そんな.....トレーナーちゃんが.....

  • 1二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 01:17:45

    ナンバー1キャバ嬢だったなんて.....

  • 2二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 01:18:57

    ナンバー1キャバ嬢兼中央トレーナーってスペック高すぎん?

  • 3二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 01:19:41

    当然よォン💗

  • 4二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 01:21:04

    これにはパパノトップガンもびっくり

  • 5二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 01:29:01

    このレスは削除されています

  • 6二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 01:48:50

    冷静に考えると幅広い年齢層の客やレース関係者たちと対等に渡り合える話術に長けてトップに立つカリスマ性も併せ持ち、超一流レースウマ娘の管理、指導もこなすキャバ嬢かあ

    何だこれ、勝てる奴いるのか?

  • 7二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 02:00:25

    ナンバー1キャバ嬢だからこそマヤノのトレーナーになれたと言われると割と納得しちゃうな…

  • 8二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 02:35:18

    顔もいいしな.....

  • 9二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 04:55:12

    トレーナー試験を受ける為の費用を自分で稼いだ苦労人なんだよね

  • 10二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 04:57:18

    ……日本は兼業って許されてるっけ?

  • 11二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 05:00:49

    >>10

    ……あっちの世界は我々の世界とは違うからまあなんかそこら辺は大丈夫なんだろう多分

  • 12二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 06:22:32

    >>10

    キャバ嬢辞めてトレーナーになったんでしょ

  • 13二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 08:55:59

    >>10

    キャバクラ兼業OL自体はそう珍しい話でもない(色んな人の色んな事情があるからね)

    トレーナー業の雇用形態は定かじゃないからそこで左右されるが、極端な話、トレーナーもキャバ嬢もこなせるスペックがあるなら法的には問題ない


    問題は時間配分かな

    今最近のキャバクラはだいたい20時から1時まで営業してる(法律で深夜1時までと決まってる。昔は無視して4時までやってたが今は取締りが厳しくなったので夕方開始の店も増えた)けど

    ナンバーワンとなるとトレーナーちゃん目当てのお客さんも多いのでお店もフルで入ってほしい

    だから営業時間中の夜間5時間は飲酒を伴う拘束時間が入る


    トレーニングは朝は日が登りきらない内から、夜は日が暮れるまでやってる描写が散見されるので、5時から19時まで残業なしと仮定しても14時間はトレセン学園付近にいるわけだ


    授業中は睡眠取れたとしても、これでトレーナーとキャバ嬢兼業してどっちも高評価得られるトレーナーちゃんヤバい

    まだトレーナーになる為の学費や諸経費をキャバクラで稼いだ前歴があるって言われた方が納得がいく


    けど、マヤが大好きなトレーナーちゃんだからな

    銀座新橋の高級キャバクラでナンバーワンホステスやってるマジでいい女が憧れのトレーナーになってマヤの走りに魅せられて子どもみたいに目を輝かせてもおかしくないな!ヨシ!

  • 14二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 08:59:06

    >>13

    ヨシ!まで読んだ

  • 15二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 09:00:45

    >>14

    ありがと!

  • 16二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 09:17:06

    マヤがレースに勝つとキャバクラのお客さんだった偉い人たちがこぞってスタンド花贈るから、ちょっとしたお花屋さんみたいになるトレーナー室

  • 17二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:33:26

    「女の子は、秘密の数だけ微笑むんだよ」

    マヤのトレーナーちゃんは、自分のことぜーんぜん話してくれないの。
    マヤがお話して?ってお願いしても、トレーナーちゃんはいつもそう言って、にこって笑って、はぐらかしちゃうんだ。
    でもでも、にこって笑う時のトレーナーちゃん、すっごキレイなんだよ! あんまりキレイだからマヤもね、しょーがないなーって思っちゃうの。

    「マヤもトレーナーちゃんみたいなオトナになりたいな〜」
    「また言ってる。マヤは充分魅力たっぷりだよ?」
    「トレーナーちゃんだってまた言ってる〜! じゃ、マヤの魅力ってどんなトコ? おしえて?」
    「そうねえ……いっぱいあるから、どこからにしよっかなぁ……?」

    そう言ってクチビルに指を当てるトレーナーちゃんは、オトナのおねーさんなのにちょっと子どもみたい。
    でも、トレーナーちゃんはマヤが隣に座ると、いぢわるしないですぐに教えてくれるんだ。

    「まず誰より早く、色んなことを理解できること」
    「マヤ、なんでもすぐわかっちゃうもんね! 他には他には?」
    「おしゃれさんで、歌も、ダンスも上手。髪は羨ましいくらいきれいな栗毛。くりくりのおめめが動く度に、思わず追いかけちゃう」

    トレーナーちゃんはお歌みたいにマヤのこと褒めてくれるの。
    マヤのことだけじゃなくて、みんなのことたくさん褒めてくれる。だから、トレーナーちゃんとお話したい子もいっぱいいるんだよ。

    「その全部が、貴方の走りを変えていく。万華鏡みたいに……決して目が離せないレースを見せてくれる。そこが、私は大好き」

    でも、走りを褒めてくれるトレーナーちゃんは、すっごく嬉しそう!
    このにかってカッコいい笑顔は、マヤだけのもの〜! ぎゅーっ!

  • 18二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:33:59

    そんなトレーナーちゃんは、いつも色んな人と話してるの。
    理事長さんにたづなさん、他のトレーナーにウマ娘のみんな……それだけじゃないよ。
    乙名史さんみたいな記者の人とか、学校の外からも、トレーナーちゃんに会いたい人が来るんだ。
    いつもはお菓子とか贈り物とかをもらって、トレーナー室で飾ったり、たづなさんとか他のトレーナーにおすそわけしてるんだけど……

    「ですから、マヤノトップガンさんのトレーナーさんが銀座のキャバクラで働いてるという話が、ウチの新聞社にですね……」

    今日のお客さんは、そういう人じゃないみたい。
    乙名史さんじゃない記者の人は、ぎらぎらした目でトレーナーちゃんに質問をいっぱいしてる。
    でもトレーナーちゃんはいつもどおり、にこって笑って言うの。

    「大変申し訳ございません。トレセン学園を通して頂いた質問でないと、トレーナーとしてお答え致しかねます」
    「逃げる気ですか!」
    「いいえ。トレセン学園を通さずにお答えする場合、非公式の回答となりますから。一律して正式な手順を踏まえてお答えさせて頂いております。ですから、お手間をかけてしまい恐縮ですが、一度トレセン学園事務局、こちらの番号に……」

    実はね、マヤ知ってるんだ。こういうぎらぎらした記者の人には、トレーナーちゃんは絶対に何も教えてあげないの。
    なんで?って聞いたら、これで絶対に追い払えるからなんだって。正しいお願いのやり方を知らないだけならちゃんとやってくれるし、それでもやらない人はやりたくない理由がある人だから相手しなくていいんだって。
    トレーナーちゃんがずっとにこにこ笑ってるから、記者の人はそれ以上質問できなくて帰っちゃった。でも、マヤは記者さんのせいで質問したいことができちゃったの。
    きゃばくらって、なに?

  • 19二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:34:26

    「……えーっ!? オトナのお店!?」
    「そうだよ。ボク、パパがママに一回怒られてたの見たことある!」

    あれからトレーナーちゃんにはなんとなく聞けなくて、寮に帰ってからテイオーちゃんに聞いてみたら、すごいこと聞いちゃった。
    キャバクラって、オトナのおねーさんが働いてる、男の人とお酒を飲んで楽しいお話するお店なんだって。
    キャバクラで働く人はキャバ嬢って呼ばれて、キャバ嬢とお話するのはウワキになるらしいの。

    「でも、なんでウワキになるの?」
    「うーん……ママより若い女の子に、パパがデレデレしてたらイヤじゃない?」
    「あ、それはヤダ」
    「でしょ? ママもカンカンに怒ってた。けど、パパは仕事の付き合いとか言ってたんだよねー……」

    それって、トレーナーちゃんがウワキになるお仕事をしてるってことになるの?
    マヤ、よくわかんないからネットで色々調べてみたけど……すっごくオトナなことばっかりでよくわかんなくって……あんまりいいことだって思われてないみたいってことしかわかんなかった。

    「トレーナーちゃんは、キャバ嬢なのかな……」

    オトナのおねーさんなのは間違いないと思う。
    でもトレーナーちゃんが悪いことしてるとは思えなくて……なのに直接聞こうって思えない。
    モヤモヤ考えごとしちゃう……なんかやだな。
    トレーナーちゃんはトレーナーちゃんだって、マヤ、ちゃんとわかってるのに。

  • 20二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:34:58

    「……どうしたの、マヤ。寝不足?」
    「うん……ちょっと考えごとしてて」
    「マヤが一晩中? 珍しいね……」

    考えてたら眠れなくて、トレーナーちゃんに心配されちゃった。
    トレーナーちゃんは夜もお仕事してるのかな。それならいつ寝てるんだろう?
    マヤはちょっと眠れないだけでこんなに疲れたのに……しょんぼりしてたら、トレーナーちゃんがお膝を貸してくれた。

    「ふかふか……」
    「頭を乗せなれてるからね。アヤベさんからも高評価だよー?」
    「やだやだー。マヤのトレーナーちゃんなのー……」
    「じゃあマヤの枕だって予約しておかないとね」

    頭を撫でてくれると気持ちよくて、うとうとしちゃう。
    だからなのかな。だんだん何を考えて喋ってるのか、ぼんやりしちゃって……

    「ねー、トレーナーちゃん……」
    「なぁに?」
    「……トレーナーちゃんって、キャバ嬢なの?」

    ……聞いちゃった。
    聞きたくなかったのに。

  • 21二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:35:31

    トレーナーちゃんは珍しく目をまんまるにして驚いてる。マヤもマヤ何言ってるの?と思って、目が一気にさめちゃった。
    何も喋ってないのにすっごく重たい時間がマヤとトレーナーちゃんの間にしばらくあって、マヤがあわあわしてると、トレーナーちゃんが先にお話してくれた。

    「そうだよ。銀座でお仕事してる」
    「……大変?」
    「辛くないけど、大変かな。休肝日作るのが一番大変」

    マヤを撫でながらお話するトレーナーちゃんは、ちょっとだけ冗談っぽく言おうとしてる。
    けどマヤ、わかっちゃうの。トレーナーちゃんは今、すごく言葉を選んでくれてるんだ。
    マヤが傷つかないように、恐る恐る喋ってる。いつものトレーナーちゃんなら、もっとすぐに答えてくれるのに。

    「なんで、キャバ嬢してるの?」
    「うーん……マヤ、この話、ナイショにできる?」
    「がんばる」
    「じゃあ話す。……最初はね、トレーナーになる学校の学費が稼ぎたかったの。うちは互いに興味なくて……」

    トレーナーちゃんのおうちは、マヤとパパみたいにRANEでおしゃべりとか全然しないんだって。トレーナーちゃんは昔からトレーナーになりたかったんだけど、聞いてくれなかったみたい。
    トレーナーになる為の、専門学校?に通うお金も払ってくれないだろうなって思ったトレーナーちゃんは、自分でお金を稼ごうとキャバ嬢になったんだって。それって……

    「……それって、すっごいことじゃない!? トレーナーちゃん、本当にトレーナーになってるんだし……」
    「マヤ、最後まで聞いてほしいな。You copy?」
    「あ、あい・こぴ〜……」

    ぽんぽん、っておなか叩かれてわからされちゃった。
    こういう時にアイ・コピーできないと、トレーナーちゃんは膝枕から対G訓練機になってお話オシマイになっちゃうって、マヤわかってるの……。

  • 22二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:36:04

    「最初はお金を稼げればそれでよかったんだけど、お客さんにも夢があるんだって、だんだんわかってきてさ」
    「ユメ?」
    「そう、夢。レース場を駆けるウマ娘へ向ける想いにちょっと似た、自分勝手な理想像」
    「自分と同じ時間を過ごす女の子が、特別で、魅力的で、自分の話に耳を傾けてほしいっていう、可愛いワガママ。だけど……」

    そういう夢を裏切ったら、ウマ娘のトレーナーになんてなれないと思ったから。
    だから、トレーナーちゃんはキャバクラのお勉強もトレーナーのお勉強もいっぱい頑張って、お客さんのお話に耳を傾けてたんだって。
    そしたらいつの間にか……ナンバーワンになってたんだって! すごーい!

