伝説のカルト映画を紹介しますわー！

1二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 20:40:41

クエンティタランティーノの「ジャンゴ」をテイオーと視ていたら
「西部劇かっくいい！やっぱサメ映画よりメジャーな映画がいいよね！こーゆーのもっと無いのマックイーン？C級より金掛かってる奴で！！！！」
と言ってきましたので、そこまで言うのでしたらと、お婆さまの宝物でもある「エル・トポ」を取りましたわ！VHS版ですわ！
こちらはかのジョン・レノンが大層気に入りましたカルト映画の王と呼ばれても過言ではない本作は、ド外道のカウボーイを聖書になぞる道筋で終始絵画のような構図で描く芸術点の多い作品ですの！
ただ構図の為に実際にウサギを大量に殺してたりグロテスクな描写に容赦無かったりと、まぁまぁとんでもない裏話もあります。
メキシコ映画でエルという文字からか、エルコンドルパサーさんも興味を持って、カウボーイという題材からタイキシャトルさんも一緒にみる事になりましたわ。
主人公のエルトポが息子を捨て卑怯な手で達人を殺すさまは悪人のようであり、恋人が女に寝取られるという百合展開に脳を焼かれて絶望する辺りから奇妙な静寂が部屋を支配し、その後改心してフリークス達から神と崇められて捨てられた息子との確執も解けてハッピーエンドかな？と思ったら町の人達に虐殺されるフリークスの方達、彼らを殺した町の人達を全員撃ち殺してから焼身自殺するエルトポ。全編に渡って意味のある展開であるのを知っている私は毎回このシーンで涙するのですが、他の皆様はただただ落ち込み、全員絶不調に陥りましたわ。
私以外全員が、特にエルコンドルパサーさんが号泣しながら退室し、グラスワンダーさんに慰められながら自室に帰っていくのを眺めていると、テイオーがな、な、なんと！「…馬鹿馬鹿しくてチープなサメ映画を見せて」と言ってきたのです！
私は嬉しくなって、満を持して「シャーク・アタック」を一緒に観ましたわ！
冒頭の4足歩行の自立式戦車を見てテイオーったら爆笑していましたわ！とても楽しいひとときでした