- 1二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:13:35
- 2二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:14:23
「あらま本当ですね…確か昨日まではありましたでしょ?」
「うん…つまり無くなったとしたら今日のはずなんだけど」
「……あ!まさかウィスパー!?」
「違いますよ!?」
「うーん本当に1つもないや……」ガサガサ
「(あら?そういえばワタクシ今朝キッチンで百鬼姫さんの姿を見たような……)」
「何をしておる」
「ほわァッッ!!?」ビックゥ
「あ、百鬼姫」
「ケータ、アイスはまだか」
「それがもう1本もないみたいでさ…昨日まであったハズなんだけど」
「………そうか、ならば仕方ない、買いにゆくぞケータ」
「え、それはいいけど…百鬼姫も来るの?」
「なんじゃ、文句でもあるのか?」
「いやいやいや!!ただ、百鬼姫と出かけるのって珍しいなと思ってさ」 - 3二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:15:41
「……ふん、さっさとゆくぞ、アイスは待ってくれぬ」
「そんな事はないと思うけど……」
「あ、そんじゃワタクシも……」
「 」ギロリ
「イエナンデモナイッス……」
ーーーーーーーーーーー
「あー怖かった…しかしなんなんでウィスかね今日の百鬼姫さんは」
「やっと行ったニャン?」ボリボリ
「ジバニャン…アータいたんですか」
「百鬼姫が怖いから隠れてたニャン」
「アナタもですか、やっぱり今日の百鬼姫さんはいつもと「あ、オレっち理由知ってるニャンよ」ハァ!?教えなさいよ!!??」 - 4二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:16:22
「最近ケータがふぶき姫とお出かけしたらしいニャン」
「?それがどうしたんでウィス」
「それをふぶき姫が百鬼姫に自慢してたニャン」
「ほうほう?」
「……で、今日オレっち見ちゃったニャン、百鬼姫が冷蔵庫にあるアイス全部食べてるの」
「…………」
「そういうことニャン」
「そういうことウィスか……」 - 5二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:18:01
- 6二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:19:57
雨女/ハレ女(シャドウ)
- 7二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:21:20
ちょっと待ってておくれ
スレ主は真打までしかやってないニワカなの
画像とか調べてきます - 8622/08/16(火) 00:28:26
- 9二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:40:04
なぁにニワカな俺が悪いのさ
ザァァァァァーーーーーーーーーーー
「ひっく…ひっく…どうしよう…」シクシク
「(ケータくんのお家に行こうとしたのに…ここが何処かわからなくなっちゃった……)」シクシク
「(せっかく今日はケータくんと会えるのに…たくさん、遊べると、思ってたのに……)」シクシク
「(結局、また道に迷っちゃうし…やっぱり、私なにも変わってないのかな…迷惑かけてばっかり……)」シク…シク…
「こんな私が、ケータくんのお手伝いなんてできるわけ……」
「ひっく…ひっく……うっ…うっ…うわぁぁぁぁん…!!」
ザァァァァァァァァァァァ!!!!!
「あーーっ!いましたよケータくん!!」
エーッ!ワカッタ!スグイク!!
「へっ…?」 - 10二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:49:09
「雨女!よかった〜!」
「今日遊ぶ約束してたのに中々来ないから心配して探しに来ちゃったよ」アハハ
「(…やっぱり…私、迷惑かけてばっかり……ケータくんもこんな子と、遊びに行きたいわけ……)」グスッ
「ご、ごめんなさ……」
「さっ!遊びに行こっか、雨女は行きたいところとかある?」
「……へ?」
「えっ…ど、どうしたの?もしかて体調悪い?」
「漢方ならにが〜いのがあるニャンよ!」
「シーっ!すっこんでろジバ公!」コソコソッ
「そ、そうじゃなくて!……私、せっかく遊ぶ約束をしてたのに…その、迷惑かけて…雨も振らせちゃって…」 - 11二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 00:56:31
「私って、いつもこんな感じで…ケータくんの力になりたいって思ってるのに、結局、なにも、成長…してなくて…」
「ケータくんも、こんなめんどくさい女の子なんて……」グスッ
「ちょ、ちょっとストップストップ!落ち着いて雨女!!」
「完全にネガティブな思考になってるでウィスね……」
「どうしよう…」 - 12二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 01:19:20
「……雨女!」ギュッ
「ひっく…ひっく…えっ?えぇっ?(て、手を…)」
「そんなに自分の事を悪く言わないでよ、雨女」
「雨女は、すっっっごく優しいよ!」
「こんなに雨を降らせるくらい、怖かったし、心細かったのに、ずっと約束の事を心配してた」
「やっと会えた時も、すぐオレに謝ろうとしてたでしょ?」
「そ、それは…私のせいで、今日の予定が……」
「それだよ!雨女」
「君はどんなに自分がどんなに大変でも、辛くても、ともだちのことを思える優しい女の子なんだ」
「そんな優しさを持ってる女の子が、ダメなハズない!」
「嫌いになんてなるわけない!!!!」 - 13二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 01:31:08
「……あ…」
『君はオレに力を貸そうとして、この街に来てくれたんでしょ?』
『そんな勇気を持ってる子が、ダメなはずない!』
「(…………)」
「…そっか…ケータくんも、ずっと、変わってないんだね」
「へっ?何が?オレも…?」
「うん、ずっと、ずっと、優しくって……いつも、いつも、私に勇気をくれる」
サァァァァーーーーーーーーーーー
「おや、これはーーー」
「いっきに晴れたニャン!」 - 14二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 01:46:57
「雨が止んだ……あれっ?てことは…」
「ケータくんっ!!」ダキッ
「うわっ!?……やっぱり!晴れ女になってる!」
「ありがとうケータくん!私、また自分を見失ってたわ」ギューッ
「えっなに!?なんの事!!っていうかなんで抱きつい」
「私、もうクヨクヨしないっ!」
「自分が変われたとか…成長できてないとか…どうだっていいわ!」
「例え私が変われてなくても、私の横にはあなたもいるんだものっ!」
「私っ!辛いことも良いことも成長も、全部貴方と一緒がいいっ!!」
「(……難しくってよくわかんないけど、とりあえず、まだまだ一緒にいてくれるって事だよね?)」
「ありがとう、晴れ女、オレも君と一緒がいいな」
「…………っ!!」カァァァ - 15二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 01:58:24
やっべ……今気がついたぞ、ハレ女じゃん!ごめん!!
「…あれ、意味わかってないでウィスね」
「ケータはそういうやつニャン」
「……まぁ、気がつくの時間の問題じゃないですか?
ハレ女ちゃん多分吹っ切れましたし」
「それで気がつくならここまでケータのヒロイン争いは激しくなってないニャンね」
「…………」
「…………」
「「はぁ…………」」 - 16二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 02:00:25
- 17二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 02:02:57
見事やな…
花子ちゃん - 18二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 02:54:55
「はーなーこさん!あーそびーましょー!!」
……私には、好きな男の子(ヒト)がいます
「はーーい、花子さんでーーす……」
ガチャッ
「別に…来る度にやらなくてもいいのに…」
「まぁ、お約束みたいになっててさ…」アハハ
それがこのお日様のような男の子……天野ケータくん……です
ケータくんの笑顔を見ると…フワフワして、ポカポカして…幸せな気持ちになって…気付くと私まで笑顔になってしまいます……
今ではこの笑顔を見ないと、一日が始まった気がしません……
「それで…どうしたの、今日はおおもり山に遊びに行くって言ってたじゃない」
「それがさ〜突然フミちゃんが来られなくなっちゃって、オマケにクマもカンチもすぐ帰っちゃうし……」
「それで…暇になったから時間を潰すために、あたしのところへ来たわけね…」
「ち、違うよ!!会いたくなったから来たんだよ!?」アセアセ - 19二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 02:58:34
こうして少しイジワルな事を言っても…怒るどころか慌てるだけで…受け入れてくれます……やっぱり、私の運命の人……
ネェ!チョットキイテル!?
