ウマカテワンライ・ワンドロ企画

  • 1二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 18:23:55

    ウマ娘でワンライ&ワンドロ企画スレになります。

    ワンライやワンドロとはお題に合わせたSS、もしくはイラストを1時間以内に書き上げ完成させるという物です。
    人を集めるために始まりは19時からにさせていただきます。
    公平性を保つ為お題の発表は18時55分に発表いたします。


    今回はワンドロもあるいう事でお題を三つ出します、その中から一つ選んでお書きください。


    SSに関しては文字数やレス数は自由になります、レスを跨ぐ際は安価を付けていただけると分かりやすくなるので付けてもらえると助かります。
    完成したら時間でなくても投稿しても結構です。
    完成した作品でスレを立てても大丈夫です、その際はURLをこのスレに貼ってくださると助かります。
    ここで書いた物をイラスト、SS宣伝スレで宣伝してくださっても大丈夫です。
    皆さま奮ってご参加ください。

  • 2スレ主 ◆v3.0aomhZI22/08/06(土) 18:24:48

    トリップ忘れました

  • 3二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 18:29:13

    建て乙です
    楽しみ

  • 4二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 18:32:33

    たておつです

  • 5スレ主 ◆v3.0aomhZI22/08/06(土) 18:50:11

    今回のお題は「ペットボトル」「日陰」「釣り」です。

    この中から一つ選んでお書きください

    19時から作業をよろしくお願いします。
    投稿時間は書き上がりから20時30分までになります。

  • 6二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 19:00:00

    はじまった!!!

  • 7スレ主 ◆v3.0aomhZI22/08/06(土) 19:00:05

    スタートです

  • 8バンブーSS22/08/06(土) 19:07:25

    「おはようございまーすっ!」
    風紀委員であるバンブーメモリーは、太陽が照りつける中挨拶活動をしていた。
    そこに、彼女のトレーナーが通りかかる。
    「あ、トレーナーさん!トレーナーさんもおはようございますっ!!!」
    『あ、バンブー。おはよ…なあ、ちょっとこっちきてくれ』
    「え?」

    トレーナーに連れられついたのは、木陰のベンチ。
    「どうしたんスか?一体…」
    『…顔が赤い。軽い熱中症になりかけてるかもしれない』
    「えっ?」
    確かに先程から暑かったが、本人は活動に集中していて全くの無自覚だった。
    『ほら、座って…今冷たいものをとってくる』
    「あ…ありがとーございまーすっ!」

    そう言って冷えたペットボトルや氷水の入った袋などを持ってきたトレーナー。
    『…どうだ、容体?』
    「あー…確かになんかさっきより楽かもしれないっス!」
    『それならよかった…いや、熱中症自体は良くないな…とりあえずこれが終わったら安静に…』
    「その、トレーナーさん!!!」
    いきなり声を上げるバンブー。
    『どうした?もしかしてまだどこか悪いところが…!』
    「あっいえ、違うっス!その…改めてお礼が言いたくて」
    そう言って彼女は続ける。
    「アタシ、あのままだったら倒れてたかもしれないと思うと…トレーナーさんが気づいてくれてよかったなって思ったっス!改めて、ありがとうございますっ!!!」
    『そんな、俺はただ君のトレーナーとして…』
    「それでも嬉しかったっス!これからは気をつけるっス!」
    『…でも、また倒れそうになったら支えるよ』
    「…ありがとうございます!」
    木陰に、ほんの少し涼しい風が吹き抜けた。

