勇者「盗賊、お前を追放する」 盗賊「えっ」

[1 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:10:33]

勇者「えっ、じゃねえよ
心当たりがないとは言わせねえぞ」
盗賊「い、いや俺は貢献してるだろ？罠が解除できるのはこのパーティでは俺だけ…」
勇者「中級ダンジョンで解除率3割のお前が笑わせるなよ、調べてみたら平均7割だって話だぞ」
盗賊「その時に限って調子が悪くて…」
勇者「いつも二日酔いならそうだよな、手が震えてまるでアル中だ
毎晩カッコつけて飲んでは介抱させて…一番年上のくせに恥ずかしくないのかよ」
盗賊「で、でも俺が抜けたら前衛がお前だけ…」
勇者「自惚れるのも大概にしろよ、お前火力は低いし無駄な動きで邪魔だしビビって俺を盾にすることがしょっちゅうだろうが
後衛の魔法使い♀と賢者♀の後ろに隠れた時は流石に目を疑ったよ」
盗賊「で、でも追放なんていきなりすぎるだろ！」
勇者「まだしらばっくれるのか…お前がパーティメンバー全員から酒代借金してる上に口止めしたり、共通財産からくすねたり王国に俺に黙って金の無心してるのバレてんだよ」
盗賊「えっ、あっ、それは…」
勇者「パーティ内で自転車操業で借金返してたんだもんな…お前にも金を返すくらいの良心があると信じてた俺が馬鹿だったよ
秘密でお前の素性を調べたらり賄賂で勇者パーティに入り込んでたんだもんな
お前を推薦した盗賊ギルド長はクビになったよ」
盗賊「なっ、いつの間に…ていうか口止めしてたのに借金のこと全員で話したのかよ！俺も悪いけどそれだって問題じゃ…！」
勇者「言い訳してんじゃねえ！！！！！」
盗賊「ひっ」
勇者「本来なら重い罪を償うことになるが俺の最後の餞別として陳情してやった、5年くらい服役すれば牢屋から出られるだろう
追放っていうのはそういうことだ、お前は豚箱に入る」
盗賊「は、はあ！？ふざけんな、なんでそんな…」
勇者「とにかくこれは決まったことだ、新しい盗賊も派遣してもらったし、もうお前はパーティメンバーじゃいんだ
…それじゃあとはお願いします」
憲兵「かしこまりました」ｶﾞｼｯ
盗賊「あ、おい離せよ！待て勇者、話をしよう！実は俺には隠していた実力があるんだ！これからはまじめにするし借金だって返す！だから…」
勇者「もう遅いんだよ…」

[2 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:15:40]

　　　～～完～～

[3 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:28:33]

追放理由が真っ当過ぎる

[4 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:31:11]

これ追放じゃなくて告発とか捕縛じゃねえか？

[5 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:31:14]

これは追放されて当然では？

[6 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:33:24]

もっと早く捕まえとけ

[7 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:33:24]

私刑に走らず司法制度に任せる勇者は秩序の鑑やな

[8 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:34:04]

なんなら結構温情があった方だなこれ

[9 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:34:07]

盗賊側が目上の立場で、所業を知りつつも告発できないパーティとかも居そう

[10 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:40:02]

>>9

魔王「やはり人間は愚か」

[11 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:41:53]

勇者「盗賊、お前を追放する」
盗賊「えっ」

勇者「だってお前”盗賊”だし・・・」

[12 二次元好きの匿名さん 22/08/11(木) 19:42:33]

お人好しの勇者が、主人公に「盗賊に改心のきっかけを与えてくれ」って依頼出して、主人公が牢獄に潜入する話とか作れそう……

[13 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 00:18:12]

至極正論だし私刑にされないだけ温情あるなあ
こんな当たり前のことに感動するなんてどれだけ理不尽な理由で追放される
やつが多いかってのがわかる

[14 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 01:28:44]

>>13

テンプレの為に追放するための追放とか追放されて当然の人間性だって作者だけ気付いてないってのがかなり多いからね

[15 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 01:37:08]

いやでも追放されて当然のやつが追放されるだけじゃ話の導入としては弱いじゃん

実際>>1の後これからどうなるか展開を広げようとするレス全然ないじゃん

[16 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 04:55:39]

正論はのびない

[17 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:16:44]

>>15

お勤め終えておっさんになってウッドチャックやニフトール路線で一からやりなおすくらいしか

[18 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:28:16]

>>15

出所したおっさんが逆恨みであの手この手で勇者達に復讐しようと小細工を張り巡らしたら巡り巡って勇者の活躍に繋がって「あ゛あ゛あ゛あ゛何でだよぉぉぉ！？」して勇者たちからは「あいつちゃんとやり直してちゃんとやってんだな！良かった！」ってなる勘違いコメディになるかもしれないだろぉ！

[19 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:33:13]

盗賊ギルドって何！？

[20 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:33:47]

まあ現実でも永久追放された奴はそのまま忘れ去られて
処分が途中で取り消しになったり、処分を下した人が逆に解雇になったりしたときの方が話題沸騰になるしな
やっぱり普通、当たり前っていうのは娯楽にならない

[21 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:35:33]

>>19

ファンタジーの職業としての盗賊のギルドのことじゃない？

[22 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:40:23]

盗賊とは言ってるけど密偵とかトレジャーハンターなんかを盗賊と呼んでた時の名残りかもしれないし......

