Smart Falcon　The Dart War｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 01:55:28

「あいつか？.....ああ、知ってる。
話せば長い。そう、古い話だ。
知ってるか？エースは3つに分けられる。
強さを求める奴。
プライドに生きる奴。
バ場を読める奴。
この3つだ。
あいつは....」
　
　
　
彼女は「フリオーソ」と呼ばれたウマ娘。
『彼女』のライバルだったウマ娘。」

2二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 01:56:07

　
「ようファル子。いい眺めだ。ここから見れば中央も地方も大して変わらん。」
　
　
　
　
　
　
私は『彼女』を追っている。
「あれは雲一つない寒い夜だった。」
　
　
　
　
　
　
　
《今年は大井レース場にてJCBクラシック開催！》
《中央か？どこのウマ娘だ！》
　
《大井トレセンへ。出走取り消しは許可できない。》
《だろうな。報酬上乗せだ。》
　
《こちら中央トレセンのサクセスブロッケン！！！！！！！！！！！いざ尋常に勝負！！！！！！！！！！！！！！》
《走るならもう少し静かに頼む。》
　

3二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 01:57:20

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4二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 02:09:44

ダート競争には謎が多い。
誰もが最強となり、誰もが最弱になる。
そして誰が被害者で、誰が加害者か。
.....一体、『勝者』とは何か。
　
　
《接近！全機撃墜し、一位を確保せよ！》
《玄関でお出迎えだ。》
　
地方レース場。通称、『NAU』そこは『エース』達の舞台。
　
《鷹狩りだ。》
　
《中央の赤鬼だ！油断すんな！》
《ファル子さんはすごいねぇ〜私もやれるって、見せないとねぇ〜！》
　
　
NAUにルールは無い。ただ一位になるだけ。
この戦いは、ゴールするまで終わらない。
　
《受け入れろ小僧。これがダート競争だ。》
　
《走れよ！臆病者！》
《走れぇぇ！》
　
レースの協定は唯一つ。
　
「全力で走れ」
　
『応援、ありがとーっ！』

5二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 02:29:43

元中央トレセン学園　美穂寮所属　JPN 2勝ウマ娘

「ポンネビルレコード」

現在は大井レース場にて誘導ウマ娘をしている

「あの時…2着にも入れないほどの負けだったんだ。」

「彼女の作り出す、ハイペースにまったくついて行けなくて…この辺りで潮時だって感じだったよ。」

「私がゴールした時…轟音のような歓声がした。彼女に向けてだったよ。」

「私はその歓声に…嫉妬した。トレーナーの車にも乗らず、一人でトレセン学園まで歩いて帰ったんだ。」

「結局…夜通し、かかっちゃったけどね。」

「…レースで怪我をしたら終わりさ。あの速度で転倒したら…木っ端微塵になるウマ娘だっている。」

「そりゃ怖いよ。でもあそこのレースでは…ウイニングライブでは…生きている証が得られる。」

「私は引退したけど、今でもレース場にいる。」

「だけど…」

「…寂しいんだ。広すぎて。」

「もし叶うなら、また。彼女と走ってみたいものだね！」

6二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 02:58:31

中央トレセン　栗東寮チームノーズヒルズ所属　

「トランセンド」

現在はドリームリーグトロフィーに挑みながら、ノーズヒルズの後輩達を育成する多忙な日々を送っている

「ドバイのレースで2着に入り、南部杯を快勝した後…次は大井のJCBクラシックに出ることになったんだ。」

「噂の赤鬼、どんな実力を誇るかと思っていたが…」

「隣のゲートに入った瞬間にまずいと直感じたよ。彼女は強いとね。」

「ただ…走ってみて分かった。動きに躊躇がある。」

「まだ僅かながら甘さが見えたんだ。」

「勝った！と確信したんだけどなぁ…」

「彼女はまだ成長していた、まだ彼女の走りは完成されていなかったんだ。アレで…」

「気づいたら…僕の方が負けていた…」

7二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 03:19:42

流石に眠くなってきた　みてる人居るかわからないけどあといくつか起きたら投稿します…

8二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 03:31:23

空から見たら地方も中央も変わらん…

>>9

9二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 03:44:34

>>8

トレセンが俺たちに何をくれた？

>>10

10二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 03:57:32

>>9

この時計で全てをゼロにする…

>>11

11二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 06:50:53

>>10

⏰ < ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ

12二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 07:35:01

「ようファル子、まだ走ってるか？」

13二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 10:31:24

サクセスブロッケン「実はな！！！！今度トレーナー試験を受けようと思うんだ！！！！！！」

サクセスブロッケン「参考書も買ってたりして！！！！！！！」

サクセスブロッケン「ん……なんだあのウマ娘は！！！！アレは…！！！」

？？？？「………よう。」

フリオーソ「走る理由は見つかったか？ファル子」

14二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 10:42:16

！！！！！！死んでて草

15二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 10:42:34

撃てよ！ニブトレーナー！！！

16二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 11:07:56

船橋トレセン所属　現在は後輩の指導をしながらも現役を続けているウマ娘

「カキツバタロイヤル」
「当時の私の仕事は…」
「地方の威信を中央に示すことだった。」
「仲間だろうと、地方のためには見捨てる、勝利を目指す…」
「あの日はとあるレースを、確実な勝利に導くためにプランニングをしていた…」

