24:16
- 14二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 06:23:18
スペ「こぶ平…と、トレーナーさん!!」
トレ(こ、こぶ平と呼び間違えたのか!?) - 15二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 09:37:23
元から距離感近いスピカメンバーとかに包容力のある女性トレーナーなんか付いたらいっつも誰かがベッタリしてそう
- 16二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 09:41:10
クリーク「求めてもお母さんは来てくれない…ならば私自身がお母さんになるしか…」
- 17二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 09:56:19
- 18二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 10:08:58
デリカシー死んでんのか!
- 19二次元好きの匿名さん22/06/30(木) 21:49:50
女の子は一生女の子やし 男も一生少年なんやで 中退・復学は各自の自由
- 20二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 08:52:33
距離感近い分楽しそう
- 21二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:20:55
甘えてくるダスカとかいるのかな
- 22二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 17:23:37
貴公…よい概念だな
- 23二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 18:05:03
スペちゃん育てのお母ちゃんがいるとはいえ実質孤児だからG1勝った途端に産みのお母ちゃんの父母とか知らない親戚が湧いてきたのかと思ったら平和だ…。
- 24二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 22:18:46
『仕事が充実しすぎると婚期を逃す』と電話で母親に言われてからはや幾年。周りにイケメン男性トレーナーがわんさと居るのに私には浮いた話ひとつ無い。それもその筈、今は仕事が楽しすぎて男に現を抜かしてる暇なんか無いのだ。
「………スズカの髪はほんとに綺麗ね~」
可愛い教え子の髪にブラシをあてる。トレーニングを終え、シャワー浴びた彼女の髪を乾かした後だ。この娘達の髪のお手入れタイムは私の密かな生き甲斐だ。
「ありがとうございます……」
少し照れた様な声色が耳をくすぐる。この娘達の心地好さそうな様子を観ていると一日の疲れが吹き飛ぶ気持ちだ。
スズカの栗毛は大変さわり心地が良く、試しに一房を手で掬ってみると、まるで清水の様にサラサラと指の隙間から零れていく。
「それに引き替え私の髪は癖が強くて雨の日とか大変でねぇ~」
年々キューティクルを失っていく自分の髪を想う。セミロングを後ろでひっつめた黒髪は目立たないが結構痛んでいる。昔は念入りなケアをしていたが、ここ最近は仕事が充実し過ぎておざなりだ。この際ベリーショートに切ってしまおうかと思っている。
「……私はトレーナーさんの髪、好きです」
「ふふふ、お世辞でも嬉しいわ。でも大分痛んできたからねぇ~そろそろバッサリいっちゃおうかと……」
そう言ったとたんスズカが勢い良く立ち上がって此方に振り返った。スズカには珍しい膨れっ面だ。
「お世辞じゃないです」
そう言って面食らっている私の手からブラシを奪うと素早く私の背後に回り、グイグイと背中を押しさっきまで自分が座っていた椅子に私を強引に座らせた。
「ちょ、スズカ待っ──」
私が制止を言い終える前に、スズカは手際よく私のひっつみ髪をほどいてしまった。 - 25二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:38:47
(あ~……これはヤバイわ~…)
美容室以外で誰かに髪を梳いて貰うなんて何年ぶりだろうか?スズカの細く滑らかな指先とやわらかいブラシの毛先が心地好いマッサージの様に私の髪と一緒に疲れを解きほぐしていく。
初めは緊張していたのか少しぎこちなかったスズカのブラッシングも、今は機嫌の良い鼻歌が聴こえてくる。
(───響けファンファーレ届けゴールまで)
つられて私もスズカに合わせて鼻歌を歌う。
誰かに髪を梳いて貰う。ただそれだけの事なのに今はとても多幸感に包まれている。
(───輝く未来を君と見たいから)
「あーーっ!スズカさんばっかりズルいですー!私もソレやりたいです!」
賑やかなのがシャワーから帰ってきた。
「スペ先輩!今日は私からですよ!」
「オレだって相棒のブラッシングやってみてーよ!」
「おうおう、おめーら~トレーナーにブラッシングするのも順番だぜ~一人30分までな!!」
私はまだ当分嫁に行けそうに無い。
「禿げるわ!!!」
それもその筈、私は今とても幸せなのだ。 - 26二次元好きの匿名さん22/07/01(金) 23:58:39
台詞は無いけどマックもテイオーも勿論やるからスズカ抜いても3時間のブラッシング。毛根は死ぬ。
- 27二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 11:22:28
全員と仲良くするのいいな...カノープスも楽しそう
- 28二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 11:29:10
同性だからこそあまり意識せずに悩みを打ち明けられそうなのもいいな
このスピカ、それぞれ引退しても正月とかトレーナーの家に集まってパーティーとか開いてそう - 29二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 13:30:13
密かに想ってる男性トレーナーも多いが、チームメンバーのガードが堅くて近寄れない。
- 30二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 13:34:26
スペスズのファンアートに間違えてお母ちゃん呼びしたのがあったな
- 31二次元好きの匿名さん22/07/02(土) 22:03:18
ダスカにマジで気に入られてそう
- 32二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:43:06
独身だからほんとに狙う人多そうだな
- 33二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:23:09
ウオッカにママ呼びされちゃう?