    「実は、教え方の練習もキャバの後輩にしてたんだ」
    「えっ、そうなの!?」
    「そうそう。上手くいかない時はお客さんに教えてもらってね……みんなどこかの道のプロだから、語らせるとスゴく勉強になるの」

    それでトレーニングする内に、お店のケイエイ?も上手くいくようになっちゃって、トレーナーちゃんはお店にとってかけがえのない人になっちゃったんだって。
    そりゃ教えるの上手だよ……ケーケンホーフなんだね、トレーナーちゃん……

  • 23二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:36:27

    「あのね、トレーナーちゃん。……キャバクラって、ウワキする場所って聞いてたの」
    「そっか。それで考えてくれたんだ……」
    「うん……トレーナーちゃんもウワキしたの?」
    「どう答えるべきかな……。トレーナーになりたくて、結婚はずっと断ってたけど」

    トレーナーちゃんは、キャバクラについてマヤにもわかるように教えてくれた。
    キャバクラでやるのは楽しくお酒を飲んでお喋りすることで、チューしたりはまた来てねってサービスなんだって。スゴぉい……
    でもキャバ嬢はお客さんが話したいことを聞いたり、聞きたいことを喋るのがお仕事だから、奥さんがいるって知らないことが多いんだって。

    「まあ、言われなくても察しはつくから、跡に残る誘いはするべきじゃないけど……人情もあるよね」
    「オトナのやり取りってこと?」
    「そうだよ〜。覚えててほしい、って計算とお願い」

    それはマヤわかんないけど、わかんないからスゴいことなんだなってわかっちゃった。
    でもそれがパパとママのケンカになっちゃうなら大変だし、いけないことだって思う人もいるのかも。
    そう言ってみたら、トレーナーちゃんもゆっくり頷いて、自分の考えを聞かせてくれた。

    「大事な人じゃない誰かに話を聞いてほしい時が、誰にでもあるの。私はそれを、お客さんにあげられるよう仕事してる」
    「それを寄生虫と思うか、とまり木と思うかは人それぞれの自由だよ」

    ちょっとだけ寂しそうな笑顔。
    どれだけトレーナーちゃんはとまり木と思って貰えなかったんだろう。そう思うと思わず、ぎゅーって抱きしめちゃった

  • 24二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:36:55

    「マヤ?」
    「気持ち、楽になった?」

    トレーナーちゃんはトレーナーちゃん。
    きっと大丈夫だけど、疲れる時は来るよね。
    だからマヤ、オトナとして、トレーナーちゃんのとまり木になりたい。

    そう言ったら、トレーナーちゃんの顔は困った顔から、だんだんすごく嬉しそうな笑顔になった。
    ぎゅーって抱きしめてもらって、トレーナーちゃんのいい匂いがする香水をくんくん楽しんじゃう。おむねだってアヤベさんがはなまるつけるふかふかだよ!

    「ありがと。とっても楽になっちゃった」
    「えへへっ。マヤにむちゅ〜になっちゃった?」
    「もちろん、いつでもね」
    「えへへー!」

    不安だった気持ちは、おしゃべりしてる内にどこかへ行っちゃった。
    やっぱり、マヤのトレーナーちゃんはスッゴい。
    だからもーっと、マヤに夢中になってもらえば……トレーナーちゃんよりオトナに、いつかなれるよね?
    その為にはレース、もっとがんばらなくっちゃ!
    (おしまい)

  • 25二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:37:21

    ウワーッ!

  • 26二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:41:28

    オトナのオンナって書くの難しいねトレーナーちゃん
    マヤの考えること書くのも難しいねトレーナーちゃん

    でもナンバーワンホステスがトレーナーもやるって凄い努力の賜物だよな……って思ったら止まらなかったんだ
    たのしかったです

  • 27二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:41:34

    >>25

    ウオッカには大人すぎて劇薬なssがきたな

  • 28二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 12:42:04

    いきなり良文を吐き出すなビックリするだろ

  • 29二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 13:42:02

    トレーナー、マヤに対してはわかりやすい言葉で喋ってるんだな…

  • 30二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 13:54:40

    ただのネタスレだと思って開いたのにとんでもない質量が襲ってきた

  • 31二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 14:15:54

    トレーナーちゃん(♂)だとただのプレイボーイ枠なのにトレーナーちゃん(♀)がこんなにイイ女だなんて……シビれるなあ……!

  • 32二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 14:18:13

    「トレーナーちゃん、オトナのゆ~わくってどうやるの!?」
    「特別なことはしないよ。ただじっと相手の目を見つめるとか……」
    「わかった!」


    「じーっ……👁👁」
    「ムワァー!! ナンデズットダマッテミテルノサー!?」
    「ちょっとでいいんだよ、ちょっとで」

  • 33二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 14:35:55

    うわぁ!急に名文をお出しするな!

  • 34二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 19:58:59

    ホステスのおねーさんってプレゼントも重要な収入源なんだよね
    だから誕生日とかは稼ぎ時でトレーナーちゃんも大量の贈り物を稼ぐんだけど、一番大事にしてるのはマヤノがおこづかいでプレゼントしてくれた安物のブレスレットなんだ

    トレーナーちゃんがマヤノの贈り物を身につける時はそこには他の装飾はつけないから、いつもマヤノの贈り物が主役になるんだよね

  • 35二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 20:46:41

    ナンバーワンキャバ嬢トレーナーちゃんVSお兄さま

    ファイッ!

  • 36二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 21:26:28

    ・キャバクラの後輩を指導するトレーナーちゃん
    「基本はお客さんの話したいことを引き出すことが大事だね。
     こっちの話をするのはキッカケ作りとか、話題を変えたい時って考えたらうまくいきそう?
     ……うまくいきそうだね、よかった。じゃあ続けるよ。
     話したいことを引き出せたら、後は意見を求められるまで面白そうに相槌打ってあげて。
     逆に意見を求められたら、失敗してもいいから自分なりの考えで答えてほしいな。
     がんばって考えてくれるキャストの方が、お客さんは喜んでくれるからね。
     わかるよ、緊張するよね。最初の内は私や他のキャストがサポートするから、安心してね」


    ・マヤにオトナのゆ~わくを教えるトレーナーちゃん
    「マヤなら投げキッスすればみんなイチコロだよ~(本心)(もうイチコロ)(内心アグネスデジタルする5秒前)」

  • 37二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 21:38:47

    いいSSだ

  • 38二次元好きの匿名さん22/07/08(金) 22:51:01

    ネタスレを建てたら
    こんないいSSに出会うとは

  • 39二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:31:38

    マヤノトップガンは、すぐに正解を理解する。
    中央には所謂天才児が多いが、彼女はとりわけ「特別」と言っていい筈だ。

    「トレーナーちゃん! この“お天気の科学”はもうわかったよ!」
    「うん。じゃあ次はこっちを読んでみよっか」

    手渡された教材を受け取って、別の「マヤ向けの宿題」を渡す。
    夏の合宿……思い返すも大変な二ヶ月間。銀座と合宿場の県またぎ往復勤務を経て。
    マヤは宿題の面白さを理解して、トレーナーの私にもそれを課すようおねだりした。
    やる気があるのはいいことだと、私も色々な教材を用意しているのだが……。

    「ねえ、トレーナーちゃん」
    「わからないことでもあった?」
    「ううん。この“芝の造成管理”についてはわかったよ」
    「あら、もうわかったの! 面白かった?」
    「おもしろかった! でもねー?
     もしかしてトレーナーちゃん……ネタ切れ?」

    ……この通り、天才児マヤノトップガンは私の予想を遥かに超え、そこらのキャバ嬢ならみっちりやっても三ヶ月はカタいと確信する宿題を、たった一週間でこなしてしまうのだ。
    こうなるとマヤが初担当の私に「走りについて」の教材作りは非常に難しく……

    「……マヤ。ウマ娘の本分は?」
    「ぶんぶりょーどー!」
    「その通り。つまり次は文の方、ライブとダンスについてだよ」
    「あっ、そっか! よーっし、レッスンがんばるぞぉー!」

    常連である業界人達が上機嫌に語っていた学識を学び直しては、マヤに関係する知識として卸し直す。
    そんな血を吐きながら続ける悲しいマラソンが繰り広げられるのだった。

  • 40二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:31:57

    「……いやぁ、君は本当に勉強熱心だね!」
    「そうかしら。先生のお話を聞いてたら、ちょっと読みたくなっただけなんですよ?」
    「いやいや、うちの生徒達に聞かせてやりたいくらいの熱心さだよ。
     本は今度持ってこよう。わからなかったらいつでもご指名してくれたまえ!」
    「もう、それじゃあべこべですよ」

    上機嫌な常連の教授さんに私はお礼を添え、お猪口の中身と共に飲み干す。
    喉に絡まないが、感覚を失うほど温める大吟醸に慣れ親しんだのは、ちょうどこの教授さんが初めてご来店くださった頃のことだ。
    教授というのはやはり教えることを志すが故か、熱心な生徒の素振りをするのが一番効く。コツは大学の気怠い雰囲気を漂わせないことで、それはつまり素直で、理解能力が高く、教授のことを気に入っている生徒を演じるということ。
    ……マヤと会ったら彼は瞬く間にメロメロになって、悪酔いしてしまうだろうな。そう思うと、つい笑ってしまう。
    それはもう、マヤなら誰でもメロメロに違いないからだ。多分、私が一番。

    「けど、こんないい生徒がいると知ったら、僕の友人達も黙っていないだろうな。
     もしかして、それを狙ってのことかい?」
    「先生のお友達?」
    「ほら、常連が増えたら君も店も儲かるだろ」

    あらあら、また始まったとウェイター達が苦笑する。
    この教授さんは中々人を信じられない気質のようで、度々こうして覗き込むように、キャストの算段を伺おうとするのだ。
    面倒と思う人もいるだろうが、実のところこれは好意の裏返しであり、素直でないアピールである。そう考えると実にいじらしく、可愛らしいものだと私は思う。

  • 41二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:32:15

    「そうね。実は、新しいお客さんに会うのが今から楽しみなの」
    「そうだろ、そうだろ。まあ、僕は友達が多い方だからな。店には貢献させてもらうよ」
    「まあ嬉しい。それじゃ、どんなことを聞こうかしら」

    指折り数えて考える素振りをした私に、諦観のような視線と小さなため息が注がれる。勿論、教授さんからだ。
    きっと彼は所詮取引なのだと割り切ってくださったのだろう。それは彼がとても良識的なお客さんだという証でもあるのだけど……今は早合点だと、瞳を覗き込んで語りかけるとする。

    「私が知らない先生のこと、いろいろ聞いちゃおうかしら。どんな面白い話が聞けるかしらね?」
    「……おいおい、そりゃ赤っ恥をかいちまうよ」

    わたくし、貴方の学問だけでなくて、貴方のことも知りたくてよ。
    そんな口説き文句に、教授さんは恥じらうように頭をかきかき。

    「ふふふ……とっても、仲のいいお友達なのね」
    「まあね」

    恥ずかしい話を知っているほどに親しい友達なんて、そういるものじゃない。いい宝物だ。
    ため息と共に酒気を帯びた恥じらいと、もやもやした気持ちを吐き出した教授さんは、実にすっきりとした、いい笑顔を浮かべていた。
    こういうところが、彼はとても可愛らしいのだ。いつかトレーナーとして、マヤといっしょにご教授願いたいくらいに。

  • 42二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:33:05

    「先輩、お疲れ様ですっ」
    「はい、お疲れ様。楽しんだ?」
    「あはは、先輩ほどじゃないです」

    店じまいの後で支配人とミーティング(キャストやお客さんに変わりなかったの確認だ)を済ませ、控室に引っ込めば、後輩のキャスト……所謂キャバ嬢達が挨拶を交わしてくれる。
    気心の知れたベテランもいれば、まだ距離を掴めない新人ちゃんもいる。彼女達を可愛がって、私の技を伝えるのも私の仕事だ。

    「またママになれって支配人に言われたんですか?」
    「なにそれ~? 私、イメージクラブに転職する気はないけど?」
    「だって支配人いっつも言ってるじゃないですか。“金なら出すからここにいてくれ~”って!」
    「出されなくてもいるって。まぁ貰えるなら貰うけどね……」

    流石にマヤほど若い子はいないが、今では私が最年長だ。
    私ももうすぐ三十路が控えていて、水商売としては古ぼけてきた。そろそろ引退か、ママとして支配人側に立つか。なんて話も向けられているのだ。

    「引き抜きとか、そういう話もないんですか?」
    「あるけど、全部断ってるよ。この店気に入ってるし」
    「わぁ、贅沢~……」

    本当はすっぱり辞め、トレーナーとして専念することもちょっと考えている。
    けど、懐古趣味的なこの店には、ずいぶんと思い出がたまっていて、ちょっと抱えて出ていくのは難しい。
    二足の草鞋を履くのはどちらにとっても失礼な話だが、身体が保つ内は忙しい毎日を送ることを許してもらっていた。
    ……キャストの娘達には、トレセンの守秘義務上伏せている。マヤがGⅠで勝つなんてことがなければ隠し通せる筈だ……多分、次の菊花賞までは。

    「それで? 宿題はちゃんとやった?」
    「う……自信は、ちょっとないですけど」

    そう言って後輩が差し出したノートを手に取り、バッグに入れた答案と見比べる。
    字がよれていたりと書類としては難点があるが、簿記としてはよくできていた。
    ……そう、簿記。この子は次のキャリアに、経理士を目指している。その面倒を見ているのだ。

  • 43二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:33:42

    「ん、誤りなし。よくできました」
    「よかったぁ……! てか今、計算どこでやったんですか!?」
    「どこって……頭?」
    「うわーっ、ダメダメ! 顔もいいのに頭もいいとか反則!」

    顔がいいのはお互い様でしょうに。
    そう言いながら頭頂部から伸びた耳を撫でてやれば、後輩は気持ちよさそうにころころ笑った。

    水商売なんていつまでも続かない。
    田舎でやってるオバちゃんだらけのスナックは、実はすごく恵まれた楽園だ。
    「アンタは頭がいいんだから、後輩にも教えてやりなさい」と先輩達がかましてくれた無茶振りのお蔭で、次の人生に笑顔で羽ばたく子は、ずいぶん増えた気がする。
    ……そういう子の受け皿になりたいといっちょ前にほざくオーナーや支配人のせいで、私の時間は今日も順調に削られている。喜ばしいことに。

    「あ、そういえば先輩、ウマトックでこんなのが流行ってるんですけど……」
    「へぇー……え、指どうやってるの? こう?」
    「ちがいますよう、こう!」

    尤も、教えるだけ、与えるだけではない。
    若い子は更に若い子、つまりマヤにとってはちょっと大人の女の子だ。彼女達の触れる流行りはマヤ達にとってオトナの世界で、事前に学んでおけば「アスリートの悪ふざけ」なんて放送事故を減らすことができるし、マヤのご機嫌取りに重要な、デートプランに組み込めたりする。
    とりあえず、この振付は覚えておこう。ダンスレッスンに活かせるかもしれない。

