- 1二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:54:23
- 2二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:55:53
- 3二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:56:32
- 4二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:56:56
- 5二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:56:58
- 6二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:57:20
トレスイの新婚話
- 7二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:57:22
いいよ
- 8二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:57:24
2人までならギリいけると思うからそれでもOKにする!
- 9二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:57:46
- 10二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:58:21
共依存…は詳しくない…けど甘いカップル?って感じならかけるかもしれない
- 11二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 21:59:44
- 12二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:00:29
- 13二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:01:35
じゃあスパダリシャカールによる
シャカファイで - 14二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:02:16
なんか今日はカップルが多いな…?
時間かかったらごめんな… - 15二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:03:16
オペラオーとトレーナーのレースに向けての話とか見てみたい…
- 16二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:03:21
一緒に同人誌を製作するデジトレ♀を頼む…!
- 17二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:04:15
いいよー!!まつまつ!!保守しながら待ってる!!他人のイクトレは希少だから助かる!!
- 18二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:05:35
- 19二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:07:03
- 20二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:08:26
ギリ10個目だから書く…!
- 21二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:14:22
「おおー…!」
彼女とのヒーロー映画鑑賞会。
と言ってもレンタルのDVDだが。
膝の上に乗った彼女の体温が伝わってくる。
「あっ!今見たかトレーナー!?キャロットマンのジャンプ!」
『ああ、すごかったな!』
膝の上ではしゃぐ彼女は、まるで娘のようで…
そんなことを考えながら一緒に映画を見終わった。
「はぁー…すごかったぁ…」
『ほんとだな、俺まで想像より楽しめちゃったよ。なあビコー、ビコーはどこがお気に入り…ビコー?』
気がつけば、彼女はぐっすり眠ってしまっていた。
『全く…興奮しすぎたんだな』
抱え起こしてソファに寝かし直そうとするが…
腕を掴まれ、離れなくなってしまった。
『ビ、ビコー!腕、離して…!』
「んぅえ…とれーなー?」
『あ…ああそうだよ、トレーナーだ!あの、この体勢結構きついから…』
「…へへ、大好きだからなー…」
『…!?』
体勢のつらさも忘れるような言葉。
しばらく聞き間違いじゃないかとその場で固まってしまったが…
それを確認する手段はない。だが、かなりはっきりと鮮明に聞こえた…
次の日腕が痛んだが、それがあれが夢ではないと証明しているように感じたのだった。
- 22二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:24:57
「スズカさんっ!!!」
「あら、フクキタルじゃない。どうしたの?」
「そ、それがっ、それがっ…!!!」
フクキタルはワナワナと腕を震わせ話す。
