- 1二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:46:21
- 2二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:46:51
立て乙
- 3二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:47:34
- 4二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:47:45
よくやった若い海兵
- 5二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:47:46
立て乙
タイシン「いい感じの棒?何言ってんの……?」
ハヤヒデ「ただのその辺の棒に"いい感じ"とかあるのか?」
チケット「えーーーーーッ!!?」 - 6二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:49:09
- 7二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:50:41
ウマ娘族を見下しまくったホーディには痛烈な皮肉だったな
- 8二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:51:44
BNW新兵時代のSS投下します。
- 9二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:52:05
かませぇ
- 10二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:52:22
「奇数、掛かれ!」
轟としたゼファーの号令が響き渡り、互いに向き合った新兵達が一斉に組み合う。
奇数番号のゼッケンを付けた新兵が攻め手、偶数の新兵が守り手となり、
攻め手は体術によって守り手を組み伏せ、守り手は攻め手から逃れる。
百組の新兵が掴み合いとなる中、ゼファーは冷静に一人ひとりを眺めていた。
「ゔわああああ゙あ゙ぁ゙ぁ゙!!!!」
絶叫を上げるウマ娘が一人、ウイニングチケットが新兵に体当たりを仕掛けた。
小柄なチケットより頭三つ大きな新兵は捌き切れず、思いっきり地面に倒れる。
「や、やったぁ! ……あれ、これからどうすればいいんだろ?」
「チケット、押さえろ! って、なんでヤラれたおれが指示するんだ!」
「あ、そっかー。ヘヘッ、ありがとー」
大男の新兵が巨躯を振り上げてチケットの抑え込みに抵抗を見せるも、
チケットは細腕ながらも悠々と大男の両肩を掴み、その動きを制してしまう。
「チッ、すばしっこいウマ娘め! どうだ、この!」
一方、痩躯の新兵は器用な身のこなしでビワハヤヒデを追い詰めるが、
ハヤヒデは伸びる腕を捌き、肩や腰を押し退けては一定の距離を保ち続ける。
「詰めが甘いぞ。無駄に動いても体力を浪費するだけだ」
「……読みが速ぇのか。大したアタマの回転じゃねぇか、ハヤヒデ」
「誰のアタマがデカいって!?」
冷静な指摘から一転、カッとなったハヤヒデの足捌きによって攻め手の新兵が転倒する。
二人の新兵ウマ娘の見事な身体捌きを、ゼファーはじっと見守っていた。 - 11二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:53:01
「(直感と体幹のバネに優れたウイニングチケット、
冷静な観察眼を基にした先読みに優れたビワハヤヒデ、
――――伸びるな。Tボーンとオニグモ、アイツらの新米時代に似ている)」
自らが鍛え上げ、今では将官にまで昇進したかつての教え子を想起しながら、
ゼファーはまた一人、自身が受け持つウマ娘の一人へと視線を向ける。
「よりにもよって、コイツと組む羽目になるとは……!」
「……まだやる気?」
癖毛の新兵はナリタタイシンの腕を掴むが、その掌は悉く弾かれる。
“バシバシの実”、食べた者はあらゆる物体を弾く“反射人間”となる。
まるで同極の磁石が付かないように、二人の距離は保たれたままだった。
「そこまで! ――――全員、整列!
ビワハヤヒデ、ウイニングチケット、見事な身体捌きだ。これからも切磋琢磨しろ!」
「う、わ゙ぁ゙ぁ゙、ゼファー教官に褒められだよぉぉ!!!」
「止せ、チケット。――――ありがとうございます!」
規律正しい整列を見せる新兵を前に、ゼファーが低い声色で奨励を発する。
過剰な感激を見せるチケットを咎めるハヤヒデだが、微かに揺れる尻尾は喜びを隠しきれない。
「だが、ビワハヤヒデ! 守り手の番にも関わらず、最後の足払いは明らかな攻撃だ。
ウイニングチケット、転ばせただけで安心するな! ナリタタイシンと合わせて、
三人とも用具片付けに残れ! 他の者は夕食まで寮にて待機、解散!」
「え゙え゙ぇー、そんなぁー!」 「む、冷静さを欠いたか……」 「なんであたしまで……」
露骨にガッカリするチケット、自省するハヤヒデ、不服そうなタイシン。
各々の気持ちは様々だが、ゼファーの指示に従い教練に使用した機材を台車に乗せ始める。
ぶつくさと文句を呟くタイシンの傍に、癖毛の新兵がニヤついた表情で近づいてきた。 - 12二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:53:39
「流石はゼファー教官だ。何事にも平等でいらっしゃる。
ナマけた鍛錬で貧相な身体。努力もせずに悪魔の実を喰ったところで、
あの人の目はゴマカせないのさ。――――ウマは道具引きがお似合いだ」
「その貧相な身体を押し崩せなかった癖に、悪口なら届くと思ってるわけ?」
タイシンが睨みを利かせ、新兵と睨み合いになるが、割って入ったのはゼファーだった。
巨躯が醸し出す威圧的な雰囲気を前に、二人はたじろいた。
「ウィルソン、待機だ。俺がいいと言うまで、そこに立っていろ」
「は、はい! ゼファー教官!」
「不満そうだな、ナリタタイシン。今回の鍛錬は満足だったか?」
「別に。……ですが、一度も崩されずに守り手の役割を務めました」
仏頂面で返答をしたタイシンにゼファーは巾着袋を放り渡した。
反射的に受け取ったタイシンだが、その両脚が崩れ、地面へとへたり込んでしまう。
「海に嫌われた能力者の動きを封じる鉱石。“海楼石”と呼ばれる石だ。
能力にかまけた者を狩る手段は、この海にはいくらでもある」
「――――ッ! あたしは、かまけてなんか……」
「だが、ウィルソンに腕を掴まれたな。優れた能力には隙が生まれる」
タイシンは何も言い返せず、ゼファーを見上げるしか出来なかった。
タイシンから巾着を回収したゼファーは、ウィルソンに向き直る。
「ウィルソン、寮への帰還に反した罰だ。今夜、おれの部屋に来い」
「は、はい! ゼファー教官、身に余る光栄であります!」
妙にもじもじとし、両目を輝かせた新兵を訝し気に眺めるゼファーだった。 - 13二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:54:49
消灯時間を過ぎた教練場には砂を蹴る音と荒い息遣いが微かに響いていた。
ドラム缶を脇に抱えたゼファーは、新兵と共に物陰から覗く。教練場を駆けるのはタイシンだった。
「アイツ、とっくに消灯時間は過ぎてるのに……」
「毎晩だ。何故、ナリタタイシンが夜中に走っているか解るか?」
「ウマ娘は走るのが好きなんでしょうかね。島でレースとやらをやってると聞きました」
「あいつの嗜好はともかく、レースは関係ないだろうな」
反射を交えた蹴り脚が舞い上げる砂塊はスコップで掘り上げたような量だ。
ゼファーはドラム缶を脇に抱えたまま、何も知らぬウィルソンに言葉を繋げる。
「ウマ娘にとって悪魔の実とは、継承した技から背いたドーピングだ。
実を食したら最後、諸島のレースへの出走資格を喪失し、二度と人前では競えない」
ゼファーの発言にウィルソンは絶句した。ウマ娘のレース文化は耳にしている。
ならば、種族の文化を投げ打ってまで悪魔の実を食すなど、常識では考えられない。
瞬間、タイシンの矮躯が跳ねる。反射を利用した急加速によって、弾丸のように飛び出した。
「海軍に入隊した以上、その力は海を守る正義の為に振るわれる。
ウィルソン。俺は革命家じゃない、お前のウマ娘に対する蔑視を正す手段は持っていない」
瞬く間に小さくなったタイシンの背中は夜闇に溶け、ウィルソンはその姿を見失った。
ゼファーの冷たい声が耳を流れた。協調性の欠片もない、悪魔の実に胡坐を掻いた女だと思っていた。
だが、星明りが微かに見せる少女の横顔は、獲物を狙う猟犬のように険しく、美しかった。 - 14二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:55:25
「だが、カモメの下に正義を掲げる以上、生まれがどうだろうとお前の仲間だ。
ましてや同じ釜の飯を食う同期。一度くらいはまっさらな目で見てやれ」
ウィルソンの首肯を確認したゼファーは、彼に帰寮を命じると足早に教練場へ向かう。
砂地に倒れ伏したタイシンが荒い息を上げ、両脚を震わせながら立ち上がろうとする。
「悪魔の実のトレーニングか?」
「ハァ……ハァ……そう、……です……」
視線を背けるタイシンにゼファーが問うと、タイシンはよろよろと立ち上がる。
そして、月明かりに照らされたゼファーを見上げると、据えた両目を向けた。
「“バシバシの実”、どこで食ったかは知らないが、反発の反動は能力者に返る。
疲労が蓄積されたままなら直に両脚を壊し、二度と立ち上がれなくなるだろうな」
「うる、さい……。能力にかまけて、雑なトレーニングをしてる、って言うつもり……?」
「そうだ。同期からバカにされての下らない意地で、夜間の無断外出を続けている。
脚に疲労を残すから、健脚自慢のウマ娘でありながら、ウィルソンに腕を掴まれるのだ」
ゼファーの冷静な教授を前に、タイシンは何も言い返せずに言葉を詰まらせた。
軋る奥歯が砂粒を噛み砕き、タイシンは苛立ったように声を荒げた。
「どうせ、中将も大将も悪魔の実喰ってるんでしょ!