…焦っている姿が、子犬みたいで…なんだかカワイイ……ジュルリ
「ねえったら!!……花子さん、大丈夫?よだれでてるよ?」
「…はっ、も、問題ないわ……そんな事より、今日は何をするつもりなの…」フキフキ
……少しトリップしていたようです、あぶないあぶない
「うーん…何をする、って言ってもここ女子トイレだし…」
「悪かったわね……」
「あっ、ごめん!責めてるわけじゃないよ、花子さんはここから動けないんだもん」
「………ええ、そうね」
「じゃ、やっぱりいつも通りお喋りしよっか」
「…そうしましょうか」 - 20二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 03:09:17
そこから、ケータくんと私は…いつも通り、他愛もない話をたくさんしました……
ケータくんのクラスであった事とか…ケータくんのお家であったこととか……ケータくんの…………
とても……とても、楽しい時間でした……ケータくんも…そう思ってくれてたら…いいな
……楽しい時間というのは、あっという間に終わってしまいます
気がつけば、ケータくんがここへ来て、長い時間が過ぎていました
「あっ、ごめん花子さん、オレそろそろ帰らないと!」
「そう…」
名残惜しいですが…お別れの時間です……彼には、帰る家があります
「今日もいろいろお話できて楽しかったよ!」
「…ま、まぁ…あたしも……その、タノシカッタ……」 - 21二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 03:19:43
…こんな時、素直になれない自分がキライです
もっと明るい性格になれたら…もっと明るい笑顔になれたら……もっと思い切って、ケータくんに好きだと言えたら…
「じゃあ、またね花子さん!また来る!」
「ぁ…」
ケータくんは元気に女子トイレから出ていきます……でも、明日も来てくれると行ってくれました…
今はまだ、この想いを伝えられないけれど……いつか、必ず………ーーーーーー
「あーーーーっ!!ケータ!お前なに女子トイレに入ってんだよーっ!!!」
「うわぁぁっ!?み、ミカちゃん!!」 - 22二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 03:28:54
- 23二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 03:37:01
「……多分、たいやきを買ってあげても喋っちゃうよね…ミカちゃんだし」
「はぁ……女子トイレに出入りしてるなんて噂立てられる…しばらくは避けた方がいいよね……」
「…花子さんと、しばらく会えなくなっちゃうの、嫌だな」 - 24二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 03:45:00
- 25二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 04:02:49
「……あとは、髪の毛」
私は『女子トイレから出て』、ある場所へ向かいます
「ミカ…ミカ……山口、美佳……これね」
「よかった…集めておいて」
「待ってて…ケータくん」
「ぜったい…また会えるから」 - 26二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 04:16:10
彼は、私にとっての太陽です
彼が来てくれるあの場所は、私にとって聖域です
彼がいない世界なら、私にとっては必要ない
だから私は、彼のいる世界を守る
彼が来てくれる世界を守る
「ここの分も…また補充しておかないと……」
【木霊文花】
【熊島五郎太】
【今田干治】
私には、好きな男の子がいます
彼は私の運命の人であり
彼は私の太陽であり
彼は私の世界の全てです
……だから
私と彼とを邪魔する者は
私から彼を遠ざける者は
誰であろうと、何であろうと
絶対に、許さない
【山口美佳】
「……許さない」
徹底的に排除し(のろっ)てあげる - 27二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 04:21:00
- 28二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 04:25:55
えんらえんら
- 29二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 04:30:12
一応、画像さえ貼ってくれれば真打以降の妖怪でも頑張ります、可愛い子多いからな!
あと誰か挑戦したい妖怪がいたらじゃんじゃん書くように!書いて! - 30二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 09:11:53
再開!
「えんらえんらってさ.その姿以外にもなれるの?」
「あら〜どうしたの〜?ケータは今の私がお嫌い〜?」ボインッ
「そんなことない!オレはえんらえんらがどんな姿でも大好きだよ」
「!………………さっすがケータ〜〜!」がばっ
「わわっ!!!?」
「でも〜それじゃあどうしてそんなこと言い出したのかしら〜?」ムギューーッ
「どんな姿でも大好きなら、この姿でもいいんじゃない〜〜?」
「く、苦しっ……いやっ……えんらえんらって煙の妖怪でしょ?その見た目も煙から出来てるんだよね」
「そうよ〜?」
「だったら髪型とか、服装とかも自由にかえられるのかなって思ったんだ」
「ふ〜ん…まぁ、出来ないことはないわね〜〜」
「えんらえんらってすっごく綺麗だからさ、着物以外を着ても絶対似合うだろうなって」
「ふ、ふ〜ん………」 - 31二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 09:25:56
「でも、えんらえんらは今の姿が1番気に入ってるんでしょ?」
「ごめんっ!オレ、デリカシーがなかったよね…」
「いつもその姿でいるってことは、それだけ、お気に入りだって事なのに……」
「……別に、いつも同じ姿なのはそれだけが理由じゃないわ〜〜」ギュッ
「え?」
「ケータが言ってたように、私は煙の妖怪」
「ゆらゆらと、気分次第で姿形を変えられる」
「だからね〜…私ときどき考えちゃうの」
「『なんにでも』なれるってことは、『何か』には絶対になれないって事なんじゃないかって」
「ずっと誰かの記憶に残り続ける、『何か』には」 - 32二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 09:45:15
「えんらえんら……」
「ケータ、私ね〜…怖いのよ」
「もし、私が消える時がきて」
「その時が来ても、誰も私を覚えていなかったら」
「それこそ、空に立ち上り溶けて行く煙のように」
「私が『いた』事さえ、忘れられていくのが」
「とても……とっても、怖いのよ〜」
「だから私は、いつもこの姿でいるのよ〜〜」
「誰かに、1人でも多くに、私を覚えていてもらうためにね〜〜」 - 33二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 10:11:18
「……………えん」
「……なーんてね〜冗談よ〜〜」ケロッ
「へっ?」
「落ち込むケータがカワイイから、からかいたくなっちゃったの〜〜」
「ええええええ!!!?」
「あんなお話を信じるなんてほんとに純粋なんだから〜〜!あぁもうカワイイ〜〜!!」ギューーーーッッ
「や、やめ……くるしっ……え、えんらえんら!」
「あら〜?どうしたのケータ〜……もしかして、怒って「オレは、絶対えんらえんらの事忘れないから!!」
「えっ?」
「いや、オレだけじゃない!ジバニャンも、ウィスパーも、元祖の人達も、他のみんなも!」
「みんな絶対、えんらえんらの事を忘れたりなんかしないよ」
「まぁ、みんなは人間のオレの事なんて、すぐに忘れちゃうかもしれないけど……」
「それでも、オレは忘れない」
「みんな、大切なともだちだからね」
「ケータ…………」 - 34二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 10:23:35
「だから…!えっと……!……ダメだ」
「今言わないと、って思ったのに言葉が出てこなくなっちゃった」アハハ
「ケータ〜?さっきのは冗談で〜……」
「うん、それでも、言っておきたいって思ったんだ」
「……そう〜」
「よし、話は終わりっ!気分転換に土蜘蛛のところに行こっか!」
「ふふっ、いいわよ〜〜お饅頭も買っていきましょう〜」
「いいね!そうしよっか、ついでに他のお茶菓子とかも……」
「ねぇ、ケータ〜」
「どうしたの?えんらえんら」
「私がどんな姿になっていても、例えどんなに時間が経っても」
「私の事を覚えていてね〜〜」
「……もちろん!!!!」 - 35二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 10:25:42
- 36二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 10:32:29
にんぎょ
- 37二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 10:58:48
画像くれってのに!!
