- 1ロール21/10/13(水) 00:28:45
- 2二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:37:44
星表面が全て海で覆われていて、陸地は小さな惑星のように空中に浮かんでいる世界
惑星ごとに環境や文化が違い(炎の星や氷の星に緑の星、侍の星やお菓子の星に機械の星など)
星ごとに大きさや位置する高度が違う - 3ロール21/10/13(水) 00:37:48
………
- 4ロール21/10/13(水) 00:38:36
人がいる!来てくれた
踏んだら安価下 - 5二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:38:52
- 6ロール21/10/13(水) 00:40:53
世界観
星表面が全て海で覆われていて、陸地は小さな惑星のように空中に浮かんでいる世界
惑星ごとに環境や文化が違い(炎の星や氷の星に緑の星、侍の星やお菓子の星に機械の星など)
星ごとに大きさや位置する高度が違う
つまり、下は海になってて、多種多様な浮島がある世界観って事でよろしいですか? - 7>>221/10/13(水) 00:42:36
- 8ロール21/10/13(水) 00:42:56
- 9二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:46:05
男
- 10二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:46:37
女ァ!
- 11ロール21/10/13(水) 00:48:19
- 12二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:51:58
ショートボブ
- 13二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:52:28
ゴンさん
- 14二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:53:15
ウエスタン
- 15二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:53:41
ポニテ
- 16二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:53:54
- 17二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:54:24
右目に眼帯をつけてる
- 18二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:54:48
超美人
- 19二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:55:00
大きな切り傷がある
- 20二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:55:12
美人
- 21二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:55:28
広い額と鷲鼻の小顔 ユーロピアン
- 22二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:55:59
お、恐ろしいものができてないですか?
- 23二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:56:36
服装:ショートボブ って何だよ
- 24二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:57:19
THIS WAY …
- 25二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:57:38
- 26二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:58:38
- 27ロール21/10/13(水) 00:58:56
あれ?コテ消えたね
- 28二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:59:18
ずだ袋
- 29二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:59:46
ゴンさんヘアー=天に反り立つ超超ロング
- 30二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:59:47
熊の毛皮
- 31二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:59:48
古代ヨーロッパ的なローブ
- 32二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 00:59:49
軍服
- 33ロール21/10/13(水) 01:00:49
服装→熊の毛皮
これ大丈夫?熊を背負ったアホみたいに髪が長いバラライカみたいな見た目しか想像できない… - 34二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:01:05
ゴンさんの髪型はポルナレフ同様逆立った状態も含めてでしょ>>1
- 35ロール21/10/13(水) 01:02:45
髪型→ゴンさん→降ろせば床に付くような長髪
服装→熊の毛皮→を加工したリングインする時の鷹村みたいなやつ
顔→大きな切り傷がある - 36ロール21/10/13(水) 01:03:40
- 37二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:03:48
種族とかも決めます?
- 38二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:04:52
バイクにちっちゃいプロペラがいっぱいついてる
- 39二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:04:59
なし。
蹴り、走り、跳ぶ - 40二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:05:21
スチームパンクな飛空艇
- 41二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:05:25
人が5人ほど背中に乗れる巨大なサイチョウ
- 42二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:05:32
プテラノドンにぶら下がる
- 43二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:05:49
二輪バイクにブースターと翼がついてる(しまえる)
- 44二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:06:08
頭上にデカいプロペラのついた自転車
人力ヘリコプター - 45ロール21/10/13(水) 01:07:13
- 46ロール21/10/13(水) 01:10:18
- 47ロール21/10/13(水) 01:10:46
- 48二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:11:10
盗って、食って、寝る
- 49二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:11:33
まだ見ぬ幻獣を食べる
- 50二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:11:52
住処を見つけるため
- 51二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:11:56
被りが多い様なら直下、や自レスの〇〇先とか指定すると良いぞ
後はn番目〜n番目の案からダイスで決めるとか - 52ロール21/10/13(水) 01:15:05
海に囲まれ、球体上のドームに覆われた浮島をスチームパンクな飛空艇で旅をする主人公
容姿
髪型→ゴンさん→降ろせば床に付くような長髪
服装→熊の毛皮
顔→大きな切り傷がある
彼女は住処を見つける為に旅を続ける
最後に彼女に名前を与えて命を吹き込みましょう
- 53二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:15:59
ヨゾラ
- 54二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:16:03
アリシア・クマーヴィレッジ
- 55二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:16:06
- 56ロール21/10/13(水) 01:16:36
- 57ロール21/10/13(水) 01:18:51
では旅を始める…
『乱気流に飲まれ機体が大きく揺れたことにより目を覚ます、アノニムにとってこの不快な揺れもいつもの事だ。彼女は住処を見つける為に一人旅をしていた。』 - 58二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:19:26
アニマンから連想した聞き覚えのある女性名なので特に意味はないかな。単語じたいは匿名とかの意味らしい
- 59ロール21/10/13(水) 01:21:46
- 60二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:22:24
ニジケー
- 61二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:22:30
アトランティス
- 62二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:22:32
カシワモチの島
- 63二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:22:42
ダイナマ
- 64二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:23:21
気温が平均45℃
- 65二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:23:30
常に島のどこかで爆発が起きている
- 66二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:23:55
燃料となる鉱石がよくとれる工業が盛んな島
- 67二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:23:58
でかい動物が多く、肉料理が有名
- 68二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:24:27
巨大な島で、全体的に生っぽい
- 69二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:25:06
島全体が大小太細のトゲで覆われている
- 70二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:25:07
2秒先の未来が見える
- 71二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:25:09
爆発する鉱物が多い
- 72二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:25:32
とにかく巨大
全島の中でも1、2を争う - 73二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:25:49
未来の見える島か。どんな島だよ!?
- 74ロール21/10/13(水) 01:26:02
それはダイナマという島だ、特徴は特殊な環境により、その島にいる間だけ2秒先が見えるということである。
- 75二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:26:22
(こいつ……「転ぶ」ぞ……落とした書類を踏みつけて……!)
- 76二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:27:58
- 77ロール21/10/13(水) 01:28:14
アノニムは当然だがこれまでに未来を見たことは無い、精々がデジャヴュっぽい感覚がしたくらいである
住処にするかは置いておいて、アノニムには未知の感覚が存在するという事が我慢ならなかったのである。
そうして彼女は上陸を決めた。
タービンを回して、島へと近づく - 78ロール21/10/13(水) 01:31:06
着陸は至って普通に成功した
否、成功する事を2秒前に確信した。
着陸姿勢を取ったとき、すでにアノニムには未来が見えていた、これがか!という気持ちと こんなもんか という気持ちを味わいながら、アノニムは船を降りた - 79ロール21/10/13(水) 01:31:49
ダイナマの様子はどう?
- 80二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:32:33
人の気配を感じない
- 81二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:33:17
街は普通だが横で幾人かの旅行者が未来視に慣れず吐いてる
- 82二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:33:30
活気のある住人達が行き交っている
- 83二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:34:03
何故か住民は皆目が隠れる程前髪を伸ばしている
- 84二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:34:25
ファイトクラブ状態
- 85二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:34:29
格ゲーの大会が行われてるらしく歓声と人集りが
- 86二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:34:52
人がぽつらぽつらとしかいない
- 87二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:35:11
「小足見てから昇龍余裕でした」
- 88ロール21/10/13(水) 01:38:04
なるほどね、未来が見えたらハイレベルな戦いになりそうだ
『少し歩くと、そこそこ栄えている町中には人集りができていた、見れば少し前に流行った格闘ゲームの大会があるらしく、何十人もの人達が熱狂していた。
プレイを見ると、強力な必殺技をありえないタイミングで放ったり、不自然な程的確なガードを成立させていた、未来氏の賜物だろう』 - 89ロール21/10/13(水) 01:40:45
なるほど、未来が見えればこういう事もできるのだろう
とはいえ多少立ち回りが変則的になっても、結局条件はイーブンなので楽しめているらしい、慣れてしまえばここに住むのも悪くなさそうだ。
彼女はこのあとどうする?
- 90二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:40:59
やる側だけで無く見てる側も上達しそう
- 91二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:42:53
トンボが止まっていたので捕まえようとした
逃げられた - 92二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:44:21
飯屋屋探す
- 93二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:45:21
取り敢えず観光
- 94ロール21/10/13(水) 01:47:41
アノニムはとりあえず観光をする事にした
ダイナマは何が名産でどんな所が観光地なのだろう
今のところは未来視だけでもお釣りが来そうなほど貴重な経験だが、今後住むのであれば色々見て回りたい。
アノニムは町をじっくりと眺める事にした - 95ロール21/10/13(水) 01:50:11
ダイナマの観光地は何がある?
