- 1二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 23:38:14
生徒会活動中、会長は時々生あくびを嚙み殺している。
寝不足なんだろうかとも考えたが、肌つやはむしろ健康的になっている。
「あの、会長……お疲れでしたら少しお休みいただいても」
「む、すまない。心配をかけてしまったな」
気恥ずかしそうに頬をかく会長。
しかしすぐにぴしっと背筋を伸ばす。
「奇異荒唐とも言われかねない“行程”の途中だ。“皇帝”として気を引き締めなおさねばな」
あっ。
ちらりとエアグルーヴ副会長のほうを見る。
目を閉じてため息をついていた。
「……では会議は終わりにする。それぞれ自分たちのトレーニングや学業に戻ってくれ」
生徒会室から退出する。
しばらく廊下を歩いてから筆箱を生徒会室に忘れたことを思い出した。
たったったっと来た道を引き返す。
生徒会室には誰もおらず、私の筆箱がテーブルにぽつんと忘れ去られていた。
筆箱を手に取ると口が開いていたのか、消しゴムがこぼれ落ちて会長の机の下まで転がってしまった。
むむうと少し頬を膨らませながら会長の机の下に潜り込む。
するとがちゃりと扉が開く音がした。
「……すまないなエアグルーヴ」
会長の声。
それにエアグルーヴ副会長もいるみたいだ。
とりあえず出ていきにくい空気だ。
「会長……いい加減ダジャレを合言葉にするのはやめにしませんか？」
「起居動静の中で使えそうなものがそれしか思いつかなかったからな」
「……ダジャレを言いたいだけではないのですか？」
なんの話だろう。
床にへばりついて机との隙間から覗き込む。
そこには。
頬を赤らめながらお互いの指を絡ませ合う二人がいた。
そして二人の距離がだんだんと近づいて─── - 2二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 23:38:26
なにを見ている？
- 3二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 23:39:53
会長の育成中30回復を4連発ほどされたので、無理やり理由をつけてみました
今日は掲示板が不安定みたいなのでこれだけにしておきます
お目汚し失礼しました - 4二次元好きの匿名さん21/10/11(月) 23:59:00
ルドグルいいね…