  • 44二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:34:11

    白湯とお粥で酒気を誤魔化して、店の送迎役に送ってもらい府中のトレセン学園に帰り着く。
    泥のように眠りたいが、やるのはシャワーと着替え、そして化粧直しだけだ。
    店でやるメイクと違い、トレセン学園では最低限のナチュラルメイク。
    嬢ではなく、社会人として優しい印象を固め直し、マヤとの朝練の為、空が白む前にどうにか間に合わせた。

    「トレーナーちゃん、おはよー……」
    「おはよう、マヤ。……どうしたの?」
    「んー……トレーナーちゃん、いっつもシャッキリしてるなーって」
    「あはは。顔洗っておいでー」

    本当はただの昼寝夜起きなのだが、まあ語るのも野暮というものだろう。
    シャッキリしてもらう間にトレーニングの準備を済ませ、私はマヤとのミーティングを始める。

    「菊花賞では好位追走、四番手をキープしてから仕掛けようか。その為に必要なものは?」
    「ひろい視野とセンスー!」
    「マヤ、大正解。そのセンスを活かして仕掛けてもらうとして、視野を広げるトレーニングは午後にレクリエーション形式でやっていくよ」
    「じゃ、朝練はどうするの?」
    「勿論、坂路トレーニング」
    「えーっ!?」

    菊花賞はスタミナが物を言う以上、それを鍛える坂路は欠かせないトレーニングだ。
    身体を温めるのにもちょうどいいので、マヤには辛い反復トレーニングも頑張ってもらう。

    「終わったらウマトックのやつ、付き合ってもいいからさ」
    「えっホント!? よーっし、マヤノトップガン、テイクオーフ!」

    泣いたカラスがもう笑う。元気よく飛び出したマヤをフォームチェックしながら、私は疲れを息と共に吐き出して目を細める。朝日が登ったのだ。
    黄色い太陽は私にとって珍しくない。けれど大きなレースを控えた今最近は、なんだかきれいに、輝いて見えた。
    (おしまい)

  • 45二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:36:37

    キャバ嬢としてのトレーナーちゃんとトレーナーとしてのトレーナーちゃん
    どっちもすてきなトレーナーちゃんなんだよねっていうおはなし

    辻するだけのつもりだったんだけど、妙に気に入っちゃって書いちゃった
    それにしてもこのオンナ、何かある度にマヤのこと思い出してるな……

  • 46二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 07:42:25

    朝から良文をお出しするな。すっきりした気持ちで休日を迎えられるだろ

  • 47二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 08:00:54

    >>46

    健やかな休日を送らせちまってすまねえ……


    不器用だからよ、面白そうなスレに出会えた喜びをおはなしを書くことでしか表現できねえんだ。いいスレをありがとよスレ主

    みんなもトレーナーちゃんの妄想してくれると俺も楽しくおはなし書けるから、ヨロシクなあ!

  • 48二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 08:08:58

    数日ぶりに覗いたら名作投下されてた!
    ありがてぇありがてぇ
    マヤもトレーナーちゃんも可愛くて素敵

  • 49二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 08:49:14

    マヤノの菊花賞ってG1初勝利したアレか
    キャバ嬢としてもトレーナーとしても有名になっちまうー!

  • 50二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 09:19:02

    トレーナーちゃんの真似がしたくて
    トレーナーちゃんとキャバクラごっこするマヤノの微笑ま空間見たいねぇ

  • 51二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 18:41:01

    >>50

    「トレーナーちゃんトレーナーちゃん!

     キャバクラでやってること、マヤにも教えて〜?」

    「大したことはしてないよ? 楽しくおしゃべりしてるだけ」

    「えー、うっそだあ。キミの大人の魅力でイチコロなの、マヤわかってるもん!」

    「期待が重いなあ。じゃ、内腿を閉じたまま、座り方を崩してみて?」

    「こう?」

    「そうそう。それで片手を隣に座ってる人の手に置いて、相手の目を見て……はいにっこり」

    「にこー!」

    「はい駆けつけ三杯ドン・ペリニヨン。もうみんなマヤにむちゅ〜になっちゃった」

    「わぁい! 他の子にも試してみるー!」


    その後ウマトックで「トレーナーちゃんに教えてもらったオトナのテクニック!」として公開し、「ラブずっきゅん過ぎる」「これ教えたトレーナーちゃん何者だよ」「いきなり心臓を撃ち抜くな停まったわ」「成仏してクレメンス」と話題になったという

  • 52二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 19:20:33

    >>51

    ラブずっきゅんは世代わかっちゃうな···

  • 53二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 21:22:37

    >>51

    「はい駆けつけ三杯ドン・ペリニヨン。もうみんなマヤにむちゅ〜になっちゃった」


    これを本気で言ってやがるのがひじょ~にタチ悪いなこの女……

  • 54二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 21:26:00

    護身術も超一流なトレーナーちゃん
    悪質な客も1発さ!
    マヤにも護身術教えてあげるトレーナーちゃん

  • 55二次元好きの匿名さん22/07/09(土) 21:50:37

    >>54

    「まず胸が当たるまで近づいて、ヒールでスネを削るでしょ?」

    「けずる!」

    「そしたら遠ざかろうとして足が開くから、そのまま股座を蹴り上げる」

    「あげる!」

    「痛くて蹲るからこめかみをつま先で蹴飛ばして、はいおしまい」

    「いっつすまーと! トレーナーちゃんかっこいいね、パパみたい!」


    (真似してみるマヤ)

    (つられて真似してみるウマ娘達)

    (股を抑える男性トレーナー達)

  • 56二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 01:06:50

    「トレーナーちゃんって弱いところあるの?」
    「……肝臓?」
    「そうじゃなくて、弱点!」

    弱点アピールがカワイイ女の子のヒケツなんだよ!と雑誌の内容から仕入れた知識を疲労してくれるマヤに、私は困ったように笑った。確かにアバタもエクボ。可愛げのあるマヤの欠点ならどんなところでも愛嬌だが、三十路になると生々しい弱点をどう隠すかで躍起になるものだ。
    しかし、人の弱みを知ることで、マヤの成長にも繋がるしれない。そう思って私はひとつ、恥を晒す。

    「実は、走るのが苦手なんだよね」
    「えっ、そうなの?」
    「ずっとハイヒール履いてると、魚の目がね……」

    ほら、と晒した素足には、ちょっとメイクとかでは隠しきれない魚の目の治療跡。
    キャバ嬢故に酒と煙草、ヒールの高い靴から逃れる術もなく、内臓や喉、足は悪くしやすいのだ。
    声だってマヤほどカワイク喋れない。酒に焼けた喉を、なんとかハスキーボイスにして誤魔化している。(そこを魅力的にするのが、営業努力っていうやつだ)

    「でも、走るのを見るのは昔から大好きでね。学生の頃から小遣いで、レースは欠かさず見てたんだよ」
    「じゃあじゃあ、一番好きな走りは?」
    「勿論、マヤの走り~」
    「えへへへへぇ~~~~!」

    かわいいかわいい担当ウマ娘をかいぐりかいぐりしてやって、なんとか本当の弱点を隠し通す。
    本当のところを言うと――私は、とんでもなく見栄っ張りだ。
    お客さんには最高の嬢として見てほしいし、オーナーや支配人には頼りにされたい。お店の子の前ではカッコいい女でいたいし、マヤの前ではもっと見栄を張って、いっそ清廉潔白でいたいとさえ思っている。
    勿論、それが叶わない夢だと知っているし、それを踏まえても理想の自分を演じることを止められない。だから本当は、キャバ嬢だということも露見してほしくはないのだ。

    「弱点、ねえ」

    その見栄こそ、私の虚像を崩す最大の弱点だ。
    いつか清算させられる日が来る―ーその覚悟をするには、勇気と気力がいる。私はその気力を、ありのままが一番かわいいウチのウマ娘を撫でることでもらうことにした。
    (おしまい)

  • 57二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 01:14:12

    寝る前に露見する前のトレーナーちゃんを一筆
    こんなスペック高い女に弱点とかあんのかよ……とも思うけど、スペック高いからこそ弱い自分を曝け出すのが苦手で、いつも鴨の水掻きをしているんだっておはなし

    やたらスペック高くて口説くの上手いくせに内心はマヤの走りに脳焼かれててマヤのこと大好き過ぎるの普通に欠点じゃない???

  • 58二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 01:32:36

    素晴らしい!!
    レースを通して成長していくマヤノに徐々に弱味を見せられるようになるのもいいと思います!!

  • 59二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 02:32:29

    違う意味でパパノトップガンの映画に出てきそうなトレーナーちゃんだ…

  • 60二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 09:40:25

    「トレーナーちゃん! 撮っていーい?」
    「うーん……ネットに上げないならいいよ」
    「わーい!」

    スマホを向けられて、思わず画角を意識してにっこり。
    意外な話かもしれないが、キャバ嬢やってるとモデルの仕事が入ったりして、私もご縁があって少しだけ撮って頂いたことがある。
    そこから経歴が漏れることもあるので、調子に乗った手痛い過去だが、仕入れた知識は、今もマヤのプロデュースに役立っているのだ。

    「いまね、こうやってきれーにするアプリが流行ってるのー!」
    「へぇー……けっこうキレイに盛れるんだ」
    「いっぱい盛っちゃう?」
    「いっぱい盛っちゃお」
    「あいこぴ〜!」

    チェキならけっこうな数を撮ったが、そういえばマヤと撮ることはあまりない気がする。
    マヤはネット投稿がお盛んなので、特定されることを厭う私が辞退していることが多いのだ。
    けど、写真は思い出という小旅行のチケットだ。少ないよりは多い方がいいのかもしれない。
    だから勇気を出して、いっしょに撮りたそうなマヤのお誘いに乗ってみようと思う。

    「じゃあ次は、いっしょに撮ろ!」
    「はーい。にっこにこ」
    「にーっ!」

    ぱしゃり。
    また一枚、思い出へのチケットが刷られていく。
    アルバムを作る日も、きっと近い。

  • 61二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 09:47:14

    (ぱしゃり)

    「ちょっと、タバコ吸ってる時は撮らないでよ」

    「いいじゃないですかー。キレイに盛りますから〜」

    「もう……あ、このアプリなら彩度落として仕上げて」

    「えっ知ってるんですか!? 最新アプリなのに!」

    「…………たまたま撮ってもらったの。ネットに上げちゃダメだからね」


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    やわらかめのネコヤギ2022/2/19更新

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    plf、アイコン、TRPG素材等にどうぞ!(商業利用を除く)

    動画、配信での使用は、収益化などお金が絡むのでNG🙅‍♀️です。

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    (Video streaming is considered commercial use.😔)
    picrew.me
  • 62二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 10:01:41

    トレーナーちゃんがどんな顔してるかはみんなの想像する自由、財産じゃない……?って気持ちもあったけど
    あ!後ろ髪変えるだけでめっちゃ印象変わる!!二面性のある美人!!!推せる〜〜〜〜!!!!とひとりで朝から盛り上がった結果がこれ

  • 63二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 12:21:47

    すげえ気合の入ったSS書きが住み着いてるな

  • 64二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:00:14

    とりあえず一度住み着いてしまったからには200までおはなしを積み重ねるつもり

    菊花賞のインタビューで公に経歴バレするトレーナーちゃんを書こうとしてるけど世間から予想されるバッシングが考えるだけでつらい!!!

  • 65二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:06:59

    マヤノパパや店の人達は応援してくれてさ
    世間もトレーナーちゃんの人柄を見て次第にバッシングとか減るといいよね.....

  • 66二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:43:28

    水商売やりながらだとネットの叩きすごそう

  • 67二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:45:53

    >>66

    マヤノのトレーナーがキャバ嬢ってマジ?

    失望しました.....ファル子のファン辞めます.....

  • 68二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:52:10

    でも本人は菊花賞でバレるってわかってるからその時が来たらどうするかの判断と仕込みはしてるはずなんだよね
    首を長くして待ってる

  • 69二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 14:59:23

    トレーナーちゃんのお店には次のステージを目指すウマ娘がいるから
    この娘がマヤとは違うもう一人の教え子として偵察に来た頭の固いお偉いさんの考えを改めさせるぞ

  • 70二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 18:53:00

    感謝祭でキャバクラ喫茶をするマヤノ達
    最初はまずいと思っていたけど指南役を頼まれて徐々にノリノリになるトレーナーちゃん
    キレるエアグルーヴ

  • 71二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:56:32

    >>70

    「チャージ料金とお通しでフルーツ盛り合わせ出したら売上なんて秒でトップだよ」

    「マヤノトップガン担当トレーナー」

    「ってのは悪い見本で! 二人用のストローでちょっとぶくぶくーってやると相手が吐息ごと啜ろうとしてお腹たぽたぽにならないd」

    「マヤノトップガン担当トレーナー!」

    「ってのは冗談でぇ!」

  • 72二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:31:15

    書くためにマヤを育成してたけど、トレーナーちゃんシニア期の感謝祭前に過労で倒れかけてるんだね……

    マヤの教材作りにキャバまでやって2年とかそりゃ身体ボロボロになる……

  • 73二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:49:04

    あとマヤトレアンチの描写を探しているけどアプリでの描写が意外と見つからない謎
    その代わりマヤトレがマヤをシラフで口説いて撃ち落とす描写がポロポロ出てくる……

    なんだこのオンナつええぞ……

  • 74二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 01:37:53

    >>73

    僕も中々遭遇できないんですよね

    マヤのキラキラ☆決心!