にんぎょ了解しました、書き終わったら降ろしますー
他の人が代行してくれてもいいんだからねっ - 38二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 12:42:27
- 39二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 13:02:38
「いつもお世話になってるから、労ってあげようかなって……あと、お詫びもかねて」
「え〜…?いつも助けられてるのはオレの方だと思うけどなぁ」モグモグ
「そんなことない!ケータは私の事助けてくれたじゃない!!ナギサキの時だって…怪魔のことも……桜町のことも……!」
「あんなに強い奴らに立ち向かって……もし負けたらら、どうなるかもわからないのに」
「ウバウネを倒したあとだっていつもいつも、ケータは更に危ない事に向かっていくし…いくら私たちがいるからって、ケータはただの人間なのに!!」
「お、落ち着いてよにんぎょ」
「落ち着いてられるわけないでしょ!!あなた、一歩間違えたら死んでたかもしれないのよ!!?その傷だって、私が貴方を守り損ねたせいじゃない!!!」
「そんなに重い怪我じゃないし、にんぎょが気にする事じゃないよ」
「戦ってるのに気を抜いてたオレが悪いんだ」 - 40二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 13:19:23
「それがおかしいんじゃない…他の古典連中はあなたを「立派だ」とか言うけど、貴方はまだ子供なのよ……!?」
「あなたに危険が近づくのを許しておいて、危険に晒しておいて、危険な目にあわせておいて、「ともだち」ですって?笑わせないでよ!!」
「どうしたのさ突然…?さっきまで楽しくご飯食べてたのに……」
「…ふふっ、ふふふふふっ、そうよケータ、だから今日あなたをここに呼んだの」
「『私の』料理を食べさせるためにね」
「……変な話してごめんねケータ、さっ食べましょ?」
「残しちゃダメよ♪」
「え、う、うん……?」
「(様子がヘンだったけど、戻った、のかな……?)」
「(ケータ、私はね、貴方に死んでほしくない)」
「(ずっと長く、ずっと楽しく生きて欲しいの)」 - 41二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 13:31:25
「ただいま〜」
「おやケータくん、お出かけしてたんですか」
「うん、にんぎょにご飯食べさせてもらってたんだ」
「に、にんぎょ先輩とぉぉお!!?」
「にんぎょ凄いんだよ!料理がめちゃくちゃ上手だったんだ」
「う、羨ましいでウィス……!」
「やっぱりカキフライが美味しかったな〜!あと魚介スープも絶品だったし、海藻サラダも…あ、そうだ!」
「お刺身が1番美味しかった!」
「ほうほう…お刺身でウィスか、流石はにんぎょパイセン、お魚を捌くのもお手の物なんですねえ」
「うん、なんの魚かはわからなかったけど…形が独特だったかも」
「……?ふーむ、変わったお魚なんでウィスね〜」 - 42二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 13:36:10
「そういえばさ、にんぎょが身体に包帯巻いてたんだ」
「へ?おかしいですね、ケータくんが怪我をしてからはしばらく戦闘もしてないハズですけど」
「アレじゃなウィっスか〜?料理中にちょこっと切ったとか〜」
「えーー?でも包帯はお腹に巻かれてたよ?」
「……??謎は深まるばかりでウィスね……」
「そうだね…」 - 43二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 13:37:46
- 44二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 13:59:08
あ、そうだ
病みとかは嫌だ!って方だったり光のヒロインが見たい!って方はリクエスト時にあらかじめ仰ってください
油断するとすぐ病ませてしまう、私の悪い癖
もっとみんな書いてもいいんだぞ! - 45二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 15:10:21
- 46二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 15:33:41
- 47二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 16:01:16
ばっちこい
- 48二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 18:56:33
- 49二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 18:57:15
ケータ!ハヤクー!ケーター!!
「(さらに現場をしっかり本人に見られちゃったし……つい咄嗟に「なんでも言うこと聞く」なんて言うんじゃなかったよ〜!)」
ケーター? …ケータ、マタホカノコトカンガエテル……ワタシイガイノコト…
「(あ、そうだ!フミちゃんかイナホさんに相談して新しいかみどめを譲ってもらえば……)…って冷た!?寒っ!!」パキンッ
「あら、ごめんなさいケータ……私、やっぱりかみどめがないと上手く力が使えないみたい」
「でも、ケータもこんな状態の私をほったらかして、考え事は良くないわ」
「余計なことなんて考えずに、『私を』しっかり見ていた方がいいと思うの」ニコリ
「さっ、わかったら行きましょ?まだまだ見たいお店はあるんだから」ファサッ
「(怖い……)」ガタガタガタガタ - 50二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 18:59:37
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぅ、楽しかった!」キラキラ
「すっごく疲れた……」ゲッソリ
「どうしたのケータ、楽しくなかった?」
「いや、オレも楽しかったのは楽しかったんだけどさ……」
「……ふぶき姫は普通の人には見えないから…オレ1人で、色んな女の子向けのお店に入ってた事になるんだよね……」ドンヨリ
「ふふっ、いいお仕置きになったでしょ?」ファサッ
「はい…………」
「…じゃあ、もうデートはおしまいね、そろそろ帰りましょうか」
「ケータ」
「今度は、かみどめが壊れてなくてもーーーー」
「あ、ちょっと待って!」
「…………なぁに、ケータ」
「こういうのは帰る前に渡さないとね」ガサガサ
「はいっ!これ」 - 51二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:01:07
「……これって…髪留め?」
「うん、オレが前のを壊しちゃったし……今日ずっと髪を下ろしてたでしょ?」
「それのせいか何度も髪をかきあげてたからさ、やっぱり落ち着かないのかなって」
「オレ、こういうセンスは自信ないんだけど…良かったら、貰ってくれる?」
「……うん、嬉しい」
「ありがとう、ケータ」ニコッ
「私、宝物にするわ」
「大げさだよ〜」アハハ
「大げさなんかじゃないわ、私、本気なんだから」
「大切にする………絶対に」
「う、うん?」
「……さっ、早く帰りましょケータ!かみどめをみんなに自慢しなきゃっ!」
「そうだね、帰ろっか」
「走りましょ!ケータ!」
「よーし…!ってふぶき姫浮いてるだけで走ってないじゃん!!」 - 52二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:03:28
ーーーーーーーーーーー
「…どう思います?アレ……」
「オレっち行きたくないニャン、ウィスパー」
「……ワタクシだって同じですよ」
「「…………」」 ジャーンケーン…ポンッ
「なぜワタクシばっかり……」パー
「ケータの為だニャン〜」チョキ
「「ただいまー!!」」
「ほら行ってくるニャン、ウィスパー」フリフリ
「ぐぬぬぬぬぬぬ……!」 - 53二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:19:12
「お、おかえりなさいませ〜〜」
「ウィスパー?出迎えなんて珍しいね、どうしたのわざわざ」
「それがですねケータくん、お耳に入れたいことがありまして……あの、かみどめの事なんですけどね?」
「かみどめって…オレが壊しちゃったやつの事だよね?」
「エェエェそれですそれ!実はですね?あのかみどめを調べてみると、どうも氷で作ったにせ」パキッ
「ウィスパー?私のかみどめがどうかしたの?」
「私もその話、聞きたいな」ニコッ
「イ、イヤアノデスネ?アノカミドメハ」
「ん〜〜よく聞こえないよ?もっと近くで話してくれないと」スィーーー
「ほら……ここなら聞こえる」
「ア、アノ…スンマセンッシタ……マジカンベンシテクダサ」パキンッ
「あっ、ごめんケータ!!また力が暴走しちゃってウィスパーを凍らせちゃったみたい!」
「しばらくしたら戻ると思うから!今日はありがとう、とっても楽しかったわ」
「じゃあまたね!ケータ!」
「う、うん、それなら良かったけど……」
「」カチコチ - 54二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:24:00
「(……やっぱりあれ、ニセモノだったニャンねえ…… )」
「(ケータとお出かけする為だけに、わざわざあんなもの用意するなんて…健気というか、凄まじい執念というか)」
「(……まぁ、ケータは危険な目にあってないし、今回は別段気にする程の事はないニャン)」
「とりあえず、めでたしめでたし」ニャン
「」カチコチ - 55二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:24:45
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- 56二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:26:58
- 57二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:27:37
- 58二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 19:54:51
このレスは削除されています
- 59二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 00:10:23
敢えてリクエストとちょっとズレたものをお出しするのが俺クオリティ
「…………(少女漫画を熟読中)」ペラッ
「……?………(熟読中)」ペラッ
「……!……!(熟読中)」
「…………よし」パタン
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ケータ、私は風邪をひいておるのじゃ、看病せよ」
「え、とつぜん何!?」
「看病せよ」
「いや、百鬼姫めっちゃ元気そうじゃん……」
「看病せよ」
「……体調が悪いなら帰った方がいたっ」ペシン
「看病せよ」ムスーッ
「……はぁ、わかったよ…」
「…!初めからそう言えばよいのじゃ」 - 60二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 00:11:26
- 61二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 00:12:45
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「///////」プシュウ…
「顔が真っ赤になるくらい恥ずかしいならやめとけばいいのに……」
「(とりあえず熱は無いみたいだけど……まぁこれで満足するわけないよね)」
「……赤くなどしておらぬ」
「はいはい、今のうちにベッドに運ぶね」ヨイショッ
「はわっ」ギュッ
「(どこまでやったら満足してくれるか分からないけど……どうせやるんだし、とことん付き合うぞっ!)」
「………………」プシュゥ
「(うーん、次は何しよっかな)」
「あれ?百鬼姫寝てる?」 - 62二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 00:16:02
ーーーーーーーーーーーーーーー
「アムアム…うん、美味しいですよケータくん!」
「…ホントだ、美味しい!手伝ってくれてありがとう、ウィスパー!」
「いえいえお易い御用でウィス、それにしても料理なんて珍しいですね?」
「うん、百鬼姫にお粥作ってあげようと思ってさ」
「お粥?それまたどうしてです?」
「風邪をひいた(気分)らしくって」
「??なるほど……そういうことでしたら、風邪には生姜やネギなどの血行を促進させるものがいいみたいですよ!お粥に入れてみては?」
「生姜とネギか〜…あ、確かまだ冷蔵庫にあったかも、ありがとウィスパー」
「いえいえ〜〜」フヨフヨ
「ん〜…なんかいい匂いがするニャン?」
「おやジバニャン、貴方もお粥食べます?」
「お粥〜?オレっち猫舌なんですケド……」
「でもケータくんが作ったものですよ」
「…それを早く言うニャン!」
ウィスパー!ネギッテドノクライイレルノーー? - 63二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 00:20:34
ーーーーーーーーーーーー
「…………」パチッ
「……ケータ?」キョロキョロ
「…………おらぬのか」
「……………………………………」
ガチャッ
「あっ、百鬼姫起きたんだね!ちょうど良かった〜!」
「…………!愚か者め!私を放っておいて、タダで済むと思ったら大間違いじゃぞ!何か相応の理由があろうな!」
「あはは、ごめんね」
「ほら、百鬼姫が風邪ひいてるでしょ?だからコレを作ってたんだ」
「なんじゃ、これは」
「お粥だよ、風邪をひいてる人の為のご飯」
「オカユ?甘いのか」
「そこは大丈夫!百鬼姫のために甘めに味付けしたんだ!」
「……私の、ため」
「ちゃんと味見もしたし美味しいよ!とにかく召し上がれ!はいっあーーん!」
「…………」アーン - 64二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 00:22:06
ーーーーーーーーーーー
「ケータ、早く次をよこすのじゃ!」
「はいはい」アーン
「…」モグモグ
「…………!!」パァァァァ
「次じゃ!」キラキラ
「はいはい」アーン
「……」モグモグ
「(気に入ってくれたみたいで良かった)」
「モグモグ……ケータよ、このお粥、私以外の者に食べさせた事はないな?」
「え?そりゃまぁ百鬼姫のために作ったものだし………強いて言うなら、ジバニャンやウィスパーに味見してもらったかな?」
「ならば良い」フフン
「(何が良いなんだろ……)」アーン
「…………♪」モグモグ - 65二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 00:23:34
風邪の看病ってお粥食べさせる以外になんかあるのか……?
わからん、教えてくれ >>66
- 66二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 03:13:20
- 67二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 12:53:48
これで3人姫が出揃ったのか……ねぇなんで誰も書かないの?
「ケータ、赤い椿の花言葉をご存知ですか?」
「えっ?花言葉?……うーん、なんだろう」
「赤い椿には「控えめな素晴らしさ」、「謙虚な美徳」といったものがあるんです」
「へぇ〜…なんだか、椿姫のイメージにピッタリな意味だね!」
「ふふっ、ありがとうございます♪」
「…それと、他にもう1つ「罪を犯す女」という花言葉もあるんです」
「えっ?なんだかちょっと怖い感じがするね」
「確かに先程の2つと比べると、怖い意味にも聞こえてしまいますね」
「けれどもこの花言葉の背景には、愛する人を思うが故に罪を犯した、女性の物語があるんですよ」
「愛する人を思うが故に、愛する人を裏切った女性の物語が」 - 68二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 12:54:02
「大好きなのに、裏切っちゃったの?」
「なんだか……難しくって、悲しいね」
「……ええ、ですから私、この花言葉はあまり好きではないんです」
「私なら、愛する人を裏切ったりなんてしませんもの……絶対に」
「……うん、そっか」
「…………ごめんなさいケータ、少し暗いお話になってしまいましたね」
「そうだ!気分転換に、最近見つけた花畑へ行きませんか?」
「とっても綺麗で見晴らしのいい場所なんです、今度いく時は、是非ケータも一緒にと」
「ほんとっ?行ってみたい!」
「ケータならそう言ってくれると思っていました♪」
「あ、何かお菓子も買って行こっか!椿姫は何か食べたいものある?」
「そうですね、私はーーーーーー」 - 69二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 12:54:50
ーーーーーーーーーーーーーー
「(……マルグリットの罪は、その想い故に愛する人を裏切ってしまった事)」
「(そして、愛する人から離れてしまった事)」
「…私なら、どのような手段を使ってでも、その人の傍を譲りませんけれど」
「?椿姫、何か言った?」
「いいえっ、何も!」ニコッ
「さ、行きましょうケータ」
「離れないように、気をつけてくださいね?」 - 70二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 12:56:59
- 71二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 14:00:45
このレスは削除されています
- 72二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 15:49:50
このレスは削除されています
- 73二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 17:21:45
そうだ、初めに百鬼姫で書いてしまったから女妖怪縛りみたいになってますが、指定する妖怪は男の妖怪でも構いません
(腐は書けないので友愛限定になりますが……書ける人は書いてもいいよ!)
あと何度も言いますが、書きたい方は遠慮なく安価で指定された妖怪のイチャイチャを書いてくださいね
(本来は安価で指定された妖怪とのイチャイチャを自由に書いて、書いた人が次の妖怪を指定する、という流れを想定していたスレなので……) - 74二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 17:23:34
- 75二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 17:53:36
じゃあ王道の相棒枠ってことでジバニャン
- 76二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 22:53:21
- 77二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 22:54:26
「ん〜〜?」ゴロゴロゴロゴロ
「膝から降りて!」
「いやニャン」
ゴロゴロゴロゴロ (喉を鳴らす音)
「なんで!?もう2時間くらいこのままだよ!?」
ーーーーーーーーーーーーーー
「あれからまだ降りてくれないし…足痺れてきた…」ナデナデ
「〜〜♪」ゴロゴロ
「……こんなの絶対おかしい!妖怪の仕業だ!」ナデナデ
「タダの甘えん坊でしょうに……」
「ウィスパーも見てないで助けてよ〜!」ナデナデ
「そう言われましても……」
「(最近ジバニャン頑張ってましたからねえ……主にケータくん関係のトラブルで)」
「(連日ケータくんを守る為奮闘した今のジバニャンのストレスはおそらく最高値…!いわば極限状態……!!)」
「(極限まで疲れきって取る行動がソレって……ケータくん好きすぎでしょアータ!!)」 - 78二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 22:57:09
「〜〜〜〜♪」ゴロゴロニャン
「……明日になれば元に戻るでウィス、頑張ってくださいケータくん」
「今日1日このままって事じゃん!!」ゴロゴロ
「そこはほら、今回ばかりは事情が事情ですから……まぁ、因果応報ってコトで」
「身に覚えがないんだけど!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「うーん…もう降りてよジバニャン……膝が……膝がぁ……」ムニャムニャ
「結局ずっと膝の上にいましたね……」
「…ゴロゴロゴロ…ム、、、ウィスパー?いつからいたニャン」
「おや?正気に戻りましたか、とりあえず膝から降りてあげてください、魘されてるでウィス」
「ん〜……なんか今日の記憶があやふやニャンね…」ノソノソ
「やっぱりそんなレベルで疲れてたんですかアナタ……そういえば口調も変でしたね、なんならもう後半喋ってませんし」 - 79二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 23:22:09
「ううん……膝……膝ぁ……」
「……オレっちどのくらいケータの膝にいたニャン?」
「ケータくんが帰ってきてからずっとあの状態でしたし〜……ざっと6、7時間ですね」
「あんな爆発のさせ方するなら普段からガス抜きはしてくださいよもう……いざという時にケータくんを守れなかったら意味がないでしょ!」
「面目ないニャン……」スゴスゴ
「……まったくジバニャンは……それにしても、うちのご主人のたらしっぷりにも困ったものです」
「ケータくんの眩しい光属性は我々妖怪には特攻ですからねぇ」ヤレヤレ
「その気になれば災害にだってなれるような方々が、みんなこの子に執着している」
「まったく、恐ろしい限りですねえ」 - 80二次元好きの匿名さん22/08/17(水) 23:23:49
- 81二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 00:47:04
ネタバレリーナ
- 82二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 12:32:26
ええい忙しいからちょっとずつしか更新できない!!