- 34二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 11:30:25
このレスは削除されています
- 35二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 12:27:21
(タイム落ちてるな……)
たった今目の前を走り抜けていった教え子の背中を見送った後、手元のタイマーに視線を落とす。
落ちてると言っても僅かなもので、この程度その日の体調やコースのコンディションでも変わって来るのだ。──まぁ普段なら大して気にしない。
「シップ」
「あん?」
隣でルービックキューブを高速で回してるゴールドシップに声をかける。
「捕まえてきて」
「ガッテン!」
柄が完全にバラバラのルービックキューブを私に渡すとゴールドシップは機嫌良くコースに飛び込んで前を走る少女めがけて走り出りだした。
コースを流していた少女が異変に気付いて逃げようとしていたが気付いた時には既に遅く、ゴールドシップはあっという間に彼女を捕まえて肩に担いで戻ってきた。
「捕まえてきたぜ~」
「な、なんなんですの~!?」
「足触るわよ」
困惑と羞恥でジタバタする華奢な少女の尻に向かって宣言する。反射で飛んでくる少女の蹴り足を避けて足首を捕まえた。
「ト、トレーナーさんっ!?ちょ、ちょっと待っ…!?先に降ろして下さいまし!にゃっ!?」
素早くふくらはぎ、太ももを軽く揉む。途中彼女の可愛い声が聴こえたがお構いなしだ。
「……ふむ、シップ、ヘイ」
「ヘイパ~ス」
「だからなんなんですのー!?」
ゴールドシップが肩から少女を持ち上げるとヒョイっと私の腕の中に収めた。今の状態は所謂お姫様だっこというヤツだ。そこからは彼女は借りてきた猫みたいに大人しくなった。
軽く揺すってみて彼女の体重を感じる。肌のツヤ、瞳の潤み、毛並みを視る。そしてある結論を出して、抱き上げている少女の顔を見た。
「マックイーン、貴女またやってるわね……?」
メジロのお嬢様は可愛らしく目を反らした。 - 36二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 14:17:00
「……ネタは上がってんだ、もう自供っちまってラクになれよお嬢様よぉ?」
「私は無実ですわ!弁護士を呼んで下さいまし!!」
「フッ、気の強いお嬢様だ……でもよぉこれを見てもその態度が続けてられるのかねぇ……?」
コトリとテーブルの上に一枚の皿が置かれた。
「こ、これは……!トレーナーさん手作りモンブラン……!!!」
「クックックック……カロリー控え目ダゼェ~?」
「…ッ!結構ですわっ!生憎お腹が空いておりませんのっ!!!」
ぐううううううううう~~
「くぅ……!!!」
マックイーンの顔が羞恥に染まる。
「おやおや~~?マ~~ックちゃ~~ん?口ではそんなこと言ってても身体の方は正直だなぁ~~?ン~~?マ~~ックイ~~~ン??」
「屈さない………!絶対に屈しませんわ!!!」
マックイーンはゴールドシップを睨み付けてそう高らかに宣言した。
「めちゃんこ美味しいですわ~~~!!!!」
数分後そこにはモンブランを幸せそうに頬張るメジロのお嬢様の元気な姿が……! - 37二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 15:29:13
「だから無理な減量はダメだって言ったよね?」
「…………申し訳ございません」
耳をヘナっとさせて項垂れるメジロマックイーン。ゴールドシップとの茶番劇を終え、私が作ってきたモンブランで腹がくちくなった彼女の顔色は大分良くなっていた。
「その……最初はちゃんとトレーナーさんに頂いたレシピでカロリー計算もしてスウィーツも楽しんでおりました。決して食べ過ぎたりしないように、いえ、たまに計算を間違う事もございましたが、しっかりトレーニングをして体重も管理できて居たのですが、その、いつの間にか思うように減量が出来ておりませんでして……、少し自主練を増やしたりもしたのですが、体重が……その、減りませんでして……と申しますより、ちょっと増え始めまして、これはイケナイと一旦スウィーツを我慢していたのですが、それでも駄目で……今は食事量も減らしておりまして……何とか増量を食い止めていると申しますか……」
しどろもどろになりながらもマックイーンは自身が今に至るまで経緯を話す。その話を聞いて私は頭痛がする思いだった。
「そう言う事はすぐに相談しなさいって、これも言ったわね?」
ますます彼女は申し訳なさそうな顔で頷いた。