  • 75二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 01:48:04

    連鎖イベントとかだった記憶があるから中々出てこないんすよね…

  • 76二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 10:09:54

    マヤパパ来日後にマヤパパに見抜かれる話とかありそうだな...

  • 77二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 19:46:06

    >>76

    お互いに正体を知らないまま客として店に来るパパ

  • 78名無し22/07/11(月) 21:27:17

    >>73

    お出かけイベントの3つ目で見られるぞ。おでかけ連打で多分見れる

  • 79二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 22:53:42

    菊花賞、すーっごくたのしかった!
    はじめてのGⅠだったけど、みんな目がすごくギラギラしてて、走りもすっごいパワーで……マヤ、すっごくワクワクしちゃった! これなら、また走りたいな~!

    「楽しかった?」
    「たのしかった!」
    「そっかそっか……よかった、マヤが楽しくて」

    トレーナーちゃんもすっごく嬉しそうで……でも、なんだかちょっと緊張してるみたい。
    ぎゅーってしたらヨシヨシしてくれたけど、髪を撫でてくれる手が落ち着いてないの。

    「よく頑張ったね」
    「えっへへ~☆ でしょでしょー!
     やっぱ注目すべきはマヤなんだからー♪」

    でもトレーナーちゃんはヨユーがなくても、マヤのことちゃんと見てくれる。
    ……目を離すのは、今は、ブライアンさんのレースを見る時くらい?
    でもでも、マヤちんの走りだけしか見えないくらいむちゅ~にしちゃうもんねっ!

    「……トップガンさん! マヤノトップガンさん!」

    トレーナーちゃんのヨシヨシで満足してたら、後ろから声がかかってきた。あのきれいな人は、月刊トゥインクルの乙名史さん!

    「『月刊トゥインクル』の乙名史です。是非レース後のご感想をお願いできますか?」
    「わお! マヤに取材~!? いいよ~☆ なんでも答えちゃう!」

    マヤ、インタビューとかはじめてだからワクワクしちゃった!
    それでね、菊花賞はブライアンさんが出たから出たのって言ったら、じゃあ有馬記念で直接対決はどうですかって。もちろん行く~! 有馬記念に、テイクオーフ!

    ……でもでも、菊花賞はマヤの本番だったんだけど……
    ……トレーナーちゃんの本番は、これからだったんだ。

  • 80二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 22:54:04

    「では、次の出走は有馬記念で確定ですか!?」
    「今回のレースで怪我がないか、様子を見て確定としたいですが……
     マヤがそのつもりなので、陣営としてはその方針で手続きを行う予定です」

    さっきの乙名史さんよりもずっとずっとたくさんの、同じような質問が飛んできた。
    ウィニングライブが終わった後、マヤ、トレーナーちゃんとふたりで色んな記者さんにインタビューされちゃったんだ。あとで聞いたら、これって記者会見なんだって。
    テレビでいっぱいパシャパシャやってるのと比べて、みんなずっと録画回してたから、最初これがそうだってわかんなかったなー。
    (ウマ娘は敏感だから、専門の記者さんは眩しくしないようにフラッシュを切ってるんだって!)

    「結論は一週間後にはトレセン学園を通して公表させて頂きます。他に質問のある方?」

    トレーナーちゃんはすっごくにこにこして記者さんの質問に答えてる。
    けど、握ってる手はじっとり汗で湿ってて、ちょっとだけ震えてたの。
    何か怖いことでもあるのかな、無理してるのかな。マヤがそんなこと考えてたら……

    ぱしゃっ、って音と、ちょっと眩しい光がやってきた。

    「すみません、週刊●●のものですが――トレーナーさんにご質問が」
    「なんでしょう」
    「トレーナーさんは風俗営業店――
     俗に言うキャバ嬢を兼業として行っているとのことですが
     お噂は本当なのでしょうか?」

    それがスタートの合図みたいに、カメラのフラッシュが一気にたくさん焚かれて、マヤはびっくりしちゃった。
    でも思わずトレーナーちゃんを見て、もっとびっくりしちゃったの。

    「ええ。トレセン学園、営業店共に許可を得て兼業を行っております」

    トレーナーちゃんはいつもしてるヘアゴムを外して、口紅を塗ってた。
    赤い口紅をして笑う……大人の、オンナの顔をしてたの。

  • 81二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 22:54:33

    「実際に許可しているか否かはトレセン学園の公表をお待ち頂けますか。
     条件としましては、業務の両立が可能な限り認める、と理事長より仰せつかっております」
    「しかし、本当に両立が可能なのですか?
     マヤノトップガンさんの教育が充分に行われていないのでは?」
    「マヤは天才ですからね。
     私の指導がなくたって、好きに飛んでいけると思う気持ちはわかりますよ」

    トレーナーちゃんは今までのトレーナーちゃんじゃないみたいに、緊張なんてなかったみたいに喋ってる。
    まだ握ってくれてる手も、もう震えてなんかない。
    それどころか、まるで記者さん達みんな、ちっちゃなネコちゃんみたいに転がしそうなくらいだったの。

    「実務に関しては……月刊トゥインクル・乙名史悦子様、発言頂けますか?」
    「はい。月刊トゥインクルでは直接ご許可を頂き、夏合宿期間に一週間の密着取材をさせて頂きました。
     12時間の夏合宿後、銀座営業店への往復。
     こちら資料として共有しますが、後に△△放送と提携し、ドキュメンタリー形式で放送予定です!」
    「えっ、あのカメラそうだったの!?」
    「そうだよ。今度テレビで収録もするからね~」

    マヤがびっくりしてトレーナーちゃんに聞いたら、トレーナーちゃんはいつもどおりにこにこ笑顔でうなずいたの。
    それがなんだか不思議なのはマヤだけじゃないみたいで、フラッシュを焚いてた記者さん達も驚いたみたいな、困ったみたいな顔してる。ちょっとおもしろい。
    でも、フラッシュを焚いてた記者さん達は、すぐ怖い顔で質問をぶつけ直したの。
    爆撃機を撃ち落としたい高射砲みたいな、そんな勢いで。

  • 82二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 22:55:04

    「しかしトレーナーは、学生に関わる業務ですよ!
     風俗営業関係者が関わるのは不適切では!?」
    「どうしてトレーナーになっても兼業を? トレーナーになったなら辞職するべきでは?」
    「ドロップアウトしたウマ娘を風俗店にスカウトするのが目的では?」

    マヤがやめてほしい、って思っても、記者さん達はみんなワッとひどい言葉を投げかける。
    マヤは急に、暗いところにひとりぼっちの気分になっちゃったけど、すぐにそんなことはなくなった。
    トレーナーちゃんがフラッシュからマヤを守る為に、マヤの前に立ったの。
    振り返ったトレーナーちゃんの顔はごめんね、って言ってる時の笑顔で……。

    「こんなの、聞かせたくなかったんだけどね」

    ぽつりとそう言って、記者さん達に立ち向かったの。

    「――その発言は、御社が特定の職業に対する偏見をお持ちだと。
     そう喧伝しているのと同義かと思いますが。
     撤回を待たず、そのまま質問にお応えしてよろしいのですか?」

    その時、マヤわかっちゃったの。
    記者さん達もニ種類いて、マズい!って顔で焦ってるフラッシュを焚いた記者さん達と、その記者さん達を迷惑そうに見てる乙名史さんみたいなフラッシュを焚かない記者さん達。
    よく見たら服装もフラッシュを焚いた人達はポロシャツとかラフなカッコだけど、乙名史さん達はまだ暑いのにちゃんとスーツ着てるんだ。
    これってもしかして、フラッシュを焚いた人達は別のギョーカイの人達で――ここのマナーとか、ルールを知らない?

    「では、質問にお応えしますね」

    あっ、トレーナーちゃんすごい怖い笑顔してる。
    マヤ知ってる。アレはウィンディちゃんの落とし穴に落とされてマジギレした時のやつ。

  • 83二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 22:56:19

    「第一に、風俗営業から必要以上に遠ざけることを子供を守ると思い込むのは誤りです。
     何をする場で、どういう理由で遠ざけねばならないか明確に説明しないならば
     子供に何が安全かわからない罠を仕掛けるのとそう変わりません」

    トレーナーちゃんはすらすら、答えを用意してたみたいに記者さん達のいじわるな質問に答え始めたの。
    撤回なんて待つ気もないみたい。いじわるな記者さん達は、春天を走ったステイヤーみたいになっちゃってる。

    「第ニに、トレセン学園、風俗営業共に雇用形態は個人事業主です。
     法的にも契約的にも、兼業を認めない文はございません。
     それとは別に双方の責任者からも合意を取っております」

    もしかして、もしかしてだけど。
    トレーナーちゃん、こうなるってわかってたのかな。
    わかってて、ここで、戦うんだって決めたのかな。

    「第三に。トレセン学園の学生達はターフを、ダートを、障害を。
     全身全霊で走り抜く為にトレセン学園へ集まっています。
     その中で無数の挑戦と挫折があり、傷つき心折れた彼女達の受け皿になること。
     彼女達の輝かしいステージを用意することは、私は吝かではありません」
    「しかし、私の、私達のことを偏見の眦で蔑まれること以上に。
     まるで彼女達が負ければ、落ちぶれ食い物にされるものと思っていることに
     トレーナーとして遺憾の意を示さざるを得ません」

    一瞬だけ、ぎゅって強く握られて。トレーナーちゃんは、本気でウマ娘の為に怒ってるのが伝わってきて。

    「彼女達の人生はゴシップを燃やす為の薪じゃありません。
     撤回できないなら、どうぞお引取りください」

    ちょっとだけ、ヤキモチしちゃった。
    トレーナーちゃん、ぜんぶぜんぶ、マヤの為だけに怒ってくれればよかったのに。

  • 84二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 22:57:39

    「……おつかれ、マヤ」
    「もー。トレーナーちゃんの方が疲れたんじゃない?」
    「うーん、正直そうかも」

    ふたりそろって、車に乗って帰るところ。
    普段はトレーナーちゃんが運転席にいるけど、今日は運転手さんがいるから隣に座ってくれてる。
    ……今運転してる、静かなのっぽの運転手さんはキャバクラのオーナーさんで、マヤ達を応援する為に車を出してくれたんだって。
    キャバ嬢の人達にサインを書いてあげてってお願いされた時はびっくりしちゃった。
    (もちろんいっぱい書いたよ!)

    「ごめんね、マヤ」
    「なんでトレーナーちゃんが謝るの?」
    「……本当は、喜びいっぱいで帰りたかったから」

    トレーナーちゃんが、ちょっとしょんぼりしてる。
    かわいい~って思って、ヨシヨシしてあげたら、つむじにお鼻ぐりぐりされちゃった。
    ぎゅって抱きしめてあげると、トレーナーちゃんもゆっくり、でも強く抱きしめてくれる。
    トレーナーちゃん、ちょっと弱ってる……なんだか、ドキドキしちゃうな。

  • 85二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 22:58:19

    「トレーナーちゃん、カッコよかったよ」
    「……そうかな」
    「ホントだよ。トレーナーちゃん、すっごくカッコよかった」

    シートベルト、ちゃんとつけなければよかったな。
    引っ張られてできるすき間が、ちょっともどかしいの。
    ホントはもっと、ひっつきたいのにね。

    「でも、これからもマヤだけ見てなきゃやだよ!
     いくらカッコいいからって、よそ見しちゃダメ!」
    「え、そんなによそ見してる?」
    「してる!!」

    首をかしげてるトレーナーちゃんにもーこーぎしながら、マヤはこれから大変だなーって思ったの。
    これからトレーナーちゃんがカッコよくてきれいですてきだってわかっちゃった人達が、トレーナーちゃんにコクハクしたりするかもしれない。ドバイとかから。

    でもでも、そんなことさせない。ウワキはぜーったいダメ。
    だってトレーナーちゃんは、マヤのトレーナーちゃんだもん!
    (おしまい)

  • 86二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:00:51

    唐突に名著が湧くなこのスレは……いいぞもっとやってくれ、最高だ。

  • 87二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:04:33

    菊花賞での一幕(マヤちゃん視点)
    トレーナーちゃんがどんな暗やk……対策をして菊花賞での勝負に出たか編(トレーナーちゃん視点)は誠意制作中
    マヤトレアンチイベも無事拝見できたので組み込んでやっていきます
    とりあえず、いろんな人に頭を下げたりしたみたいです。乙名史さんもそのひとり

    個人的にはよわったトレーナーちゃんを見てイケないドキドキに目覚めちまうマヤちんにドキドキする!!!

  • 88二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:05:01

    マヤトレかっこよすぎんか?

  • 89二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:14:56

    >>83

    【誤字修正】

    >撤回なんて待つ気もないみたい。いじわるな記者さん達は、春天を走ったステイヤーみたいになっちゃってる。

    ☓春天を走ったステイヤーみたいになっちゃってる

    ◯春天を走ったスプリンターになっちゃってる

    ◎春天を走ったスプリンター、高松宮を走ったステイヤーみたいになっちゃってる


    そりゃステイヤーは春天走るよ!!

    というかマヤも走ったよ!!! スタミ―なめなめ以上に賢さ足りてない!!!!

  • 90二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:17:49

    いいっすね〜
    キャバのお姉様方にお菓子貰ったり撫でられたりして可愛がられるマヤも見たいねぇ〜

  • 91二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:21:36

    野生のSS書きだ!
    捕まえろ! 連れて行け!
    あの、お茶は紅茶と緑茶どっちがいいですか
    お茶菓子は和菓子と洋菓子どちらがいいですか

  • 92二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:27:57

    ウインディちゃんなのだ!
    ウィンディじゃないのだ!
    間違えないで欲しいのだ!
    トレーナーさんは怖かったのだ!

  • 93二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 23:30:21

    >>92

    ウワーッ! ウオッカウォッカ問題!! ごめんね!!!


    お茶菓子は角砂糖かブドウ糖ください!

  • 94二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 00:32:32

    イケメン♀なマヤトレ見てワーキャーするキャバのお姉様達が見える見える…

  • 95二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 09:29:14

    このトレーナー.....イケ女すぎる!!

  • 96二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 11:16:33

    キス以上の耐性がないマヤノが果たしてキャバのお姉様達の赤裸々トークに耐えられるのだろうか

  • 97二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 20:44:17

    大人なマヤトレは色んなウマ娘に憧れられてしまうしそういうことは教えないマヤトレ

  • 98二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 21:07:22

    「背伸びしてガマンするのはお行儀よくていい子かもね。
     けど、素直に笑ってる方が貴方は可愛いよ」
    「トレーナーちゃん、マヤはマヤは?」
    「マヤがこれ以上可愛くなったら世界がほっとかないからな~(偽りのない本心)」

  • 99二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:54:32

    いつまでも隠し通すことはできない。
    虚像はいつだって無遠慮に暴かれ、地に貶められる。
    なら――自分から明かす。勝負に出る。

    「……そういうことで。乙名史さんからも意見を伺いたいんです」
    「成程……まず、お礼を言わせてください。
     真っ先に私に相談して頂き、信用を置いてくださり、ありがとうございます」

    餅は餅屋。一番に相談したのは月刊トゥインクルの乙名史さんだった。
    トレーナーとウマ娘の絆の話になると大暴走すると噂の記者さんだが、思ったよりも誠実な人で、このような礼までしてくれるので私の方が驚かされた。

    「そんな、相談しているのはこっちですよ」
    「だからこそです」

    何よりも勇気が要るのは、恐れているものと同じ属性を持つものに触れること。
    だからこそ、勇気を出して真っ先に自分へ相談してくれたことが、トレセン学園で充分信用を積み重ねられたのだと実感できた。
    そう乙名史さんは心の内を明かしてくれた。

    「信用には報います。まず、いくつかの案を思いついたので、拝聴願えますか?」
    「……是非、よろしくお願いします」

    昼に生きる人達の本音を交えた信用の稼ぎ方を、彼女は計算せずに用いているように思える。
    これから昼に受け容れてもらう為に、私は彼女の提案に乗ることにした。

  • 100二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:55:01

    「……一週間の密着取材ですか?」
    「そうです!」
    「私に?」
    「そうです!!」

    乙名史さんが提案したのは、夏合宿中の一週間の密着取材。
    私の働きぶりを一週間みっちり映像に撮り、ドキュメンタリーとして流すことで理解してもらおうという試みだった。
    新聞で見慣れたテレビ局の名前もあり、私としては願ってもないことだが……。

    「……合宿所から銀座の本店まで毎日県またぎなんですけど、大丈夫なんですか?」
    「ウマ娘と人々の夢、その両立の為に毎日夜を徹して!?」
    「間違ってないですけども」

    ヨダレを垂らしそうな勢いで盛り上がる乙名史さんに苦笑しながらも、私は前向きにスケジュールを組むことにした。
    次いでトレセン学園と営業店、つまり理事長とオーナーに事情を改めて説明し、ご迷惑おかけすることに頭を下げる。

    「快諾ッ! トレセン学園の誇りあるトレーナーとして、きちんとした姿を見せてほしい!」
    「……店には伝えておく。しっかりやれよ」

    双方からは二つ返事で了承を頂いて、逆にこっちが恐縮してしまうこととなった。
    恐る恐る理由を聞くと……。

    「「夢を叶える手伝いをするのは、長として当然のこと」」

    ……昼に生きる人、夜に生きる人の筈なのに、まるで同じ答えが返ってきた。
    どうやら私は相当に、人の縁に恵まれていたらしい。
    少し、涙腺が脆くなったことを実感した。

  • 101二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:55:25

    「……いやー、暑いですね」
    「そうですね……トレーナーさん、それは?」
    「日焼け止めです。夜のこと考えると、こんがり焼けるわけにはいかなくて……」

    今年の夏は酷暑厳しく、私は日傘と日焼け止めが手放せなかった。
    カメラを回されている事実にどうすれば好印象に映るか憂うことはあったが、結局はベストを尽くすしかないと早々に割り切り、私は昼はトレーナーとして、夜はキャバ嬢としての業務に徹する。

    「トレーナーちゃん、取材!? 取材中!?」
    「私だけじゃないよ。マヤのトレーニング見たいって」
    「アイ・コピ~! カメラさん見ててね、いっくよー!」

    やる気急上昇のマヤには不安を伝えないよう、取材だという事実だけ明かす。
    マヤはトレーニングが目新しいものでなければ、期待されてる、注目されていると理解できる状況でモチベーションを高め始めるので、乙名史さん達の取材は期待以上の成果を発揮していた。

    「いや、普通に取材として楽しみになる走りですね。菊花賞が初めてのGⅠですよね?」
    「そうです。今までは脚部不安もあったので……」
    「……幅広い脚質に対応したトレーニングをされているようですが、これはどういう意図でしょうか?」

    テレビ局の取材班と乙名史さんに評価を受けながら、トレーナーとして回答する。
    演者ではなく指導者として語るのは緊張するが、経験はそれをきちんと包み隠してくれた。

    「マヤはひとつのことで縛れないんですよ」

  • 102二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:55:45

    「ひとつのことで縛れない?」
    「そうです。天才肌で飽きっぽい、っていうと陳腐ですけど。
     とにかく要領がよくて、先行と逃げしか教えてないのに
     前が塞がれたら差し方を理解して、差しきってゴールしたり」
    「それは……」
    「そういう特別さを活かした方が、マヤがもっと楽しく走れると思うんです」

    逃げ、先行、差し、追込。
    脚質に囚われない足の使い方は、間違いなくマヤの強みだ。
    であれば私が教えるべきはすべてのテクニックと、そのテクニックを組み合わせるテンプレート。
    情報を効率的に仕入れてもらい、好き勝手に使ってもらうようにすることだと語ってみせる。
    勿論それが絶対に正解とは思っていない。もっと優れたトレーナーならより良いやり方があるのかもしれない。
    けれど、トレーナーとして私が信じるべきは、私の腕じゃない。

    「マヤが一生懸命走ってくれることは、私が一番信じてますから」
    「……成程。いいコンビなんですね」
    「えへへーっ、そうでしょー!?」

    戻ってきたマヤをどうにか受け止めながら、砂にまみれた髪を梳いてあげる。
    その光景を撮られるとなんだか気恥ずかしいが……認めて貰えることの恥じらいを隠せるのは、ちょうどよかった。

  • 103二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:56:05

    「トレーナーちゃん、撮って撮ってー!」
    「はいはい、かき氷もちょっと上げてー……にっこにこ」
    「にー!」

    昼は食事管理に問題ない範囲で好きに食べてもらう。
    学生が集まるからか、合宿所近くの海の家はウマスタ映えするものが多い気がする。
    マヤの分を撮ったら、次は私の分。ウマスタに、マヤの笑顔を載せ……ここで一句。

    『#夏合宿 #かき氷食べ #休憩だ #笑顔のマヤが #とてもカワイイ』

    「それは?」
    「ウマスタ、短歌が流行ってるらしくて。季語はかき氷でいいのかな……マヤかな」
    「マヤじゃない?」
    「やっぱマヤか~」

    メディアは記事や放送だけじゃない。
    ネットでも市民権を得ることは、今日日重要な課題となっている。
    ウマスタといえばカレンチャンで、彼女のトレーナーさんからご紹介を受け、直々に指導を賜った結果がこれだ。
    (短歌が正しいかはともかく、彼女のネットリテラシーは舌を巻くほど適切なものだった)

    「あとはウマッターもですね。こっちは活動報告が主ですけど」
    「手広くやっていらっしゃるんですね」
    「何が功を奏するか、わからないですからね」

    カレンチャン曰く、ネットは積み重ねてこそ効果を発揮するそうだ。
    なら、露見してからでは遅いだろう。事前にひとつずつ積み重ね、ファンを大事にすることが肝要と見ている。
    ……そういうのは苦手ではない。
    ただ、顔が見えない分、入れあげさせないようにするのはちょっと大変そうだと思った。

  • 104二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:56:48

    「……ここから車でニ時間で~す……」
    「「わぁ……」」

    朝から晩まで元気ハツラツの夏合宿だが、私はお夕御飯に参加することはできない。
    大急ぎで銀座まで戻り、キャバ嬢としての仕事をする必要があるのだ。
    一日目、二日目は取材陣も元気だったが、三日目ともなると少し疲れが滲んでいる。お疲れ様です……。

    「オーナー、今日ってどうだっけ」
    「ひとり風邪引いてる。マイナス営業は回避したい」
    「じゃ、プラス付けなしね」
    「マイナス営業……?」
    「ああ、キャバの用語です。お客さんに対してキャストが足りない状態」

    車内で迎えに来たオーナーと打ち合わせを挟みつつ、キャバクラには疎いらしい乙名史さんに解説する。
    (テレビ局の人達は心得があるようだ。この遊び人め、ご愛顧ありがとうございます♡)
    ちなみにプラス付けというのはお客さんに対して複数のキャストがつくことで、キャバ嬢には負担が軽くて助かる状態だ。
    私の場合、色々なテーブルを巡って新人ちゃんにプラス付けを作ることが多いが、今日はそうも言ってられない、ということになる。だから、あとで新人ちゃん達を励ます時間を割かねばならないと説明すると、乙名史さんはなんだか若々しい、女性らしい相槌を打った。

    「キャバクラの新人さん達にも、気を回しておられるんですね」
    「職場に早く馴染めた方が、お客さんと接するのも怖くなくなりますからね~」

    これは経験を基にした結論だ。
    自分の時もそうだったが、先輩方が良くしてくれたからなんとかなった。それを後輩に返すだけである。

    「あと、やっぱ新人はバックレが一番怖いですからね……サポート手厚くしないと……」
    「「ああ……」」

    疲れた顔でそう言うと、みんなどんよりとした顔で納得した。
    どこの業界でも、心当たりはあるらしい。
    テレビ局の新人くんだけが実感のないなりに、ひきつった笑みを見せていた。がんばれ、君もいつかわかる。

  • 105二次元好きの匿名さん22/07/12(火) 23:57:31

    「ただいま~」
    「おかえりなさい先輩! マヤちゃんどうでした?」
    「も~すっごく元気。トレーニングして海水浴もするとか、スタミナ底なしってカンジ」

    化粧室で迎えに来た後輩に手伝ってもらいながら、私はスーツからドレスに着替える。
    足首が痛むのは、日焼け止めが海水で溶けたせいだろう。赤くなった足首を誤魔化す為、包帯を巻き、その上にシュシュを重ねて甘く仕上げる。

    「私が来るまでに何かあった?」
    「先輩のご指名3名でーす。いいなー」
    「枝(※お客さんが紹介してくれる新規顧客)っぽかった?」
    「いえ、いつもの常連さんですよう。
     ちょうど同じ時間に来ちゃったらしくて、支配人があいつならこなせるから、いっしょのテーブルに置いてやれって」
    「あの野郎……」

    普通は調整しながら均等に楽しめるよう配慮するものなのだが、時折ウチの支配人は雑なんだか粋なんだかよくわからない調整をする。
    支配人はキャバ嬢のトレーナーでありマネージャー。なので彼が信頼している証なのだが、疲れている日にはやめてほしいものだ。

    「菊花賞勝ったら、マヤちゃんのサインくださいね! 応援してますから!」
    「メルカリで売ったら承知しないからね」

    ともあれ、手腕を見せるいい機会なので、内心恐る恐るそのテーブルに向かうと……。

    「だからね、僕は彼女に教育とは何かを教えたのさ。彼女はとても真剣に聞いてくれたよ」
    「それは私も同じだ。彼女ほどメディアに興味を示す娘もそうはいない」
    「私はスポーツメーカーで働いてるんですがね、彼女は驚くほど熱心で……」

    ……案の定ご贔屓にしてくださってるお客さんが、意気投合しながらバチバチやっている。
    困ったことになった。とっても。
    (つづく)

  • 106二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 00:01:49

    トレーナーちゃんの裏の頑張り(ちょっと長くなったので前編・後編にわけます)
    後編は明日同じくらいの時間に出すね

    たのしんでもらえたらうれしい!

  • 107二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 00:09:26

    >>106

    素晴らしい!

    楽しみに待ってます!

  • 108二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 00:23:46

    けっこう専門用語あるんだな…
    キャバ嬢の数が多い方が負担少ないとか知らんかった

  • 109二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 00:46:09

    この教授、マスコミ、スポーツメーカーさん、全員まとめてマヤに会わせてみてえ……色んな意味でメロメロになるぞ間違い無い

  • 110二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 00:48:34

    書いてる時のちょっとした悩みだけど、キャバ嬢パートだと風営法の観点からマヤちゃんを入れるわけにはいかず、けどマヤちゃんの出番少ないのはウマ娘のおはなしとしてちょっと……と頭をひねりがち
    早くいい感じにしてお外でカワイイカワイイされるマヤちゃんを書きたいところ

  • 111二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:46:50

    あにまんで連載スタイルは珍しいな
    楽しみにしておく

  • 112二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 10:18:44

    トレーナーちゃん過労で倒れそう!!

