【SS】【♂トレ×ウマ】両親

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:20:51

    ※キャラ崩壊注意
    トレーナーの設定がモルペコされているのでご注意ください。


    「フラッシュ。」
    「来週の土曜は一日中空いてるよね?」
    「はい。」
    「付き合ってもらってもいいかな?」
    「会わせたい人がいるんだ。」
    「会わせたい人…どなたでしょうか?」
    「俺の両親だよ。」
    「……え?」

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:21:50

    「…そういえばトレーナーさんのご両親はどんな方なのですか?」
    「父親は教師で、母親は洋裁師だよ。」
    「なるほど…。」
    「妙にしっくりきますね。」
    「そうかな?」
    「教えるのが上手なところはトレーナーさんのお父様に…。」
    「手先が器用なところはトレーナーさんのお母様に似たんだと思います。」
    「過大評価じゃないかな?」
    「いえ!そんな事はありません!」
    そんな他愛もない会話をしながら電車で移動し…

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:22:54

    俺の実家に到着した。
    「ここがトレーナーさんの実家…。」
    「じゃあ入ろうか。」
    「え!?で、でも…良いんでしょうか?」
    「担当のウマ娘として紹介するだけだから。」
    「そ…それはそうですけど…。」
    「………分かりました。行きましょう。」

    「ただいま。」
    「あら、おかえりなさい。」
    「こっちに来るのは久しぶりね。」
    「…あら?その子は…」
    「紹介するよ。」
    「俺が担当してるウマ娘のエイシンフラッシュだ。」
    「エイシンフラッシュです。トレーナーさんにはいつもお世話になっております。」
    「いえいえこちらこそ…。」
    「まあ、立ち話もなんですから遠慮せずにどうぞ。」
    「では…お邪魔します。」

  • 4二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:23:44

    「自分の家だと思ってのんびりくつろいでね、フラッシュさん。」
    「は、はい…………。」
    「…………………………。」
    (とは言われても緊張します…。)
    「いつも通りで大丈夫だよ、フラッシュ。」
    「は、はい。」
    「…一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
    「何かな?」
    「トレーナーさんのお母様はイタリア人だったりしますか?」
    「よく分かったね。」
    「日本人とイタリア人のハーフなんだ。」
    「母方の祖父がイタリア人でね。」
    「…でもなんでイタリア人だと分かったの?」
    「トレーナーさんが時々わたしを口説くようなセリフを言うものですから…。」
    「…気に障ったかな?」
    「いえ…驚きはしましたが…。」
    「とても…嬉しかったです…。」

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:24:22

    「そういえば父さんは?」
    「成績下位の生徒の補習があるから遅くなるって言ってたわ。」
    「貴方の担当のウマ娘を見る絶好の機会だったのにね。」
    「トレーナーさんのお父様も大変ですね……。」

    (そんな事より…。)
    (何?)
    (フラッシュさんと2人で話したいから、席を外してもらえる?)
    (分かった。)

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:25:39

    「ごめん、フラッシュ。」
    「どうしたんですか、トレーナーさん?」
    「仕事のメールを返信する必要があるんだ。」
    「少し席を外すよ。」
    「はい、分かりました。」

    「………………………。」
    (トレーナーさんのお母様と2人きりになってしまいました…。)
    (どうすれば良いのでしょう…。)
    「フラッシュさん。」
    「は、はい。」
    「貴女に聞きたいことがあるの。」
    「はい、私の事…でしょうか?」
    「貴女自身の事…はあの子がよく話すから知ってるのよ。」
    「貴女から見てどう見えるのかを聞きたいわ。」
    「それは…私から見てトレーナーさんがどう見えるか…ですか?」
    「分かりました。それでは話させていただきます。」

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:27:18

    エイシンフラッシュはトレーナーとの思い出を語った。
    「私が両親にトレーナーさんを紹介しようとした時に私は『トレーナーになってほしい予定の人』と言ったのですが…。」
    「トレーナーさんが『予定ではなく、彼女のトレーナーです』と訂正したんです。」
    「さらにその後理由を問いただしたら、『一目惚れしてたからかな』『きっとこうなる予定だった』と言ったんです。」
    「あまりにも考え方が違っていて驚きました…。」
    「それからもトレーナーさんは私のために色々な事をしてくれました…。」
    「日本ダービーで勝つためにミスターシービーさんとの模擬レースの機会を設けてくれたりしてくれましたし…」
    「シニア級で戦っていけるか不安だった時も私が為すべき事を示してくれました…。」
    「クリスマスでは私が作ったお菓子の感想を毎日言いに来てくれたり…。」
    「私の幸せを願ってリースまで作ってくれたんです…。」