「………トレーナーさんに……………幻滅されるんじゃないかと……」
恥ずかしそうに申し訳なさそうに小声でそう言った。
「マックイーン、ちょっとこっちに来なさい」
怒られると思ってなのか、耳と顔を伏せたまま彼女はトボトボと私の座るソファーの前までやって来た。
私は座りながら、目の前に力無く立つ彼女の手を取った。
「よいしょっと」
「トレーナーさん!?」
私は彼女の手を引いて自分の膝の上に座らせた。目を丸くしたマックイーンがすぐに退こうとしたのでぎゅっと抱き締めて逃げないように捕まえた。
「ふっふっふ~良いではないか~♪」
最初は落ち着かないにかモゾモゾもがいてたが諦めたのかすぐに大人しくなった。猫みたいでかわいい。 - 38二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 16:00:54
「大きくなったね~マックイーン」
「……も、申し訳あり……」
「違~~う、成長してるねって事」
「……え」
「体重増加は筋肉の発達のせい、筋肉は脂肪より重いのよ?だから重たくなってるのは身体がウマ娘として仕上がって来てる証拠なの。とても喜ばしい事なのよ?」
「……じゃ、じゃあ私は……」
「貴女の悩みにすぐ気付いてあげられなくてごめんなさい」
「そんな!これは私が勝手に……!」
慌てて否定しようとするマックイーンの頬を両手で捕まえて目線を合わせる。プニプニと手のひらに吸い付くような彼女の頬をしばし楽しむ。
「ううん、私は貴女のトレーナーなの、貴女をちゃんと見ていれば気付けた筈よ。………でもね、私ってほんとダメダメなトレーナーだからね、こんな風に貴女から教えてくれないと解らない事が他にもきっと沢山あるわ」
「トレーナーさん……」
「だからもっと沢山貴女の事、教えてね?」
「……はい!お母様!!」
「誰がお母様じゃ!」
「…………ねぇねぇゴルシ~今日はトレーナー、マックイーンとイチャイチャする日なの?ボク胸焼けしてきたんだけど?」
「なんだ~?テイオーはヤキモチかぁ~~?何だったらアタイに甘えても良いのよ?(裏声)」
「ゲェ~いらなーい、あ、モンブランもう1個食べてもいい?」
「あ!私もおかわり欲しいです!」
「スペちゃん、さすがに太ってしまうわ……」
「トレーナーって私達も居るのに平気でベタベタしますよね」
「まぁそれが相棒のいいところなんじゃねーの?お前も結構ベタベタしてんだろ?」
「なによ!アンタもでしょ!」 - 39二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 17:26:48
次はテイオーかウオッカか
- 40二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 22:15:44
しゅき……
このトレーナーに彼氏さんができそうになったらみんな寂しかったりもするけど祝福してくれるんだろうな…… - 41二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 01:21:23
ダメ男に引っ掛かるタイプ
- 42二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 02:01:59
俺もマックちゃん膝に乗せて抱っこしたい
- 43二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 10:50:01
何気に無意識とは言えマックイーンの蹴りを避けて掴んでる
- 44二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 11:04:11
くちくなるって初めて聞いたわ…またひとつ賢くなってしまった…
- 45二次元好きの匿名さん22/07/04(月) 22:15:08
とても良き
- 46二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 01:54:27
その日のトレーニングを終えた夕暮れ時。私はトレーナー室の自分のデスクに向かい、チームメンバーのトレーニングプランとレースの申請書をまとめる為にカタカタとパソコンのキーボードを叩いていた。
「ねぇ~ねぇ~~~とれぇーなぁ~~~まだぁ~~?」
私の膝の上から声が聞こえる。
「誰かさんが邪魔しなければもうちょっと早く終わるかもね~」
「邪魔なんてしてないもんね~~。吾輩はこうやってタイカンを鍛えているのだ!」
今は何故かトウカイテイオーが私の膝を枕にしてじゃれ付いてきている。
