- 1二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:15:31
- 2二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:15:51
「えっ…?」
窓の側、部屋の中に居たのは一人のウマ娘。
白い髪に白い素肌、そして朱い瞳。口元に笑みを浮かべた、まるで夜を映し出したかのような少女。
居るはずのない人間にポカンと放心しながらも、ふわりふわりと動くカーテンに気を取り戻す。
もしかして、不法し---
「はい、ストップ。」
「あっ…」 - 3二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:16:05
一瞬で目の前に来た、彼女の瞳が一際朱く光った気がした。
思わず、ナースコールを押そうとした手が止まる。いや、身体の全てが固まっていた。
「大丈夫よ。私は貴女に危害を与えるつもりは欠片も無いから」
「貴女と、お話しに来たの」
うん。そう…よね。
話をするだけなら、看護師を呼ぶ必要は無い…。
「ふふっ、理解してくれてありがとう!」 - 4二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:16:17
手からナースコールがカタンと落ちる音を無視しながら、私は彼女とただ話す。
「どうして、私と?」
「だって貴女、いっぱいため息ついてたじゃない。何か辛い事でもあったのかな?って思ってね」
「私で良ければ、話相手になってあげよう!って思ったの!」
「そう…会話するのは苦手だけど、それでも良いかしら?」
「うん、構わないよ!貴女、お名前は?」
「私?私はサ…」
名乗ろうとして、頭がズキンと痛む。
アレ?私、なんで名乗ろうと…ふと思わず顔を上げたその時、
目に映ったのは、彼女の朱い瞳で…
「私は、サイレンススズカ。貴方は?」
「私はね、"始祖"って呼んで!」
…これが私と彼女、"始祖"との出会いの始まりだった。 - 5二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:16:43
「それでね、スペちゃんがね…」
彼女と色々な会話をして時間が経つ中
「あ、ごめんなさい!私、もう帰らなくちゃ!」
「あら、そうなの…」
楽しい時間もあっという間。彼女も帰る時間が来てしまったらしい。
「でも大丈夫!また明日の夜、逢いに来るから!」
「ありがとう、私を元気づけてくれて」 - 6二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:16:49
「気にしなくていいよ!私達、もう友達でしょ?」
そうだ。私と"始祖"は友達。その言葉が脳に刻み込まれる。
そんな中、彼女がベッドの上に乗ってくる。
「あ、アレ?帰るんじゃなかったの?」
「うん、そうだよ?…じゃあ、また明日」
「あっ…ンンッ!?」
"始祖"の瞳が一際朱く光ったと思ったら、彼女は私の首筋に噛み付いた。
少しの痛みと共に意識が遠くなっていく…
「ふふっ、また明日」
そんな"始祖"の言葉が耳に残りながら… - 7二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:17:02
「ん…」
朝、目を覚ました私。
何時もと同じ病院。少し目覚めが遅かったのか、既に朝食が置かれていた。
いただきます。と手を当て食を進めるも、何かが頭に引っ掛かる。
「何か、大事な事を忘れてるような…」
自然に左の首筋に手を当ててる事に気づかないまま… - 8二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:17:18
今日もスペちゃん達が見舞いに来て
また、夜が来た。走れない変わらない毎日。
消灯時間も過ぎたし、もう寝よう。
そう布団をかけ直した時---
「ふふっ、昨日ぶり。また会えたね!」
「"始祖"!」
また、彼女がやってきた。 - 9二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:17:30
夜になると"始祖"が来て、他愛のない話をして、気付けばいつの間にか居なくなって朝になる。
どういう訳か昼にはあの奇妙な来訪者のことを忘れてて、夜になるとふと思い出す。
小さな非日常の日々が数日続いた。 - 10二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:17:44
「どうしたの?スズカ。いつもより元気ないじゃ無い?」
「あ…ごめんね」
「謝らなくて良いよ!私で良ければ理由を聞こうか?」
「うん…」
そしてポツポツとスズカは話し始めた。
トレーナーさんが最近、別のウマ娘達の教官を始めたこと。
その事自体はある意味当然だ。トレセン学園は人材不足。空いているトレーナーを浮かせておく理由は無い。
ただ、理解出来るかは別だ。まるで自分はもう走れないと決めつけられたかのようだった。
だから、トレーナーさんと喧嘩してしまって…悪いのは、天皇賞で脚にダメージが来たと理解した上で走り続けた私なのに。
私の愚痴を何も言わず聞いてくれる"始祖"。少し心が軽くなった気がした。 - 11二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:17:57
---そんな中彼女はふと切り出した。
「ねぇ…もし、スズカの脚が治る方法があるって、言ったらどうする?」 - 12二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:18:12
今、"始祖"はなんと言った?