デカい図体で上から見下ろして、知った風な口利きやがって!」
「タイシン!」
名を呼ぶ声と共に、二人の間に疾風が流れ込む。駆け付けたのは寝間着姿のチケットとハヤヒデだった。
二人はタイシンを庇うようにゼファーの前に立ち、深々と頭を下げる。 - 15二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:55:56
「同部屋の同期ですが、タイシンの夜間外出を黙認していました。
ゼファー教官。罰を与えるなら、私も連帯責任です」
「わ、わだじも、タイシンのこと、何も出来なかったがら……
だがら、私も悪いんです!!! ゼファー教官!!!」
鼻水を流しながら号泣するチケット、尻尾を震わせながら冷静さを繕うハヤヒデ。
タイシンは震えながら立ち上がり、二人の両肩に手を置き、引き剥がそうとする。
「うるっさい! あたしが勝手にやったんだから、全部あたしが」
「バカ共が! お前ら三人、教官に抗弁するつもりか!」
ゼファーの唸り声に全員が身を竦ませ、恐る恐る強面を見上げた。
しかし、その顔は怒りに歪まず、口角を吊り上げた破顔には清々しささえ見えた。
「お前ら三人、一からやり直しだぁ! 明日から夕飯の後、キッチリ鍛え直してやる。
いいか! 今日から夜間のトレーニングは絶対禁止、解ったら戻ってさっさと寝ろ!」
「は、はい!」
三人は反射的に敬礼を返し、ゼファーは脇に抱えたドラム缶を教練場に置いた。
「それと、用具が一つ残っていた。中身を空にして、倉庫にしまっておけ」
それだけ言い残したゼファーは、大きな背中を翻して教練場を去っていった。
チケットはドラム缶を抱え上げようとするが、その冷たさにビックリして両手を離した。
「わ! これ、すっごく冷たぁい!」
「イヤがらせのつもり?」
未だに不機嫌そうなタイシンが睨み目を利かせ、ハヤヒデがドラム缶の蓋を開ける。
中身を覗いたハヤヒデは、得心した顔を浮かべてタイシンを呼び寄せる。 - 16二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:56:28
「氷とコーラ瓶だ。……タイシン、ゼファー教官は君の為を思って、用意したのだろう」
「ふつー、コーラ一本冷やすのに、こんな大掛かりな用意してくる?」
「アイシングだ。筋肉痛を緩和する為に、氷で幹部を冷やす応急処置だと、聞いたことがある。
この量……。両脚を丸ごと冷やすには十分な量だ。そして、そのコーラは」
しばらく躊躇っていたタイシンだが、やがてドラム缶の中に身体を乗り込ませる。
両脚に宿った熱は氷によって冷やされ、一応とばかりにコーラ瓶の栓を開ける。
「何これ? ……炭酸抜けてない?」
「炭酸抜きコーラか。大したものだ」
炭酸を抜いたコーラが疲労回復に最適だと熱弁するハヤヒデを他所に、
チケットはタイシンへと近寄り、満面の笑顔を向けていた。
「良かっだぁ、私達もお咎めなしだったし、
ゼファー教官の個別指導を受けられるなんて、本当に良かったよぉー」
「……しごき倒して海兵を除隊させるつもりじゃない?」
「そ、そんなごとないよお゙お゙ぉ゙ぉ゙!!!」
絶叫するチケット、未だ終わらぬ炭酸抜きコーラの蘊蓄を語り続けるハヤヒデ。
タイシンは両脚を氷に漬からせたまま、未だ冷めぬ熱気が身体を包んでいた。
「ねぇ、……あたしはこの世界がムカつく。
生まれだけで差別して、見た目だけでバカにして、
それが当たり前みたいな世の中にウンザリしてる」
困惑顔を浮かべるチケット、同調を示すように癖毛を振って頷くハヤヒデ。
小さな身に宿る闘志を吐き上げるように、タイシンは衒いを振り払って声を発した。
「だから、……明日から、あたし達忙しくなるよ」 - 17二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:58:16
士官学校を卒業した三人にとって、初めての海戦は“西の海”でのギャング討伐だった。
“紅墨のバカルター”、西の五大ファミリーから絶縁された彼は出航を余儀なくされるも、
500を超える船員を率いるカリスマと、それを裏付ける実力は健在であった。
「単騎駆けで首級狙いかぁ? 小せぇ娘っ子に何が出来る?」
血飛沫が舞い上がり、立ち昇る硝煙が尽きぬ中、タイシンは甲板を駆ける。
バカルターは巨大な飾り椅子を振り回し、タイシン目掛けて打ち振るった。
「反発からの再加速、重力も気圧も、あたしを遮るのは許さない――――」
眼前で弾いた椅子の質量も、矮躯を縛る重力も、身を押し沈める気圧さえも、
今のナリタタイシンにとって、その全てが追い風となり、右掌を加速させる。
真空が血液を沸騰させ、蹴り脚は地に触れることさえ敵ず、止まることは許されない。
直線一気の末脚、身一つを弾丸をする渾身の一撃こそ、かの教官と身に付けた自己流の奥義。
「“皐月掌・罪報(ネメシス)”ゥゥゥ――――!!!」
花びらのように小さな掌がバカルターの胸板に押し込まれ、
瞬間、爆ぜた衝撃は巨躯を吹き飛ばし、海賊船のマストへと激突した。
「バカルター頭領がヤラれた! 全員、あのウマ娘を逃がすな!」
交戦中の副官が絶叫にも似た命令を発するも、既に応える部下はいない。
副官もまた、チケットの優駿脚によって吹っ飛ばされ、二人仲良くマストの根本に沈んだ。
「ハァ……ハァ……」 「か、頭ぁー!」
その後、海軍内では将来有望とされる三人の頭文字を取り、“BNW”と呼ばれるようになり、
ゼファーの縁あって三大将の下に就いた彼女達は、かの頂上決戦にて、――――そして“悲劇”において、大きな活躍をする。 - 18二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 18:59:58
- 19二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:01:08
- 20二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:01:21
- 21二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:02:33
- 22二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:03:03
- 23二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:08:33
- 24二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:09:06
- 25二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:10:42
- 26二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:11:17
- 27二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:11:34
前まではキッチンとか料理関係だけど、馬系にするとすごく不吉なのね
- 28二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:12:11
- 29二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:12:29
悪魔風脚・馬肉(シュヴァル)ショット てのはあったけど本人がエグいなって言ってたまあ正直馬がいる世界だから問題ない気もするけど
- 30二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:12:49
羊肉ショットのノリで言いたくなるけど、馬肉って英語でホースミートなのよね
- 31二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:13:38
- 32二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:13:49
というかサンジのキャラ的にウマ娘の前で馬肉とか使わないんじゃねえかな
- 33二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:14:02
馬を使った料理と言えば鞍下に挟んだ肉を柔らかくした「タルタルステーキ」だから、
DIOと承太郎に挟まったロード―ローラーよろしく、打ち上げるフクキタルのラッシュと、
空中のサンジの蹴りのラッシュで挟み撃ちにする「縁起料理・タルタルシュート」とかかな - 34二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:14:38
- 35二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:14:53
- 36二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:15:27
- 37二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:15:39
アンチマナーキックコースとかもあるな
アラバスタでバナナワニを蹴り上げた技 - 38二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:16:13
- 39二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:16:20
斜行シュートとか?
- 40二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:16:48
俺もよく分かんねぇけどウマ娘への愛情とかそういうので作った炎がウマ娘の形になるとか……?