- 96二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:54:57
巨大な時計
- 97二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:55:33
永久凍土
- 98二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 01:56:34
マン島TTレースの様なエクストリームスポーツ
神経の伝達速度超えた危機察知能力により
本来の危険度に反して負傷率、死亡率は格段に低い - 99ロール21/10/13(水) 02:00:54
あれか、数百キロ出すバイクレースのやつ
『アノニムが酒場で話を聞くと、近くには平均時速500キロで高速走行するモータースポーツがあるという話をしてくれた、スリルという言葉はアノニムにとって大好物である、安全地帯に座して味わえるものなら尚更だ。
彼女は早速サーキットへと向かった。』 - 100二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 02:01:48
イッチ含蓄あるね
- 101ロール21/10/13(水) 02:06:49
サーキットへつくと、けたたましい音とともに、肉眼ではほとんど追えない速度でバイクらしきものが走り去っていくのが見えた、何ラップ目かは知らないが、今がレースの真っ最中らしい。
空中にはリアルタイムで走行する選手を撮影していると思わしい、鳥瞰視点の映像が映し出されていた。
未来視をフル活用してるらしく、レーサー達は限界まで減速せずに一つ一つのカーブを曲がり切っていた、そしてレーサーが目の前を線のように通り過ぎる度に、観客は会場が震えんばかりに歓声を浴びせる。 - 102ロール21/10/13(水) 02:17:04
刹那、会場にあった歓声は一気に悲鳴へと変わる
その場にいる全員が同じ未来を見たのだろう
アノニムにもその光景は視えていた、そのきっかり2秒後、一人の選手の駆る機体のタイヤがバーストし、選手は減速する間もなく放り出された。
道路に叩きつけられた選手は酷い様子で、誰が見ても即死は明らかだった。
滅多に起こらない、その一回が観客の目の前で起こった
名前も顔も知らない彼だか彼女だかの死は、アノニムに奇妙な感覚を与えた、彼は死の間際に与えられた2秒、何を考えたのだろう、せめて覚悟を決めれたのだろうか。 - 103二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 02:18:40
ヒエッ
- 104ロール21/10/13(水) 02:25:55
アノニムには事故の寸前フルフェイス越しに、死んだ選手と目があったような気がした。
2秒前、彼は死ぬなんて思ってなかった
2秒あれば人生は変わってしまう
2秒
実の所、彼女は上陸する前その文字通り一瞬に感じる時間を侮った、しかしその重みは、無関係な人を通じて嫌というほど理解できた。
2秒後に回避できない運命が目の前に横たわったとき、それが不都合だったとき、私にできるのは…
やはり受け入れるだけなのだろうか。
死人を出したとあればレースは中止だ
無駄だろうに賢明に処置をする医療班を横目に、彼女はレース場を後にした。 - 105ロール21/10/13(水) 02:28:42
寝ます!
- 106二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 02:29:12
お疲れ様!
- 107二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 02:29:23
乙
- 108ロール21/10/13(水) 02:30:54
明日もやるよー
- 109二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 10:14:20
乙ですた
- 110ロール21/10/13(水) 16:49:25
あい、ただいま、もうすぐ始めます
- 111ロール21/10/13(水) 17:02:50
サーキットを後にしたアニマスはまず
>>115をする事にした
- 112ロール21/10/13(水) 17:03:14
アノニム!!!アノニム!!!いい間違えた!
- 113二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:03:42
カジノでギャンブル
- 114二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:03:57
そのうち「アニマン」と言い間違えるようになるのだ
- 115二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:04:10
寝床探し
- 116ロール21/10/13(水) 17:10:33
寝床、確かに必要だね
『アノニムは寝床探しをする事にした、車中泊というのもできなくはないが、あの殺風景を極めたような車内で寝るというのは選択肢としては下も下だったのだ。
先立つ物もと、宿が成り立つだけの治安があるとすれば、寝床を探した方が余程いい。』 - 117ロール21/10/13(水) 17:15:33
そうして、アノニムはある宿屋を見つけた
そこは>>120という特徴があった
- 118二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:16:16
マンガ喫茶
- 119二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:16:17
基本二人一組の相部屋
- 120二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:16:53
- 121ロール21/10/13(水) 17:20:35
なるほど、休む場所では未来視は要らないのか、というか余計な気を使いそうだしね
『アノニムが辿り着いた宿屋は、見た目的にはほぼ他の町で見られるようなコテコテの宿屋だった、名前も「安らぎの宿」と言うもので没個性的なものであったが、謳い文句には個性があった、曰くここでなら未来視をしなくて済むらしい』
- 122ロール21/10/13(水) 17:26:40
アノニムはこの宿屋にする事にした、未来視が出来るというのも貴重な経験だが、その貴重な能力を制限する施設というのも珍しい。
フロントに入ると、主な客層は島外の人間なのが見て取れた、慣れていない島外の人にとっては未来視が出来るということはストレスにもなり得るらしい。
アノニムはひとまず受付を終えた。 - 123ロール21/10/13(水) 17:29:56
- 124二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:34:22
観光
- 125二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:37:58
- 126二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 17:38:38
散髪
- 127ロール21/10/13(水) 17:44:05
顔に傷あるし修羅場潜ってんのか!?!?
『アノニムは部屋に入ると、ほぼ無意識に安全の確保を行っていた、窓の位置、下の部屋の空き状況、ベッドやクローゼットに仕掛けはないか。
そうして一通り調べた所で彼女はため息をつく、当然に安全だ、分かり切ってはいた事だが、身に染み付いている習慣なのだ、こうやって99.9999%を100%の安全にしなければ眠れる気がしない。いや、もはやこれは習慣というよりは習性や生態に近かった』
- 128ロール21/10/13(水) 17:53:42
そうして「安全」になった部屋を一瞥するとベッドに腰を掛けて、部屋に置いてあるパンフレットを斜め読みする
という場所もあるらしい、まだ行ったことは無い。
この際だ、この辺り一帯はしゃぶり尽くすつもりで行ってみることにした。
- 129ロール21/10/13(水) 17:58:18
あと最大3イベントでこの島から出ます
観光地はその観光へ行って何かが起きて観光地から出るで1イベントです - 130二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:04:33
複合型巨大スポーツ施設
オリンピックのような大会が何かしら毎日開かれている - 131二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:07:54
閉鎖された巨大鉱山
- 132二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:08:08
- 133二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:09:21
いきなり世界の根幹に迫ってきた
- 134二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:10:02
早くない?
- 135ロール21/10/13(水) 18:16:30
超重要じゃねえかい!
『世界遺産である、浮島が何故浮いているかの由来とされるスポットがある。
一度同じようなものを他の島でも見たことがあった。
紀元前に島を浮き上がらせたというエネルギーの発生源。その内の一つである通称「大洞穴」だ、底の見えない穴から常に天へと伸びる光が発され続けていた。ここにあるのもその類だろう、特にここには文明があった痕跡が見つかっている。』
- 136ロール21/10/13(水) 18:24:09
遺跡は概ね発見場所からダイナマ遺跡という安直な名前で呼ばれているが、そこへ行けば刺激的な体験ができるかもしれない。
アノニムは世界遺産を目に焼き付けるべく、ダイナマ遺跡へと向かった。 - 137ロール21/10/13(水) 18:26:07
ダイナマ遺跡へ向かうまでに何かあった?
- 138ロール21/10/13(水) 18:28:00
無ければ瞬間的に着きます
- 139二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:31:23
別の島が何故か落ちてきてダイナマ島と融合する
- 140二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:33:17
ダイナマ遺跡が原因不明の事故で立ち入り禁止になったことを知る
- 141二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:35:10
特にない
- 142二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:35:20
- 143二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:36:29
大惨事やんけ!
この世界にも巨神兵的なサムシングが!? - 144ロール21/10/13(水) 18:39:56
- 145二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 18:43:06
- 146ロール21/10/13(水) 18:45:36
ああ、地獄の演技か、いい再現度だ
アノニムは称賛を込めた拍手を送った
おひねりをくれと言う演者や囲いの無言の圧に耐えかね、アノニムや他に見に来ていた観光客は懐から財布を取り出した。
どうせ金を取るならこんな辛気臭いのじゃなくて、もっと明るいのをやれば良いのに。
そう頭に浮かんだ言葉を口に出せるほど無礼という訳ではなかったので、彼女は言葉を喉奥までに留めておいた。 - 147ロール21/10/13(水) 18:54:50
- 148ロール21/10/13(水) 18:55:17
ちょっとお腹減ったんでご飯食べてきます
- 149ロール21/10/13(水) 19:23:25
- 150二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 19:33:23
拳銃
- 151二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 19:33:35
持ってる
- 152二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 19:34:24
持ってる
- 153二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 19:34:39
持ってる
- 154二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 19:35:02
ksk
- 155二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 19:38:53
ショットガンとスナイパーライフル、どちらもケースに入れており、懐に拳銃を一丁忍ばせている
- 156二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 19:38:55
カランビットナイフ
- 157ロール21/10/13(水) 19:42:03
何でまた渋い所を…
『ところで、アノニムの旅には現在同行者は居ないが、相棒と言えるものはある、所有する飛空艇やコンパスなどのグッズ、そして何よりもこのカランビットナイフだ。』 - 158ロール21/10/13(水) 19:44:15
引き裂くことに特化したそのナイフは、刺突することがメインの他のナイフと違って扱うのが難しいが、アノニムはこれを好んで使っていた。
- 159ロール21/10/13(水) 20:09:34
『遺跡に付くとアノニムは遺跡の荘厳さに圧倒された
特に目立った装飾があるでもない、豪華なわけでもない
言わばただそこにあるだけ、しかしそこに文明があったという古代人達の息遣いが聞こえてくるような生生しさを感じさせた。
そして何よりも中心部から発せられている光だ
虫が光に集まるように、彼女を惹き付ける何かがその光にはあった。』
一通り見たがこのあと、彼女はどうする?
- 160二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 20:41:22
ksk
- 161二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 20:46:33
導かれるように奥の部屋へ
- 162二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 20:51:30
遺跡を出て次の場所へ
- 163二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 20:58:27
- 164ロール21/10/13(水) 21:09:06
- 165二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 21:16:16
精霊(しょうりょう)の森
- 166二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 21:25:31
レストラン
- 167二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 21:39:02
武器屋
- 168ロール21/10/13(水) 21:48:20
ナイフで飽き足らず他の武器にまで手を出しおった!!!
