【トレ♂×ファインSS】星に願いを

  • 1122/07/13(水) 21:24:52

    トレセンのある府中から電車で1時間ほど。
    今日はトレーニングのため、山の麓まで来ている。
    川が近いこともあってか涼気に包まれており、平野の暑気もここまでは来ていないようだ。
    「うーん、涼しい!これなら思う存分動けそう!」
    ぐぐぐと体を伸ばし、ファインモーションは声を上げた。

    何故ここに来たかと言うと、こんな次第である。
    酷暑が全国各地で毎日のように続き、連日世間を賑わせている今日この頃。
    『決定! 35度を超える猛暑の場合は屋外でのトレーニングを禁止とする!』
    という理事長直々の要請につき、割り当てられていたグラウンドでのトレーニングは中止にせざるを得なかった。
    かと言って、場所取りのローテーションから言って他にできそうなトレーニングメニューも用意できない。
    仕方ないので今日はお休みにしよう、と告げた所、
    『それなら私、やってみたかったトレーニングがあるのだけれど――』
    と提案されたのが山道でのランニングだった。
    『一度行ってみたかったの!』
    と笑顔で言われては致し方なく、二つ返事で快諾することとなった。

    なお、『高地トレーニング? っていうのもあるのね。 行こう行こう!』
    という提案も同時になされたが、到着するまでに日が暮れるからと却下したのは付記しておく。

  • 2二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 21:25:36

    高地トレーニングは慣らしもあるから時間がね…

  • 3二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 21:26:01

    山の中って涼しいものなのか…?

  • 4122/07/13(水) 21:26:33

    「それじゃあ今日のメニューを説明しよう」
    「はい、よろしくお願いします」
    現在地は登山道の最寄り駅から麓側へ更に車で30分程度の所。
    ここまで送迎してもらったSPさん達には登山道入り口の駐車場にて車で待機してもらう。
    ファインはここから舗装された山道を通り、そこまで俺と走る。

    「あら、トレーナーも走るの?」
    「もちろん。一人で走らせるわけにはいかないからね」
    急遽決めたトレーニングメニューでもあることだし、あまり負荷をかけたくないことが第一。
    SPさん達が乗ってきた車で走ってるところを並走するという方法もあるが、絵面があまりにもよろしくない。
    ひたすら坂路になる山道を自転車で追うのも、(主に俺の体に対する)負担はあまり変わらないだろうという結論に至った。
    というわけで、こちらも久々にランニングシューズを取り出して臨戦態勢を取っている次第である。

    「いつも一人でやらせてるし、今日くらいはね。できる限り付き合うよ」
    「本当!? よぉ~し、じゃあ早速いっくよ~!」
    「え、柔軟がまだ――」
    「よ~い、ドン!」
    ハナを奪いにいく逃げウマの如く駆け出して、瞬きする間に100バ身ほど差を付けてしまう我が愛しの殿下。
    理解できません。

    「それではトレーナー様、我々は先に。何か予定外の事が発生したら連絡を」
    今まさに起きたところです。と言う間もなく。
    "ご武運を"と言い残し、SPさん達は車で去っていった。

    振り返れば、立ち止まって首を傾げているファインモーションが見える。
    千切るのはともかくとして、追いかけてこないのが不思議らしい。
    待たせてしまうのも忍びない。
    苦笑しながら後を追うことにした。

  • 5二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 21:26:34

    >>3

    山とかの神社があれば参道走ってみろ

    飛ぶぞ

  • 6122/07/13(水) 21:28:52

    先回りしていたSPさん達の車がようやく見えてきて、
    「――見えてきたね。あれがゴールかな?」
    「ゼエ、そう、だね。……、ハァ」
    息も絶え絶えながらようやく返事をする。