- 41二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:17:05
- 42二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:17:33
サンジとの合体技は1スレ目でアルメ・ド・レールコントレイル(空軍航跡雲)シュートってのが出てるね
- 43二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:18:35
末脚や一完歩みたいな競馬用語だとウマ娘の基本技と被るけど、
万馬券みたいなギャンブル用語由来だと、ウマ娘はルーツとして使わないから、
ゾロの技として使うなら、その辺りの当て字が良さそうだな
(三連単、総流し、一本被りはだいぶ技っぽく使えそう)
ウソップなら「大金星」、ナミなら「重バ場注意」、
チョッパーなら前に出てたサクラスターオーが格好良かったな - 44二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:18:36
- 45二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:18:36
- 46二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:20:45
ワンピの技名は以外とガバよカッコよければええんや
- 47二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:20:48
- 48二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:21:22
- 49二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:22:26
>>41 じゃあ、まず、私の記憶にあるウオッカの悪魔の実の説明から
○ウオッカ "カンカンの実"のやかんウマムスメ
火にかけた"やかん"のように体温を上昇させることができる。
体温の上昇幅はウオッカのやる気に比例する。
平常状態では100℃を少し超える程度だが、
テンションが上がったり興奮するなどして
ヒートアップすると、最大1500℃付近まで上昇することも。
これだけではアツアツの実の下位互換だが、
カンカンの実の真骨頂は以下の二つ。
・体内に多量の水分を蓄えることができる
・蓄えた水分を自在に放出できる
カンカンの実の能力者は、限度はあるが多量に水分を摂取することができ、
摂取した水分を長期間蓄えることができる。
水分を蓄えたカンカンの実の能力者は最大で数年間、水分を一切摂取せずとも生存できる。
水分を補給すると体力を回復することができ、力がみなぎる。
蓄えた水分は、能力者の体中から自在に放出することができる。
ヒートアップすると蓄えた水分は熱湯に変わり、体中から蒸気が上り立つ。その際放たれる水分は熱湯に変わる。
弱点は、蓄えた水分が枯渇する(喉が渇く)と水が放出できなくなることと、
喉が渇いているときに体の温度を上昇させるとオーバーヒート(空焚き)して危険な状態になること。
ウオッカは独自の能力研究により、麦を原料とした食品を摂取すると、
麦の成分と液体を反応させ麦茶を生成することができるようになった。
ドライブ海賊団が所有する水上バイクは、彼女が生成する麦茶を燃料として動く。
- 50二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:23:17
- 51二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:25:03
こっからウオッカの軌跡を書きます。
ワンピース本編合流前はダイジェストで、本編合流後から頂上戦争まではSSを2つ書いてみました。
じゃあ、行きます。
○ウオッカの軌跡1(ワンピース本編合流まで)
①幼いころダイワスカーレット(以下スカーレット)と共にウマ攫いに襲われる。
窮地を救ってくれたのがシンボリルドルフ。
彼女が覇王色を放つときの勇壮な姿に憧れ、覇王色によってヒリ付く肌の感覚をずっと覚えている。
②スカーレットと共にスカーレットの父、モルモット中佐が勤務する支部に遊びに行った時、
保管されていたカンカンの実を食べてしまい、やかんウマムスメになってしまう。
③バイク好きに目覚め、スカーレットの母アグネスタキオンに作ってもらった、
カンカンの実で生成した麦茶を燃料とする水上バイクでトレセン諸島を駆け巡る。
④彼女のバイク捌きに目をつけた、足を怪我して走れなくなったウマ娘や
レースで芽を出すことができなかったウマ娘が、"速さ"を求めてウオッカと共に水上レースを始めた。
- 52二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:25:45
⑤次第に仲間が増えていき、バイクが足りなくなってしまった。そんな折、トレセン諸島にウマ攫いがやってきた。
ルドルフやオペラオーに憧れていたウオッカは、彼らのマネをするかのようにウマ攫いの船に単身乗り込み、
彼らを打ち倒してしまう。ウマ攫いはウオッカを海賊だと勘違いしたのか、宝を積載した船を残して去っていった。
戦利品を手に入れたしたウオッカは、トレセン諸島で様々な製品を製造、開発している企業"light-sports"に依頼して
タキオンが制作したバイクを量産してもらうことに。
また、接収した巨大な宝船をたくさんのバイクを積載できる立体駐車場のような船に改造し、"ブルー・ラグーン号"と名付けた。
⑥ウオッカがウマ攫いを撃退して数日後、海兵となっていたスカーレットがトレセン諸島へ来訪し、血相を変えてウオッカに迫った。
実は、ウオッカが撃退したウマ攫いは天竜人の一団で、ウオッカは知らずして天竜人を攻撃した大罪人になってしまっていた。
高額の懸賞金がつけられたウオッカは、これを機にバイク仲間と海賊団を旗揚げし、総長の座に就いた。
ドライブ海賊団総長のウオッカの勝負服の背に縫い付けられた"怒羅韋武"の刺繍は、海軍本部大佐であるスカーレットが背負う"正義"を
かっこいいと思ったウオッカが自ら仕立てたもの。
以来、逃げるウオッカと、天竜人に狙われているウオッカを"安全な場所"へ捕らえるためにウオッカを追いかけるスカーレットの構図が出来上がった。
- 53二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:26:28
⑦ドライブ海賊団は、速さを追い求めるウマ娘だけではなく、速さに憑りつかれた人間や他種族も合流し、団員数百人にもなる走り屋集団へと成長した。
彼らはブルー・ラグーン号に乗り、彼らの間で"峠"と呼ぶレーススポットへと赴くと気の向くままバイクを走らせた。
彼らの航行範囲はグランドライン前半の海全域に及び、彼らの噂を聞いた走り屋達が合流してさらなる大規模組織へと成長を遂げた。
⑧強者を多数そろえるドライブ海賊団にはグランドライン前半の海で敵う存在はおらず、彼らに襲い来る海賊や賞金稼ぎを次々と打ち倒していった。
ウオッカは、打ち倒した海賊たちも気軽にレースに誘い、その中で"速さ"の味を知った者はドライブ海賊団に参加した。
- 54二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:27:08
⑨ドライブ海賊団のシマで彼らに敵うとすれば、海軍の"勇者"アグネスデジタル中将と、その部下である気鋭の海軍大佐、
六式使いダイワスカーレットの部隊くらいだ。スカーレット隊はドライブ海賊団担当として、彼らの動向を常に見張っている。
ドライブ海賊団とスカーレット隊はいくつか小競り合いをした後、ついにグランドライン前半のチューリップ島近海で大規模な抗争を巻き起こした。
最初はスカーレット隊が優勢だったが、瞬発力がウリのドライブ海賊団が最後に優位に立ち、
ウオッカがタイマンでスカーレットを下すと、そのままドライブ海賊団はスカーレット隊を振り切り戦域から逃げおおせた。
⑩チューリップ島近海の抗争からわずか一月後、ドラム王国近海で第二次抗争が勃発した。
傷の癒えたスカーレット隊がレースに興じていたドライブ海賊団を強襲。
戦闘は終始スカーレット隊の優位に進み、最終的にウオッカがチームメンバーを逃がすために一人シンガリを務め、
スカーレット隊に囲まれながらもスカーレットと再びタイマンを張った。
この時はウオッカの瞬発力を発揮させなかったスカーレットが勝利を収め、捕縛されたウオッカはインペルダウンのレベル5に連行された。 - 55二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:28:32
ここまでがワンピース本編合流前で、ここから合流後になります。
○ウオッカの軌跡2(ワンピース本編合流・インペルダウン編)
①ウオッカがインペルダウンのレベル5に捕らえられて一年後……。ウオッカは牢名主になっていた。
極寒の地でありながらほんのりと温かいウオッカの周囲に同牢の囚人が集まり、レベル5でありながら比較的快適な生活を送っていた。
時折、ウオッカを牢屋へと送り込んだ宿敵スカーレットが面会にやってくる。スカーレットは未だにドライブ海賊団の担当をしているようで、
初代総長の意思を継ぎ、相変わらずバイクレースに興じる彼らに頭を悩ませているようだった。そのスカーレットも、ここ二か月程顔を見せていない。
「あいつら、おれがいなくてもよくやってるみたいだな……」
「あー、しっかし、ここはなんとも、ツマラねぇなあ。景色も雪だらけで代り映えしねぇしよ……」
速さを追い求める彼女にとって、ここは刺激が乏しく退屈な場所だった。しかし、一人で脱獄なんてできるはずもなく、時間は無為に過ぎ去っていった。
- 56二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:29:41
②ある日、ウオッカらの牢の前に、"死体"をソリに乗せて進む、血だらけの男が現れた。
「おいおい、ここらは軍隊ウルフの巣だぜ……。あいつ、ヤバいんじゃねえか?」
ウオッカの心配通り、男は軍隊ウルフの集団に襲われた。なるほど、レベル5まで来ただけのことはある。男は独自の武術を駆使して
凶悪な魔獣にある程度善戦してみせた。しかし、極寒の環境と、群れで襲い来る軍隊ウルフに押され、男の命はもはや風前の灯火であった。
「……しょうがねぇなぁ。おれが……ん?」
おもむろに立ち上がったウオッカ。その時だった――。
「・・・お前らボンちゃんに・・何してんだ!!離れろォォォ!!!!」
つい先ほどまでソリの中に横たわっていた"死体"が突然起き上がり軍隊ウルフのうち一匹に噛みつくと、
瀕死の体からは考えられないほどの大声で激昂し、軍隊ウルフたちがバタバタと倒れていった。
――覇王色の覇気。ウオッカは、"あの日"感じた肌のヒリ付きと共に、心の奥にふつふつと湧きあがるものを感じた。
- 57二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:30:44
③その後、ワイングラスを携えたファンクな恰好をした男が倒れた二人を茂みの向こうへと連れ去ったが、
ウオッカの思考は先ほど覇王色を発した男のことでいっぱいになり、しばらくその場に立ちすくんでいた。
「へぇ。覇王色の覇気ですかい……なんだってそれほどの男がこんなところに……。……お嬢?どうしたんですかい?」