脚が…治る…!?
「その話、本当!?」
「えぇ、本当よ。貴女の脚が治る方法があるわ」
「それも確実に…ね♪」
言葉の意味を理解し上半身だけで"始祖"に食いつくスズカ。
「お願い…!私の脚を治して…!」
「良いけど…本当の貴女に、選んで貰わないとねぇ?」
スズカに対しキラリと瞳を輝せながら"始祖"は返答する。 - 13二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:18:23
スズカの脳に刻まれた暗示が解けていく。
…アレ?私は何を忘れていた…?
彼女が…私の友達…?アレ?彼女は窓から入ってきて…
混乱するスズカの口に指を当て
「サイレンススズカ、貴女の選択肢は二つ」
「一つはこの話を拒否し、何もかも忘れて療養を続ける事。」
「もう一つは、この話を受け入れ、脚を治す事。」
「但し、貴女にとって一番大切な物を失うけど…」
「さぁ…どうする?」 - 14二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:18:49
…そんなの、答えは決まっていた。
「…脚を、治して下さい。」
「本当に良いの?」
「はい、それに…もう、嫌なんです。」 - 15二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:18:55
「走れない自分が!ただ他の娘達が走るのを見つめて、羨み嫉妬する自分が!」
「皆は優しく接してくれるのに、そんな感情を抱く自分が醜くて醜くて…」
「一瞬死のうとすら、考えてしまった。」
「何を失っても、良いです。私の脚を治して下さい…!」
感情的に、そして縋るように"始祖"の手を取りそう願った。 - 16二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:19:27
「ええ、良いわよ。私は、約束は守るから」
がぶっ!
「あっ…はぁ……あぁあ…♡」
首筋にに大きく噛み付く"始祖"。快感と共に血が抜き取られていく。代わりにスズカの身体にナニカが入ってくる。
心が、いや、"サイレンススズカ"がソレを拒絶する。受け入れてはいけないと警告を鳴らす。このままでは取り返しのつかない事になる! - 17二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:19:38
しかし、"少女"はそれを黙認した。
脚が治るなら、走れるならどうなったって良い。
やがてソレは少女の全身に周って行く。少女の存在を、運命を、魂に至って書き換えていく。
その事を感じながら、サイレンススズカは意識を闇に落とした…
「ようこそ、サイレンススズカ。此方側へ…」 - 18二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:20:05
「ん…日差し…きっつ…」
次の日、目が覚めた。日差しの苦しさに思わず手を翳す。
のそのそとベッドから外に出て立ち、カーテンに手を掛ける。
カーテンを閉ざすと同時に扉が開いた。
「スズカ!昨日はごめん!私が無神経だった!」
思わずトレーナーさんの方を向く。トレーナーさんは手に持った袋を落としながら呆けていた。
「す、す、スズカ…あ、脚…!」
「ん…脚が、どうかしたの…?」
「ええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
…トレーナーさんの声が同じフロアに轟いた。 - 19二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:20:23
[サイレンススズカ、奇跡の復活!]
[電撃復帰を果たしたサイレンススズカ、有馬記念に挑戦]
[サイレンススズカは本当に怪我をしていたのか?専門家に聞く]
「どこもスズカ、スズカ、スズカ、かぁ…」
あの後医者に診せたところ、本当に脚が元通りになっていた。
医者も不自然すぎて頭を捻っていたが、ウマソウルの影響だろうか?