私が今座っているのは、キャスター付きのよくあるオフィスチェアで、ソファーではない。
どうやってこの娘が私の膝を枕にしているかというと、もう一脚のキャスター付きチェアに座って横から頭を無理やり突っ込んできてるのだ。お尻のチェアと頭で器用にバランスを取っているが端から見てると危なっかしくて仕方がない。
しかし、”こういう日”は注意をしてもあまり効果が無い。手を変え品を変えこちらの気を引こうとしてくるので、ある程度はこうして放置している。
「トレーナー~、早くしないともう日が暮れちゃうよ~~?」
「私は遅くなるから他の子達と一緒に帰りなさいって言ったでしょう?」
「ぶー!今日はトレーナーと一緒に帰りたい気分なの!」
「一緒に帰るって、テイオーの寮とは反対方向だから校門まででしょうに」
「それでも一緒に帰りたいの~~、ハァ~、わっかんないかなぁ~?」
テイオーはやれやれと嘆息をする。この小生意気な態度も、理不尽な言動も愛おしくて仕方がない。しかし、だからと言って構ってばかりも居られない。今仕上げてる書類はこの子達の為にも急ぎ片付けないといけない物なのだ。 - 47二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 01:55:03
黙々と作業を続けていると、テイオーがもぞもぞと動き出したかと思えば、頭は膝の上のまま器用にチェアからお尻を降ろすと、グリグリと私の胸を下から頭で押し上げて登ってきた。
「ちょっとテイオー」
そのまま登ってきたテイオーはデスクと私の間に強引に割り込むと、満足そうに膝の上にちょこんと座った。
「じゃ~ま」
幾ら華奢な彼女でもこの状態じゃ流石に仕事が出来ない。
「ねぇトレーナー、ちょっと聞きたい事があるんだ」
無視して無理やり退けてもいいが、少し彼女の声のトーンが真面目なものになったのでそうしなかった。
「…答えたら邪魔せず大人しくしてるなら良いわよ?」
「あのね、この間のマックイーンの事なんだけど」
「おい」
私の言葉はスルーしてテイオーは話し出した。 - 48二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 12:23:29
トレーナーに対して甘えるみんな可愛い
- 49二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 17:04:42
ウオダスはトレーナーに着せる服でどっちが似合ってて可愛いかで揉めてそう
- 50二次元好きの匿名さん22/07/05(火) 17:26:26
そしてマルゼンスキーのセンスが一番近いという……
- 51二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 01:40:28
このトレーナー可愛いな
- 52二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 02:13:19
「あの時何でマックイーンが調子悪いことに気が付いたの?ボクなんて併走してたのに全然気付かなかったのに」
私は少し逡巡するように目を伏せてテイオーの質問に答えた。
「……実は私には超能力があって貴女達の事は何でもお見通しなのよ」
テイオーが驚いたように目を丸くするが、私のニヤニヤ顔に気付いてすぐに膨れっ面になった。
「もう!真面目に聞いてるのに!」
「あはは、ゴメンゴメン………まぁタネ明かしををするとね、最初に気付いたのは私じゃなくてゴールドシップよ」
「えぇ~?ゴルシがぁ~?」
「あの娘、私が何か見落としてる事があったりすると大体横で変なことしてるのよ」
「ゴルシはいつも変じゃん!」
「そんなこと……あるわね」
ゴールドシップのこれまでの変な行動を思い返して可笑しくて笑ってしまった。
「まぁでも、あの娘アレで皆の事大好きだからアナタ達のことよーく見てるわよ~?」
「だからって何でゴルシの謎行動でマックイーンの不調が解るのさ~?意味解んなよ~~!」
「まぁ私もあの娘との付き合い長いからねぇ~」
「むぅ、トレーナーってゴルシと仲良いよね、何て言うかツーカーの仲?って言うの?」
「言うほどツーカーじゃ無いわよ。あの娘の考えてることなんて未だに殆ど解んないわ」
「ホントに~~?」
「ホントにホントよ。……だから、テイオーもちゃんと言ってくれないと解らないわよ?」
「……」
テイオーは無言で自分の頭を私の下顎にグリグリ押し付けてきた。 - 53二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 03:15:23
