東京都トレセン学園のにんじんハンバーグ

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:08:24

    今日はこの学園の理事長の依頼で書斎家具一式の商談がなんとか纏まった。
    ーーーしかし、商談が纏まりホッとした途端、

    腹が、減ったーーー


    。。
    。。。

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:17:47

    やめとけ
    やめとけ

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:23:17

    トレーナーもいるし人間サイズもあるでしょ
    あるよね?

  • 4二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:23:50

    オグリ「にんじんハンバーグ大盛りで」
    スペ「私も大盛りでお願いします!」
    エル「……エルは並盛りでいいデース…」
    タイキ「中モリ、お願いしマース!!」

    なるほど、大盛りもできるのか。しかも無料。
    今日の腹具合は絶好の良バ場だ。
    よし。

    吾郎「すみませーん、私も大盛りで」

    ……ザワッーーー

    吾郎「!?」

    なんだ、この、異様な雰囲気…

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:25:49

    トネガワでも見たな…

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:26:33

    ゴローちゃんはヒトでは大食いの方だが… よく居る大食いの域を出ないし…

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:32:18

    店主「お客さん初めて?もうすぐあの子達のできるから、それ見て大盛りにするか決めなよ」

  • 8二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:33:58

    ゴローはサイドメニューも頼むから地獄だぞ

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:37:11

    「え?大盛りって言っても…」



    うわぁ、すごい事になってる。この人に止められてなかったら今頃スリーアウト三振ストレート負けだ。ありがとう、店長さん。

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:37:57

    危うく死ぬ所でしたね

  • 11二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:39:21

    トレセン学園って学食公開してるのかな
    憧れのウマ娘と一緒にご飯食えるとか最高やん

  • 12二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:39:25

    オグリ「おかわり」

  • 13二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:41:25

    >>11

    常に使えるのはトレーナーとか職員だろうけど、イベントの時とかは解放してそう。

    病院や市役所じゃないし常に解放っていうのは警備上の理由とかから難しいんじゃないかな…

  • 14二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:42:24

    さて、パドック(メニュー表)を確認せねば

  • 15二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:42:33

    こりゃあ衝撃的な光景だ。さっきまで天をも貫きそうな量のハンバーグを食べ始めたと思いきや、もうお替わりに向かっているウマ娘がいる。

    まさしくこの衝撃、深い一撃だ。

  • 16二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:45:47

    最悪持ち帰るって手もあるけど、午後からの仕事に差し支えるな

  • 17二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:46:42

    よーし、ゴローのプリティーダービーはここからだ(勝ち確BGM

  • 18二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:53:17

    店主「お客さん、ウマ娘は初めて?」

    吾郎「あー、いえ。見た事自体は何度かあるんですが、食事中は一度も無くって…。」

    店主「まぁ〜そりゃあねぇ、昔と比べたら人口自体は増えてきてるけど。それでもこの学園周りの街からちょっと郊外へ出たらめっきり見なくなるからねぇ」

    吾郎「へぇ〜そうなんですか」

    そりゃ驚いた。下調べでここはウマ娘の聖地の一つ、とこの前「@デジタル通信」…?だったかで読んだから、ここいら一帯はウマ娘が非常に多いと思っていたんだが…。案外目で見ないと判らないもんだなぁ。

  • 19二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:54:24

    後ろからチリソース渡してくるエル

  • 20二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 20:55:31

    ファインを見て思わず立ち上がるゴロー

  • 21二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:03:24

    >>13

    今回は理事長肝いりの商談だから時間が丁度いいのもあって許可したとか

  • 22二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:04:35

    店主「んで?お客さん、どれにする?」

    吾郎「あ〜そうですね、じゃあこの……(にんじん…パフェ?にんじんってパフェに入れるほど甘かったかな?いや、それよりもこのにんじんラーメンも見た目が次郎系ラーメンのもやしの山がにんじんの短冊切りの山になってる…だめだ、目移りするなら兎も角、前提知識が無さ過ぎて分からん)……」

    ????「あら、どうかなさいましたか?」

    吾郎「あー、えっと…いかんせん初めてなもので何を頼めば良いか判らなくて」

    ????「あぁ、…そう言う事でしたら!是非ともお勧めしたいものが有りますので一緒に頼んでみませんか?」

  • 23二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:06:21

    >>21

    入館証みたいなの出してるんでは?

    出入りの業者さんに社員食堂使ってもらうとか

    大学だと一般の人でも学生食堂使えたりするよね

  • 24二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:12:13

    敢えてのシンプルなラーメン。そう言うものもあるのか!

    実の所このトレセン学園のラーメン、気にはなっていた。全国的に見ても非常に高度な味の品質と名高いトレセン学園で作られる基本中の基本。それがどれほどのものか、御手合わせ願おう。では…

    吾郎「いただきm
    【誰かが横に何かをPON☆とくれたぜ】
    エル「フッ…お客サン…コレをかけると良いデスヨ…!」

    え…?赤くて毒々しいコレは…チリソース?

  • 25二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:13:21

    >>24

    エル。

  • 26二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:13:37

    エールー?

  • 27二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:14:29

    孤独グルメ特有のやけに濃いモブ客

  • 28二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 21:23:21

    え…ラーメンにCHILISAUCE…?

    エル「コレはエルがレースで勝利を掴む秘訣なのデース!辛いモノを食べ、ホットになったワタシの熱いハートをレースに思い切りぶつけ!終生のライバル、グラスワンダーを倒す秘

    ???「エル?お客さんに何を吹き込もうとしてるんですかー?」

    エル「  「 ケ ッ ッ ! ?」  」

    ???「…お外からのお客様ですよね。此度はエルが大変失礼致しました。」

    吾郎「あ、いえ…まだ何かされたわけでも無いですし…」

    KAMAKURA「いえいえ、エルが取り返しのつかない事をしかけた事実覆りませんから…ではコレにて失礼しますね」

    エルだったもの「Nooooo!!グラス!髪!髪は引っ張らないデェェ!ヒィン!?ししししし尻尾はもっとダメデェエエエエス!?」

    BUSHI「エールー?反省がまだ足りない様ですね?」

    嵐の様な一幕だった…

  • 29二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 23:52:22

    いかんいかん、麺が伸びてしまう。だが、まずはこのスープを味わおうじゃないか。では気を取り直して…
    吾郎「いただきます…」
    ズズ…
    おぉ…

     これは驚いた。脂増し増し、高級食材にモノを言わせた華美なスープなど、昨今のラーメン業界は正に群雄割拠の戦国時代。そんな中で待ったをかけるこの「らしい」醤油味!
     コクもあり、出汁と塩味の効いて、しかし旨すぎず、何回も食べに来たくなるこの絶妙な塩梅。店主〜わかってるなぁ〜…働いた後の癒しっていうのは、こういうモノを指すんだろうか。

  • 30二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 23:53:58

    いいよね、奇をてらってないふっつーのラーメン…

  • 31二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 23:57:09

    やべぇ、文章がうまいから腹減ってきた……

  • 32二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:04:16

    飯テロォ…

  • 33二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:05:19

    では次は…麺&焼豚と洒落込もうじゃ無いか


    ズッズズズ…

                         オ~イイタベップリデスネ~>F


    うんうん、コレ!これだよ…!スープがよく絡むこのちぢれ麺。平打ちや棒麺にも良いところはあるけれど、基本と言えばこのちぢれ麺。コレ無くして始まりには立ち返れない。基礎 オブ 基礎。でも極めるとそれは何者にも変え難い至高の味覚に立って辿り着ける。うおォン エンジン全開だ!俺は今やラーメン専門フードファイター!この良くタレの染み込んだ焼豚と一緒に食べ進めていく!箸休めのメンマも今の俺には心強い味方だ。


                       オオ…コレガシップウドトウ…!>F


    あんなにも堪能したと思ったラーメンもあとこの一口。名残惜しくはあるが…食べ切ってこその食の道。…うん。この充足感こそラーメンの醍醐味だ。

  • 34二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:12:38

    …おいしかった…が一つ大事な事を忘れていた。そうとわかれば善は急げだ。

    吾郎「あのーにんじんハンバーグも頂けますか?」

    店主「お、コレはウチの自慢のメニューだが、そうだね。さっき頼みそびれちゃったもんな。(人)並で良いかい?」

    流石にあれを見た後だと大は選べない。だがせっかくここまで来たのだ。…ええい、ままよ!

    吾郎「じゃあそれと、あとあの子たちが食べてる…あれの並を一つ下さい」

    店主「あいよ!ハンバーグにパフェの並両1つ!あんた良く食べる方なんだねぇ!」

    吾郎「いやまぁ…ハハハ」





    タイシン「え…人間にあんな食べられる人居るんだ…」

  • 35二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:27:06

    さっきまで居た大口(物理)のウマ娘の集団が食べ終わtら。このカフェテリアも落ち着いた雰囲気だ。
     思えば仕事の後、空腹音を部屋を出たばかりの秘書さんのお言葉に甘えて、特別に入れて貰ったが、これは来て正解だった

    さて、そんな中ハンバーグを待って居るわけだがー

    ???「あれー?見ない人だね!おじさんこんにちは!」

    ん?誰かに呼ばれたかな。誰だろうか。

    吾郎「えと…コンニチハ…君は…」

    ハルウララ「わたしはハルウララって言うの!よろしくねー!」

    こりゃ驚いた。地方を救った英雄と出逢えるなんて。今日の運勢、4位だったけど当てにならないな。

  • 36二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:35:31

    店主「いやぁごめんね〜、さっきの子達に食材ほとんど持ってかれちゃってね…何とか作るけども待たせるのも何だし先にパフェを出しても良いかな…?」

    ガーンだな。だが、あの生徒達が旺盛な食欲で一山二山とハンバーグを食べ尽くしたのを見た後だと納得せざるを得ない。ここは店主の言う通りにしよう。

    吾郎「はい、それで大丈夫ですよ」

    店主「なんか本当に悪いね。詫びでハンバーグに何かつけるから許してよ!あとパフェ、こっちはすぐにでも出せるから!」

    流石はこの大規模カフェテリアの主。話がわかる。

  • 37二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:40:04

    ウララちゃん「てんちょー!ウララもパフェほしーい!」

    店主「お、ウララちゃんも遠征から帰って来てたのかい!んじゃあそこの大食いのおじちゃんと一緒に食べてやんな!ハハハ!」

    吾郎「え…」

    なんてこった。有名人と席を並べることになってしまったぞ。前言撤回。カフェテリアの主、話がわからない。

  • 38二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:48:00

    『にんじんパフェ 通常サイズ』
    ・イチゴ、ブルーベリー、キウイにマンゴーキューブ状にくり抜いたスイカ、そしてそびえ立つ1本のにんじん。壮観
    ・生クリームとクッキー、アイスににんじんシャーベットの層が重なり合う学園名物
    ・本番前の選手が食べるとやる気の上がるあのスイーツに似たレシピだが、にんじん1本分お得感がある
    ・コーヒーゼリー、アイスクリーム入り。これは店主なりの詫びの印だろうか。甘味の波が押し寄せるパフェにおいて大事な波止場だ。

  • 39二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 00:54:03

    吾郎「おお…」

    見れば見るほどににんじんだ。しかしどう攻めれば良いのか。生憎俺は普通のホモ・サピエンス。聖剣の如く縦に刺されたコレの対処法がわからない。引き抜くか?いやこそげるか…?

    大天使ウララ「いっただっきまーす!!」

    そうだ。こう言う時は学習作戦だ。果たしてウマ娘達はどう食べるのか。興味…あります。

    ヒョイ

    あ、引っこ抜いて良いんだ

  • 40二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 01:11:03

     これに倣ってっと…甘い。でもコレは本当ににんじんか?と我が舌を疑いたくなる程に甘さを感じる。これは最早柿や琵琶ではと思っちゃう。これ本当に無料でいいの?         オイチイ!>H

     食感は…コリっとして、いわゆるにんじん。だけどなんだろうか、不思議だ。にんじんって奴のエグみが、食べ進めていくとじわじわと効いてくるあのエグみがまるで感じられない。

     にんじん一つでこれとは恐れ入った。 オジサンモオイシソウダネー!>H

     

    っと目移りしてるとパフェのアイスが溶けてしまう。よっし、こちらも食べ進めよう。

  • 41二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 01:36:00

    パフェ…パフェは此処は直堀だ。混ぜるという選択も有るには有るが、ここは敢えて男の子で行こう。    ガジガジガジガジ>H


     クリーム、クッキー、その下にマンゴーピューレと来たか。乾きと潤い、これが交互に来る事で味にメリハリが付いて、これが堪らない。

     添えられた粒揃いの精鋭フルーツ達と共にコーヒーゼリーにも歩を進めつつ、いざ行かん。未知の世界、パフェの底へ


    ザク…ザク… アレーキングチャン?ドーシタノー?>H

                  チョットウララサン⁉︎ギョウギガワルイワヨ!?>K

    おぉ、これは重畳。最下層のにんじんシャーベット。これが凄い。にんじんのコリッとした食感が変わってこれは最早新種のフレーバー!最後の最後に新感覚、憎いねぇ。


     …本当は〆のデザートとして頼んだが、これは寧ろハンバーグに期待が持てる、結果オーライだったのでは無いだろうか。

  • 42二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 01:56:29

     なんてことだ。ウマ娘基準だからと身構えていたが…特に問題なく食べ尽くしていた。
     凝り固まったにんじんの概念を一つ取っ払ったこの爽快感を味わった今、後悔する事は無いだろう。こう言うものを誰かに教えたい気持ちもあるが、独り占めしたいとも思う幸福感。本当にいい。

    GODウララ「おいしかったねー!」

    世代の王「もう…!ウララさんはもっとテーブルマナーを覚えてもらわないといけないわ。…あの、先程はウララさんがお見苦しい所をお見せしてしまいました。」

    吾郎「え?いやいや、食べ方を見せて頂きましたし、そこまでのことでは…」

    保護者modeKING「…甘味用のにんじんをそのまま手で食べる事は…そのマナー的に…」


    吾郎「え…?」
    あれ?

  • 43トレセン吾郎書き21/10/12(火) 02:24:02

    (睡魔に襲われたので一旦中断します)

  • 44二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 02:33:34

    乙です
    にんじんパフェ美味しそうに思えてくる

  • 45二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 02:51:12

    おつ!

  • 46二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 08:42:53

    ほす

  • 47二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 09:12:08

    閑話休題
    店主「ああ、そうだ。お客さん。出来上がってないのに呼び出しちゃって悪いね。さっきの詫びとしちゃあちょいと贅沢だが、今回は特別にこれを付けるよ。」

    吾郎「え、これって…」

    店主「ああ、3回限りだが、中央、地方のどのトレセン食堂でも注文できる特別待遇券だ。一般用からVIP待遇のメニューまで注文出来る。」

    おいおいおい、凄いもの、貰っちゃったぞ。

    吾郎「えっと…良いんですかね…これ、貰っちゃって。」

    店主「良いってことよ。職務上詳しくは言えねぇんだけど、つい最近までちょっと内部で大事があって、それが終わったらすぐさま海外出張。…一時期は表舞台でも疲労を隠しきれない程弱ってたんだが…今日の商談、並々ならぬ思いで臨んでたんだ。 昨日もあの席で『修繕!父上が大事にしていた書斎と応接室をリニューアル‼︎』って息巻いててな。…あの子があんなにも晴れやかな顔をしているのは久しぶりでね。」

    吾郎「あぁ、そうだったんですか…。確かに私も驚く位に『最高級プラン』を2つ返事で採用されて、流石に少し焦りましたよ…。」

    あんたには恩があるんだ、とそのまま押し切られてしまった。大切に使います。

     
     それはそれとして『採用!』の一言で、借りてた倉庫の一つが消し飛びかけた。最高級プランとは言っても…
     あれ、本来ウチで保有している高級インテリアを見せて、購買意欲を駆り立てて貰うための意味合いが強いからなぁ…。売り上げ的には暫く急ぎで働く必要の無いが、在庫的にはマズイ。だから流石に全てとは行かず、一部海外からの輸入や1、2ランク下げて貰うなど、異例の対応をしてしまった。

     理事長さん。お父さんは思い出の書斎を直して貰うのは嬉しいとは思うんだけど、ギラギラした部屋は望んで無いと思うんだよね。

  • 48二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 09:32:13

     言えば切り分け用の小皿は用意してもらえた…か。反省だなぁ。

     うん、これを機に初心に戻ろう。昔は海外で食べ方のわからない食べ物は、拙い言葉と身振り手振りを駆使してでも教わってたじゃ無いか。…知識や経験が増えた分驕ったなぁ、俺。


    ヴー‼︎ヴー‼︎

                       エ…カレーウドンテイショクウリキレ⁉︎ンナセッショウナ-⁉︎>T

    お、注文時に手渡されていたブザーが第3ラウンドの開始を告げている。よし、このままスリーセットストレートノックアウトだ。


    店主「お待たせ!こちらが当カフェテリア自慢のにんじんハンバーグだ、出来たてで熱いから気を付けなよ!」


    おお、あの子達が食べていた物を見た後だと流石に見劣りするが、これはこれで説明不要なビッグサイズ!これは期待が持てそうだ…!あ、そうだ。初心忘るるべからず、今こそ実践。


    吾郎「あのー…これってにんじんを切り分けるとか食べるとか、特別な食べ方とか有りますかね…?」


    店主「ん?食べたい様に食べればいいと思うよ?」

                                ナンヤテイナリィ⁉︎>T


    あんれ?