  • 9スレ主 ◆v3.0aomhZI22/08/06(土) 19:19:54

    夏の暑い日差しが照らす中俺と担当ウマ娘のハルウララは新しいシューズや蹄鉄を買うために学園の外にいた。
    「あつい〜!トレーナー!あつい〜!」
    そう言って駄々をこねるウララは暑いといいながら俺の手を引っ張る。
    「確かにキツイ暑さだな⋯⋯」
    と、そこに丁度良く屋根付きベンチと自動販売機があった。
    「ジュースでも飲むか?」
    「のむー!!!」
    少しの休憩、俺はペットボトルの少し甘めのコーヒー、ウララはトロピカルジュースを買いベンチに座った。
    日陰といえ夏の暑さに照らされたベンチは暑く持っていたタオルをウララの座る所に敷いた。
    「トレーナーも暑いでしょ?」
    と敷いたタオルに無理矢理二人で座るため密着。
    「これだと結局暑く無いか?」
    「かも〜」
    そして二人揃って蓋を開きペットボトルの中身を飲む。
    冷たく甘い液体は喉を通り熱くなった体内を冷やしていく。
    「トレーナーのコーヒー甘いの?」
    「うーん、俺にとっては結構甘めかな?」
    「少しちょーだい!おねがーい!」
    俺は別に構わなかったが、年頃の女の子はこういうの気にしないのか⋯?
    ウララにペットボトルを渡す、近すぎる横顔はよく見えない。
    「本当だ!飲みやすいー!」
    ありがとうとペットボトルを返したウララは元気よく立ち上がる。
    「元気でたしいこ!トレーナー!」
    背中を向け前を歩き出す、さっきまで項垂れていた割に元気だ。
    「ウララ?」
    「なんでもないよ!」
    しかし顔はこっちへは向けてくれない。
    そのまま二人歩き出した、後ろ向きのウララの表情はわからないがウララが差し出した手を繋ぐと嬉しそうに尻尾が揺れたのを見ると嫌では無いらしい。
    まだまだ太陽は照らし、自分たちを照らす。
    俺の前を歩く夏の日差しに照らされ透けたウララ白いワンピースは、綺麗な光を放っていた。

  • 10ジョーダンボトルは清涼剤22/08/06(土) 19:35:11

    「おつかれ、もう休もうジョーダン」
    「よっしゃー、うあ〜……あづい……」
    なんこれ、今日の日差しキツすぎっしょ。テンションテンサゲで練習やってらんねーって感じ。
    トレーナーも首巻いたタオルぐっしょりじゃん……わざわざアンタまで外出て見てる必要ないのにさ、マジメすぎだっての。
    「ほら、水投げるよー」
    「っと!サンキュ!」
    しかもクーラーボックスまで持ってきてんの、気合入れすぎっしょ、ウケる。
    ペットボトルの冷たい感触がてのひらに染みる……。
    水は飲みたいけど、それよりも今すぐ汗で気持ち悪い体操服の感触を何とかしたい。もーシャワー待てねーし……あ、いい案思いついたわ!
    「まだ水持ってきてんよねー?」
    「ああ!だから早く屋内に戻ろう」
    よっしゃ、やったろ。ペットボトルのフタを開け、頭から思いっきり被った!
    「ジョーダン!?」
    「ん〜!!サイコーだわコレ!なんで今までやんなかったんだろ!?ほい、空になったん返す!」
    火照ったカラダが急激に冷える、風が吹いてくるともっと気持ちいい……!
    「おっと……ジョーダン、その……」
    でも、トレーナーは視線を逸らして困った顔をしててた。
    「ん?なに?別に悪いことしてねーじゃん?」
    「いや、そうなんだが……服」
    「は?今更ビショになったって━━━」
    今さっき、なんで今までって思ったけど……そりゃそーだわ。今体操服だから、濡れたら……!
    「……あんまみんなし!」
    「わかってる、戻ろう」
    「あとそのタオル貸して!」
    トレーナーからタオルをひったくり、胸元に抱く……ん?なんかスゲー湿ってんだけど。しかも匂いもするし、嫌いじゃ香りじゃないけど……なんなん?
    「それ俺が今使ってたタオルなんだけど……」
    「…………っ!?」
    「待って!新品も持ってきてるから━━━」
    「もーいいさきもどる!」
    体と顔の熱がもうどうしようもなくなって、あたしはトレーナーを置いてけぼりにした……抱いたままのタオルをどうするのか、考えもしないで━━━

  • 11スレ主 ◆v3.0aomhZI22/08/06(土) 20:01:09

    終了です!ここから投稿タイムです!

  • 12◆4soIZ5hvhY22/08/06(土) 20:11:10

    ライアンを書いたつもりだったんすよ…

  • 13ファインモーション避暑を満喫す22/08/06(土) 20:14:35

    今日は散策に山まで来ていた。
    「うーん、やっぱり涼しいね!」
    今回の提案者にしてスケジュール企画者である担当ウマ娘──ファインモーションは、大きく伸びをして歓喜の声を上げた。
    『いつもはトレーナーにエスコートして貰ってるから、今回は私が考えてみてもいいかな?』
    という発言がなされてから一週間。
    それから全く何も聞かされておらず、どうするのかと身構えていると。
    「さあ、ここからもっと歩くからね!」
    と通達を受けた。
    「ちなみに目的地は?」
    「まだ秘密。でも、時間はかからないから」
    いつもの悪戯めいた笑みを浮かべて答えるファインに不安を抱きながら、歩き始めた彼女の後を追った。

    「とうちゃーく!」
    連れてこられた場所は、小川のほとりだった。
    今が真夏であることを忘れさせるくらいの涼気に満ちている。
    “こっちこっち”と引っ張られながら誘導された木陰に、二人で身を寄せて座り込む。
    「少しここで休憩しましょう」
    「じゃあ、はい」
    少し温くなったペットボトルのお茶を渡すと、お礼とともに受け取られ一口。
    「はい、トレーナー」
    そのままこちらに向けてくるが、
    「もうひとつあるから大丈夫」
    別のペットボトルを開封して一口つける。
    何故か不満げな顔をされたが気にしてはならない。

  • 14ファインモーション避暑を満喫す22/08/06(土) 20:15:17

    まだ中身の残るペットボトルの封をして小川につける。
    小川はひんやりと冷えた水が静かに流れているから、しばらく置いておけば程よく冷ましてくれる事だろう。
    「さて、いかがかしらトレーナー。私イチオシのベストプレイスは」
    「気に入ったよ」
    さらさらと静かに水の流れる小川。
    夏という季節を忘れさせるほど涼やかな木陰。
    小鳥のさえずりや蝉の声くらいしか聞こえない、のどかな空気。
    気を抜くと寝入ってしまいそうなほど穏やかなここは、なるほどベストプレイスと呼ぶにふさわしい。
    「でもまだ満足しちゃ駄目だよトレーナー。
    これからメインイベントがあるんだからね」と不穏な事を言い出した。
    「やっぱりまたドラゴンとか……」
    あはは、違うよと笑い流し、
    「はいこれ」
    と手渡してくる物があった。
    「釣り竿……?」
    一体どこから取り出したのか。
    リールのついていない、ただ釣り糸を垂らすためにある釣り竿──延べ竿。
    「ここはね、清涼地であると共に格好の釣りスポットなんだって」
    納得がいった。
    ここの話をどこかで聞きつけ、最初から一緒に来るつもりで散策を提案してきたのだろう。
    「最初はトレーナーに譲ってあげましょう」
    「じゃあ、せっかくだしな」
    受け取った釣り竿に巻き付いた糸を解きながら河原へ向き直る。
    ファインはひまわりのようにきらめく笑顔をこちらへ向けてくる。
    「大物、期待してるからね?」
    という言葉は聞き流して、俺はそっと釣り糸を川に垂らした。

