ちょっと使い魔!

  • 1二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:30:04

    アンタスイーピーの告白の返事いつになったら返すのよ!何よ、もう少し考えさせてってまたそればっかり!その回答もう5回目よ!わかってる!?…ってあ、コラッ、逃げるなー!!

  • 2二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:44:30

  • 3二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:44:55

  • 4二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:45:06

  • 5二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:45:19

  • 6二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:45:38

  • 7二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:45:38

  • 8二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:46:07

  • 9二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:46:12

    お前らすぐ一文字スレにするよな

  • 10二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:46:43

  • 11二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:46:58

    会話が出来ないからネタに走るんだ・・・しかたないんだ・・・

  • 12二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:47:37

    キタサンぶち込まれるよりマシ

  • 13二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:48:19

    一文字スレとSSと政治を消されると何も話すことがなくなってしまうと思われる

  • 14二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:50:37

    いやしかし告白に対しいやん❤︎って答えるトレーナーのどこにスイーピーは惚れたのか

  • 15二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 21:51:06

    まあ1で逃げ出して会話終了だからな
    育成だったらこのアイディアはスマートファルコンのトレーニングに活かせるかもしれない!とか言ってるレベル

  • 16二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:10:32

    「使い魔、好きよ」
    「はい?」

    暑さも本格的になっていた某日、突然スイープに好意を告げられる。急すぎて思わず呆けた返事が出てしまう。

    「だから、好き。アンタが、好き。」

    突然の好き好き攻撃に困惑を隠せない。どうしたのこの子、なんか変なもんでも拾い食いしたのか?とにかく何か聞かねば。

    「えと、俺の何が好きなんだ?」
    「全部。トーゼンでしょ?」

    ────────────?何がトーゼンなんだ?そもそもこの子はこんなに好意を前面に押し出す子じゃない。じゃあ一体何だ?理解が及ばなくてだんだん思考が固まるのを感じる。…あっ、一個それっぽいの見つけた。

    「だから、アタシがアンタの彼女になってあげるって言ってるの!ほらほら、答えは?もちろんハイ、よね?」
    「…スイープさ、もしかして昨日出た雑誌、買った?」
    「!!」

    尻尾がピーンと跳ねるのを見て確信と共にため息が出る。そう、今俺が指摘した雑誌にはティーン向け特有の恋愛のおまじないや恋にまつわるお話を数多く収録していて10代女子に人気なのだ。何故そんなものを俺が知ってるかというと、単純にティーン世代のレースウマ娘も数多く取り上げられるので仕事の一環で愛読しているから理解はあったが…なるほどな。

    「…スイープ、よく聞いてほしい。多分だけど君は恋に恋しているんだと思う」
    「ハアッ!?アタシの気持ちは偽物だとでも言いたいの!?使い魔のくせに言うじゃない…」
    「ま、待て!そうとは言わないけど君は恐らく恋というものをよくわかってないからそれっぽいものをそうと確信してるだけだt」

    言いかけてようやく気づく。頬を紅潮させて膨れる彼女の姿を…やばい、何も考えずに言いすぎた。早くフォローを入れな────

    「使い魔のバカァアアアアアアアア!知らない!もう知らないから!うわあああああああああああん!!!」
    「ぁ、…っ」

    やってしまった。10代の少女は多感な年頃だがスイープはそれに加えてワガマ…、自我が強い。普段ならこうなる前にきちんと操縦できてたのに…それほどまでに今俺は動揺しているということなのか。ただまあ、熱しやすく冷めやすい彼女の性格からして長くは続かないはずと思い、その時は深く考えていなかったのが間違いだった。

  • 17二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:13:04

    スイープは、それから1週間経っても練習に来る事はなかった。ヘソを曲げたと言えばそれまでだが、今回は理由が理由なので、1週間経ってようやく事の重大さに気づく。今回は、大真面目にやばい事になると第六感が告げ始める中、ウマホのバイブが鳴る。見てみると、スイープのグランマ…祖母さんからだった。