『アノニムは手持ちの相棒も中々だが、もう一人「愛人」を作ってやりたい気分だった、何せカランビットナイフは音が出ない、それはそれでメリット尽くしだが、たまにはもっと派手なものをかき鳴らしたくもなる。
ダイナマには大きな武器屋があると聞いた彼女は、武器屋を見に行こうと予め決めていた。』 - 169ロール21/10/13(水) 21:53:50
武器屋は前情報の通り、下手なウォールマーケットの店舗を貸し切って、そのまんま武器だけを取り扱うようにしました!というような大掛かりなものだった。
右を見ても左を見ても武器、武器、武器
掘り出し物もあれば、人も害せる玩具としか言いようもないナマクラもあったりするが、彼女の目利きならどれが当たりかは分かるものだった。 - 170ロール21/10/13(水) 21:55:17
これにしよう、アノニムは
>>173という武器を買うことに決めた
- 171二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:01:17
改造拳銃、どんな弾でも発射できる
- 172二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:06:50
象撃ち銃
- 173二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:12:15
手斧
- 174ロール21/10/13(水) 22:33:29
手斧wwゴリゴリのインファイターかよ!
『アノニムは手斧を買うことに決めた、愛用しているカランビットではどうにもならない時もある。
例えば相手が厚着をしていれば、それだけで急所が狙いにくくなるのである。なので、そういう事態になった時に数少ない急所を狙うより、いっそ一思いに頭蓋を叩き割ってしまえば解決だろうという清々しいまでに単純な結論に行き着いたのだ。』 - 175二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:33:53
脳筋!
- 176ロール21/10/13(水) 22:43:53
アノニムはバースデープレゼントを貰った子供のように純粋な笑みを浮かべて、手斧が売ってあるコーナーの店主に売り物を見せた。
店主は彼女の屈託のない笑みとサラリと口にした運用方法のえげつなさから、引きつった営業スマイルを浮かべながら、半ば押し付けるようにして手斧を渡すと、代金を受け取るやいなや店の奥に引っ込んでしまった。
ともあれ、お目当ての物は手に入ったので、新しい武器を大事にしていく事を決めたアノニムだった。 - 177ロール21/10/13(水) 22:49:14
- 178二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:53:05
食料品市場
- 179二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:53:57
ダイナマの中で一番デカい市場
- 180二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:54:43
大レストラン
- 181ロール21/10/13(水) 22:55:18
大レストラン…?大きいレストラン?
- 182二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:56:22
- 183ロール21/10/13(水) 22:59:28
- 184二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:00:20
魯肉飯
- 185二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:01:12
- 186ロール21/10/13(水) 23:08:27
お魚だぁ!
『新鮮な魚介類に定評があるらしい、そこそこ値は張るが、経験には代えられない。アノニムは店に入って深々とやたら柔らかい席に座ると、白身魚の蒸し焼きを頼んだ。香味黒酢がどうのこうのと言っていたが、ここのシェフなら何を掛けても美味いのだろう。間もなくしてウェイターは香ばしい香りを立ち込めさせる料理を運んできた』
- 187ロール21/10/13(水) 23:17:34
ナイフで適当に身を解してフォークで雑に口に運ぶ
上等な店にはまるで似つかわしくない、スナックでも口にするかのような食い方だ。
共に食う人が居たのならマナーを諌めたかもしれない
しかし彼女は一人旅、誰も彼女を咎めなかった。
それに寂しさを感じなくなったのは随分前である - 188ロール21/10/13(水) 23:28:08
ナプキンで口を乱雑に拭きながら彼女は考え込む
未来視、思えばいままで使っていなかった
2秒の未来視ではあってもなくても影響が無いということだろう、日常を生きてる限り次の一瞬をなんとしても知りたい!という状況はスポーツくらいだ、今食っている白身魚の蒸し焼きだって、未来が見えた所でどうせ食われるということは変わらない。
それでも少しでも有利になるというのなら、つい使ってしまうのが我々の性なのだろうか。
自分の今日の寝床である宿屋がその答えだろう
つい使ってしまうから、それを取り上げてもらう。
未来が見える、面白い場所ではあるがひとまず住処にするかどうかはキープと言うことにしよう。
黒酢と絡めた部分の不意打ち気味な美味さに破顔しながら彼女はそう考えをまとめた - 189ロール21/10/13(水) 23:42:51
『腹も膨れたし、アノニムは宿屋へ帰ることに決めた
フロントは調子よくどうでしたと聞いてくるので、中々だったと愛想笑いと共に返してやる。
チェックインしてきた時は未来視ができない事に対して逆に違和感を覚えたが、今来たときはむしろ自然体に返ったようだった。
このあとは特に何がある訳でもなく、風呂に入り冷蔵庫にサービスとして入っていたビールを数本空けたくらいだった。』
このあとは宿屋で何かある?
無ければ就寝後にそのままダイナマから発ちます
- 190二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:44:58
宿屋で日記を書いてからダイナマを発つ
- 191二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:50:43
ksk
- 192二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:51:21
ksk
- 193二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:51:29
- 194ロール21/10/14(木) 00:02:31
- 195二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:04:33
二秒先が見えておれば覚悟できたかも知れなかったのにのう( ^ω^ )
- 196二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:10:35
- 197ロール21/10/14(木) 00:13:31
形容できない魚ともワームともつかない生物が、ゼリー状の物で強引に固められている。
見ているだけで正気度を持って行かれそうだが、これを食えというホテルマンは何者なのだろう。
朝食に出してくるのはなんの嫌がらせだろうか - 198ロール21/10/14(木) 00:14:04
現状は決まってないです
- 199二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:23:46
持ち金が少なくなったら旅費を稼ぐのにその場所その場所で短期労働とか?
旅の記録とかエッセイを本にしたり旅先で見つけた珍しいものや別の島で見つけた滞在中の島では珍しくて価値の高いものを売ってたりしてるかも
- 200ロール21/10/14(木) 00:24:51
ああ駄目だ、流石に食えない、煮られて白く濁っているはずの目と常に合っている錯覚を覚える。
アノニムは頭を抱えた、出された物は取り敢えず食べてみる主義だった彼女にとってもこれは厳しい物があった。
何分間そうしていただろう、ふと、そんな様子を興味深そうな目で見つめる視線に気が付いた。
あのホテルマンだ - 201ロール21/10/14(木) 00:35:42
その目が言っていた、あの女は修羅場を潜って居るようで、ウナギ相手にビビっているぞと。
実際は観光地がウナギに面食らっているのを好奇の目で見ていただけだが、できない事を笑われているようで、元来プライドの高い彼女は大いに負けん気を発揮する事になった。
そうして彼女はフォークを使って恐る恐るではあるが
確実に一口目を運んだ、何度か咀嚼していると、豊かな風味に気が付いた。
意外な事に彼女の味覚にマッチしていたらしい、そこからチマチマとした食い方からガッつくような野性的な食い方へ変わっていくのにそう時間は掛からなかった。 - 202ロール21/10/14(木) 00:36:14
観光地☓
観光客○ - 203ロール21/10/14(木) 00:42:45
彼女は挑戦者の方へ勝利の笑みを浮かべてやった
心なしか笑みを向けられたホテルマンも嬉しそうな顔である。
とにかく彼女は紆余曲折あった朝食を終えた
あとは旅立つだけなので、ホテルの代金を払い、ホテルから出る。 - 204ロール21/10/14(木) 00:47:51
飛行艇に乗り際、最後に未来視を使ってみる
2秒後におばあさんが荷物を落とすらしい。
予知通りぽとりと荷物をおとし、オレンジが転がっていく、それを分かっていたかのように途中で若者がオレンジを拾い上げた。
なんだかんだ良い島だったな、そう思った。
アノニムは新しい玩具である手斧を片手で弄びながら離陸準備を始めた、次なる島を探して。 - 205ロール21/10/14(木) 00:48:36
ダイナマ編 終了
- 206ロール21/10/14(木) 00:54:02
- 207二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:04:24
ファンタズマ
- 208二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:08:42
アクアライン
- 209二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:16:25
ドレッドタン
- 210二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:16:28
- 211二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:19:14
空を柏餅が飛び、島中の柏の木からは必ず葉に柏餅が付き、空を泳ぐさまざまなサイズのコイノボリが柏餅を常食にしている
- 212二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:23:13
他の作品出すのもアレだけどキノの旅みたいでおもろい
- 213二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:25:37
人間以外の生物が摩訶不思議な進化をしたガラパゴス
- 214二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:26:37
星(島)のほとんどが海で覆われていて、島の住民はだいたい寿司屋を営んでいる
何故か島中は何重ものベルトコンベアーで巻かれていてその上を常に皿に乗った寿司がまるで回転寿司屋のように流れている - 215二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:27:03
- 216ロール21/10/14(木) 01:36:59
- 217ロール21/10/14(木) 01:43:37
先の島で貰った雑誌曰く、グランジは重力が他の島より弱いため、建築物は奇抜であり、高く飛び上がったりできるとのことだ、とはいえ健康でいたければ専用のトレーニングが必須らしく、そうで無ければ長居は厳禁らしい。
物騒な事も書いてあるが、彼女は乗り込む気満々であった。 - 218ロール21/10/14(木) 01:47:43
着陸のために操作したとき、機体の制御が急に難しくなった、重力が一気に変わったのだろう、覚悟はしていたものの、重力が切り替わった直後の操作の難しさは想定を越えていた。
アノニムは割れんばかりに歯を食いしばって集中し、どうにか着陸を成功させた。 - 219ロール21/10/14(木) 01:52:30
- 220二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:55:10
空に浮かぶ岩石群
の上に建つ様々な建物達 - 221二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:55:20
やってきた旅人向けの市場
- 222二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:56:58
空を飛べるとは思えないような大きさのクジラほどもある巨大怪鳥が上空を通過し当たり周囲が一瞬暗くなる
- 223二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:58:50
空を泳ぐように飛ぶ不思議な小魚の群れ
- 224二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:59:01
- 225ロール21/10/14(木) 02:08:22
カッケェ!!!異世界っぽくて良いね!