[23 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:46:08]

>>18

そういう展開大好き

[24 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 07:49:58]

真っ当な追放から心を入れ替えて度が過ぎるほど謙虚にやってくなら話になるかも?

[25 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 08:27:42]

盗賊「この先の遺蹟にある遺物が聖剣の封印を解く鍵だってなぁ。先に俺が頂いて適当に売っぱらえばあいつら泡食って取り乱すだろうよ。よーしそうと決まればサクッと頂いてちゃいますか！」

盗賊「おぇっフヘヘ、死にかけたがやっと遺物を回収したぜ。後はここからさっさとおさらばして」

勇者「おい、そこにいるのはもしかして盗賊のおっさんか。出所したのは聞いたが何でここにいるんだ？」

盗賊「ひぇっ勇者！？何でここに！？(ちょっと待て俺ここに来るまでめっちゃ時間掛かったのにどうしてもう追いついてんだ！？)」

勇者「何でって聖剣の封印を解く遺物がこの遺蹟にあるから取りに来たんだよ。でも遺跡の罠が軒並作動してるか解除されててそれ程苦労せずにここまで来れたんだよ。もしかしておっさん、俺たちの為に予めここの罠を片付けてくれたのか？」

盗賊「(まさか俺が罠に引っかかりまくったからコイツらには罠が作動しなかったのか？ていうかお前も俺の実力低い事知ってんだろ！自分で言ってて惨めになるけど！)」

盗賊「い、いやー実は服役中に取り入った牢名主の爺さんからこの遺跡の遺物のことを聞いてなっ！俺もお前達にちょーっと思うところがあったからお詫びの印にこれでも取ってやろうかなーって」

勇者「そうか、お前も反省したんだな。正直、半信半疑だがその遺物を手に入れてるって事は本当の事なんだろう」

盗賊「(本当は売っ払うつもりでした〜何て言える訳ねえだろ！)ほら、持ってけよ勇者。それで聖剣を手に入れて世界を救えよ。俺はもう行くからよ(一分一秒でもここに居たくねえ、ボロ出す前に早く退散しなければッ！)」

勇者「ありがとうおっさん、俺達も頑張るよ。流石におっさんにパーティに戻ってくれとは言えないが機会があったら一緒に飯でも食べようぜ」

盗賊「(ヤメロォ！？そんな輝いた目で俺を見ないで！頼むから！)あぁ、機会があったらな。じゃあな達者でなっ！」

盗賊「(あ゛あ゛あ゛あ゛何でこうなったんだよぉぉぉぉ！？俺結局骨折り損の草臥儲けじゃねえか！次は絶対にアイツらに復讐してやるぅ！！)」

盗賊「勇者ぁぁぁ！俺は諦めんぞぉぉぉ！！」

勇者「今のはおっさんの声か？......本当に反省したんだな。なぁに俺達も諦めないさ。よし皆、俺達もおっさんに負けず行くぞっ！！」

ぱっ思いついたけど文才がないとキツイねんな

[27 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 09:41:18]

この手の逆張りが高頻度で起きていて成功するとテンプレが更新されるのがなろう界隈

[28 二次元好きの匿名さん 22/08/12(金) 09:47:23]

>>27

そして更に逆張りしてウケたらテンプレが更新......まぁなろうどころか世の中の流行り廃りなんて所詮そんなもんよ

[30 1 22/08/12(金) 12:26:03]

一応導入だけ

盗賊「5年ぶりの娑婆だ…聞いたところによるとまだアイツら魔王倒せてないらしいな…まあここ100年魔王に辿り着けたパーティもいないんだが
…んっ？あれは勇者！？
…あれが俺の代わりの盗賊…なんだよあれ！？」
盗賊♀「勇者様〜」ﾛﾘﾎﾞﾝｷｭｯﾎﾞﾝ！
盗賊「クソが…俺を追放しといて何顔面偏差値で採用してんだ！これだから下半身が脳みそのくされ勇者は…」
町民A「おお、勇者様方が四天王のクラーケンを討伐してくださったぞ！これでこの町も解放されて魔王への道も開けた！」
町民B「あの可愛い盗賊ちゃんも見た目に反してすげえ強いらしいぜ、盗賊ギルドの秘蔵っ子だそうだ…前のコネ盗賊で下がったギルドの評判を補って余りある」
町民A「ここ100年四天王の1人すら倒せてなかったからな…今回の勇者はやるかもしれねえぜ
結果を出すのに時間はかかったがまだまだ若い、これは希望が持てる！」
盗賊「…俺がいたらもっと早くできたはずだ…そうだ！俺の能力の証明と勇者の面目を潰してやるために先回りして手柄を奪ってやる！
へへへ…今更謝ってももう遅いぜ…これからは俺の時代だ、俺ならやれる、やれるんだ！」
町民A「なんだアイツ、一人でぶつぶつと」
町民B「ほっとけ、暖かくなると出てくるあれだろ」
勇者「ふう…スタートダッシュでこけて批判された時期もあったがなんとか巻き返せたぜ、これで汚名返上だ」
賢者♀「ようやくここまで…しかも四天王まで討伐…ううう…」
魔法使い♀「私たちならもっとやれますよ！他の四天王も倒して魔王だって…！」
拳者♂「フン！サイドチェストォ！ワガハイのマッスルと皆様の敵ではありませんでしたな！」ﾑｷｯﾑｷｯﾑｷｯ！
盗賊「てか誰だよあの筋肉ハゲだるま…」