「ウェーイwオタクくんじゃん元気してる?」

  • 1二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 19:58:35

    「え、と…………だ誰ですか?」

    目の前の、フード付きの黒のパーカーを着た人物から声を掛けられ、どもりながらも返事をする。精一杯気丈に振る舞っているようだが、息も途切れ途切れで疲れ果てている様子だった。

    「はぁっ…俺だよ、俺!…チャラ男!」

    「チャラ、男…?」

    ああ、確かそんな知り合いがいた。と言っても、彼はこんなに高い声ではなかった気がするし、背も縮んでいるような気がする。髪色も違う。が、もしかしたら染めていたのを脱色したのかもしれない。

    「実はさ…ウマ娘にナンパしたらその娘どっかの令嬢ウマ娘だったらしくて…俺、ウマ娘にされちまって必死に逃げてきたんだよ」

    突っ込みどころが満載だが…その切羽詰まった表情から嘘を言っているとは思えない。

    「それで…どうしろと?」

    「お前の家に匿って欲しいんだ…すぐに出てくから」

    「それは…えーと…」

    返答に困っていると、声がした。

    「見つけましたわよ、サトノシャルトル!さあ観念なさい!メジロ家としても貴女に逃げてもらっては困るのですよ!」

    芦毛のウマ娘が複数のスーツ姿の男を引き連れてこちらを指差す。

    「やべっ、話はあとだ!」

    チャラ男と名乗るウマ娘に腕を引っ張られ、街の中を走ることになった。

  • 2二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 20:02:27

    メジロじゃなくサトノになってる…

  • 3二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 20:10:53

    さっきの芦毛のウマ娘…テレビで少しだけ見たことがある。メジロマックイーンだ。
    ニュース番組で、宝塚記念を前にしたインタビューだっただろうか。
    確かその時の内容は……。
    「こっちだ、こっちのスイーツ街に逃げよう」

    「おい、今呑気にスイーツなんて食べてる場合じゃないぞ!」

    「そうじゃない、あのウマ娘を撒くならこっちの方が良い」

    「………信じるぞ?」


    「あのウマ娘はどちらにこちらの方向に……これは…もしかして…いえ、今はそんなことに気を取られている場合では………集中…集中………すいーちゅー……」


    しばらく走って、電車で1駅2駅離れたところまで来た。二人とも息は残っていないが、ひとまず撒けたようだ。
    「これからどうするんだ?」

    「そうだな……良いこと思いついた、オタクくん俺のトレーナーになってみない?」

    「え、なんで…?」

    「なんというか、直感。もちろん髪も染めて名前も変えて俺だってあいつらにバレないようにしてさ」

    「中央トレセン無理じゃないか?」

    「あいつらいるもんね…とりあえず近いとこだと…どこだろ」


    その後、オタクくんと元チャラ男のウマ娘がダート重賞を荒らし回って中央に殴り込みを掛けるのはまた別の話。

  • 4二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 20:13:46

    なぁにこれぇ

  • 5二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 20:14:23

    それ別の話にしたら話続かないじゃない…

  • 6二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 20:18:29

    なんかもうチャラ男がメジロやサトノにされると言う新たなジンクスができつつあって草

  • 7二次元好きの匿名さん22/08/19(金) 20:24:52

    >>6

    やぶっちまえそんなジンクス

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