- 1節穴22/09/12(月) 23:45:20
このスレは安価で出していただいたもん娘や展開をダイスで取捨し、スレ主が話を書いていく安価風のスレです。閲覧注意とあるようにそういった描写が差し込まれることもあるのでご理解ください。
前スレ
(閲覧注意、安価風)もん娘クエスト的世界で戦う 3re|あにまん掲示板このスレは安価で出していただいたもん娘や展開をダイスで取捨し、スレ主が話を書いていく安価風のスレです。閲覧注意とあるようにそういった描写が差し込まれることもあるのでご理解ください。なんかスレ落ちてた……bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:46:55
立て乙
- 3二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:47:15
乙乙
- 4二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:47:37
盾乙
- 5二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:47:50
さて…
- 6二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:48:23
もうpart4か
- 7二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:48:37
とりあえず保守
- 8二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:49:07
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:49:21
梅梅
- 10二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:49:31
★
- 11節穴22/09/13(火) 00:03:41
「っく……んぅ、っぷ」
「むぅーーっ!! っ! い、なんでこんなっ」
舌を繰り、味蕾同士を擦り合わせるような接吻にトロも未知の快楽を覚えているようだが……こんなものでいいだろうか。精気というからにはやはり精が一番とは聞くが、体液であれば血や唾液でも代替にはなる。
深い奥底で、ウォナンビというもん娘の肉体が渇望していた男の精力。想い焦がれた相手の子孫であり、また彼自身にも懸想している以上……その効力は絶大だった。
七色の虹彩と共に、妾の身体も変容を遂げる。海面に写ったその姿は……龍神と呼ぶに相応しい物だろう。人に近い、分たれていた足は一つに纏められ蛇の身へ、ラミアに近しい姿へと。鱗の一枚一枚、隅から隅へと至るまで、眩いまでの虹を放つ妾の身体。船に戻したトロも呆然とした面持ちで妾を見つめている、見惚れているだろうか。
【Gu、giiiiiiii……】
排娜はこの身に宿った力に慄いているのか、あからさまに隙を見せている妾に対しても警戒し、接近出来ぬようであった。ならば此方から仕掛けさせてもらおう。 - 12節穴22/09/13(火) 00:26:51
幻霊達の中でも特に屈強な者達……モササウルスやショニサウルス、クロノサウルスといった奴らを召喚し、その身体を拳状の大きさにまで圧縮する。こうなった幻霊達は個体として動く事は儘ならないが、その力を純粋な魔力のリソースとして行使することが出来る。その分肉体へ掛かる負担は馬鹿にならない。
それどころかモササウルス一つを宿すだけでも、許容範囲を超えた肉体が爆発四散してしまいかねなかっただろうが……それも先ほどまでの話。今の妾ならば、それら全てを呑み下したとて……!
「ぐ、っうううううおおおおおおおっ!!」
マルフィク、サビク、ポステリオル、プリオル、ケバイライ、そしてラサルハグェ。圧縮した幻霊達の力を身体の節々へ浮かべ、それらを天体へと見立てる事で星の力を引き出す。
人差し指と中指を突き立て、銃身を模したそれを排娜に突きつけると、それだけで充分過ぎるほどのプレッシャーを浴びせられたのか、先ほど奴が放った怨霊の凝縮体……紺碧の光球が迎え撃つように発射された。
迫り来る猛威を前に、全身に漲らせた幻霊達の力を指先へと集約させていく。左手の薬指、あの人が拵え……トロに嵌められたその指輪へ口づけしながら、虹を超えて極彩色の輝きを溢れさせるその弾丸を解き放った。 - 13節穴22/09/13(火) 00:33:27
拮抗する事すらなく、奴の光球を撃ち抜いた輝星は排娜の右肩へと炸裂し、ドパン!と爽快な音をたてて爆ぜ狂った。この世のものとは思えぬ程の悲鳴をあげながら悶絶する排娜、かなりの痛打にはなっただろうが少しのんびりしすぎたか、クリーンヒットと言うにはイマイチなところだ。
【Gaaaaaaaaa!!!?】
「す、すごい……こ、これなら!」
「しかし獣は手負いこそ最も恐ろしい、ここからが正念場だ! 最後まで、共に参れ!」
dice1d10=4 (4)
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力437
dice1d100=18 (18)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力244
dice1d100=32 (32)
- 14二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:34:23
イマキタ・サンギョッ!!
- 15節穴22/09/13(火) 00:35:59
1甲冑顎噛(200ダイス)
2姿なきオゴポゴ(100ダイス、次回ダメ半減)
3原初の大海嘯(300ダイス)
4輝星ラサルハグェ(350ダイス)
5足引っ張んなーっ!(100ダイス)
dice1d5=5 (5)
- 16二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:38:08
大海嘯はまたおあずけか……
- 17二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:40:52
この声はアワニュ=サン?
- 18節穴22/09/13(火) 00:41:38
漁師達も、またウォナンビにばかり戦う事を任せようとはしていなかった、確かに自分達では及ぶべくも無い、超常的な規模の戦いをしている事は一目でわかる。だがそれでも、それが自分達の住む海をただ傍観して、見守るだけでいる理由にはならなかった。
「おおおおお!!! こっちもいるぞデカブツ!!」
「足引っ張んなーっ! 気を引けるだけでも、兎に角手当たり次第に投げまくれー!」
力自慢が錨を振り回しては叩きつけるように排娜へと放り、火炎瓶や投銛など出来る限りの攻撃を仕掛けていく。煩わしさに排娜も目を光らせ、怪光線を放って漁師達を撒き散らすものの、彼等はその手を止めなかった。
dice1d100=26 (26)
- 19二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:43:19
うーん、イマイチ
- 20二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:44:44
ナムアミダブツ!
やはりモータルのカラテではモンスター・ムスメには通用しないのか?! - 21二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:45:44
うぬぬ
- 22節穴22/09/13(火) 00:46:13
「気迫ばかりだ、ばかりだが……そうだ、妾はあれを守らねばならんのだ!」
dice1d10=8 (8)
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力411
dice1d100=51 (51)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力244
dice1d100=94 (94)
- 23二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:47:43
流れがきてるな
次こそ大海嘯やメガロストーム来る? - 24節穴22/09/13(火) 00:48:14
1甲冑顎噛(200ダイス)
2姿なきオゴポゴ(100ダイス、次回ダメ半減)
3原初の大海嘯(300ダイス)
4輝星ラサルハグェ(350ダイス)
5海月雷槍(150ダイス)
dice1d5=2 (2)
- 25二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:50:41
あの姿を消す技か?
- 26二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:55:03
自分にかけるキョジツテンカンホー・ジツだな
実際頼もしい - 27二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:55:57
またしても大海嘯補欠か
- 28節穴22/09/13(火) 00:57:47
腕の欠損を修復し、猛々しい咆哮と共に四つん這いで海面を駆ける排娜。牙と呼ぶには禍々しい、黒曜石のようなそれを剥き出しに、噛み殺してやると突貫する排娜。そんな奴に対して妾はパンと柏手を打ち、呼び寄せた幻霊……一度分離して取り戻した力、正体の無いオゴポゴの力を自身へ宿す。
大きく息を吸い、そして吐き出したそれは流氷を伴った礫の竜巻となり、突進してくる奴の身体を細かく削っていった。
dice1d100=5 (5)
- 29節穴22/09/13(火) 00:58:06
(カスダメ)
- 30二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:58:40
アイエエエ!!!!
- 31二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:59:40
- 32二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:01:13
うえあ!!
- 33節穴22/09/13(火) 01:01:25
「ええい、まるで効いておらんではないかっ!!」
「でも目潰しには、怯ませるには効果があったみたいです!」
流氷のブレスはまるでダメージにならず、だが……奴が何をどう見聞きしているのか定かではないが、その感覚を阻害し怯ませる事は出来たらしい。
dice1d10=5 (5)
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力406
dice1d100=46 (46)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力244
dice1d100=19 (19)
- 34二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:02:07
うへえ、何か嫌な予感
- 35節穴22/09/13(火) 01:02:35
1 ケルピーの嘶き(50ダイス)
2 霊船の狂乱(100ダイス)
3 シルリアの絶槍(150ダイス)
4 メイドインアズール(200ダイス)
5 やらせるかよ!!
dice1d5=5 (5)
- 36二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:03:14
ゴウランガ!!なんたるダイスブッダの悪戯か!
- 37二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:04:03
あぶねえあぶねえ
- 38二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:04:41
やったぜ
- 39節穴22/09/13(火) 01:10:09
「不味……なにっ!?」
【Wonam……guu!?】
行動を阻害された事に苛立ちを増したのか、腕を巨大なハンマーへと変えてトロ諸共ウォナンビを叩き潰し、ネギトロのようにしてしまおうと腕を振り上げた排娜の身体がずるりと後方へと引き摺られ、バランスを崩して倒れ込む。
「やらせるかよ!! トロとあの蛇神さんをよ!!」
「今だエチ、やっちまえ!!」
「くっ……らえ!!」
エチが触手を擦り合わせ、大量に分泌した毒液を針と共に排娜へ滅多刺しにしていく。この怨念の身体に毒というものが通用するかはわからないが、人ともん娘が手を取り戦う事に無意味という事はないだろう。
dice1d100=30 (30)
- 40節穴22/09/13(火) 01:14:22
(今日はここまでにします。規制がまだ解除されないせいで日中出せない……)
- 41二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:19:39
乙でした
- 42二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 01:21:34
カラダニキヲツケテネ!
- 43二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 08:14:40
保守
- 44二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 10:17:07
★
- 45二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 14:36:43
保守
なんか味方のダイスがアレだな - 46節穴22/09/13(火) 18:54:47
攻撃判定は勝つけどダメージ判定がだいぶ腐り気味ですね……
- 47二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 20:05:04
100ダイスでジャスト1とか始めて見た
- 48節穴22/09/13(火) 20:17:49
ウォナンビはトロという伴侶を力にもん娘としてのステージを上がり、人も駆けつけたエチも一団となって排娜を叩いている。だが、だがそれでも恐るべきはこの執念、どれだけ大勢の相手に集られようとも倒れない排娜のタフネス。いまだに全身を憎悪で満たしているこの怪物を相手に、長期戦を強いられ戦いは苦境へと差し掛かる。
dice1d10=4 (4)
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力376
dice1d100=32 (32)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力244
dice1d100=10 (10)
- 49節穴22/09/13(火) 20:18:27
1 ケルピーの嘶き(50ダイス)
2 霊船の狂乱(100ダイス)
3 シルリアの絶槍(150ダイス)
4 メイドインアズール(200ダイス)
5 っ、くどいぞ!
dice1d5=3 (3)
- 50二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 20:27:55
アバババーッ!?
- 51二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 20:28:32
うへえ
敵のダイスは相変わらず強いな… - 52二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 21:41:15
被ダメ半減中なだけマシか
- 53節穴22/09/13(火) 21:43:58
dice1d150=47 (47)
- 54節穴22/09/13(火) 21:53:36
攻め立てきれぬまま、強靭に任せるように排娜が長い尾を捲き海水を汲み上げていく。体格が大きくなった分、尾に纏う水流もまた巨大化し伴って威力も増大していた。小型の竜巻のようにもなったそれを大きさに見合わぬ速度でウォナンビへと向けて解き放つ。
「トロ、離れるなよ!」
ウォナンビはその激流をオゴポゴの特性、存在を曖昧にする力を使って回避。庇うようにして抱いたトロもまた無事であった。もん娘として力量を上げた事とは別として、この回避には体力を消耗するが直撃していればこれ以上のダメージだったことを考えれば安いものだ。
dice1d10=8 (8)
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力376
dice1d100=73 (73)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力221
dice1d100=72 (72)
- 55節穴22/09/13(火) 21:54:09
1 ケルピーの嘶き(50ダイス)
2 霊船の狂乱(100ダイス)
3 シルリアの絶槍(150ダイス)
4 メイドインアズール(200ダイス)
5 っ、くどいぞ!
dice1d5=1 (1)
- 56節穴22/09/13(火) 22:06:21
しかし変わらぬ戦況、何よりも煩わしい人間達の妨害に苛立っていたのは排娜の方。ビリビリと大気を震わせるような叫びが四方八方へ暴力的なまでにぶつけられる。
dice1d50=42 (42)
- 57節穴22/09/13(火) 22:12:20
(長引き過ぎている……モルトおじさんの時はおじさんがでかい数値バカバカ出して無双してくれたのに……)
- 58二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 22:15:32
(疲れてきたら、いい感じにしていいんやで…?)
- 59二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 22:15:56
(あれはモルおじがヤバイだけだから…)
- 60節穴22/09/13(火) 22:32:36
【Woooooooo!!!】
「これほど、とはっ!」
dice1d10=4 (4)
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力376
dice1d100=42 (42)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力178
dice1d100=48 (48)
- 61節穴22/09/13(火) 22:33:30
1甲冑顎噛(200ダイス)
2姿なきオゴポゴ(100ダイス、次回ダメ半減)
3原初の大海嘯(300ダイス)
4輝星ラサルハグェ(350ダイス)
5海月雷槍(150ダイス)
dice1d5=3 (3)
- 62節穴22/09/13(火) 22:34:26
dice1d300=47 (47)
- 63節穴22/09/13(火) 22:36:39
🎲ァ!
- 64節穴22/09/13(火) 22:40:15
全てを押し流してしまうような海嘯でさえ、決定打足り得ない。人ならざる、超越者の域にある蛇神であっても無制限に力を行使できる訳ではない。人の、トロから精気をもらったにしてもやはり唾液では限界がある。
「これでも、倒れないのか!」
dice1d10=10 (10)
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力329
dice1d100=92 (92)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力178
dice1d100=70 (70)
- 65二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 22:45:56
うぐぐぐ
- 66二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 23:07:18
大海嘯……?
- 67節穴22/09/13(火) 23:16:41
【Wonambiiiiiiiiiiiii!!!!】
「此方は、疲弊して来るというのに、疲れ知らずがっ!!」
沈没船、船幽霊のもん娘達が元となった鎖と錨が海上を駆けるウォナンビを追跡する。キリキリと擦れ合い不快な音を立てるアンカーの猛追に、息を荒げながら回避し続けるウォナンビだったが、こうしている間に排娜が何もせず傍観しているという訳もなく。
【L、A、aaaaaaaaaaa!!!】
セイレーンのような唄声と共に再び産み出される光球。錨が身体を捉え、動けなくなったところをあれで確実に仕留めてしまおうという算段なのだろう。それがわかったからこそ躍起になって鎖を避け、またとろやエチ達もエネルギーのチャージを妨害するべく攻撃を仕掛けているがあまりにも効果が薄い。そして……
「ぢ、ぐあっ!!?」
重々しい錨がドスリとウォナンビの背中に衝突し、無数の鎖が彼女の身体を雁字搦めにして拘束する。まるでそのまま締め殺すなりしてしまおうという力さえ感じるその鎖に、ウォナンビは指一本動かすことも出来ず眼前でエネルギーの塊が膨れ上がっていくのを見る事しか出来なかった。
「───っ、いや、まだ、まだだっ……まだ……」
歯を食い縛り、端正な顔に血管を浮かべるほどに力みながら満身へと力を込めていくウォナンビ。印が結べない以上は幻霊達の召喚も儘ならない、だがだからと言って諦めるという考えは一片足りともなかった。 - 68二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 23:17:40
やばい
- 69節穴22/09/13(火) 23:32:49
「トロ!! もう、駄目だよ!! わたしたちじゃ、あれに……」
「そんなこと言うんじゃ……! っ、みんな!! ぼくは……最期までウォナンビさんといる、けど、みんなはすぐ村に帰って避難を……」
眼前の戦況に絶望し、逃げようとトロへ説くエチ。このまま残っていたところで、ウォナンビがやられてしまえばもう自分達に生き残る目など無い。これから先排娜がどれだけの被害を引き起こすかはわからないが、それでも逃げてしまえば……
そう弱きになったエチを叱咤しつつ、その胸中を察するトロは苦悶の表情を浮かべながらもウォナンビと在ることを腹に決めた。だが此処に来た村のみんなをそれに巻き込む訳にはいかない、エチが言った通り逃げようとする分にはそこまでの問題にはならないだろう。
海の怨霊、海の怨嗟であるからこそあれだけの無法をしでかせる排娜が陸上にまで上がってあれだけの力を振るえるとは思えない、振るえないと信じたい。だからこそ、皆に逃げるよう声を挙げたトロだったが船に乗った男達は一様に首を横に振る。
「な、なんで!! みんな、みんなには家族がいるだろ!! 帰りを待ってる人が、ぼくとは、違って……っ、家族を置いてい……」
「そんなつもり毛頭ねぇよ! 第一この海以外で生きていくつもりもねぇからな、兎に角お前らぁ! とっととオールを漕げ!」
「あの蛇神さんのとこにいって、あの鎖をなんとかする! そうするしかねぇだろうが!!」 - 70節穴22/09/13(火) 23:50:09
愕然とするトロの首根っこを掴み、慌てるエチも連れて漁師達は一斉にウォナンビの元へと船を漕ぐ。その光景には鎖で縛られたままの彼女も目を剥き、視線で早く逃げろと言わんばかりの念を送るものの、彼等はその意思を受け止めた上で動きを止めない。
「なんで、なんでこんな!!」
「俺達にだって、見えてたんだよ。あの角が生えた方のもん娘が……海の神様が、あのバケモンに突っ込んでいって……あそこまでされて、どうして俺達だけおめおめと逃げ恥を晒せる?」
「っ、それはそうだけど!! みんなには帰る場所が……」
「トロ、お前まさか自分には無いとでも思ってんのか!?」
泣き出しそうな顔で声を荒げるトロの胸ぐらを掴み、それ以上の声量を浴びせ掛ける壮年の男。気迫だけならば排娜やウォナンビにも劣らないような声に、何かがドクリと震える。
必死に鎖を引っ張り、オールを差し込んでなんとか引っぺがそうとする男達の掛け声を聞きながら、エチも腹を括ってその中に割って入る。
「帰るんだろ、あの蛇神様も、このエチも連れて俺達みんなで、お前ん家で待ってる娘らもいただろうが!!」
「っ、あぁ……」
【LA、aaaaaa────!!!】
エネルギーを溜めきり、もん娘達の呪詛が人相となって浮かぶ禍々しくも何処か神々しい光球が排娜の側を離れた。一直線にウォナンビ達へと向かっていくそれが炸裂したのならば、彼女達はこの世に存在した痕跡すら残さず跡形もなく消え去るだろう。それだけの力を持ったその狂気が……
「っ、あああああ!! 覚悟決めろぉ!! 盾になってでもこの蛇神様達を守れぇ!!」
「海に座す神々よ! 御照覧あれええっ!!」
「やめ、っ、みんなぁあ!!」
「ったく、任せたつったのにこの様かよ。騒々しいったらありゃしねぇ」 - 71二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 01:25:46
この声は……!