  • 49今日も何処かでタマの悲鳴が響く21/10/12(火) 09:34:57

    仕事前の投下完了!暫くサラダバー‼︎

  • 50二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 09:44:03

    再現度高くてめっちゃ面白いわ
    こういうのがいいんだよこういうのが

  • 51二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 09:48:08

    孤独のグルメでクロス物の同人誌描いてる人ウマ娘で描いてくれないかな、艦これはあったし

  • 52二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 10:03:02

    >>42

    ウラキング良いですわ〜

  • 53二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 10:50:18

    また食べたくなる味って大切だよな〜…て思った。わかりみ…

  • 54合間に投稿マン21/10/12(火) 11:56:20

    閑話休題2前編

     すっご。あの人…。ラーメンを食べた後なのに、パフェもあっさりと平らげてた…。アタシにはとても無理だと僻んでも仕方が無いが、それでもラーメン1杯で太り気味になり掛けるし、そもそも一人で食べ切れるかも怪しい。

     どうしてこうも極端なんだろ。ふと何とか食べようと伸ばしていたスプーンを、半分も減っていない小盛りのパフェからゆっくりと遠ざける。…そりゃ食べられるなら食べ切りたい。だけど進まないものは進まない。掻き込みたくても胃が受け付けない。


    「大丈夫かタイシン。まだパフェ小盛りは時期尚早だったと思うのだが。…やはり強引にでも止めるべきだったか」

    「ターイシン!無理そうだったらアタシ達も手伝うからさ!無理は駄目だよ!」


     反射的にムッとする。うっさい。これ位、食べられるし…ウプッ…というかチケット、アンタこれ食べたいだけでしょ。よだれ垂れてるし。


    「あれ、タイシン?大丈夫?いつもより量が多いんじゃない!?」


     その声に対し振り向くと、そこにはアタシより背の低いほぼ女の子な女性、…アタシのトレーナーがぴょこぴょこと近づいて来た。

    「あ、タイシンのトレーナーさん!」

    「私達も食後のデザートはまだ早いのではと忠告はしたのだが…。」

    「う…うるさい!」

    また眉間に皺を寄せてしまう。                 ウーララー♪>

    「もう!確かにタイシンは糖分とカロリーを取るのは大事って言ったけど、それよりまずちゃんと牛乳を飲まないと大きくなれないよ!カルシウムだよ!」


     ホネモガンジョーニナルンダカラ!と言う彼女は、ヒョイヒョイ太腿を上げて見せる。小動物か。……この前「毎日のように飲んでたよ!飲んでたんだよ゛ぉ゛お゛…あううぅぅ…」って喚いてたアンタにだけは言われたくないんだけど。

  • 55二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 12:01:14

    何ぃ!?タイシンより小さいトレーナー概念がここにも!?

  • 56合間に投稿マン21/10/12(火) 12:04:00

    (あの概念で浄化された身なんで、せっかくなので登場して頂きました。)

  • 57合間に投稿マン21/10/12(火) 12:55:11

    閑話休題2後編

     その後、軽く幼稚な言い合いをした後、しかめっ面になっていたアタシは苦し紛れに主張をした。

     「それで、トレーナーは何しに来た訳?まだアタシ達は自由時間の筈だけど。」

    「それはそれ!これはこれだよ!タイシンの身体はデリケートなんだから、体調管理に時間は関係無し、だよ!」


    うっ。…隣の寮長のアマさんやルームメイトのクリークさんにも心配掛けてしまってるのもわかってる。…クリークさんに至っては今年度で卒業だ。彼女らに要らぬ心配をかけまいと背伸びをして、それで度々こうなってたのは、…そうとしか言えない。


    「あの時だって、本当は怖かったんだよ…。」


     空気が変わった。普段の彼女の持つ明るい雰囲気から打って変わって、哀しい表情をする。

     「血を吐いて運ばれて来たあの時…。止めようとして、それでもアナタの意志を尊重してそのまま送り出すことしかできなかったけど…本当は、ほんとうは怖くて仕方がなかったんだよぉ…グズッ」

     

     『アタシに何も無くなっちゃうから。』あの時、必死にもがいていたアタシの小さな叫びが、あの言葉が彼女の心に、アタシの想像以上に突き刺さっていた。 

     もう2度と走れ無くなるんじゃないか、最悪、もう二度と控室に帰ってこないんじゃないかと何度も不安に駆られていたと、彼女は泣きじゃくりながら続ける。

                         フッ チケット…サキニイコウカ>ハヤヒデ

                           エ?ハ、ハヤヒデ?アアアア…>チケット

    思い返すと、彼女はアタシが体調を崩した時、いつも最優先で駆け込んで来ていた。…無理させてたんじゃないか、と罪悪感を覚える。

    「……ごめん」

    「…いいの、タイシンはちゃんと戻って来てくれたから。今もこうやって元気でいてくれてるから。…こっちこそごめんね!こんなにしんみりさせちゃって!」


    無理な笑顔はやめて、お願いだから。アンタにだけはそんな笑顔をされたくない。


    …ふと半分行ったかどうかのパフェに目をやる。

     「ねぇ、じゃあさ。これ、食べるの付き合ってくれない?それでアタシはチャラにする。」

    「ほえ?」

    「〜〜!2度も言わせんな!体調管理に時間は関係ないんでしょ!?」


     

    ー君達だけの時間、今は誰にも邪魔はさせないさ。しっかりやるんだぞ、タイシン。ー

  • 58合間に投稿マン21/10/12(火) 12:55:50

    仕事再開じゃ!じゃあな!!