    「はい、スイープトウショウのトレーナーです」
    「ごめんなさいねお忙しい所。ちょいと、スイーピーの事でお話ししたいのですが…」

    嫌な汗が背中から垂れるのを感じる。彼女は、スイープが全幅の信頼を寄せる方で彼女に魔法を夢見させるきっかけになったとても優しい方だ。そんな方が、このタイミングでスイープの事について話したい事があるとすれば…泣きじゃくるスイープを見て憤りを覚えて契約解除と面会謝絶を叩きつけに来たのかと唾と共に息を呑む。

    「…あの子、今ウチに来てるんですよ。寝ちゃってますが。よければトレーナーさん、今こちらに来ませんか?」
    「…わかりました。私も話すべき事があるので、ぜひ行かせていただきます」

    覚悟、固めるか…。ふうっと息を吐き、彼女たちが待つ魔法の家に足を向けた。

    「お邪魔します。本日はご招待ありがとうございます」
    「遠路はるばる申し訳ございません。どうぞごゆるりと…と言いたいのですが、スイーピーの事でしたね」

    魔法の家に行き、中に招待されると道中、ロッキングチェアで寝てるスイープの姿があった。寝てるからわかりにくいが、目元は腫れ、目尻には涙が溜まっており、寝息は鼻水混じりで、あの返答がそんなにも来たのか…と罪悪感に苛まされながら奥の部屋に入る。

    「さて。まずトレーナーさんに問いたいのですが、貴方はスイーピーをどう思ってますか?」

    そんなの決まってる。

    「…大事な、教え子です。彼女から、教えられることもたくさんあって、私にはとてももったいないと思うほどです」
    「まあ、そう謙遜なさらず。…しかしそうですか、嫌いという訳ではないようで安心しました」
    「それは断じて。彼女からはたくさん勇気をもらいました。嫌いなんて全くもってないです」
    「それは良かった。あの子は人見知りが激しい分、一度心を許すと…ね。でも」
    「そこが、彼女の素晴らしい所でもあると思います」
    「…ええ、同意です」

    とても穏やかな方なのに、背後から得体の知れぬ何かをひしひしと感じる。何なんだ、一体…。

  • 18二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:13:50

    「…恋に恋している、ですか」
    「…失礼ながら、私はそう思いました。あの年頃の子はどうしても物語や雲の上の世界のおとぎ話に夢を見がちです。ですから、彼女は初めて感じた気持ちを恋と直結させたと思ったのかなと判断しまして」
    「ええ、そうですとも。女の子は幾つになっても夢見る生き物ですから。しかしですね、貴方はどうなのですか?」
    「私…ですか」
    「ええ、スイーピーが言うには何も聞かせてくれなかったってすごく落ち込んでましたから。せめて私の耳には入れさせてもらえませんか?大丈夫、他言無用ですから」

    あの時は、ただただ感情の波が形を変えまくって押し寄せてきてびっくりして何も返せなかった。彼女なら大丈夫かと、話し出す。

    「…とても素敵な女の子だと思います。顔は当然としても誰よりも不器用だけど優しくて、冷静に物事を見る事ができるし俺たちをアッと言わせてしまう魔法をかけてくれる。同い年なら間違いなく高嶺の花だったでしょう。だからこそ彼女には俺は相応しくないと思います。それに、もっと世の中良い男は居ますから。私でなければダメではないと思います」

    彼女は、声に耳を傾けて静聴し、俺に返す。

  • 19二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:14:24

    「…御言葉ですがトレーナーさん、貴方がスイーピーにふさわしくないというのは誰が決めたのですか?」
    「え?それは、俺含めた世間────」
    「果たして本当にそうでしょうか?少なくとも、私は1番相応しいと思います。大人の男性にあそこまで懐いたのは貴方くらいなんですから」
    「…俺が彼女に従順だから良くしてくれてるのだと」
    「でも、貴方はそんなスイーピーを見捨てなかったじゃないですか」
    「────」

    そうだ。俺は彼女が強いから担当をしてるんじゃなく、彼女の魔法に魅せられ、彼女の人柄や信念に惹かれたからだ。

    「それにね、トレーナーさん。貴方は先ほど、スイーピーの恋を恋に恋していると表現しましたが…貴方が言う冷静に物事を見る事ができる彼女が我を失ってしまうほど貴方に熱情を向けているとも言えませんか?」
    「…」
    「トレーナーさんの人生ですから、スイーピーを選ぼうが断ろうがそれは自由です。しかし…あの子の初めての恋心までも否定するのは少しフェアではないと思いませんか?ならば、お聞かせ下さいな。貴方の想いを」

