引退を決めてトレーナーさんとくっつくダイワスカーレット

  • 1二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:04:24

    足に故障が見つかった。
     医者の話では日常生活に支障はないが、もうウマ娘としてのフルパワーで走ることはできないらしい。
     覚悟はしていた。今年はレースも休養気味だったし、先に脚の不安ということで引退していたタキオンさんにも忠告されていたのだ。曰くタキオンさんとアタシは脚の特性に似通ったところがあるそうで、長く走ることは出来ないかもしれないと。あくまで可能性の話だと言ってはいたが、結局的中してしまったようだった
     結果としてアタシの最後のレースになった有馬記念、ウオッカの不在のそのレースでアタシは一着を取ることができた。
     当のウオッカはといえば、有馬の前に見つかった不調が悪化し、公表していないとはいえ復帰はおそらくないだろうと本人から聞いた。有馬という大舞台でリベンジを果たしてやりたかったが、それも叶わなかったし、これから叶うこともなくなった。

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:05:59

    昨日の晩飯何だった?おれカップヌードル

  • 3二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:06:08

    足に故障が見つかった。
     医者の話では日常生活に支障はないが、もうウマ娘としてのフルパワーで走ることはできないらしい。
     覚悟はしていた。今年はレースも休養気味だったし、先に脚の不安ということで引退していたタキオンさんにも忠告されていたのだ。曰くタキオンさんとアタシは脚の特性に似通ったところがあるそうで、長く走ることは出来ないかもしれないと。あくまで可能性の話だと言ってはいたが、結局的中してしまったようだった
     結果としてアタシの最後のレースになった有馬記念、ウオッカの不在のそのレースでアタシは一着を取ることができた。
     当のウオッカはといえば、有馬の前に見つかった不調が悪化し、公表していないとはいえ復帰はおそらくないだろうと本人から聞いた。有馬という大舞台でリベンジを果たしてやりたかったが、それも叶わなかったし、これから叶うこともなくなった。

  • 4二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:08:09

    引退する旨をトレーナーに伝えた。
     トレーナーは穏やかに、アタシの話を聴いて、そして慰めてくれた。覚悟はしていたつもりだったが、いざこうして口に出してみると、涙が溢れてくる。未練も後悔もまだいくらでもあったのだ。二人きりのトレーナー室で、トレーナーはアタシが泣き止むまでずっと寄り添ってくれていた。
     次の日、食事に誘われた、大晦日に、洋風の、少し高級なレストランにだった。スカーレットの新たな門出を祝って。とのことだそうだ。

     大晦日当日、レストランで待ち合わせる、トレーナーは、レストランに見合う服装で現れた。当然だ、アタシが仕込んだのだから。そもそもこのレストランだって、アタシが前に教えたレストランだ。ママがトレーナーに会いたいと言うので、その時に使ったお店だ。あの時は、トレーナーがヨレヨレの服しか持っていなかったので、焦って一緒に買いに行ったことを覚えている。
     席に着いて、オーダーを済ませ、他愛のない思い出話をする、そうしているとお酒が届けられる。今年の4月に成人してから、レースに勝った記念としてたびたび飲んでいたので、これが初めてというわけではない。

  • 5二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:08:50

    思い出話に花が咲き、コース料理も終盤の頃、トレーナーが何やら懐かしい話を思い出したようだ。
     アタシがまだ中等部だった頃、正に恋に恋するお子様だった頃に、一度トレーナーに告白したことがあったのだ、今思えば正に無謀といったところだ、あえなく断られ、しばらくトレーニングに身が入らなかったことを覚えている。

     気性難と言われ、見放されそうだったアタシに真正面から向き合ってくれた人。アタシのことをいつも一番に考えるあまり自分のことを疎かにしちゃうような人。そして、アタシの初恋の人。当たり前だが、引退すればトレーナー契約も解除される。引退に向けて喪うものは少なくないのだろう。空っぽになった胸に、まださらに失うものがあると思うと、寂しさがこみ上げてくる。せめてトレーナーだけは、この胸からいなくなって欲しくない。 
     
     ...さっきトレーナーが口にした、アタシの恥ずかしい告白のエピソード、彼は言わなかったけれど、続きがある。彼は、告白を柔らかく断った後、「大人になってもまだ好きでいてくれたら、付き合ってあげる」と言っていた。彼なりの優しさか冗談かわからないけれど、アタシにとっては到底忘れられるような台詞じゃなかった。
     
     この台詞に縋るように、2回目の告白をする、先にああ言ったのはトレーナーの方だ。
     思いの丈をぶちまける、彼が好き、一緒に居て欲しい、これまで支えてくれた感謝、全部ごちゃ混ぜの、人生2回目の、1度目よりも酷い告白。
     「アンタが好き、これからもずっと一緒に居て欲しい、アンタの一番になりたい」
     そんな感じのことを言った気がする、緊張と恥ずかしさでもう何もわからない、顔が熱くなっているのはお酒のせいだろうか。
     トレーナーの返答を待つ、永遠にも感じる時間、彼が口を開くのが見える。
     
    「君はずっと前から、俺の一番のウマ娘はスカーレットだよ」

  • 6二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:33:19

    3時に思いついて無理やり書いたせいで頭が重い
    寝る...

  • 7二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:34:12

    ダスカブームキテる……

  • 8二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 06:38:46

    こういうのしゅき...

  • 9二次元好きの匿名さん21/08/19(木) 07:07:05

    ゆっくり寝てもろて


    ワイの禁断症状が出ないうちに早く次をたの

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