- 1二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 21:50:58
夜空には無数の星が輝き、砂浜が白く月明かりに照らされる。海の向こうは水平線が僅かに弧を描き、海面がキラキラと宝石のように瞬いていた。
そんな幻想的な風景を前にあたしはひたすら海辺に沿って歩いていた。
同じような景色が延々と続く。淡い青の波が足元まで押し寄せてきて足が砂に沈む。
ただ歩き続けていると目の前には海を見つめる彼がいた。
近寄るとこちらを見て、いつものシャツを着た姿で微笑んだ。
すると彼の存在が炭酸の抜けゆくサイダーのように徐々に消失する。
悲しくなって彼に抱きつくが存在は失われていく。
深い深い悲しみの中、あたしは一粒の涙を流した。
目を開けると窓から寒空の水色が差し込んでいた。五月蝿く鳴り響く目覚ましがさした時刻は午前6時。冷たい空気が掛け布団の隙間を吹き抜ける。
「どんな夢みてたんだっけ、あたし。」
顔についた涙の跡と、少しの寂しさだけが夢の遺物として残されていた。 - 2二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 21:51:26
読んでくれてありがとうございます。はんくちSSです。
こういう夢見るよねってことで結構前からあっためてたネタだったんですがあまりにも文字数が少ないのとネイチャ成分が薄いです。ごめんなさい。
朝6時の警鐘が、あたしたちのタイムオーバーです。 - 3二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 22:00:53
ネチャネチャしてる……
こういうサクッと読めてなんか寂しいSSが好物なんだ私は - 4二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 22:03:50
- 5二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 22:28:50
- 6二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 22:39:02
あっ♡いい曲♡