正直言うと

  • 1二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:23:47

    子供扱いしたい
    キャンディはデカいやつを渡したいし、お子さまランチ食べさせたい
    歯磨きは仕上げまでやってあげたいし、夜はトントンして寝付かせたい

    はあ、何故こうも子供扱いしたくなるのだろうか
    僕は自問自答した。

  • 2二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:25:16

    答えは出たか?

  • 3二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 00:25:25

    ちょっと反抗期の娘っぽさがあるんじゃね

  • 4二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:01:40

    「そんな答えが出るわけないじゃないか」

    目が覚めた自分が発した第一声がそれだった。

    彼女の好みはまだ分からないし、プレゼントを送ることはすれど、そういった関係になることはあり得ない。

    何もかもをすっ飛ばして同棲だと?アホらしい。

    教え子であることもそうだが、10も離れた少女とひとつ屋根の下で暮らす夢を見るなど…

    自分の頭は相当おめでたい考えを始めたようだ。

  • 5二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:02:28

    冷たい水で頭をしゃっきりさせて練習場に向かうと、担当は既に準備を終えていたところだった。

    ウマ娘の体温は、人のそれよりも少しばかり高い。

    その為、アップをしているかどうかは体の周囲から立ち上る湯気で遠目からでも判断できる。

    今は水分を取りながら休憩しているようだが、何やら手元に持っている紙のような物に集中しているらしい。

    ギャンブルの類いであれば、指導者として注意しなければならないだろう。

  • 6二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:02:42

    3Dモデルが幼すぎるんだよねこの子
    ほっぺ横に引っ張ってしばかれたい

  • 7二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:03:10

    内なるクリークが暴走しとるやん

  • 8二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:05:39

    「悪いね、遅れちゃって」

    急に後ろから声を掛けられたからか、少女の耳と尻尾がピン、と立てられた。

    「お、おう…遅かったな、アンタにしちゃ珍しい」

    どこかうろうろとした目で、自分のことを見てくる。

    頬をつうと流れた汗は、果たして緊張によるものだろうか。

    「ああ、ちょっと思考が鈍っていてね…申し訳ない」

    わざとらしかっただろうか、と思ったが、そうでもなかったらしい。

    ふう、と溜め息を一つして、飴を咥えたところだった。

  • 9二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:30:11

    「…ところで、何か見ていたのかい?」

    落ち着いたところに、ちょっとした爆弾を投げ込んでやる。

    レース中の冷静さを持ってすれば、この程度いなすのは簡単だろう、と思っていたのだが

    「あ、えーっと…その、何だ…見てたのか?」

    …どうやら、彼女にとってはダイナマイトだったらしい。

    「うん、何やら集中していたみたいだったし…邪魔しちゃあ悪いかな、ってね?」

    そう言って、少女が後ろ手に隠すように持っていた紙切れをひょいと取り上げた。

    「あっ…!?なあっ…!」

    ぴょいぴょい、と飛び上がって取り戻そうとしてくるが、身長差があるため届くことはない。

    顔を真っ赤にして飛び付こうとする担当を目の端に捉えつつ、紙切れに目をやる。

    「んー、何々…?ドロワ?」

  • 10二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:31:31

    春のトレセン学園の名物イベント──リーニュ・ドロワット。
    言ってしまえばダンスパーティだが、メインのイベントは…

    「…もしかして、ペアダンスのお相手がいない、とかかな?」

    ピクリ、と耳が動く。

    確かに、ナカヤマフェスタという少女の交遊関係は誉められたものではないかもしれない。

    アウトローと呼ばれることを良しとしていた過去もあって、中々健全な付き合いというのが出来ていないのは、トレーナーとして頭が痛いところだ。

    しかしそれでは学舎の中で浮き続けてしまう…と考えたところで、目の前の少女がもじもじとしているのが見えた。

    「どうしたんだい?」

    優しげに問いかける。
    先程は少し苛めてしまったが…傷付けてしまっただろうか?



    「…が良い」

    普段は聞かない、か細い声。

    「私は、アンタが、良い」

    今度はしっかりと聞き取れた。

    「アンタを、パートナーに指名したい」

  • 11二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:32:39

    「ハハハハ!!!オイオイ、そんなことがあったのかよ、ナカヤマ!」

    「うるさい…」

    ベッドに俯せになっているルームメートの姿を見て、シリウスシンボリの笑いのボルテージは上がっていく。

    自分が密かに好いているトレーナーを、ダンスパーティに誘ったところまでは良かった。

    だがこのイベント、「基本」ウマ娘が対象であって、トレーナーが参加することはないイベントだったのだ。

    それを知らずに行動に移したことは、ある意味ヒリつくものであっただろう。
    今となっては、同室の笑い声が傷口に塩を塗っているが。

    「まァそうしょげんなよナカヤマ、その内良いことあるからよ」

    バシバシとベッドを叩いてくるシリウスシンボリ。

    「…知るかッ」

    ふて寝に入ろうとするナカヤマフェスタ。

    その内、はすっぱ寮長が「騒がしい」と怒鳴り込んでくる頃だろうか。


    トレセン学園は、今日も平和で賑やかだ。

  • 12二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 01:33:39

    ところで、余談ではあるが──

    毎年、ドロワには数人のウマ娘がトレーナーを“デート”に指名して、ペアダンスにひっそりと参加している事例が見られている。


    その事にナカヤマフェスタが気付いたかどうかは…

    また、別のお話──

  • 13122/07/03(日) 01:35:21

    To be continued…

  • 14122/07/03(日) 01:36:43

    はい、こんなお時間ですが久々純愛フェスタです
    リク消化も合わせてなんで時期がズレてるのはご愛敬です

  • 15122/07/03(日) 01:38:01

    さて、(ズンコ)

    凱旋門賞…シリウスシンボリ…ナカヤマフェスタ…

    来るぞ遊馬!

  • 16二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 09:08:34

    くそっじれってーな
    俺ちょっと良い雰囲気にして来ます!

  • 17二次元好きの匿名さん22/07/03(日) 09:20:46

    純愛フェスタは良い文明
    もっと増やすのだ

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