精密検査で数日入院は続いたものの、無事退院し復帰することが出来た。
スズカも喜んでいた。やっぱり思い切り走れるのが嬉しいみたい。
「良かったなぁ…ホント」
目指すは有馬記念勝利。集めた資料を纏めておかないと。
あ、最後の新聞はスズカにも読ませたくないし捨てておこう。
「トレーナーさん、メニュー終わりました。」
「おーお疲れ~」 - 20二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:20:44
「あっ…痛ったぁ…」
新聞の処理で手を切ってしまった。絆創膏は確か…
「…スズカ?」
フラフラと身体を揺らしながら近づき、怪我をした指を見つめるスズカ。
いや、指というよりは血…? - 21二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:21:24
「ぱくっ」
「ひゃっ!」
「んっ…コクッ…」
スズカは指を咥えて私の血を吸っていた。わずかとはいえ血を吸われる感覚にゾクゾクしてしまう。
気持ち良いけど、コレじゃ止血出来ない。
…ダメだ、止めさせないと。
「スズカ、…スズカ!」
「あっ!…ご、ごめんなさい」
少し指がふやけてしまったので絆創膏ではなく巻きつけて処理する。
そんなトレーナーをスズカは、興奮した目つきで見つめていた…。 - 22二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:21:38
「スズカって、血を吸うの好きなの?」
「あっ…え…あ…はい…」
「そっかー…性癖って奴だったかー」
後処理を終え、スズカに事のあらましを聞いたところそう答えた。
うーむ、吸血性癖だったかー…どうしたものか…。
むしろ3年付き合ってきて初めて開示してくれたことを喜ぶべきなのか… - 23二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:21:48
「トレーナーさん…あの…」
「分かってる、私から血を吸いたいって話でしょ?良いよ。」
「えっ…?」
「スズカの為だもん、トレーナーが人肌脱ぐのは当然だよ!」
「けど、約束して。他の人からは吸っちゃダメ。私から吸うのも一週間に一回。それより早くすると私もキツいしね。」
「ありがとう…ございます…!」
なんとなくだけど、今までより一番のスズカの笑顔な気がした。 - 24二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:22:05
…一週間後
「トレーナーさん、約束…」
フラフラとトレーナーに寄ってくるスズカ。そんなスズカを受け止めるトレーナー。
「大丈夫、準備してきたから」
「はい、頂きます…!」
トレーナーの腕に牙を立て噛み付き、血を吸い上げる。 - 25二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:22:17
「ん…ふ……くっ…」
「う…」
喉を鳴らし吸い上げるスズカ。どんどん腕から血が無くなっていく。
(思ったより、きっつ…)
そろそろ限界だと声を上げようとしたところ
「ぷはっ!」
スズカは腕から牙を外し、口内に残った血をかみしめるかのように飲み干していった。---その表情は、いつになく妖艶で
「ん…はぁ…!」
(まぁ、スズカが満足そうで、良いか…) - 26二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:22:27
スズカとトレーナーの間に産まれた新たな契り
時には腕に
時には指に
時には脚に
そして時は有馬記念当日へと… - 27二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:22:40
---中山レース場。控え室にて
「トレーナーさん…お願い…!」
勝負服のスズカが、尻尾を左右に揺らしながら私に迫っていた。
前の吸血から一週間経っていないのに、スズカが吸血を求めてきた。
本当は良くないはずだ。私の身体もまだ快復し切っていない。 - 28二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:22:54
…それでも
「仕方ないなぁ…有馬記念、勝ってきてね」
「あぁ…♡」
トレーナーを壁に押し付け最早待ちきれないと言わんばかりに口を開き、首筋に噛み付いてくるスズカ。 - 29二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:23:02
「んぐっ、んん……ぐっ…ん…!」
吸えば吸うほど、止まらなくなる。思考が其方側へ寄っていく。
もっと…もっと…!!このヒトの…スベテヲ…! - 30二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:23:14
「スズカ!これ以上は無理無理!」
明らかに命の危険を感じ、スズカに吸血を止めさせた。
少し不満げな顔で此方を見つめてくるスズカ。本当はもっと吸いたいと目線が訴えかける。
「これ以上はキツイって…スズカ…」
「あ、ごめんなさい…」
「有馬記念…頑張って…!」
そのまま壁に掛かれ落ちる。身体が悲鳴を上げているのをヒシヒシと感じる。立ち上がるまでもう少しかかりそうだ。 - 31二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:23:23
そんなトレーナーを見つめるスズカ。
「トレーナーさん。」
そう言ってスズカは血が盛れる首筋に、手を寄せてきた。
血に染まっていく右手袋の人差し指。白いが故に余計に目立つ。
「ふふっ…うふふ…!」
スズカは笑みを浮かべながら外へ向かっていく。
私には彼女がサイレンススズカではなく、何か別の生き物に見えてしまった…。 - 32二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:24:46吸血ウマ娘スレpart2|あにまん掲示板・(基本設定は)ウマソウルの変質で後天的に生まれる存在…だがタキオンの新薬の実験や石仮面みたいなアイテム由来でもオッケー。SS書き手のヘッドカノン(脳内設定)次第。・ウマ娘の血を吸うことで同胞を増やせ…bbs.animanch.com
↑親スレ
取り敢えずここで一端一区切りです。
続きもほぼ脱稿済みなので後々投稿します。
- 33二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:26:04
続きが気になるけどすごく嫌な予感しかしない...!
- 34二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:27:37
代償が嫌な予感しかしねえー!
それはそれとして吸血スズカえっちだ - 35二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:27:50
むぅ…なかなかえっちだったぞ…私は吸血鬼女の子が堕ちていくところを見たいおじさんだから性癖にもあっている…続きも期待してます……
- 36二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:51:43
吸血鬼ウマ娘スレは健康にいいな
ハァ
ハァ - 37二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:07:58
「サイレンスズカ」はもう…
- 38二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 05:32:31
果たして引退するまでトレーナーは持つのか
- 39二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 10:01:02
吸血ウマ娘SSは健康に良い、古事記にもそう書いてある
- 40二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:32:09
18時頃に続き投稿予定。
- 41二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:01:06
曇天の有馬記念、ゲートにて
「一番人気、5番 サイレンススズカ」
「まさかの電撃参戦、療養上がりですが大逃げに期待したい所ですね」
実況なんて耳に入らなかった。
見渡す限りの
ヒト、ヒト、ヒト、■袋、ヒト、血■、■■、ヒト、ヒト…
私の心臓、いやそのもっと奥深く
私を構成するナニカが蜂起していくのを感じる。
あんなに…■■が…沢山…!!
「今ゲートが開きました!」
「おおっとサイレンススズカ!大きく出遅れる!」
…あっ - 42二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:02:10
出遅れてしまったものの、圧倒的なラップタイムによる大差し、私の圧勝だった。出遅れさえ無ければレコードタイムとも言われてたぐらいに。
ウイニングライブも無事終わり、こうして私の有馬記念は終わった。
……… - 43二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:02:16
きたか…きてしまったか…スズカ…
- 44二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:02:29
時は流れ年末。
トレーナーさんは帰省する事になった。
スペちゃんも帰省して、今では寮に私一人だ。 - 45二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:02:47
有馬記念での興奮が、今も私を疼かせる。
○が欲しい
行く前にトレーナーさんから飲ませて貰ったけど、全然足らない。
○が欲しい
スペちゃんも帰省したのは正直助かった。今も居たら、襲わない自信が無い。
○が欲しい
あぁ…あぁ… - 46二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:03:00
…血が欲しい
- 47二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:03:19
部屋で衝動に耐えていたら、いつの間にか夜になっていた。
夜…そう…夜だ。
…そういえば、今日はランニングをしてなかったな。そう思いながら窓を開けて夜風を受け入れる。
そうだ、今から走ろう。トレーナーさんとのメニューもこなさないと行けないし、夜のランニングはきっと気持ち良い。走っていれば疼きは収まるはずだ。
そう、これはトレーナーさんの為だから…
窓から飛び降り、壁を飛び越えて寮の外に出る。ヤット、ソトニデレタ。 - 48二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:03:38
…もう一時間も走ったが、全く収まらない。それどころか疼きの高まりが止まらない。
思考に靄がかかっていく。理性が本能に支配されていく。
ドクン、ドクンと身体が、魂が、○を求める。もう、オサエキレナイ。
ダレカ、イナイカナ。 - 49二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:04:22
…そんな中、一人歩く女性の後ろ姿を見つけた。いや、見つけてしまった。
あぁ…■■だ!