- 72二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 02:05:24
- 73二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 03:26:14
ゴウランガ!
- 74二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 10:20:49
今度こそアワニュさん?!
- 75二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 14:15:59
保守
生きててくれたのか - 76二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 21:05:35
ブッダは起きていた
- 77節穴22/09/14(水) 23:01:53
熱く乾いた風が吹き抜ける。山吹色のオーラを伴って海上へ飛来したその影は、普段通りに快活な笑みを浮かべて一薙ぎに鎖を破壊した。自由を取り戻したウォナンビは驚愕に目を見開き、トロもまた驚きに言葉を失った。
「お前、確かに……」
「生きて、たんですか……?」
【Gu、Giiiiiiiii!!!】
それを見て憎しげに地響きがしたような咆哮をあげた排娜はトロもウォナンビも、一切合切を丸ごと葬り去るように光球を発射する。
「うんにゃ、俺ぁさっき間違いなくふっとんだ、くたばったさ。だが、お前らが、人間がああまでやってんだ。くたばったままでいるなんざ、出来やしねぇだろ!」 - 78二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 23:08:22
- 79二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 23:17:37
乙です
アワニュさん、凄くいいキャラだっただけにこの展開は嬉しいな - 80二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 23:33:57
ようアワニュ…
会いたかったぜ - 81節穴22/09/15(木) 01:05:19
サイバーパンクエッジランナーズを見てきました
情緒が壊れる音がする - 82二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 01:15:06
- 83節穴22/09/15(木) 01:28:30
最終回まで一気に見て無事に脳を破壊し尽くされました。まさかあんなネギトロになって死ぬとは思わへんやん……
- 84二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 01:32:37
オレも オレも(画像略
- 85節穴22/09/15(木) 01:35:12
こんなに情緒が狂ったのはラダーンフェスティバル以来だった、吐きそう。まったく関係ない話になりますけど衝撃が深すぎた、ディープインパクトだった……アダムクソスマッシャーなんてゲームじゃあんな簡単にぺちぺちしてれば手足ボーンして死ぬのに……Vがイカれ野郎過ぎる……
- 86二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 01:37:48
未試聴だけどなんか凄そう
そう言えばサイバーパンク2077もかなりグロかったな… - 87節穴22/09/15(木) 01:39:31
昔のバージョンだともっと血がドパドパ出てたのに規制でも入ったのか刀で切っても全然出血しなくなったんだよな……
- 88二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 01:39:46
ヒキガネ社はエログロが好きなのか?ボブは訝しんだ
- 89二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 01:44:11
- 90節穴22/09/15(木) 01:49:38
羨ましい限り、というか年齢制限付けてんだから規制くらい取っ払えい……ゲーム用PC買えって話になるんですけども……
あー、わりとスマッシャーが推しなだけにお前の面が出てきた瞬間全滅も優にあるだろうなって思ったよ…… - 91二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 02:15:11
どうも海外(特にアメリカ)はエロは規制厳しいがグロはやるっぽいね。それも遠慮なくとことん
- 92二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 02:26:30
むこうだとキリスト教的価値観でエロだけは厳しいみたい
他の鬱展開は本当に何でもやるけど - 93二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 08:15:38
★
- 94節穴22/09/15(木) 10:42:14
撃ち出された呪怨の奔流、それに対してアワニュは臆する事なく一直線に走り出す。その行動にトロもウォナンビは言葉も出なかったが、彼女の身体から溢れ出る以前とは格の違う神気が漏れる悲鳴を抑えつけた。なんとかしてしまうのだろうという、信頼にも似た確信が。
今顕現しているアワニュは先程排娜へと突貫し、虹となって散った者とは別の存在だ。海の恵や海の神、トロが住む村の住民達が捧げている漠然とした信仰。それに加えて、記憶が朧げながらも虹色の目をしたもん娘、ウォナンビに助けられたという経験により彼女を海神と誤認していた漁師達。
その結果、先程のアワニュは多少ウォナンビの特性を含んでいたし、本来の性能からは程遠い力で幼さも見える少女の外見をしていた。
「おおおおおおっ!!!」
だが今のアワニュは違う。すらりと背も伸びより美しい美女と呼べる姿になった彼女は、その頭に生える角も更に猛々しくその存在を主張している。剛角に穏やかな緋色を纏った彼女は双角を突きつけて迫る光球を迎え撃ち、首を大きく振るってその呪詛を投げ飛ばした。 - 95二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 11:55:49
アワニュ様やっぱり頼もしいな
- 96二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 13:26:27
ブッダ!アワニュ=サンのセカンドエントリーだ!その胸は豊満であった
- 97二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 21:29:43
★
- 98二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 22:52:24
保守
サイバーパンク2077やってないけど画像で検索してたらネオサイタマアトモスフィアがすごいな - 99節穴22/09/15(木) 23:25:36
「海の神霊アワニュ、人の祈り、人の意志により再臨した。助太刀するぜウォナンビ、トロ、エチ。そして勇気ある人間達」
「心強いものだな、まったく……お前には助けられるな」
【Gar、Awo……Giii……!!】
「トロ、これが正真正銘俺たちの最後の戦いだ。行こうぜ……!」
「っ、はい!」
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力329
dice1d100=63 (63)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力178
dice1d100=77 (77)
角蛇の海神、アワニュ 体力400
dice1d100=29 (29)
- 100二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 23:41:45
アワニュさん?
- 101節穴22/09/15(木) 23:56:19
1甲冑顎噛(200ダイス)
2姿なきオゴポゴ(100ダイス、次回ダメ半減)
3原初の大海嘯(300ダイス)
4輝星ラサルハグェ(350ダイス)
5海月雷槍(150ダイス)
dice1d100=26 (26)
- 102節穴22/09/15(木) 23:56:39
ミス
dice1d5=1 (1)
- 103節穴22/09/15(木) 23:57:49
dice1d200=82 (82)
- 104二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 00:01:00
なんでこうアワニュさんのダイスだけ渋いんだろう
- 105二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 00:20:31
ダイスのブッダは二回目はアワニュ=サンに微笑まなかったか……
- 106節穴22/09/16(金) 00:24:45
ぼくやエチ、村のみんな。ウォナンビさん、そしてアワニュさんの三方向で排娜を囲み、注意を分散させる。まず脅威として排娜が対処しに動いたのはアワニュさんに対してだった。体力が十分にあり自身に痛打を与えた彼女をのほ先んじてどうにかしようと考えているんだろう。
【GAAHAAAAA!!】
「ぐっ、おおっ!! こいつぁ重い、がっ……今だぜウォナンビ!!」
腕に光を纏わせ、呪詛を跳ね除けながら巨大な腕を受け止めたアワニュさんはしっかりと踏ん張って逆にそれを食い止め、ウォナンビさんが攻撃する隙を産み出す。
ウォナンビさんは両手にダンクルオステウスの巨大な上顎と下顎を召喚し、海面を勢いよく蹴って跳ぶと排娜の顔面に向けて牙を噛み合わせるように両顎を叩きつけた。
【Gaziyououruu!!?】
「中々効いてるようだな! この調子でいくぞ!!」
慟哭と怨嗟の坩堝、排娜 体力165
dice1d100=66 (66)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力178
dice1d100=1 (1)
角蛇の海神、アワニュ 体力400
dice1d100=96 (96)
- 107二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 00:31:54
やっとか……長かったわい
- 108節穴22/09/16(金) 00:32:58
焦らすようですが今日はここまでにします……
- 109二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 00:34:29
お疲れさまでした
- 110二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 00:40:05
お疲れ様でした
次回も楽しみに待ってます - 111二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 00:55:38
乙乙
- 112二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 03:37:00
オムカレサマドスエ!!
- 113二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 12:10:52
保守
アワニュさんガンバッテ - 114二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 18:45:53
保守🐍
- 115二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 21:42:42
保守
- 116節穴22/09/16(金) 23:57:20
盛大にサボり散らかしておりました……今日はもうお休みしますの……
- 117二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 00:01:03
カラダニキヲツケテネ!
- 118二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 00:18:56
わかりました
季節の変わり目、体調を崩されませんよう御自愛下さい - 119二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 10:28:56
保守
- 120節穴22/09/17(土) 13:46:58
大変です、エッジランナーズにシナプス焼却を打ち込まれてまともに手がつかないんですよ。ワールドオブサイバーパンク2077を買いに行かねば……
- 121二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 13:50:45
ウ・・ウソだよな?
- 122節穴22/09/17(土) 14:06:33
資料集がなければあの作品の二次を書くのに解釈を纏め切れぬ……
とりあえず海のお話ちゃんと終わらせないと…… - 123二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 14:27:24
ネオサイタマのアトモスフィアにニューロンを焼かれたのか
- 124二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 20:09:10
保守
- 125節穴22/09/17(土) 23:00:46
巨体がこれまでにないほど大きくよろめいた、無尽蔵に思えた耐久も限界が見え始めたように思える。好機とばかりにウォナンビと対面の位置にいるアワニュは自身もまた攻勢に移る。
1 点滴穿石(50×3ダイス)
2 粉骨砕身(200ダイス)
3 乾坤一擲(500オア100)dice1d2=2 (2)
4 不倶戴天(300ダイス)
5 巡り終わらないもの
dice1d5=5 (5)
- 126二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 23:04:45
え?
- 127節穴22/09/17(土) 23:05:16
【OOooo、oooooOOOOOOO!!!】
瞬間危機を感知したアワニュはすんでのところで体にブレーキをかけ、目の前でぶくぶくと異常な膨れ上がりを見せる排娜を警戒しながら睨みつけた。ウォナンビもこれには気づくだろう。各自が警戒を滲ませる中、人型である事からも外れ崩れ落ちるような形となった排娜の身体が四方八方へと爆散。それぞれがトロや村民達を庇う形でダメージを負う。
dice1d50=28 (28)
- 128二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 23:06:36
なんでアワニュさんにだけダイス神は辛くあたるんだよ
- 129二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 23:07:51
グワーッ!?
- 130節穴22/09/17(土) 23:10:11
「っ、ぐ……自爆とは、だが所詮は悪足掻……」
【ウ、オ、ナンビイイイイイイイイ!!!!】
「っち! 人型から高くなったと思えばまた人型に、変遷の忙しない奴だな!!」
排娜は、ハイダは自身の鎧とも言える呪詛を爆散させて生身を剥き出しにしながらも危機を脱した。まだここでは終われないと、辛うじて人型であるような姿のハイダは獣のように吠える。
ハイダ 体力165
dice1d100=20 (20)
虹の蛇神、ウォナンビ 体力150
dice1d100=74 (74)
角蛇の海神、アワニュ 体力372
dice1d100=58 (58)
- 131二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 23:11:28
ウォナンビさんのターンか?
- 132節穴22/09/17(土) 23:14:37
1甲冑顎噛(200ダイス)
2姿なきオゴポゴ(100ダイス、次回ダメ半減)
3原初の大海嘯(300ダイス)
4輝星ラサルハグェ(350ダイス)
5全てを呪う者
1 点滴穿石(50×3ダイス)
2 粉骨砕身(200ダイス)
3 乾坤一擲(500オア100)dice1d2=1 (1)
4 不倶戴天(300ダイス)
5 全てを呪う者
dice1d5=2 (2)
どちらかでも5が出るとカウンター判定
- 133節穴22/09/17(土) 23:14:59
ウォナンビダイス
dice1d5=4 (4)
- 134節穴22/09/17(土) 23:15:53
ウォナンビ
dice1d350=208 (208)
アワニュ
dice1d200=171 (171)
- 135二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 23:18:04
いけーっ虹色の蛇!!
- 136二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 01:00:20
ガンバルゾー!!
- 137二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 01:10:04
ほいほーい
- 138二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 12:20:45
保守
- 139二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 19:41:03
ほ
- 140二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 21:04:21
ほ
- 141節穴22/09/18(日) 22:39:08
「ウウオラァアアアッ!!」
【ア、ワ──、ッグゥウウウウ!!】
真っ先に飛び出したアワニュの双拳がハイダの人中、額、喉、鳩尾、急所という急所を乱打していく。蹴りが腿を砕き、肘が臓を貫いた。苦しみに赤の混じった泡を噴き出すハイダはアワニュの正面から弾けるように飛び出した。退避ではない、半ば賭けに出たようなものだ。とうとう燃え尽きるだろう己の力、アワニュに使い切らせてやる訳にはいかない。
【ガア、ッゥウウウガァアアアアア!!】
「っ、ウォナンビ!!」
崩れ落ちるようにしながら、血液をアワニュの顔面へ目掛けてばら蒔き目潰しにするハイダ。怯んだ隙に駆け出した先にいるのは勿論、宿敵、怨敵ウォナンビが。千切れかかった尾に激流を纏わせ、刺し違える覚悟で突貫する。
「……お前達の事は、決して忘れない。その咎を軛として、妾は生きていく」
【ウウウウオオオオオオオオオオオオナン───】
ドグン、とハイダの絶槍がウォナンビの胴へと突き刺さった。トロが悲鳴に近い叫声をあげる、彼女の口からゴブリと血が流れ落ちた。
【ガ、カ、ハグ……ゥ、オ】
その直後だった、悶えながら後退したハイダの身体を輝かしい虹の軌跡が貫き、右半身が光の粒子となって消し飛ぶ。 - 142二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 22:42:07
やっと…やっと…
- 143節穴22/09/18(日) 22:55:30
dice1d2=2 (2)
1 おのれアワニュ、おのれトロ、おのれウォナンビ
2 もういいんだよお姉ちゃん
- 144二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 00:56:16
保守
- 145二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 01:05:33
この声は……
- 146二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 01:29:05
悲しい戦いだったがとにかく終わりだな
- 147二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:12:04
コトダマに包まれてあれ……
- 148二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:21:20
どうなるんや
- 149二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 11:16:04
保守
- 150二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 12:43:43
ゴウランガ!?
- 151節穴22/09/19(月) 13:02:33
蚯蚓がのたうつような動きで、残された手足で這いずるハイダ。尾も千切れ飛び、彼女の力となるようなものは何処にもない。それでもウォナンビの足元にまで詰り寄った彼女は力なく拳を足に叩きつける。最早子どもが戯れているような感触しかしないそれに、酷く哀れに思えたウォナンビは何をするでもなく彼女を見下ろした。
【こ、の……かなら……くいを……】
「……」
【ぁ、ろーど、ろーど……ねぇさんは、だめだった……だが、だがいつか……いつかおなじように、わたしたちは……】
【 】
【っ、ああ……そう、か……おまえがそういうなら、またせてしまって、ごめんな……いっしょに……】
目を見開き、うわ言を漏らすハイダ。誰かに語りかけるようなその口振りは、死に瀕し錯乱したことによるものか、あるいは霊魂達と同化していた彼女には見聞き出来るものもあるのか。これまでに見たことのない穏やかな顔を見せたハイダは、残された手で何かを握るようにし、光となって消えていった。 - 152二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 14:30:22
敵方にも少しだけ救いがあってよかった
- 153二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 14:34:46
ゆえに我々としては願いたい、願うしかない。この、恐らくは生まれて以来、笑顔も無く、無知と貧困のなかで虐げられてきた哀れなもん娘の魂が、少なくともこのわずかな期間の旅の間には優しく解き放たれて、コトダマの永遠と、微かなりとも接続することができていたと。
- 154二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 15:43:30
終戦やな
- 155二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 19:21:38
ついに撃破か
でもみんなこれからどうするんだろう - 156二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 20:53:38
コトダマに包まれてあれ……
- 157節穴22/09/19(月) 22:02:46
この海に根付いた因縁は、正に海よりも深いものだったんだろう。人間ともん娘、受け入れられずに追いやられ、追いやられた先に因果が積もった。
どちらが悪いという話でも無いのだろう、だけど……ぼくたちは同じ星、同じ海の中に生きている。拒絶を極めた先にあるものは憎しみを湛えた争いだけだ。襲われもするし迎え撃ちもする、これからの村は……それで良いんだろう。
「トロ、碑でも作ってやろう。あのもん娘の、もん娘達のために」
「……うん」
そのあと、村のみんなで協力して海に死んでしまう生き物の為の碑を作ることにした。これは何ももん娘の為だけというものではなく、この村のみんなが海難に遭った時のものでも、或いは獲った魚達に対してでもある。ハイダも、その妹のロードという娘も、みんなに対しての鎮魂を想って。
「全てかたはついたのか、であれば我等も安心ということだな」
「んーすごい! エチもびかびかして頑張ったそうだし! みんな仲良くなってハッピー!」
「……我々はどうする? 当初の予定通り、オゴポゴは放浪する予定なのか」
ダンクルさん、ケツァルさん、オゴポゴさん達はそれぞれ話し合った結果、ケツァルさんとダンクルさんはこの村でもう少し過ごすとのことだそうだ。というな、なんかダンクルさんは不思議な縁を感じるらしくぼくを気に入っているそうだし……ケツァルさんは、なんというか人を好きな性格なんだろうな。
オゴポゴさんは、海ではなく湖を探してそこにでも住もうかと思っているらしい。どうして湖なんだろうと思ったけれど、彼女曰くそういうものらしい。
もし湖に来る人がいるのであれば……どうするかはまぁ、考えるそうだ。意思の疎通が出来るからといってやはりもん娘の幸福は人と交わる事だそうだから……ままならないものだなぁ。 - 158二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 22:09:18
ふぅ…
- 159二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 22:10:50
きたきた
- 160二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 00:02:28
今北産業
オゴポゴさん行っちゃうのか - 161二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 05:11:18
オゴポゴ=サン、オタッシャデー!
- 162二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 08:37:36
保守
- 163二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 12:21:52
エピローグか
- 164二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 16:59:10
ほ
- 165節穴22/09/20(火) 20:39:18
「オラ、そんなんじゃフナムシ娘一人倒せねぇぞお前ら! へばんなよー!」
アワニュさんはもう暫くこの村に留まった後、自然とまた何処かで助けを必要としている人達の元へ行くのだという。その間、彼女はぼくも含めて漁師のみんなにもん娘との闘い方……というよりは、護身方や逃げ方を教えてくれていた。
これから、ウォナンビさんがぼくたちの村を守る事はない。この海に生きる者として、捨て身で生きていくときっと……これまでよりも凄惨な思いをする人は増えるかもしれない。だけどそのリスクは本来ぼくたち自身が背負う筈だったものだ。誰も文句は言わなかったし、みんなが必死に、生きるために努力するようになっていた。
「これから先、あそこでくたばったもん娘達の席が空いて新入りが来るのは……まぁ半年はかかんだろ。それまでにみっちり教え込んでやるからな」
なんというか、結局最初から最後までただ他人の為にその身を呈してくれたアワニュさんに対してぼくらが出来ることがないのはもやもやするけれど、お礼を言ってくれるだけで彼女は満たされるのだという。なんというか……でっかいなぁ…… - 166二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 20:57:31
フナムシ娘名前だけでも弱そう
- 167二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 21:00:46
>フナムシ娘
数で攻めたり隠密行動するタイプのモン娘?
- 168二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 21:10:38
ついに…ついに…
- 169二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 23:57:00
保守
- 170節穴22/09/20(火) 23:59:14
「トロをお腹の中に、包みたい気持ちもあるけど、今のわたしは、エチだから……あなたとおんなじからだで、おんなじ世界で生きていきたいな」
エチゼンクラゲ娘、もといクラゲ娘のエチは……やっぱりぼくのことが好きなんだそうで、ぼくの家に住み着く事になった。最初に会った時は巨大だったり、その次は小さかったりでなんとも忙しなかったけれど、改めて同じくらいの大きさのエチを見ると……不思議な感じだ。
白く透き通るようなドレスは彼女の息遣いに呼応するように微弱に煌き、神秘的で幻想的な姿は何処かお姫様のようにも見える。正直、ぼくなんかが好きになられるには綺麗過ぎるほどだ。
「そんなこと、いわないで、ね? わたしはトロに会えて、トロとおんなじ世界で過ごせて、とっても幸せなんだから」
そのあとぼくとエチがどんな生活を送ったかについては……ちょっと、別の話にさせてもらいたい。だけどひとつだけ言えるなら……幸せな生活ではあるかなぁ。 - 171二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 00:03:57
- 172二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 00:08:45
- 173二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 00:13:43
- 174二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 00:17:19
終わった……
- 175二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 00:19:27
ウォナンビ=サンは?
- 176節穴22/09/21(水) 01:31:14
船に乗り、沖に出る。ウォナンビさんに導かれるまま進んだ先には、小島にぽかんと空いた洞窟があった。指先から光を放ち、中を照らすウォナンビさんに促されて中を覗き込む。自然の物ではない、明らかに人の手が加えられた木の椅子や石の机……火を起こした跡など……ここは、ウォナンビさんがずっと一人で暮らしていた場所なんだろう。
「ウォナンビさん、これは……」
「ああ、手ずから作ったものだが……本腰を入れて人間が作るものと比べれば、ガラクタ同然だろう」
そう言うことをいいたかった訳では無いんだけども、確かに趣のある空間ではある。それにしても、もん娘というのは人間と同じ骨格なのに危険だったり過酷な環境でも逞しく生きていけるのは、凄いと思う。ぼくだったらこのハンモックもどき首ビーンってやっちゃいそうだし。
「……こんなことをしに来たのではないのだ、こんなことを」
少し気恥ずかしそうにしたウォナンビさんはつかつかと奥の方へ歩いていく。足元にあった木箱を拾い、それを開けると中からまた小さな箱を取り出した。何か既視感を覚えるようなそれに、彼女はまっすぐぼくを見つめると背筋を正し、纏う空気を変えた。
とても真剣で、揺るぎないその眼差しにぼくの背もしゃんと伸びるようだった。だけど、その眼差しとは裏腹に心の中では決心が付き切らないのか。僅かに手を震えさせながら、ぼくの目の前でその中身を露わにする。 - 177二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 01:38:31
おお、今回は三本立てか!
- 178節穴22/09/21(水) 01:46:57
「あのとき、お前にあの人の指輪を見せられたとき……とても、消えてしまいたいくらいに胸が締め付けられた。妾の想いだけならばまだ良い、だが……あの人もまた妾を想っていたこと……それが叶わぬまま過ぎ去りし時に逝ってしまったこと、悔いや虚しさでいっぱいだった」
その指先に摘まれて出てきたのは、銀を台にした指輪に大粒のケシパールが嵌まっているもの。彫刻などの装飾がないそれは……ウォナンビさんがぼくのご先祖様を想って、けれど彼女も渡す事が出来ずに仕舞い込んでいたものなんだろう。
「とても、とても忘れられるものではない。だが、こんな妾が何処までも自分勝手にあの人の言葉を代弁するなら……きっと、妾の幸せを願ってくれるはずだ」
「ウォナンビ、さん」
「トロよ……妾の……愛して、愛した人よ……どうか、この指輪を受け取ってはくれませんか」
不思議と、涙が溢れ出てきた。ずっとそうしたかったようなこれは……とても穏やかで温かく、柔らかい……この内側にあるものが、きっと……
「はい……っ、はい! ぼくも、ぼくもあなたを、ウォナンビさんのことを……」
そうして、ウォナンビさんはぼくに指輪を渡すと遠い海へと泳いでいった。だけどこれは永遠の別れって訳じゃないし、そう長い期間ではないと言っていた。少しだけ、ウォナンビさんの基準と人間の寿命が噛み合わない気がして不安もよぎったけれど、もしそんなことがあったとしても……彼女が帰ってくるまで長生きしないとなぁ、なんて。
「そういってもう一年は経つんじゃない? まぁわたしとしてはトロと二人っきりでいれるから良いんだけどね」
海岸に座り込み、海を眺めてながらそんなことを考えていると顔に影がさす。覗き込んでいるのは……ぼくのもう一人の好きな人、エチだった。彼女も随分とこの村に馴染んだ気がする。言葉もだいぶ上手くなって……というか、ダンクルさんたちは普通に喋ってたのになんでエチだけが辿々しかったんだろうか。 - 179二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 01:47:10
デートだワッショイ!
- 180二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 01:47:37
ふぅ…
- 181二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 01:57:39
ぐぬぬぬ……
- 182節穴22/09/21(水) 01:58:13
「……ねぇ、トロは後悔とかしてない?」
「後悔って?」
「……ん、なんでもない」
はぐらかすような彼女の言葉に首を傾げながら、薬指に嵌まっている指輪をそっと撫でる。少し歪ではあるけれど、純粋な輝きとありのままの形で取り出されたケシの真珠は陽の光を浴びて複雑に……虹色の、ウォナンビさんの瞳のような輝きを放っていた。
「はー、それにしても最近のダンクル、どう考えてもトロの事食べようとしてる。わたしがいない時に襲われたりしちゃダメだからね?」
「んー、あー……抵抗出来たらいいけどなぁ」
どれだけ離れた場所にいたとしても、ぼくらは広い海の中、同じ空の下、虹の橋で繋がっている。長い幼少期を終えたウォナンビさんはどんなもん娘として帰ってくるのだろう、結構イメージ変わってたりするのかな。
「さて、今日もいい天気だし、船の上でお昼寝でもしようかなぁ」
「わたしも一緒に……あ、あれ!」
「……っ、ああ!」
【完】 - 183二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 01:59:32
アイエッ?終わり!?
- 184節穴22/09/21(水) 02:01:03
一旦ストーリーとしては終わりにして、続きは前の分とかのを書いてから……
- 185二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 02:01:44
乙でした
2ヶ月以上に渡るトロ編もついに完結か
みんな幸せそうでよかった - 186二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 02:15:58
エチが最後までカワイイヤッター!
- 187二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 09:36:42
乙でした
長い間お疲れ様です - 188二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 10:31:18
乙乙
- 189二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 10:31:45
そうか2か月か…
- 190二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 18:15:23
キャラ多かったからな
- 191節穴22/09/21(水) 22:51:06
眠気と疲れによりおやすみします……このあとどうしようかな……
- 192二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 22:57:07
ゆっくり休んでいってね!
この後の事はそのとき考えればいいと思います - 193 22/09/22(木) 00:43:50
★
- 194二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 10:26:03
ほ
- 195二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 14:24:46
- 196節穴22/09/22(木) 18:00:55
うーん禍々しいチャント
- 197二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 18:04:41
★
- 198二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 18:18:35
コワイ!
- 199二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 22:37:22
ウォナンビさん貞淑だな
- 200節穴22/09/22(木) 23:18:12
駄目だ、活力が出てこない……多分新しいお話を書くにはレパートリーとやりたい事と気力が足りない……
とりあえず
1 ミラとノース、舌呑み
2 エキシビジョン モルト対ガチアステリオス
3 トロエチエチ
の誰かから考えていく
dice1d3=3 (3)
- 201二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 23:20:56
おごごご
- 202二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 23:24:45
やったぜ!
- 203二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 23:25:21
舌呑み!ハズレ!
- 204二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 23:27:06
ゴウランガ!
- 205二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 03:38:45
星
- 206二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 11:51:54
保守
- 207二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 16:22:28
ホシポゴ
- 208二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 21:23:13
次の安価ではもっとメジャーなモンスターを出そう
- 209二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 23:46:11
アメリカインディアンのワンパノアグ族が崇める巨大な海の魔神、マウショップなんてどうだろう?
- 210二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 23:52:16
知らねぇ…
- 211二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 00:23:14
まぁ今はエチ編を楽しみに待とう
- 212二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 10:51:22
保守
- 213節穴22/09/24(土) 12:36:32
ぷかぷかと海面を漂うように浮かんでいるエチを見ると、やっぱり便利で羨ましいなと思う。ああやって脱力して水に浮かぶのはとても気持ちいいんだけど、人間のぼくがやろうとすると息を吐いた瞬間に身体が沈んだり、鼻に海水が入りそうになってあそこまで脱力出来ない。
ひんやりとした海水にぽかぽかした日差し、気持ち良さそうにうたた寝しているエチを見ると穏やかな気持ちになれる。ぼくも船の中に台やクッションを用意して、錨を下ろし船の位置を固定する。程よく雲もあるので、日差しの下でも眩し過ぎるということもない。エチはクラゲだし流されていっちゃわないか不安でもあるけど、まぁもん娘だし大丈夫……なのかなぁ。
横たわり、訪れた睡魔に抗う事なく呑み込まれる。波の音とたまに聞こえる海鳥の声、穏やかな海の上でお昼寝するのはこの上なく……
「トロ、寝ちゃってるのかな」
ちゃぱりと立ち上がり、側にある船の中を覗き込む。穏やかな寝息を立てて、幸せそうに眠っているわたしの愛しい人。水気を排出して船の上に上がり込む、こんなところで寝て身体が痛くならないのかと思っていたけれど、このクッションのおかげで案外寝心地は良いらしい。それでも海の方がしっとりしてて柔らかいから、トロもわたしみたいにぷかぷか出来たら良かったのになぁ……
「トロ……可愛いなぁ、それにとっても……美味しそう……」
彼はいつもこうしてたんだろう。まるで自分を害するものは何もいないと信じきっているような、無垢で警戒心の欠片もないその表情。これまではウォナンビがいたからもん娘に狙われるなんて考えた事も無かったんだろうけど、これからはどうするつもりなんだろう。
船なんて人工の物はよく目立つ、しかもそこには必ず人間がいるんだからもん娘からしたら格好の的……しかもこんな無防備に寝てるなんて、そう思うとわたしのもん娘としての本能が、お腹の奥がきゅうきゅうと疼いてくるようだった。 - 214二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 12:40:20
キタキタ!
- 215二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 12:41:04
この感じ久しぶり…だ
- 216節穴22/09/24(土) 13:13:48
ちろりと彼の頬を舐める、潮風のせいかちょっぴりしょっぱい。だけどそうし続けているとその塩気も取れて、彼の地の味がしだす。柔らかくてしっとりとした彼の顔を舌で堪能していると、くすぐったかったのかトロが艶めかしい呻きをあげた。その時わたしの中にあった理性は完全に、ぷちんと切れてどうやって彼を気持ちよく果たさせてあげようかという考えでいっぱいになった。
それでも折角眠っているトロをいきなりレイプして起こしちゃうのも味気ない。意識がない彼をもっと楽しんでおきたいという気持ちもあったわたしは、彼の身体をもっと堪能しておくことにする。
首筋に鼻頭を押し当てて、思い切り息を吸う。クラクラしてしまいそうなほど濃ゆいトロの匂い。こんな彼でも確かに雄なんだと思わせる、本能をビリビリさせる香りに今すぐにでも彼を陵辱したくなるけど、もっともっと我慢してから食べた方がきっと美味しい筈。
「ああむ、んちゅぅ……っむ」
首筋を甘噛みするように口いっぱいに頬張って、全体を舐るように舌を這わせる。先程よりも濃い塩気はこの日差しでかいた汗を含んでいるんだろう。抱き締めるように彼の身体をまさぐりながら味がしなくなるまで味わって、そうしたら反対側、別の場所へ。
「んんっ……うーっ、ぅ……」
トロの口から溢れるえっちな呻きが興奮を相乗させる。吸い付いたり、軽く噛んで反応を楽しみながら……少しずつその存在を主張しだしている彼の銛に手を伸ばす。ズボン越しに気持ちよくなりたがっているそれに指先を合わせ、てっぺんをくりくりしてあげると可愛らしくぴくんぴくんと跳ね回った。
わたしのお胎も彼の事を食べたくてうずうずしてる……でもどうしよう、起こしてから食べちゃった方がいいかな。それとも犯してる途中に目を覚ました虎の反応も面白そうだし。
「悩むぅ……悩んじゃうなぁ〜♡」 - 217二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 13:27:34
…ヌギヌギ
- 218二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 13:28:30
脱ぐか…
- 219二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 14:22:47
ここまで長かったな
- 220節穴22/09/24(土) 15:35:07
もん娘にとって永遠の議題とも呼べるものがある。犯して搾る男の精、それを上と下……最初にどちらで味わうかという物。もん娘にとって口で味わう精はこの上ない程の美味で、胎で味わう精は至上の快楽を齎す。
言っちゃえば最初に出るのも一回目に出るのもそう変わるものじゃないんだけど、濃さや勢いはやっぱり最初のが一番だし……それに、トロの初めてを貰うんだから、どちらでもいいなんて簡単に決められるものじゃない。
トロの耳に舌を這わせながら悩み、考える。このまま悩んでるだけだとトロも起きちゃうかもしれない……ん、そっか。今トロは寝てる訳で、じゅぽじゅぽし始めたら流石に起きちゃうよね。その時どっちの方が良いリアクションしてくれるか考えたら良いんだ。
んー、そう考えると……よし、こうしちゃおう…… - 221二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 16:02:21
フオオオ
- 222二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 16:20:00
脱ぎました
- 223二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 17:25:21
激しく前後に動く
すべて違法行為 - 224節穴22/09/24(土) 18:01:56
生暖かく、ぬるぬるとした下半身への……その、股への異様な感触で目が覚める。寝起きで頭がふわふわしているけれど、なんだか気持ちいいような、変な……
そう思いながらぼんやりとした視界の中で、ゆさゆさと揺れる白い何か。少しずつ意識が覚醒してくるのと同時に、さあっと血の気が引いていくのを感じた。何か今、ぼくはとんでもない状態になっているのではないか。そしてそんな考える力を吸い尽くしてしまうような、経験した事もない快楽が脳へと追いついてきた。
「んぷ、くぷぁ……おはよ、トロ。どう? きもちい?」
「ひ、ゃあ……エ、エチ、なにして……」
「ん、これ? ふぇらって言うんだよ? お口の中でトロがやつを舐めたりちゅーちゅーしたり、くぷくぷするの、きもちいいでしょ?」
そう言うや否や、エチは再びその顔をぼくの股間へと埋めて嬉しそうにそれへとしゃぶりつく。まるでお乳を求める赤ん坊のように、そんな無垢な顔で行われるこれ以上ない程淫靡なそれに、身震いするような快楽が背筋をなぞり上げた。 - 225二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:02:53
ワッザ!?
- 226二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:08:59
ふぅ…
- 227二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 22:21:57
あばばばば
- 228二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 23:38:31
★
- 229二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 03:24:14
ほしゅえち
- 230二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 11:27:08
まさかエチがメインヒロインになるとわー……
- 231二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 20:20:35
ほ
- 232二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:05:30
果たしてトロ=サンはファックするのかしないのか……
- 233節穴22/09/25(日) 23:29:36
遅くのあれで申し訳ないんですが今日はおやすみします……
- 234二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:31:13
おつ
- 235二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:32:09
乙
- 236二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 02:07:40
乙でした
- 237二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:41:38
保守
- 238二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:13:37
ホシュガー
- 239二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 18:39:30
ほ
- 240二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 22:36:04
おやすみ
- 241二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 22:57:43
今回は水属性もん娘ばかりだったから次は火属性メインにしよう
- 242二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 23:01:42
全てはダイス神の赴くままよ…
- 243節穴22/09/26(月) 23:15:52
押し退けようとするのが不味い事はわかった。単純に力では敵わないのもそうだけど、無理にエチを動かそうとしてしまうも……
「狭い口の中が擦れて……って思ってるんでしょ?」
「ひぁぅっ!?」
意地悪そうに目を細めたエチが、吸い付くように口を窄ませた。瞬間、四方八方から押し寄せてきた温かい肉の壁……流動しながらみっちり収縮したその感触に変な声が出るのを抑えられなかった。喜ばしげに歪んだエチの瞳が恐ろしい程目に焼き付く。
「やっぱり、トロは人間で、わたしはもん娘なんだね。ふふ、ふふふふふふっ……」
「ひぇ……え、えっと……エチ?」
エチの両手がぼくの腰に回される。がっしりとホールドされて、もうどうやっても抜け出せないだろう……こんな状況で何をどうされてしまうのかわからないほどぼくも無知ではない。だけどもしそんな事をされてしまって、これから歯止めが効くんだろうか……ぼくはいいけど、エチの…… - 244二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 23:18:22
出すのだ…フォースの力を…
- 245二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 23:18:41
ヌギ…ヌギ…
- 246節穴22/09/27(火) 00:18:08
ぼくのそれが押し込まれた喉の奥は、頬の内側なんかよりも余程熱く、くにくにと柔らかかった。息苦しそうに見えるその行為をなんら躊躇わず、寧ろ楽しげにしてのけるエチ。掠れた様な嬌声が口の端から漏れるのを彼女は喜悦に満ちた目をして見上げていた。それすらも情欲を煽り立ててくる。
頭全体を前後させて刺激を加え、舌の根元で裏っ側を擦り上げる。ちかちかと目眩がしそうなほど快感が迸ったが、きっとこれでも彼女は手加減しているんだろう……そんな余裕さというか、獲物を痛ぶって弄ぶ獣のような空気を纏っている。
「ぐぷ♡ ぢゅっ、ちゅううううっ♡ ぐっぷ……」
「い、っ……ぅぁ、ひ……」
「っぷぅ……ぅぷ、どーお? すっごい気持ちいいでしょ? トロのせっかち汁さんもあっさりしてて美味しいけど、そろそろ……ね」
ぼくの肉棒から口を離したエチはあどけない子どもの様に微笑む。こんな純心無垢って感じの顔をしながら、あんな……と思っていると、エチのきらきらと透けて光って見える不思議な髪がざわざわと蠢きぼくの方へと向かってくる。意図せず後退りしようとしていたものの、エチに身体をつかまれたままだったのでどうにも出来ず、ただその面妖な光景を見つめる事しか出来なかった。 - 247二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 00:23:16
ふぅ…ふぅ…
- 248二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 00:23:34
さぁさぁさぁさぁ
- 249二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 00:41:36
- 250節穴22/09/27(火) 00:47:05
呻る髪の毛の一本がツン、とぼくの逸物をつつく。それだけの事のはずだった。よくわからない原理で動いている事以外、特に何かあるようにも見えないその髪が、特に痛みもぼくのそれへと接触しただけで……それまで最大限張り詰めていたと思っていたソレが、自分でも不思議に思うほど……一回りほど長く、太く肥大化した。
それと同時に全身を満たす熱と衝動、目の前でニコニコとしているエチの……エチへの情動が溢れ出てくる。あの髪の毛は、クラゲの……もん娘としてのクラゲの『そういう』毒の入った触手なのか。
「っうううううう、ふーっ! ぅ、ぐぅっ……」
「わぁっ……すごい、すごいねぇ……わたしの手首くらいあるかなぁ?」
うっとりとしたエチの顔も囁く様な声も、全てに劣情が掻き立てられる。荒立つ息が獣のように抑えきれなくなり、涎さえ垂れてしまいそうだった。エチは一際艶やかな笑みを浮かべると、ぼくの手を取り彼女の頭の上へと乗せる。
「エ、チ? これ、は……」
「んー、ふふ、我慢出来なくなったら、好きにしてね?」
再びエチがぼくの竿を咥え込む。それだけでもう暴発してしまいそうな程の快楽が押し寄せてきたが、吐き出すには至らない。寧ろ、何故かエチはとても疎く……ぎこちないやり方で、毒で昂っているだけでさっきよりも下手な……
「♡」
「っ!」 - 251節穴22/09/27(火) 00:49:46
(めちゃくちゃスローペースですが今日もここまでで……)
- 252二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 00:51:30
おつした
- 253二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 00:57:18
乙乙
- 254節穴22/09/27(火) 10:41:02
そのエチの目を見た瞬間、全てを理解した。間違いなく誘われている。もどかしい、早く何とかしたい、ぼくが抱いているそんな欲望に対して、エチは敢えて精を吐き出させないようにしているんだ。
そしてこれは焦らしではない。ぼくがこのまま何もしなければ、彼女はずっとこうして中途半端な快楽だけを与えてくるのだろう。締め付ける様な肉の檻は中に居続けるだけで果ててしまいそうではあるけど、押しとどめるように締め上げられてしまい出そうなものも引っ込んでしまう。
彼女の頭の上に置かされた手……これで、エチの頭を掴んで揺さぶれば、きっと凄く良いんだろうし、エチはそうさせたがっているんだろう。自分が主導権を握りながらも、ぼくに求められたいという欲求も満たせる方法として。
「ふぁあふぅ、ごひゅごひゅひへひょお♡」
ぼくのモノを頬張ったまま、舌足らずに催促してくるエチ。声で震える口の中、並み立つ吐息に状況も相まってそれだけで達してしまいそうだった。
けれど彼女をそんな酷い扱いは出来ないし……でもやっぱりこれが続いてしまうのはとても苦しい。思考の板挟みになる中で、エチの髪の毛が更にぞわっと逆立った。 - 255二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 11:31:40
来てたのか!
- 256二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 11:36:35
やったぜ
- 257節穴22/09/27(火) 12:59:55
揺らいだ髪の先が全身をぷすぷすと突いてきた。先程の例を知っているから、どうなるかがわかっているからそれを全身に……そうされた時どんな風になってしまうのか、血の気が引いてぶわっと汗が噴き出た。そうして間を置かずに、その奔流がやってきて───
「ゔ、ゔうううううっ!!!」
「ひいよお、ひへ?」
理性をトばし、乱暴にエチの頭を鷲掴みにしたトロがその手を強引に前後させ、エチの喉肉を抉り突いていく。口腔を串刺しにされている様なエチはその勢いに僅かな苦しさを覚えつつも、目に情欲の焔を激らせて獣になった伴侶に様を喜ばしげに見上げている。
言葉で表現するには複雑すぎるまでの音を立て、頭皮に指を突き立てる様にまでしながらトロはそれを『使って』欲を満たそうとする。擦り続け突き続け、どぐんと脈打つそれに加えられた快楽が限界に達した時、エチは両手を強く抱き締めてえづく程に喉奥……食道と呼べるところにまでそれを迎え入れる。
叫ぶ様な喘ぎをあげ、トロはこれまで放ったこともない、した事もない行為でエチの胃へと直接情動を流し込んだ。 - 258二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 13:42:30
アバババーッ!?
- 259二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 14:56:47
脱いだ
- 260二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 19:51:21
ムヒョヒョ~
- 261二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 20:40:33
- 262二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 21:01:52
知らぬ…
- 263二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 21:02:29
そんなドマイナーよりもヴィサヤ諸島の火山と炎の神グヌンをだな……
- 264節穴22/09/27(火) 21:04:02
マイナーとメジャーの定義よ
- 265二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 21:14:53
そいつらはモンスターとかではなくブッダなのでは?
ボブは訝しんだ - 266二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 00:16:57
火を人類に齎したニューギニア島に伝わる超有名精霊、アウアマク様の出番だな
- 267二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 00:28:30
- 268二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 06:52:52
補習
- 269二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 09:45:25
ほす
- 270二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 13:04:12
ほ
- 271二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 18:31:52
ホシュテリオス
- 272二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 21:53:14
ホシュスルオステウス
- 273節穴22/09/28(水) 23:44:32
一頻り身体を震わせ、出す物を出したトロは顎をポカンと開いたまま脱力したように崩れ落ちる。一方のエチは体内へと注ぎ込まれた精をじっくりと堪能していた。もん娘という人ならざる存在にとって、味というものを感じ取れるのは舌だけではない。よく彼女達が性器で精を出させたにも関わらず、美味であるというような感想を述べるのはそれ故である。
舌を介さず、胃袋へと流れ込んだそれをエチは堪能している最中だった。
「んっ、っ、あ……はぁああああああぁ、んっ……」
両手で肩を抱き寄せ、ふるふると身を震わせつつ恍惚に打ちひしがれるエチ。白い肌には鮮やかな朱が差し、ほうっと吐いた息は夥しい湿気に溢れている。体温が高まり、自然とそこも熱を帯びていく。
初めて口にする、それも好いた男の白濁のなんと甘美な事だろうか。身体全身へと漲っていく活力、食事もおいしくて良いものではあるが、もん娘にとっての主食にして馳走は正しくこれだった。
「ぁ、うあ……っは、さっきどうなってあっ!?」
「ああ、とろぉ、ごちそうさまぁ♡」
しばらくして意識を取り戻したトロ、記憶も曖昧にはなっているようだが何をしてしまったのかは状況から察するに余りある。そしてトロの目覚めに気づいたエチはその顔にいっぱいの色欲を浮かべ、浮かされたような振る舞いでトロに覆い被さる。
「トロの……とっても濃くて美味しかったよ? もうお腹の中、真っ白になっちゃってそうだなぁ……♡」
「や、やっぱり……しちゃったんだ……」
「ん。でもこれだけじゃまだまだ物足りないからさぁ……ん、いや続きはおうちでしよっか。ここでギシギシしちゃうとひっくり返っちゃいそうだし」 - 274二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 00:31:37
フォォォォォ!
- 275二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 03:41:00
おごおご
- 276二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 07:52:16
ぽご
- 277二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 12:21:46
ラノベなり漫画なりで商品化しようぜこのシリーズ
- 278二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 18:29:46
暗黒メガコーポ、カドカワ・ブックショップに持ち込もう
- 279二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 22:01:20
★
- 280二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:16:28
保守コロンビアマフィア
- 281節穴22/09/29(木) 23:33:39
サイパンの方に取っ掛かりたくてモチベーションが全然出ないのだ……
とりあえず保留になってるアステリオスのとミラのと書いたら一回区切ってしばらくお休みします……気が向くようになったらスレ立て直すかもしれません。惰性で書き続けても内容が良くならないので…… - 282二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 00:50:07
乙です
ゆっくりお休みになられて下さい - 283節穴22/09/30(金) 00:57:36
外聞も無い言い方をすると……飽きが、というか何ヶ月続けてたんだこれ……
- 284二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 07:34:30
乙乙
- 285二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 12:30:30
保守
モチベが上がらない時は暫く休むに限ると思う - 286二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 16:45:40
トロ=サンの話に限っても3ヶ月近くか?
- 287二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 16:54:03
2〜3ヶ月だったな
- 288二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 22:09:53
★
- 289二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 23:04:54
しかもほぼ毎日だったしな
- 290二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 01:51:12
やりたい時にやるのが一番だと思う
- 291二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 10:00:03
ホシュニュ
- 292二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:41:48
保守ゴブリン
- 293二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 18:50:50
ふぅ……
- 294二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 00:12:05
ホシュンビ
- 295節穴22/10/02(日) 01:28:27
エチの唾液なのかぼくの汗なのか、あるいは別の何かか。とにかく酷い事になっているので海へ飛び込み、身体を清めた。火照りに火照った身体に冷たい海水が染み込むようで心地良いけれど、こんな形で整いたくなかったな……
同じように海水に浸かったエチは何を言うでもなく、ぱしゃぱしゃ水を弄んでいるが……もん娘の事で抱いていた疑問の一つなんだけど、彼女達って服はどうしているんだろう。
さも当たり前のように彼女達、オゴポゴさんやダンクルさん、ハイダも服を着ていたが……服なんてものが野生的な生活をしている彼女達が手に入れられるものなのか? しかも、エチが着ているものなんか白くて透き通りながら僅かに光を放っている……もしかして体の一部とか、魔法みたいな物で作ってるのかな?
「ひんやりしててきもちー、さっぱりしちゃうね」
「そうだねぇ……」
「あは、そんな顔しちゃって……駄目だよ、今はお家まで我慢しようと思ってるのに」
「何が琴線に触れたの?!」 - 296二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 02:00:09
みんな来てるで!
- 297二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 10:17:23
ふぉぉぉぉ
- 298二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 13:44:19
保守
脱いだ - 299二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 18:43:00
このレスは削除されています
- 300二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:23:28
ほしぽご
- 301二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:12:23
🦣
- 302二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 07:56:02
★
- 303二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 11:24:31
ほ
- 304二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 17:40:42
ほし
- 305二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:35:38
保守
- 306二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 23:50:11
★
- 307二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 03:17:43
保守トロ
- 308二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 09:26:29
保守クラゲ
- 309節穴22/10/04(火) 10:26:20
まな板の上の魚とベッドに転がされた人間、じっくり美味しくいただかれるという点において殆ど違いは無いんだろう。家に帰り、ベッドの上へと運び込まれたぼくの上で、エチは舌舐めずりしながら煌々と目を輝かせている。
人とそっくりな見た目をしているけれど、人じゃあり得ないような器官や特徴を持つ彼女達。ついこの間までお人形みたいに小さかった彼女は今やこんなに大きく、力だってもうぼくじゃ全然敵わない。そう思うとなるほど、もん娘を恐れる人達もただ違う事が怖いだけじゃないんだなと納得した。単純に生物として、食べる側と食べられる側にあるんだ。
「トロの笑顔も好きだけど、もん娘のわたしは、そういう顔の方が好きなんだなあ……」
ちるちると柔らかい舌がぼくの頬を舐めた。しっとりとぬめるそれは、さっきまでぼくの……染み出す唾液からは甘い果実のような香りを振り撒き鼻腔を擽る。
さっき髪から伸びて来た毒針に関してもそうなんだけど、クラゲの毒ってそういうものだったかなぁ。
「はぁ〜〜、あぁ、やっと、一緒になれるねぇトロぉ♡」
「う、そ、その……出来るだけ、優しくしてね?」
「あは、むり」
まだ日も出ている中で、部屋の中に伸びるぼくとエチの影が混ざり合った。 - 310二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 10:36:03
ぬぎぬぎ……
- 311二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 10:39:51
はいはいはい!
- 312二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:06:48
ほしにゅ
- 313二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 21:25:54
ホシュコアトルス
- 314二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:56:52
保守スライム
- 315節穴22/10/05(水) 10:36:03
本番描写書くのがちょっと苦しくなったのでここでお茶を濁すことにしもうす
1 ガチテリオス
2 舌呑みプレイ
dice1d2=1 (1)
- 316二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 11:03:20
舌呑み〜!
- 317二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 11:03:37
ガチテリオスか
- 318二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 11:04:10
久々にアステリオスとモルおじが見れるのか
- 319二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 15:40:56
懐かしい
- 320節穴22/10/05(水) 21:22:38
「何をしている」
「お、イイとこに来たな」
この頃アステリオスの挙動が不審であった。彼女に対して何かよからぬ疑いを持っていると言う訳ではない。だが家から離れたところで見知らぬもん娘と話す姿をよく見掛けたり、複数のもん娘達に何とも知れぬ包みを運ばせているのを見ると、何を考えているか疑問には思う。
そういえばエルザ達がどういったもん娘なのかは彼女達から直に知ったが、この風来坊であるアステリオスがどうした経歴を持っているのか自分はまるで知らぬ。詮索するのも趣味ではないが、連れ立ったり群れるようには思えぬ彼女がこうしているのを見ると、気にも留めていなかった謎が鎌首をもたげてくる。
そうして思い立ち、いそいそと布に包まれた何かを解いている彼女の後ろから声を掛ける。すると元より自分を呼ぶつもりだったのか、アステリオスは荷物を隠すようなこともなく振り返った。
「それは……斧、か?」
「刃は落としてある。つーか骨だしあんま斬れん。肉厚だしな、せいぜいエッジのある鈍器くらいなもんだろ」
「……何故、そんなものを」
巻き付けられた布を取り払い、彼女が掲げたものは……形自体は大型の、バトルアックスというのだろうか。巨大な生物の骨を削り出し、形を整えただけというような粗雑に見える物だが……恐ろしきはその様相。白骨ではないにしろ、骨なのだからある程度色素が薄かったのだろうそれは夥しい血に塗れたのかドス黒く変色しており、握り手も彼女がどれだけそれを振るったのかは知らないが幾度となく補修されて痕が窺える。 - 321二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 21:23:20
きたぜ
- 322二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 21:28:57
新たなもん娘とのバトルか?
- 323節穴22/10/05(水) 21:37:32
「言い訳はしねぇ、アタシはお前に負けた。正面から堂々と殴り合い、気持ちイイくれぇに負けた。だけど……だけどな? 本当に情けねぇ、女々しいことを言うなら、だ。本気ではあったんだが……全力は出せなかった」
「……だろうな」
彼女にとって、つけた決着を自分で反故にするようなその言葉は耐え難い程の恥なのだろう。口元こそ笑っているが肩は微かに震え、奥歯を砕かんとするほどに食いしばっているのがわかる。
ミノタウロス娘、種族的にもん娘の中でもトップクラスに彼女らは自らをも打倒するような力強い男を求めると聞く。つまるところ……その旦那探しは困難を極めると言うことだ。似たような性質を持つもん娘に鬼というのがいるそうだが、彼女らはなまじ強靭がすぎるあまりにその夢を果たすことが出来ないのだという。
そして負ける時というのが大抵その強さ故に軍などを派遣され、集団から袋叩きに遭うというもの。本人達的には満足のいく負け方ではないし、そもそも処刑されるしと散々なそうなのだ。 - 324節穴22/10/05(水) 21:57:10
「だあああくっそ! クソ情けねぇな!! っ、けどっ……」
長い旅だったのだろう、その中でもアステリオスはあまりにも強すぎた。人間に負けず、負けず、負けられず、そうしてある時自分と出会った。手を組み交わした時点で、もうそれしかないと思ったとしてもおかしくはない。この男しかいないのだと、自分を打破しうる可能性があるのは自分しか……いや、そもそも何故ただ羊を飼っていただけの自分がそんな事になっていたのだろうか、道理に合わない。
まぁ兎も角、何処かしらには緩みがあったのではなかろうか。それと同時に、自分に負ける事もなければもう自身が人間に経つげる機会も訪れないのではと思いもしただろう。
では、だからこそ彼女は本気の本気、全力で戦ってみたいと思っているのだろうが……運ばれていた荷物というのは彼女が昔使っていたものなのだとして、それはどういうことを意味するんだ? 何故あの時は持っていなかったのか、そういう事も頭に浮かぶ。 - 325二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 21:57:33
赤コーナー!アステリオス‼︎ 青コーナー‼︎モルト〜‼︎
- 326二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 21:58:47
モルトおじさん最初に持ってたピッチフォークでたたかうのか?
- 327節穴22/10/05(水) 22:26:52
「……ダセぇ事してんのはわかってんだよな。だけど、やっぱり自分には嘘がつけねぇ。勝ち負けに関しちゃ、そこはもうどうでもいい……ただ、どうしてもアタシは自分が持ってる全てを使ってお前と戦いたい」
「……自分にはそうする理由がない」
「っ……だよ、なぁ」
「だが、お前には何の義理もない自分に付き合って、二人を助ける為に力を尽くしてくれた恩がある。正直なところ今の自分があの時のように強いのだとはあまり思えない、娘と彼女を助ける為に必死だったからな」
「な、あ?」
「それでも良いのであれば、引き受けさせてくれ」
「んでんで、どっちに賭ける? あーしモルトおじさんに全ツッパね」
「ちょっと!? ボクだってモルトに賭けようと……いやどうなんだろう。あれから色々調べてみたんだ、そしたらさぁ……とんでもない事見つけたんだよねぇ」
モルトとアステリオスが仕切り直して闘る、誰が広めた訳でもなく伝わっていったその話はバトルフィールドとなる山奥の空き地にかつての面々を集結させるに至った。幼さもほとんど抜け、見違えるような美しい娘となったエルザに相変わらずちんまいままのコボル。捕囚となりつつもそれなりに自由を効かされるようになったエルフィールにトゥバンにリリティアにと、人里離れたその場所で似つかわしくない賑わいを見せていた。
妻子であるライとフィートはただ家で待つという。家族となったアステリオスにしろ父であるモルトにしろ、同意なのだとはいえ傷つけ合う姿は見たくないし、それとせっかくまた皆で集まっているのだからご馳走でも用意しようと準備に勤しんでいた。
「ほほ、とんでもないこととはなんぞや、ワザップでも見たん?」
「ほんと意味わかんない事言うよねー、まぁけっこう昔の事みたいなんだけど……っていうか、アステリオスってだいぶ古いもん娘なんだなって……」 - 328二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 22:40:09
ワクワクする
- 329二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 23:20:43
おっトゥバンいるな
- 330二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 03:57:46
モルトおじさん久し振りやな
- 331二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 08:00:24
★
- 332節穴22/10/06(木) 10:43:21
かつてこの世界にもん娘がいなかった時の事、◯◯『娘』じゃなくて◯◯……例えばスライム、ゴースト、ドラゴンっていうモンスターそのものって生き物がいた時代、ミノタウロスっていう種類のモンスターがいた頃。その時からアステリオスはアステリオスだったんだって。
牛そのものの身体に、バキバキで岩みたいな人間の身体、変な話……その時のアステリオスは雄だったみたいでね。
それでこの世界に何が起きたのかはわからないけど、モンスターの全てが人間の女の子みたいな姿に、もんすたー娘になったその時からアステリオスは存在してる、今じゃ数少ないもん娘なんだって。
モンスターってだけでも人間にとっては大変な相手だったのに、それが知性を持って自分達に似た姿になって、言葉まで交わせるようになっちゃった。しかもその性質はそれまでと違って積極的に人に襲い掛かる……人ともん娘は混乱の中で互いの生存を主張する為に大規模な争いを起こした。その時から強さを特に畏れられたのが……
「『山穿ち』、雷鳴のアステリオス……他にもオルケリウスって鯱のもん娘とかも最近まではいたらしいけど、ウォなんとかって」
「はえーすっごい壮大……そんなもん娘をボッコにしたおじさんがやっぱりおかしいじゃないか……」
「アステリオスは……人間に対して諦観も持ち始めてたみたいなんだよね。だから鈍るだけ鈍るように、衰えるだけ衰えるように鍛錬もしないようになって、それでようやく自分を倒せる人間が現れた。けど、自分の中にある本能がそれで負けたままでいるのは悔しかったんだろうね、だから……」 - 333二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:44:18
始まりましたね
- 334二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:45:08
あの時からおじさんの伝説が始まったからな
- 335二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 17:26:18
★
- 336二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 21:31:14
鯱のもん娘見たいな
- 337節穴22/10/06(木) 22:17:32
「仮にお前が、あの時よりも弱くてあの時より強いアタシにボコられたとしても、お前への想いはかわらねぇ。言うなりゃこれは……ケジメだ」
「自分にそうした戦士の話はわからないが、死力を尽くそう……行くぞ!!」
山穿ちのアステリオス 体力700
dice1d100=55 (55)
モルト 体力500
dice1d100=47 (47)
- 338二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:18:13
始まりましたね
- 339節穴22/10/06(木) 22:26:07
戦斧を携え、ズンと地を踏み締めたアステリオスはその巨軀に似合わぬ速度で詰め寄った。構えを取り油断もなく観察していたモルト、だが生物としてどうしてもしてしまう瞬きの瞬間、それさえもアステリオスというもん娘を相手には十分すぎる隙だった。
1 牛角頭突(100ダイス)
2 砦割(150ダイス)
3 三連殺(200ダイス)
4 豪星アルデバラン(300ダイス)
5 ありえねェだろっ……!
dice1d5=5 (5)
- 340二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:27:13
草
- 341二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:27:34
流石モルおじ
- 342二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:28:54
これよコレ俺たち大好きなモルトおじさん
- 343二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:29:56
ゴウランガ!
- 344節穴22/10/06(木) 22:35:18
不意打ちのようなものだった、初見殺し、一撃で必殺。正面から立ち会っている以上、見つけた隙を突いてぶちのめす事に卑怯も辣韮もありはしない。アステリオスの本気とはそういうこと、ただ全身全霊を以て叩き潰す。加減なく初手を取る……だがその出始めを潰しに掛かられるなど、ここに至って種族の慢心がある訳も無いが、それだけモルトという男の規格外さがあった。
「ッ!? ありえねェだろっ……!」
眼前で斧を振り翳す姿が見えた時点で自身が出遅れた事を察したモルトの脳裏にいくつかの選択肢が浮かぶ。だが退くも避けるも、或いは受けるも致命的になることは間違いない。リーチなど彼女の腕先一つ、ガードなど結局はモロに受けるのと大差無い。ならばここは敢えて……いや持ち手が嵩張る分前へ踏み込む。超至近距離ならば、長物は却って邪魔になると判断したモルトは前に行った。
「オラアッ!!」
dice1d50=26 (26)
- 345節穴22/10/06(木) 22:43:56
「ちっ……邪魔だぜっ!!」
迫る拳を戦斧の柄で受け、振り回しながら肉薄したモルトを引き剥がす。僅かに掌が痺れているが直接的なダメージは少ない。
(じゃ、ねぇんだよなあっ……! ほんッッとに、最高の雄だよお前は)
人が、チャリオットが、軍が微塵となる。かつてのアステリオスの前に立った人間の末路など決まりきっている。それがどうだ、鎧も武具も身につけず、ズボンを除いて裸一貫。謀略も何もなく、真正面からただ純粋な力を以ってミノタウロスを相手取ろうという男の、なんと猛々しく勇猛なことか。
アステリオスは自身の攻撃を不発にされたどころか、併せるようにカウンターを貰いながらもその口を大きく歪める。それでこそ、といった面持ちだった。
山穿ちのアステリオス 体力674
dice1d100=16 (16)
モルト 体力500
dice1d100=77 (77)
- 346二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:47:11
やったぜ
- 347二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:47:56
興奮しまくりやろなぁ…
- 348二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:48:37
アステリオス投稿した自分としてはいいキャラにしてもらい感謝している
- 349節穴22/10/06(木) 22:49:57
ちなみにゾロ目だったのでさっきも今回もクリティカルです
初っ端クリティカルでデカい目出たらどうしようってなったところを普通にカウンターするこの男 - 350二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:51:31
性紀末覇王モルト
- 351二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:53:28
せやせやクリティカルだったな
- 352節穴22/10/06(木) 22:55:47
1 スワローキック(150ダイス)
2 インファイト(200ダイス)
3 コマ投げ(300ダイス)
4 獅子蹴り(400ダイス)
5負けてらんねぇよなぁ!
dice1d5=2 (2)
- 353二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:57:44
一度も出たことない獅子蹴りみたいぜ
- 354節穴22/10/06(木) 23:06:48
振るわれる斧の重心を利用し、回転しながら手足をしならせ流れるような連続攻撃を仕掛けるアステリオス。モルトはそれを的確な捌きつつ、焦る事なく綻びが産まれる瞬間を待った。
付け入る隙は今のところ見受けられないが、重心をこうも不規則に動かし続けて全く体幹がブレないというのもあり得ない。今はまだその予兆も無いが、続けていれば必ず……
「リリティアはモルトとアステリオス、どっちが勝つと思う?」
武技の応酬が繰り広げられる中、その席の中でも取り分け武闘派であるリリティアにエルザが問い掛ける。果たしてこの二人が全力で戦い、どちらが勝つ物だろうかと。
「そうですねぇ〜、弱っているところをとは言え、わたしは一回モルトさんに勝ったことがあります〜。強靭でも屈強でも、疲れもすればましてや戦士でも無い……納得いきませんけど戦いが本領では無い人間です。その事を考えると、やはりアステリオスさんが勝つ……と思いたいところなんですが〜……」
dice1d200=50 (50)
- 355二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 23:08:00
ダイスが腐った
- 356二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 23:08:22
100か
- 357節穴22/10/06(木) 23:18:14
「焦ってぇ、なあっ!!」
拮抗を崩したのは防戦に徹するモルトに痺れを切らしたアステリオス。大振りながらもそれまでとは比べ物にならない速度で振り抜いた斧がモルトへと迫る。エルザやコバルが声にならない悲鳴をあげる中、モルトは遂に来たその機を活かすべく火中へ身を投じる。
斧自体に切れ味はなく、多少角のある鈍器というのは彼女の言った通り正しい。であればここは彼女の剛力を信頼し……
「なんだとッ!」
斧を上下で白刃取り、カッチリと挟み込んだモルトはトンと宙に浮き斧諸共振り抜かれた。当然彼の体にダメージは無い、想定外の挙動と重みを増した斧にアステリオスの体勢が崩れる。斧から手を離し身構えたモルトはガラ空きの背中にコンパクトに纏めた打撃を見舞っていった。
「づ、効くかよぉ!!」
豪速で放たれた拳打、それを阻むアステリオスの屈強な筋肉。多少の痛みこそあれども、倒れるほどのダメージには程遠い。元気いっぱいに振り向きざま肘鉄を見舞うアステリオスだが、流石にそれは回避された。
「ああ、いいぞ、いいぞ!! もっと、もっとだ!!」
山穿ちのアステリオス 体力574
dice1d100=65 (65)
モルト 体力500
dice1d100=61 (61)
- 358二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 23:31:06
次はアステリオス
- 359節穴22/10/07(金) 07:09:27
1 牛角頭突(100ダイス)
2 砦割(150ダイス)
3 三連殺(200ダイス)
4 豪星アルデバラン(300ダイス)
5 お前のことも大概わかる
dice1d5=1 (1)
- 360二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 07:56:17
星
- 361二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 12:29:57
保守
- 362二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 18:28:26
今日はあるかな
- 363二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 21:41:43
あるやろ
- 364節穴22/10/07(金) 22:17:39
無論武器を持った状態、至近され過ぎてはなすすべもないようなアステリオスでは無い。武器を持ってこそいるがその力は確かに人を越えたもん娘の物。斧を掻い潜るモルトの顎を捉えるように、側頭部から伸びた剛健な角が唸りを上げる。
dice1d100=100 (100)
- 365二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:20:12
ちょうど100か
- 366節穴22/10/07(金) 22:24:19
「ぉぐ!?」
ガチン!と無理矢理噛み合わされたり顎に舌を巻き込まなかったのは僥倖と言えるだろう。下顎から強烈に振り上げられた剛角は軽くモルトの意識を飛ばし、ヨタヨタとその身体を後退させる。
アステリオスもその手応えに会心といった様子で頬を吊り上げ、頭を振るいながら斧を持ち直す。ダメージの影響があるうちに追撃を、と思いはしたがモルトもうかうかとやられるままではなく既に身構えていた。
「凄いな、やはり……アステリオス」
「普通なら首捻れてスッ飛ぶんだがなぁ……」
山穿ちのアステリオス 体力574
dice1d100=72 (72)
モルト 体力400
dice1d100=24 (24)
- 367節穴22/10/07(金) 22:25:20
1 牛角頭突(100ダイス)
2 砦割(150ダイス)
3 三連殺(200ダイス)
4 豪星アルデバラン(300ダイス)
5 お前のことも大概わかる
dice1d5=4 (4)
- 368二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:25:56
やばい‼︎
- 369節穴22/10/07(金) 22:28:12
dice1d300=116 (116)
- 370二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:30:00
押されてますね
- 371節穴22/10/07(金) 22:40:03
「畳み掛けて、ブッ潰す!!」
モルトからして、自身よりも巨大なアステリオスの身体。女性らしさを保ちつつも、鎧のように堅牢な筋肉が更に引き締まり、そして肥大化したような錯覚を覚えた。プレッシャーはかつて相手取ったエルフィールを優に越える、これが直撃すれば……不味い。咄嗟に飛び退いたモルトだったがアステリオスは追撃に動く事もなく、地面へと刃を引っ掛けて力を溜め込んでいる。
(これは……何処にいても、衝撃波を飛ばす手の技か!)
木々が騒めき、やおらにアステリオスの節々が星のように煌めきだした。輝く光の奔流は腕へと集約されていき、携えた斧にも伝播するように流れ込んでいく。モルトはここ一番、陸上のクラウチングスタートのような構えを取ってアステリオスに対して垂直に構えた。あれが飛んできたその瞬間、軌道が決定したその時に駆け出せるように。
「それでっ!!! 躱しきるかぁああっ!!!?」
「っ!?」
地面を豆腐のように抉り飛ばしながら、色も無い破壊の牙が解き放たれた。モルトはそれを見た瞬間、決めていたように弾けるように飛び出し直撃を回避する……も、余波だけでも彼の身体を大きく巻き上げ、筋骨を痛めつけるように襲い掛かる。
「ごっ、ぐふぅっ!?」
「それで終わんねぇよなぁ!? そんなもんじゃねぇよなぁ!!」
山穿ちのアステリオス 体力574
dice1d100=71 (71)
モルト 体力284
dice1d100=43 (43)
- 372節穴22/10/07(金) 22:40:49
(うーむ一方的)
1 牛角頭突(100ダイス)
2 砦割(150ダイス)
3 三連殺(200ダイス)
4 豪星アルデバラン(300ダイス)
5 お前のことも大概わかる
dice1d5=1 (1)
- 373節穴22/10/07(金) 22:41:15
dice1d100=41 (41)
- 374二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:53:06
このレスは削除されています
- 375節穴22/10/07(金) 22:53:36
圧倒、もしくは拮抗。モルトと戦った者、モルトの戦いを見たものがそれまで抱いていた印象は人間のそれに見合わぬ、圧倒的強者のそれ。どんな相手にも力を見せつけ、捩じ伏せるように戦い、また互角以上に喰らい付くのが象徴的でもあった。
「まだまだッ、行くぞオラァ!」
「がっ───づぅっ!?」
それがどうだ。明確に押されるというその姿に、エルザなどは祈るような気持ちで手を握り合わせていた。
今度は振り下ろす、打ち付けるように薙ぎ払われた角がモルトの頭頂部を捉え、その膝を折らせ地に伏せさせる。
この戦いは言ってしまえば余興のようなものに過ぎない、勝っても負けても誰かが不幸になるということもない。それでも、あのアステリオスというもん娘が相手なのだとしても、追い込まれつつあるモルトの姿というのが何処か認めたくないものがあった。
山穿ちのアステリオス 体力574
dice1d100=8 (8)
モルト 体力243
dice1d100=29 (29)
- 376二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:54:19
いけー!
- 377節穴22/10/07(金) 22:56:52
1 スワローキック(150ダイス)
2 インファイト(200ダイス)
3 コマ投げ(300ダイス)
4 獅子蹴り(400ダイス)
5 隙だらけなんだよぉ!
dice1d5=4 (4)
- 378節穴22/10/07(金) 22:57:12
dice1d400=236 (236)
- 379二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:59:36
初めてでたぜ
- 380二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 23:00:00
チャラキック!
- 381二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 23:00:26
一発で今まで分お返しか
- 382節穴22/10/07(金) 23:11:17
「だぁらっしゃあああああっ!!」
「お、おお、おおおおっ……」
リーチの暴力に腕力、膂力の差。モルトの頭の中に敗北の二文字が過る。全力で立ち向かったとて、確かに敵う相手では無いのかもしれないが、ここまで圧倒的とは思いもよらなかった。だがそれも当然と言えば当然の話なのだと自戒する。戦士である彼女と農民に過ぎない自分とでは積み重ねてきたモノが違う、寧ろ自分が特例過ぎるのだ。
(だが……)
エルフィールが広げた結界の中で、不安そうに此方を見守っているエルザの顔が目に入る。もう一人の娘のような存在であるエルザがあんな風になっているのは、偏に己の不甲斐なさ故だろう。彼女は自分を信じてくれているのだ……であればそのような差など、無為な物だ。
「ここでっ……」
「ヌゥンッ!!」
「な、弾かれたっ!?」
肩へ目掛け、袈裟斬りにするような軌道で振るわれた斧が大きく横に逸れる。刃の横っ面を力強く殴りつけたモルトによって軌道が強引に変えられ、つんのめるようにそのまま地を斬りつけた。
ハッとしたアステリオスだが、この隙を逃すようなモルトでも無い。いつか見舞われたトゥバンのサマーソルト、それを逆に……豪脚を以て更に力強く、速度を上げたムーンサルト。空中で一回転し、ハンマーのように振り下ろされた踵がアステリオスの後頭部を綺麗に捉え…… - 383節穴22/10/07(金) 23:18:16
木々を何本と端折り、幾度となく砂地を跳ね飛びながらアステリオスは吹き飛ばされた。その間に彼女の意識はなく、勢いが弱まりだした辺りで漸く覚醒したものの酷い鈍痛に襲われる。まるで頸からつむじに掛けてがミキサーにでも掛けられたように、ドロドログシャグシャにされているような痛み。
(蹴られた、か? 蹴りか、そうか……っ)
指を突き立て、転がっていく身体に静止を掛ける。よろめきながらも立ち上がったアステリオスはふるふると震えながら吼えた。命へ響くような痛み、ヒリつくような戦い、燃え上がるような闘志。彼女がなによりも望んでいたものが、何よりも愛している男から与えられている。ミノタウロス娘にとってそれは、望外が過ぎる僥倖だった。
「いっ………てぇええええええ!!!! なぁ!!」
「っく、あれでも、これだけの元気があるかっ」
山穿ちのアステリオス 体力338
dice1d100=83 (83)
モルト 体力243
dice1d100=45 (45)
- 384節穴22/10/07(金) 23:18:52
1 牛角頭突(100ダイス)
2 砦割(150ダイス)
3 三連殺(200ダイス)
4 豪星アルデバラン(300ダイス)
5 お前のことも大概わかる
dice1d5=2 (2)
- 385節穴22/10/07(金) 23:19:15
dice1d150=105 (105)
- 386二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 01:27:34
このレスは削除されています
- 387二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 09:15:04
保守
- 388二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 11:40:19
なんか凄そうな技やな
- 389二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 17:36:28
★
- 390二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 21:18:58
★
- 391節穴22/10/08(土) 22:56:59
胃もたれか何かで吐き気が止まらないのでお休みします……
- 392二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 22:58:38
カラダニキヲツケテネ!