「ケータくんごめんね!映画見に行こうって約束してたのに遅れちゃっ、て………」
「…」ニコニコ
「……」ズーン…
「ケ、ケータくん?その子は……?」
「わたくし『リナ』と申します、お見知りおきを、フミカさん♪」ニコニコ
「わたくしが前々から気になっていた映画を見に行くという事で、ケータくんが誘ってくれましたの」
「ですよね、ケータ?」ニコニコ
「ウン…」ドンヨリ…
「そ、そうなんだ…?それにしてはケータくんの元気が無いように見えるけど……よろしくね!リナちゃん!」
「って!早くしないと映画の上映に間に合わなくなっちゃう!急ご、2人とも!」
「はい♪」
「う、うん…」
「(せっかくフミちゃんと2人きりで映画を見に行けると思ってたのに…)」ドンヨリ
「(まさか出発直前にネタバレリーナに見つかるなんて……!)」
「(自分も連れていかないと見に行く映画の内容を全部ネタバレするなんて脅してくるし…)」
「どれだけネタバレしたいんだよ〜……」ガックリ - 83二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 12:35:22
ーーーーーーーーーーー
「ケータくん!ポップコーン何味にする?」
「(映画館に行くまでの間に何かネタバレしてくるかと思ったけど…楽しくおしゃべりしただけだった…)」
「やっぱり最近話題の極上おでん味?」
「ポップコーンにおでんって美味しいのかな……?ケータくんはどう思う?」
「(もしかしてネタバレリーナは本当に映画が見たかったから付いてきただけで…ネタバレする気は全くないのかな?)」
「……いやっ!そんなわけない!!」カッ
「だよね〜やっぱり!じゃあ、ポップコーンは私の好きないちご味でいい?」
「えっ?う、うん!フミちゃんが好きな味だったらオレも好きだよ!」
「ふふ、何それっ!買いに行ってくるね」
「うん!……あぶなかったぁ……考えるのに夢中で全く聞いてなかったよ……」 - 84二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 12:35:50
「ケータ」
「ん?どうしたのネタバ…んんっ!リナちゃん」
「先ににネタバレすると…わたくしポップコーンはキャラメル味が好きです」
「(ネタバレ…?)うん、そうなんだ」
「えぇ」
「「……………」」
「な、なんで無言で抓ってくるの!?」 - 85二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 12:51:16
とりあえずここまで、もうちょっとだけ続くんじゃ
- 86二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 20:05:36
ーーーーーーーーーーーーー
「映画面白かったね〜!どうなるか先が読めなくてドキドキしちゃった!」
「うんうん!最後にあのキャラクターが活躍するなんてまっったく予想出来なかったし!」
「(結局、映画が完全に終わるまでネタバレリーナは一切ネタバレをしなかった)」
「(でも、時々ソワソワとして落ち着かないみたいだった、やっぱり我慢してたみたい)」
「ホントだよ〜!私また見に行っちゃうかも!……あっ、そろそろ私帰るねケータくん!リナちゃん!」
「え!?せっかくだしどこかでお茶したりとか」グリッ
「痛ったぁぁぁあああ!!!!」
「今日は早めに帰ってくるってパパとママに約束してるの!心配させたくないから、ごめんね!2人ともまたねー!」チリンチリーン
「痛たた…ま、待ってフミちゃん!フミちゃ……ってもういないし!行動が速すぎない!!?」 - 87二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 20:05:58
「帰ろうとする乙女を引き留めるだなんて、みっともないですよケータ?」
「……もうフミちゃんはいないし、素の口調でもいいんじゃないの?」
「そうかしら?…ふぅ、慣れない口調は疲れるリーナ……」
「ところでケータ、フミちゃんは帰ったし、ここからはわたくしが付き合ってあげるリーナ!喜ぶリーナ!」
「映画見たしオレももう帰るけど……」
「えっ」
「えっ?」 - 88二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 20:06:31
このレスは削除されています
- 89二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 20:06:53
このレスは削除されています
- 90二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 20:08:23
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 23:25:16
ちょっと修正してきますm(_ _)m
イチャイチャする妖怪候補はまだ募集中です - 92二次元好きの匿名さん22/08/18(木) 23:27:44
このレスは削除されています
- 93二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 00:34:47
やっぱりもっとイチャイチャさせねえとな……
「………ケータはわたくしとデートするのが嫌、ですか?」ウルッ
「………えっ!?なんで突然リナちゃんモードに…」
「そうですよね…わたくし、いつもいつもネタバレばかりして…ケータの楽しみを、邪魔してきましたものね」
「嫌われても、当然ですね」ウルウル
「ネ、ネタバレリーナ!?何言って…というかここたくさん人がいるからっ!」
ナンダナンダ ザワザワ…
「今さら謝っても遅いのかもしれませんけれど…ごめんなさい、ケータ……」
「わたくし、貴方にかまって欲しいばかりに……う、うぅ……ごめんなさいぃ…捨てないでぇぇ………」シクシク
ザワザワ ナカセタ…ヒソヒソ……カワイソウ……ヒソヒソ……
「わーーー!?違います!!違うんです!!!」
「ご、ごごごめん!!ネタバレリーナ!謝る!謝るからそれやめてよ!!周りの人の視線が痛いから!!!!」 - 94二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 00:44:03
ーーーーーーーーーーーーーー
「〜〜♪」フンフン
「……機嫌がいいねネタバレリーナ」ムスッ
「えぇ、ケータが快く、わたくしのデートのお誘いを受けてくれましたから♪」ニコニコ
「ほとんど脅迫だったじゃん…」
「むっ!人聞きの悪いことを言わないでくださる?」
「……それと!デート中私の事は「リナ」とお呼びください、ちゃん付けも禁止です」
「え〜〜…?なんで?」
「デートだからです」
「………??まぁいいけど……」
「あと、さっきからずっとリナちゃんモードなのはどうして?」
「……」ジロッ
「…………リナモードなのはどうして?」
「こちらの口調の方がケータも言うことを聞いてくれるとわかりましたから♪」
「腹黒い!!」
「むっ!そんなことありません!」 - 95二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 00:45:00
- 96二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 01:11:45
ーーーーーーーーーーーーー
「どうしましょう…デートとは言いましたけれど、もうあまり時間もないですし……」
「ホントだ、そろそろ夕方になっちゃうね…」
「…あ!そうだっ!…リナちゃ……リナ!」
「はい?」
「提案があるんだけどさ、映画を見に行かない?」
「映画…ですか?でも、もうケータは」
「うん、それとは別の映画を観るんだよ!オレ、『見たかった』やつがあったんだよね」
「……!」ウズッ
「テレビで予告を見た時から『楽しみにしてた』んだ〜!シリーズ物の最新作でさ!『どんな展開になるのか』もずっと『気になってたやつ』なんだ!」
「……!!」ウズウズ
「だから、それをリナと見に行きたいんだけど…どうかな?」
「……っダメ、ですよ?ケータ、そんなに楽しみにしている映画に、わたくしなんかを誘っては」
「わたくしがいたら、きっと邪魔になります、純粋に、映画を楽しむことが出来なくなります」
「どうしても見に行きたいというなら…デートはここまでで構いませんから……」
「どうか、1人でお行きになって……」 - 97二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 01:55:45
「リナが何をしないように頑張ってるのか、何をしてしまうことを怖がってるのか、分からないけどさ」
「オレは、リナが楽しいって思える事をして欲しいな」
「今日はずっと我慢させちゃったみたいだし」
「バ、バレてましたの…!?」
「うん、バレバレだった」
「ぁぁぁぁ…////」カァァ
「我慢しすぎて全然落ち着いてなかったよね、可愛かったよ!」
「やめ…やめてリーナ…////」シュゥゥ…
「そういうわけだし、今さらだよリナ!」 - 98二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 01:56:42
「ぅぅぅ…!…ほ、本当に構いませんのケータ?」
「わたくし、今日はずっと我慢してたから、きっと思い切りネタバレしてしまいます」
「いつもは止めてもネタバレしてくるじゃん!」アハハ
「それに、デートは2人で楽しむものでしょ?」
「リナが楽しんでくれたら、オレも絶対楽しいよ!」
「ケータ……」
「ケータァァ……」ウルウル
「え、えぇぇ!?なんで泣くのさ!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「(この後、張り切ったネタバレリーナのおかげで開幕20秒で、オレは完全に映画のストーリーを理解させられてしまった)」
「(映画はネタバレで台無しにされちゃったけど、ネタバレリーナはとっても楽しそうだったし、まぁ、いいかな?)」
「(でもーーーー)」
「ケータが読んでる漫画の最終回は、実はーーーー♡」コショコショ
「(あれから、ネタバレする時の距離が、すごく近くなった気がするのは、なんでだろう…?)」 - 99二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 01:58:45
- 100二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 02:41:25
- 101二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 02:53:47
極妖怪って選りすぐりのヤベー奴らであるあの…!?