「今日のスズカさんは大・大・大・大凶なのです!!!栗毛、緑のメンコ…間違いありません!このままでは何か大きな怪我をするかもしれないと…」
「それは困るわね…ラッキーアイテムとかないの?」
「ありますっ!それは…膝のサポーター!なのでこれをつけて部屋でおとなしく…」
「わかった、サポーターをつけて走ってくるわね!」
「ちょちょっ!?」
結局スズカは走りに行ってしまう。
「はぁっ、ひぃっ…まってくださぁい…!ダメです、ラッキーアイテム1つで相殺できるような不幸では…!」
「…あ、鳥」
「聞いてますかっ!?」
そんなやりとりをしながら、2人は河川敷を駆けていく…片方は走りたくて走っているわけではないが。
しばらく走っていると、開けた場所に出た。
「あ、綺麗…」
「ヒュ、ヒューッ…ア、ホントデ…すね…綺麗です…!」
「…この景色が見られただけでも、今日は幸運だったわ。ラッキーアイテム、教えてくれてありがとうね」
「へっ!?いやいや、そんな!というかまだ帰り道があります、安心するには早いです!」
「大丈夫よ、多分」
そう言ってスズカは一人で走っていってしまう。
「あああああ待ってください!」
…運が悪いのは、どちらかというとフクキタルの方かもしれない。
- 23二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:31:56
_それは少し前のこと。
「トレーナーさんトレーナーさん!勝ちました!!!」
『すごいじゃないか、よくやった!!!』
そう言ってトレーナーは彼女の頭をわしわしと撫でる。
「…っ!?」
『あっ、すまん…嫌だったか?』
「えっ、いえいえそんなこと全然!!!」
…あの時頭に触れた大きな手が、忘れられない。
「トレーナーさん!今回のレースも勝ちました!…撫でて、もらえませんか…?」
『ん、ああいいぞ!』
そう言ってまた頭を撫でられる。
「…えへへ…ありがとうございます…」
「トレーナーさん!その、玉子焼きがうまくできたんです!お裾分けです!」
『おっ、ありがとう!美味そうだな…!』
「はい!…その、えっと…美味しかったら、撫でてもらえませんか…?」
『あむっ…美味いよ!』
「…!え、えへへへへ…」
- 24二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:32:07
- 25二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:38:49
- 26二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:45:26
「…ちょっと!なんで冷蔵庫にアタシ好みの食材が入ってないの!?買ってきてって頼んだじゃない!」
『はは…さすがに身体的にこたえるんだ…そろそろ…』
「もー…!」
…あんなに幼かった彼女は、すっかり美しい女性になった。
それと同時に…自分はすっかり歳をとってしまった。
「ま、あるものだけでやるしかないわね。今日も魔力が漲る特性のスープを作ってあげるわ!感謝しなさい!」
『おお…!あれ、美味いんだよな…』
魔力が漲る、は残念ながらわからないが。
しばらくキッチンが賑やかになったかと思うと、透き通ったスープが出てくる。
…どうやらコンソメで味がつけてあるようで、シンプルな味わいが逆に美味しかった。
『…なあ、スイープはこれで大丈夫なのか?』
「え?大丈夫って何がよ」
『これ、味付け…俺は美味しいと思うんだけど、スイープくらいの歳だと薄かったりしないか…?我慢させてたら…』
「は?美味しいに決まってるでしょ!?そんなくだらない我慢はしないわ!」
『…それならよかったよ』
「……というか、仮に薄かったとしてなんなの?…せっかく同じ食卓を囲んでるんだから…同じ味のもの食べた方が幸せでしょ?」
心なしか小さな声でそう聞こえた。
『…たしかに、そうかもしれないな』
スープからは、まだ温かい湯気が上っている。
- 27二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:45:40
満足してもらえたならよかった…
- 28二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:55:22
「…タキオンさん」
「おや、どうしたんだい?カフェ」
「…今、別の娘のこと見てません…でしたか…?」
「おや、ひどい濡れ衣だね。私がいまさらカフェ以外を見ると思うのかい?」
「思いませんよ。思いたくないです…でも、万が一はあるかもしれない…ですよね…」
「まあ、実験なんかも万が一を掴み取っていくものだしねぇ…その”万が一”という概念は否定できないよ。でもね」
タキオンはカフェとの距離を急激に詰める。
「私はキミに色々なものを既に強されているんだ…今更、疑うなんてひどいとは思わないかな?」
「…それなら、ずっと私だけを見ててくださいよ…」
「…そうだな。2人っきりになろうか」
そうして2人は理科準備室に消えていく。
ちょっと短くなってしまった
- 29二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 22:57:37
しおらしいキタちゃんも可愛いと思うんだ、ありがとう