- 393二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 23:03:22
お気をつけて…
- 394二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 00:57:55
お大事に
- 395二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 08:00:22
★
- 396二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 12:37:22
保守コロンビア
- 397二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 17:49:02
梅干し
- 398二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 18:52:59
保守
お大事に - 399二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 21:38:39
★
- 400節穴22/10/09(日) 22:06:26
ご心配いただきありがとうございました、いやなんであんなに気分悪くなったんだろう……
- 401節穴22/10/09(日) 22:13:58
石造りの砦さえも天辺から両断したとされる、力と速度と重さが伴った戦斧の振り下ろし。交差した腕で柄を抑え切ろうとするモルトだったが流石に押し切られ、肩に壊滅的な一撃が突き刺さる。
「ぐっ……ごがあっ!!?」
「砕けたか!? いや寧ろ砕けてろ! そうでもねぇと流石に自信無くすからなぁ!」
しかし一瞬抵抗で勢いが弱まったのがそうさせたのか、戦いに支障が出る負傷は負わなかったモルト。それでも彼の体力は着実に削られていっている。
山穿ちのアステリオス 体力338
dice1d100=58 (58)
モルト 体力138
dice1d100=86 (86)
- 402節穴22/10/09(日) 22:14:36
1 スワローキック(150ダイス)
2 インファイト(200ダイス)
3 コマ投げ(300ダイス)
4 獅子蹴り(400ダイス)
5 隙だらけなんだよぉ!
dice1d5=1 (1)
- 403節穴22/10/09(日) 22:14:53
dice1d150=66 (66)
- 404二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:15:26
どっちも勝ってほしい
- 405二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:19:10
頑張ってモルおじさん
- 406二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:19:33
ジャムおじさんみたいな言い方で笑う
- 407節穴22/10/09(日) 22:46:06
「うらっ!!」
足元を薙ぎ払うように回転するアステリオス。跳躍して回避するモルトだが狙いの内だと言わんばかりに、アステリオスはその腕力で強引に慣性を殺して宙へ逃げたモルト目掛けて刃を振るう。
「ああっ!!」
遠くから見ていたエルザが思わず悲鳴をあげた、あれでは直撃してしまう。ダメージを深めつつある彼にあれが入ってしまえばもう戦況を覆せなくなってしまいそうだ。
モルトは悪足掻きをするように空中でぐるぐると体勢を変える、アステリオスもそれが何になると腕を唸らせたが……
「っ、なんだとっ!?」
モルトは自身目掛けて接近する斧の軌跡を観察しつつ、自分がそれを蹴ることが出来る様に体制を整えていたのだ。重々しい音を立てながら、斧によって加えられた衝撃も合わせてモルトの身体が更に激しく回転する。その勢いも活かすように、彼はアステリオスの側頭部へと目掛けて蹴りを放った。
「がっ!? くっ……だが浅ぇぞ!!」
「付け焼き刃では上手くいかんかっ……!」
山穿ちのアステリオス 体力272
dice1d100=2 (2)
モルト 体力138
dice1d100=62 (62)
- 408二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:48:02
攻め出した
- 409二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:48:17
いけーっ
- 410節穴22/10/09(日) 22:58:05
1 クロスチョップ(250ダイス)
2 インファイト(200ダイス)
3 コマ投げ(300ダイス)
4 獅子蹴り(400ダイス)
5 隙だらけなんだよぉ!
dice1d100=52 (52)
- 411節穴22/10/09(日) 22:58:23
盛大なミス
dice1d5=4 (4)
- 412二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:59:30
獅子蹴りきたな
- 413二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:59:56
コレで決まったら笑う 決まらんかな流石に
- 414節穴22/10/09(日) 23:01:14
dice1d400=359 (359)
- 415二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:02:42
草生える
- 416二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:02:56
草
- 417二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:03:14
大好きモルトおじさん
- 418二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:03:33
さすがやで流石
- 41941322/10/09(日) 23:04:07
違ッ…そんなつもりでは…
- 420二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:04:58
決まったねぇ…流石最強伝説モルトおじさん
- 421二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:06:11
コレよコレ他のキャラに比べて圧倒的な引きの運 アステリオス倒した時も大ダメージ与えて倒したもんな
- 422二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:06:47
そんときはゾロ目コマ投げだったよな
- 423二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:07:15
いやカウンターで倒した。コマ投げは前のターン
- 424二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:08:49
久しぶりすぎてモルおじのヤバさ再確認した
- 425二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:09:42
一回バトサキュに負けたのやっぱり…奇跡だった
- 426二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:14:37
アステリオスは武器まで使ったのに一人の素手の男に負けたんだから完敗やな。嬉し泣きか悔し泣きか分からん涙流してそう
- 427二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:15:23
惚れる通り越して運命やろ最早目が♡になってそう
- 428二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:15:45
逆に凄いよ負けたの
- 429節穴22/10/09(日) 23:34:03
「だぁ……お、っっう!?」
激しさを増す戦いの最中、ぐらり、とアステリオスの巨躯が揺らいだ。彼女自身もその変調に気づく事は出来なかったようで、地を舐める自分の視線に対して目を白黒させていた。
先程のモルトの蹴り、あれが彼女にとってそう大きなダメージにならなかったのは間違いない。人間よりも分厚く、堅い頭蓋骨を持った彼女に対してしっかりと踏ん張れていない状態から、即席で繰り出した蹴りではその防御を貫くには至らなかった。
だがしかし、その速度と衝撃はモルトの蹴りを通してしっかりと……その内にある脳へと揺さぶりを掛けた。結界、アステリオスはその異変に気付かぬまま戦闘を続行し、その影響が不意のダウンという形で現れた。
「! 好機……っ!!」
「な、しまっ……」
モルトとてその瞬間何が起きたのかを察せず、面食らいはしたものの、即座に状況を察知した彼は半歩足を後ろに下げ、あからさまに……明確過ぎるほどの溜めを作る。その様を見たアステリオスの顔にはこれ以上にない戦慄と、歓喜が走った。
何もかも全力だった。先手を譲るなんて上位者めいた余裕もかなぐり捨てて先行した、自慢の牛角も耐えられた、人間達を多く屠った斧撃も防がれた、奥の手とも言える星の秘技も見事にいなされた。そして今、牙を剥いているのはまさしく獅子……自分はそれに噛み殺されるだけの牛、餌だった。
「あぁ、お前は本当に……最っっ高だ!!」
「オオオオオオラァァッッッッ!!!」
スローモーションになる視界の中で、ぐるんとモルトの身体がそれでも素早く回転する。風を切り轟く牙が今まさに喰らい付かんとする……だがこれをむざむざ受けて終われる筈もない。左拳で自身の顔面を殴りつけ、強引に気付としたアステリオスは崩れた体勢のまま斧を握り直し、全身全霊を注ぎ込む。 - 430二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:35:47
このレスは削除されています
- 431二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:37:06
最初の頃にヒゲのマッチョなおじさんかで笑ってたのが嘘見たいだろ?めちゃくちゃカッコいい覇王になったんだぜ
- 432二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 23:37:44
ダイス神と節穴どのが凄くいいキャラにしてくださった…
- 433二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 00:00:25
決着やね
- 434節穴22/10/10(月) 00:02:18
「おおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」
渦巻くような力の奔流を斧へと叩き込み、モルトに真っ向からぶつからんとするアステリオス。筋がはち切れんばかりに力を込め、万感の想いと共に迫り来る牙へと向けて彼女は豪星を放った。
斧と蹴りが衝突した刹那、爆音と共に木々は折れ飛び大地は抉り爆ぜる。砂煙が天を衝くように立ち昇り、山奥に砂塵の大樹が聳え立った。
「悔しいな……参ったな…………嬉しいなぁ、ここまでやるとはなぁ………」 - 435二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 06:46:32
★
- 436二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 09:10:43
★
- 437二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 16:48:15
決着か…
- 438二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:02:16
おつ
- 439二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:07:49
最後はどうなるんです?
- 440二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:10:49
きっと新たなもん娘が乱入してきて三つ巴の乱戦になる
- 441二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:11:38
来るなら…トゥバンかな
- 442二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:12:55
人間()ともん娘たちで仲良く暮らすのさ
- 443二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 21:58:50
落ちてたね
- 444二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 22:44:28
今日はお休みかな
- 445二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 23:56:06
モルトおじさんの勝ち
- 446二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 08:25:42
★
- 447二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 14:13:07
保守
- 448二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 20:25:47
★
- 449二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 21:12:47
おやすみかな
- 450節穴22/10/11(火) 21:48:54
得物だった斧は粉微塵になった、ウン百年だかの付き合いだったが……不思議と惜しい気持ちも無かった。いや寧ろ清々しい……お前も、こんな終わり方なら悔いなんてねぇだろ。アタシもお前も同じ想いで戦い続けて、生き続けて、死に損なって、そんな中でこんな格別の雄に逢えたねじ伏せられた。
膝を着いて肩で息をしているモルト、アタシはそのすぐ隣で大の字になってぶっ倒れ、赤くなりだした空を仰いでいた。力を使い果たして空っぽになった胸の内に、美味い空気が染み渡っていく。こんな感傷に浸れんのも……久々だ。
「あーーーーーあー、あぁー……」
「っふ、ぅぅ……これで、満足か、アステリオス……」
「あーあー、間違いなく、文句もねぇ負けっぷりだぁ。これほど嬉しい事もねぇ、こんな歳になって夢が叶うなんてな、思いもしてなかったことだぜ」
びっしりと掻いた汗に砂煙がつきまくって、まぁ男前が更に増してやがるところだが、生憎と今はそういう気分にもならねぇ。今はただ、この余韻に浸っていたい気分だった。アタシもようやく、この迷宮から抜け出せたのか。
「は、ははっ……くっははっ、今日は良い日だ、マジでな」
「まさか、本領を見せたアステリオスを、討ってしまうとはな」
かつての自身とモルトの戦いも、頂上を極めたような死線であった。だがどうだろう、かつてのモルトは連戦に次ぐ連戦と心身の疲弊、己と戦った時のコンディションは抜群とは言えなかった。もしあの時の彼が万全であったのなら、自身も容易くやられていたのだろうか。
エルフィールはアステリオスとモルトの決闘に、何処かヒリつくものを覚えていた。間違っても彼女とモルトの道が重なることはあり得ないが、それでもやはり……
「惜しい、ものだな」
「……私も、特にそう思います」 - 451二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 21:56:26
やったぜ
- 452二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 21:57:52
嬉しい
- 453二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 22:04:23
アステリオスと…妻子がいるしな…うーむ
- 454二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 22:05:17
このレスは削除されています
- 455二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 22:06:28
"格別の雄"間違いなくそう
- 456二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 22:12:05
モルトおじさんが見境のない性獣だったらもん娘たちも満たされるのに…まあ紳士だからモルおじなんだよね
- 457二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 22:18:18
主人公がアヒらないもんむすクエストになるんよ
- 458二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 23:41:55
保守
- 459二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 07:59:28
保守
- 460二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 12:10:53
強羅
- 461二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 19:33:42
星
- 462二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 22:04:05
どうしたんやろ
- 463二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 22:06:16
疲れたのさ、休ませてあげるのだ…
- 464節穴22/10/12(水) 23:35:49
アステリオスを背負い、観戦していたエルザたちの元へと向かう。放っておく訳にはいかなかったが、今の自分は彼女を背負っておくことさえ苦しい。よたつきやがらも連れ立って歩き、エルザにアイコンタクトを送るとすぐさま魔法で生み出した水で自分と彼女を洗い流してくれた。
「ごっぷ?! つっめたぁ!!」
「気は、晴れたか」
心地よい温風が吹き、身体の芯を癒す魔法と共に乾燥していく。先程までは歩くのもしんどい程だったが、もう随分楽になっている。汚れもある程度落ちているし、これは中々便利なものだ。
「ありがとう、エルザ」
「ど、どういたしまして……」
「どうしてそんなにカクついてるんだ」
「あ、改めて……あの日バルトと戦いにならなくて良かったなーって……」
半分怯えてしまっているエルザに礼をいい、足取りが確かになったアステリオスを立たせる。如何にも清々しい顔をした彼女が何を言うでもなく手を差し伸ばしてきた。断る理由もないので手を取り、固く握り合う。
「ありがとよ、アタシの我儘に付き合ってくれて。そして……アタシの事をぶちのめしてくれて、相棒も気持ちよく逝けただろうさ」
「相棒……あぁ、派手に砕けたな」
この上ない謝意を告げた彼女ははにかみながらそう言った。もん娘は様々な形で、結局人間に依存するものだと聞いた。襲うという形に留まらず、共に生きることも争うことも、人間が相手だからこそ甲斐になるのだと。破れようにも破れられず、本懐を果たせぬままにいたアステリオスの胸懐……それを晴らせたのなら何よりだ。
「さーてと、んじゃあ帰ったら飯だろ、な! こんなに草臥れて、しかもフィート達が腕奮ってんだ、きっとうめぇぞ!!」
「うちのミルクやチーズでグラタンを作るとも言っていたからな、間違いないぞ」
「ボクも昨日一緒に集めたキノコのグラタンダモンニ! 絶対美味しいに決まってるよ!」
エルフィールやリリティア、トゥバンにコボルとも目配せをして山を降りていく。トゥバンとエルフィールからは激しい闘志が燻っているのを感じた、近いうちにまたこのような催しをする事になるだろうか。 - 465二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 23:58:01
トウカイテイオーがいますね…
- 466二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 23:58:21
エンディングが近づいていく
- 467二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 07:37:12
保守
- 468二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:40:04
爽やかな終わり
- 469二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:40:34
負けてたら違う感じだったのかね?
- 470二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 20:17:27
ないです
- 471二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 20:22:02
了解
- 472二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 20:44:21
ほいほい
- 473節穴22/10/13(木) 20:59:17
誰だお前は!?
地獄からの使者でも来たというのか…… - 474二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:01:12
なんだ?なんだ?
- 475二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:01:32
どうしたんや
- 476節穴22/10/13(木) 21:04:25
- 477二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:05:02
(今日は)ないですかと思ったのだ
- 478二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:05:25
俺もてっきりイッチかと
- 479節穴22/10/13(木) 21:39:14
ふと思うことがある。妻と娘が攫われ無為な日々を過ごしていたあの頃、どうしてこんな事になったのかと煩悶し続ける毎日だったが……その始まりこそ、エルフィールの歪んだ欲望によって引き起こされ、エルザが手を汚した唾棄すべき出来事だったが、あれが起きていなかったら今この時間も無いと考えると、悪い事ばかりではなかったのだと思う。
自分に友と呼べるものは少なかった、元よりここはあまり人との交流もない。この畑と羊達を飼い、あのまま何事もなければ……ずっとそうだったろう。何が吉事に繋がるか、人の命はわからないものだ。
「なーに辛気臭ぇ顔してんだモルト、勝ったのはお前だぞ? 笑え笑え、そんで帰んぞ、アタシらの家に!」
「そうか……そうだな」
彼女に肩を組まれ、それに返しながら歩いていく。言葉には表しきれない仲ではあるが、彼女のような素晴らしい人物に出逢えたのも、自分にとっては幸運な事だ。これから先の人生で、再び良からぬ事が起ころうとも……きっと彼女達とならば乗り越えられるだろう。
「んでだが、今日はすやすや出来ると思うなよ? そっちの方でも滾り切ってんだからなアタシはよぉ!」
「それは……困ったな」 - 480二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:40:31
デカオッ○いで責めれば勝てるぞ!明日照り焼き
- 481二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:40:56
間違えたアステリオスです
- 482二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 23:38:47
多分ドッペルゲンガーのもん娘の仕業だ
- 483二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 08:18:52
ほ
- 484二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 13:18:28
そうだったのか…
- 485二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:14:16
補修
- 486節穴22/10/14(金) 21:12:47
ということで必然的に舌チューブでごっくんするタングスもといミラのお話になります。例によって飛び飛びで書くので脱ぐタイミングは無い……
- 487二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:15:36
見たい…
- 488二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:16:03
そうかな?(半裸)
- 489二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:16:26
丸呑み好きワイ涙
- 490二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:19:49
タングスと飛頭蛮ニキ…
- 491二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:34:12
…ヌギ…ヌギ
- 492二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:35:16
慣れてきたらわざと被害者とそれを襲うもんむすのイメージプレイとかやりそうだな。イチャイチャカップル
- 493二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:36:14
もん娘とのバトルあり?
- 494二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:36:57
最初は足元からかな?
- 495二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:37:19
?
- 496二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:37:48
バトル?今回の話じゃなさそう
- 497二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:46:09
しばらく舌の中で搾り取ってその後胎内で搾りまくりそう
- 498二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:47:06
このレスは削除されています
- 499二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 22:09:56
おやすみかな?
- 500二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 22:44:41
お疲れ様です
- 501二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 08:02:33
星飛雄馬
- 502二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 13:19:02
タングス
- 503二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 20:03:22
風呂
- 504節穴22/10/15(土) 22:02:58
「舌が長い、大きいということはそれだけ味を感じとる部分も多いということでね。この臓物の煮込み……実に美味だよ。人の言葉に舌鼓を打つというものがあるそうだけど、本当に舌で鼓を打ちたいくらいだね」
「それは何より、いつも作ってもらってばかりなのも申し訳なかったからね。舌で……君なら出来るんだろうなあ」
黒豆や豚の耳、ホルモンや足を煮込んだ料理。手早く作れて栄養も十分にあるので、昔自炊していた頃によく食べていたもの。彼女……タングスのミラと過ごすようになってからは口にする機会も無かったのだが、ふと懐かしくなって食べたくなったのとたまには自分でも調理をしようと腕を振るった。元より男の適当飯、名を冠する程には繊細なタングスの舌にも合うかはわからなかったが、好評なようで何よりだった。
「んー、んんー、これはよくビールに合う……歯ごたえもそれぞれ違って趣があるねぇ」
「そこまで気にしたことは無かったけど、確かにいろんな部位が入ってるからなあ。ただ塩が濃いから毎日食べると身体を壊……よくそんなの食べてたなあの頃」
ミラと共に暮らし始めてもうそれなりになる、街の人達とも馴染むようになったし、彼女自身人に紛れて暮らすことも多かったそうだから怪しまれるようなことも無かった。
……時折呵責が苛む事もある。彼女はもん娘で人喰らい、奪った命と産み出した悲劇がある。それを殺せる立場にいながら、劣情も催し絆され、生かしたという事に。この先も皆に嘘をつき、騙しながら生きていくのだ……そう思うと……
「────ス? ノース? 聞こえているかな?」
「っ……ぁ、あぁ! なんの話だっ、け、すまない。ボーッとしていてね」
「……結局仕事をして金を稼ぎ、私を食わせてくれているのは君なんだ。家事の類いは全て私に任せてくれて良い……というか、そうして欲しいんだ。疲れもあるのだろうから、無理はしないでおくれよ」 - 505二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 22:03:30
きました
- 506二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 22:04:18
急なメシテロ
- 507二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 22:12:37
始まってた
- 508二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 00:10:11
★★
- 509二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 09:13:07
保守
- 510二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 16:47:25
タングス
- 511二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 20:45:33
保守
- 512二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 23:04:06
ほす
- 513二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 23:04:42
星
- 514節穴22/10/16(日) 23:23:06
書くのが遅いんですがおやすみします、というかさっき落ちて書いてたのが……直書きすんな……
- 515二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 23:25:10
了解でした
- 516二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 23:25:53
どんまい
- 517二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 07:29:26
保守
- 518二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 13:02:20
僕もあります
- 519二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:54:44
保守
- 520二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:01:51
休みかな
- 521節穴22/10/17(月) 21:38:56
それから食器を洗い、今日はまたどのように交わりに来るのだろうと思ってベッドで横になっていたところに彼女はやって来てこう言った。
『今日は疲れているだろうからやめておこう』
まるで予想もしなかったその言葉に思わず開口したが、何処までもぼくの奥底を覗き込むような瞳にたじろいでいる隙に彼女は部屋を出てしまった。
……見透かされたのだろうか、タングスというもん娘に読心能力は無いはずだが。いや、そうでなくともわかる程度には挙動が不審だったろうか。
「納得して、彼女を受け入れた筈だ。納得してこの様になった筈だ。納得して……見てみぬ振りをした筈だ……!」
『すみません、ノースさん……でしょうか?』
『ん……あぁ、えぇ。ぼくがノースですが、何か御用でしょうか』
昼下がり、薬品を作るのに必要な材料やらを買い出しに行き喫茶店で休憩していた時の事だった。突然声をかけられ、振り返った先にいたのは一人の男性。歳の頃はぼくとそう変わらないだろうか、向こうからはそう見えないのだろうけども。しかし見覚えのない顔だ、これまでに接点は無いだろう。
『なんというか……本当に、貴方なのだろうかと話しかけるまで迷っていたのですが、その……』
『……まぁ言いたい事はわかります。ぼくももっと伸びてくれればいいと思っていますから』
ミラと暮らし出してからも何ら変わらない、ぼくの身長は一向に低いままで高身の彼女には少し分けてもらいたいくらいだがこればかりはしようがない。しかし一体どんな用向きなのだろう……コーヒーを啜りながらそう呑気に考えていたぼくの心を、彼の持ち出した話が万力のように締めつける事になった。
『ああ、名乗りもしませんで申し訳ありません。私はビンセント、この間貴方が仕留めてくださったもん娘……タングスに殺された、ビクトリノの弟です。その節は本当に……ありがとうございました』 - 522二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:40:25
あら…ま
- 523二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:40:48
いつかこうなると思ったら…
- 524二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:47:53
こっからどうやって丸呑みプレイになるんや?
- 525節穴22/10/17(月) 22:01:14
ぶわっと背中に冷や汗が浮かんだのを感じる、顔には出ていないだろうか。落としそうになったカップを持ち直してカップへ置く。彼、ビンセントは店主に声を掛けて隣の席へ座り、自分のコーヒーとクッキーをぼくの分まで合わせて注文した。
『そんな、悪いですよ』
『いえ、これくらいの事はさせてください。あれを殺した報酬は出たらしいですが、私の懐から出たものではありません。お礼を直接言いたくて、ようやくなんです』
背骨に氷柱を突き刺されているような、そんな感触だった。ぼくが実はミラの死を偽装したんじゃないかと疑っているとか、そういう感情は一切ない……兄の仇を討ってくれた魔術師に感謝している、ビンセントさんから感じるのはただそれだけだった。
『あ、あぁすいません……こんな事を語るつもりではなかったんです、がっ……どうしても……』
『……何と言ったらいいか、お悔やみを………………聞かせてもらっても、いいですか。お兄さんのこと』
『……ありがとう、ございます』
聞くべきでは無いと思った。お悔やみをなんて平然と舌が回った瞬間、それを噛みちぎってやりたい気持ちになった。だが結局……保身を選んだぼくは彼に寄り添うような言葉を吐いた。しかし、自分は聞くべきだったんだろう、彼女を自分の一存で生かしている事の意味を。受けるべき咎を。 - 526二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:06:38
うーん難しい…
- 527二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:07:18
異種間同士の問題と言うかなんというか
- 528二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:12:16
食べられてしまおう
- 529二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:33:08
おやすみ
- 530二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 06:44:44
保守
- 531二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 09:16:56
保守
- 532二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 16:13:41
保守
- 533節穴22/10/18(火) 19:24:20
物心ついた頃、父親というものはいませんでした。兄と母と自分の三人暮らしで、勤勉に働いてくれた母のお陰でそう不便な思いをすることなく過ごさせてもらっていました。ですが……当然、何故自分達には父親がいないのかと疑念は湧きます。その度母は困ったように笑って、はぐらかされていました。まだ教えるには早いとも、教えたくはないとも。
母を捨てて逃げたのかとも思いました。それを聞いた時の母は顔を歪めてそれだけは違うのだと明確に否定しました。ではなんなのだと詰め寄って、あれは……11の頃だったでしょうか、母は私と兄を連れて墓地に向かいました。あからさまで察しもつきます、疑問なのは……どうして素直に死んでいるのなら死んでいると教えてくれなかったのか。
物言わぬ墓の前で初めて父と会った私と兄は、当然何故死んだのか、黙っていたのかと母に詰め寄りました。悲痛そうなあの時の母の顔は、今でも脳に焼き付いています。 - 534二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 19:25:04
始まり
- 535二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 19:25:34
精神的な曇らせ
- 536節穴22/10/18(火) 19:54:56
もん娘という、人間の敵がいる事を知りました。人間の女性に似た姿に、魑魅魍魎の特性を持った人ならざる者。人間の男を好んで襲う彼女らに、父は当時私を身籠もっていた母と兄を家に残したままに出会し、命を落としたのだと言います。
人間の男を好んで、という点に性が絡むものだから、生々しく悍ましいそれに幼い私達が近づかないようにと、どうしたなにがあったとは語らずにいたのだと母は涙ながらに語りました。
一番辛かったのは母でしょう。自分達兄弟はただ顔も声も知らない父の、その死に愕然とするだけでしたが母は違います。幼い頃からお互いを思い合い、愛し合っていたのだと言います。幸せだったというその暮らしは、父がそうして死んだことで終わりを告げました。
父を殺めた事よりも母を悲しませたという怒りがもん娘というもの相手に最初にやってきました。しかし遅れて周りの子供達のように、父の背に乗せられたり抱えられたりといった事も、してもらえたのだろうかと思うと、酷く胸が軋むようでした。 - 537二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 19:55:44
重い重いよコイツ
- 538二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 19:56:13
今日あった人に話すレベルじゃなさすぎる…
- 539二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 19:56:49
ノース君に精神攻撃!100のダメージを受けた!
- 540二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 21:49:00
保守
- 541節穴22/10/18(火) 22:14:39
そのもん娘にどうにか報いを受けさせてやりたい、そんな気持ちが溢れてきました。しかし残酷な事に、人間ともん娘は似通った姿に大きさでありながら、その力の差は子供と大人程にあります。もん娘と戦う、その為に生涯を鍛錬に捧げたとしても才能が無ければ素人同然に屠られ、陵辱される。仮に才覚があったとしても純粋な力だけではない……その容姿や色香で惑わされ、組み敷かれる。それまでただゆったり暮らしていただけの自分がどう憤ったところで、父を殺したもん娘に何をすることも叶いません。元より、遺体が『そう』なっているからもん娘の仕業と断定出来ただけで、このもん娘だと特定出来る訳ではないのですが……
それから、私と兄は働いて母の為に生きる事にしました。一人で私たちを支え、育んでくれた母に少しでも楽な思いをして欲しいと、喜んで欲しいと働き……それで……
『一目に人外とわからぬもん娘は、時に人の街に潜り込み、卑劣に人を襲うのです。私の兄を殺したもん娘のように、貴方が殺してくださったもん娘のように』 - 542二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 22:15:53
バレてそうで怖いっス
- 543二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 22:16:38
おかしい…もっと良心の呵責なくエチチを楽しみたかったはずが…
- 544二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 08:01:12
保守
- 545二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 14:17:22
保守
- 546節穴22/10/19(水) 14:55:06
奥歯が鳴りそうになるのを舌を噛んで堪えた。いや……堪えるべきなのだろうか。素直に彼女の事を告白するべきでは……自分はタングスを、ミラを殺したなどおらず、家で匿っているのだと打ち明けるのが、人として正しい事、いやそもそもそれを言うなら、殺しておくべきなのだ。しかし……
『母は狂ってしまい、私の事を兄だと認識する始末で……夫を喪い、残された子の一人まで同じようにもん娘によって奪われてしまっては、そうなるのも……』
『そん、な……』
ミラが、彼女が破壊した人の平穏。元より奪われ、慎ましく生きて幸福を掴もうとしていた所から踏み躙るように……そして彼女は、その行いの報いなど受けていない。そうしたのは他ならぬ、ぼくだ。
ぼくが勝手に、奪われた命など気にしないと言って彼女を生かした。自分の欲のままに彼女を愛した、そんなことも知らずに……ビンセントさんは、兄の仇を討ったと思ってぼくに感謝している。
『ぼ、ぼ……ぼく、はっ……』
『ビクトリノ!!』
声を震わせながら、後先考える事なく真実を口にしてしまいそうなその時だった。痩せていて顔色も悪くしながら、息を荒げて壮年の女性が姿を現した。顔立ちが似ていた、そうか彼女が……
『こんなところにいたの! 勝手に病院まで抜け出して!!』
『え……え?』
『ぅ、あ……それ、は母さんの方だ、ろ? それに俺はビクトリノじゃなく、て』
『っ───いい加減に……そう、そうねビンセント……だけど、だけど……帰りましょう、家に……』 - 547二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 18:42:39
おっ!始まってた
- 548二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 18:43:32
まさかの逆パターン?
- 549二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 19:03:40
マジ?逆なんか
- 550二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 21:54:12
保守
- 551二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 07:33:08
保守
- 552二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 12:21:17
ほい
- 553二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 19:17:43
首座座
- 554節穴22/10/20(木) 19:30:12
狂った母なのか、狂った息子に話を合わせた母なのか。二人を知っている訳でもないぼくにはそのどちらなのかはわからないが、母親は代金を払いぼくに会釈するとビンセントさん……あるいはビクトリノさんを連れて店を出て行った。一人残されたぼくは、冷え切ったコーヒーを一口で飲み干す。いつも楽しんで飲んでいる筈のそれは、吐き出してしまいそうなほど苦く感じた。
「……何がしたいんだ、ぼくは」
昼の事を思い返したぼくは頭を抱えた。気を紛らわすように食事を作って、それを美味しいと言って食べてくれる彼女の笑顔はやはり美しいもので……半端にも程がある。人を殺すというのは、ただ本人が死ぬだけじゃ無い。その周りにいる友人、家族の心にも深く傷を残す行いだ……わかった上でぼくは、いや本当にわかっていたのか? ビンセントさん、或いはビクトリノさんがぼくの元を訪れるまでそんな事頭の片隅にやっていただろう。
彼女にも気遣われたのだろうか、誘いも無かったということは……ぼくが傷心しているように見えたのだろう。 - 555二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 19:34:20
慰めて貰うのです…
- 556二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 19:34:40
悲しみのルパンダイブ
- 557二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 19:35:39
タングスもといミラに甘えて
- 558二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 21:34:45
ホス
- 559二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 01:27:24
ほし
- 560二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 07:02:53
精
- 561二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 10:11:28
このレスは削除されています
- 562二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 18:12:33
保守
- 563節穴22/10/21(金) 22:02:36
枕に顔を埋めて深く息を吐いた。どこまでいっても考えは纏まらない堂々巡り、何が正しいのかがわからない。いや、わかってはいるけれど……ぼく自身、きってミラに対して依存してしまっている。彼女のいない生活などもう考えられないが、でもそれが罰になるなら……
「いや、いやいや……何を考えてるんだぼくは」
何を勝手に彼女のことを、殺そうだなんて。頬がよくわからない感情でひくついた。もはやこの期に及んで何の後腐れもない選択肢などというものは残っていないだろう。ミラと一緒に、犠牲になった人など知らないと過ごすのか。それとも……
「っ……ぅぅ」
「……あまりに酷い顔だったから、そっとしておこうと思ったのだけど、心配でね」
声を掛けられ、はっと振り返った先にいたのは困ったような笑みを浮かべているミラだった。ぼくよりも遥かに背が高く、見上げるような大きさの彼女だが普段は腰を曲げるようにしてぼくに近い目線に落としてくれている。一見奇妙な風体で身体にも悪そうなのだが、彼女達タングスにとってはこの程度なんともないらしい。 - 564二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 22:03:12
やった
- 565二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 22:03:27
来た
- 566節穴22/10/21(金) 23:09:27
「私の貴方がそうも辛そうな顔をしていると、自分自身も悲しくなってくるのだけど……察するに、私の事なんだね」
「……わか、るんだ」
「わかるとも。何より愛しい君のことだ……だけど、その君が私のせいでそうも陰っているのは、辛くもある」
人ではないもん娘のミラは外見通りの年齢をしていない。詳しく教えてはくれなかったが……大物とは言えないまでもそれなりの月日は生きているという。人生経験?がぼくよりも豊富な彼女にとっては、ぼくの表情はわかりやすかったのだろうか。
「……君には、言い出しにくい」
「そうだろうねぇ、私も脛に傷のある身だ……人が私の事に気がつく日が来るのも覚悟は」
「ああいや、君のことがバレたとかじゃないんだよ……」
「おや、違うのかい? それだと……なんだろう」
彼女に打ち明けるべきなのか、打ち明けたとしてどうするのか。腕を組んで考える彼女の前で、ぼくもまた悩みに頭を痛ませる事になる。ビンセントさん……の家族に起きた悲劇は彼女が起こしたものではある。そして何より……ぼくが本当に仇を討ってくれたのだと感謝するあの姿がとても居た堪れなかった。 - 567二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 08:12:41
保守しときます
- 568二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 12:51:03
保守
- 569二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 19:41:02
捕
- 570二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 22:16:35
せい
- 571二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 07:31:32
ベス
- 572二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 14:09:19
ほし
- 573二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 14:10:16
★
- 574二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 19:09:29
このレスは削除されています
- 575二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 21:30:48
ワッザ!?
- 576二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 21:53:51
保守
- 577節穴22/10/23(日) 22:45:33
書けないのでおやすみします……
- 578二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 02:00:02
了解です
ゆっくり休んで下さい - 579二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 07:18:23
乙
- 580二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 12:12:08
おつ
- 581節穴22/10/24(月) 12:57:00
長身の王子様系を描くためにpixivの諸々を参考にするため読み漁っている
逆レしか勝たん - 582二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 13:00:40
グッ‼︎(サムズアップ)
- 583二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 20:10:25
捕食
- 584節穴22/10/24(月) 20:52:54
私の愛しい、愛しい君。小動物のように愛らしく、けれど雄々しく凛々しい君。君の笑う顔が好きだ。君の怒る顔が好きだ。君の呆れる顔が好きだ。クリクリとしてまぁるい目も、ふわふわとした生えたてのような髪も、滑りを残した柔らかい肌も、何もかもが好きだ。
けれどそれでも、君のその顔ばかりはどうしてもいただけない。哀しむ顔もいいけれど、嘆く顔もいいけれど、それが私のせいなのだとなると、それを素直には受け入れられない。
「こうするのは卑怯かもしれないけれど……」
「う、っあ……」
私の彼よりも大きな身体、うつ伏せにした彼の背中にのしかかるように、覆い被さるようにベッドの上で丸くなる。そう言う事をするつもりは今は無いけれど、少しくらい蕩けさせた方が彼の口も緩くなるだろう。じんわりと互いの熱が混ざり出し、彼の息が乱れ出した頃に再び口を開く。
「良ければ私に教えて欲しい、君の悩み……君の苦しみ、私の何が私の貴方をそうさせてしまっているのか……私も、心苦しいんだ」
「み、らぁ……」 - 585二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 21:19:24
ヌギ…ヌギ.
- 586二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 21:19:36
始まってたー
- 587節穴22/10/24(月) 22:54:12
「っ、ぼく、はぁっ……」
「うん、うん」
それから彼が懺悔するように絞り出した言葉の数々……昼に私がこの街で搾った男の遺族に出会った事、『私』をちゃんと殺してくれたのだと感謝された事、遺族は重なる不運に狂ってしまった事、理解していたつもりの行いの意味が今になって追いついてきた。人を殺めたもん娘を庇い、生かしていることの罪悪感が。
「ぼくは……そういうひとをたすけるために……」
「そうかぁ、そうかぁ……」
彼の話に耳を傾けて、得られた情報はそんなものだった。頭を撫で、しゃくりあげる彼を宥めかしながらその言葉を反芻していく。彼はやはり、とても優しい人間だ……だがそれ故に、正しいだけであれない事を苦しんでいるのだろう。 - 588二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:00:28
おお!今回は二本立てや!!
- 589二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 08:27:11
★
- 590二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 08:27:52
このレスは削除されています
- 591二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 08:33:12
保守
- 592二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 14:27:29
ほいけんた
- 593二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 21:47:18
スライム娘また出ないかな
- 594節穴22/10/25(火) 22:53:46
だがだからといって、私は自分がした事をなんら悔いてはいない。生きるためだけにその男を死ぬまで搾ってしまう必要は確かに無かっただろう、だが人間とて、獣とて必要のない事をせずに生きていけるだろうか。
嗜好なり、戯れなり……生きるという過程においてはただ食事をして眠ればそれで生きてはいけるかもしれないが、そんなものは死んでいないのも同然だろう。だからこそ人間の雄を過剰なまでに犯すという行為は必要なものなんだ、もん娘が『生きる』為には。
そうしない者もいる、のはただそのもん娘がそうしないだけだ。快楽目的でもん娘が人を殺すとはいえ、同じように快楽目的で人を殺す人だっている。
「そういう生き物なんだよ、そういう考えなんだよ私は。反省したわけではないのかと失望したかい? こんなやつがと軽蔑したかい? 君は苦しいんだろうね、その苦しみを私は取り除いてあげたいけれど……私としては、そんなこと気にするまでの事でもないんだよ」
「う、ううっ……」
「それでも、それでも君の気が晴れない……その遺族、彼らの事で頭の中が一杯になってしまって、どうにもならないというならね、私を……自分の言った言葉通りに殺してしまえばいい」
「な……え、あ」
「でもそうは出来ない、したくないのなら……堕ちるしか、ないんじゃないかと私は思うよ?」 - 595二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 23:55:47
丸呑み…
- 596二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 07:54:47
タングスに堕とされ
- 597二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 13:20:51
堕ちたい…
- 598二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 21:32:41
保守
- 599二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 23:34:50
今日はお休みっぽいな
- 600節穴22/10/26(水) 23:49:26
おやすみです……
- 601二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 00:02:27
折角だし新もん娘でも作って晒すか?
- 602二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 07:31:50
保守
- 603節穴22/10/27(木) 12:34:30
大変申し訳ないのですが、突如堪え難い腹痛に襲われ診察など受けて安静にしています。連日おやすみをいただきます……
- 604二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 12:55:55
全然いいでっせ しっかり休み
- 605二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 13:25:43
お疲れ様でした
- 606二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 18:22:47
保守
- 607二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 19:01:23
保守
- 608二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 21:43:08
保守
- 609二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 03:00:29
お大事に
- 610二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 11:03:57
星
- 611二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 17:42:40
ボール
- 612二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 23:30:01
ほし
- 613二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 08:51:08
星
- 614二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 15:49:23
ラグビー
- 615節穴22/10/29(土) 19:36:22
体調も戻りました、保守ありがとうございます
- 616二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 19:40:51
無理は禁物やで
- 617二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 19:41:09
ドーモ
- 618二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 20:06:13
よかった元気なった
- 619二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 00:53:58
保守
- 620二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 09:24:58
保守
- 621節穴22/10/30(日) 14:34:16
ーーーーー
それから、ぼくは彼女に抱き締められたまま眠りに落ちた。彼女の大きく、温かく柔らかい身体に包まれると不思議な程に心が落ち着いてた。あれだけ悩んでいた癖に、こんな事でコロっと眠れてしまうのも……なんだか滑稽な気がした。
「おはよう、私の貴方。よく眠れただろうか?」
「うん……おはようミラ」
「とりあえず朝ご飯にしよう、すぐ準備するからね……そしたら……どうするか決めたら良いさ」
朝日に照らされた彼女の笑顔はやはり花のように美しく、狂おしい程に愛しい物だった。この彼女をどうにかするという選択肢を取る事は無いだろうが、それでも罪悪感のようなものがしこりになって残り続けている。
顔を洗い、口を濯いでリビングに向かうともう朝食が用意されていた。あまりにも早すぎないだろうかと思ったが、どうやら鏡の前でしばらくボーッとしていたらしい。
「君にとってはそう単純な問題ではないんだね、とすると厄介な……」
「いや……もう少しすれば、自分で整理をつけられると思う……よ」
程よい温度のコーンスープとこんがり焼けたバタートースト、ハムを散らしたサラダ……昨夜は少し重めの食事だった気もするから、こうしたシンプルな食事なのもありがたい。濃厚でクリーミーなスープが体を芯から温めていってくれた。 - 622二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 14:35:08
始まったぜ
- 623二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 20:52:35
ぐぬぬぬ
- 624二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 23:07:11
保守
- 625二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 08:03:31
保守
- 626二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 12:14:27
ブヒヒヒ……アカチャン!