  • 59二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 16:58:34

    ほしゅ~

  • 60二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 19:47:50

    閑話休題3
     ムッフッフー!拉麺!ソーメン!彼イケメン!!いつでも私は絶好調!アナタの愛バ、マチカネフクキタルです!!今日は新生キャロッツの皆様と顔合わせと引き継ぎをする為に色々と忙しなく駆け回っていました‼︎いやぁ〜皆様お疲れ様でした〜!ほんと、この日を迎えたと思うと…涙がちょちょぎれて参りますねぇ…!
     
     …思い返せば、随分と遠くまで来たものです。タイキさんがスズカさんを引き込んでくれたり、ウララさんが心配でキングさんが来てくださったり。
     いきなりアオハル杯のゴタゴタに巻き込まれていつの間にか参加してたファインさんとキタちゃんだったり。
     そもそもチームリーダーになってくれる人を探さなきゃ行けなかったり!
     それで地方から来たと言う迷子の青年少女に声をかけたらそれが後のリーダーオグリさんになったり!だったり!!!たり!タリ!タリ!

     アレ?…随分と波瀾万丈な開幕じゃありませんかね、コレ。よく空中分解せずに優勝出来ましたね?コレ?
     …確かにオグリさんがリーダーに定まってからは、順調に勝利を重ねることが出来ました。いやー、でもアレですよ…3戦目のチームに勝てたと思ったら、その相手チームメンバー&トレーナーさんがまるごと全員入ってくるとは思いませんでしたよ!?ホント何考えてるんです⁉︎ナハハじゃ無いですよタマモクロスさん⁉︎イナリさん⁉︎スーパークリークさんもあらあら〜じゃ無いですよ⁉︎参加人数飽和しかけたんですからね⁉︎んもぉ〜!
     
     とほほ〜…。ワタシこんなキャラじゃなかった気がするんですが…
     でもでも!それでもやっぱりみんなと走り切ったこの3年間は、本当に、本当に得難き経験でした。この意見は曲げるつもりはありません。それに、当初はいがみ合ってたファーストの皆さん、理事長代理の理子さんとも仲直りできましたし、コレは大団円と呼んでも良いので無いでしょーか!
     終わりよければすべてよし!以上!総括のマチカネフクキタルでした!
    パチパチパチ…
    CLAP!CLAP!CLAP!

    有難うございましゅ…ライスさんとタイキさんの優しさが胸に沁みる…トレーナーしゃあん…もうヘロヘロでずぅ…アナタの愛バが愛を求めています〜…ハグをください〜

                     ガシッ

    マ゛ッーーーーー!?ギニャーーーー⁉︎ワハーー!?ナジェーーーーーー⁉︎

  • 61今日も今日とてアイアンクロー21/10/12(火) 19:49:53

    休題投下完了!本格的な再会はもうちょっとだけ待って欲しいんじゃ。

  • 62吾郎、トレセン学園に立つ21/10/12(火) 20:44:05

    『トレセン学園名物!にんじんハンバーグ』
    ・大変ボリューミーなハンバーグ。未来の三冠バ、ナリタブライアンも一推しの肉肉しさ!まさにキング・オブ・ハンバーグ。存分に喰らい尽くせいッッ!

    ・またもや刺さる、直立不動のにんじん。だが見た目以上に柔らかい出来上がりだ。驚くほど容易くナイフを入れることが出来る。この柔らかさでハンバーグに刺しても崩れない、職人技が光る一品。

    ・左に添えられたブロッコリー、とうもろこしとほうれん草の炒め物。茶に染まりやすい肉食で貴重な食物繊維。目の保養にもいい

    ・出来立てであると高らかに主張する熱々のデミソース。店長自慢の逸品だ。溢れる肉汁と混ざり合い生まれる禁断の味は、まさにマーベラス!

    ・スパゲティ・ナポリタン。こちらも出来立てと言わんばかりに熱々だ。全体的にしょっぱめな一皿の中で、甘めに味付けがされている。ありがたい。

  • 63吾郎、トレセン学園に立つ21/10/12(火) 20:59:24

     うわぁ、凄いことになっちゃったぞ。見劣りする、とは言ったが、あれはウマ娘様目線での話。人間様に言わせれば、コレはちょっとお高いファミレスで見る、頼むのを少々躊躇いそうなビッグサイズ。余裕で350gは超えてるな。


     しかし、コレに怯んではいられない。ーなにせ相手はフェザー級とは言え、世界チャンピオン。油断をしたらあっという間に畳みかけられ、試合終了のゴングを鳴らされる。

     

     まずは、このにんじんを切り分けよう。そうしよう。ーコレは当たりだ。ナイフの刃を横に当てた先から、まるで程々に室温に戻ったバターを軽く切り込んだ時の様にさっくりと円形に切れていく。よし、これでいいだろう。

     次は…まだ熱気を纏って構える、このハンバーグに、とうとうナイフを入れていく時が来た。では早速入刀だ。いざ勝負。

     これだよこれ。ナイフを入れた途端、もう抑えられないと言わんばかりに溢れる肉汁。堪りませんなぁ。


                   …トレーナー、クチアケテ>NT

                  ハーイ(ポフッ) フフッ アリガト♪>タイトレ


     半分に大きく切り拓いた筈のハンバーグが肉汁を更に滴らせて来た。まだ本気ではなかったと言いたげだ。能ある鷹は爪を隠す言うが、ハンバーグは肉汁を隠すのか。コイツは強敵だ。

     こうなってはこちらも本気で挑まねば、「無作法と言うもの。」何かの漫画でチラっと見たが、今はとにかくそんな気分だ。俺は今から臨戦態勢。これから不退転の覚悟で挑むのだ、吾郎。


                     ウヒョォォオ!!タイシンサントトレーナーサンノパフェデート…!ナ、ナンテマブシイノ⁉︎アッダメ…ココロガツライ!トウトスギテタマシイガ……フゥ。ソクシデスンダゼ…>@D

                      ドウシタキュウニ>ドウシ

  • 64吾郎、トレセン学園に立つ21/10/12(火) 21:16:38

     美味い。とてもウマい。例えるのも億劫になる、ド直球のウマイが俺を襲う。肉を頬張るとその度に肉汁を決壊させて来る。なんて強烈なダイレクトアタック。小細工は不要、とでも言いたげだ。


     フォークで刺す手が止まらない。ナイフで切る手も止まれない。俺の頭が止まる事を拒否している。もっと寄越せと口が求める。うおォン!本日二度目のフードファイターだ!もう誰にも俺を止められない!さぁ、タイマンだ!