「……ああ、あの時の感覚だ……。肌がヒリつく感覚……。一度だって忘れたことなんてないよ……」
「……よし、決めた。おれ、おれ……あいつに会いに行く!」
「え――」
しばらく立ちすくんでいたウオッカは、心に湧きあがった燃え滾る感情を一気に爆発させた。それに伴いウオッカの体温が爆発的に上昇し、
ウオッカが自身の水で作っていた氷の手枷と、牢屋内と牢屋の周囲に張り付いていた氷や雪は一瞬にして蒸発した。
「カンカンの……"斬六斧"(ギャロップ)!!」
両手で構えた虎ひしぎから放たれた10の水流による斬撃は格子の周囲の壁を切り刻み、
ウオッカが格子を蹴とばすと、格子は勢いよく吹き飛んでいった。
「行くぞ、お前ら!おれについてこい!」
「お、お嬢、待ってください、お嬢!……うう、さぶっ。……ま、待ってくださいよー」
ウオッカとその取り巻き達は、勢いよく牢屋から飛び出した。
未だ泡を吹き倒れている軍隊ウルフを尻目に、彼らが消えた茂みへと駆け込んだ。
「あいつら、どこに……。!?うわーっ!お、落ちる~!」
彼らが分け入った茂みの中には、ぽっかりと穴が開いており、勢いよく足を踏み外したウオッカと囚人達は深い穴へと落ちていった。
- 58二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:31:43
④「うおおっ!く、くそっ!"カンカン"!!」
ウオッカは、着地点にあった窪みに熱湯を打ち込んだ。溜まった水は子ども用プール程度の水位にしかならなかったが、ないよりはましだった。
「……まったく。今日は珍しい"客"がたくさん来チャブルねェ!!」
バッシャーンと勢いよく着水した彼らの前に、顔が体高の半分ほどを占める大男?が現れた。
「……げほ、げほ。なんだ、あんたは……。でっけえカオしやがって……」
「その通ーり!ヴァターシはここの"顔役"さ!!ヴァナタ、ドライブ海賊団のウオッカガールね。"囚人の楽園"へようこそッ!ヒーハー!!!」
顔の大きなオカマ、エンポリオ・イワンコフが叫ぶと、空間全体の明かりが一斉に灯り、たくさんのニューカマーがウオッカ達を出迎えた。
「……すげェ。ったく、今日は驚いてばっかだぜ……。そ、そうだ!あの男!覇王色の男はどこだ?ここにいるんだよな!?」
「覇王色?うーん。……まァ、ウオッカガールが探している男はいるにはいるッチャブルが……。あの男、麦わらのルフィは……もう助からないよ」
「え!?ど、どうして!?」
- 59二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:32:29
⑤イワンコフは、ウオッカにルフィの現状を説明した。彼らが行おうとしている地獄の"荒療治"の話も……。
「……う。そんな、そんなことって……」
あまりの凄惨な治療方法に絶句するウオッカ。そして、死の淵にいるルフィに対し、ホルホルの実による荒療治が始まった。
「あいつ……死ぬのかなぁ。おれが憧れた……"覇王色"をもつヤツが……こんなところで……」
はじめは落ち込んでいたウオッカだったが、ルフィが何度も死に目を乗り越える姿をみて、
「……いや、死なねぇよ。"あの時"と同じように、おれをヒリ付かせたあいつが、ここで死ぬわけねぇだろ!」
と思うようになっていった。それから数日が経ち、ついに――
「メ~~~~~~~シィ~~~~~ッ!!!!」
という咆哮とともに、ルフィが復活した。
- 60二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:33:08
⑥「……すげえ。スゲェよ!なんていうか、言葉が思いつかねぇけど!とにかくすげェ!!」
ウオッカは、あまりの衝撃と感動で少なくなった語彙と垂れ下がる鼻血を引っさげ、ルフィと初めて対面した。
「ん……おう、おまえウマムスメ族か?ここじゃあ初めてみたな~。……ハナ血たれてんぞ、大丈夫か?」
「あ、あの、ルフィさん……。ハジメまして、おれ、ウオッカ……っていいます」
「おう、よろしくな。……ん?まだなんかあんのか?」
「……ルフィさん。いや、"ルフィパイセン"!おれ、おれ。今からパイセンの舎弟になります!!ヨロシクお願いしゃす!!」
「え、ええ~~~~~~~!!?」
興奮で体温が上昇し、鼻から赤い蒸気を吹き上げながら、ウオッカはルフィの舎弟になることを高らかに宣言した。
ルフィに心酔したウオッカは、ルフィの助けになるべく、ルフィと共にインペルダウンから脱獄することを決心した。
ルフィ達がエースを救いにレベル6に行っている間、ウオッカは、同牢の囚人達やニューカマー達と共に、
ルフィの脱出路を切り開くべく行動を開始した。
幾度かの苦闘の末、地獄の看守長マゼランの追撃を振り払い、彼らは難攻不落のインペルダウンから脱獄せしめた。
- 61二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:34:14
次が頂上戦争編です。
○ウオッカの軌跡3(ワンピース本編合流・頂上戦争編)
①頂上戦争に参加したウオッカは、かっこいいという理由から三大将に麦茶をぶっかけるという暴挙に出た。
だが、赤犬と青キジには何の効果もなく、黄猿からは光速の蹴りをお見舞いされ吹き飛ばされてしまった。
「やべェ!、このままじゃ……!!」
このままではマリンフォードから弾き飛ばされて海へ落ちてしまう。ウオッカは咄嗟に近くにあった"重し"を掴んだ。
重しを得たことで速度が減衰し、ぎりぎりではあったが、島の端で止まることに成功した。
「はぁ、はぁ……。ふぃ~、あぶなかったァ……。って、げぇ~~!!ス、スカーレット!?」
「う、くっ……。いったい、なんなのよぉ~。って、ウオッカ!?どうしてここにいるの!?」
ウオッカが咄嗟に掴んだ"重し"とは、白ひげ海賊団と交戦中のスカーレット大佐のことだった。
- 62二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:35:18
②「あんた!あのままインペルダウンにいれば安全だったのに!!わ、わたしも、時々会いに行ってたのに……。なんで、なんで出てきちゃったのよ!!」
「ふんっ!!誰が何と言おうと、おれはおれのやりたいことをするだけさ!!そう、ルフィパイセンが、パイセンの兄貴を救う手伝いをな!!」
「む、麦わらのルフィ!?……いい、ウオッカ、麦わらのルフィっていうのは、超々凶悪犯なのよ!
あなた、ソイツが今までに何をしでかしたか知ってるの!?危ない人についていっちゃあいけません!!」
「お、おれを子ども扱いすんじゃねえよ!」
ウオッカとスカーレット、久々の邂逅だったが、開口一番、激しい言い争いを繰り広げた。
「ああ、もう!何をいっても聞かん坊なんだから!このおたんこにんじん!!……いいわ、もう一度、アタシがあなたを捕まえてやる!!」
「……いいぜ!やってみな!!次こそは、勝つのはおれだぁ!!」
「剃・蹴火掌(ソル・シュウカショウ)!!」「蒸昇・統響結駿(スチィィーム・トウキョウユウシュン)!!」
二人の戦いは壮絶を極めた。ウオッカが得意のカンカンの技を放つと、六式を使いこなすスカーレットが水流をいなし、
体中から蒸気を発し赤熱するウオッカに飛ぶ指銃や嵐脚をぶつける――ただ、この戦いが終わるのにそう時間はかからなかった。
「はぁ……はぁ……。こ、これが最後よ、ウオッカ!!」
「ふしゅううー……。おう、行くぜ、スカーレット!!」
満身創痍の二人は最後の攻撃に打って出た。もう、二人には何の技も残されていなかった。
……二人の放ったストレートはお互いの顎をきれいに打ち抜き、二人はもんどりうって仰向けに倒れた――。
- 63二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:36:00
③「……う、ん……。あ……。ま、待って、待ってよ……ウオッカ……」
意識を取り戻したスカーレットが朧げに見た光景は、のっそりと起き上がり、スカーレットを一瞥すると、
ふらふらと逃げるように立ち去るウオッカの姿だった。
「ま、待って……。待ちなさいよ!……あっ!」
強引に体を起こした反動で前のめりに倒れそうになったスカーレットを支えたのは、彼女の上司であるアグネスデジタル中将だった。
「むふふ、い~~いものみちゃった。イイ、イイね!……ああ、セットで応援してて良かった~~!!ナムナム」
「!!……。アグネスデジタル中将……。ずっと、見てらしたんですか?」
「そうだよ~。近くにいたはずのスカーレットちゃんが突然いなくなった時、ビビ~ンときてね、丁度空いてたし、超特急で来たんだ~~。
あっ、スカーレットちゃんもしかして、ウオッカちゃんに見とれてる?うんうん、ウオッカちゃん、かっこいいよね、イイ背中だよね、ね!」
「……デジタル中将。アタシ、負けたんですか……ね」
スカーレットは、目に涙をにじませながら、興奮して言葉のマシンガンを浴びせてくるデジタル中将に尋ねた。
「……うーん、どうだろ?あっ、ちなみに、二人が気絶していた時間は13分くらいだったよー」
「二人のきれいな寝顔……。ふひひ、ゴチソウサマデス」
「……えっ。じゅ……13分も倒れてたんですか!?アタシたち……!!」
- 64二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:36:34
④今いる場所が例え戦場のはずれだとしても、この島に安全な場所など、ない。
ウオッカとスカーレット、気鋭の2人が無防備な姿を晒していると誰かが知れば、確実にとどめを刺しに来るはずだ。
「……っ」
スカーレットが危惧したとおり、二人が倒れていた周囲には、幾人かの海軍、海賊が泡を吹いて倒れていた。
「……。まさか、デジタル中将がやったのですか?アタシたちを……その……、助けるために」
スカーレットの問いに、デジタルはぶんぶんと首を横に振って答えた。
「いやいや、まさかぁ!例えウオッカちゃんが大好きでも、海賊ならともかく海軍の仲間たちに手を出すほどあたしは堕ちちゃいないよ」
「じ、じゃあ、なんで……。!!ま、まさか」
スカーレットの脳裏には、昔の記憶がよみがえった。幼いころ、ウオッカと二人でウマ攫いに襲われそうになった時、
助けてくれたシンボリルドルフのことを。彼女の覇気を浴びたウマ攫い達は皆、"泡を吹いて倒れ伏していた"。
「まさか……」
「そう、その"まさか"さ。……ああ、ウオッカちゃん!」
「昔から素質はあると思っていたけどねぇ、まさか、ホントに、"四人目"になるなんて……興奮であたしもトびそうになったよ!!」
- 65二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:37:05
⑤覇王色の覇気――数百万人に1人しか素質を持たないとされる第三の覇気。他の二種類の覇気とは異なり鍛錬で鍛えられることはなく、
本人の人間的成長によってのみ鍛えられる。
ウマムスメ族においては、彼らが政府の中枢に姿を現すようになってからは、シンボリルドルフとテイエムオペラオー、
そしてもう一人、"英雄"と呼ばれるウマ娘の三人しか確認されていない、稀有な能力だった。
ウオッカは意識を失いながらも覇王色を発現させ、迫りくる凶刃から自身とスカーレットを守り抜いたのだ。
「そう……あいつが……覇王色を……ね」
スカーレットは、ウオッカの覇王色に対する憧れを散々聞かされてきた。ルドルフやオペラオーに倣って覇王色を出す練習なんかもしていた。
そんなアイツの夢が今、ここで叶った。
「……。おめでとう、ウオッカ。今回は、アタシの負けね……」
スカーレットは、俯きつつも夢を叶えた宿敵に対しぼそりと寿いだ。
「むふふ。スカーレット大佐、ラヴかね?」
