- 1二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 18:55:05
めががは泣き腫らした目で自分が押し倒した相手を相手を見下ろしていた。自分の細腕など簡単に押し返せるだろうに、ソイツはただ悲しそうな目をしてこちらを見返すだけだった。
「お前が……お前が悪いんだムー!」
衝動的にめががは叫んだ。そうしなければ、もう一秒だってその視線に耐えられない気がして。
「めがっ、めががは、悪くない!!お前のせいでっお前が、あんな……あんなこと言うから……!」
奥歯を噛み締める。自分の言葉に何の意味もないことをめががが一番理解していた。逆張りばかりの自分の言動に倣うなら、悪いのは己だ。
けれど、ならばどうしろというのだろうか。結局のところ、"めがが"と呼ばれる自分はこんなものでしかないのだ。今更性格も生き方も変えることはできない。それがどれだけ情けなく愚かなものであったとしても、そういう形でしか在れない。
「……」
罵声を浴びせた相手はなおも何も何も言わずにじっとめががを見つめる。それが哀れみか、怒りか、もっと別の感情を含んだものなのか考えたくなかった。わかったところで何になる?何が変わる?きっと自分の情けなさを今より実感するだけに違いない。
いっそこの手を振り払って、殴りつけてくれたらいいのに。いや、実際めががは初めからそれを期待していた。馬鹿なことを、何を考えてるんだ、お前如きが、と。自分こそ罵られるべきはずだ。なのに……。
めががが口を閉じれば聞こえてくるのは互いの呼吸音、それから微かに雨音だけだ。仄かな静寂の中押し倒した相手の体の感触にめががはおかしくなりそうだった。本来ならこんなことはあり得ない。
「バカにして……!そんなにめががのことはどうでもいいム!?勝手にすればいいって、居ても居なくても同じだって……無意味、だって………」
自分が何を言ってるのかももうはっきりとわからない。ただ、吐き出す言葉は針のようだと思った。痛い、痛い、何かを口にするたび、喉が、体が、頭が、全身が痛い。
枯れたはずの涙が再びこぼれるのがわかった。涙と共にめががという存在そのものが溢れ、崩れていくようだった。そのまま無意味な自分など消えて無くなってしまえとめががは願った。
「めががは…………お前なんか、嫌いだムー」
最後に吐き出したその言葉も、無意味であれとめががは願った。 - 2二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 18:55:36
えろい
- 3二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 19:02:09
特に正解はないため解答した時点で加点される模様
- 4二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 19:24:44
はえーやっぱあにまん大学の入試って難しいんだなあ
- 5二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 19:39:55
今年の共テですか……?
- 6二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 20:55:15
問1はオーソドックスにあにまんまん
問2は個人的に憐れみがいいと思う - 7二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 21:10:53
問2は難しいな
強いて言えば悲しみかな? 救いたいし手を差し伸べたいけど、自分だけはそれをしちゃいけないというどうにもならないジレンマ - 8二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 21:16:23
スレ画が縦長でびっくりした
- 9二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 21:19:49
- 10二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 21:23:15
1.あにおじ
2.めががの歪んだ恋心に感づいているが、あにおじは理想のBL受けなので絶対に恋が実らないため申し訳なく思っている。 - 11二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 23:27:35
答え合わせある?
- 12二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 06:09:50
おじさんは業の深さを感じる…
- 13二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 13:42:05
おそらくは好きな相手を当てはめようという趣旨と思われる