                   (アノヒトスッゴイネー)>タイトレ

                  (…アノヒトパフェトラーメンモタベテタ)>NT

     だが苦し紛れに掻き込む、エンタメの様な雑多な挑戦ものじゃあない。コレは挑みながらもその時々で起こる偶然と必然を愉しむ、さながらトライアスロン。そして時間制限はない。味を噛み締め、脇役の副菜達を味わい、ソースと肉汁で変幻自在に味を変える奇術師ナポリタンに舌鼓を打つ。デミソースの支配的な味にも負けない、むしろ甘さを引き立てるこの健気なにんじんが愛おしい。俺はもう、コイツらに夢中だ。


              (オオ…スゴイペースデスヨトレーナーサン…!ヒトハミタメニヨラナイモノデスネ!)>フンギャロ

              (ス…スゴイネ!ライスミタイニイッパイオイシソウニタベテタヨ!オニイサマ!)>純米

              (エエ、ソウデスネ。スルベキコトモモオワリマシタシ、ミンナノブンノアンミツヲタノンデキマス)>ライトレ

              (フク、ソウイッテテヲカラマセヨウトスルノヲヤメナサイ)>フクトレ


                 \ギニャーー!!/


     ああ、楽しい時間はいつも俺より先にどこかへ行ってしまう。あれ程大きかったアイツも、残すはこの欠片のみ。ここまで接戦を繰り広げた相手だ。最後の一欠片も残さず綺麗に頬張り、有終の美を飾ろう。



    吾郎「ご馳走様でした…」

  • 65二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 21:47:16

    ホント美味そうに食うなぁ…

  • 66二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 21:55:49

     いやぁ、本当に堪能した。にんじん一つと言っても、ここまで変わるものか。見知っているの筈なのに妙にわからない、そんな不思議な世界を渡り歩く、そんな気分だった。

                     🕓

     ここがウマ娘達が己の実力を磨くグラウンドか。広いなんてもんじゃ無いな。中々機会がないから熱気はわからないが、選抜レースで盛り上がる、そんな光景もいつかは見てみたいものだ。

                      レーメンソーメン‼︎ヒヤヤッコー‼︎

                 ギャーッッ‼︎ワタシノセリフデアソバナイデクダサイヨー⁉︎>謎のOB

     ??「おや、それは…学園外の入場許可証。入学シーズンを過ぎた今、この時期に珍しいですね。もしかして…貴方が理事長が言っていた貿易商の方ですか?」

     

    おや、この人は誰だろう。確か、新聞で見た覚えが…


    ??「初めまして。私はオグリキャップの専属トレーナーをしている者です。あと…恥ずかしながら、一応<キャロッツ>の元チーフトレーナーでも有ります。」


     オグリキャップ?キャロッツ?今、サラッととんでもない情報がふたつも飛び出て来たぞぉ。身構える間も無く顔面ストレートを食らった気分だ。

     

     キャロッツは俺も知っている。同郷出身のトレーナーとウマ娘が率いたと言う、アオハル杯優勝チームだ。最強格と謳われた<ターフクイーンズ>、<ファースト>を下し、伝説的な活躍をしたチーム。要約するとそんな感じだった気がする。

     シンボリルドルフをハナ差で追い抜き、勝利を飾ったオグリキャップの主将戦は、詳しくない俺でもその道の顧客からよく聞く程だ。尤もそのオグリキャップの顔を俺は知らないのだが。


     …今目の前でトレーニングをしている彼女らは。


    オグリトレーナー「今日正式な引継ぎが済んで継承した、2代目のキャロッツです。私は初代としての役目を終えたので、今は新しいリーダーとチーフのサポートをしつつ、オグリの体調管理を主に請け負ってます。」

                      ミンナー!1バンメザシテペースアゲルワヨー‼︎>Ds

                    ウワーッ‼︎スカーレットニユウトウセイスイッチハイッター!?>Vo

                フンギャロ!フンギャロ-‼︎ Oh!フクガタオレマシタ!?

  • 67二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 22:06:17

     ははぁ、ここで未来のスター達は育っていくんだなぁ。…いつかまた去年の様な熱い戦いを魅せてくれる大スターが生まれるのだろうか。


    オグリトレーナー「いつか、私たちを超える子達が出てきますよ。絶対に」


    すごい自信だ。

                            Nooooo!トレーナーサン‼︎エルヲタスケテホシイデエェェス‼︎>エル             

                            エ、エルチャンガマタチュウヅリニサレテル⁉︎>スペ


    オグリキャップ「トレーナー!ストレッチにウォーミングアップ、予定通りに終わったぞ。…ん?その人は、確か…。」


    え、さっきカフェテリアでドカ食いしてた子…彼女がオグリキャップだったのか…これぞ灯台下暗し。

  • 68二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 22:07:34

    にんじんハンバーグ弁当をお出しした店に行ったのかと思った

  • 69二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 23:15:22

     一世を風靡した大スターとそのパートナーに見送られると言うサプライズ…心臓、飛び出るかと思った。

     そういえば。厨房の奥で稼働してたあの大きな物体。ここにきて思い出すとは。同業の仲間が言ってたな。「あそこは兎に角大型圧力鍋の注文が多いんだ」。
     そりゃあそうだよな。あんなにも太いにんじんを短時間で、しかも大量にってなったら、これしかない。
     …貿易商の俺からしても、これはありがたい話だ。お陰で経済回って大助かり!なーんて。