  • 8二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:28:42

    「あの時はトレーナーさんの言っている事が分かりませんでしたが…。」
    「今では確信を持って言えます。」
    「トレーナーさんが私の担当になるのは予め決まっていた…。」
    「トレーナーさんは私にとっての運命の人だと…。」
    「フフフ…。」
    「あの…何がおかしかったでしょうか?」
    「あの子は…貴女に出会って変わったみたいね。」
    「え…?そうなんですか?」
    「昔はね…夢中になれるものが見つからなくてどことなく冷めていたの。」
    「トレーナーになってからも担当の子を決めかねてて不安だったわ。」
    「えっ…!?とても今のトレーナーさんからは想像出来ません…。」
    「貴女はあの子の事を運命の人だと言ったけど…。」
    「それはあの子にとっても同じだと思うわ。」
    「…!」
    「これからもあの子の事よろしくお願いするわね、フラッシュさん。」
    「はい!」

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:29:48

    「じゃあ俺たちはそろそろ帰るよ。」
    「もう帰るの?泊まっていっても良いのよ?」
    「明日はトレーニングがあるんだ。」
    「フフフ。分かってるわよ。」
    「本日はありがとうございました。」
    「機会があったらまたいらっしゃいね、フラッシュさん。」
    「はい。」

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 20:31:13

    「そういえば…」
    「さっき母さんとは何の話を?」
    「トレーナーさんの事について話していました。」
    「俺の事?」
    「トレーナーさんが昔は冷めていた事や私に会って変わったという事を…。」
    「トレーナーさんのお母様から聞きました…。」
    「驚いた?」
    「はい。」
    「ちょっと意外でしたね。」
    「……………トレーナーさん。」
    「改めて聞きたいのですが……。」
    「トレーナーさんは私の事をどう思われていますか?」
    「何でそんな事を?」
    「トレーナーさんのお母様が、『トレーナーさんにとっても私は運命の人だ』と仰っていたのですが…。」
    「どうせならトレーナーさんの口から聞きたいと思いまして…。」
    「わがままなお願いで申し訳ないのですが…。」
    「…分かった。」
    「フラッシュと出会って俺の人生は変わった。」
    「フラッシュは俺にとって運命の人だ。」
    「…ありがとうございます。」
    「それともう一つ。」
    「……?」
    「Du bist mein Schatzt.」
    「……っ!」
    「………ありがとう、ございます。」
    エイシンフラッシュとの間に、かけがえのない絆を感じたひとときだった……。

  • 11二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 21:28:31
  • 12二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 21:30:17

    すきです

  • 13二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 21:30:38

    あなたでしたか!

  • 14二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 21:32:35

    あっ君かぁ!
    供給助かる…!

  • 15二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 21:56:18

    うおおお!ありがとう。フラトレたすかる

  • 16二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 21:59:27

    フラトレSSはいいぞ

  • 17二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 22:00:10

    >>11

    離れてしまってよわよわになるフラッシュいっぱいちゅき

  • 18二次元好きの匿名さん21/10/08(金) 22:10:05

    補足


    Du bist mein Schatzt:あなたは私の宝物


    >>12

    >>13

    >>14

    >>15

    >>16

    >>17

    コメントありがとうございます

  • 19二次元好きの匿名さん21/10/09(土) 09:40:12

    これからも可能であれば週1の頻度で更新する予定ですが、ネタがない、仕事の都合などで遅くなるかもしれません。



    トレーナーの母親をトレーナーの彼女と勘違いして…みたいなパターンは上手く書けませんでした。

    「トレーナーさん…どうしてですか…?」
    「私は…私は……………。」
    「落ち着いて、フラッシュ…。」
    「…この人は俺の母さんだよ。」
    「………え?」
    「ごめんなさいね…。なんか誤解させちゃったみたいで…。」
    「………トレーナーさん!!!」
    「なんで最初から教えてくれないんですか!?」
    「勝手に勘違いした私がバカみたいじゃないですか………。」

  • 20二次元好きの匿名さん21/10/09(土) 10:01:36

    >>19

    めちゃ期待するしかないんだ

  • 21二次元好きの匿名さん21/10/09(土) 12:52:28

    >>20

    コメントありがとうございます

    没の続きを書く…という事はないので

    そちらを期待していたら申し訳ありません

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています