- 11 22/08/29(月) 21:48:05
- 2二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 21:49:11
ハローさんSS!
これは期待 - 3二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 21:49:28
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- 41 22/08/29(月) 21:50:58
【お出かけ:静かの海、君はコリンズ?】
URAファイナルズを担当と共に制してしばらく経ったある日の午後。今日はライトハローに誘われて美術館に来ていた。
「最近はトレーナーさんも私も色々と忙しかったから……さっ。早速展覧会を見に行きましょう!」
促されるまま、展覧会の会場に足を踏み入れる。
「今は若手アーティストの作品を集めた展覧会をしているそうです。館全体が以前来た時とは違って見えますね」
『なるほど……』
「視線だけでなく足の誘導も考えられてますね。流れがとてもスムーズです」
「ここの照明はすごく効率的……電球が少ないのを逆に活かしています」
小声であれこれ話しながら展示を見ていると、ある風景画の前で足が止まった。
───まるで見えない力に引き止められるように。
『素敵な作品ですね』
「はい……」
言葉もなく、しばらく二人で「森の中」という絵を見つめていた。 - 5二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 21:53:50
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- 61 22/08/29(月) 21:58:05
「さっきの絵、凄かったですね!」
『すごく癒されました』
あの絵を見た時、引き込まれるような色使いに圧倒され息を呑んでいた。淡く、深く、「森の中」というタイトルに相応しく、本当に森林浴をしているかのような気持ちになった。
同じ画家の作品が他にも何点か出展されていたが、どれも美しく感動的だと思う。
『あの画家の絵は不思議と心が落ち着きます』
「そうですね!その気持ち分かります。私、あの人の絵がとても好きなんです。トレーナーさんはどの絵が一番気に入りましたか? 」
自分が一番気に入った絵は───
Ω「森の中」
“Ω 海の絵”
Ω 山の絵
静かな水面と白波を描いた海の絵だった。
「ああ~、わかります!静かな海面に、微妙な波が映えて……私も癒されました」
しばしの沈黙の後、ライトハローが口を開く。
「──あのっ、この後、一緒に行きたい場所があって……トレーナーさんに見せたい景色があるんですけれど……」
『ぜひお願いします』
断る理由もない。快諾すると、ライトハローの表情がぱあっと明るくなる。
「では、もう少し休んだら出発しましょうか。案内は私に任せてくださいね!」 - 71 22/08/29(月) 22:01:48
しばらくして着いた場所は、海の見える展望台だった。周りには誰もいない。
「ここは私が学生の頃よく来てた場所で……。ここからだと海がよく見えるんですよ。ほら、見てください!」
柵に手をかけて身を乗り出しながら言う彼女の指差す方を見ると、夕日に照らされた町の輝きと、キラキラと光る水面が見えた。
「綺麗でしょう?私、この景色が大好きなんです。ここに来る度に胸がいっぱいになって泣きそうになるくらい……」
彼女はそのまま黙ってしまった。何か考えているようだ。 - 81 22/08/29(月) 22:02:50
ややあって、意を決したように口を開く。
「……トレーナーさん、最近無理してませんか?」
『はうっ!?』
全て見透かされていた。思わず動揺してしまう。
「……今日のあなたはとても悲しそうに見えますよ」
『そんなことは……』
「あります!ずっと一緒だから分かるんです。今のあなたは、とても辛そうで……」
「私は、あなたの支えになりたいです。辛い時は寄りかかってください。頼ってほしいんです」
彼女の目には涙が浮かんでいた。必死にこらえているが、今にも溢れそうだ。 - 91 22/08/29(月) 22:06:05
「私、見たんです。トレーナーさんが……泣いているところを」
『……見られていましたか』
「はい。偶然ですけど。それで……その、不躾ですが、聞かせてもらえないでしょうか?トレーナーさんがそれほど苦しんでいる訳を」
『しかし……』
「大丈夫です。誰にも言いませんから」
『分かりました。実は───』
俺は彼女に全てを話した。最近周囲から寄せられる重圧に耐えきれずにいること、俺が消えればみんな幸せになれるだろうと思って“区切り”をつけようとしたこと。しかし、実行に移せず、情けなさから深夜の河原で泣いていたこと。
「そんな……」
『こんな情けない話を聞かせてしまい申し訳ありません』
「いえ、謝らないでください……話してくれてありがとうございます。」
「確かにあなたの悩みは大きすぎるものかもしれません。でも大丈夫。あなたは一人じゃありません。私がいます!だから、どうか一人で抱え込まないでください」
『ライトハローさん……』 - 101 22/08/29(月) 22:09:32
二人で深呼吸をして、海を見る。夕日はすっかり沈み、一番星が見えていた。
ややあって、ライトハローが意を決したように口を開いた。
「トレーナーさん、もしも心が苦しくて悲しくて、泣きたいとか、暴れたいとか……そんな気持ちになってしまったら
いつでも私にぶつけてください 」
ギュッ、と手を握られた。ライトハローの手は暖かくて、なんだか懐かしい気持ちになる。
「あの時あなたが私を支えてくれたように、今度は私がいくらでも受け止めます!私、こう見えてトレーナーさんよりお姉さんですから」
『……ありがとうございます』
「ほらっ、いつでも飛び込んできていいですよ。さぁっ」
その日、俺はライトハローの腕の中で泣いた。彼女以外の誰にも見せられない顔をしていたと思う。それでも彼女は嫌な顔ひとつせず、全てを受け止めてくれた……
それからというもの、頼るべき人やしかるべき機関の力も借りて、俺は以前より少しだけ前向きになれた気がする。
その時ふと閃いた!今度はライトハローさんに俺のお気に入りの場所を紹介してみようかな
~終わり~ - 11二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 22:30:19
いい…ライトハローさんのたわわな大胸筋で受け止めてもらいたくなるSSだった(モミモミ
- 12二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 22:33:08
タフ要素あるじゃん!めっちゃあるじゃん!(歓喜?)
- 13二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 22:36:15
GOKUSAIはルールで禁止スよね
ハローお姉さん概念なんてこ…こんなの納得しかない - 14二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 23:00:29
トレーナーさんにうまぴょいされた過去があるのかと思ったのは…俺なんだ!
ライトハローさんになんぼでも受け止めてほしいですね 胸(パイ)でね(グッ) - 15二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 23:51:37
これ(タフ)いる?
- 16二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 01:45:10
まだ試したことはありませんがね、この“超タフ要素SS”ならYouTubeだろに転載されないと思えるんですよ
ライトハローさんのお姉さん感にド頭やられて自己満足のために立てたスレなので何でもいいですよ。