『彼女は初めて上陸した土地をざっと眺める、重力にこそ変わりはあるが、今の所見た目的にはおかしいといえる物はない、そうして島内を見ていると、急に夜に変わったのか辺りが黒く染まっていく。
アノニムが驚いて上を見ると、空には星1つなかった、いや、厳密には空ですらない。
空だと思っていたのはクジラほどの大きさがある巨大怪鳥の腹で、陽の光がキレイに遮られていたのだ。』 - 226ロール21/10/14(木) 02:12:04
これには流石のアノニムも圧倒された、そして怪鳥は呆然としている彼女には目もくれずそのまま飛び去っていった。
ただ通り過ぎるだけで朝と夜を一瞬入れ替えてしまうような巨体、重力が小さい為にあそこまで巨大に進化する事が可能だったのだろう。 - 227ロール21/10/14(木) 02:12:38
寝ます
- 228二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 02:13:27
お休みです
- 229二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10:23:32
おはよう
- 230二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10:53:32
保守
- 231ロール21/10/14(木) 19:02:01
ただいま、ご飯食べたら始めます
- 232ロール21/10/14(木) 19:49:49
巨大だった怪鳥が小さくなっていくのを眺めつつ、アノニムは歩き続ける、地面は普通であるものの低重力という事もあり、土というよりはトランポリンの上を歩いているような頼りなさを感じていた。
アノニムは旅を続ける上で踏みしめれば足に感じる確かな重みが急に無くなったことに寂しさに近いものを感じた。
彼女がしばらく歩くと
>>235が見えてきた
- 233二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19:51:19
日清紡
- 234二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19:52:30
山
- 235二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19:52:35
巨大なうんこに潰されたマイシップ
- 236二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19:53:12
えええ……
- 237ロール21/10/14(木) 20:02:17
ウンコォォォ!?
『先程の巨大怪鳥の放った糞により、彼女の船が潰されてクソまみれになって居るのが見えた。
なんてこった、近くに船らしいものが無かった原因は着陸難度ではなくこれが原因だったのか。
そうしてよく見てみれば自分の周囲にある岩だと思っていたのは、大きすぎる鳥の糞だった、量を考えればむしろ自分の上に落ちて来なくて、まだ運が良かったほうだ。
ひとまず別の入口から乗り込み、安全な場所に退避させたうえで自動清掃機能を付ける。正常に起動はしているが
けたたましい駆動音が船中に響き渡る。
これではどのみち車中泊は不可能だろう』 - 238ロール21/10/14(木) 20:12:24
- 239二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:13:31
下北沢
- 240二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:14:28
フワフワリ
- 241二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:19:26
ネオイマバリ
- 242二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:19:55
くり
- 243二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:20:03
フランク・ムラカミ
- 244二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:20:32
ksk
- 245二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:20:45
ksk
- 246二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:21:06
中華料理がうまい
- 247二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:21:16
学園都市
- 248ロール21/10/14(木) 20:26:49
栗という町で、中華料理という謎の料理が有名らしい
栗というのはそのまんま食べ物の栗のことで、かつて栗が一つの国だった時代にその守りの堅牢さから「甘みはあるが棘だらけ」と周辺国が皮肉でこの国の事を呼んでいたのが由来だという。 - 249二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:28:00
異世界なのに栗も中華もあるとかこれもうわかんねえな
- 250二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:41:29
しかしこのカオスさもなかなか楽しい
- 251ロール21/10/14(木) 20:42:40
なるべく返すけど、あんまりキラーパスすると取れないかも
- 252二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:20:34
了解です
- 253ロール21/10/14(木) 21:34:42
スプラやってくるのでまた深夜頃に
- 254ロール21/10/14(木) 22:57:46
ただいま
- 255ロール21/10/14(木) 23:17:20
栗(以下クーリ)に着いたアノニムはひとまず中華料理とやらが何なのか確かめるべく食事処を探した。
中華…一体どんな料理が出てくるのだろう
中で華やか…華やかと言うくらいだし色々と派手なのだろうか。
未知を前にすると彼女の足は自然と早くなった
いや、重力の関係で実際に速くなってる訳だが。 - 256ロール21/10/14(木) 23:20:37
- 257二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:21:31
加速
- 258二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:23:30
- 259二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:23:44
- 260二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:23:46
空き地で少年達がリアルスマブラごっこをやっているのが見えた
- 261二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:24:34
連投はイカンでしょ
- 262二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:25:03
ずらして下?
- 263ロール21/10/14(木) 23:31:21
さっきも書いてたし、お魚好きねぇ
『食事処に向かう途中、唐突に空が暗くなった。
苦々しい記憶のあったアノニムは降ってくる糞という名の爆弾から身を隠すべく建物の影へと引っ込んだ。
しかし、空を飛んでいたのは懸念していた怪鳥ではなく魚の群れであった。
トビウオのような魚によって形成された群れが局地的に影を作りながら飛び去っていく。
市場が急に慌ただしくなったかと思うと、一部の人は網を放り投げ、トビウオもどきを捕獲しようとしていた。
おそらくはあの魚は食えるか、そうでなくても何かしら利用法があるのだろう』
- 264ロール21/10/14(木) 23:34:50
滑空ができる魚は見たことがあった。
しかし、これは滑空というよりは最早飛翔である
これも重力が他の島より小さい事による賜物だろう
外敵に襲われにくい移動手段を確保したのは賢いと言わざるを得ない。
とはいえ、飛んで目立ったからこそ最も貪欲な捕食者にこうして網でまとめて捕えられてしまうのだから進化の皮肉である。 - 265二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:41:17
- 266ロール21/10/14(木) 23:44:42
さて、魚群も去ったのでアノニムは再び食事処を探し始めた。
もうすっかりあるのが当たり前になっている浮遊感に身を任せるようにして道なりに進んでいると、食事時でないにも関わらずそれなりに人が入っている店を見つけた。
看板をみれば中華料理屋らしい。
丁度いい、彼女はペロリと小さく舌舐めずりをすると入店した - 267ロール21/10/14(木) 23:54:18
店に入るとすぐにウェイターがやってきて席へと通された
革張りのソファに座ると、メニューを目の前に差し出される。
お決まりでしたらお呼びくださいとだけ伝えて客への対応に戻っていくウェイターを見送ってアノニムはメニューを開いた。
そうしてほんの少し考えて
>>270を頼む事にした
- 268二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:57:29
コカトリスの卵とヤツザキギザミを使った天津飯
- 269二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:57:46
加速
- 270二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:58:04
- 271ロール21/10/15(金) 00:00:43
アホほどフルコースじゃねえか!!!!
- 272二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:01:19
おっも!
- 273二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:01:42
アノニムちゃんもしかしてお金持ち……?
- 274ロール21/10/15(金) 00:05:45
彼女はメニュー表の裏面にポツンと書いてあるメニューを気に入り、何気なく店員にこれをくれと頼んでみた。
その瞬間、店内の空気が変わった
ウェイターは本当に良いのかやたら確認をし、常連と思わしい客はヒソヒソ噂話を始めている。 - 275ロール21/10/15(金) 00:19:30
値段については心配ない、ここの通貨も持っているし払えない料理を頼むほど耄碌もしていないつもりだった
余程好みの分かれる料理なのだろうか?彼女は一瞬そう考える、しかしそれを望むところだと例の負けん気でもって受けて立つ姿勢をみせてやった。
ウェイターはこちらがどうしても満漢全席を頼むと分かるとバツが悪そうにしながらメニューを厨房に伝えに行った。
どう言う訳か厨房にメニューの掛け声が伝わった瞬間、厨房の料理人達は歓喜と高揚の叫び声を一斉にあげる。
その戦地にでも向かうような覚悟の篭った号令にさしものアノニムも圧倒されてしまった。
ここでようやくアノニムは事の重大さに気が付いた。
しかしもう遅い - 276ロール21/10/15(金) 00:32:49
しばらくすると前菜と言ってチョウザメの軟骨と酢の和え物が出てくる。
なるほどと彼女は唸った
コース料理なのだろう、コース料理であれば高いのが相場だ。
そうして、彼女は出された和え物を口に運ぶ、コリコリとした食感に優しい酢の香りと味わいが口内に行き渡る。
高いとされるコース、それでいてこの味である。
これならば値が張るのも納得だ - 277二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:35:31
ざわ…
ざわ… - 278二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:38:50
不思議な生き物もいるけど食用の生き物に関してはこっちの世界にいる生き物が元になってるのが多いね
- 279ロール21/10/15(金) 00:40:44
しかし、食った限りではこれと言って目立ったものが無い
食いづらいのかと思ったがむしろその逆、食べやすいように計算され尽くされた料理と言える。
とはいえここまで手が込んでいるのだから、作るのに細心の注意がいるのだろうと、変な事を考えたくない彼女は無理矢理に納得することにした。
しばらくするとウェイターはまたメニューを持ってきた
前菜の春雨サラダを目の前に置くと、その概要とも蘊蓄ともつかないようなムダ知識を述べてからまた厨房に引っ込む。
どうも前菜は一つではないらしい、あの値段ならそういう事もあるだろうと彼女は春雨に箸をつける。
当然だがこれも凄まじく美味かった - 280ロール21/10/15(金) 00:44:22
- 281ロール21/10/15(金) 00:49:34
この春雨を3分の2食ったか食わないかと言ったところでウェイターはまた料理を持ってくる
前菜のジャガイモと青菜の千切りサラダのようだ
そして春雨を食べ終わった辺りで運ばれてきたのは
前菜の揚げた落花生だ
さらにジャガイモのサラダに手を付けようとしたところで
前菜のキュウリの漬物がやってくる
おかしい、いよいよ本格的に重大さに気が付いた彼女の背に冷たい汗が伝う。
どれだけ食っても前菜から抜けられない - 282二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:51:41
- 283二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:52:34
- 284ロール21/10/15(金) 00:55:20
アノニムは客の一団に目配せをした、助けろという無言の合図のつもりだったのだが、どう解釈したのか客は無謀な喧嘩をふっかけた命知らずの英雄に対して笑顔で手を振るに留まった。
だめだ、伝わらない
彼女は頭を抱えた、これによって食わせてほしいと言い寄る客たちに、仕方がないから分けてやろうと料理を食わせるプランは完全に崩壊した。 - 285二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:56:07
- 286二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:57:23
お残しは許ひまへんでー!!
- 287ロール21/10/15(金) 00:58:06
ちなみにだが、スラム街に構えられた店なら兎も角として、ここはコース料理を取り扱うような高級店、自分から食わせてくだせぇと頼みにくる客も少数だ。
お残しは彼女の流儀に反する
俗に言う八方塞がりである - 288ロール21/10/15(金) 01:09:57
彼女は最後に残った希望である、前菜でガッツリ食わせてきてメインディッシュや肉・魚はそこそこに留まっているという都合の良い幻想に縋らざるを得なくなった。
それだけを頼りに今出されていた前菜を食い尽くした。
もう一品前菜が置かれたところで、彼女はついに耐えきれず前菜のあとに何の料理が出されるか聞いた。
彼女にはプライドがある、勝負事だと自分が判断した事には負けたくない、絶対にこのプライドは捨てまいと決めていたのだ。
例えこの後に肉が待っていようが、魚が待っていようが、きっと食ってやろうと。
ウェイターは前菜をもう3品出したあとに肉料理に移り
豚と牛と子羊とカモの料理が各一品づつとアヒルの料理が待っていると笑顔で答えた。
彼女はプライドをぶん投げた。 - 289二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 01:12:27
お持ち帰り!
- 290ロール21/10/15(金) 01:15:29
結局、彼女は他の客や店の外に居た連中を無差別に連れてきて共にこのイカれた宴を乗り切った、彼女にしては敗戦処理を手伝って貰っただけなのだが、これによって変に顔を覚えられてしまう事になったという。
- 291ロール21/10/15(金) 01:17:02
と言うわけで今日はこんな感じで、寝ます!
- 292二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 01:49:03
乙
- 293二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 10:02:29
乙です
- 294二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 16:56:14
ほしゅ
- 295ロール21/10/15(金) 19:57:15
再開します
- 296ロール21/10/15(金) 20:05:13
アノニムは完全なる自業自得により起こった満漢全席という名の狂宴を、現地住民たちと共になんとか切り抜けた。
しかしダメージは深刻で、腹は妊婦と間違われてしまいそうな程に膨れ上がりもはや立つ気力もないので机に前のめりにつっ伏していた、タダ飯が食えると思って自分から立候補してきた現地民も漏れなく同様の状態である。 - 297ロール21/10/15(金) 20:18:57
- 298二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:23:35
ksk
- 299二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:24:47
ksk
- 300二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:25:02
栗要塞
- 301ロール21/10/15(金) 20:32:47
栗要塞という場所がオススメらしいと聞いた
このクーリという町が元々国であり、とても守りが硬かったのは有名だが、その中でも鉄壁を誇った要塞の跡地が栗要塞と言うらしい。
アノニムはその栗要塞という場所に行ってみることにした。 - 302ロール21/10/15(金) 21:09:01
道中で何かイベントはある?
- 303二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:11:15
ksk
- 304二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:11:23
ksk
- 305二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:11:40
旅の武芸者に手合わせを申し込まれる
- 306二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:17:14
- 307ロール21/10/15(金) 21:20:32
- 308二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:26:43
自由にキャラ考えてええんやで
- 309二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:27:18
>>306は安価外やしね
- 310ロール21/10/15(金) 21:34:36
アノニムが栗要塞に向かって歩いていると
威圧感のある声が彼女を呼び止めた
振り返ると、旅の武芸者が彼女の並ならぬ雰囲気を感じ取り、申し込みたいと伝えてきた。
彼女にとってこういう事は初めてでは無かった。
武芸者は筋骨隆々で左目に眼帯を付けた大男で、竹串を加えている様は一騎当千といった風でいかにもな強敵である。 - 311二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:36:39
サムラーイ?!
- 312ロール21/10/15(金) 21:40:59
面倒くさかったアノニムは先の料理で膨れ上がった腹を指さして、身重なので戦うことができないと嘘を付いた。
それを聞いた武芸者は納得したのか道を開けてくれたが
ここで余計な事に、ただならぬ雰囲気を嗅ぎ付けてきたらしい野次馬の一人が彼女の腹の内容物を武芸者に告げ口した、大勢に満漢全席を振る舞ったせいで腹の膨れた所以は広く知られていたのである。
アノニムが呆れていると、血の見たい血気盛んな若者は争いを囃し立てた。 - 313ロール21/10/15(金) 21:45:02
戦闘描写します?初めてなんですけど
- 314二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:45:49
得物はどっちで?
- 315二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:49:43
おまかせします
- 316ロール21/10/15(金) 22:07:52
こうなれば逃げるわけにはいかない
アノニムは観念して武芸者の誘いに乗る事にした
武芸者が満足そうに頷くと、野次馬は嬉々として戦いやすく人目の付きにくい場所へと案内した。
殺生は流石に駄目というわけで、相手の使っていた木刀を使う事になった。愛用しているカランビットも、前に買った手斧も、いずれも戦いが激化すれば相手を殺めてしまうこと必至である。 - 317ロール21/10/15(金) 22:16:38
例にもよってスプラしてきます
- 318二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:17:29
うい
- 319ロール21/10/15(金) 23:02:04
広場につくと、武芸者はいつでも来いとけしかけてきた。
誘われたのでアノニムは足元の石を蹴り上げて先を制す
武芸者は咄嗟の事で慌てながらも弾丸のように飛んでくる小石を木刀で一閃し弾き飛ばす。
が、防がれたのはアノニムの想定通り、獰猛な笑みを浮かべると武芸者の無防備な喉元へ木刀を叩き込むべく一瞬で距離を詰める。
しかし、ギリギリで返す刀が間に合い、アノニムの木刀は受け止められた、凄まじい質量の衝突する甲高い音が広場に轟く。
鍔迫り合いの中でアノニムは不意打ち気味の一撃を防いで見せた武芸者に対して、挑発のようでも称賛のようでもある口笛を吹いた。 - 320二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 23:17:22
そこからはしばし斬り結ぶ、何度か互いの剣閃が交差したところでアノニムの頬を武芸者の木刀が掠める。
おかしい、アノニムは不思議に思った
最初の一撃からだんだんと調子が崩れている
重力か、彼女は歯ぎしりをした。
アノニムしては迂闊すぎる失敗だった
重力に慣れているかどうかの差が徐々に出てきているのだ - 321ロール21/10/15(金) 23:17:41
コテ外れてた
- 322二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:10:14
- 323ロール21/10/16(土) 00:12:08
気がついたら三十分以上ほうじ茶でまったりしてた
- 324ロール21/10/16(土) 00:16:51
このままでは競り負ける、そう判断したアノニムはひとまず距離を放す、重力が原因ならどうしようもない。
とはいえ、賭けに近い物ではあるが作戦が一つ無いわけでもなかった。
しかし、彼女はこれを試すべきか迷った
通らなければ即ち負けである。 - 325ロール21/10/16(土) 00:25:24
防戦一方に回るアノニム、しかしそれも徐々に対応され始める、放った攻撃にドンピシャでカウンターを合わされそうになったときに、彼女はもう後がないことを悟った。
そうして、彼女はバックステップで相手の一撃を大きく避けると息を大きく吐いて上段に構えた。
そして、意を決して初撃に勝るとも劣らない速度で武芸者に斬りかかる。
が、武芸者はそれを神がかり的な反射神経でキレイに弾いた。
すっぽ抜けるようにして飛んでいったアノニムの木刀は天高く上がり、傾きつつあった日と重なる。
武芸者は勝利の笑みを浮かべた - 326ロール21/10/16(土) 00:34:20
次の瞬間、武芸者の自信に満ちた笑みを乗せた顔面がひしゃげて数メートル後方に吹っ飛ぶ
武芸者は二度三度地面をバウンドすると、コンクリートの壁に叩きつけられて止まった。
武芸者が意識を飛ばしているとわかると、アノニムは今さっき相手の意識を刈り取った右拳を上げると、広場からは喝采の拍手が鳴り響いた。
これがアノニムのヤケに片足を突っ込んだ作戦だ
あえて直線的な、それも既に見せたパターンで攻撃を仕掛けて対応させ、木刀を弾かせる。
そして相手が弾かれた得物に意識を割いてる間に、そのままの体制で振り下ろすような右ストレートを叩き込む…
あまりにも無茶な戦術だ - 327ロール21/10/16(土) 00:51:38
アノニムが興奮状態の野次馬にベタベタと引っ付かれて思い思いの感想をぶつけられていると、人集りの隙間から失神していたはずの武芸者が膝をガクつかせながらではあるが、立ち上がっているのが見えた。
彼女が担架で運ばれて病院行きでもおかしく無いだろうにタフだなぁ、などと思っていると、やはり覚束ない足取りで歩み寄ってくる。
恨み言でも吐かれるのかと身構えた彼女には、武芸者の手が差し出された、握手だ。
予想もしない戦術だった、負けた負けたと朗らかに笑う武芸者はアノニムの目には随分と紳士的に見えた。
どちらも虚を衝かれて倒されただけだろうに、律儀な事だ、彼女は思っていた反応と違ったばかりか、実に友好的に打ち解けられたので、かえってバツが悪くなり頬の傷をかきながら苦笑するしかない。 - 328ロール21/10/16(土) 00:54:48
- 329二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:58:41
ksk
- 330二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:59:20
ksk
- 331二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:59:28
ザンギリ丸
- 332二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:59:32
ksk
- 333二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 01:00:01
小鬼丸
- 334二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 01:00:20
キルギル
- 335ロール21/10/16(土) 01:00:43
- 336二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 01:01:41
怒涛坊主
- 337二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 01:03:20
龍漸(リュウゼン)
- 338二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 01:03:36
ギギギバチ
- 339二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 01:04:29
モリタネ
- 340ロール21/10/16(土) 01:09:34
名をギギギバチと言うらしい
ギギギバチは強くなるために旅をしていたという
旅の武芸者と名乗って居たのでそれは知っているが
生きる為に強くなったアノニムには強くなるために生きるギギギバチの生き方とは相容れない様な気もした。
その後今更のように、何故ここに来たのかと聞かれたので
観光目的だが栗要塞に行きたいと言うと、止せばいいのに案内すると言って聞かなかった - 341ロール21/10/16(土) 01:20:59
寝ます!