  • 113二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 11:13:50

    >>112

    マヤトレは公式で倒れるからな……

  • 114二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 15:54:25

    昨日と同じなら0時前後だし、一回保守っとくか。楽しみだなー、後編。

  • 115二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 15:55:15

    >>10

    公務員じゃないから大丈夫でしょ

  • 116二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:04:26

    レース関係者とか客で来るんか?

  • 117二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:07:08

    太客、という言葉がある。
    利率の高い酒やサービスを注文してくれたり、何かと便宜を図ってくれるいいお客さんのことだ。
    多くのキャバ嬢達はこの太客を掴む為に切磋琢磨するわけだが、私の場合、ありがたいことに三人の太客がついている。

    「彼女の知的な会話内容の半割は僕や他の教授達が教えたものだぞ!」
    「あいつがどう魅せるかは私が教えたんだ。惚れ込んだのは私達の文化だと思ってもらおう」
    「ハハハ……じゃ、ウチはいい思いをさせて頂いてますね。
     何せウチのダンス向けヒールは彼女のアイデアが発端ですから……」

    そんな彼らが私の人生における領土主権を主張しているのは、なんというかいっそ笑える光景だ。
    勿論乾いた笑いである。入れ込んだ客同士を同席にするのは本当に頭がおかしい。
    ともあれ、それを精一杯湿らせて、通り良く笑うのがキャバ嬢の仕事なので。

    「ごめんなさいね。いっしょにお話したくて、同じ席に通してもらっちゃった」

    まるで事態を把握していないように明るい声で挨拶すれば、私の可愛い太客達はつられて口々に明るい声で返す。
    その後ですぐにムッとした顔で顔を背けるのは、抗議の意図も含んでいるだろう。私も抗議したい。

    「お話ってのはどういうことだい。僕はモエ・シャンドンを頼む。ロゼだ」
    「まさかこいつらも関係する話か? 私は勿論ドンペリの黒」
    「この面子だ、実入りがあると嬉しいですね……。ベル・エポックでも飲まれます?」
    「「おい!」」
    「ありがとう、頂きます。そちらはいつもの、アルマンドのゴールド?」
    「うん、よろしく」

    後ろに控えたウェイターが、ぎょっとした顔を必死に隠して注文を承る。
    私でも月に一度しか見ない高額注文だ。今ので概ね35万円ほどは飛んでいる。
    さっさと話題を切り出して絞りすぎないようにしよう。
    私はそう考えて、どう言うべきか頭を捻った。

  • 118二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:07:51

    「……えっ、君がウマ娘のトレーナーを!?」
    「そうなの。長年の夢が叶って、ようやくね」
    「成程な。じゃあまず、アンタの夢が叶ったことに乾杯!」
    「「「乾杯」」」

    支配人が見繕った絶好のピンチにしてチャンスに、私は甘んじて素性を明かすことにした。
    突然の報告に対する動揺はそこそこに、素直に私の栄達を祝してくれる彼らを、私は客として好ましく思っている。
    ありがたく杯を呷れば、口当たりのいい微炭酸が、乾いた口内に幸せを敷き詰めた。

    「それで? アンタのお眼鏡に適う、いいウマ娘はどんな娘だ?」
    「この子よ。マヤノトップガンって言うの」
    「ああ、聞いたことありますよ。やまゆりステークスに出てましたよね?」
    「そうそう。スゴい子でね……今度、菊花賞に出るの」
    「ほほう、菊花賞! そりゃ僕も聞いたことのある賞だ!」

    普段持ち歩いているロケットペンダントから、マヤの写真を太客達に見せる。
    こうしてみると我が娘を自慢する親のようだが、実際のところ、そういう子持ちキャバ嬢もそこそこいて、それを明かすということは子供を彼女らなりに愛している証でもある。
    (明かさない方が色々と儲かるのだ)
    傍目から見ていると、私もそう見えるのだろうか。自慢話もそこそこに反応を伺ってみると。

    「……ほほう。ポニーテール」
    「メイクも控えめだ……これは、おう、うん。なかなか」
    「人妻めいてちょっと興奮しますね」
    「ウェイター君。皆さんのおかわりお願い」

    助平親父らしく、トレーナー姿の私の方に注目していた。
    これはもっと、マヤの魅力を熱弁してやらねばならない。
    これは義務であり、責務なのだ。止めるんじゃないウェイター君。

  • 119二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:08:27

    「……えっ、僕らの教材を全部理解したのかい!?」
    「流行りのダンス全部抑えてんのか、流石中央だな」
    「ふんふん、これだけの脚質を……いや天才ですね」
    「そうでしょう、そうでしょう」

    熱弁の末、彼らに教わったことがマヤの天才性を磨くことに繋がっていると知り、太客達の目つきが変わった。
    彼らにとって金銭は重要なリソースではない。彼らが欲するのは人材。
    それも、彼らが一財を築くほど辣腕を振るった才を、余すことなく吸収し発展させる天才だ。
    かつて私が必死に演じたことで支持を得たそれを、マヤは伝聞だけで稼いでいる。これがなかなかどうして鼻が高い。

    「貴方が入れ込むのもわかりますよ。ほらここ、見ました? この豊かな驚き顔が可愛い」
    「いやぁそこもいいが、やっぱこの子はぷりぷり怒るとこが可愛いんだよ。
     陥落だ。なんでも受け入れちまうよこんなん」
    「ライブの笑顔も見たまえ! この満面の笑み! どんなAO試験だって通しちゃうねえ!」
    「そうでしょう、そうでしょう」

    それはさておき、彼ら太客も大概年嵩があり、娘や孫もいる世代だ。
    そんな彼らがマヤのパッション溢れる魅力を浴びれば、当然しかめ面もデレっと緩み、思わず財布から季節外れのお年玉を用意しそうになるのは必定である。
    私は鼻高々に彼らの好評を聞きながら、おかわりの美酒を飲み干した。
    マヤが褒められながら飲むお酒が今日もおいしい!

    「えーっと、チャンネル登録……ほう、スパチャ、ほう……」
    「その先は地獄ですよ」

    厄介スパチャおじさんに暗黒進化するのは、マヤの将来の為に止めておいた。
    私も同じ穴の狢とはいえ、マヤにはお金の使い方を覚えてからにしてほしい……私はそれでいらん苦労をしたから……。

  • 120二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:08:50

    思ったよりも盛り上がり、祝いの席となったテーブルで、ふと太客のひとりが呟いた。

    「それで、辞めてしまわれるんですか?」
    「いいえ。ここに置いてある思い出は、もう持ちきれないもの」

    私はその疑問を即座に、嘘偽りなく否定する。
    心なしか、客もキャスト達も、ほっと胸を撫で下ろしていた。
    その反応は正直ありがたい。
    ここに残るのは私の思い入れ以上に理由がないのだから、否と言われれば立ち去る他にない。
    刺激される承認欲求を諌めながら、私は太客達に頭を下げた。

    「その関係で、ご迷惑おかけすることもあると思います。先にそれをお詫びしたくて。
     だから……今日は誰が先とかは、考えることのないようにしたかったの」

    口からでまかせの嘘っぱちだが、支配人はそういうことにしたかったのかもしれない。
    なら、私の本心もそれに合わせることにする。そういう誠実さを、自分のものにする。
    その芝居を、私の素晴らしい太客達は受け入れてくださったようで、鷹揚に頷いてくれた。

    「じゃ、菊花賞だったか。ちょっと仕掛けでもしよう」
    「仕掛け?」
    「そうさ。そこでカメラ回してるのは●●局で、あそこの記者は月刊トゥインクルだろ?
     つまり私の子飼いの中で、レースをゴシップにしない層ってワケだ」

    遠巻きに撮影をしていた乙名史さん達取材班が、どきりと肩を揺らした。
    彼らにとってこのメディアの重鎮は上司の上司、そのまた上司に当たる。
    まさかそんな人に会うとは思わなかったのだろう。
    まるで不意に当てられどぎまぎする生徒達のようになった彼らに、太客は「一枚噛ませてやるから、オフレコな!」と声をかけた。
    彼らのこういう大物ぶりを眺めるのも、この仕事の楽しい瞬間だ。

  • 121二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:09:17

    「トゥインクル・シリーズは金を生むが、それを意地汚く食い散らかしたい奴はいるのさ」
    「君らブン屋らしい下品さだな」
    「高尚な先生方は、内輪での殴り合いが好みだろうな。
     で、だ。そいつらを敢えて引き込む」

    太客は慣れた様子でツマミを並べ、作戦をテーブルに展開する。
    整然と並んだ柿の種は乙名史記者、雑に転がるピーナッツはアンチの記者達だ。
    彼はピーナッツの塊をぐちゃりと私の前に置き、その中に柿の種をひとつ放り込んだ。

    「俺の子飼いじゃない下品な連中の中に、俺の子飼いを忍ばせて記者会見をする。
     最初の暴言をこちらで始めれば、奴らはワッと群がるだろう」
    「……こちらを批判する記者の活動を制御するの?」
    「そう。それを生中継でネット配信すれば、アンタに味方が一気にできるって訳だ」

    ネットはマスコミのアンチだからな、と彼は楽しげに笑った。
    つまり、泣いた赤鬼の赤鬼役を、強制的に演らせるということだ。それも彼の商売敵に。
    勿論それにさえ逆張りするネットユーザーはいるだろうが、大半はこちらを被害者として見始める。
    なかなかどうしてエグい真似をすると、私も取材班もうめき声を上げた。
    そうしてそれに乗じるように、他の太客が声を上げる。

    「菊花賞に出場する選手全員とウチの商品、タイアップしましょうか。
     それならウチがバックになって、なおかつ特別感も出ませんね?」

    そ、そう来たかぁ~っ。
    私と教授が、少し呻いた。

  • 122二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:10:38

    「……で? アンタからはどうするんだ?」
    「……学び舎から出せるのは知恵と権威だけだとも」

    そう言って、太客の先生は手帳を開いて見せた。
    そこには「特別講義選考枠」とある。これは……。

    「ウチや他の大学でも、トレーナー志望は多いのでね。
     現役の、センセーショナルなトレーナーが出向くのは学生達の大きな刺激となるだろう」

    つまり特別講師として、教育という業界で信用を掴め、ということだろう。
    成程、これは彼にしか出せないものだ。勿論、後進の為にもありがたく機会を頂戴する。

    「言っておくがね、君。我々は機会を設けるだけで、成果を掴むのは君の努力だよ」
    「ありがとう。でも、もうとっくに認めてくださっているのでしょう?」
    「当たり前だよ。僕の一番の生徒だと言っているからね」
    「……ありがとう。その言葉が、一番嬉しいわ」

    頭を下げれば、彼らは応援の力を注ぐように手を握ってくれる。
    店としては注意すべきだが、今はその気持ちさえありがたかった。


    ……この後のことなど語るまでもないだろう。
    私は最後のひと押しをマヤから充分過ぎるくらいもらい、世間に立ち向かう第一歩を無事踏み出せたのだ。
    ……この後、マヤをひと目見たいとトレセン学園を尋ねる客が大いに増えるのだが、それはまた、アルコールが抜けてから話そう。

    「ところでマヤちゃんって、加齢臭とか気にしないタイプ?」
    「……今度香水でも買いに行きましょうか、ええ」

    まったく。当分、予定には困らなさそうだ。
    (おしまい)

  • 123二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:15:11

    つらいとこおしまい!
    後はもうマヤちゃんとイチャイチャしたりマヤちゃんがカワイイカワイイされたり、パパノトップガンに会うだけ!
    書き放題だひゃっほい!

    以降は短編規模にしてぱかぱか書いていきますので、読みたいシチュがあったらお好きにリクエストしてください、いい感じにひろいます
    じゃあお姉さん達に猫可愛がりされるマヤちゃんを書いてきます!ひゃっほい!

  • 124二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:19:25

    >>123

    いいSSだった……

    私待ってます!

    ずっと待ってます!お姉様方に可愛がられるマヤノちゃんの話を!!

  • 125二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:26:25

    ちょっと今頭の中で乙名史記者とアグネスデジタルが分裂してダンス踊ってて言葉が出ねえ、最高だよアンタ……いや、その、まとめて肉付けしてハーメルンとかにぶち込んでくれませんかねぇ……?

  • 126二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 00:56:15

    >>125

    辻SSばっかでハーメルンとかには置いたことがないから肉付けの度合いも書式もわからねえんだ!

    あとこのスレを気に入って書いたものだから、自分のものとして公表することには抵抗がある!なのでゴメンネ!


    たのしんでくれるだけでうれしいよ!

  • 127二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 02:33:29

    >マヤが褒められながら飲むお酒が今日もおいしい!

    この女、推しの布教で問題解決してる・・・

  • 128二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 03:00:35

    凄く素敵なSSだ…
    マヤトレの働きっぷりが強すぎて
    燃え尽きてしまいそうなところが怖い

    オトナのレディーって凄いなあ

  • 129二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 13:04:56

    いやぁいいっすね〜

  • 130二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 15:41:26

    産学連携の描写がもっとほしいなぁ...
    スポーツ科学の最新の分析方法とか、完全にガジェットおたくの夢に見た最強の測定システムみたいなのがゴロゴロ出てるので、とても楽しいぞ...

