- 1二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:17:03
- 2二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:27:59
- 3二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:32:05
シリウス相手にバチバチしてる時だから対抗して腕で持ち上げてる感
- 4二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:32:32
ライオンさんかわいいね
- 5二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:32:35
仕事もレースもこなせるスパダリな上、子守もできるとは完璧か?
完璧だわ(16戦13勝) - 6二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:32:36
シービーの耳はつるんとしてるのが対比になってる
- 7二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:33:25
内面の荒々しさを表現してるとの解釈好き…
- 8二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:37:40
一度でいいからルドルフの耳をふさふさ触ってみたい
- 9二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:38:42
会長の耳をちゃんとギザらせてる絵師は信用できる
- 10二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:40:12
- 11二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:49:30
- 12二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:50:10
近眼かな?
- 13二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:52:11
- 14二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 08:55:03
たぬきを見過ぎてアニメやゲームのカイチョーデザインが新鮮に感じるし…
- 15二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 09:18:18
- 16二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 09:22:44
「ルドルフって、意外と毛深いよね」
トレーナー君からの言葉を耳にして、私は思わず耳を立てた。
合わせて尻尾まで立ちそうになるのは皇帝の威厳をもって何とか抑える。
「ああ、ゴメン。変なことを言って。今年の新入生と並んでいる君の姿を見て、そう感じただけなんだ。……毛深い、はセクハラ発言だったな。申し訳ない」
彼はそのまま言葉を続けて、頭を下げた。
その態度を見て幾分か溜飲が下がる。だが。
「──自分では、標準的な方だと思っているのだけれどね」
そう言葉を返しつつ、私は思わず自分の二の腕を撫でた。
……うむ。問題ない。しっかりと剃ってある。
続けてうなじ、スネなどにも触れる。一切合切、不肖なところはない。
学園の生徒代表として身だしなみについては用意万端整えているつもりだった。
それなのに、どこがトレーナー君の目に止まったというのか。
思わず脇に手を当てた。……ここもしっかりと処理をしてある。
腹部はどうか?最近へそ周りが露出する勝負服を着ていない。やや処理が甘いかもしれない。
そして「ここ」は……見せたこともない。見せる予定もない。今はまだ。
一応、しっかりと整えているつもりではあったが。 - 17二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 09:23:07
「ルドルフ?バタバタしてどうかしたのか?蚊でもいた?」
私の様子を見て、トレーナー君が不思議に首をかしげる。
「……ああ。しかしもう追い払ったので大丈夫だよ」
私は尻尾と耳を軽く振って十全十美であることを彼にアピールする。
その私の所作を見て、トレーナー君は微笑んだ。
「やっぱり、他の子よりもちょっと毛量が多いのかな」
「なに?」
いったい、どこを見て──。
「ルドルフの耳。動きに合わせてフワフワとよく動くからね。かわいくて」
「……今度、イヤーサロンにでも行ってくるとしよう」
確かエアグルーヴが良いところを知っていたと思う。
生徒の見本たる身としては、画竜点睛を欠くわけにもいかない。
──ただ。
「そのままでもいいと思うよ」
そう言ってくれるトレーナー君の言葉に従うのも、悪くはないかもしれない。
そう思って私はほんの少しだけ耳を揺らして見せた。 - 18二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 09:30:19
ワッ⋯⋯ァ⋯⋯
- 19二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 10:53:13
- 20二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 11:38:04
辻ssだ!
評価してやる、ありがとう… - 21二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 12:54:22
「会長さん、耳をカットしてもらうんですか?」
「ああ。少し耳が毛深いのではないか、という指摘をもらってね。エアグルーヴに流行りのイヤーサロンを聞いたところカレンチャン、君が詳しいと紹介を受けたんだ。もし良ければ教えてもらえないだろうか」
昼休み中、偶然廊下で遭遇することのできたカレンチャンに問いかけると、彼女は顎に指を当て。
少し困った顔を見せた。
「紹介してもいいんですけど〜。会長さんのそのお耳はとってもカワイイ!ってウマッターやウマスタとかで評判なんですよ」
そう言って彼女はスマホを手早く操作して私に見せてくれた。
ウマッターには私の写真が投稿されていた。おそらく先日の公開模擬レースで撮影されたものだろう。
そのリプライには……。
『フワ耳乙』『ボサ耳ヨシ!』『汝皇帝のギザ耳を見よ』などという意見がぶら下がっていた。
「……これは……」
なんと言えばいいのかわからない。
馬鹿にされている感もあるが、それだけではないことはもちろんわかった。
「会長さんのそのフワッとしたお耳は、みんなが親しみを感じてるチャームポイントなんです!切っちゃうなんてもったいないですよ」
チャームポイント。
自分とは縁遠い言葉だと思っていたのだが、そんなものがまさか自分の頭の上に乗っていたとは。
「ふむ……君もそう思うのかな?」
「はい!ですから〜、もしそれでも切るのなら、今の会長さんのお耳がカワイイって言ってくれてる人に切ってもらった方がいいですよ」
その言葉を聞いてまず思い浮かぶ人物が誰なのか。
それは先刻承知のことだった。 - 22二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 14:24:20
シングレ作画で耳を極限まで絞った会長を見たい
- 23二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 15:21:09
カイチョーに耳絞らせるとかテロリストと戦わせるシチュでもなければ至難の業では?