「……っ。……そんなんじゃないですっ!アタシとウオッカはっ、……そんなんじゃ、ないですよ……」
悔しさをにじませた顔を隠すように俯かせたスカーレットは、ウオッカとの再戦を誓い、デジタル中将に連れられて野戦病院へと向かった。
スカーレットを病院に送り届けた後、アグネスデジタルは世紀末海賊団の不穏な動きを直感で感じ取り、単身マリージョアへと駆けて行った。
- 66二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:37:39
⑥「く、くそっ……。スカーレットのやつ……スゲー強くなってやがった!……次は負けねぇからな、覚えとけよ!!」
一方ウオッカは、スカーレットから逃げおおせた後、満身創痍の体を引きずりマリンフォードの居住区にある空き家へと侵入すると、
冷蔵庫にあった水やお茶、ジュースを大量に補給。カンカンの実の能力で体力を回復させ、ルフィの手助けをするべく再び戦場へと戻った。
あと、燃える刀でばっさばっさと海兵を薙ぎ払う"白ひげ海賊団15番隊隊長フォッサ"のことをカッケーと思った。
――戦闘終了後、ウオッカは、ルフィの安否を気にしつつ、ついてきた囚人たちと共に、お世話になったイワンコフらとカマバッカ王国へと向かった。
数日後、王国でルフィが載った新聞を読んだウオッカは、仲良くなっていたサンジからルフィの伝言を教えてもらうと、
二年後に"ルフィパイセン"の助けとなるべく王国を抜け出し、ドライブ海賊団へと合流するための旅を始めるのだった。
旅の道中でバルトロメオと出会い、ルフィパイセン談義を心ゆくまで繰り広げるのは、また別のお話。 おしまい
- 67二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:42:02
- 68二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:43:47
乙でした
凄い良かったです今までルフィに憧れる経緯や覇王色設定ふわふわしてたからね
あと重箱の隅突くようだけどデジたんって少将じゃなかった?いやまあそもそも存在しない設定だけど - 69二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:45:22
- 70二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:50:10
- 71二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:50:45
- 72二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:51:30
- 73二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:56:48
- 74二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:58:25
ウオッカは史実はほんと凄い馬なのにウマ娘での扱いはイマイチ微妙な気がする
正直、扱い的にはオペラオークラスでも違和感ないのに - 75二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 19:59:36
牡馬牝馬の差がないウマ娘ゆえやろうなそれは作品的に仕方ないんや
- 76二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:00:33
ドレスローザのコロシアムにて「確かにお前とはルフィパイセンリスペクト仲間だけどな!!これだけは譲らねぇ!!ルフィパイセンにメラメラの実を渡すのはおれだ!!」「なーに言ってんだ!!おめェには無理だべ!!」と試合外で取っ組み合うウオッカとバルトロメオ概念???
- 77二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:01:45
- 78二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:02:57
なるほろ、理解しました。
- 79二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:06:29
その後仲良しになるんすね分かります、となるとウオッカも大船団入りか?
- 80二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:06:50
- 81二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:08:45
- 82二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:09:52
- 83二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:10:14
唯一シンボリルドルフのみならともかくキタちゃんがまとえるならオペラオーもまとえていいと思うな
- 84二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:10:20
- 85二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:10:27
それギャグじゃねぇか!!
- 86二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:11:28
纏える領域云々に対してです。わかりづらくてごめんなさいね。
- 87二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:12:21
- 88二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:12:46
メタ的な話をすると「覇王色の覇気」って名詞を四皇レベルでも使ってる世界で「覇王」を名乗るって相当のクソ度胸だよね
例外的って言い方おかしいけど使えなきゃ名前負けもいいとこだからなぁ - 89二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:12:52
覇王化をおまえに教える
- 90二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:13:42
- 91二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:14:13
同じG1を7勝でも付随するものが違うから解釈が割れて泥沼化し易いのは仕方ない部分はある
ルドルフ→無敗三冠
オペラオー→グランドスラム
ウオッカ→牝馬のダービー制覇+府中完全制覇
キタサン→最多獲得賞金(※アーモンドアイ以前) - 92二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:14:26
オペラオーは皇のなかでは一段格落ちだけど限定的に超えてるって設定好き
- 93二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:16:47
なんならシニア級奥義・グランドスラムを放てば四皇でも膝をつかざるを得ないバ火力だせてもいいと思うの。
- 94二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:17:35
俺の記憶だと勝つ気が無いからってのもあると思ってる
元々スタートから海賊名乗る気も海賊やる気も無いし、本気で四皇やるならマリージョア攻めるなんてバカやらんで兵力溜めるだろう
何より白ひげレベルまで行かなくても四皇を倒したら余波で被害受ける民も少なからず出るからその辺含めてカバー出来なきゃ手を出すのは無責任とか思ってそう
- 95二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:18:01
どこまでいっても自力が足りんのよ
生まれた時点で人外 マム
この世における最強生物 カイドウ
世界最強の男 白ひげ
唯一の二つの悪魔の実の能力者 黒ひげ
失せろ シャンクス
むしろこいつらに喧嘩売ってて死んでない時点でおかしいのよ、倒そうとしてるルフィがさらに異常なだけ
- 96二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:18:04
正直技やら覇気やらが使える使えないのボーダー作るの荒れるだけだから各々好きに書いたらいいと思う
ワンピ落とさないようにした結果ウマ通しで落としあいなんて事にもなりそうだし
自分の世界線とは違う設定だけどそういう世界線もあるよねでよくないか? - 97二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:18:43
それがあるから四皇でも下手に深追いできず、結果的に上手く撤退されるって感じで辻褄合うしいいね
- 98二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:19:10
オペラオーに関しては、どれだけ設定を盛ったとしても、
四皇活躍以前にリタイアしてしまうので、無用の長物となるのがな・・・
だいぶ前のレスにあった、「黒ひげと闘って惜敗する」って展開なら、
四皇並みの力を得ている、って設定が伴うから納得もいくのだけど、
現状だと唯々盛ってるだけになって、日の目を見ないのが悲しいね
四皇クラスの海賊が雑魚狩りしてるだけってのも逆に無様だし - 99二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:19:31
- 100二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:20:15
- 101二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:21:08
ナリブ「おい」
トレーナー「はい…フンギャロー!フンギャロー!」 - 102二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:21:41
バスターコールじゃあ!
- 103タマバイクの人21/10/01(金) 20:21:42
- 104二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:21:52
エコエコアザラシ
- 105二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:21:55
- 106二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:22:22
オドレノォ!オドレノォ!
- 107二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:22:35
フクキタル、鳴きます!!
フンギャロフンギャロ!
エコエコアザラシ!! - 108二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:23:33
ダービーッ!!!!!