  • 20二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:15:00

    他人にここまで核心をつかれるのは初めてだった。本当にこの人は魔法使いなのかもしれない、観念して、彼女への想いを明かす。

    「言われた時は、正直困惑しました。何で俺なんだろう、と。でも、だんだん悪くないというか、多分嬉しかったんだと思います。教え子から強い想いをぶつけられた事が。そういう意味では、俺は彼女の事を気になってるのかもしれません。しかし、俺もトレーナーです。彼女が独り立ちするまではそういう関係になる気はないです」

    思いの丈を明かし切った。そう、俺も知らず知らずのうちに彼女を追う様になっていたのかもしれない。でも、その余計な感情で彼女の経歴に傷がつくのが嫌だったし、歳の差的に無意識にそうならないだろうと勝手にフィルタを掛けていた。全てを出し切ると彼女は満足げに笑う。

    「ふふ、その言葉が聞きたかったのさ!おいで、スイーピー!」
    「えっ」
    「使い魔…今の、嘘じゃないのよね?」

  • 21二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:15:55

    振り返るとさっきまで寝てたはずのスイープが扉の前に立っていた。とても弱々しくて、崩れてしまいそうな立ち姿はいつもの勝ち気で強気なそれとはあまりにもかけ離れていた。…ちゃんと責任、持たなきゃな。

    「…ホントだよ。俺は、多分知らない間に君の魔法だけじゃなくてスイープにも惹かれてたのかもしれない」
    「じゃ、じゃあ!」
    「でも、さっきも言ったように俺は君が大事に思うが故にこの気持ちに封印しなければならないんだ」
    「や、ヤダヤダ…好きって言ってよ…アンタだけなの…アタシの本音をちゃんと聞いてくれる男の人って…やだ、やだよお…」
    「…だからこれは約束だ」
    「ふぇ…?」

    泣きそうになる彼女のおでこに指を当て、即席の呪文を唱える。

    「君に今、魅了魔法をかけた。それは、とても力が歪で掛けられている内は好きでいられるが少しでも嫌いになると俺のことが好きでも嫌いでもない、路傍の石の様に無関心になってしまう魔法だ。トレセン学園を卒業する時、もし、君がこの呪文を解呪できる様になったら君の告白にちゃんと俺の言葉で答える。それじゃ、ダメかな?」

    我ながら無理矢理にも程があるアドリブの力押し。それでも、スイープはいつもの様な不敵な笑みを浮かべて返す。

    「…我慢したら、好きって言ってくれるの?」
    「…想像に任せる」
    「フジさんとかに浮気したりしない?」
    「そもそもした覚えがない」
    「アタシだけ見てくれる?」
    「…現状君しか見えてないよ、本当だよ」
    「…それくらい、この天才魔法少女のスイーピーにかかればなんて事ないわ!絶対絶対、使い魔に好きですって言わせてやるんだから!覚悟しなさいよね!」

  • 22二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:16:26

    時は流れ…迎えたスイープ達の卒業式の日。
    この世代も世に羽ばたくのかと感慨深い思いでジーンとしてるといつものように扉を壊す勢いでドアが開けられる。

    「来たわよ!使い魔!」
    「おー来たか、めっちゃ汗かいてんじゃん」
    「あったりまえでしょ!?体育館から走ってここまできたんだから!」
    「そーかそーか…で、用件は?」

    俺が促すとスイープは少し強張りつつ、咳払いをする。

    「貴方の事がずっと好きでした。貴方といつまでも共に人生を歩ませて下さい」

    声は震え、赤面してるのか耳まで真っ赤な彼女を見て苦笑しつつ、答える。

    「…合格だ。よく3年間頑張ったな」
    「…!!」
    「こちらこそ、貴方に全てを捧げましょう。拙い身ではありますがよろしくお願いします」

    その日、彼女を縛っていたとある呪いは解かれたのだった。

  • 23122/07/25(月) 23:20:34

    このSSを書いていた1です

    知らない間に1文字スレだったりでうまいこと保守してくださった方々のおかげでクソ長い文章になりましたが無事間に合いました。皆さんありがとうございました。クソ雑魚文章力なのは許し亭

  • 24二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:21:39

    良かったぞ……

  • 25二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:26:17

    >>23

    神様がいるって信じたくなったよ!