     もし次があったら、また食べに来よう。お昼ご飯、ご馳走様でした。


     ああ。そう言えばこの許可証、返却しないとな。少し遠回りだが、受付に持って行こう


    『「要望!君にはまた相談に乗って貰いたい!」との事ですので、次のご来訪の際に受付で申し付けていただければ、その時にまた改めてご案内いたします。』
    スマホの向こうで秘書さんが苦笑いをしているのが目に浮かぶ。次回の予約があっという間に完了してしまった。理事長、決断が早い。

     それはそれとして参ったな。次に備えてカタログの更新、しないと。…そう遠く無い日にまた来ることになりそうだ。ええと、早速ハンガリーの西田か沢口に連絡を入れよう。……
    …………
    ………
    ……




  • 70二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 23:17:49

    ラストでエンドロールと一緒にイッ♪ノッ♪ガシラ♪って聞こえてきそうないいSSでした…

  • 71二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 23:36:46

    おつ!
    いい孤独のグルメスレだった

  • 72ssガチ初心者もとい>>921/10/12(火) 23:52:34

    見て下さった方々、そしてこのネタをスレとして出力してくれたスレ主様に感謝を。ありがとう御座いました。ssは初めてだったのでうまくいく自信が全くなかったけど完走しきったからヨシ!な気持ちです…

    ちょっと駄弁ってしまったけど、ここまで見て下さり、本当に有難うございました!

  • 73ssガチ初心者もとい>>921/10/12(火) 23:53:50

     あ、ここから下はめっちゃくちゃな駄弁りモードになります。

     まずエルのチリソースネタを投下してくれた>>19兄貴にも感謝を述べたい。ぶっちゃけあれで最後までの流れが瞬間的に決まったから!ほんまサンキューネ!

     そして>>68兄貴の鋭い指摘に内心「ゲェーーーッ!!」ってなっている私が居る。ふ、ふふ…途中から書き込み始めたから最序盤から修正できなかったんだよね…。ゴメンナチャイ‼︎

  • 74二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 23:54:37

    すばらしいSSだった……不思議な感動を覚えている

  • 75二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 23:54:38

    いやぁーよかった、BGM脳内再生余裕でした
    腹減ったなぁ……

  • 76ssガチ初心者もとい>>921/10/12(火) 23:55:19

    まぁ、誰かの褌巻いて相撲取ったか結果だから…その許してくれぇえええええ!
    あ、質問あったら受け付けますん

  • 77ssガチ初心者もとい>>921/10/12(火) 23:56:47

    ちなみに、最序盤も書き起こそうと思えばできるけど、需要あるかは知らんのでまだ書いてない!です!

  • 78二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:22:14

    とても美味しいスレだった……夜食食べてたからちょうど肴によかったよ

    いいSSをありがとう

  • 79二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:27:48

    にんじんハンバーグを食べたくなる良いSS

    お疲れ様でした!

  • 80>>921/10/13(水) 10:37:41

    なんか最序盤が無くてムズムズしたのでやっぱ書き殴ります…
    (先人の書いた分に倣ってたけど、そろそろ「五郎」に戻して良いよね?)

    『孤独のグルメ:番外出張編 府中市 名物パフェとにんじんハンバーグ』

    ……
    ………
    ー次は、府中、府中ー

    そろそろか。今日の取引相手は【日本ウマ娘トレーニングセンター学園】、通称トレセン学園の理事長、秋月氏直々ときた。あのURAが直轄管理をする養成機関のトップに御お呼び出しとは、…ふっ、俺も偉くなったもんだなぁ。………竹中の奴、ー後で覚えてろォ?

                         🕓
    「……はい、井之頭五郎様ですね。お待たせ致しました!この許可証をご持参の上、正面入り口より奥へお進み下さい。緑色の制服が目印の職員、駿川が待機しておりますので声を掛けて頂ければ幸いです。ここまでで何かご質問は……はい、では井之頭様、行ってらっしゃいませ!」

     流石はトレセン学園。外来受付の人の受け答えもハキハキして居た。えーと、パンフレットによると…外来用入り口がここ、この並木通りを真っ直ぐ、か。んで十字を左、っと…おお〜こんなウマ娘の大所帯、初めて見た。どこかの大御所チームだったりするのだろうか。
     
     先頭を歩く2人の芦毛の少女に率いられ、それに連なる黒・栗・橙・そしてピンク。色彩豊かな大集団だ。この珍しい光景を少し眺めていたくもあるが、それはそれ。でもちょっと見てたいから歩くペースを少し落とす。多少迷う事を想定して、余裕を持って来たから、これ位は大丈夫だろう。

  • 81>>921/10/13(水) 11:57:33

    ??「あ!もしかして…あの、ご商談の件でご来訪のお客様でしょうか?」

     入口は愚か並木通りにも達していないのだが、本当に緑一色の制服を着込んだ女性いる。どうしたんだろう、少々忙しなく小走りしてる様に見える。…華奢そうに見えるが、俺はこの人は鍛えてきた側の人だと思う。早歩きをして居た時、体幹がほぼブレていなかった。流石は養成機関、職員もレベルが高い。…足の動きが少しぎこちなく感じたが、そう言う事への詮索は野暮だろう。

    五郎「はい。私、今回書斎家具のご紹介とご提案に参りました、井之頭と申します」

    駿川「ご紹介の程、ありがとうございます。私、トレセン学園の理事長秘書の駿川と申します。本日は遠方より遥々御足労いただきありがとうございます。」
     きっちりした角度でお辞儀をして来る彼女に合わせて俺もお辞儀を返していた。というか秘書さんだったかぁ。凄いなこの人。