- 109二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:23:41
グザン゙ざん゙!お゙風゙呂゙行゙ぎま゙じょ゙ゔ!!(無自覚)
- 110二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:23:44
- 111二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:27:09
- 112二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:28:22
- 113二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:29:14
フク程系統だって修めてるわけではないけど見様見真似で片鱗を使うぐらいはしそう
- 114二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:29:27
見ただけで剃を物にする男だ、そのくらいやってのけるだろうしな
- 115二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:30:31
ゾロの神斬は前にssであった大昔のウマムスメの戦士シンザンの使っていた技からだろうな
- 116二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:30:47
- 117二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:31:42
- 118二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:32:44
なんとなくだけどゲンゾウの頭の風車見てゴムゴムの風車をやったり、それこそブルーノの剃辺りだろうなあいつ大概天才だから
- 119二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:34:13
ですね。そことか、クロコダイルに水がかかった時につかめた事とか、
その辺は結構すぐポンと出て来るんだけど、それ以外と言わると…どこだったかなぁ、みたいな。
ちょこちょこよく気が付くなー、みたいな事思うコマ有ったと思うんだけど、思い出せないっていう…年か…
- 120二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:35:05
鳴き終わったから妄想ぶっこもう
魚人島編終わって新世界入りシーンあるやん
「天候最悪~~!!!」「ヨホホ!!空は雷雨!!」「風は強風!」「海は大荒れ!!」以下略
っていう風にクルーが笑顔で悪条件を述べるところ
フクなら「運勢大凶!!」だと思うんだけどトレセン諸島編終わって占いよりも自分と仲間を信じるようになったフク概念とベストマッチだと思うんだ
以上妄想でした - 121二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:35:14
- 122二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:37:17
キングのことなんだけど、多分両親は有名な海賊なのはまあ大体の共通認識だと思う
ただ母への対抗心から出奔してロジャー海賊団入りとなると、流石に小さな少女じゃ受け入れてもらえないだろうからある程度成長してからになる
でもこれだとロジャーの処刑の時期的に非常に短期間しか在籍してないことになって、黄金世代のまとまりが微妙になる
そこでキングの両親はロジャー達とも親しい海賊だったがキングが幼い頃に亡くなっていて、キングはそのタイミングでロジャー達に引き取られたというのはどうだろう?
形見の刀と両親の活躍を聞いて育って、亡き両親の戦い方に固執していた時期があったとかそんな感じで - 123二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:37:55
青雉はチケゾーに対しては娘か歳の離れた妹感覚なんだけど、それはそれとしてあの乳は目の保養になるなぁとは思ってそう
- 124二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:40:48
- 125タマバイクの人21/10/01(金) 20:43:58
なるほど、それで。
- 126二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:49:28
- 127二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:50:10
- 128二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:50:31
キングの刀をロジャーが手渡しするのもありか
- 129二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:52:49
- 130二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:53:22
なんていうか……その…下品なんですが…「妹目線9割下心1割な部下が迫ってきて」な薄い本この世界のコミケにはあると思うんですよ……
- 131二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:53:45
扉絵リクエスト
「亀と占い勝負をするフクキタル」 - 132二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:54:26
- 133二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:54:26
扉絵リクエスト
「スモーカーとバイクでレースするウオッカ」 - 134オグタマ海賊旗の人21/10/01(金) 20:54:36
- 135二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:54:50
>>131 ワノ国では亀の甲羅を焼いて占う方法があると知りお互い気まずくなる
- 136二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:55:33
- 137二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:55:41
- 138二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:56:29
他の面々がどれくらいの時期にロジャーのところに入ったかしだいな部分もあるけれど、
個人的には両親との確執はそのままであって欲しいなぁと思う。
たとえば…
母親と大喧嘩の末に出奔して、ロジャーの船に密航。
親のところから離れたところで発見される。
送り返そうとする一味に対して、キングが自分を乗せて欲しいと言う。
(無論、まだ若いし女だし、で嫌がられる)
ロジャー「」
キング「すごい嫌そう!?」
みたいな会話をした後に、後にキングの副船長になる彼や、シャンクスなんかがとりなして、
とりあえず乗船を許可される、みたいな。
で、その後キングの両親に連絡を取り(不承不承ながら)了承を得た事と、
「見込みなさそうなら送り返すという約束をした」みたいな話をしているのをキングが聞いて、
戦果を挙げようと躍起になる(最初は戦闘スタイルが合ってないから全然戦果があがらない)
そろそろ送り返すか…という頃に、キングと彼のやり取りをロジャーが目撃し再度保留に、
その後、キングは血のにじむ努力の末に、いつの間にかロジャーの船の正式な一員として迎えられている…みたいな。
ロジャーから「あいつはあいつなりに上手くやってる」みたいな手紙をもらって、
少し微笑むキングの母親とかを妄想したから、こんな感じのイメージになりました。 - 139二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:56:34
- 140二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:56:48
ダンシングブレーヴ→当時の欧州最強馬。マリー病を患いながらも日本で種牡馬として優秀な成績を修める。その最期は横になったらもはや立ち上がれないと悟っていたのか、病気の苦痛に耐えて最後まで4本の脚で踏ん張り立ち続け、そのまま息を引き取るという見事な立往生であった
キングの父親の最期は白ひげみたいな感じになりそうだなと思った - 141二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 20:56:56
- 142オグタマ海賊旗の人21/10/01(金) 21:01:24
- 143二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 21:02:24
- 144二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 21:04:14
マストの一番上にシラオキ様象飾ってあるらしいよ
- 145二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 21:07:05
- 146オグタマ海賊旗の人21/10/01(金) 21:16:16
確かにスキットルは入れてもいいかもしれませんね
海賊旗を作るのならば、ウオッカの顔を模したドクロの背部にエンジンと3対計6本(上部の4本は上向き、下部の2本は下向き)という感じで構想していました
リアルが忙しくなりそうなので本当に完成がいつになるかはわからないのですが(オイ)海賊旗や船を清書したいよという方がおりましたら、細かいでディテールや設定ラフ書きを共有したいのですがそれでもよろしいでしょうか?
- 147二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 21:19:53
- 148オグタマ海賊旗の人21/10/01(金) 21:24:51
いいや全くの独学です
(学生ではあるが理系)
(なので本当に完成までいけるかちょっと危うい)
あと因みにこの船はマストも十分にありますが、ムギムギの実ウオッカの発想から考えて、ウオッカの能力を元にした(とはいっても個人の出力じゃ限界はあるので補助程度、でも努力と修練で日に日に供給量は上がってきている)蒸気船です
後部のバイクの6本マフラーが煙突の役割になっています
船は全体的にバイクの蒸気帆船化をイメージしています
- 149二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 21:32:23
ウオッカってドレスローザの件でウソップにも憧れそう
- 150二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 21:45:48
ゴッド・ウソップだからな
- 151二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:01:35
ドレスローザって現状誰が集まってたっけ?
サブちゃんにマックイーンにウンスにキングに…これウオッカも来るのでは? - 152二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:06:34
パマヘリも現状だといるんじゃなかったっけ
- 153二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:06:35
大魔境ドレスローザ、この魔境でMVP取るウソップってやっぱすげえわ
- 154二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:10:43
- 155二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:13:01
なんのことだ荒らしか?と思ったらそういう事ね
- 156二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:14:17
うーん草
- 157二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:14:44
- 158二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:26:47
海賊無双4だと当然フクキタルはプレイアブルだとして他のウマムスメだとキタサン、オペラオー、オグリ、ライス辺りがプレイアブルかな?
- 159二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:27:55
魚人島で一味一回逸れるけど、フクキタルどうする?
個人的にはルフィらと一緒に人魚の入江に行って欲しい。
マダムシャーリーと占い談義してほしい - 160二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:38:23
- 161二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:38:27
マダムシャーリーのファンのフクキタルが水晶玉にサイン貰おうとして
それじゃ占えないだろってツッコミ入れられて
にゃーさんの後頭部にサイン入れてもらったシーンの記憶がある - 162二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:39:12
レイリーさんとかガープみたいな老人組がいないでルドルフマルゼンはちといない気がする
- 163二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:44:39
海賊無双の覇王色の覇気めっちゃかっこいいからキタサンオペラオーはいるね
- 164二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:55:15
次のPUでシービー実装されねえかなぁ実装されてくれればFILMCBを語れるんだが
- 165二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 22:59:37
SSに書き起こすまでもなかったかもしれないワノ国編の小ネタ
ライスがハートの海賊団に正式に加わるのはゾウでの出来事だろうし、手配書上は「元ドンキホーテ海賊団・最高幹部」になってるんじゃないかなというところからきた、"見た目は子供にしか見えないライスがドフラミンゴの血縁者だと勘違いされる"幻覚です
多分新聞とかでめちゃくちゃなこと書かれてたんじゃないかな…
花の都の乱闘騒ぎ。
期せずして起きた事件に乗じ、捕らえられたベポ達を救うべく、ローとライスシャワーは牢屋までやってきていた。
しかし、牢屋の中にいたのはシャチとペンギンの二人のみ。シロクマのミンクであるベポの姿はない。
「現れると思っていた。トラファルガー」
待ち受けていたかのように姿を表したのは長髪の男。百獣海賊団"真打ち"バジル・ホーキンス。
「それに……ほう、これは予想外だ」
ローの隣に佇むライスシャワーを見て、ホーキンスは薄く笑った。
「まさか"ドンキホーテ・ドフラミンゴの娘"が貴様と共にいるとは……」
「おぞましい勘違いをしてるんじゃねェよ……!」
ローは眉間に皺を寄せ、ホーキンスを鋭く睨んだ。
――一方ドフラミンゴは獄中で爆笑していた。 - 166二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:02:57
- 167二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:03:33
最悪だ……二度と笑えなくなればいいのに………
- 168二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:08:57
折角スタンピードに出すなら黄金世代に見せ場を与えたいSS
海賊万博に現れた“鬼の跡目”ダグラス・バレット
ガシャガシャの実の能力で船や建物を大量に吸収し、天を衝かんばかりの巨体に変貌していた
成すすべなく吹き飛ばされる海兵や海賊
この戦場はバレットが支配していた
そんな中、バレットを見据える五人のウマ娘がいた
「う~わ。エグイことするなぁ、あの筋肉おじさん」
「加えてあの覇気…生半可な攻撃では傷一つつかないでしょうね」
「リンリンさんやカイドウさん…白ひげさん並の攻撃が出せればなんとか…」
「無茶いわないでよ!?それがどれだけ難しいか分かってるの!!?」
「でも、それくらいできないとこの状況は打開できマセンヨ?」
“黄金世代”――――――
“偉大なる航路”に名を轟かす五人が、偶然にもこの島に集っていた
が、状況が状況だけあり、攻め手を決めかねている
皆が頭を悩ませていると、スペシャルウィークが何かを閃いたのか手を叩いた - 169二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:09:37
- 170二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:10:54
『ウルティメイト・ファウスト!!!』
高速で接近する巨大な拳に対し、黄金世代は己が武器と呼吸に集中する
「いくよ、皆!!ウマ娘無差別級複合奥義――――!」
『第壱號級重衝―――――壱拾四連撃!!!!』
瞬間、凄まじい轟音と共に
五人の生み出した衝撃波が、巨大なバレットの片腕を消し飛ばした
- 171二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:15:33
スタンピードって各陣営から来てたから黄金世代からも活躍は一人かなって印象
- 172二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:17:32
黄金世代は陣営バラバラなんだから
むしろスタンピードのようなお祭りでこそ集合させたほうがゴージャスだと思う - 173二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:19:03
タイシンが赤犬の下で(?)力をつけて自分の戦い方を確立するss書いたけどいいかな?
