ﾃﾕｳｶ､ﾄﾚｰﾅｰﾊｶﾉｼﾞｮﾂｸﾝﾅｲﾉ?

1二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:50:43

ﾃﾕｳｶ､ﾄﾚｰﾅｰﾊｶﾉｼﾞｮﾂｸﾝﾅｲﾉ?
キキーッ！
…思わず急ハンドルを切ってしまった。咄嗟に助手席に手を伸ばす、慣れたものだ。
「いきなりなんてこと聞くんだテイオー！」
何か車とぶつかったような気がしたのは気のせいだろうか、向こうに怪我がないといいんだが。
「ああ、つくらないよ」
助手席に語りかけるトレーナー。
ｲﾏﾏﾃﾞｶﾉｼﾞｮｲﾀｺﾄﾊ? ｴｰｯ!ﾋﾄﾘﾓｲﾅｲﾉ⁉︎
ｵ-ｯﾄ､ｺﾚﾊﾄｳｶｲﾃｲｵｰｵｲｺﾐﾉﾁｬﾝｽﾀﾞｿﾞ!
-ﾅﾝﾁｬｯﾃ､ﾎﾞｸﾊﾓｳﾊﾞﾃﾁｬｯﾀｶﾗﾑﾘﾅﾝﾀﾞｹﾄﾞﾈ~
「ああ、そうだな」
そう応えるトレーナーの顔には、恍惚とした表情が浮かんでいた。目つきは胡乱としており、口元はだらしなく弛緩している。
ﾊﾔｸﾄﾚｰﾅｰﾓｲｲﾋﾄﾐﾂｹﾅｷｬﾀﾞﾖ?
ﾋﾞｼﾞﾝﾃﾞｹﾝｺｳﾃﾞｻｲｺﾞﾏﾃﾞﾂｷｿｯﾃｸﾚﾙﾖｳﾅﾋﾄ!
ﾖｸﾅｯﾀﾗ､ｿﾉﾋﾄﾄｵﾃﾞｶｹｼﾖｰﾖ!ﾎﾞｸﾏﾀｶﾜｱｿﾋﾞｶﾞｼﾀｲﾅ~!
「ああ、着いたぞ、テイオー」
そこは、いつかテイオーと二人で来た渓流だった。ただでさえ人気のない山奥に、黄昏時ということも相まって、周囲は完全な無人だ。
車を停めたトレーナーは助手席の扉を開けて手を伸ばす。そこには、大輪の白菊が積まれていた。
花束を手に歩き出すトレーナー、その歩みの先には川にかかる吊り橋がある。
トレーナーは譫言のように呟く。
「テイオー…俺はキミ以上に美人で、健康で、最後まで付き合ってあげられる人なんて知らないよ…知りたくもない。」
手すりから大きく身を乗り出すと、轟々と唸る急流が視界一杯に広がった。トレーナーの手を離れた白菊は、次々とその身を流れへと擲っていく。
「君の最期が俺なら…俺の最期も君で終わらせてくれ。」
そう言うと、トレーナーの身体は宙に舞った。脳裏に浮かんできたのは、どこか寂しげなテイオーの笑顔だった。
ｳﾝ､ｷｯﾄﾏﾀﾖｸﾅｯﾃﾐｾﾙｶﾗ...
ｼﾝﾊﾟｲｼﾅｲﾃﾞ､ﾄﾚｰﾅｰ
それきり、トレーナーは意識を失った

2二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:51:04

カテミス再投稿

3二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:51:17

その後、二人でトレセンに戻った後テイオーに髪を切ってもらうトレーナーなのであった

>>15

4二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:51:54

トレーナーは滅びぬ！何度でも蘇るさ！

5二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:52:30

これ前2作と地味に繋がってんのか

6二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:52:33

半角縦読みニキネキ今日も新鮮な脳破壊ありがとう

7二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:52:39

半角縦読み貴様かぁぁぁぁ

8二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:55:19

テイオーは病死…
シェンロォォォン！！救われたんじゃ、救われたんじゃなかったのか⁈

>>10

9二次元好きの匿名さん21/10/04(月) 23:55:33

ほい前作

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