    ……自分の足で、それも舗装されているとは言え山道でウマ娘と並走するのは無謀が過ぎた。
    鉛のように重くなった足を、必死に動かして走る。
    一方、彼女は汗こそ流しているものの息を切らせる様子はない。
    彼女にとってはウォーキングか、少し上程度の負荷にしかなっていないだろう。
    わかってはいた。わかってはいたことだが、教える身でありながら教わる側に身体能力で一蹴されるのはちょっと悔しい。

    「それじゃ、スパート練習にして終わろうか」
    「うん。じゃあよろしくね、トレーナー」
    拍手を一つ。
    それを合図に、ギアを切り替えて。ファインモーションは全速力で疾駆する。

    ――その姿が、目に焼き付く。
    ゴールだけを見据え、余力を残さず走っていくその姿。
    力強く地を蹴る足。負けじと振るわれる腕。揺らがぬ体幹。
    爛々と輝かせているだろう瞳が見えないのがもどかしい。
    いつもとは違う場所で発揮される豪脚を閃かせ、彼女はいつものように駆け抜けた。

  • 7122/07/13(水) 21:30:34

    場所は違えどトレーニングの後はいつも通りだ。
    クールダウンに入念にストレッチ。そしてその間に反省会。
    とは言うもののトレーニングに対して反省は無い。道中何を見たとか、そんなところである。
    息絶え絶えになっていた俺に話を振るのは酷だろうと気遣って黙っていてくれたのだ。
    普段なら「私語は慎むべし」と叱責するところではあるが、今日ばかりは勘弁してあげるべきだろう。

    「よし、クールダウン終わり! お疲れ様、ファイン」
    「今日もありがとうございました。ふう」
    一息入れるファインに、すかさず隊長さんが労いの言葉とともにドリンクとタオルを差し出してくる。
    「お疲れ様でした殿下。こちらをどうぞ」
    「ありがとうございます。ご苦労さまです」
    当然ながら俺には無い。
    突発的に始めたこととはいえ、準備を怠った俺が悪いのだ。

    「それでは殿下、お乗りください。トレーナー様もどうぞ」
    「ああ、どうも――」
    と促されたところで、気づく。
    汗を流しすぎだ。
    ファインにとってはウォーキング程度の負荷であっても、俺にとっては正しくランニング。
    この状態で、SPさん達を含めウマ娘で構成される車両に居座る?
    まずい。非常にまずい。
    何がまずいって、俺の精神が耐えられない。

    「いえ。ご厚意には感謝しますが、俺はこのまま歩いて戻ろうかと」
    「しかし……もう日も暮れますし、危険なのでは?」
    まさか"汗臭いので乗れません"と正直に話すのもためらわれるし、追求されるのも少々困る。
    無理矢理会話を打ち切ってしまおう。
    「道順は戻るだけですし、最寄り駅までも近いですから問題ないかと。では、ファインをよろしく――」
    「じゃあ私も歩こうかな」
    「「えっ」」

  • 8122/07/13(水) 21:31:51

    そこからが大変だった。
    やれ『せっかくここまで来たのだから』だの、『クールダウンの延長だから』などともっともらしい理由をでっち上げるファイン。
    それに対し『夜道を歩かせるわけには』『街灯も少ないしは危険』と完璧な理論武装で説得に当たる隊長さんと俺。
    しかし『トレーナーは問題ないと言った』と揚げ足を取られてしまい窮地に陥ってしまう。
    渋々ながら『俺も車に乗って帰るから』と切り返すもこの札を切るにはタイミングを逃していた。
    果ては『言う事聞いてくれないと嫌いになっちゃうからね』などとロジカルでないことを唱えるファイン。
    これには全面降伏せざるを得ず隊長さん共々頭を垂れ、『最寄駅までなら』という妥協点を見出した上で了承することとなった。

    「それでは殿下、我々は先に参ります」
    流石に車を放置するわけにもいかないので、SPさん達は先に駅で待っていることになった。
    「お気遣いありがとうございます。どうかお気をつけて」
    隊長さんからのとても強い視線を浴びた後、SPさん達は去っていった。
    俺の一言が招いた状況であるのは間違いないので甘んじて受け入れる。でも恨まないでほしい。