まぁケータくんの光属性なら大丈夫でしょ
調べてきまーす - 102二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 12:12:19
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『クスクス…人間ごときが、何をしてもムダよ?』
『子供たちのためなんて、アタシ大っ嫌い!』
『アタシがぜんぶ凍らせてあげる!』
『アンタたちみんな氷づけにして壊してあげる!』
ーーーーーーーーーーーーーーー
「って感じだったのに、あの頃のキャラはもうやめちゃったの?極ふぶき姫」
「キャラって言うんじゃないわよ!!!!」ウガァァァ
「アタシは妖魔界を恐怖に陥れた、輪廻さま率いる極妖怪の1人よ!?普通は皆が恐れるの!!忌み嫌うの!!」
「アンタが馴れ馴れしすぎるのよただの人間のくせして!!もっと怖がれ!!!」
「え~~!?だってともだちになってくれてるじゃん…まだそのキャラ設定引っ張るの~……?」
「設定とかじゃないって言ってんでしょ……!凍らせるわよ……!?」ピキピキッ - 103二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 12:18:21
「……」ズズズズズ
「あ、雪の魔神」
「…いいところに来たわ!あなたもケータにアタシがいかに恐ろしい妖怪であるか、教えてあげなさい!!」
「………」
「…………」コクリ
「…………」チョイチョイ
「えっ?近くにいけばいいの?」
「……」コクリ
「うん、わかった」
「………」コソコソ
「……うん、えっそうなの?…でもさ……そうなんだ!…よかった〜……」ゴニョゴニョ…
「……ちょっと!なんでアタシに聞こえないように話してるのよ!!!!」 - 104二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 13:03:00
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「……ね、ねぇホントにやるの?オレ氷づけにされちゃわない?」ボソボソ
「………」グッ
「(『姉さんは優しいから大丈夫』って……なんでそんなに自信満々なんだろう……)」
「(極ふぶき姫とともだちになって随分経ったけど、未だに打ち解けられてない気がする)」
「(雪の魔神は『あんな態度だけど、姉さんはかなり君を気に入ってる』……って言ってくれたけど、正直、あんまり信じられない)」
「(そんなオレの様子を見た魔神は、『ある事』を提案してきたんだけど……)」
「……随分ながーーく話してたじゃない、さぞ楽しかったでしょうね」ジロッ
「(すっごく機嫌が悪そう……と、とにかく魔神が言ってたようにやってみなきゃ…!)」
「ご、ごめんね極ふぶき姫、魔神から君がどんな妖怪なのか教えて貰ってたんだ」
「………それで?」
「君ってホントにすごい妖怪だったんだね!普通の妖怪じゃ比べものにならないくらい!」
「フ、フン…当たり前でしょ、アタシは極妖怪なんだから」
「極妖怪がどんなに危険で怖い妖怪かも教えてもらったよ」
「……そう!…クフフ、わかったでしょ?アタシ達がどれだけ強大か!どれだけ凄いのか!」フフン - 105二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 13:32:53
「うん、本来ならオレみたいなフツーの人間が、関わっちゃいけないくらいの妖怪達なんだよね」
「ホントよ!アンタみたいなのアタシ達にかかればあっという間に死んじゃうんだから!!!いい?これに懲りたら、アタシには最大限の敬意を持ってーーーーーー」
「だから、これから極ふぶき姫とはあんまり会わないようにしようと思うんだ」
「 は? 」 - 106二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 14:21:29
このレスは削除されています
- 107二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 14:22:39
「
は ?
」
「(こ、怖い……!!コレ大丈夫なの!?ほんとにオレ無事で済むの!?)」
「……」ワックワク
「……今ならまだ、冗談で終わらせてあげる」
「だから、早く嘘だって白状しなさい」
「ううう嘘じゃないよ!?極妖怪が危険だって、そもそも極ふぶき姫が言ってたじゃん!?」
「アタシがアンタに危害を加えるって言いたいの?本気で怒るわよ」
「…ご、極ふぶき姫以外にも極妖怪はいるし!……ほら!オレ自身も自分の安全くらい守れるようになりたいからさ!」
「訳わかんないこと言ってんじゃないわよ、他の極妖怪が危険だっていうなら、尚更アタシから離れる必要はないじゃない」
「たかだか人間ごときが少し鍛えたくらいで極妖怪に勝てるとでも思ってるの?」
「他の奴らに襲われそうになったらアタシが守ってあげるわ、それでこの話は解決でしょ」 - 108二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 15:55:43
極ふぶき姫の奴が見られて嬉しい……
- 109二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 16:48:20
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- 110二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 16:56:15
「そもそも極ふぶき姫ってオレの事嫌いなんじゃないの!?」
「そんなわけないでしょバッカじゃないの?」
「ええぇぇええええ!!!??」
「(手強い…!こうなったら…!)ほ、本当は!オレが極ふぶき姫の事前からき、きき嫌いで…!!!「嘘よ」えっ?」
「だってこの『作戦』は、アンタがアタシともっと仲良くなりたいからやってるんだもの、そうでしょ?ケータ」
「(な、なんでバレてるの!?)……作戦って?なんの事かオレにはわからないけど……」
「…クフッ、ダメよケータ、アタシ言ったでしょ?「今なら」冗談で終わりにしてあげるって……キャハハッ!もう時間切れ!」
ゴォッッ
「!…寒っ……えっ!?あ、足が動かない!?」カチコチ
「ケータ」
「アタシ達、雪女ってね?『裏切り』を許さないの」
「もし裏切られたら……裏切った奴を氷の中に永遠に閉じ込めるくらい」
「さらに仲良くなりたいからって、アタシから離れたいだとか、アタシが嫌いだとか……酷い『裏切り』だって思わない?アタシはこんなにケータが好きなのに」
「」ガタガタガタガタガタ - 111二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 17:49:37
このレスは削除されています
- 112二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 18:16:57
「……でも、知っての通りアタシは優しいの、アンタを氷漬けになんてしないわ」
「安心しなさい、ケータ」
「へっ?」
「…クフッ!何その間抜けな顔!!ダッサ~!ほんとに殺されるって思ったの!?キャハハハハハハ!!!」
「……」
「だ」
「だましたな!!!?極ふぶき姫!!!!」
「先に騙そうとしてきたのはケータでしょ、調子いい事言わないで」
「ううっ」グサッ
「は、迫力ありすぎてホントに殺されるかもって思ったんだからね!」
「アタシがアンタを守ることはあっても怪我させたり殺したりするわけないじゃない、バカじゃないの?」「ま、コレでアタシを怒らせた時どうなるかわかったでしょ!精々教訓にする事ね」
「む~…そもそもどうして極ふぶき姫はドッキリの作戦を知ってたのさ」
「アタシとあの子で考えたんだもの、トーゼンでしょ」
「えっ」
「という、事は…」
「もちろんあの子もコッチ側よ♪」ケラケラ
「やっぱり騙したんじゃんかぁぁぁーーー!!」 - 113二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 18:48:04
おまけ
ーーーーーーーーーーーーー
「ねー極ふぶき姫」
「なによ」
「足の氷解いてくれない?オレそろそろ帰らなきゃ」
「は?解くわけないじゃない」
「アンタは今日ここに泊まるのよ」
「え」
「アタシね、傷ついてるの、好きな男の子から嫌われてるって思われてたなんて」
「でも嬉しくもあるのよ、その好きな男の子が仲良くなりたいって思ってくれてたから」
「な、なんか嫌な予感がする…!助けて魔神くん!いや魔神さん!!」ジタバタ
「………」グッ
「いや『頑張ってください義兄さん』ってどういうこと!?にいさんって誰!?何を頑張るの!!?」ジタバタジタバタ
「だからねケータ…アタシ達、もっとお互いを知るべきだと思わない?…『色んな事』を経験して」
「さ、ケータ…『仲良し』しましょうか」ペロッ - 114二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 18:50:01
- 115二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 18:51:44
スノーラビィ
- 116二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 19:00:00
- 117二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 06:44:17
やっべ寝過ごしたやっべ
「ねぇケータ!突然だけど、自分のことを『ボク』っていう女の子どう思う?」
「え、えぇ……?ほんとに突然だね…?」
「やっぱり、ケータもヘンだと思う?」
「ううん、珍しいとは思うけどヘンだなんて思わないよ?っていうか、ギャップがあって可愛いかも!」
「ホントっ!?」ガタッ
「わっビックリした」
「あ、ゴメンね…」
「あはは、気にしてないよ」
「けど、そんなに好きだったんだね!自分のことをボクっていう女の子」
「え、い、いやそうじゃなくて」
「せっかくともだちになれたんだし、もっとラビィの事知りたいって思ってたんだ」
「だから、これからもこうやってラビィが色んな事を話してくれると嬉しいな、遠慮しないでね!」
「『男同士』なんだから!」
「……………うん…そうだね…ありがとね、アハハ………はぁ」 - 118二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 07:29:19
ーーーーーーーーーーーーーー
「……って事があったんだよ!酷くない!?」バンッ
「それはまたなんとも……」