  • 82>>921/10/13(水) 11:58:33

     (そんなこんなで社交辞令を交わしながら入り口まで案内をして貰っている訳だが。)

     駿川さんが言うには東京ドーム十数個分に相当するトレセン学園では、俺みたいな個人で来た外来の客は、割と高い頻度で迷子になるそうだ。だから彼女が外来受付付近で待機している訳か。受付の人が駿川さんに嗜められていた。大型施設ということもあり、取引相手は大体は大型の業者だ。個人、小規模の業者対策は後回しにせざるを得なかったと予想出来る。…多分、これも最近試行されたのだろう。

                                モウ!ワタシハスグソコデマッテルッテイッタジャナイデスカ!>ハヤカワ

                                  モ、モウシワケアリマセン>ウケツケノヒト


    ??「たづな!例の商談、どうなっているのだ!?ワタシは待ちきれん!」


     何だ何だ。ドタドタと背の低い少女が駆け寄って来たぞ。彼女は…あ、今回のお客様、秋月やよい氏だ。


    駿川「理事長、此方のお客様が本件のご担当の井之頭様です!」

    秋月「何!それは重畳!!」五郎「あ、お初n「歓迎!!私がこの学園の理事長、秋月やよいである!!今日は宜しく頼む!」五「は「慇懃!!疲れた事だろう!たづなよ!控室にてお茶菓子を出してやるのだ!」g「あn「瞬足!私は最終調整をして来る!」


     わぁ、挨拶をノータイムで遮られたぞ。そして目にも止まらぬ速さで走り去ってしまったぞ。…駿川さんも苦笑いしている。仕方がない、正式なご挨拶は商談の時までお預けだ。

     それにしても何が原因だか分からないが、掛かりすぎではないだろうか。若くしてこの学園の長として鎮座する豪傑、と聞いている。別口で取引相手の商売仲間が言うには少し独走気味なのが玉に瑕、らしい。それにしてもすっごい声量だったな。

  • 83>>921/10/13(水) 16:57:04

    閑話休題4.5
    ~デジたんは静かに語りだす~
     むっほほぉ!!今日も世界は輝きに満ちている!タキオンさんのトレーナーさんもそうですが、今日は輝かしい、忘れられない一日になりそうです!それは一つの栄光の終わり、そして次世代の新たな旅立ちの日…!はあぁあぁぁあ…デジたん、緊張して倒れてしまいそうです…!

     じゅるりら…(気さくな挨拶)今日も元気そうで何よりです、トレーナーさん!ええ、ええ!そうですとも!何せ今日は大事な引き継ぎの日ですからね!フッ…先代の意志を継ぎ、質実剛健の道をゆくも良し。はたまた未知の挑戦者を求めて敢えて先を走り続ける果てなきbattlecry…それも良し。どちらも険しい道のりになるでしょうが、あの娘達がどちらの道を選んでも、デジたんは決断を肯定します。船出を祝福するのが先輩って物でしょう!(キリッ

  • 84>>921/10/13(水) 17:01:11

     え?デジたんですか?…そうですね。トレーナーさん…本題はコチラですよね。多分ですけど、あたしにとって一番大事な一年になるって理解してます。…はい。昨年、キングさんからとても大切な事を教えて戴きましたから。踏まえてのトレーニング、目標設定含め、覚悟は出来てます。…勝ち上がる度に脚が鈍る責任の重さ、推すことと矛盾する、走り続ける意味。この2年で散々悩み抜きました。だから、走れなくなった娘達の分、あたしは走り続けます。

     2年、ですか。ニネン…あ゛ぁ゛~~!本当に2年経ってるんですか!?こんな私を2年も見てくださってたのですよね…!?正直苦行じゃありませんでしたか?トレーナーさんは…あたしの推し活、否定しませんでした。…でもでも!それでも限度ってものが!…え?本当に…?飽きなかった?知らなかった新しい楽しみを教えてもらえた…?〜〜〜ッッ!!やはりトレーナーさんはデジたんの最高の相方【せんゆう】ですぅぅ!!フクキタルさん的に言うならソウルメイトですぅう!!あ、いや…あの方程ツッコんだ意味では無いですけど…出過ぎたマネしちゃいました…ナハハ…
     むっ!皆さんご到着ですよ!ンヒョー!!さぁさぁ、行きましょうトレーナーさん!今から起きる歴史的な邂逅、その立会人として立てる幸せ!このデジたんアイの網膜に焼き付ける時がッッ!恐悦至極の極みで気絶したらこのタキオンさん印の気付け薬を口に流し込んででも叩き起こしてください!!この前みたいにワザップタキオンして良いので!!
     
    さぁ参りましょう、同志!尊みは鮮度が大事ですので!むっほほぉ!!希望の未来にぃぃい!レディー、ゴー!!

  • 85>>921/10/13(水) 17:01:47

    何書いてんだ俺

  • 86>>921/10/14(木) 00:17:08

    取り敢えずこれで最後のレスにするけども…スレ立てして、番外編で「オグリのグルメ」でもやってみようかしら…?構想は考えてあるけど即日はは無理そう

    それはそれとして、なんか途中から自分のスレみたいに書き込みまくっちゃってホントにすいませんでした…

    立つ鳥跡を濁せねぇえええ……!!

  • 87二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:22:13

    >>80

    (ここだけの話やよいちゃんの苗字は秋月ではなく秋川)

  • 88>>921/10/14(木) 00:56:25
  • 89>>921/10/14(木) 00:57:20

    >>87

    誤送信失礼致しました。そして

  • 90>>921/10/14(木) 00:58:32

    精査が…精査が甘かった……!!ss主、猛省……!!

  • 91二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 06:46:05

    面白かったー!!

  • 92二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 09:01:20

    >>91

    アリガトウ…感謝…!圧倒的感謝……!

  • 93>>921/10/14(木) 09:03:48

    うわコテ外れてた…!グワーッ!!サヨナラーッ!!

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