- 1二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 06:55:53
「さあさあっ!なににいたしましょうファインさん!?」
カワカミちゃんが興奮しながら目を輝かせている。
「そうだねえ……私、駄菓子屋さんって初めて来たから」
カラフルな飴玉、串についた衣やイカ、個包装されたなんらかのお菓子……。
そういったものが各々のやり方で商品棚に並んでいて、どうにも目移りしてしまう。
悩んでいるとカワカミちゃんがなにかを思いついたのか店の出入り口に歩いていった。
そしてアイスやら氷の入ったボックスから商品を一つ取り出した。
パッケージには薄緑色の四角形に近いものが描かれていた。
「せっかく二人で来ましたし、これなんていいと思いますわ!」
お金を払って店先のベンチに座る。
一つしか買っていないが大丈夫なのだろうか。
カワカミちゃんが袋から取り出したものには二本の棒が刺さっていた。
「ねえ、それってどうやって食べ……」
「しいっ!少し集中させてくださいませ……!」
真剣な表情のカワカミちゃん。
まだ暑さの残る太陽が照り付ける中、謎のアイスらしき物体とそれに刺さっている二本の棒を持ったカワカミちゃんの対峙が続いた。
そして。
シャワッ。
アイスが二つに割れた。
「……!やりましたわ~っ!キレイにぶち割ってやりましたわ!」
「えっ、そんなに難しいの?」
「ええ!自慢ではありませんが私がきれいに等分できるのは五回に一回程度ですもの!」
「へえ~、難しいんだねえ」
感心しているとカワカミちゃんに片方を差し出された。
受け取って二人で食べる。
なんのてらいもないソーダ味。
でも二人で同じものを食べるという感覚は、心まで甘さが染み渡る気がして。
「おいしいですわねファインさん!」
「うん!」
今度また誰かと一緒に食べてみたいな。 - 2二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 06:57:06
育成中結構絡んでいたので
最近ダブルソーダ見ないなあと思って調べたらもう4年以上前に販売終了になっていたんですね
お目汚し失礼しました - 3トレセン吾郎書き21/10/12(火) 08:01:04
- 4トレセン吾郎書き21/10/12(火) 08:02:14
良いもの見せてもらったので創作意欲が戻ってきました。おっしオラやるぞ!
- 5二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 08:03:46
はー尊い…
アイスの棒になって眺めてたい… - 6二次元好きの匿名さん21/10/12(火) 08:04:23
カワカミさんかわいいよね