「ケータエグいニャン……」
「フツーこんなに白くてキュートな子を男だなんて間違える!?」バンバン
「いつもの鈍感にしても今回は度が超えてるでウィスね……」
「まぁスノーラビィはフゥミンやえんらえんらに比べたら胸もないし……」ニャン
「あ゛ぁ゛ ! ?」ギロリ
「な、なんでもないニャン!」
「ちょっとちょっと!女の子がしちゃいけない顔になってますよ!?」 - 119二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 07:43:30
「……それで、相談に来たんだ」
「「相談?」」ニャン
「キミ達はケータとも付き合いが長いでしょ?」
「だから、どうしたらケータがボクは女の子だって気づいてくれるか、女の子として意識してくれるかアドバイスを貰えないかなって」
「自分から打ち明けるのはダメなんですか?」
「自分から言うのは負けた気分がするから嫌だ!」
「子供みたいな事言い出したニャン……」
「実際子供の心に関する妖怪ですから…」 - 120二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 08:05:46
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- 121二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 08:15:59
「自分から明かさずあくまでもケータくんに気づかせるとなると…これは骨が折れるでウィスね……」
「そこをなんとか~!!お願いだよー!!!!」
「そう言われましても……」
「…女の子として意識して欲しいなら、その部分をケータにアピールするのはどうニャン?」
「女の子の……」
「部分……?」スラーーッ
「「………」」
「ボク、喧嘩売られてるの?」パキポキ
「な、ななな何も身体のことに限った話じゃないニャン!仕草とか口調とか!!」
「……なるほど!ケータくんに女の子として見てもらいたいなら、その見て欲しい所を前面に押し出していけばいいというコトですか!」
「そ、そうニャン!!!」 - 122二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 09:50:26
「女の子として見てもらうも何も、ボクは男の子だと思われてるんだけど?」
「1度『コイツ、なんか可愛いぞ?』と意識させられれば、真実を打ち明けても案外あっさり受け入れてもらえるものでウィス!」
「なんだそういう事か…うん、そうだね!」
「ボク、頑張ってみるよ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー - 123二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 10:24:35
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- 124二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 12:54:43
「(頑張ってみるよ、とは言ったけど……どうやって意識させようかな?)」
「ラビィ!おやつ持ってきたよー!」
「(……!これだ!)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「(よーし…!)」
「ねぇケータ、ボクそっちの味も食べてみたいな~」
「いいよ!そっちのも少しもらうね?」
「モチロン!……じゃあハイっ!あーん!」
「あーん」
「(ノーリアクション…!?)」
「……つ、次はケータがボクに食べさせてよ!」アーン
「はい、あーん」
「……………………」モグモグモグ
「ど、どうしたのラビィ?美味しくなかった?」
「美味しいよ…美味しいんだけどさ……」モグモグ
ーーーーーーーーーーーーーーーー - 125二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 13:42:25
「ラビィ!これがこの前話してたゲームだよ!やってみる?」
「(さっきは失敗しちゃったけど次こそは!)」
「まずはケータがやってる所を見たいな」
「オッケー!」
ーーーーーーーーーーーーーー
「ここのボスがすごく強くてさ~」ピコピコ
「そうなんだ…あ!そこアイテムがあるよ!」ピトッ
「え、どこどこ?…ホントだ!よし、これなら!!」
「あと少しだよ!頑張って!」ギュー
「(やっぱり反応ナシか)」
「…やったー!勝てた!!ありがとうラビィ!」
「やったね!すごいよケータ!」ギューッ
「そういえばなんでずっと抱きついてるの?」
「えっ!?……こ、この方が画面が見やすいし臨場感があるんだよ!」
「なるほど!」
「(信じるんだ……)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー - 126二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 14:24:27
「(けっきょく次の作戦も失敗……!もうこうなったら奥の手だよ!)」
「け、ケータ!なんだかこの部屋暑くない……?」パタパタ
「えっ、そうかな?」
「そうだよ!……ボク、少し上脱いじゃおっかな」チラッ
「大丈夫!すぐエアコンつけるね!」ピッ
「!?」
「…………」ピッ
「……?なんで消すの?」ピッ
「な、なんでエアコンなんてつけるのさ!?ケータのバカ!!!」
「ええぇぇ!?暑いって言ってたじゃん!」
ーーーーーーーーーーーーーーー - 127二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 14:52:12
- 128二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 18:22:58
「結局、打ち明けられなかった……」ズーン
「普段から鈍感ですが今回は輪をかけてますね~」
「まるで疑うことを知らないかのような純粋っぷりだニャン」
「全くです、ホントに純粋すぎで…んんん?ちょっと待ってください?…純粋…子供…?……あーーーっ!?」
「な、何……?」
「ラビィさん!アナタの能力ってなんでしたっけ!?」
「え?ボクの能力は…『会った人に純粋な子供の心を取り戻させる』能力、だけど……何なのさ?」
「そ、それですよソレ!!」
「おそらくケータくんはアナタに会ったことで今 疑うことを知らない『純粋な子供』の状態になってるんです!」
「へっ?」
「ラビィさんのコトを男だと思ってたのもソレが関係してるに違いありません!」
「きっと誰かから『スノーラビィは男である』と聞かされたのを、疑うことも無く信じたんですよ!!!」 - 129二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 18:42:30
「それじゃ最初から能力を解けば解決してた、ってコト…?!」
「ええ、多分」
「何だよソレ~~!?」
「とんだ徒労だったでウィス……」
「だいたいケータにボクが男だって言ったやつのせいじゃんか…!」
「ソイツが余計なこと言わなかったら今日だってフツーにケータと遊べてたのに……!許さない……!!」ゴゴゴゴ
「ミントにも手伝ってもらわないと!ジバニャン!ウィスパー!キミ達にも協力してもらうからね!!」クワッ
「も、モチのロンっスよ!!ねっ!ジバニャン!……ジバニャン?すごい汗かいてますけど大丈夫ですか?」 - 130二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 18:59:09
「いや、『急用を思い出した』ってアータさっきまでここでゴロゴロしてたじゃないですか……まさかラビィさんの事を男だって言ったの「ひゃくれつ肉球!!」ぐはーーーーーーっ!!!!??」
ダッ
「ゲホゲホッ…あ、あの野郎!ラビィさん!犯人はヤツです!ジバ公です!!」
「見てたんだからわかるよこのバカっ!!」 - 131二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 19:11:49
ーーーーーーーーーーーーー
「」ボロッ
「まったくもう!少しは足止めくらいしててよね!」プンスカ
「いや~面目ない、ワタクシ戦闘は専門外でして」
「それにしたってだよもう…とりあえず、コレで諸悪の根源は絶ったってワケだね」
「はい、コレでケータくんの勘違いの件も無事解決するでしょう…しかし、良かったんですか?」
「なにが?」
「ケータくんとアナタの『男友達』の距離感は、ほかの妖怪達にはないアドバンテージだったでしょう」
「もっともっと親密になって、それから真実を明かす…その方が、アナタとしても都合が良かったのではないですか?」
「アハハッ!それじゃフェアじゃないでしょ?」
「フェア?」 - 132二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 19:17:42
「うん!ボクは最近ケータとともだちになったばっかりでしょ?」
「でも、ボクがともだちになる前からケータの事が好きだって子たちもいるハズなんだ!」
「だったらやっぱり、そんなやり方じゃフェアじゃない!ボクはボクがスタートした場所から、絶対その子たちに追いついてみせるよ!」
「なるほど…そういうことなら、仕方ありませんね」フフフ
「…まぁちょーーっとだけスタートは遅れちゃったけど」
「ボクは白くてキュートなスノーラビィ!」
「これくらいのハンデはくれてやる!」
「ケータのハートを射止めるのは、このボクさ♪」 - 133二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 19:19:10
このレスは削除されています
- 134二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 20:59:46
- 135二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 21:01:42
ロゼッタストーン行けますか…?
- 136二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 21:05:37
- 137二次元好きの匿名さん22/08/20(土) 21:06:40
女の子で!
- 138二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 02:10:53
この子の喋った言葉ってしりとり中のみ岩になるのか……?アニメだと普通に喋ってるんだけども……??
