頼むよトレーナー君…そろそろ今日の分の血液を…

1二次元好きの匿名さん21/10/05(火) 00:18:33

ﾌｰ…ﾌｰ……すまない…本当にすまない…実験を失敗しただけかと思ったらこんな副作用が出るなんて…
近くにいるだけで…健康な成人男性の…私にとって一番のモルモット君の血の匂いが強くて……我慢できない……

柔らかくて甘い、紅茶の匂いの混ざった愛バの匂いが鼻腔を通り抜けた。頬を軽く舐められて、べとりとついた唾液がﾀﾗﾘと零れ落ちる。

ガタン、バタン。血走った目を向けられる。
椅子ごと後ろに倒れたことよりも─
今から愛バであるタキオンという捕食者にされるがままになることに──胸が高鳴った。

小さな口で腕に吸い付かれる。可愛らしい唇だ…扇情的で、まだ幼い……その間からキラリと輝く長い牙が見える……
冷たく、犬歯の変異したそれによって肉をこじ開けられ───流れ出る血液の代わりに入ってくる興奮物質に頭をぐちゃぐちゃにされた。

痛い。気持ちいい。捲れる。気持ちいい。
愛苦しさから思わずもう片腕と足を使って抱きしめた。

タキオンは驚いたように目を見開いた後、すぐに落ち着いたらしく…上目遣いでじっと目線を合わせてきた。心臓が脈打ち、彼女と一体になったかのような快感が身を襲う……

ﾝｸｯ……ﾝｸﾞ……ｺﾞｷｭﾘｯ……ﾝﾑ……ﾊｰ…ﾍﾟﾁｭｯ……

出血部分を舐め取ってすぐに止血させる
恍惚とした表情に、もう、我慢はできなかった。
貧血と本能からくる欲求が混ざった口付けを、自分の血に塗れた口に横付ける……

ﾄﾚｰﾅｰﾝｸﾞｯ…ﾝ…ﾌｯ……ﾍﾞﾁｬｯﾍﾟﾁｬ……ｼﾞｭﾙｯ…ﾝ!……ﾍﾞﾁｬｯ……ﾊｰﾊｰ…ﾝﾑｯ!……

…ﾊｧ……ﾊｰ…トレーナー君…
ふふふっ……そんなに、私が好きなのかい……
血液タンクにされても尚…私のモルモットで居てくれるのかい……？………ずっと一緒にいてくれ…
このまま……誰にもバレないように………吸血鬼化が治まった後も……一緒だからな………