- 24二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 18:37:05
- 25二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 18:51:55
お耳のケアを任されたい
いや任されるほど信頼してもらいたい…? - 26二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 19:52:03
ハラショー
- 27二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 19:52:52
そのぶんアプリ性能はアレなんだけどなガハハ
- 28二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 20:07:02
- 29二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 22:05:17
「トレーナー君に一つお願いがあるのだけれど。いいかな?」
ハサミと古新聞、それからごみ袋。
皇帝という位に似合わないものを手にしたルドルフがトレーナー室にやってきたのは、トレーニングが休みの放課後のことだった。
「ルドルフの頼みなら何でもやるよ」
3年間共に歩み続け、彼女の杖としての自信も少しはついたような気がする。
彼女の考えは時に遠大過ぎて途方に暮れることもあったけど……たまに留守しがちになる足元の注意をするのが自分の仕事とも言えた。
もちろん何でもはできない。だけどそのために足元を照らすことくらいはできるはずだ。
そんな気概を抱えながら、俺は返事をする。
彼女は俺の言葉を聞いて口角を上げ。
「その、このようなことをトレーナーに頼むのは適切ではないのかもしれないが……私の耳を毛を切ってもらえないだろうか」
そう言って彼女は少し頭を下げた。
ボワッと膨らんだ感じのウマ耳をピコピコと動かしながら。
「ウマ娘の耳の毛なんて切ったことがないよ」
俺が気おくれしながら言うと、ルドルフは微笑んだ。
「大仰に整えてほしいわけではないんだ。君の目から見て少し飛び出ているようなところを切ってくれるだけでいい」
俺は彼女のウマ耳を注意深く観察する。ところどころ無作法に飛び出した感じも彼女の魅力の一つとも言えて、どこを切ればいいのかわからない。
しかし。トレーナーたるもの皇帝の頼みを断るわけにもいかない。
「わかった。やってみよう」
やや虚勢を張りながらそう答えた。 - 30二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 22:05:37
濡れタオルでルドルフのウマ耳を湿らせると、彼女は「んっ……」と小さな声を上げた。
「冷たかった?」
「──いや、気にしないで欲しい。続けてくれ」
湿らせた後の彼女の耳は意外と細くなった。
……これは失敗かもしれない。
「どうかしたのかな?」
穴を開けたごみ袋を被った皇帝が俺に問いかけてくる。
「……湿らせると思ったよりも体積が減って、どこを切ればいいかわからなくなった」
正直に告白する。それを聞いてルドルフはクツクツと笑った。
「そこまで変わらないと思うのだが……櫛で整えればきっとわかると思うよ」
彼女に言われたとおりに、耳の毛の流れに沿って櫛を動かす。
その動きに合わせてルドルフの尻尾がゆったりと動いた。
……心地よいのだろうか?
そう尋ねればきっと彼女は尻尾の動きを止めてしまうかもしれない。だから何も言わないまま櫛を動かす。
そうしているうちに跳ねてくる毛がわかってきた。
「ハサミを入れるよ」
「……あ、ああ」
ルドルフの返事が遅れたことには気づいたけれど特に指摘はせず、彼女の鹿毛の耳の先を優しく摘んだ。
「ん……」
普段皇帝の口からは漏れない、ややハスキーな嘆息に意識を奪われそうになりながら。
俺はミリ程度の鹿毛を、床に敷いた新聞紙の上に散らした。 - 31二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 07:19:37
ルドルフとトレーナーは静かにイチャつく概念持ちだから解釈通りです
ありがとう… - 32二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 08:29:17
持参しておいたドライヤーで切った毛を飛ばされて、再度櫛で撫で付けられる。
「んん……」
自然と声が出てしまうのが恥ずかしい。
尻尾の根本がうずく。思い切って振ってしまいたいがそんなことをすると切られた毛か飛散してしまうだろう。
それは悲惨なことだ。ふふ。
「終わったよルドルフ。こんな感じでどうかな……?」
被っていたごみ袋を切ってもらい、私はトレーナー君から手鏡を受け取って耳を見た。
わかってはいたが、ほとんど変わっていない。
床に落ちた毛は注意しないと見つからないくらいなのだから。
「ありがとう。面向不背に整えてもらえているよ」
彼がホッと息をつくのがわかった。
私は新しく整えられた耳を触る。
同じ場所を触っているはずなのに、トレーナー君の手が触れた時とはずいぶんと感覚が違う。
それが何に起因しているのか……突き詰めてみるのも悪くない。
「トレーナー君。また頼んでもいいだろうか?」
私の問いに彼は「もちろん。俺で良ければ」と返事をくれた。 - 33二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 08:40:50
後日。
「会長、耳をどうかされましたか?ずいぶん気にされているようですが」
生徒会室での書類仕事の最中。
先日の余韻からか、耳の先を触っているところをエアグルーヴに見られてしまった。
「そういえばイヤーサロンをお探しでしたね。カレンチャンから何か話は聞けましたか?」
「ああ、そのことだが……幸いにも身近なところで私に似合うように切ってくれる人がいてね。今後はその人にお願いしようかと思っているよ」
「そうですか。良かったですね」
「うむ……良かった」
次の機会が楽しみなくらいに。
そして私はファンの、そして彼の愛するギザギザとした輪郭のウマ耳を。
自信とともに機嫌良く、振るってみせた。
おしまい
長々とした辻SSにお付き合いいただき、ありがとうございました。 - 34二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 09:26:45
良い…胸がキュンキュンする~
- 35二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 18:40:48
ルドルフの耳に息を吹きかけてみたい
ビクリ驚いてと耳や尻尾を立てるのかちょっと耳が動くだけなのか気になる… - 36二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:52:28
スキンシップでイチャつく会長良い⋯⋯
- 37二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:54:31
ルドルフを膝に抱えて耳の感触を楽しみたい
- 38二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 00:55:14
- 39二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 12:54:58
この2人イチャつくの好きだな
- 40二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 23:54:47
彼女らはイチャつくのが好き…俺たちはそれを見るのが好き…つまりwin-winの形になるな…