    是非マヤを大学のモーキャプシステムとか運動負荷測定システムとかそういうすごい測定できるとこに招待...いやむしろ大学側からトレセンに共同研究申し込んでトレセンの中に研究室分室置いてもらって、測定分析設備として常設化して...
    サポートウマ娘コースの学生さんたちと一緒に、科学・技術・シューズの作成とかを研究するんだが、ウマ娘であるから理解して分析できることとかで新しいトレーニング手法とか器具とか、ウェアラブル端末による運動量の統計的データの収集とかで論文書きたいねぇ!モルモットくん。

  • 131名無し22/07/14(木) 16:08:21

    >>82

    地味にウィンディちゃんが一度マジギレてて草

  • 132二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 16:56:59

    かっこいい女性とそれに憧れる少女のおねロリ、しかもおねの方が表向きはクールだが内心デレデレという性癖ドンピシャのやつ最高だ

  • 133二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 20:14:56

    トレーナーちゃんのお店に偵察も兼ねてお忍びで来たパパノトップガンと(半ば強引に)付き合わされたパパノテイオー。行ったのがバレてママノテイオーに怒られるパパノテイオーまでは読めた

  • 134二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 23:57:07

    菊花賞以降、周囲が私を見る目はがらりと変わった。
    昼はただの新人トレーナーからGⅠウマ娘排出トレーナーへ。
    そして夜は、ただのキャバ嬢からトレーナー兼業のキャバ嬢へ。

    「……だからって、皆して遊びに来ることはないでしょ~!?」
    「えー。後輩なんだからいいじゃないですかぁ。ねーマヤちゃん? あーん♪」
    「ねー☆ ぱくっ♪」
    「餌付けし過ぎ!」

    ……だからって付き合い方を変えないのが、身内というものの良さであり、厄介さだ。
    今日はキャバクラの定休日。
    久しぶりにトレーニングに集中し、ゆっくり眠るとするか……と考えていたところ、キャバクラの同僚や後輩達、引退した先輩達までもが大挙して遊びに来たのである。
    ちょっとした学校のひとクラス分、それもみな、ウマ娘であるかそうでないか関係なく、顔良し器量良しの上玉だ。
    如何な清廉な美少女達の通う華の女学園たるトレセン学園といえど色めき立つものもあり、トレーナー室の外では様子を伺おうとするウマ娘達が、退屈を紛らわせたい女郎蜘蛛共に愛でられようとしている。
    こら、未成年にお手つきはやめなさい。

    「いやぁびっくりしたよね、あんたがまさかGⅠトレーナーとかさ」
    「ねー! 姐さんぜんぜんプラベ話さないし!」
    「こうなるのが見え見えだったからね……マヤ~、お友達におすそ分けする分は残して~」
    「アイ・コピー!」

    マヤは見目麗しい大人のオンナ共に囲まれながら、まるで王女様みたいにもてなされている。
    困ったことにマヤはその扱いがお気に召したようで、「本日の主役」という安っぽいタスキをかけながら、差し出されるプチシュークリームを頬張っていた。

    「お友達もかわいがっていい?」
    「もぉ、自分とこの子を可愛がってよ~」
    「だってウチの息子、今思春期なんだもーん」

    カワイコぶりっ子してフライトしたプチシューが、マヤの小さい口にぱくっと着陸する。
    うーん困った、私もあの餌付けやりたい。

  • 135二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 23:58:34

    「ねえねえ、おねえさん達は夜のお仕事中のトレーナーちゃん知ってるんでしょー?」
    「そりゃねー。こいつ、レースで言うとこのGⅠ級だから」
    「じゃ、トレーナーちゃんがどんなことしてるか教えて!」
    「はい集合」

    ホイッスルの音を響かせて、やや強制的に嬢達を集める。なんだなんだと顔を寄せる美人共に、私は小声で命令を下した。

    「マヤは中等部です。キスでもお顔が真っ赤で熱が出ます」
    「えっなにそれかわいい」
    「だから内容はR-14相当で。いいね?」
    「「「「アッハイ」」」」

    店だとお行儀がよいが、フリーだとR-18では済まない赤裸々トークを展開する彼女達を制し、当たり障りのないように話させる。接待のプロフェッショナルである彼女達は多少制限があろうと恙無くトークの出来栄えを維持し、マヤにちょっと背伸びしたオトナの世界を装ってみせた。
    彼女達の話に一喜一憂したマヤは、まるですてきな映画を見た後のように、はふ、とため息をつく。

    「すごいすごい! じゃ、トレーナーちゃんはスゴいキャバ嬢なんだ!」
    「まあね。昔は私はアンタらと違うーって顔した跳ねっ返りだったのに、今じゃこんなに柔らかくなって……」
    「そう言って二の腕触るのやめてもらえます?」

    やだカチカチ……と呟く先輩に見栄えが悪くならない程度に鍛えた二の腕チョップを浴びせながら牽制する。年上の身内というのはより厄介で、放っておくと若い頃の恥を延々と出力し必死に固めたイメージを破壊してくるのだ。

    「……えっ、トレーナーちゃん、酔うとそんなに笑うの……!?」
    「マヤ、それ20の頃の話。今はぜんぜん酔わないからね」
    「ぶー。酔って! マヤにめろめろになって!」
    「残念、マヤにはもう深酔いしてまーす」
    「むー!」

    ため息をつきながら、後輩の持ち込んだジュースを適当に流し込む。
    やけにぬるくて甘ったるいそれが、今の居心地の悪さと、マヤの猫可愛がりの輪に加わりたい思いを物語っているようだった。
    (おしまい)

  • 136二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 00:02:33

    猫可愛がりされるマヤちゃん一丁、お待ちどうさま!
    お姉さまの膝に座り、お姉さまに両隣を挟まれ、お姉さまにプチシュークリームを餌付けされるマヤちゃんは無事調子と体力を上げてトレーニングに勤しんだそうです

    お姉さま達はマヤちゃんや他の子達のサインをもらって上機嫌で帰りました
    現場からは以上です

  • 137二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 00:03:14

    可愛いマヤちゃんが見れて最高だ!

  • 138二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 00:26:22

    良質なマヤ分がたっぷりで今日も安眠できる

  • 139二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 08:55:35

    これ学園祭でマヤが真似するやつだこれ!

  • 140二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 10:00:48

    ブーちゃんとトレーナーちゃんとの絡みも見てみたいわ!

  • 141二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 13:08:58

    (「気になるあの子に趣味を合わせてあげるのがオトナ」……マヤわかっちゃった!)
    「ねえねえ、トレーナーちゃんの趣味ってなーに?」
    「勉強」
    「えっ!?」
    「勉強好きだよ。学問だけじゃなくて、習い事みたいに文化を学びに行くのも好き。マヤともおせち食べに行ったでしょ?」
    「う、うん……」
    「最近は資格取得とかも楽しくて、後輩が簿記やるっていうから始めたんだけど、計算楽しいし……」
    「そ、そうなんだあ……」
    「……って趣味だと、マヤが合わせづらいから。今度はビーズアクセサリーでもやってみるつもり」
    「……あっ!? も、もぉー、トレーナーちゃぁん!!」
    「あっはは! ごめんごめん、だって雑誌見えてるんだもん!」
    (このあとふたりでビーズアクセサリー作った)
    (トレーナーちゃんはマヤのビーズネックレスをめちゃくちゃ自慢した)

  • 142二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 16:39:48

    マヤがG1勝つ度にトレーナーちゃんの顔が売れていくからお店の売上も上がるしかなりいいのでは?

  • 143二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 17:04:15

    この後年度代表ウマ娘になるんだよね、知名度爆発してしまう

  • 144二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 21:33:53

    >>143

    ひゃだ… ひゃだ…!!

    あのウマ娘ちゃん、マヤノトップガン……って 言うのねっ!!

    かわいすぎよっ!!

    あの顔立ちに、あのコロコロ変わる多彩な表情!!

    あんたたち、逝くわよっっっ !!!!!!!

  • 145二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:05:39

    >>141

    尊みで死にそうなんだが?

    俺の中のデジたんはすでに爆発されておられる!ありがてぇありがてぇ!

    フォーエバーマヤ!フォーエバートレーナーちゃん!

  • 146二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 01:04:20

    マヤトレがマリリン・モンローとかのセクシーな美人な感じなのが見える

  • 147二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 10:10:33

    キャバクラって客からのプレゼントとかあるらしいけどマヤちゃん用のとか渡されるんかな

  • 148二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 12:39:42

    ひとつ、気をつけていることがある。
    精進の余り、自らにするように、他者に苦難を課さないようにすることだ。

    「……眠そうだね、マヤ」
    「ん〜……」

    またドラマで過激な展開を見てしまったのだろうか?
    眠い目を擦りながら相槌を打つマヤを撫でながら、私は今日のトレーニングメニューを見直す。
    併走なし、施設の借用なし、急ぎの用なし。なら、お休みしてヨシ。今日の予定は全部キャンセルにして、マヤの顔をウェットティッシュで拭ってやったあと、トレーナー室に置いたソファーベッドへ寝かせてあげることにした。

    「……トレーナーちゃぁん」
    「あら」

    誤算だったのは、立ち去ろうとした瞬間にマヤがこちらを引き寄せたことだ。
    キャバ嬢としてムキムキにはなれない都合上、私は他のトレーナーより華奢でひ弱だ。当然ウマ娘の膂力に抗えるはずも無く、半ば寄り添うようにしてソファーベッドへ身を投げるハメになる。
    私は早々に不可抗力と脱出を諦め、私の胸に包まれるように身体を委ねたマヤの頭を撫でながら、そこから漂う、ちょっと背伸びした制汗スプレーの香りを楽しんだ。

    「お昼寝しよっか」
    「ん……する……」

    上着とヒールをどうにか脱いで、化粧箱を手繰り寄せてメイク落としと化粧水を済ませる。戯れに化粧水をマヤの顔にもたぷたぷしてあげると、すべすべのほっぺがくすぐったそうに艶めいた。かわいい。
    そのまま自分を敷布団に、上着とタオルケットを掛け布団にしてマヤを寝かしつける。暖かい体温が眠りにつくと共に放散し、私の冷えた身体を暖めてくれた。

    「おやすみ、マヤ」
    「ふぁ……おやすみぃ……」

    私ひとりなら仕事を続けただろうけれど。貴方に無理はさせられないし、無理をするなと言うなら休みにしよう。
    そういう寛容さに甘んじて、私は瞳を閉じる。
    目覚まし時計をかけたかなんて、すっかり忘れてしまいながら。
    (おしまい)

  • 149二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 12:45:48

    こんな雨の日にはオヒルネに限るということで一筆

    キャバ嬢として体力づくりはしてるけど、ほっそりしていて膂力はそこそこなトレーナーちゃんだといいなと思っています
    マヤのことをお姫様抱っこできる程度には腕力はあるけど、マヤが軽々お姫様抱っこできるくらいには軽く、少食。そんなイメージ

  • 150二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 18:00:06

    トレーナーちゃんは深夜ずっと働いてるし疲れがだんだん見え始めるからな、マヤは聡明だしわかっちゃうんだろう

  • 151二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 20:52:23

    いいじゃあないか!
    壁になって見守っていたい!

  • 152二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 01:50:18

    マヤちゃんの優しさが見えてすごい好き

  • 153二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 10:18:27

    珍しく酔っちゃったトレーナーちゃんに可愛がられるマヤノちゃんが見たいわ!

  • 154二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 10:51:47

    この2人、しれっと朝から夜までずっと一緒なのでは?

  • 155二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 16:19:47

    同性同士だし良くない?

  • 156二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 00:41:19

    いい…

  • 157二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 01:35:36

    お昼寝しながらマヤは頑張ってるな〜みたいな感じで癒されるトレーナーですか?

  • 158二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 11:11:47

    「わかっちゃった」からの魔性の女化(健全)で繁華街の治安をよくしてもらいたい

  • 159二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 17:26:35

    マヤの将来の夢としてトレーナーちゃんみたいな大人の女になる!をパパに言うわけだけどキャバクラとか許さなそうだな...

  • 160二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 00:17:21

    パパ絡むと修羅場と化すの草

  • 161二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 08:54:00

    マヤちゃんがレースで勝ったご褒美でみんなでワイワイするのはメンタル的にもかなり良いのでは

  • 162二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 17:32:36

    このキャバクラでマヤちゃんが可愛がられてるの見続けてぇ

  • 163二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 04:24:26

    2人きりだとトレーナーとウマ娘としてアスリートしてるの好きだし勝てば大人のオンナの関係だしな

  • 164二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 12:35:41

    >>162

    マヤちゃんがいっぱい食わされてるのが見える.....

  • 165二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 19:49:21

    マヤトレにマヤちゃんにこれ渡しといてみたいな感じでお菓子配られてそう

  • 166二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 23:34:26

    久しぶりに覗いたらとんでもねぇ良スレになってた...

  • 167二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 01:49:54

    昼頃トレーナー室で熟睡してるトレーナーちゃんが見られるのか

  • 168二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 09:47:52

    そろそろレス数も少ないので締めの話書くか……という気持ち
    多分金曜日の夜には

    トレーナーちゃんからすると愛娘のように愛しているけど、それはそれとしてマヤの天才性に完全にお脳をローストされていて、マヤからするとトレーナーちゃんの磨き上げた資質に憧れながらトレーナーちゃんに言語化できていない好意を抱いている関係に溺れるような100レス、一週間だった……

  • 169二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 09:49:09

    後輩ちゃんのことも気になってるんだよな

  • 170二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 17:12:51

    マヤパパがマヤが大人のテクニック習ったこと知ったら飛んできそうなんだよな

  • 171二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 20:06:36

    >>168

    楽しみにしてるぜ

    お前は青学の柱になれ!