- 139二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 12:24:59
物騒な能力してるなこの子達……
『ケータよ』ズゥゥゥン
「うわっビックリした、どうしたのストーン?」
『突然だが、今日1日は我の代わりにロゼッタを見ていて欲しい』
『我に個人的な用事が入ってしまってな、いつもならロゼッタも連れていくのだが…今回はやめておく』
「え、オレはいいけど…ストーンに比べたら頼りないよ?大丈夫かな……」
『謙遜するなケータ、君がいざと言う時、ロゼッタを危険に晒すような人間でない事は知っている』
『ロゼッタも承諾してくれている、コレは我々が君を信頼している証だ』
「そ、そっか……そこまで言ってくれるなら、オレ頑張ってみるよ」
『うむ、我は日が落ちる頃には戻るだろう、ロゼッタを頼んだぞ!ケータ!!』 - 140二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 18:13:03
ーーーーーーーーーーーーー
「とは言ったけど…」
「」ソワソワ
「(やっぱり、ストーンがいないと心細いよね……よし!)」
「ロゼッタ」
「……!な、なに…?ケータ」ドキドキ
「何して遊ぼっか!やりたい事とかある?」
「…しりとり!」
「あはは、まぁそうだよね」
「(いつもなら危ないけど…今日はストーンもいないし、大丈夫、だよね?)」 - 141二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 18:41:21
ーーーーーーーーーーーーー
「よし、じゃあオレから!『りんご』!」
「ご、『合意』!」
「うーん、『隕石』」
「き、『既成事実』!」
「??…つ、つ…『追試』!」
「し、『ショットガン・ウェディング』!」
「ちょっと待って」 - 142二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 18:45:50
「どうしたの?ケータ」
「いや、意味は分からないけどなんとなく良くない言葉な気がしてさ…」
「そ、そうかな?」
「とりあえず、そういう言葉は禁止にして最初からやり直そっか!」
「…………うん」 - 143二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 18:59:56
「えっと、それじゃあーーー『本気』!」
「……『キス』」
「…『スカンク』!」
「………『口づけ』」
「…け、『経験値』!!!」
「…………『チュー』」
「ロゼッタ!?」 - 144二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 19:35:37
ーーーーーーーーーーーーー
「どうしたのさロゼッタ?いつもならもっと楽しそうにしりとりするのに」
「今日は選ぶ言葉もおかしかったし……」
「だ、だって!!『好きな子には得意な事でアピールするのが1番』ってストーンが……」
「え?アピール?」
「私、得意な事って言われても…しりとりくらいしか思いつかなくって……」
「でもね!しりとりでなら、いつも言えないような恥ずかしい事でも言えるんだよ!」
「だから、ケータにアピールする為の言葉も、たくさんストーンから教えてもらったの!」
「ちょ、ちょっと待ってロゼッタ!!それって」
「?」
「もし違ってたら恥ずかしいんだけど、その、ロゼッタって…オレの事が好き…なの?」
「……」ハッ
「ーーーーーーーーーーー!!!!!」カァァァ - 145二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 19:52:02
「ち、ちちち違うよケータ!いや違わないけど、そうじゃなくて…そういうんじゃ……そういう事じゃ…」
「…そんなのじゃ……」
「……………なくも、ない」カァァァ
「……そ、そっか」
「……それだけ?」ムッ
「え?」
「もう!私、ケータに『コクハク』したんだよ?」ムーーッ
「私、ケータが好きだよ!!」
「私と遊んでくれる人達は、みんなお宝が欲しい人達だった」
「1度遊んでくれたら、もう、誰も遊んでくれなかった」
「……うん」
「でもね!貴方は何度も遊んでくれた!」
「お宝が貰えなくっても、とっても危険でも、貴方は私が遊びたいって言ったら絶対に遊んでくれた!」 - 146二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 20:18:24
「あはは…ちょっと大げさだよ」
「ううん、大げさなんかじゃない」
「えっ?」
「…私にとっては、全然、大げさなんかじゃないんだよ、ケータ」
「ロゼッタ?なんでジリジリと近づいてくるの?」
「え〜?『言葉』で言っても伝わらないんだもん、じゃあ次は『行動』でわからせるしかないよね♪」
「ち、ちょっと待って!ストーンが帰ってくるかも」
「ケータ、普段私に付きっきりのストーンが、本当に『個人的な用事』なんかを優先すると思うの?」
「……!?」
「大丈夫だよケータ、こんな見た目だけど、私ずっとあなたよりお姉ちゃんだから♪」
「いやっでもっ」
ドンッ
「行き止まりだよ、ケータ」
「これ以上……言葉はいらないよね♪」 - 147二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 20:20:29
(※ストーンは岩が飛び出しても大丈夫な場所へ移動していました)
アニメも見てきたけどロゼッタちゃんほとんど喋らないね - 148二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 20:30:21
- 149二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 21:01:32
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- 150二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 23:41:33
- 151二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 23:43:19
イザナミ
- 152二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 23:50:57
- 153二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 07:28:54
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 17:17:09
このレスは削除されています
- 155二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 17:19:16
- 156二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 17:31:02
「ご、ごめん!違うよ!オレが食べるやつと同じ袋に入れてたから…」
「銅拍子のは…ハイ!こっち」
「……??」
「ほら、銅拍子ってお蕎麦が好きでしょ?」
「でも、流石にここまで持ってくるのは難しいからさ、お蕎麦を使ったお菓子ならどうかなって」
「やっぱり、好きじゃないかな…?」
「…ううん、ありがと………」ニコッ
「…………コレ、食べても…いい?」ワクワク
「うん!一緒に食べよっか!」 - 157二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 17:40:03
ーーーーーーーーーーーーーー
「〜〜〜〜♪」ポリポリ
「オレの膝の上に座るんだね」モグモグ
「…………ダメ…?」ポリポリ
「ううん、ダメじゃないよ」ナデナデ
「〜〜♪」ポリポリ
「オレの分も食べてみる?」モグモグ
「…………いらない…」ポリポリ
「そっか」モグモグ - 158二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 18:00:22
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- 159二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 18:01:10
ーーーーーーーーーーーーーー
「……クゥ……」スヤスヤ
「(食べ終わったら膝の上で寝ちゃった…)」ナデナデ
「ズボンが食べカスだらけだし……」ナデナデ
「(ホントに普通の女の子みたいだ)」
「オレに妹がいたらこんな感じかも」ナデナデ
「…………ムゥ……」スヤスヤ
「(……そういえば銅拍子の頭のコレ……どうなってるんだろう)」
「ちょっとだけ」シャンッ
「ム」ピクッ
「あっ」
「……」
「……ムニャ…」スヤスヤ
「…起きないか〜……」ホッ
「(もうちょっと帰れそうにないや)」ナデナデ
「…………グゥ…」ギュッ
「…いい景色だなー……」ナデナデ
「(こういう日も、たまにはいいね)」ナデナデ - 160二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 18:30:06
ーーーーーーーーーーーーーーー
「…………ふぁ」パチッ
「あ、起きた」
「…ナデナデが…止まってた……」
「ごめんごめん」ナデナデ
「…………♪」ムフーッ
「ところで銅拍子、オレそろそろ帰らなきゃ」
「………………」ハッ
「……やだ…」ギュッ
「やだじゃない」
「……むり……」
「むりじゃない」
「…………ダメ?」
「だめ」
「………………ちっ」チッ - 161二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 18:43:23
「ちゃんとまた来るからさ」ナデナデ
「……むぅ…」
「……なら…次も、おそばのお菓子……持ってきて……」
「……それで…許してあげる……」
「…気に入ってくれたんだね!オッケー!」
「今度は他のも買ってくるからさ、楽しみにしてて!」
「……あと…ナデナデも……」
「はいはい」アハハ
「それじゃ、銅拍子!今日は楽しかったよ」
「…えー……」
「……ほとんど、寝てた…のに?」
「銅拍子と一緒にいたのが楽しかったってコト!」
「…………」フム
「……それなら…私も、楽しかった…」ニコ
「…ケータ、また…絶対、遊ぼうね……」
「約束、だよ」 - 162二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 18:48:30
この後ケータ君が銅拍子の元に次の日来ても、二度と来なくても美味しいと思う
ひとまずこのスレは終わりです
次スレで遊びます、あとは適当にどうぞ
荒らしはやめてね - 163二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 19:07:11
乙です
- 164二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 19:08:51
乙次スレ楽しみにしてます
- 165二次元好きの匿名さん22/08/22(月) 19:34:35
次の日いつもの時間にいつもの場所へ行ってもケータ君はやって来なくて、夕方まで待っても夜まで待ってもやって来なくて、泣きながらケータ君を待ち続ける銅拍子も見たかった
ケータ君は事故にあって入院しているだけなんだけどね