  • 15ペットボトル22/08/06(土) 20:16:21

    「……ンだよ、ファイン」
    オレはペットボトルに入ったコーラをグイッ、とあおる。炭酸が喉の奥で弾け、心地よい刺激を与えてくれた。
    「コーラ、おいしい?」
    「ああ。うめぇよ」
    「そっかー……」
    彼女はオレの顔をじっと覗き込むように見て……ニッコリ笑った。
    「よかったね!」
    「……お、おう」
    オレはコイツの人の中身を見透かすような笑顔に弱いらしい。思わずドキッとして目を逸らしてしまう。
    トレセン学園に入ってコイツと出会い数年、オレも随分と柔らかくなったものだと振り返る。
    最初に話した時は彼女の事を拒絶し、内面に入られるのを嫌がっていた。だが今はこうして隣にいる事を許しているし、何より……この関係が嫌いじゃない。むしろ居心地が良いと感じている自分がいるのだ。
    まぁそんな事は絶対に口には出さないだろうが。
    そうしてしばらく他愛のない話をした後、彼女が不意に切り出した。
    「友達ってさ、このコーラみたいだと思わない?」
    「……は?」
    突拍子もない発言に思わず耳がピクリと動く。一体何を言っているんだ? オレが困惑していると、ファインモーションは再び話し出す。

  • 16◆4soIZ5hvhY22/08/06(土) 20:16:47

    >>12

    手も描けてねぇ

    …手だけに


    神絵師の腕と脳くださいまし

  • 17ペットボトル22/08/06(土) 20:16:48

    「キミという中身を飲むためにはまず、キャップっていう心のフタを開けなくちゃいけないでしょ?キャップを開けたら中身を飲んでいって、キミの理解を深めていく。
    そして飲み終わってラベルも外した状態で、空っぽのペットボトルに思い出を詰め込んでいくの。そして3年間が終わったあとは、きっと素敵な思い出でいっぱいになってるはずだと思うんだっ♪」
    殿下サマらしく独特な例えだとは思ったが、筋は通っていて理解は出来る。だが、
    「ハッ、いっつも自分主体で話すのは変わんねェなァ、お前」
    苦笑いしながら言ってやる。すると彼女は少しムッとした表情を浮かべた。
    しかしそれも一瞬の事だったようで、すぐにまたあの微笑みに戻る。
    「相変わらず殿下サマは傲慢なこッたァな。自己犠牲を装ってるから質が悪ィ」
    バレバレだけどな、と枕詞をつけ皮肉を込めて言う。
    オレはコイツのこういう所が好きだ。
    他人の為に何かをしているフリをして、結局は自分の欲望に正直に動いている。それがコイツのやり方だ。
    「ふふっ、私、キミに飲み干されちゃったなぁ。それも味わい尽くされてね♪」
    「テメェ……」
    ニヤリと笑う彼女に、今度はオレの方がムッとする番だった。
    コイツと話しているとどうも調子が狂ってしまう。
    「あーお腹空いたなぁ!ラーメン食べに行こうよシャカール!」
    「チッ、しゃあねぇなァ……」
    立ち上がり伸びをする彼女を見て、オレも渋々立ち上がる。
    「早く行こーっ!」 
    「ハイハイ」
    オレは満更でもない心を抑えて、彼女に付いていくのだった。

  • 18タマモクロスと糸も竿も使わない22/08/06(土) 20:19:44

    休日の朝、鼻歌を歌うタマモクロスがいた。
    「おうトレーナー。今から釣りに行くねん」
    そう笑いながら答えるタマモクロス。
    「釣り?」
    タマモクロスの姿を眺める。釣竿もなければカバンすら持っていない。
    「せや、何も用事ないんやったら付いてきぃや。運が良ければおもろいもん見られんで」
    そう言って手招きをするタマモクロス。道具を使わない釣りとは何か。疑問でいっぱいだった。
    タマモクロスに先導されながらしばらく歩くと、河川敷に到着した。
    慣れた様子で川沿いを進み、橋の真下、日陰の隅にタマモクロスはしゃがみ込み、何かを川から引き上げた。
    「おっ、あったあった。……にしし、大当たりやわ」
    「なにそれ? ゴミ?」
    タマモクロスが持っていたのは何かが詰まっているペットポトルだった。
    「こんなお宝捕まえといてゴミとは失礼やな」
    呆れたように呟くタマモクロス。ペットボトルを突きつけられたため、それを受け取りしげしげと眺める。
    その瞬間、中で蠢く何かと目が合った。
    「!?!?!?」
    声にならない声をあげてひっくり返る。タマモクロスはその様子を心底おかしそうに見つめていた。
    「よーく見てみ。大量やで」
    もう一度ペットボトルを見る。よく見ると黒くて細長いものが数匹入り込んでいるようだった。
    「……もしかして、うなぎ?」
    その答えに満足したのか、ニンマリと笑うタマモクロスがいた。
    「大正解や。よく実家のチビたちとこうして罠仕掛けとってん」
    どこからかビニール袋を取り出して、先ほどの仕掛けを投げ込む。
    「さっ、仕掛けはまだまだあるからな。1回目でこれなら次も期待できそうやわ!」
    顔を綻ばせながら歩き出す。日陰から飛び出すと、キラキラと輝く袋とタマモクロスがいた

