大正末期から昭和中期くらいの小説を読んでると

[1 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:29:36]

今読んでも尖ってるな……ってなる作品が結構多い

思いつくやつを適当にあげてお勧めしていくので、もしもお勧めがあれば教えていただきたい。画像は気に入ってる短編集

[2 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:30:50]

三島由紀夫は最先端すぎないかなあ、といつも思う

[3 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:33:09]

岡本かの子 金魚撩乱

岡本かの子『金魚繚乱』

素直になれなくていじめてた女の子が美少女になったうえにビッチになって金持ちと結婚したとかいうBSSもの。

主人公の男が育てている金魚への執着と片思いの女の子への愛憎とかが混ざり合っていくとことかなんか凄い。

[4 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:34:48]

堀辰雄、青空文庫で読めるからどうぞ

[5 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:36:15]

葉山嘉樹 セメント樽の中の手紙

葉山嘉喜『セメント樽の中の手紙』

プロレタリア文学に分類されていて、確かに社会批判のメッセージは分かるんだけど発想のインパクトで全部持っていかれる。

[6 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:37:17]

坪内逍遥の小説論を書いた小説神髄はいいぞ
ただこの人小説を論ずるのは上手いが小説自体はんにゃぴなのがなんとも言えない気分になるぞ

[7 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:39:16]

坂口安吾 風博士

坂口安吾『風博士』

シンプルにヤクをキメてるのかと思った。

[8 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:40:24]

>>7

キメてるんだのなあ・・・

[9 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:42:40]

>>2

三島由紀夫先生の『憂国』が好き。

先生の切腹への憧れって凄いものがあるなあ…

[10 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:42:43]

谷崎潤一郎の春琴抄
この人は変態だと思う

[11 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:44:16]

エロゲのシナリオでも通用しそうな谷崎潤一郎の「痴人の愛」いいよね

痴人の愛 (谷崎 潤一郎)

同作者の「鍵」と「瘋癲老人日記」も気持ち悪くて良い

[12 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:44:27]

>>4

堀辰雄先生の『鳥料理』という「ぶんしょうがきれいだなあ」しか分からなかった小説好き。

[13 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:46:13]

山本周五郎のあんちゃんのヒロインたちの可愛さは普通に現代でも通じる
菊千代様とかどんだけ属性盛ってんだって話よ

[14 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:47:46]

>>6

小説神髄はまだ読めてないので読んでみます。

(ぶっちゃけこの人の真髄は翻訳だよなあ。創作は……。うん)

[15 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:48:05]

>>10

谷崎潤一郎は間違いなく変態

鍵とか何考えてたんだ

[16 スレ主 22/08/17(水) 20:51:11]

今更コテハンつけ忘れに気づく馬鹿のスレ主です。

>>3

>>5

>>7

が自分のお勧めです。

[17 スレ主 22/08/17(水) 20:55:00]

>>10

>>11

ありがとうございます。

谷崎潤一郎の『春琴抄』はうっかり中学のとき読んでしまってトラウマになりかけた

『青塚氏の話』はシンプルにキモかった(褒め言葉)。でも現代を舞台に変えてもそのまま通用しそう。

[18 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:55:13]

夏目漱石の文鳥妙に好きなんだよね

[19 スレ主 22/08/17(水) 20:57:08]

>>8

(確かに)

でもまあ、生活が本格的に荒んでいくのこれの執筆後だったらしいので……

[20 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 20:58:21]

横光利一の頭ならびに腹はこう、尖ってる

横光利一 頭ならびに腹

[21 スレ主 22/08/17(水) 21:02:01]

>>18

『文鳥』はまだ読めてないですね。ありがとうございます。

夏目漱石の『薤露行』、古文調の円卓の騎士物語が好きです。

[22 スレ主 22/08/17(水) 21:03:20]

>>20

流し読みだけでも尖ってるのが伝わりました。

新感覚ってすごい(小並感)

[23 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:04:35]

やっぱりドグラマグラは外せないよね

[24 スレ主 22/08/17(水) 21:06:00]

>>23

夢野久作先生はもう殿堂入りって感じですよね

[25 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:07:41]

坂口安吾は桜の森の満開の下が好き

[26 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:08:22]

>>24

少女地獄読んだ感想が、「スマホとかパソコン無いだけであのじだいの価値観とか考え方も今とそんなに変わらない？」だった。

[27 スレ主 22/08/17(水) 21:13:36]

>>26

女の子の怖さも葛藤もほぼ現代的ですよね

[28 スレ主 22/08/17(水) 21:14:47]

>>25

坂口安吾はおとぎ話調の話がやたらと上手いですよね。あの悲しい結末も好きです。

[29 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:20:28]

江戸川乱歩は作品が選べねぇ
なんだあの変態
しいてあげるなら芋虫のフェチズムが怖い

[30 スレ主 22/08/17(水) 21:24:26]

>>29

この人ももう作品が『性癖』そのものな気はします。

『芋虫』も軽くトラウマになりましたし、『孤島の鬼』は取り敢えずBLを嗜まれる方にはお勧めしておきたいと思います。(ただし受けが情けないのが地雷という方には勧めません)

[31 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:25:48]

>>29

乱歩といえば明智小五郎だけど、明智が主役の作品って意外と少ないんだよね…。印象に残ってるは「闇に蠢く」かな。今思えばあれを読んだ中3の頃から性的嗜好が歪んだ気がする。

[32 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:27:12]

尖ってるで言ったら梶井基次郎の「檸檬」とかかなあ

[33 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:35:20]

>>30

孤島の鬼は耽美系として完成してると思うが閲覧注意はぶっちゃけそこだけじゃないと思うんだ

[34 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 21:59:55]

孤島の鬼はマチネとソワレで知ったわ。舞台の題材として描かれてたのでオリジナルは知識だが、ちょっと興味あるなぁ。怖いもの見たさだけど

[35 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 22:05:11]

>>34

スレチですまんがマチネとソワレいいよな

あの解釈結構好きだわ

[36 二次元好きの匿名さん 22/08/17(水) 22:24:11]

こういうスレで挙がることは少ないけど梅崎春生が好き
『桜島』は激しい戦闘や窮乏を描くでもなく静穏と不穏が往還する戦争小説
『突堤にて』はあにまん掲示板みたいな小説

[37 スレ主 22/08/17(水) 22:58:03]

>>33

一応ネタバレは避けようかとか考えたらズレた注意書きになりましたね

まあ色々と注意しなければいけない点が多い……。

[38 スレ主 22/08/17(水) 22:59:39]

>>36

ありがとうございます。梅崎春生さん大好きです。あの独特なすっとぼけた感じが。

自分は「ボロ屋の春秋」が好きでしたね。挙げてくださった作品もちゃんと読んでみます。

[39 二次元好きの匿名さん 22/08/18(木) 00:39:31]

美人四姉妹の日常をfetishism的な描写を混ぜ込みつつ美文の「細雪」は正直ヤバいと思う

[41 二次元好きの匿名さん 22/08/18(木) 01:04:39]

横光利一といえば「花園の思想」がめちゃいい
「春は馬車に乗って」も最近素敵な絵本になってるから手を出しやすくておすすめ

[42 二次元好きの匿名さん 22/08/18(木) 02:47:52]

>>29

人間椅子が実に良い感じに頭に直撃する