【ss】アグネスタキオン「どうした?」

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 13:23:53

    「今年の出席日数がゼロだ」
    教授はこちらに顔を向けぬまま、白衣の袖に隠れた手でポコポコキーボードを打っていた。
    不便じゃないのだろうかその超過萌え袖。
    「すみません…やっぱり単位とかマズイですよね…」
    「いや、私は別に講義がしたくてこの大学にいるわけではないからな。私の邪魔をしない限りは出席ゼロ課題提出ゼロでも単位くらいはくれてやる。ただそれでも、私のゼミで優秀な成績を誇っていた君が急に講義に来なくなったら心配だってする」
    そういうと教授はこちらに向き直り、ハイライトの薄い眼でじぃっと見つめてきた。
    「寝てないだろ?」
    「…やっぱわかります?」
    「君が気丈に振る舞っているものだから周りからは気づかれにくいだろうがね」
    「その、実家の親父が倒れて、生活費自分で稼がなくちゃいけなくて…奨学金も足りなくなってきて…」
    「苦労しているね…だがそれを打開する方法がある」
    「な、何ですか!?」
    「バイトやめたまえ」

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 13:25:26

    タキオン教授!?

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 13:37:34

    「え?」
    「このままバイト漬け生活を送っていたら近いうちに身体を壊す。モルモットが一匹減るから私も困る」
    「でも、俺、金…」
    「そこは心配するな。私が新しい仕事を紹介してやる」
    「マジですか!?一体どんな…」
    「いい仕事だぞ。月70万。居住地が提供されるから君は今いるアパートの家賃を払わなくて済む。あと食費も出る。どうだ?いいと思わないか?」
    「すごい好条件じゃないですか!やります!!」
    「決まりだな。じゃあ今日から我が家に越してきたまえ」
    「…我が家?」
    「そう、私の家で治験のバイトだ。常に私の実験に付き合うこと。あと私の食事を作ること。仕事内容はこの二点だ」
    「……………」
    「どうした?君にとっても悪い話じゃないだろう?私のゼミに所属している以上毎日実験台にされることは変わらないのだから」
    「…それもそうですね。じゃあ、今日からお世話になっていいですか?」
    「…やはり君の眼に灯る光は、私がいつか見た狂った光にそっくりだ」

  • 4二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 13:38:25

    この続き考えていないので、以下、タキオン教授のゼミにありがちなことスレになります

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 14:30:55

    キャンパス内のあちこちに光っている人間がいる

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 14:32:20

    これ父親……………………あっ(察)

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 14:33:19

    続きがないだと!?

  • 8二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 14:37:47

    急ぎの連絡はスマホより発光信号のほうが早い

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 14:43:12

    >>1

    このゼミ自体はすごく人気ありそうだな。何もしなくても単位くれるとか

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 15:12:20

    おはようモルモット君達!
    どいつもこいつも光り輝いているねぇ
    さぁ、今日も実験と行こう!!

    さて、ここに私が開発した新薬がある。
    効果?さあ飲んでみないとわからない。
    というわけでこれを飲みたい者は挙手したまえ。
    落ち着けモルモット君達。
    そんな先を争うように手を上げなくても、私が全員分用意していないわけがないだろう。
    一人一人配られたそばから飲みたまえ。

    ふむ………やはり今回もわけのわからないことが起きたな。
    よし、皆全身が信号機になっているところ悪いが今日のコメントペーパーだ。
    新薬の感想を1000字以上で書いて提出した者から教室を出たまえ。
    では私は研究があるので帰る。
    また明日会おうモルモット君達。

  • 11二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 18:40:50

    >>3

    月70万!?

オススメ

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