    良ssありがとう!

  • 26122/07/25(月) 23:32:48

    ちなみにこのスレ立てた時点では何か書く気はなく、立ててから思いついたのを気合いで文章にしてました
    正直一文字のところに混ざりたかったです(小声)

  • 27二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 23:59:50

    呪いをかけて自分以外見れなくする使い魔となかなか重たいな?

  • 28222/07/26(火) 01:33:01

    ええもんは見れたけどなんかすまんかった

  • 29二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 01:34:30

    >>28

    消せば?

  • 30二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 01:37:28

    >>28

    下手したら落ちてたかもわからないし全然気にせんでええっすよ、元々書く気なかったのに急に思いついてぼちぼち書いてたらなんか楽しそうにしてたから少し混ざりたかったけど

    むしろ保守がわりになったしありがとうというか何というか

  • 31二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 12:46:01

    ええssや...

  • 32二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 12:49:55

    このスレ全体の流れ自体が最初はちょっとイラッとして最終的にほっこりする気持ちになる創作みたいな感じだわ

  • 33二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 14:42:21

    恋に恋していたとしてもスイープの初めての恋心までも否定するのはフェアじゃないかあ
    使い魔も言葉のチョイスを間違えたとは言え年長者としてちゃんと諭しているしグランマも使い魔の意図を理解した上でスイープの側に立って彼女の恋がその場限りのものではないと伝えるのはお互いのキャラが立っててとても良いなあと思いました(小並感)

  • 34二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 18:14:11

    文章力許し亭氏の新作助かる
    もっと書いて(強欲)

  • 35二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 23:31:13

    面白かった、ありがとう…

  • 36122/07/26(火) 23:41:15

    >>34

    (思いつくのも遅いし入力するのも遅いしそもそもスマホでやってるから)無理です…。

  • 37二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 08:03:49

    何だよこんなスレあったのかよ
    もっと早く教えてくれや

  • 38二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 08:31:30

    >>2以降クソなスレがなんでこんな伸びてんのと思ったらいいSSだった

    犯罪臭すごいけどそこはまぁ

  • 39122/07/27(水) 08:59:53

    >>38

    正直立てた側も書き終わって投下できたからよかったけど何もしないままじゃもしかしたらなんか急に恥ずかしくなってスレ消してたと思います


    身に余る評価、大変恐悦至極です。犯罪臭に関しては書いてる側も薄々感じてたのでどうか許し亭

  • 40二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 09:16:41

    またネタが出来るのを待ってます

  • 41122/07/27(水) 09:34:03

    >>40

    ネタが思いつく速度も書く速度も遅いし推敲も不十分な身ではありますが出来る限り頑張ります。


    後余談ですがちょっとだけ背伸びして宣伝してみようかなとSSまとめスレみたいなのを覗いてみたらもうどなたかが他薦して下さっていました、誠にありがとうございます。


    知らない方がいらっしゃいましたらリンクを下記掲載してます。色々な方の様々な視点から書かれた素敵なSSスレがたくさんあるので、お時間あればどうぞ。


    【SS・イラスト】ウマ娘二次創作スレ応援隊part.17【宣伝・相談可】|あにまん掲示板SSスレ立ててる人は皆コメントを欲しがってるぞ!イラストスレもだ!「良い」「かわいい」などの一言でも励みになるので、積極的にハート、コメントしてくれると嬉しいな!このスレはウマ娘二次創作スレを応援して…bbs.animanch.com
  • 42二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 09:48:50

