両津「なに？ワシに蹄鉄を作って欲しい？」中川「そうなんです」

1二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 22:05:51

イナリワン「本当に大丈夫か？こんなゴリラみたいなおっちゃんで？」
両津「おい！やかましいぞ！！顔は関係ねえだろ！！」
中川「先輩は溶接の資格もあるのでできるかと…」
両津「できるよ！ちょっと知り合いの板金屋を借りる！おいチビ助、走る距離は」
イナリ「チビじゃねえ！イナリでぇ！」
両津「イナリか！いい名前じゃねえか！」
イナリ「明日のレースは2000mだけど」
麗子「走る距離が関係あるの？」
両津「ある！」
両津「蹄鉄は厚みがあるほど地面を蹴った時の反発が大きい」
両津「だからスピードを控えてスタミナを温存する中長距離の蹄鉄は短距離に比べ薄めだ」
両津「それに厚みがあるとスピードがある分、負担はデカいからな。2000mなら…6mmくらいだろ」
両津「走るのはどこだ？」
イナリ「東京レース場…」
両津「右回りか！体重が右側にかかる分、テーパをかけて厚みを変えていく」
イナリ「なあ、このおっちゃん何者で？」ﾋｿﾋｿ
中川「一応警察官だよ」
両津「概形ができたらバリを落として腐食防止に酸化亜鉛膜をつけていく」
イナリ「すげー……」
両津「シューズの嵌め込み口に合わせて調整を利かせれば…完成だ！」
イナリ「おおー…顔に似合わず繊細な仕事だ…」
両津「おい！だから一言多いぞ！！」

麗子「イナリちゃん、喜んでたわね」
中川「これで明日のレースに間に合うね」
麗子「それにしても蹄鉄の作り方なんてよく知ってたわね」
両津「ああ、子供の頃、ウマ娘の子が転校してきたことがあってな。その子の親父さんに教わったんだ」

みたいな下町人情ものを書いてくれる人があにまんにはいると私が噂を流したんですが本当でしょうか？