- 1二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 02:48:30
別に君が包丁で切り分けてしまえば済む話だろう。わざわざそんな風に遊びに昇華しなくても…。え？やってみたくないのかだって？そりゃ一度は経験してみるのも悪くはないと思うよ。でも面倒というか私のキャラに合わないというか…尻尾と耳？それがどうかしたかい。鏡なんてどこから持ち出して…。
トレーナー君もうその程度でいいよ、目隠しがキツすぎては困る。さ、早いとこ私をスイカの在処まで誘導し…その場で10周回れ？こんなことのために三半規管を狂わせるなんて変な遊びだな…。
くっ、足元がおぼつかない。転びそうになったらすぐに助けてくれ、以前君がウニを踏みそうになった時に私がやったようにね！
じゃあまずはどっちだい？前にまっすぐ？
よしきた。…えっ早速違う、もっと右？こうかい？ああ焦ったいな、君の感覚と私の感覚が違いすぎるだろう！？君は私のモルモットなんだからこの程度のことくらい手に取るように分からないといけない…そうだ、強制的に以心伝心する薬はどうだろう。例えば脳波を電磁波として変換して対象となる脳に直接…クククッ、こんなものでもアイディアの父となるとは驚いた。あ、右だな、よし今度こそ…。
ふー。やっと着いたか。移動距離としては10mも満たないのに想像以上に疲れたよ。後は振り下ろしてトレーナー君にスイカを切り出して貰うだけだな。よいしょ…あっ。なんかまずい音がしたような気が…ああ、ああああああ！！しまった、私がウマ娘であることを忘れて躊躇せずトレーニングと同じように思い切りやってしまった！極々たまにあるんだよ、実験ばかりして研究室に篭っていると自分がウマ娘ではなくただの研究者に思えてきて試験管を誤って手で破損してしまうとか…。え、怪我？していないが…お、おお、そんなに問い詰めないでくれ。少し怖い…。いや大丈夫だ、心配かけてすまなかった。とにかく食べれそうなところを拾って二人で食べよう。実験の方は分かった、今度から必ず君も同伴させるからそれで勘弁してくれたまえ！