「あのさトレーナー」
「なぁに?」
「………もしも、ボクが調子悪いの黙ってても、マックイーンの時みたいに気付いてくれる?」
「……そうねぇ」
「今言えることは、"気付けるように努力する"ってところかしらね」
そう言って私はテイオーの頭を優しく撫でた。
「そっか~……へへへ、そうだよね……」
少しだけ気落ちしたようにテイオーは薄く笑った。
私はチェアを引き、ちょこんと膝に座って居たテイオーを降ろす。
彼女はとくに抵抗することなく床に立ったので、私も隣に立ち上がった。 - 54二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 03:17:05
「……マックイーンにも言ったけど、私はそんなに凄いトレーナーじゃ無いから、……私一人じゃ気付けない事が沢山あるわ」
そう言いながら私は素早く入り口へ移動して、トレーナー室の扉を勢い良く開いた。
『ワッワッワ!!ギャー~~ー!!』
ドタドタとトレーナー室に6人のウマ娘達が雪崩れ込んできた。
「ちょっと!アンタが騒ぐからばれちゃったじゃない!」
「うるせーのはお前だっただろ!?おもてぇから早く降りろ!!」
「カァー!失礼ね!重くないわよ!」
「スペちゃん大丈夫?」
「あいたたた~…おでこぶつけましたぁ~~」
「みなさん、はしたないですわよ!」
「元はと言えば『テイオーの様子が変ですわ~心配ですわ~』って、マックイーンが言い出したんだけどな」
「わ、私、そんなこと言ってませんわ!」
「え~、マックイーンさん顔青くして言ってましたよね?」
「そうね。ふふふ、言ってたわね」
「まったく、アナタ達は……」
「ねぇ、テイオー。私一人じゃ気付けなくても、アナタを何時も見ている人が私以外にも"6人"も居るの。………黙ってるぐらいじゃ隠し通せないわよ?」
ポカンとした顔で、雪崩れ込んできた自分のチームメイトの顔を見つめるテイオーの頬が、みるみる紅くなっていく。
「も、もおおーー!ボクがバカみたいじゃん!ああもう恥ずかしいいなぁーーー!!」 - 55二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 11:12:14
あげ
- 56二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 20:32:38
♀トレだとどうしても百合方面へ行ってしまうスレが多いからこういうファミリー系は俺に嬉しい
- 57二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 20:39:20
この後皆でファミレス行くんだよねトレーナーのおごりで
- 58二次元好きの匿名さん22/07/06(水) 20:40:16
フルボイス余裕だった… というよりきっとアニメこのシーンがあったに違いない
- 59二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 01:29:16
微笑ましくて好き
- 60二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 12:40:36
- 61二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 13:12:19
- 62二次元好きの匿名さん22/07/07(木) 23:42:55
結婚相手がふさわしいかのチェックやろうなぁ...
- 63二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 01:41:14
トレーナー、たづなさん、理子ちゃん、たまに桐生院で女子会やって
トレーニングプランの意見交換や情報共有、今後の出走レースの方針であるとかの真面目な話から
理想の男性像や結婚相手、トレセンのイケてる男性トレーナーの話題なんかで盛り上がって欲しい。
最終的にはそれぞれ自チームメンバーののろけ話をして、少量のお酒でベロンベロンになる理子ちゃんを甘えさせたり号泣させたりタクシーで自宅に送り届けたりして欲しい。 - 64二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:03:05
この子達卒業する時トレーナーにめっちゃ泣きついてそう
- 65二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 19:50:30
一緒に住んでるかもしれん