- 30二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:01:03
- 31二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:10:52
「トレーナーさん。次の出走スケジュール、そこまでのトレーニングのスケジュール、整いました」
『ああ、機材のレンタルも手配したよ』
「その上で今日は何も予定が入っていません」
『入ってないな』
「…今日は思いっきりオフにしましょう!」
「ああ、そうしよう、イクノ!」
イクノとトレーナーの休日が、幕を開けた。
「この間タンホイザさんから教わった遊びなのですが」
『ふむ』
「ポッキーゲームというものです。両方からポッキーを加えてかじっていき、先に折った方が負けです」
『いいだろう、受けて立つ!』
「私がチョコの方食べます」
『いいぞ』
サク、サクと、静かな部屋にポッキーを齧る音だけが響く。
…そこそこの速度で進行しており、このままでは…
…唇が、重なった。
「ぷはっ…引き分け、ですか」
『なかなか度胸あるな』
「お互い様です」
そのほかにも2人で王様ゲームや、罰ゲームババ抜きなどをして遊んだ。
そしてその日の夜。
「トレーナーさん。こちらへ」
『おう』
イクノは、ふんわりと抱きついてきた。
「…罰ゲームでもなんでもない、ハグです」
『…ありがとうな。嬉しいよ』
そうして休日は終わった。
- 32二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:12:16
- 33二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:13:58
- 34二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:23:04
「ふんふ〜ん、ラーメン♪美味しいラーメン♪」
ファインはカップラーメンを作ろうとしている。
「…こんな時間に食うと太るぞ?」
「えー…だって美味しいんだもん…」
「…はぁ。スープを全部飲まないこと、あとそのラーメンは…追加の油はは半分にしとけ。味は若干変わるかもしんねェが、スープを飲み干さない分にはそこまで影響出ねェはずだ」
「さすがシャカールの知識だね!アドバイス通りにしてみる!」
ファインは言われた通りに作り、スープはしっかり残した。
「ごちそうさまー!…でもスープちょっと勿体無いかも…」
「カロリーで太るよりいいだろ」
「そうなんだけどねー…」
そんなどこか間の抜けたやりとり。
「あ、そうだ、お箸下ろさなきゃ…きゃっ!?」
足がもつれ、転びそうになるファイン。
「なッ…ったく、危ねェだろ…」
それを片手で支えたのはシャカールだった。
「…ありがと、シャカール!王子様みたいだったよ♪」
「やめろ」
(…本当のことだよ?今、かっこいいと思ったもん)
そんな言葉は、内心に秘めたまま。
- 35二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:34:08
『…オペラオー。次のレースだが…』
「ああ。年末最後の大一番…”有マ記念”だね!」
…彼女はここまで、年間無敗を貫いてきている。
そしてここで有マを勝てば、史上初の秋シニア三冠になる…
…これまでとは比べ物にならないマークを受けるだろう。
「…どうしたんだい、トレーナー君?もしかして…不安かい?」
『えっ、いやいやそんな!』
彼女を信用してないわけではない。
信用して、ここまできたのだから。
「…慌てないで大丈夫さ!不安かどうか聞いただけだよ。それに、レース前に不安になるのはある程度普通のことだろう?」
…”普通”の領域をとっくにはみ出した彼女に言われると、逆に納得できるものがあった。
「ボクは…勝つよ。だって、キミのここまでの努力と献身に答えたいからね!…もちろんボク自身だって勝ちたいさ。だけどね」
こちらを、オペラオーは優しい目で見つめてくる。
「ここまで必死に一緒に走ってくれたキミのこと、ボクはとても気に入っているのさ!」
きっとそれは、信頼。
信頼されてるならば、こちらも信頼せねば不作法だろう。
『…有マ記念、必ず勝ってきてくれ!』
「ああ…任せてくれたまえよ!テイエムオペラオーの名前を不動のものにしてくるさ!」
- 36二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:51:22
『デジタル、ここにベタ塗りすればいいんだっけ?』
「はい、そうです!ベタの場所は目印つけてあるので参考にしてください!」『わかった…あ、ここもか…』
2人はデジタルが今度出す新刊を作っていた。
『…ふふ』
「どうかしましたか?」
『いや…やっぱりデジタルはすごいなって』
「ほえ!?いきなり褒めても何も出ませんよ!?」
『素直な感想だよ。だって、ストーリー考えて絵を描いて…しかもそれをサークル?で売ってるんでしょ?すごいよ!』
「はば、あばばばば…」
デジタルは褒められ慣れてないのか、動揺しきってしまっていた。
一方のトレーナーは、途中から黙々と作業を進めていた。
『全部塗れたよ!』
