俺はライスシャワーの弟｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 21:04:25

ライス「わぁ！」
玄関でこけるだろうなと思っていたら案の定だったので落ち着いて姉さんを支えることができた。
実家を離れて寮生活と聞いた時はどうなるかと思ったが、やっぱり姉さんは姉さんのようだ。
ライス「ありがとう麦君」
常に誰かがそばにいて、守ってあげなければならない存在に変わりはなかった。
「気にしないで。荷物、姉さんの部屋まで運ぶね」
ライス「麦君がお兄ちゃんだったらよかったのにな」
姉さんはブラコンだ。『お前の姉貴、お前のこと好きすぎね？』って言葉を人生で何回聞いたことか。
「今でさえこんなんなのに、姉さんが妹になったらいよいよ俺の立場が姉さんより上になっちゃうよ。姉弟だからまだバランスが取れてるんだ」
ライス「……麦君がそんなこと言ってると、ライス誰かの妹になっちゃてるかもよ」
「へぇ、じゃあその人に言っておかないよね。手のかかる姉ですがどうかよろしくってね」
ライス「からかわないでよ麦君のいじわる」
「なんなら久しぶりに背中洗ってあげようか？」
ライス「ライスもう高校生だよ。一人で入れますー。……あ、でも学園にお兄ちゃんみたいに接してくれる人がいるんだよ！」
「………へ？」
ライス「ライスのトレーナーさんでね、いっつもライスのこと考えてくれるの！ライスも『お兄さま』って呼んでて」
「…………姉さん？」
ライス「この前商店街の福引で温泉旅行券が当たってね、お兄さまと一緒に行くことになったんだよ！」
「……………………………」
ライス「今度麦君にも紹介するね」
「…………うん。絶対紹介してね」