    ありがとう・・・本当にありがとう・・・
    なんかスイープ関連の良質SSよく投稿されるな・・・嬉しい・・・

  • 43二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 17:32:39

    知らない間にSS投下されてたんか
    しかも悪くないやんけ
    1文字スレだからまーたいつものかと思って退いたのが馬鹿みたいや

  • 44ごじつだんてきななにか22/07/27(水) 18:15:44

    「あら、もう来てたのね。待たせたかしら?」
    「まあ…20分くらいかな」
    「なっ、そんくらい待ってないって言ってよ!」

    卒業式の日、アタシは使い魔に想いを告げ、晴れて恋人同士となった。正直、恋人というよりかはプロポーズに近いものだったと今更思うが、使い魔もプロポーズのそれのような言葉で応えたのでお互い籍を置く覚悟を固めた。

    アタシが約束を守って好きで居続けたように、使い魔も誰一人浮ついた話を聞かせることもなく、アタシだけを見続けた。バレンタインの時にフジさんが手伝いを申し出てくれた時もあったが、使い魔はすぐ魔力に影響されるからダメと1人で作った。アタシだけの使い魔なんだもの、トーゼンでしょう?

    アタシが使い魔を好きになったのは、合宿の頃だった。あの時、使い魔はアタシの為に練習の準備やメニューの作成、水分補給と言ったあらゆる面でちゃんと練習出来るように、配慮してくれていたことが始まりだった。マジカルわんこの一件から薄々感じてはいたけど、コイツは他の大人とは違かった。

    いつも、スイーピーの目線に立って対話を続け、話をした上でアタシのワガママを許容する時もあれば、ちゃんと使い魔の意思を明確にして折衷させる事もあった。全て受け入れるというのは、対等とは言えない。イエスマンにならずに思う部分はちゃんと言ってくれるから、惹かれ始めたのだと思う。保健室で寝てる時、夢の中に出てくる使い魔に違和感を覚えたのもちゃんと【ホンモノ】を知ってたからだろう。

    アタシの為にここまで考えてくれる人なんていなかったから、最初は悪い気分じゃなかったけど…だんだんと、その想いに応えたいと少しだけ、思うようになった。だから、駆け回る使い魔の為に作ったマジカルポーション。これは、アタシの恋心の種子となった。

    「よし!今日はとことん遊び尽くすわよ、久々のお休みなんだから!…ほら、腕っ」
    「お、おし…ほら」
    「もうっ、いい加減慣れなさいよねっ。いちいち緊張してたら手も繋げられないわよ?」
    「いや、うん。こういう経験なかったから何度やっても照れるなって」
    「!ふふっ、使い魔ったら大人のクセにウブでカワイイじゃない」
    「…これも君のためなんだからな?」
    「知ってる♪」

    少し照れくさそうに差し出された腕にひしと抱き着き、思わず笑みが溢れる。ああ、幸せだなあって。

  • 45122/07/27(水) 18:22:09

    コロちゃんの濃厚接触者になってたらしくて仕事休みになったし暇なので何か書こうかと昼間から入力し始めて今になってようやく完成しました。あらゆる面で激遅な自分にビックリしてます

    多分書きたかったのは全部書けたと思いますがクソ雑魚文章力はどんだけ時間かけても変わらないのでどうか許し亭

  • 46二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 20:34:48

    ありがとう…

  • 47二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 01:25:47

    スイープは幼くもそれなりの独占力みたいなの出してるからねえ
    犯罪臭は…まあ我慢できれば…うん…

  • 48二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 05:59:15

    >>45

    お大事に

  • 49二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 10:06:10

    使い魔との距離感近いのいいっすね...

  • 50二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 16:03:42

    思ったけど犯罪臭薄くなるスイープとの絡みはストーリー内で完結しちゃってるから難しいよね
    ストーリー内も割と少し危なくね?と思わない部分がなかった訳ではないし…とにかくありがとう

  • 51二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 02:30:00

    スイープに対して保護者の目ではある

  • 52二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 02:35:11

    創作なんだから一々犯罪臭なぞ気にするんじゃないよ
    それ言い出したらトレウマなんて大体犯罪でしょうが

  • 53二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 05:19:09

    このレスは削除されています

  • 54122/07/29(金) 06:31:32

    いろいろなご意見ありがとうございます。
    評価や指摘含めてどれもこれも参考になり、貴重なものしかなくて恐縮する一方です。

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