- 342二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 01:38:54
乙
- 343二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 10:56:05
ほしゅ
- 344二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:40:08
ほす
- 345二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 00:07:46
保守
- 346ロール21/10/17(日) 00:30:43
ちょっとだけ進めます
- 347二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 00:35:44
ほい
- 348二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 00:36:09
ふむ
- 349ロール21/10/17(日) 00:48:28
後を付いて気さくに話しかけてくる旅の武芸者こと、ギギギバチを適当にあしらいつつ栗要塞に向かって進むアノニム。
やれ、どこでそれほどの力を身に着けたのかだの
普段はどんな鍛錬を行っているのかだのお見合いかと思う程に聞いてくるので閉口してしまう。
随分とストイックな事だ、繰り返すが彼女にとって強さとは生き延びるために身に着けた術でしかなく、もっと言うと生きてるうちに副次的に身に付いたものだ。
特に意識せずとも旅をしている内に強くなってしまったのである - 350ロール21/10/17(日) 00:53:12
アノニムは、とりあえず適当に強さの理由を
>>353としておいた、目の前の男は理由のない強さというものの存在を今ひとつ認めてなさそうだったからだ。
- 351ロール21/10/17(日) 00:53:27
お風呂行ってきます!
- 352二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 00:56:36
- 353二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 01:00:03
- 354ロール21/10/17(日) 01:34:05
アノニムはとりあえず亡き故郷を取り戻すために強くなったと答えた、ちなみに彼女には故郷はあるものの特に郷愁などは感じたことが無い。
というより故郷がそこまで大切であるのなら住処を探す為の旅などする筈もないが、ギギギバチは真に受けたらしく涙ぐんでいた。
- 355ロール21/10/17(日) 01:46:52
かくいうギギギバチはというと、これは予想通りと言うべきかどこかの武芸者の技に魅せられ、それと同じ領域に達するべく旅をして自己研磨に奔走しているとのことだ。
人生をある意味で謳歌してそうなものである、アノニムは実直すぎる目の前の男が、筋骨隆々の青年ではなく兄や姉に付きまとう童のようにすら見えてきた。 - 356ロール21/10/17(日) 01:59:40
おやすみ
またしばらく忙しくなりそうです - 357二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 02:13:28
おつ
- 358二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 10:35:29
ギギギバチかわいいな
- 359二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:22:09
保守
- 360二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:06:34
保守
- 361二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 23:55:34
保守です
- 362ロール21/10/18(月) 00:30:19
余計な物はひっ付いてきたが
栗要塞についたアノニム、要塞そのものは朽ち始めてはいるが、元々やたら頑丈に作られていたためかほとんど原型を留めたまであった。
元要塞だけあって無骨にも程がある見た目だ、無駄な装飾は当然になく、ただ防衛機能さえ有れば良いと言わんばかりに武装が所狭しと設置してある。
かつて難攻不落を誇った要塞と、今も尚感じとれる戦争の記憶にアノニムは思わず息を呑んだ、闘争行為にそこまでの思い入れもないアノニムですら雰囲気に圧倒されたのだから、強さや武力に並々ならぬ情熱のあるギギギバチはというと余程感動したのか目を輝かせていた。 - 363ロール21/10/18(月) 00:42:50
名前の間の抜けた感じからは想像つかないが、そもそもこの街の栗という名前は凄まじい防御能力から四方八方棘だらけという意味で呼ばれていたものだ。
かつて国だった時代から筋金入りの戦争国家だったのである、グランジという重力の少ない島では、基本的に住民の腕力は弱くなりがちだ(宇宙空間と同じで)
力の強い外の島々の戦士を有する国でと戦うにはというと徹底的に守りを固めてそもそも直接的な戦闘を行わせない必要があったのだろう。
中の身を食わせないためのトゲ
まさに栗要塞だ - 364ロール21/10/18(月) 00:44:15
さて、栗要塞もみて満足したアノニムはこれから
>>367をすることに決めた
- 365二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 00:46:43
ksk
- 366二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 00:48:25
ksk
- 367二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 00:48:42
宿探し
- 368ロール21/10/18(月) 00:57:33
すげえ、すげえ順当!
『アノニムは宿探しをする事にした、とはいえ栗という街に来ることになったのも巨大怪鳥の一件があったからで、そもそも来る予定は無かったのだ、当然だがこの辺りの土地勘どころか事前知識も無いに等しい。彼女は泊まりやすい宿をとにかく求めた』 - 369ロール21/10/18(月) 00:59:58
- 370二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:03:11
風まかせ
- 371二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:03:34
偉大なる犬小屋
- 372二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:03:56
ニューワールドホテル
- 373二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:05:54
ksk
- 374二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:06:04
ksk
- 375二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:06:26
超高層建築で景色がいい
- 376ロール21/10/18(月) 01:22:17
ニューワールドホテルで超高層ね…
アノニム大金持ちだこれー!!!
『ギギギバチが勧めてきたのはニューワールドホテルという超高層のホテルで景色を楽しめるホテルだ、おおよそ放浪者が泊まるには似つかわしくない高級ホテルだが、どういう事だろう。そう思ってアノニムが聞いてみると、ギギギバチ曰く満漢全席の件もあって金持ちなのは分かっているとのことだった。ここの景色はこの島一だとまで言われたので彼女はこのホテルに一泊泊まっておくことにした。』 - 377二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:24:53
金持ちなのに武器は鉄の爪みたいなんと斧なんですよね……
- 378ロール21/10/18(月) 01:31:20
フロントに声を掛けるとどの部屋が良いかと聞かれたので
とりあえず景色の良さそうな部屋を適当に選んでもらった
適当という言葉を聞いたホテルマンは、本当に適当なのか上から数えて3番目くらいの料金プランのスイートルームに案内してくる。
その際にこのタイプのスイートは全てダブルルームだと丸め込まれたので、そんな事あるのかと怪訝に思いながらもギギギバチと共に泊まることにした。
反則じみた手で顔面に一発入れてやった事が彼女の中で尾を引いていたので、この際それに対する罪滅ぼしもしてしまおうという事だ。 - 379ロール21/10/18(月) 01:32:57
ちなみに二人用にもツインルームとダブルルームってのがあって、ツインルームはベッド2つなのに対して
ダブルルームはデカいベット一つある部屋だよ
今適当に調べたから違うかも - 380ロール21/10/18(月) 01:37:17
やべえ、深夜に書くべき話なのに眠い、寝ます…
- 381二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:38:53
低重力なら数km数十kmの建築も楽々出来るだろう
- 382二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 11:00:45
保守
- 383二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 17:34:03
保守
- 384二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 00:03:18
期待
- 385ロール21/10/19(火) 00:31:24
いきます
- 386ロール21/10/19(火) 00:39:34
ギギギバチは初めこそホテルに泊まれることに感謝の言葉を述べていたが、アノニムと同室とわかると生娘のように顔を赤面させて取り乱した。
片や顔に傷こそあれど美女と呼べる者が堂々としており、片や丈夫というのに相応しい大男が異性と同室になるというだけで赤面している。
あまりにもアンバランスな絵面は人が見れば冷やかしたくもなるだろう、幸か不幸か目の前のフロント係は特にこの光景に興味を持たず、貼り付けた営業スマイルでもって二人を部屋まで案内するのに留まった - 387二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 00:53:41
🌬️🌪️
- 388ロール21/10/19(火) 01:00:01
部屋へ着くとアノニムはいつものように安全確認をした、冷蔵庫の中やらホテルのマップやらを確認して徹底的に安全を確保する、そしてこれまた例にもよって敵の気配などする筈もなく、杞憂に終わる。
これを聞いた人は、こうも警戒している割に今日あったばかりの男と同室で泊まるというのは矛盾していると思うかもしれない。
実際彼女のこの警戒というのは理屈ではないのだ、用を足したあとは手を洗わないと我慢ならないのに、それより汚いとされる携帯を触っても嫌悪を感じないのと同じで、ただ習慣化していった結果理屈よりも動作を重視するようなったというのが正しい。
故に、安全確保をしなければ寝れないと言う割に
乱気流で揺れる船内でも寝れるという妙な価値観が根付いているのだ。 - 389ロール21/10/19(火) 01:00:23
お風呂!
