【SS】トレーニング失敗

  • 1二次元好きの匿名さん22/08/23(火) 22:08:41

    『すまないバンブー、俺のせいで怪我をさせてしまって…』
    「いやいやいや、トレーナーさんのせいじゃないっス!それに、怪我も大したことないし…」
    それは事実だった。
    ちょっと擦りむいた程度で、トレーニングにはとくに影響はなさそうである。
    「逆に今トレーニングしたら、ちょっと痛いところがあってもうまく練習できる方法がわかったりとかするかもしれないですし!アタシ_」
    『ダメだ!ちゃんと休め!…保健室に行くぞ』
    「…!わかったっス…」
    バンブーメモリーはトレーナーに従い、保健室へ向かうことにした。

  • 2二次元好きの匿名さん22/08/23(火) 22:08:52

    「よいしょ、っと…」
    『大丈夫か?歩けるか?』
    「だから膝擦りむいただけですって!大丈夫っス!」
    『悪化したらまずいだろう』
    そう言ってトレーナーはバンブーを片手で担いだ。
    「おわっ!?」
    『ほら、保健室行くぞ!』
    …まるで荷物を担ぐかのように抱えられたバンブーは、
    「ちょ、ちょっとトレーナーさん!こんなに近いと風紀が、風紀委員としてこれは!!!」
    『比較的風紀が乱れなさそうな抱え方してるんだ、許せ!』
    「というか風紀とか抜きにしても恥ずかしいっス!!!」
    わちゃわちゃと騒ぎながら保健室へと運ばれていった。

    『…これでよし』
    「ありがとうございます!…はぁ」
    トレーニングができなくなってしまい、ため息をつくバンブー。
    「あー…せめて何かできることは…」
    『今は安静にしててくれ』
    「わかってるっス!だってトレーナーさんのことは信頼してるから…でも…!!!なんだかムズムズするっス!!!」
    『…怪我が治ったら、代わりにハードに行くぞ!わかったな!』
    そう発破をかけるトレーナー。
    「!…押忍!」
    怪我で抑えきれない気持ちを抑えつつ、治った後のトレーニングを想像しながらバンブーは休むことにした。
    (…にしても)
    先ほど抱えられて運ばれた時、知り合いに見られてないだろうか…と一人不安にもなるのだった。

  • 3二次元好きの匿名さん22/08/23(火) 22:09:24
  • 4二次元好きの匿名さん22/08/23(火) 23:08:06

    良い距離感だ。

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