リクエストでウマ娘のショートショート書く

  • 1二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:15:32

    ウマ娘の名前とキーワードだけ指定して欲しい
    「例)グラスワンダー 卒業式」

    あんまり分かんない娘だと断るかも
    飽きるまでやる

  • 2二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:16:58

    マンハッタンカフェ 海中

  • 3二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:17:33

    バンブーメモリー 公園

  • 4二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:18:02

    サイレンススズカ 雪の降る夜

  • 5二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:19:17

    ウオッカ サンタクロース

  • 6二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:20:23

    セイウンスカイ 夜の学校

  • 7二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:20:35

    セイウンスカイ 彼シャツ

  • 8二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:21:06

    アグネスタキオン 落書き

  • 9二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:21:32

    星新一みたいなの書いてくれるってことかな
    期待

  • 10二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:34:04

    >>2

    「どうして私まで」

    「友人も連れてきていいと言われたからね」と隣を歩くアグネスタキオンが言った。

     マンハッタンカフェとアグネスタキオンは、いくつかの電車を乗り継いで東京湾の端までやってきた。アグネスタキオンが開発に関わったという潜水艦に乗せて貰えるということだった。

    「タキオンさんは素粒子物理学専攻じゃないんですか……?」

    「あくまで専攻さ。それ以外に手を出さないとは言っていない」

     しばらく歩くと、それらしい恰好をした集団が見えてきて、タキオンが話を通したようだった。

    「乗ろうか」タキオンはそう言うと、足早に潜水艦の方へと歩いていってしまった。

     カフェはしぶしぶその背中を追いかけた。アグネスタキオンという女が乗り気になっているというのは、どうも悪い予感を感じさせるものだった。

     カフェの悪い予感は的中することなく、潜水艦は極めて安定した状態で東京湾を沈み始めた。機械然とした艦内のメーターを見るにかなり速い速度で進んでいるようだったが、水中は暗く、また揺れもほとんど感じないせいでまるで止まっているような錯覚があった。

     しばらく暗闇の中を進むと、潜水艦の正面の窓から深海とは思えない光が差した。カフェが不思議に思って窓の外へ目を向けると、水中に無数の小さな光が浮遊していた。

    「運が良かった。クラゲだねぇ」とタキオンは言った。「幻想的だろう?」

     タキオンの言う通り、潜水艦をすっぽり呑んでしまったその光は幻想的と言う他無かった。

    「綺麗ですね」

    「まさか見れるとは思わなかったが、せっかくならカフェにも見せてあげようと思ってね」

    「……意外とロマンチストなんですね」

    「研究者は皆そうさ」

  • 11二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:34:46

    >>3

    バンブーメモリーは分からないのだ……

    実装されたらしいけどキャラスト読んでなくてごめんのだ……

  • 12二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 01:51:56

    >>4

     スズカが右手の平を出して空を眺めたので、僕もつられるように空を眺めた。よく目を凝らすと綿みたいなものが落ちてきていた。

    「雪だ」

    「雪ですね」と彼女も言った。吐いた息が白くなっていた。

    「傘もないし、どこかに入る?」

     僕は辺りを見回して、入れそうな店を探した。ぱっと見ただけでいくつかの喫茶店やレストランが見えた。

    「沢山降っているわけでもないですし、もう少し歩きませんか?」

     彼女の頬はりんごを押し当てたみたいに赤くなっていた。

    「そうしようか」

     クリスマスを前にした街は、煌びやかな装飾が施されていて、そういう景色に雪が降っていると、僕らはそういう絵画の中にいるような感じだった。「雪の降る夜」みたいな題名の絵画だ。

     しばらく歩いている内に、雪は少しずつ強くなり、夜が更けると共に寒さも厳しくなった。

    「どこかのレストランに入って、夕食にしよう」と僕が言った。

    「そうですね。でも、駅前まで歩いて戻らなくちゃ」

    「五分くらいかな」

     僕は頭に積もった雪を右手で払った。

    「あの、」と彼女が言った。「指先が冷えちゃったので、手繋ぎませんか?」

     彼女の差し出した右手を僕は左手で取って、雪の降る夜を駅前まで歩いて行った。

  • 13二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 02:06:04

    >>5

    「なぁ、ほんとに着なきゃ駄目か?」とウオッカが言った。

    「当たり前でしょ? そもそもアンタが先に吹っ掛けてきた勝負なんだから」

    「でもこれは流石に……」

     負けた方はサンタクロースのコスプレをしてファン感謝祭に臨む、という賭けに負け、勝負相手だったダイワスカーレットが買ってきた過激なサンタクロースの衣装を前にしたウオッカは赤面していた。

    「こことか、布少なすぎじゃねーか?」

    「ツベコベ言わずに着なさいよ。せっかく買ってきてあげたんだから」

    「でもよ……」

     その後三十分にわたってウオッカの拒絶とダイワスカーレットの説得は続き、最終的にウオッカが折れてしぶしぶサンタクロース衣装に身を包んで決着した。腹部が大胆に開かれた、水着にも見えるその衣装のまま、クラスの出し物を宣伝する看板を持たされていた。

    「ねぇ、あれウオッカじゃない?」

    「なんであんな恰好してんだ? 罰ゲームか?」

     学園に押し寄せたファンの視線を集め、ウオッカは今にも倒れそうだった。

    「調子はどう、ウオッカ?」

    「ばっ、お前かよ。脅かすなって」

    「アンタが恥ずかしすぎて倒れてないか見に来てあげたのよ」

    「この程度何でもねぇ……」

    「あれ、ウオッカ。何してんの? そんな恰好で」

     ちょうどその時、ウオッカの担当トレーナーが通りかかり彼女に気が付いた。先に気が付いていたダイワスカーレットは性格の悪い笑みを浮かべ、ウオッカは振り返ると同時に──

    バタン! と看板でトレーナーの顔を覆った。

    「あっ、ちょっとどこ行くのよウオッカ!」

     ウオッカは人込みを抜け出し、ダイワスカーレットがそのあとを追った。後には顔面が赤く腫れたトレーナーだけが残った。

  • 14二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 02:06:26

    一旦休憩なのだ。感想をくれると嬉しいのだ!

  • 15二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 02:11:58

    速筆な上に面白い…
    続き期待してる

  • 16二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 02:19:43

    >>14

    ウオッカリクエストした者です

    照れてトレーナーの顔に看板押し付けるの可愛い…

    過激なサンタコス衣装買ってきたダスカさんマジGJ

    こんなサンタクロースに会いたいわ…


    書いてくれてありがとうなのだ

    面白かったのだ

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