    そんな我々の思惑を知ってから知らずか。ファインは、
    「それじゃあトレーナー、いこっか」
    と。にこやかに告げてきた。

  • 9122/07/13(水) 21:33:39

    夏とはいえ日も暮れ始める頃合いの時間。2人で歩く。
    舗装道路だから足への負担は少ないし、つまずくようなものは無いことは確認済みだ。
    けれどゆっくり。慎重に歩を進める。
    ――この時間が長く続いてほしい、なんて邪な考えは俺にはない。

    「ここだと、大分涼しいね。ふふっ、故郷にいるみたい」
    「この時期でも涼しいのか?」
    「うん。真夏になっても20度くらいまでしか上がらなくて、とっても過ごしやすいんだよ」
    衝撃。今までで一番の、アイルランドが魅力的に感じた瞬間かもしれない。

    「でも冬は寒いんじゃないか?」
    「ううん、0度より下がることは珍しくて、雪も降らない年の方が多いくらいだよ」
    2度目の衝撃。
    「夏だと日が落ちるのが遅いから、星とかはあまり見れないんだけどね」
    「それは良し悪しかなあ……でも遅くまで外に出れるなら良いことかも」

    快適な気候に遅くまで日が差す環境、そして欧州に近いという立地。
    それならば、夏の間はアイルランドで過ごしてトレーニングに力を入れることも考えられるだろう。
    そして、秋になればそのまま欧州GⅠに出走なども考えてもいい。
    今はまだ届かなくても、もう1年積めばきっと。悪いようにはならないはず。

    「アイルランドに行くのも良いかもしれないな」
    そんな言葉がぽつりと口に出た。

  • 10122/07/13(水) 21:35:06

    と、考えていると。
    「本当!?」
    ファインが謎の勢いで身を乗り出してきた。
    「ええと……まだ詰めなきゃいけないことはあるけど、そうだな。来年くらいに出来たら良いかな」
    「あら、ずいぶん急なのね」
    「そうかな? 今年すぐにってわけにはいかないし」
    「それはそうだけど……ううん。『来る』ってなると、たしかに準備は必要だもんね」
    「そうだなあ。日本とは色々勝手が違うだろうし、方々に掛け合っておかないと」
    「あらトレーナー、私を誰と心得ているのかしら?」
    「そこについては疑ってないよ。でもちゃんと手続きは踏まないとね」
    「そっか。お父様達にご挨拶して貰うほうが先だもんね」
    「うん? ――うん。確かに、ご挨拶はしないといけないけど」

    ……? 何か会話が噛み合っていないような。
    違和感を覚えるが、ひとまずおいておこう。
    「ひとまず、今年を走りきってからだね。秋の大レースに向けて、明日からも頑張ってもらうから」
    「もちろん!」
    頑張るぞー、と気勢を上げるファイン。頼もしい限りだ。

  • 11122/07/13(水) 21:37:29

    気付けば、日は既に暮れている。
    念のためにと持ってきた小型の懐中電灯を取り出して、明かりをつける。
    「そういえば、どうして"歩いて帰る"だなんて言い出したの?」
    「……汗だくだったから。臭うかな、って」
    苦々しくつぶやく。
    汗は既に引いているが、当時のステータスとメンタルでは針のむしろだったことは間違いない。
    「そうかしら? 私は気にならないよ?」
    「俺が気にするの」
    「ふふっ。でも、気を使わなくて良いんだよ。」
    「わかった、次からはそうするよ」
    次があれば。もっとも、諸々準備していたなら何も問題なかったのだが。

    「そうそう、俺からも聞きたいことがあったんだ」
    「なあに? トレーナー」
    首を傾げて問い返してくる彼女に、ずっと考えていた疑問を投げかける。
    「なんでまた、ここにこようと思ったんだ?」
    ここに来てトレーニングを行ったのは、あくまでついでだ。
    説得の引合に出されたのは確かだが、それはそれ。
    『一度行ってみたかった』、と言った理由。
    何か、ここに来てやりたいことがあったのではないか? と。
    俺の問に、ファインはただ、一言。
    「あれを見たくてね」
    そして、見上げる。
    釣られて俺も見上げて、
    「ああ……」

    とっくに日は暮れている、となれば、空には何があるのか。
    普段は都会の明かりに隠れる光も、ここならばよく見える。
    満天の星空を背に。
    ファインモーションは、星々にも負けないくらい輝くような笑みをその顔に浮かべた。

  • 12122/07/13(水) 21:39:02

    「トレーナーは星空にも関心がある?」
    「それは全然。でも、見れるなら見たいかなって」
    学生の頃に授業の一環として習ったものの、自分の生活圏ではここまで沢山の星が見えることはなかった。
    普通に暮らしていては反復学習の機会が訪れないのだから、自然と忘れてしまううものだろう。

    「うーん、ええと。あれ!あれが北極星だね!」
    「ううん……?」
    指差して教えてくれるが、どれも同じ星に見える。
    「トレーナー、ちょっと失礼するね?」
    と言いながら、飛び乗るように負ぶさって来た。
    「えっ!?」
    ファインが俺の背から落ちないよう、とっさに抱える。

    「ほら! こうすれば、視線の高さが合うでしょう?」
    「そうだけど! せめて同意するまで待って欲しかったかな……!」
    「ふふっ♪ 私は気にしないよ? トレーナー」
    こちらの苦言を笑い流しながら、更に首に手を回してくる。

    「誰かに見られたら――」
    「星の光以外は誰も見てないよ、ねっ♪」
    満足するまで絶対離してやらないという意思さえ感じるので、もう諦めることにした。

  • 13122/07/13(水) 21:40:08

    「それで、ほら。あれがこと座のベガだよ」
    「なるほど――」

    肩越しにファインが指差した先を目で追うと、一際輝く星が目に入る。
    確かに、さっきより場所がわかりやすくなったのは確かなので、あまり文句は言えない。
    言えないが、他の方法はなかったのだろうかと思う次第である。

    「アルタイルって言うと、織姫かな」
    「織姫? ……ああ、七夕の伝説のこと?」
    「なんだ、知ってたのか」
    「うん。七夕の飾りを作ってるときに教えてもらったの」

    そういえば、そんなことを以前話していた気がする。
    折り紙をお城の人たちに見せたいな、なんてことを言ってたような。

    「そう。やるべきお仕事を怠って、離れ離れにされちゃうお話」
    「え、そういう話だったっけ?」
    「そうだよ。自分たちの役目をちゃんと果たしたら会わせてあげないこともないぞって」
    「大分偏見が混じってるような……」

    言い方次第でこうも印象が変わるのか。
    もっとロマンチックな話だと思っていたのだが。

    「ふふ。お仕事をやってないからお仕置きするなんて、ピクシーみたい」
    果ては妖精と同列にされてしまった。織姫と彦星を引き離した天帝が少し哀れだ。

  • 14122/07/13(水) 21:41:08

    「トレーナー。今日はありがとう」
    背から降りたファインは立ち止まったまま、改まってお礼を言ってくる。
    「気にしなくていいよ、元はと言えば俺のせいなんだし」
    「ううん、そっちじゃなくて。一緒に歩いてくれたこと!」
    夜の山道はみなさんのご迷惑になるかなと思って、今日のところは車の中からでも見れたらいいかな、って。
    なのにトレーナーが"歩いて帰る"って言い始めるから、ビックリしちゃった!」
    「それは……うん、ごめん」
    「ううん、そうじゃなくて。
    私がやりたいことを思って、察してくれている。
    トレーナーが考えていることとは、本当は違うのかもしれないけど。
    でも結果として、私にとって良いようにしてくれている」
    それがとても嬉しい、と。

    「そんなに改まってお礼を言われるようなことはないよ」
    でも、と続ける。
    「やってほしいことがあったら遠慮なくお願いしてほしいかな。きっと、悪いようにはしないからさ」
    ふふふ、と鈴を転がすような声で笑うファインモーション。
    「それじゃあキミの良心につけ込んで、無理なお願いをたくさんしちゃおうかな~♪」

  • 15122/07/13(水) 21:42:19

    「……うーん、俺に出来る程度のものでなら」
    「それじゃあ、手を出して?」
    言われるがまま右手を差し出すと、ファインは両手で包むように握り込んできた。
    「これも、やりたいこと?」
    「そうだよ。それで、――」
    握った手を自分の額に当て、祈るように。
    「それをするなら、星に向けて祈る方がいいんじゃないかな?」
    目を瞑ったまま、ファインは首を横に振る。
    「キミだから良いんだよ。キミという星が、私と同じ気持ちでありますように。
    ――想いが、伝わってくれますように、って」

    彼女は、静かに目を開く。
    その顔は、微笑みをたたえ。
    その瞳は、恒星のように輝き。
    その口は、愛しい彼女の願いを囁く。

    「この願い。叶えてね、トレーナー」

  • 16122/07/13(水) 21:45:10

    おしまい
    七夕に投稿しようとしてたのに「夏の大三角って日没すぐくらいに見えるんだっけ?」とか調べてる内に機を逃した奴がいるらしい
    場所のモデルは住所登記上東京都内にありますが区内が30度越えてる頃でも肌寒いくらいの場所だよ
    でもヒトミミがランニングすると死ぬよ

  • 17122/07/13(水) 21:50:32
  • 18二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 22:17:44

    「背中に負ぶさる」と結構大胆な密着を先にやっておくことで、おそらく本命である手を握ることへの動揺を消し去る
    この殿下は結構なテクニシャンに違いない

  • 19二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 22:18:54

    トレファイSSをありがとう。
    明日の支度すんだら、読むわ。

  • 20二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 22:19:16

    良いSSだった
    ところでトレーナーのアイルランド移住決定(勘違い)でもう1つ書けそうだね?ん?

  • 21二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 23:18:07

    良き話でした。ひと夏の思い出の一幕を切り取ったような綺麗なお話で好きです

  • 22122/07/13(水) 23:34:32

    感想ありがとう…ありがとう…励みになります…


    >>20

    「先立つものをリストアップしとこうかな」

    「おお、本格的に考えていくのかな?」

    「と、思ったけどアイルランドのトレセンに間借りするのが一番話が早いかな?」

    「あら、トレーナーはアイルランドに行ってもトレーナーなのね」

    「ファインも頑張るんだよ?」

    「それはもちろん! トレーナーの担当ウマ娘として恥じない姿を見せ付けてあげるから!」

    「心強いよ。 でもいきなりお願いして受け入れてくれるかな?」

    「私の名前を出せばすぐ差配してくれると思うよ」

    「とりあえずはそれでいいとして、あとは……うーん」

    「まだ心配事があるの?」

    「公用語の問題はついて回るかな」

    「ふふっ♪ 私が教えてあげても良いんだよ?」

    「年内で目処が立たなかったらお願いするかも」

    「それで、どこにするのかはもう決めているのかしら?」

    「サンディフォードになるかな……まだ考え中だけど」

    「首都郊外だね、とっても穏やかな所だよ。それでそれで?」


    「やっぱり9月のアイリッシュCSかメイトロンSかな。中距離とマイルで距離適性的にも合うと思う。

    その後はフランスの凱旋門かオペラ賞に行きたいけど日程が厳しいからアメリカに行ってBCのどれかになるかな」


    「えっ?」

    「えっ?」


    こうですかわかりません

  • 23二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 11:25:33

    アンジャッシュネタがよくそんなポンポン出てくるなと感心する

  • 24二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 23:15:23

    すげぇ…

  • 25二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 23:17:47

    アイルランドって過ごしやすそうな気候してんのね

  • 26二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 10:19:35

    とても良き

オススメ

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