能力は鬼火のやつで - 174二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:20:15
- 175二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:21:11
口調とか変かも知れんが許して
青い炎へと身を転じさせながら、海軍ウマ娘ナリタタイシンは盟友であるビワハヤヒデ、ウイニングチケットと共に海賊船へと乗り移った。
「奇襲とまではいかないが、なかなかに場を乱せたようだ。左舷に二十人、右舷に三十四人……船室に十五人か、武器を取りに行ったか奇襲をたくらんでいるか……それともただ怯えただけか。いや、億越え海賊にそれはないな」
ハヤヒデは優れた頭脳と突出した見聞色を武器に戦況を把握し、相手方の行動パターンを予測して方程式を組み上げていく。これは『勝利の方程式』と呼ばれる彼女特有の戦術である。組み上げられたが最後、自陣営の被害すら度外視した奇襲か、方程式を上から叩き伏せるほどの実力差でもない限り突破は不可能だ。
「さっすがハヤヒデ! いつも大助かりだよ! せぇやっ!」
チケットはリミッターが外れているかのような踏み込みで海賊の懐に侵入する。彼女はハヤヒデほどの見聞色を持ってはいない。しかし、彼女を上回る武装色の覇気が持ち味だ。手足を黒く染め上げ、それらを武器に海賊どもをなぎ倒していく。
両者ともに目覚ましい活躍で海賊を追い詰める。
「くそっ! くそっ! このっ!」
しかし、もう一人の海軍ウマ娘、ナリタタイシンは自身の能力に振り回されていた。その上パワーが足りず、接近戦を行っているが相手を沈めるに至っていない。
小柄故に身体能力は二人に及ばず、覇気の精度も武装色、見聞色共に特筆すべきところはない。小柄な体躯を利用した鋭い末脚による懐に侵入する動きは目を見張るものがあるが、その後がない。接近した後、倒す手段がないのだ。
もちろん、ウマ娘ゆえに常人を上回る身体能力を持っている。しかし、相手は海賊。海の上で戦い、身を鍛え上げた獰猛な存在だ。
タイシンはウマ娘の身体能力に胡坐をかいているわけではなかったが、どうあがいても足りなかった。 - 176二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:21:27
それ自体は彼女も理解している。
だからこそ、ウマ娘にとって禁忌ともいえる悪魔の実にさえも手を出した。
エンエンの実。体が青い炎に変化するようになる自然系の実だ。しかし、その炎は物を燃やすといった炎としての特性を一切持ち合わせていなかった。この炎は何なのか、それが全く分からない。
その上体そのものが変化する自然系だからか、自分の体が変化するという異常に未だ対応しきれておらず、その特性を完全に生かしきれないでいた。
タイシンと相対する海賊は彼女を嘲る。
「そんな体でよくもまあ海軍になんて入ったもんだ。売ったって買い手なんかいねえし、故郷に帰ってママに甘えてきたらどうだ?」
「ッ……!」
目の前の男は服装からして船長のようだ。男は自分の海賊団がもう間もなく壊滅し、自分がインペルダウン行きかもしくは処刑されるか、すでに覚悟は決まっているのだろう。
だからだろうか、彼はタイシンの心を折りにかかった。
彼女は強い反抗心を持つ。
だが事実を突き付けられ、それに抗うほどに心は成熟してはいない。
そんな彼女の横からハヤヒデとチケットが現れたのは直ぐ後のことだった。 - 177二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:21:57
暗い夜の海軍本部、そこの訓練所でナリタタイシンは炎へ身を転じさせながら今日の鬱憤を晴らしていた。
しかし、どうしても青い炎を維持したまま、自分の体も維持するということが出来なかった。
そもそも、この炎の使い方がこれであっているのかすら分からない。
ここのところ毎夜行っている修練。休息も取らずに体を酷使しているせいでいつ壊れてもおかしくなかった。
そんな時だった。
「何しとるんじゃこんな夜更けに」
「ッ?!」
急に声をかけられる。
「赤犬大将……どうしてこんな夜更けに」
「それはこっちの台詞じゃ。任務から帰ってくれば青い炎がゆれちょるんじゃからのぉ。この時刻に気にならん方が可笑しいわ」
「鍛錬です。見ればわかるでしょう」
「お前は昼間動いていたはず。夜勤ならともかくそうでないお前がこんな時間まで起きとるのは大間違いじゃ。その身を鍛えようとする執念、昼夜関係なく海賊という悪と戦おうとする信念は認めるが、それで体を壊せば元も子もない」
そう言って赤犬はタイシンに背を向け、自室へと帰ろうとする。
そこでタイシンの、今まで言われ続けてきた鬱憤が最悪のタイミングで爆発した。
「――でしょ……!」
「あぁ……?」
「アンタに分かるはずがないでしょ! 最初っから強いやつにアタシの気持ちが! 海賊から小さい、弱いってバカにされる気持ちが! タイシンみたいな見聞色はない、チケットみたいな武装色もない、ゼファー先生に末脚の使い方は教わったけどその先はない! 悪魔の実だって食べた、それでこのざま……!」
そこまで言い切ったところで、彼女ははっと顔を上げた。 - 178二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:22:21
相手は大将、タイシンよりも階級がいくつも上の上官だ。そしてその中でも最も苛烈とされる赤犬が相手だ。
思わず目を瞑り、彼女の脳裏は赤犬に粛清される自分を描いた。
しかし、その描いた未来はいつまでたってもやってこない。
代わりに彼の怒号が飛んできた。
「人が最初から強いわけが無かろうが! わしもこの力を手にしたときは悩み、考え、修練して力を付けた。生まれ持った能力とは違うんじゃ!」
空気がびりびりと震える。
「おどれらウマ娘のことはそれなりに理解しとるつもりじゃ。海賊に襲われ、奴隷にされた歴史を持ちながらも戦う術を編み出し、海軍にはいることで社会的地位を手に入れる……わしはウマ娘は他のどの種族よりも気骨のある連中だと思うちょる。……明日、同じ時間にここに来い。今日はもう寝ろ、これは命令じゃ」
そう言い残して赤犬は去っていった。
一人残されたタイシンも、一瞬呆然としていたがすぐに自室に帰り、眠りについた。 - 179二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:22:41
次の日の夜から、赤犬との秘密の特訓が始まった。
もっとも、特訓と言っても赤犬が一つ二つアドバイスをするだけで、それをタイシンが昼間の訓練で実践するというものだ。
「まずは己の能力が何かを知ることじゃ。ロギア系は自然界に存在する。それに変化することで己の体がどうなるかを知るんじゃ」
そう言われて炎を灯し、何が出来るのかを観察していく。
体の変化は、同じ海軍のスモーカーと系統は同じだった。銃を撃たれれば穴が開き、剣で切られれば切られた所から修復される。
そして問題の青い炎。
炎としての特性を一切持たない炎だ。
もしもの時を考えて海兵には向けず、研究部の実験動物で観察する。もちろん無断ではなく、タキオンの許可を得ている。
すると炎を身に受けた動物は段々と衰弱していき、そのまま眠るように死んだ。また、炎を目の前に置けば、凶暴化するなどの変化を見せた。研究員によれば、幻覚を見ているのでは? とのことだった。
もっと細かく知るために、タイシンは模擬戦で幻覚を見せる炎だけを使うことにした。
相も変わらず自分の攻撃がそこまでダメージになっていないのは悔しかったが、対戦した海兵に聞いてみると、自分の家族が見えた、奥さんが見えた、海賊が見えた、など様々なという反応が返ってきた。そしてそれは、タイシンが見せたいと思った光景と条件が一致しているのだった。 - 180二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:23:00
「次は体積を広げるのに集中せい。種類にもよるが、ロギア系は体の体積を広げることが出来る。こんなふうにな」
赤犬は腕をマグマに変えてその体積を広げていき、タイシンほどの大きさで維持した。
「お前の能力も同じことが出来るはずじゃ。その炎の特性を鑑みれば、生命力を吸い上げる力がより高まる。だが、これは鍛えていなければすぐに体力を消耗する。そして己の戦い方を確立しろ」
幸いなことに、ウマ娘の持ち前の体力と、それまで鍛え上げてきたもののお陰で体積のコントロールは直ぐに出来るようになった。
しかし、問題は戦い方を見つけるという事だ。
「戦い方って言ったって他に何があるのよ……」
今まで鋭い末脚で接近し、殴る蹴るの戦いを続けてきた彼女は頭を抱えていた。
そこに声をかけてきたのは盟友のハヤヒデとチケットだ。
「タイシン如何したの?! お腹でも痛いの?!」
「それとも悩み事か? 出来る事なら相談に乗ろう」
タイシンは彼女たちにかいつまんで事情を説明した。
「――って訳なんだけど」
「ふむ……戦い方か……」
「うーん……順番を変えてみる?」
首をかしげながらチケットが言った。
「何言ってんのチケット。近づかないと意味ないじゃん」
「それもそっか……」
「いや待て、それだ。それだぞチケット!」
再び頭を悩ませる作業に入った二人を、ハヤヒデが遮った。
「どういう事?」
「発想の逆転だ。多くの神話や物語での戦いにおいて、敵わぬ巨大な存在に対し弱体化させることで対抗するというものが多く存在する。タイシン、君の戦い方はおそらくこれだ」