- 390ロール21/10/19(火) 01:33:16
彼女は安全確認を終えると、冷蔵庫に元々入っていたシャンパンを慣れた手付きで開ける。
そのまま流れるように2つのグラスに注ぐと、ギギギバチにグラスを差し出した。
ギギギバチはグラスを受け取ったあと、依然としてもう一つのグラスをこちらに向けているアノニムにしばらく硬直していたが、乾杯の意図があると分かると軽くグラス同士をぶつけて甲高い音を鳴らした。 - 391ロール21/10/19(火) 01:34:02
ここで言うシャンパンはシャンパーン島のことなんだからね!シャンパーニュじゃないんだからね!
- 392二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 02:13:07
👁 👁
- 393二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 10:21:45
良いなあ
- 394二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 16:53:36
いずれシャンパーン島で酒蔵巡りとかしそう
- 395ロール21/10/19(火) 22:18:13
ギギギバチは久しぶりに飲む高級酒に、唇を尖らせるようにして恐る恐る口を付ける
対してアノニムの方はというと、コーラでも飲むかのようにグイグイの喉奥に流し込んでいた
ギギギバチはその飲みっぷりに閉口するしかなかった
そうしてギギギバチが黙っていると気を遣わせたと思ったのか、彼女の方から口を開いた
中々おいしい、ビールもあるから後で飲んでみると良いと促すと
空になったグラスにまたシャンパンを注ぎ込んだ。 - 396ロール21/10/19(火) 22:45:39
しばらく二人が飲み交わしていると、ふとアノニムの中で疑問が湧いた
ここは地上130階らしいが、どうしてここまでビルが大きいのだろう
ここの都心は広さはそこまででもないが、ビルがどれもこれも大きい
率直な疑問をギギギバチにぶつけると、彼曰く重力の影響により高く建築するのが可能だったのと
丁度10年前まではあるビジネスが大成功を収めたらしく、ここ一帯はバブルで高級路線が流行り
このように過剰なまでの高層ビルやいくつもたったとの事だ。
地元住民でもない彼が知っている所をみると、彼も気になっていたのだろう - 397ロール21/10/19(火) 22:49:19
もしや、あの地獄の満漢全席というコースメニューもバブル時代とやらの名残りではあるまいか
彼女は嫌な点に線が繋がっていく感覚を覚えた、夕飯どころか次の日の朝食にまで差し掛かりそうな負担を与えた
あの飽食の限りを尽くした料理の数々もきっと贅を求めた時代に作られたのだろう。 - 398二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 22:51:21
重力が弱いと言うことは気圧が低いと言うこと
酸欠にならないのは室内の設備によるもの? - 399二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:21:20
さて、シャンパンを半分ほど飲んだ彼女は
>>404をする事にした
- 400二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:21:54
ksk
- 401二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:22:06
ksk
- 402二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:22:23
ksk
- 403二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:22:32
ksk
- 404二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:22:58
ギギギバチと話す
- 405二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:23:30
軽く運動でも
- 406二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 23:33:07
彼女はギギギバチと話す事にした
彼には旅の武芸者になるきっかけは、さる武術家の技に魅せられたということだが、その武術家とはいったい何者なのかを聞いた。
すると彼曰く、盗賊に捕まりあわや人身売買にされるといったところでその武芸者が一人で盗賊共を一網打尽にしたという過去を語った、美談だがしかし肝心の何者なのかという点については多くを知らないらしい。
その人物も旅の武芸者として己を磨いていたらしいが… - 407二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 01:01:21
保守
- 408二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 10:09:57
ほす
- 409二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:15:41
期待
- 410二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:45:23
楽しみ
- 411二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:37:13
保守
- 412ロール21/10/21(木) 00:52:25
一回だけ
- 413ロール21/10/21(木) 00:53:46
- 414二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:08:44
空に浮かぶ軽々石を用いた交易
- 415二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:10:53
- 416ロール21/10/21(木) 01:12:52
- 417二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:14:39
ksk
- 418二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:14:46
マイクロビキニウム
- 419ロール21/10/21(木) 01:23:08
ギギギバチはマイクロビキニウムの輸出だと答えた
曰く、元々主要な産出国として名前を馳せていたが
ここしばらくの需要増加と、マイクロビキニウムの最大の産出国だった国が内線でガタガタになったという偶然が重なり掘れば高値で売れるフィーバー状態だったとか。
マイクロビキニウムはアルミのように軽く、錆びず、さらに合金として扱えば強度も高いといった有用にも程があるような金属であり、上述の需要増加も無理のない事だった。
余談だが、アノニムの船もマイクロビキニウム製である - 420ロール21/10/21(木) 01:28:54
話も一段落したところで、アノニムは寝ることにした
おそらく大多数の人間はまだ起きてるような時間ではあるが、高難度の着陸や怪鳥のフン騒ぎ、満漢全席やギギギバチとの手合わせなど、今日一日だけで気力と体力をゴッソリと持っていかれるような出来事が矢継ぎ早に降り掛かってきたので、夕方に差し掛かった辺りにも関わらず彼女は泥のように眠れてしまいそうだったのだ。
ギギギバチに風呂に入って寝る旨を伝えてシャワーを浴びに行く - 421ロール21/10/21(木) 01:35:06
しばらくすると、血色を良くした彼女が湯気をほくほくと立てながらシャワールームから出てくる、シャンプーの匂いを立ち込めらせる彼女に、思わずギギギバチは目を背けた。
彼女はその初々しさに苦笑すると、からかって見たくなったのか、わざと彼との距離を詰めていく
触れられる距離にまでアノニムに近づかれた時に、彼はいよいよ堪らなくなり、シャワールームに逃げるように入っていった。 - 422ロール21/10/21(木) 01:40:44
ギギギバチがシャワーから浴びてベッドルームへと向かうと、彼女は既に眠っていた。
彼も釣られて眠気がやって来たらしく、自分のベッドを探す……が当然だが見つからない、彼はここがダブルベッドの部屋であり、これ以外のベッドがないということを思い出した。
まもなく彼は頭を抱えた。 - 423ロール21/10/21(木) 01:52:22
彼は寝息を立てるアノニムの顔をよく見た、顔に傷こそあれどこれは見れば見るほど美人といえる。
無警戒に寝ている姿を見ていると、まるで夜這いにでも来ているかのような錯覚を覚えた、しかしギギギバチはここで欲望をぶつける程、獣では無かったらしい、彼はため息をついた。
ソファーで寝ようと彼が呟くと、彼の手をアノニムが掴む、いつから起きていたのか、悶々としていた自分の姿をモロに見られた事にギギギバチは赤面した。
アノニムは彼にギギギバチに隣で寝ることを促す、それに対してギギギバチは言葉を濁らせたので、有無を言わさずにギギギバチをベッドの中に引きずり込むと、手足を絡みつかせるようにしっかりと抱きしめた。
生憎眠いのでこれ以上はなしだ、と囁くとアノニムは本当に眠り始めた、ギギギバチも悶々としていたが釘を刺されてしまった手前手を出すわけにもいかず、結局絡みつかれたまま無理に寝てしまった。 - 424ロール21/10/21(木) 01:52:37
寝ます
- 425二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 02:36:42
アルミあるんだこの世界…
- 426二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:10:37
保守
- 427二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 12:14:27
保守
- 428ロール21/10/21(木) 19:58:40
何時間寝ていたのだろうか
彼女は目を覚ますとゆったりと身体を起こした
カーテン越しに見える空は黒く
時計を見ると、真夜中に差し掛かる所だった
こんな時間ではあるもののアノニムは今しがた目を覚ましたばかりな上にこれ以上眠れる気がしなかったので、また外へ繰り出す事にした。
ギギギバチはというとイビキをかいて熟睡していた
アノニムが身仕度を始め、そして終わるまで遂に起きなかったので、アノニムはこの男を置いていくことにした。
念の為にホテルの代金とチップを枕元の台に置くと
>>431へ向かった
- 429二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 20:19:42
鉱山
- 430二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 21:26:02
島で一番デカい塔
- 431二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:00:22
巨大樹の森
- 432二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 00:52:04
期待機
- 433二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 00:57:35
巨大樹の森って気が大きい感じね
- 434ロール21/10/22(金) 01:05:27
巨大樹の森に行くことにした
ここから十キロ離れたところにある巨大樹の森は
文字通り巨大な木がずらりと並ぶ森らしい
巨大樹というのは、かつて環境さえ合えばどこにでも生え、時間を掛けてゆっくりと人類の生活圏を脅かしていく敵対者だったが、今では良質な木材として野生種は軒並み伐り倒され結果的に保護されることになったという。
忌むべき存在から保護すべき存在に
敵対者から巨万の富を生む金蔓に
アノニムはこの巨大樹の森をパンフレットで見かけてからどうにも行ってみたくなったのだ。 - 435ロール21/10/22(金) 01:22:34
アノニムは古代樹行きの公共バスに乗ると、古代樹の森へ向かった。
行きはともかく帰りのバスに間に合うかは定かではないが
彼女にとってはどうでもいい事だった。
その気になれば10kmなど分単位で走破できるし、何よりこの道を走ることすら楽しんでしまえば思い出に変わるだろうという気概の為である。
バスはアノニムと他には3人程度という少人数を乗せて夜道を走り出す、横の景色は目まぐるしく変わり、様々なビルが過ぎていき、次第に一般宅とすれ違うようになり、更に進むと木しか見えなくなった。
まるで過去へと遡っていくかのような光景はさながらタイムマシンのようでもあり、犯し難い神聖な領域に向かっていく錯覚をアノニムに与えた。
舗装された地面が未舗装の砂利道に変わると、バスは停まったここが巨大樹の森らしい
アスファルトでないものの、しっかりとした道ではあるので迷うことはなさそうだ、そしてここまで近づけばなるほど、巨大樹と呼ばれる訳である、50メートルから80メートルはある木々が所狭しと生えている。
幹の太さも20から30メートルはありそうなこれらを枯渇寸前になるまでよく人間は伐り倒せたものだろう。 - 436ロール21/10/22(金) 01:25:41
巨大樹の森で何かイベントはある?