「おお、お疲れ様です!ふむふむ、特にミスはないですね…ありがとうございます!」
『デジタルの役に立ったならよかった』
「…あと、なにより」
デジタルは少しニヤついた顔でトレーなを見る。
「趣味を一緒にやってくれる人がいるって…こんなに嬉しいものなんですねえ…えへへ…」
デジタルは、とっても嬉しそうな顔をしている。
思わずトレーナーの笑みも溢れるような顔だった。
- 37二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:59:17
「ほーい、いらっしゃいませー」
『生一つ』
「りょうかーい」
彼女達が競争ウマ娘とトレーナーだったのは、もう遠い昔の話。
今の彼女達は、スナックのママとそこの常連客だった。
「んで、どうしたの?また何か失敗しちゃいました?」
『ああ、それがさ…』
愚痴がとめどなく溢れる。
それをネイちゃは、特に止めもせず聞いていた。
「そかそか、つらいねえ…はい、生だよ」
『ありがとう…ぷはっ、仕事がこんな調子じゃいつまでも結婚なんてできそうにないな…』
「…結婚?」
『ああ、最近母ちゃんが結婚しろってな…』
「そっか…」
ネイチャの脳裏にある考えがよぎる。
学生時代から密かに抱えていた気持ちを、今ここで伝えるべきなのではないか、と。
しかしそれをすれば、もう元の関係には戻れない。それはわかっている。
わかっているからこそ…怖かった。
「…トレーナーさん。アタシ、トレーナーさんはすごい人だと思うよ。なんだかんだアタシに有マ記念取らせちゃうんだもん」
『…慰めてくれてるのか?』
「慰めってつもりはないかな。正直な気持ちだよ」
それは本当だった。
だが、元気になってほしい気持ちがなかったわけではない。
(トレーナーさんが沈んでるところ見るの…こっちも、結構つらいからね)
- 38二次元好きの匿名さん22/07/10(日) 23:59:31
全お題描き終わった!!!
- 39二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:01:08
過去作の宣伝をさせてもらいたい…
【自作SSまとめ】とあるトレーナーのSS|あにまん掲示板SS読んでる?様にピックアップされたのをきっかけに作ってみたhttps://bbs.animanch.com/board/794102/?スレ画はバンブーだけどそれ以外も書くぞ!下10レスくらいは初S…bbs.animanch.comそれと今からおまけをいくつか載せるから待っててほしい
- 40二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:02:28
これはトレウマを描くはずがどちらかというとスポ根になったからボツにしたビコーSS
_____
「トレーナー!」
パタパタと足音がする。彼女が部屋に入ってきた音だ。
「聞いてくれよ!今度のレースも強豪ぞろいだぞ!」
そう言って、次のレースの出走ウマ娘一覧を一緒に眺める。
『…たしかに強豪が多いな』
「だろ!?相手がすごい強いんだよ!」
…彼女は、レースにおいて大きなハンデを抱えている…体格という名の。
だが…
「この中で、アタシが勝つんだ…!」
…彼女は”ヒーロー”に憧れている。
どんなに不利な状況下でも、最後には勝利できる”ヒーロー”。
『…怪我、しないでくれよ』
「…?いきなりどうしたんだ、トレーナー?」
この体格差で揉まれながら走るとなると、怪我のリスクはかなり高まるだろう。
『…俺は君が大事なんだ。怪我はして欲しくない…』
「…心配しすぎだって、トレーナー!」
『でも…!』
「大丈夫だ!」
彼女は力強く言い切る。
「大事な人をおいていく”ヒーロー”なんていうバッドエンドは、絶対に起こさないからな!」
おいていく。それは例えだとわかっているが、レースは一歩間違えば命に関わる。
『…無事に走り切る覚悟があるなら、何も言わないよ』
「ありがとな、トレーナー!…アタシを見てくれてる恩返しがしたいから。絶対勝ってみせるよ…!」 - 41二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:10:09
- 42二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:10:26
- 43二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 00:10:46
おまけは蛇足感あったがこれにて終わり
付き合ってくれてありがとう - 44二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 07:40:13
ありがとう…とてもよかった………
- 45二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 07:53:50
感想レス全部読んでて励みになってるよ、ありがとう!
- 46二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 19:01:42
おつかれさまです!
- 47二次元好きの匿名さん22/07/11(月) 20:52:47
よかったよ。ありがとね。