  • 19二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 20:20:39

    出遅れたけど参加アリ?

  • 20◆v3.0aomhZI22/08/06(土) 20:28:38

    >>19

    大丈夫ですよ、第二次は21時30分に投稿よろしくお願いします

  • 21二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 20:38:53

    遅れたんですが投稿します。1レスのみ。

  • 22二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 20:42:37

     真夏。八月。正午近く。
     燃えるような太陽の光を避けて、皆、木陰の下に集まる。

    「中央へ行くんだ」

     そこでストレッチしながら、彼女はそう打ち明けた。
     何人がざわついた。「まじ?」なんて問いかけると彼女はうんと相槌を打つ。

     私は当然だと思った。彼女がカサマツでやることなんかもうひとつも残っていない。
     彼女の実力は圧倒的だった。ここの他の者と彼女のポテンシャルは大人と子供以上の差があった。実力者が集まる中央のほうが向いている。

     彼女のレースはいつだって圧倒的に優れていた。
     パッとスタートしていい場所をキープ。周りを注意深く見回しながら進み、第4コーナーを曲がる。直線に入ると加速して周りをちぎり捨てる。彼女が走った数瞬後には光の筋が鮮やかに残った。
     桁外れのスピードでそのままゴールまで駆け抜けるとレコードタイムを記録する。彼女には珍しいことじゃない。最初は皆時計の故障を疑うほどだった。

     誰も彼女には歯が立たない。戦意喪失するもの、足を震わせたり泣き出すものだっていた。それも敗北じゃなくて彼女の走りに感動して、だった。
     何よりすごいことは見るもの全員を驚かせ喜ばせることだった。
     みんな彼女に夢中だった。噂を聞きつけてやってきた嫌な上級生の先輩だって、あまりのパフォーマンスに衝撃をうけて彼女にヘラヘラペコペコしていた。
     皆が困ってる時に現れる最高のヒーロー。
     お父さんに借りた漫画“ドラゴンボール”のナッパ戦の悟空みたいだった。30年以上前の漫画ドラゴンボールを読む私にお父さんは言った。

    「お父さんが子供の頃は皆ドラゴンボールの話してた。本当だよ。男子なんか休み時間は全員今週のドラゴンボールの話してた」

     他のものを全く寄せ付けない走り。ストレッチを終えた彼女は日陰を抜けて太陽の下へ飛び出ていく。
     どこからか歓声がとぶ。彼女には(非公式な)ファンクラブだって存在している。こんな田舎の学園内にファンがいるのだ。彼女はぺこりと頭をさげる。

     私と彼女は同じ空間にいるのに切り離されたフィクションの中の存在と同じで触れられない。
     私はこの学園に入ってまだ一勝もしていない。そして出られるレースの残りももう少ない。
     そこで勝てなければこの学園には“思い出作り”をしに来たということになる。
     私は日陰の中から太陽の下で輝く彼女を見ていた。【終】

  • 23二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 20:56:53

    20:25 開始

  • 24(ペット)ボトルシップ22/08/06(土) 21:40:24

    ワンドロむずいな

  • 25二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 22:42:41

    やっぱアナログじゃ厳しいナ
    …ペンタブとか扱える気がしないゾ

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