タイシンは首をかしげながら、飲み込むようにうなずいた。 - 181二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:23:19
それからしばらくして、単独任務で街を占拠する海賊から人々を守るため、タイシンは身を炎に転じさせながら急行した。
海賊はざっと見積もって百人程度。
しかし、今のタイシンにとっては数のうちにも入らない。
船長ではないが、海賊の中でもひときわ屈強そうな大男がタイシンに詰め寄る。
「オイオイ嬢ちゃん何の用だ? 海軍の軍服なんか着て、死にたいのか?」
「いいや、そんなつもりは毛頭ないよ」
ニヤリと口角を上げながらタイシンは手のひらに青い炎を浮かばせ、そしてそれは彼女から離れ、男の目の前で浮遊している。
するとどうしたことだろうか、今までタイシンのほうを向いていた大男が突然彼女に背を向けた。
「どうしますか、船長」
「そうだね、海兵を片っ端から倒して。大物はアタシがやるから」
「了解」
そしてまるで船長とその部下のようなやり取りをした後、大男は仲間のはずの海賊に向かって攻撃を始めた。
これはタイシンが幻覚を見せているからだ。彼女のことを船長と、仲間の海賊を海兵と認識するよう幻を見せている。
海賊は大混乱している。そしてその隙を見逃さず、鋭い末脚で船長の懐まで接近した。
「攪乱して戦力を奪い、頭を取る。これがアタシの戦い方!」
青い炎はぐんぐんと大きくなり、巨大な拳となる。そしてそれを、タイシンは船長に叩き込んだ。
炎は船長の体を容易く包み込み、その特性でもって生命力を奪う。ミイラのようになった彼に、タイシンは手錠を繋いだ。
そして大暴れして味方をすべて倒した大男にも同じようにして手錠をかけた。 - 182二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:24:04
一切町や住民に被害を出さなかった功績をたたえられ、タイシンは昇進してハヤヒデ、チケットと並ぶことになった。
そしてしばらくしてハヤヒデは黄猿の、チケットは青キジの、タイシンは赤犬の部下になるのだが、それはまた別のお話。
赤犬がタイシンを選んだ理由が「昔の自分に似ていた」というのも、風のうわさ。
タイミング的にはタイシンが能力者になってまだコントロールできていないころ。OVAのBNWの誓いでタイシンのほうが昇進が後の方がいいよねってなったので。赤犬の幼少期って想像だけど悪を裁くための強さを欲している感があってタイシンを気に入りそう。
あとスクアードの裏切りにもタイシンの幻覚能力使ってたりして。
能力解説
エンエンの実 自然系
鬼火や狐火などの怪火に体を変化させる。怪火は自然界に存在するためロギア系。蒼い炎を発生させるが、それは物を燃やすなどの炎としての特性を一切持たず、生命力と言ったエネルギーを相手から奪う、幻覚幻聴を見せるといった特殊な力を持つ。 - 183二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:24:56
ふむ、能力的にはマルコの再生の炎の真反対なわけか
- 184二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:46:57
テイオーの技はテイオーの柔軟な脚があってこそそしてルフィはゴム人間つまりルフィにのみできる再現ってわけだ
- 185二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:48:03
この世界、三大将が幼児化したBNWの保護者やってる現パロ二次創作とかありそう
- 186二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:51:10
バシバシの実仕様のタイシンって極めたらどこぞの学園都市最強みたいなマネできそう。
プラズマ生もうとしたら覚醒必須だろうけど - 187二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 23:55:03
別に幼児化でなくて中高生くらいの年齢もありだぞ!
- 188二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 00:08:07
恋するワンピースでタイシンの父親がメガネのサラリーマンとかで全然似てないのに赤犬って呼ばれてそう
- 189二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 00:22:10
タイシンが赤犬に絡むとな?
そいつはつまり、頂上戦争が主な見せ場になるわけで…
ひょっとして、敗北者ラップみたいなネタ動画にタイシンも組み込まれるってこと? - 190二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 00:25:29
- 191二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 00:35:20
どうせ残りレス数少ないので深夜のローライス恋愛二次創作同人誌概念(接触多め)です
苦手な方はスルーでお願いします
「ローくん。ライスはもう、ひとりだと眠れないような歳じゃないんだよ」
「ガキの頃はコラさんと一緒じゃないと寝れなかったくせに」
「もう、いつの話してるの」
そう行って頬を膨らませる姿は、腕の中にすっぽり収まるサイズ感も相俟ってとてもローのひとつ歳上の女性とは思えなかった。歳上だと思ったことはただの一度としてないが。
この扱いには不服そうではあるものの、ウマムスメ族である彼女はやろうと思えば無理矢理ローの腕の中から抜け出すのは容易いわけで、そうしないのはつまりそういうことだ。
「……そういえば」
「どうした」
「ドフラミンゴさんも一緒に寝てくれたことがあったなって。お兄さまとローくんがいなくなった頃くらいの、子供の頃だけど」
「……」
「正直、ちょっと怖かった。ライスにとってドフラミンゴさんは怖い人だったから……ちょっとでも気を抜いたら頭から食べられちゃうんじゃないかって思って」
もしかしたらドフラミンゴは、コラソンに成り代わるつもりだったのだろうかと思う。ライスの話を聞く限り、苛烈な訓練を強いる一方でひどく甘やかすこともあったようだ。
十三年もの間そうして結局"お兄さま"にはなれなかったのだと思うと、多少胸がすく思いではある。
しかし、それはそれこれはこれ。コラソン以外の男が彼女と同じベッドで寝ていたのはいい気分はしない。それがドフラミンゴなら尚更だ。
「きゃ……!」
ライスシャワーを抱き込んだままベッドに寝転がる。驚いて身動ぎした小さな身体は、やがて抵抗をやめた。くすくすと幼子のような笑い声が聞こえてくる。
「ローくん、やきもち?」
いたずらっぽくて珍しく挑発的な囁き。生意気な奴めと長い耳に軽く息を吹きかけてやると、甲高い悲鳴が上がった。 - 192二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 00:53:37
深夜なのでセーフ
- 193二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:25:29
このレスは削除されています
- 194二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:27:46
このレスは削除されています
- 195二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:30:59
上司部下かつ好物が同じなんで黄猿とハヤヒデのなんかを書きたいがそれを考えて出力するための脳ミソがない……ハヤヒデおりゃんし……
- 196二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:31:08
ゴムゴムの優駿火拳銃の技設定
「ギア2+武装色の覇気」で高熱の拳を超加速で着火させる仕組みなことは変わらないがそれにさらにウマムスメ武術の足捌きを取り入れたもの、ルフィが真似たのは姉であるトウカイテイオーの柔軟な足から繰り出される空を飛ぶかのような足捌きで通常なら真似できないものだがゴム人間であるルフィは真似することが可能である、これによりさらに速度を上昇させ単純な威力と共に炎の火力を上げている。
なおダービーとついているがウマムスメ武術の闘響勇瞬とはあまり関係なくルフィが幼いころテイオーから聞いたダービーと言うレースを技に入れただけだったりする。
強化技
ゴムゴムの古馬業火拳銃(ゴムゴムのシニアレッドロック)
ワノ国でのヒョウじい、オペラオーとの修行を経て登場した、「ゴムゴムの優駿火拳銃」の強化版。
武装色の高度な技術を使用し、巨人族並みに巨大化した右腕をウマムスメ武術の圧倒的な速度により上空から猛スピードで打ち下ろす。 - 197二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:32:27
まあワンピースの技とか細かい設定語るよりなんとなくカッコよければええんやけどなブヘヘヘヘ
- 198二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:45:36
続きはよ
- 199二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:51:55
- 200二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 01:52:10