「…よりにもよって、あの『赤鬼』…噂の化け物がいたことだ」

「…まいったな。」
　
「完璧なレース展開だったのに、絶対に追いつけない2着だった。」
「こうなったら…いつかこいつだけでも倒してやろうと思ってた。」
「高すぎる目標を設定したのが…」
「私の運の尽きだったかな。」
「彼女はまだ…走ってるのか？」
「まぁ…アレほどのウマ娘、そうは引退させてくれないだろうな。」
「私だけじゃない、赤鬼と走ったウマ娘は、皆…」
「彼女に希望、渇望、尊敬、嫉妬、そういったものを一生抱き続けるんだろう。」

「まぁ…」

「それも彼女の、強者の特権って奴だろう？」

17二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 11:27:11

栗東トレセン　チームリギル所属　現在はドリームリーグトロフィーでも目覚ましい結果を残し続ける期待のウマ娘

「ワンダーアキュート」

「……あの『赤鬼』に出会わなければ、わしはもうターフに居なかったかもしれないねぇ…」

「どこまでも先頭を駆けていく、あの『赤鬼』……」

「そう…ファル子ちゃんじゃよ……」

「次々と追いつけず、薙ぎ倒されて行くウマ娘達…」

「勿論…わしでさえ…」

「彼女の走りに灼かれて、何人も走らなくなった子を見てきたんじゃよ…」

「どんな想いで、ターフを去ったかも…」

「……でもな、誰も彼も、彼女が憎いだなんて、これっぽっちも思ってないと思うんじゃよ。」

「この胸の痛みも…高鳴りも…全部ファル子ちゃんがくれたものじゃろ？」

「わしはこれを胸に抱いて…いつまでも、ターフを駆け抜けて行きたいんじゃ…」

>>18 >>20

18二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 11:30:42

>>17

トレセンになっとる　寮で脳内変換おなしゃす

19二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 11:39:29

中央トレセン　栗東寮所属　ドリームリーグトロフィーでは日本ダート総大将として目覚ましい結果を残し続けているウマ娘

「エスポワールシチー」

「『赤鬼』とは良く言ったもんだねぇ…」

「奴に触れようとした者は、影を踏むことさえ許されず振り払われて行ったよ。」

「まるでマジックみたいだった。」

「アタシもね、今となっては日本ダート最強格とも言われてるし、ありがたいことにドリームトロフィーリーグでも何回か優勝させてもらってる。」

「レースだってそう、誰かに恐怖とか、そういったものを感じた事なんかなかったよ。」

「でもね…奴と走ってる時…『何か』が芽生えたんだ。」

「最初は分からなかったんだけど…絶対に追いつけないって分かって、ゴール後、自分の手が震えてるのに気づいて…初めて分かったんだ。これが恐怖だ。って。」

「情けない話だが…本当だ。」

「でも、あそこで恐怖を知って、超えたい壁を知って…アタシはますます、強くなれた気がしたんだよ。」

「彼女は今でも、どこかのレース場にいるんだろ?」

「彼女の居場所はなくならない…レースの強さも、ライブのパフォーマンスも、本当に最高だからね…」

20二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 11:39:59

>>17

ターフになってらあ　ダートで！ダートで頼む！

21二次元好きの匿名さん22/08/21(日) 11:50:55

大井トレセン所属　

「フリオーソ」
そう…彼女の最大のライバルであり、彼女の親友でもあったウマ娘…

「あの川崎記念で、私はレース場から去るつもりだった…」

「でも去れなかった。」

「会心の仕上げでも、ファル子に勝てなかった失意のまま、日本を彷徨い歩き…」
「辿り着いた場所が、ウマ娘達が育成されてトレセン学園を目指す牧場だったんだ。」
「何の感情もない、未来だけを目指した光景…。」
「…それがなんだか、眩しくてしょうがなかった。」
「そこで、強く育つウマ娘達がいた…」
「私は…彼女達に救われたんだ。」

「中央とか地方とか、そんな境目なんて必要ないかもしれない。」
「でも、本当に無くすだけで変わるのかな?」
「ウマ娘を変えるのは…夢を信じる力なんだろうな。」

「…でもそれが簡単には出来ないのがウマ娘だ。」

「俺はまだあの牧場に…レース場にいる。」

「大井の近くだ。」

「確かめたいんだ。地方トレセンが持つ意味を。そこで走るウマ娘達の意思を…」

「ここに答えなんてないかもしれない。でも探したいんだ。」
「そう、今はそれでいいと思う、それでいいと思う。」