- 437二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 01:34:46
森に住む巨大リス(大型犬くらいある)と遭遇
- 438二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 01:40:55
殻だけでアノニム愛用の飛行機ぐらいの大きさはある巨大カタツムリ(アフリカマイマイ型)に遭遇
- 439二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 01:42:17
巨大樹の実が近くに落ちてくる
- 440二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 01:49:26
- 441ロール21/10/22(金) 01:51:18
で、でけえ!
- 442ロール21/10/22(金) 02:01:33
彼女が森の道を進んでいると、見慣れぬ崖を見た
こんなところに崖はあったのだろうか、そして目を凝らすとそれが生物の外殻である事に気がつく。
アノニムは後ろに飛び退いた、片膝立ちのようになり
腰の方のホルスターに手を掛ける、いつでも斧を抜けるようにする為だ。
膠着状態が続き、闇に目が慣れると生き物の正体が体節一つでバス程もある巨大なヤスデであることに気が付く。
もし襲ってくればどうなるか、殺せないことも無いだろうが下手をすれば死にかねない。
しかし、ヤスデはというと襲いかかる気配はない
アノニムは、最終的にはヤスデに敵意がないとわかると、手斧の収めてあるホルスターから手を離した。
その時、彼女を呼ぶ声がした
よくぞ来た、この森に何用か猛き者よ
確かにそう聞こえた、虚空から呼び掛けられてる訳でもないが、かと言って自分に対して話しかけてくる存在など特に見当たらない。
そう、目の前のヤスデを除けば - 443ロール21/10/22(金) 02:09:28
アノニムは念の為、ヤスデに対して自分を呼んだのは貴方かと聞いた。
ヤスデはいかにも、と答える
喋るヤスデというのはアノニムにとっても初めて見る、産まれてこの方人間以外の知的生命体を片手に入るほどしか見ていていない彼女にとっては、ここに人語を解する生物が生息しているというだけで驚愕する事実なのだ。
しかし、まどろっこしいのが嫌いなのか、ヤスデは困惑するアノニムの事情など知らぬと言わんばかりに単刀直入に森へ立ち寄った理由を再び聞いてくる。
アノニムは正直に観光だと答えた。
すると、ヤスデはすぐにシュンとなってしまった - 444ロール21/10/22(金) 02:15:46
訳を聞くと、ヤスデ曰く
ここら一帯は昔は自分を祀っていたが、近頃はめっきり参拝者も居なくなったので寂しくなったということだ。
かつては、試練やら修行やらで武人や僧の足が絶えなかったらしく、アノニムの強者の雰囲気を感じ取ったヤスデは久しぶりの修行者だと自分から接触に至ったらしい。
結果として修行者でもなんでも無かったわけだが。 - 445二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 02:40:34
ヤスデかわいい
- 446二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 07:41:01
保守
- 447二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 15:03:21
期待
- 448二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 22:33:12
保守
- 449二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 01:15:14
期待機
- 450ロール21/10/23(土) 01:40:53
ヤスデが悲しそうに身を震わせているのを見て、アノニムも憐れに思い、何か手伝って欲しい事はあるかと聞いた。
すると、ヤスデは見せたい物があるので付いてきてほしいとだけ言うと、背中に乗るように促してきた。
アノニムはその申し出に苦々しい笑みを浮かべると
渋々ではあるが了承した。
ヤスデを疑ったわけでも面倒だった訳でもない、では渋る理由はというと、正直なところ彼女はヤスデの見た目がそこまで好きでないからだ。
彼女はムカデだとかゲジだとかヤスデのような多足動物にこれといった忌避感はないが、かと言って好きでもない。
むしろこうして数え切れない程の足をモゾモゾとされると嫌いになりそうである。 - 451ロール21/10/23(土) 01:48:14
彼女が仕方なくヤスデの上によじ登ると、ヤスデは高速で森を駆け抜ける、アノニムはなるべく足のモゾモゾ感を味合わないように腰を軽く浮かせつつ、振り落とされないようにしがみついていた。
しばらくすると、ヤスデは社のような物の前でアノニムを降ろした。
アノニムがここは何かと聞くと、ヤスデは信仰が今よりあった時代に自らを祀って建てられた神社だと答えた
まどろっこしい事が嫌いな彼女はいよいよ何をして欲しいか簡潔に答えるようにヤスデに迫った。
すると、ヤスデが言うことには、信仰されなくなって久しいので形だけでも参拝してほしいとの事だった。 - 452ロール21/10/23(土) 01:57:55
信仰対象が目の前に居るのにも関わらず、社に拝むのかと微妙な気分になりつつも、アノニムは頼みを聞いた手前参拝する。
彼女が拝んでいると後ろのヤスデは、何を願ったのか見下ろすようにして聞いてくる、形だけでもと言う割には形が台無しである、彼女は自分よりも大きい目で覗き込んで来るヤスデにお世辞であなたの幸せを願ったというと、いかにもなお世辞にも関わらず嬉しそうに伸びを始めた。
喜ぶのは良いのだが、こうもモゾモゾされると彼女は目を背けたくなる - 453二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 11:42:29
保守
- 454二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 17:33:04
保守
- 455二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 00:12:22
保守
- 456二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 10:12:29
保守
- 457ロール21/10/24(日) 16:43:55
dice1d100=29 (29)
- 458二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 22:05:45
保守
- 459二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 22:51:29
保守る
- 460ロール21/10/24(日) 23:50:51
しばらく目を背けたくなるようなモゾモゾ動きを続けていたヤスデだが、やがて満足したのか静かになる。
ヤスデはしばらく考えたあとに、数え切れないほどある腕のうち一本をアノニムの前に差し出す。
手にはお守りのような物が握られていた
アノニムが何なのか聞くと、読んで字の如くお守りだとヤスデは言う、霊力が籠もっているので幽霊的な存在を祓う効果があるらしい。
正直なところ幽霊やおばけが得意でない彼女にとっては御神体からのお守りよりも、御神体から幽霊が存在するお墨付きを貰ったことのほうが衝撃的だし、聞きたくなかった事実だが、とにかくお守りは例を言って受け取った。 - 461ロール21/10/24(日) 23:57:24
遅ればせながら、アノニムはなぜここまで立派な神社を建ててもらえたのか、ヤスデに聞いてみた。
ヤスデは遠い目をして嬉しそうに過去を語りだした。
大昔、それこそ人類が巨大樹に対して何の抵抗する力も持たなかったとき、生活圏に入ってきた巨大樹の新芽を食べて間引きをしてくれるヤスデは敬われ、いつしか信仰対象になっていったという。
が、現在では人類と巨大樹のパワーバランスはひっくり返っていったので信仰されなくなっていったらしいが…
とはいえ一応まだ信者はいるらしい
話を終えた彼女はもう一度ヤスデに乗ると、ヤスデは再三礼を言って来た道を引き返してくれた。 - 462二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 10:05:01
保守
- 463二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19:29:19
保守
- 464二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 23:36:16
保守
- 465ロール21/10/26(火) 02:34:26
ヤスデから降りると、もう舗装された道が見えていた
あとは道を辿ればギギギバチの寝ているあのホテルに戻れるだろう
さて、アノニムの中では一つ、不思議な考えが浮かんでいた
冷静に考えればヤスデは巨大樹の森に生まれて、巨大樹の森によって生かされていたと言っていい
それはヤスデの食性を考えても同じことが言える、人間に崇められるために都合よく巨大樹の新芽を主食とする生態へと変化していったのか?
否、そうではない、食性がああだったからこそヤスデは崇められたのだ
ロールはヤスデから貰ったお守りをしっかりと手に持ちながら思いを馳せる
しかし、いつしかヤスデは巨大樹と切り離されて考えられた
ヤスデも自分が巨大樹の破壊者で人間の庇護者であると思い込んでいる
本当にそれでいいのだろうか、アノニムにはそれが、あるべきところから外したような気がしてならなかった。
とはいえそれを口にするわけにも行かなかったので、森へと消えていくヤスデを見送るだけに留まったのだが - 466二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 11:06:28
期待
- 467二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 18:34:10
ほす
- 468二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:38:25
保守
- 469ロール21/10/27(水) 02:37:30
ねりゅ
- 470二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 08:12:27
保守です
- 471二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 17:13:00
ほす
- 472二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 17:16:32
エター?
- 473二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 22:55:22
気長に保守