- 627二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 19:11:10
保守派
- 628二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 22:39:11
星
- 629二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 07:59:45
星
- 630二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 17:18:41
保守
- 631二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 19:49:31
ほしゆ
- 632二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 23:36:32
星
- 633節穴22/11/01(火) 23:38:57
穏やかでゆったりとした朝の時間、彼女に身を預けるようにしながら同じソファーで横になる。ぼくの髪をさらさらと撫でつける彼女の手に心地良さを覚え、寝入ってしまいそうになる。
「ぼくは……」
「うん」
「やっぱり君のことが好きだ、どうしようもないくらいに、愛おしいと思っている。あれから何度も考えて……結局、何よりも君が大切だって思った……」
「そうかい、そうかぁ……嬉しいね」
運命だったのだと思う。あの日の出逢いから起きた事から、こうして彼女と共に過ごしている事……ぼくにとって黄金のように輝ける美しく幸せな日々。それとあの家族の……ビンセントさん達の不幸を、敵討ちを天秤に掛けたときに、選んでしまうのはやはり彼女との生活だった。
それでも、割り切ろうにも後味の良くない物は残る。それだけがどうにも気掛かりで、抱えるべきものなのだろうと自戒する。 - 634二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 23:42:30
ハジマタ
- 635二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 23:42:49
久しぶり!
- 636二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:02:50
ほし
- 637二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 07:59:48
保守
- 638二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 14:02:59
タングス久しぶりやな
- 639二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:15:40
保守
アワニュ様もエッチシーンないかなぁ…… - 640二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 23:32:25
保守
- 641二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 07:39:26
保守
- 642二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 15:22:39
保守
- 643二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:41:54
炎
- 644節穴22/11/03(木) 23:36:47
書けない……どん詰まりにいる
- 645二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:38:53
(ざっとていいんやで…)最初の頃みたいに…
- 646二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:39:08
無理は禁物
- 647二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:40:20
エロ天使「ストーリー性消してエロ描写だけ書くのです…」
- 648二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 08:02:19
保守
- 649二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 17:49:27
イッチさんのやりたい様にやるのが一番
- 650二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 21:01:55
このレスは削除されています
- 651二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 23:53:39
保守
ですよねー - 652二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 09:08:32
ホシ
- 653二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 18:23:38
〜
- 654二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 20:58:17
保守
- 655二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 00:50:59
保守
- 656節穴22/11/06(日) 12:42:50
ぼくは彼女と共に生きる事にした。彼女が生きた上で犯した罪も……もん娘にとってそれを罪というのかはわからないが、人であるとかどうとかの言い訳はもうしない。
もん娘は人よりも遥かに強い生命力を持ち、その寿命に関しても人間のそれとは比較にならない。朽ちることもあるにはあるが、ただの人間であるぼくが添い遂げるにはあまりに差があり過ぎる。
「本当に良いのかい、君が老いる事も無いとなれば……いつしかこの街で君の居場所はなくなるだろう。外でも生きていけない事はないだろうが、君の人としての立場は」
「それはもう良いんだよミラ。ぼくは……君といれるならそれでいい」
一部のもん娘は特に気に入った人間と悠久を共に過ごす為、術や薬……体質などを用いて相手を不老の存在に、自分と同じように生きられる命にするのだという。タングスというもん娘にもその習性はあるようで、ぼくはそれを受け入れる事で……色々な物のケジメをつける事にした。 - 657二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 12:48:11
やったぜ
- 658二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 12:48:54
まさか…
- 659二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 13:36:48
さてさて
- 660二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 21:52:58
保守
- 661二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 02:02:21
保守カナロア娘
- 662二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 07:35:06
保守
- 663二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 15:57:31
保守タワ娘
- 664二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:02:53
保守マウショップ娘
- 665節穴22/11/07(月) 22:25:57
瑞々しく艶めく肉塊、夥しい淫気を携えたそれの存在感は言うまでもなく。ぼくの眼前で粘着質な音を立てながら開いていくそれからはゾッとする程の甘ったるさを感じ、変わらず獲物を求めて蠢く肉のヒダ達は気味が悪い程でもある。
「君を呑み込み、わたしの腹の中でトロトロに身体を蕩けさせる……とは言っても消化してしまう訳じゃあない。そうして君を私と混ぜて、命を共にして再び戻す……もしかしたら、最後まで食べてしまいたくなるかもしれないけれどね?」
「そうなったら、そうなっただね。君の一部になって……生きていくのも悪くはない」
「……そんな事を言わないでくれよ、本当に……そうしたくなってしまいそうだからさ」
これから、ぼくは彼女の舌に覆い包まれ……腹の底へと送られて変生する。もん娘になる、というのとは違うからなんと言ったらいいのか……兎に角、これでぼくはもう彼女とは外的な死以外で分たれる事はない。 - 666二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 22:26:52
ついに…ついに
- 667二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 23:24:53
丸呑みくるぜ
- 668二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 08:30:59
保守
- 669二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 16:14:47
- 670二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 18:30:45
- 671節穴22/11/08(火) 21:59:52
着たままでは邪魔なだけらしいので服を脱ぎ、全裸のまま座るというのもなんだか気恥ずかしいが……彼女がもん娘で体格差はあるとは言え、本当にぼくが彼女の腹に納まってしまうのだろうか。胃袋とか以前に骨格とかえらい事になりそうなものだが……そういうのは気にするだけ無意味なのだろう。
「息は出来るから心配しないでおくれ、それでも暗いし狭いから怖くなるかもしれないけれど……そこはどうか安心して欲しい。とは言え幾人と溶かしてきた胃袋に入るなんて不安どころではないだろうけど……」
「全部、君に任せるよ。だが呼吸……こんな物を循環させてしまって果たして大丈夫なのか」
彼女の体臭、とも違うが口臭というにはあまりにもアレだ。アレではあるけど……その舌の内から香るものは分泌された唾液の、蜜のように理性を蕩けさせるそれで。酸素の代わりにこれで息をするとなると大変なことになってしまいそうだ。 - 672二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:00:48
イキ地獄
- 673二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:01:56
きたぜ
- 674二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:08:32
>>670の神様の名前はクムクウェじゃなかった?
キサニュスは確か夏の祝祭での呼び名
- 675二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:14:57
クムグウェだよ
- 676二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 08:08:56
保守
- 677二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 16:18:27
ほし
- 678二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 19:49:06
ほし
- 679節穴22/11/09(水) 22:23:46
そういえばこれが終わったらここに書いてる通りちょっとお休みするのです……次のお話の事書き込んでもらってて悪いのですが……
- 680二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 22:27:00
了解デス
- 681二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 03:04:24
了解
保守ショーキーアー娘 - 682二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 08:13:09
保守セリー娘
- 683二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 12:13:18
保守キムジナー娘
- 684節穴22/11/10(木) 17:56:29
「それじゃあ……いただきます」
ぐわっと広がった漏斗状の舌が持ち上がり、ぼくの頭上へ移動する。ぽたりと垂れる粘液は肌に触れた感触だけどその熱と滑りを知覚させる。以前舌でブツを搾り取られた事はあったが、全身を余す事なくこの体液でぐずぐずと融かされるとなると……どうなるのか予想も出来ない。
当然光源などない彼女の体内、外の明かりで入り口は仄暗くそれぞれ味蕾が蠢いている様は一抹の恐怖さえも過るが……そう思っていると彼女がぼくの身体をぎゅうと抱きしめ、安心させるように背を摩ってきた。あぁ、幾人かもこうして堕とされたのだろうなと多福感に満たされている内に、彼女の舌がぼくの顔を覆い包んだ。 - 685二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 18:09:26
キター‼︎
- 686二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 18:09:43
丸呑みだァァァ
- 687二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 18:29:11
呑まれてる最中に何度もイキまくっちまうんだ…
- 688二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 22:27:38
保守
- 689節穴22/11/10(木) 23:10:49
〜〜〜
湿度が高いという物では無いが呼吸は幸い無事に出来るようだ、などとまともな思考が出来たのはその一瞬だけだった。鼻と口、目や耳やらの粘膜を通して直に脳を犯すような淫気。危険な薬物を過剰摂取でもしたような、暴力的な快感がただ頭を舌先で咥え込まれただけで襲い掛かった。
「ッ""""!!!? ァ"""??!!」
「よしよし、大丈夫だからね」
電流を流されたように身体が自然とのけ反り、手足が捩れる……ようになるのをホールドしているミラ。あやす様な口振りで、しかし口元には僅かに嗜虐的な笑みが浮かんでいた。
ぎゅぶっ、じゅぷっ、じゅるるうっ
ピンク色の肉塊が顔全体を舐り、しゃぶり尽くす様に音を立てて蠢きながら、どぼどぼと淫液を肌へ塗りたくりつつ徐々に首から肩へと舌先を伸ばす。抑えられていなければ鞠のように跳ね回っているだろうノースの身体、当然の事ながらその愚息は熱り勃ち、果てては白く柔らかいミラの腹を穢していた。
それを楽しんで塗りたくる様に身体を動かすミラ。臍の窪みに先端をあてがい、にゅぷにゅぷと緩やかな刺激を与えてやると、上から下から快楽でどうしようもなくなりノースは男であるにも関わらず『吹かされて』しまった。 - 690二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 23:14:20
エッロッ!
- 691二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 23:14:43
臍の窪み…天才かな?
- 692二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 09:36:33
保
- 693二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 16:16:45
保守マウショップ娘
- 694二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:14:18
保守ヨローナ娘
- 695二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:48:05
保守クエーロ娘
- 696二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 10:13:55
星
- 697節穴22/11/12(土) 10:19:37
ハーメルンの作品おすすめスレを見掛けると自分の乗ってねぇかと思うこの頃。チェンソーマンバレしたがるデンジのようになっている
- 698二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 12:54:30
知らなかった……
- 699二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 12:54:50
保守セリー娘
- 700二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 19:11:22
保守オバイホ娘
- 701二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 23:08:07
知らないもん娘ばっかりだ!
- 702二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 09:16:58
保守
- 703二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 11:03:40
保守ジュリック娘
- 704節穴22/11/13(日) 20:13:26
既に人間が許容できる性感を優に超えている。それでもまだ舌は肩口までしか飲み込めていない。絶頂に震えるノースの様子を楽しみつつ、鎖骨の舌触りをぬるぬると堪能しながらミラが『食事』を進めていく。
「─────!! ──ッ!!」
顔をすっぽりと覆われた彼の声は分厚い肉袋に阻まれてくぐもり、呼吸をするたびに肺胞から血液に染み渡るフェロモンがその快感を高めていく。天国にも似た地獄のようなスパイラル、その渦に包まれるノースを更なる脅威が……舌先が乳首へと達した事で段違いの快楽を齎した。 - 705二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 20:14:30
素晴らしい…
- 706二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 20:15:12
はじまた
- 707二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 20:18:58
全身呑まれてからが本番だね…
- 708節穴22/11/13(日) 20:41:57
外部と内部から性という性を歪め尽くされ、快楽のみで廃人同様の有様にされていたノースをこれまでとは違う、乳首という明確な性感帯へと愛撫が意識を覚醒させた。
とは言え処理落ちした機械を無理やり再起動した様なもの。再びその精神は混迷の絶頂に侵される事にはなるのだが、その意識に基づく経験は二度とノースをまともな相手との交わりでは満足させぬようにした事だろう。
「まだまだ入り口だよ、もっと頑張ってね」
もう聴こえてはいないだろうが、囁く様な色で声援を送るミラ。そう言いながらも舌の内側……貪欲にノースを貪る小肉壺達は細やかな吸盤のような凸先へ赤子の如く吸い付いている。
「ぃ……っ、ぁ……!」
舌先が胸板を丸ごと包み込む辺りまで降りはしたものの、舌の内面にびっしりと備わっている味蕾達の数は変わらない。依然として上半身の悉くを蹂躙していく為、愛撫される場所は変わるのではなく加算されていくのだ。 - 709二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 20:44:48
ふぅ…
- 710二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 01:11:28
ふう……、エチすぎる
ところでセリー娘とかってなあに? - 711二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 08:11:24
- 712二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 14:49:22
保守シティパティ娘
- 713二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 18:52:32
保守ガルダ娘
- 714二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 21:27:17
保守コロボックル娘
- 715二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 01:44:55
保守オクラホマオクトパス娘
- 716二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 09:53:03
保守ウラマ娘
- 717二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 13:47:01
保守ウイスキージャック娘
- 718二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 21:38:55
保守ソヨコ娘
- 719節穴22/11/16(水) 00:21:44
白く柔らかい腹を擽り、背を這い回る肉のブラシ。身体の半分、臍の真上程までもが舌の内側に包まれた。唾液によっててらてらといやらしい光沢を放つ舌はノースを内に包んだ事ででっぷりと膨らみ、彼自身が震えるのも相まって何とも言い難いエロスを醸し出していた。
そうする内にミラは大人しくさせるために腕を輪のように繋いで抑えていたノースを解放する。力なくぐったりと、時折思い出したようにびくびくと痙攣する身体。ミラは残すばかりとなった太腿をさらりと撫でると、様々な体液に塗れながら萎縮している彼の杖へと目掛けて舌で嚥下していく。
「んぐっぷ……ううむ、ぢゅぅ……」
ノースが成人している歳の割に幼げな体つきをしているとは言え、その質量は確かな物。強靭な舌や呑み下すだけの顎を備えているタングスというもん娘にとっても、この至上の行いを完遂するには少しばかり労力を要する。
そうする内に遂に股ぐらまでもが舌の中に収まり、瞬間大人しかったノースの体は何度目かの再起動を迎える事になった。 - 720二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 01:55:46
きたきた
- 721二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 06:53:30
保守
- 722二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 15:21:27
保守アルミラージ娘
- 723二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 19:12:37
保守オルゴイホルホイ娘
- 724二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 20:32:24
保守雷獣娘
- 725二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 00:07:37
保守プラーク娘
- 726二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 07:38:06
保守
- 727二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 09:23:36
保守カルキノス娘
- 728二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 11:32:27
保守ろくろ首
- 729二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 18:39:42
精
- 730二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:24:04
保守マリード娘
- 731二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 07:35:23
保守
- 732二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 11:37:55
保守ジャックオーランタン娘
- 733二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 16:43:16
保守トロール娘
- 734二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 22:21:53
保守セルキー娘
- 735二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 07:34:45
保守
- 736二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 11:46:27
ふむふむ
- 737二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 19:39:02
保守ドゥルック娘
- 738節穴22/11/19(土) 22:36:01
「聞こえてはいないだろうけど、後はもう足だけだよ。そうしたらこの舌を喉の奥に戻して、お腹の中に納めてしまうからね」
愛おしげに肉袋を撫ぜ、最後の追い込みを掛けるミラ。とは言え残す所は細く呑み込みやすい足だけで、抵抗もないノースの身体はつるりつるりと奥へ運ばれていく。肉がつっかえて大きな音を立てていた嚥下も、じゅるじゅると麺を啜り上げるような物へと変わる。
「───っぷ、あ……♡」
爪先が、ノースの全身が舌の中に納まった。その肉体を味わう事に専心できるようになったミラは恍惚と愉悦に満ちた表情を浮かべ、両手で頰を挟みながらその心地に浸っていた。だが勿論これで終わりでは無い、気を取り直した彼女は楽な姿勢を取り、舌を喉奥へと格納していく。
小柄とはいえトロの身体は当然口よりも大きい。だがそこはひとならざるもん娘の所業と言うべきか。その丹精な顔を歪める事にはなりつつも、顎を大きく広げたミラは肥大した舌を滞りなく取り込んでいった。 - 739二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 22:36:59
アイエエエ!更新!!
- 740二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 23:35:23
きたきた
- 741二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:28:25
きたぞーい
- 742二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 09:48:19
保守
- 743二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 12:57:43
内部で凄いことになってそう
- 744二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 21:03:43
保守ラクシャーサ娘
- 745二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 23:23:40
保守ドモボイ娘
- 746二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 03:15:02
保守シェタニ娘
- 747二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 09:26:11
星
- 748二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 15:48:53
ホ
- 749二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 20:49:16
保守麒麟娘
- 750二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 00:10:21
保守ヤクママ娘
- 751二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 08:49:23
星
- 752二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 16:31:32
保守チョンチョニー娘
- 753二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 21:31:03
保守オヤンドネ娘
- 754二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 03:09:40
保守シュトルンフ娘
- 755二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 08:06:50
保守
- 756二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 10:42:36
保守アメミット娘
- 757二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 18:11:36
保守キュクロプス娘
- 758二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 21:43:48
ロック娘
- 759節穴22/11/23(水) 21:55:38
与えられた快楽の程は、最早苦痛と言っていいだけの負荷だっただろう。全身の筋という筋を疲弊させるような、脳の隅々までも焼き尽くすような、心身共に困憊したノースは眠りに着いていた。
舌に覆われ、呑み込まれた先にある物は当然胃ではある。だが彼の周りを満たす粘液というものは胃液ではなく、ともすれば先程のような媚薬じみたそれでもない。赤子を守る羊水に近いもの……じっくりともん娘の、タングスの因子を刷り込ませ、共に生きられるだけの命へと変えていく。
不死ではなくとも老いのない化生へと、それだけを聞くと何か悍ましい所業のようにも感じられるが、ノースの顔は至極穏やかなものであった。腹の内にはとくんとくんと、一定のリズムで脈動する心肺の音色が響いている。抱擁よりも深く、ミラの中に包まれている感覚は存外に心地の良いもののようだ。 - 760二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 22:05:04
ぬぎぬぎ
- 761二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 22:12:06
ヌギ…ヌギ…
- 762二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 22:12:50
きたヤン!
- 763二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 08:29:57
保守
- 764二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 18:30:24
保守オシュマレ娘
- 765二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:58:30
保守ル娘
- 766二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 02:31:34
保守ダゴン娘
- 767二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 07:39:21
保守イシポキ娘