  • 172二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 00:45:37

    このトレーナーちゃん、他のトレーナーとの時間作れてるんかな、トレーニング中とかなら話す機会多そうだけど飲み会とか参加出来てなさそうで

  • 173二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 10:07:41

    トレーナーちゃん読めば読むほど有能すぎる

  • 174二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 15:29:27

    >>172

    高嶺の花として見られてそうではある

  • 175二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:17:33

    ウマ娘とトレーナーの契約に、親からの証印は原則必要ない。
    これはトレセン学園入学の折に、ウマ娘はウマ娘の裁量に応じてトレーナーと契約、解雇を行うものと親御様からの承認を得て入学するからである。
    しかし、親とて人の子。契約だからハイそうですかと納得できるわけでもなく……

    『本日はお会いできて光栄です』
    『こちらこそ。マヤからお話をたくさん伺っておりましたから、お会いするのが楽しみでした』

    トレーナーと面会したいと親御様が希望したならば、可能な限りそれに応えるのもトレーナーの仕事だ。
    引っかかりのない英語が面談室に流れる。
    底のやや厚いシューズに、同じ黒色で統一されたワントーンコーデのスーツ。
    鼻先が日に焼け赤らんだその人物こそ、私がマヤから聞き及んでいたパパノトップガン……失礼。
    マヤノトップガンのお父様だ。

    『この時間、マヤは何を?』
    『まだ授業中ですね。今は国語の授業だと思います』
    『日本の言葉ですか……私も披露した方がいいかな?』
    『楽な方で大丈夫ですよ。そのままでも、とても聞き取りやすくて助かります』
    『言い間違いが一番の問題でしてね』

    マヤから、お父様は現職のパイロットと聞いている。
    生憎航空関係にはまだ疎い(マヤの解説の機会を奪いたくないのだ)が、狂いなきタイムスケジュールには曖昧な発音は不適切なのだろう。
    身に沁みた習慣は拭えない……私は居住まいを正し、緊張感を保って面談に臨んだ。

  • 176二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:17:56

    話を遡ること数時間前。
    私は少しだけ、困っていた。

    「……ここは私のお店じゃないの。注文は聞けないなぁ」
    「え〜いいでしょおねーさーん! 俺達ファンなんですから〜!」
    「こっち来てお喋りしよ〜よォ!」

    定休日に若い店の勉強にでもと、ナイトクラブに足を運んだのが間違いだった。
    どうもネットでは顔が売れてきたらしく、「美人キャバ嬢トレーナー」などといったゴテゴテとしたレッテルで呼ばれる昨今。
    私の顔を目ざとく見つけた若い輩達が、囃し立てる声と共に取り囲んできたのだ。
    マヤの風評被害に繋がる手前、どうにも強引な態度をとるのが難しい。どう可愛がるかと思案していたところ、腰に肩にと手が伸びた。

    「っぱキャバ嬢って高い酒しか飲まんヤツ? 俺らストゼロより高えのわっかんねーわぁ」
    「うーん……ノンアルがいいんだけど、ダメ?」
    「うわマジグラっとくるその顔。キスしたいんだけどぉ、ダメェ?」
    「きっめwww」

    どうやら酔って集まって、かなり気が大きくなっているようだ。
    痛飲した客なんて多く相手しているので、別にどうということはない。混ぜものだけ警戒して、根気強く相手してやろう……そう考えていると。

    『やあ、待たせたね』

    するりと人の囲いから私を取り出して、キザに微笑む男がいた。
    あらまあ、チャーミングな笑顔……。

  • 177二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:18:17

    ぽかんと輩達が口を開けている間に、彼はさっさと私を連れて場を辞した。
    スマートな対応に私が感心していると、彼は微笑んだまま言う。

    『女性ひとりで行くなら、もっと品のいい店がいいかもしれないね』
    『そうね、安いお酒も嫌いじゃないけど、一晩中はちょっと』

    明日も仕事だし、程々で引き上げるつもりだったのだ。丁度いい手助けだったと言えよう。
    礼は何がいいかとそれとなく問えば、彼は煙草の火がほしいと申し出た。

    『丁度切らしていてね。持ってるなら貸してほしいな』
    『勿論、どうぞ』

    煙草を咥えた彼の口元に、灯したジッポライターを運ぶ。
    お互い慣れたもので、遊び慣れた少女達がキャッキャと声を上げているのがなんだか気恥ずかしいやら得意になるやら。
    煙を浅く口内で燻らせた彼は、まるで久しぶりに吸ったとでも言わんばかりの笑みを見せ――。

    『やっぱり、噂に違わぬ女性だね』

    そう言って立ち去ったのだった。
    頭にハテナを浮かべた私が答えを知るのは数時間後……昼の顔で、マヤのお父様と名乗る彼と再会してからであった。

  • 178二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:18:38

    そんな出会いと再会だったが為に、私は非常に気まずい思いをしていた。
    マヤのお父様が来ることは知っていたが、まさか夜の顔で出会うなど考えもしなかった。
    だが、彼は最初から確信して私と接触したのだろう。元々顔はネット上で割れている。
    何を言われるか。やはり不適格なのか。嫌な予感が背筋を伝い――。

    『昨日のことだけど』
    『は、はい』
    『マヤには内緒にしてもらえるかな? ワイフにバレるとマズい』

    ――拍子抜けするような言葉と共に落ちていった。
    まあ確かに、ナイトクラブで娘のトレーナーと会ったなど、家族が知っていい気分のするものではないだろう。多面的に。
    しかしその真意は、固くなっている私への気遣いだろう。こちらへ非を詫びるようにみせて、昨晩のことはなかったことにしてくれるつもりのようだ。
    私も努めて穏やかに頷いて、昨日のことは忘却の海に沈めていく。キャバ嬢とは思い出を売る仕事。覚えるべきでないものは、さっさと忘れる方が長持ちするのだ。

    『ひとつ聞かせてください』
    『なんでも、いくらでも』
    『昨晩の私は、どこで間違えたのですか?』
    『いや、君に過ちはなかったよ。でも質問の意図通りに答えるなら、観察の手順かな』

    下から上へ見る癖があるだろう、と言われ、私はやられた、と天を仰ぐ。
    下から上へ、足から頭へ。それは靴の状態と値段から懐事情を探るキャバ嬢でも、トモの状態と土埃から仕上がりを確認するトレーナーでも必須のスキルだ。
    煙草の火の入れ方といい、あまりにも日常と化した習慣で出自を探られていたのだ。
    まるで探偵か、それともスパイだ。とても一介のキャバ嬢では隠し通せたものではない。

  • 179二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:20:54

    『会見はネットで見たよ。とても驚かされた』
    『お恥ずかしい限りです。マヤに怖い思いをさせて……』
    『いや、驚いたのは君の言葉だ。私はもっと、ヒステリックなものを想像していたから』

    言われてみて、改めて思い返す。
    確かに感情を剥き出しに、情に訴えかけたらまた違った効果が出てきただろう。
    私は一躍マスコミに恫喝される悲劇のヒロインとして有名人となり、ネットに囲いを作れたかもしれない。私の愛すべき太客は、それさえも狙いの一つとしていただろう。
    けれど、それは本意ではないのだと、私はマヤのお父様に釈明した。

    『私、マヤにとって憧れの大人みたいなんです』
    『だろうね。マヤからもう百回は君への惚気話を送られていて、パパは嫉妬を隠せないよ』
    『あはは……だから、みっともない真似は、できなかったんです』

    偏に、見栄なのだ。
    マヤにとって憧れの大人でいられるよう、精一杯に背筋を伸ばして出来上がったのがあの啖呵。
    本当に優れた人物なら、もっとうまくやった筈だ。例えば、目の前の彼が昨晩見せたように。
    恥ずかしながらと語りきると、マヤのお父様は本当に優しい眼差しで私と目を合わせてくださった。

    『やはり噂に違わぬ、名女優だね』
    「え……」
    『ひとつ言っておくよ。私はマヤに嘘をつかない。
     何故ならマヤは、すぐに私の……いや、すべての人の隠し事を見抜いてしまうからだ』

    だから、君もそうするといい。
    その言葉の意図を理解することはできるが、果たしてすべて受け容れることができるだろうか。私は内心で懊悩する。

    『You Copy?』
    『……I Copy』

    ただ、今は。彼の赦しを得たものとして、その優しさに報いようと思った。

  • 180二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:21:17

    『パパ発見! らんでぃーんぐ~到着っ!』
    『やぁ、マヤ……おっと! 予測より0.86秒早いな!』
    『えへへ~っ、マヤ、早くなったでしょ~!』

    授業が終わったマヤが、パパに会おうと駆け出してきたのは施設の案内をしていた頃。
    小柄で器用なマヤとはいえ、飛びついたウマ娘を難なく受け止めるのは流石といったところだろうか。
    デレっとした顔でかいぐりかいぐり撫で回すさまは、まるで子煩悩な父親だ。或いは最初から、ずっとそうだったのかもしれない。

    「トレーナーちゃん! マヤのパパ、カッコいいでしょ~!」
    「うん。私には勿体ないくらいのハンサム」
    「マヤはそんなパパの子どもなんだよ! ……どう?」
    「うーん、改めて惚れ直しちゃったね」
    「えへへ~っ、マヤもトレーナーちゃん好き~!」

    どうやらかいぐりかいぐり撫で回すさまはこちらも同じようで、存分に甘やかされたマヤは調子が三段階は上がっているように思える。
    いい仕事をしたと顔を上げれば、頭頂部を撫でていたお父様が「ほっぺた!そういうのもあるのか!」という顔をしていた。黙って譲って差し上げる。お父様の調子も三段階上がった。

    「マヤ。マヤのパパ、面白い人だね」
    「でしょ~? でもでも、ウワキしちゃダメだよ?」
    「勿論」

    私は改めてマヤと目線を合わせ、まだ小さな手を握る。

    「私はマヤに夢中だから。You Copy?」
    「アイ・コピー!」

    そう、私はマヤと、マヤの走りに夢中なのだ。
    これまでも、これからも、或いは最初から、ずっとそうだったのだから。
    (おしまい)

  • 181二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:25:19

    ああ……

  • 182二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:38:17

    みんな大好きパパノトップガン来訪回です

    トップガンは最高だしマーヴェリックは絶頂モノだし星谷さんへのファンサで一生推せる……という気持ちでいっぱい

    だからスマートでカッコよくてSUPER DARLINGになるのはもう避けられないんだなあ


    パパは最初優秀なトレーナーと聞いていたのがネットでキャバ嬢だと知ってビックリ、大丈夫かなと思ってたら菊花賞と有馬勝って二度ビックリ、会見見たらめっちゃ理知的に話してて三度ビックリ、もう会いに行ってみねえとわからんぞ!と会いに来てくれました

    結果的にマヤに夢中で私生活も落ち着いた、いいトレーナーとわかったのでアドバイスをくれた感じです。子煩悩パパ……


    もうすぐスレの終わりなので、どうすればいいだろうなあと思案するところでもあります

    トレーナーちゃんとマヤで書きたいネタはまだある(他のトレーナーさんとの絡みとか、マヤとのデートとか、温泉旅行とか……)けど、これ以上行くとマヤちゃんのアタックでトレーナーちゃんが陥落しそうで

    次スレになろうものなら過労でブッ倒れて以降、どんどこよわよわになっていくトレーナーちゃんがどんどん成長するマヤちゃんにたじたじの骨抜きにされていくおねロリ逆転構文が100レス以上展開されてしまうので……

    (トレーナーちゃんは節度のあるオトナなので濡れ場にはなりませんが、それはそれとして多分勝てません。負けます。負けまくります)


    とりあえず続けるかは皆さんのご希望にお任せしつつ、ここまで長々としたものをお読み頂いたこと、御礼申し上げます

    流れ者の辻物書きがここまで書けたのは、素晴らしい思いつきでスレを立ててくれた>>1と、楽しんでくださる皆様、そして素晴らしいゲームを提供してくれるCygames、夢を見せてくれたマヤノトップガンあってのことと思います


    本当にありがとうございました!

  • 183二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 01:22:46

    マヤパパやはりイケメンですね!

  • 184二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 09:56:38

    素晴らしいSSをありがとう
    マヤに骨抜きになるトレーナーちゃんは是非見たいですね!!

  • 185二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 12:09:06

    マヤちゃんがちょくちょくキャバクラに行けるようになっててとても良き

  • 186二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 20:27:21

    感想で埋める感じかな?というかキャバクラでめっちゃモテるマヤトレすげぇなぁ...

  • 187二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 20:30:24

    エゴでもいい 我儘でもいい もう一度書いてくれ〜

  • 188二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 01:38:34

    トレーナーちゃんの接客テクニックはファン感謝祭とかでも見れそう

  • 189二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 03:29:05

    ネタスレだと思ってスルーしてたけど、とんでもねぇSSお出しされて高揚で眠れんくなった

  • 190二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 11:57:17

    マヤトレのいい人感が出てるところとかマヤが勝ったあとのこととか最高でした

  • 191二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 18:16:42

    素晴らしい...素晴らしい...

  • 192二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 01:34:14

    ありがとうございました...非常にいいトレーナー♀概念でした

  • 193二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 10:14:40

    お疲れ様でした!

  • 194二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 10:46:02

    うん、やっぱり素晴らしいです
    毎回読みながらニヤニヤしちゃう
    ご負担でなければ続き見たいです

  • 195二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 14:37:33

    凄いものをみた

  • 196二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 15:15:31

    素晴らしいSSでした……!!
    スレ主ですが,part2もし作りたい人がいたら僕の事は気にせず作って大丈夫です!!

  • 197二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 18:20:36

    素晴らしかったぜありがとう

  • 198二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 00:31:05
  • 199二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 00:45:00

    200ならトレーナーちゃんにドンペリタワー

  • 200二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 00:54:47

オススメ

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