歓喜に溢れる感情を隠すように抑え込み、足音を殺し距離を詰める。ヤット、ミツケタ!
息が早くなる。口元が三日月に歪む。
「アハァ…!」 - 50二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:04:34
「な、なに!?」
後から襲われ困惑する血袋の口元を左手で抑え、右腕で身体を拘束する。
必死に藻掻く血袋。だがヒトと吸血ウマ娘では力の差は歴然だ。スズカもそれを理解して黙らせる。
ヤット、オトナシクナッタ…!
「はぁ…はぁ…ああああっ!」
---彼女は完全に衝動に支配されていた。 - 51二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:05:00
「んーーっんん!んん…あ…♡」
喉を鳴らしながら血を啜るスズカ。血が、命が、吸い上げられていく。
ケドモットダ。モットスワナイト。モット、イノチヲ!
「あ…う……♡」
貧血によって血袋が意識を失っていく。同時に崩れ落ちる身体を支えながら牙を外した。
「ぷはっ! - 52二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:05:52
「ふーっ…ふーっ……ふふふふふ♪」
段々と本能から解放されてくる。身体中に血液が頭に冷やしていく。
自分のやってしまったことに思考が回ってくる。しかし、
---スズカの心は、喜悦に満ちていた。
ドウシテ、我慢シテイタンダロウ。コンナニ、キモチイイノニ。 - 53二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:06:23
そうだ。こうすれば良かったんだ。コレを求めていた。
どうせこの世界に無数にある血袋の一つだ。一つ無くなった所で、何も変わりはしない。
とはいえ流石に死人が出ると騒ぎになって支障が出る。血袋に脈があることを確認し、帰路に着く事にした。
「ふふふ…うふふふふふふふっ!」
小さく紅く染まった口元を歪ませながら走るスズカ。
そんなスズカの瞳は、朱く染まっていた… - 54二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:07:18
---年も明け、私、スペシャルウィークはトレセン学園に帰ってきた!
「スズカさん、明けましておめでとうございます!」
「明けましておめでとうスペちゃん。」
久々にスズカさんも元気そうで何よりだった。でもいつもと比べるとなんだか嬉しそうだ。
「スズカさん、居ない間に何かあったんですか?」
「ええ。凄く、凄く良いことがね…ふふっ♪」
うーん?前までのスズカさんより、大人っぽくなったような…
あ!彼氏が出来たとか!
そんな他愛の無い話をしたり、グラスちゃん達と話をして陽は過ぎていく。 - 55二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:07:34
---夜
「むにゃ…もう食べられないよぉ…」
消灯時間も過ぎ静寂が支配する世界。あ、もうちょっとで食べれる…
ガタン! - 56二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:07:52
「ん…んん?」
もうちょっとで食べれそうだったのに、物音で目が覚める。寝ぼけ眼を少しずつ開いていく。眼に映るのは、サイレンススズカが窓から飛び立っていく姿。…スズカさん? - 57二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:08:07
「あ、あれ!?」
思わず飛び起きて確認する。もぬけの殻のスズカさんのベッド。ふわりふわりと揺れ動くカーテン。そして夜風を吸い込む窓。
幾らスズカさんでもわざわざこんな夜に、しかも寮を抜け出してランニングするのだろうか…
…!
「やっぱり彼氏が出来たんだ…!」 - 58二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:08:37
うーーーん、気になっちゃうなぁ…。
…よし!
ジャージに着替え、靴も履いて、私も窓から飛び降りた!
そしてスズカさんの向かった方向に走っていった…。 - 59二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:08:59
こっちだったかな…確かにスズカさんの髪色だったと思うんだけど。
時々道を間違えながらも、スズカさんを尾行する。でも、もう30分も走って一体何処に行くんだろう… - 60二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:09:15
そう、思いながら、道を曲がろうとしたとき
---ゾクリ、と背筋が凍るのを感じた。
ソレを見てはいけないと心の奥が、"スペシャルウィーク"が警告する。
…しかし、好奇心は警告を押し殺し、壁からのぞいてしまった。 - 61二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:09:36
「あっ……ふあぁっ……」
「スズカ、さん…?」
スズカは名も無きヒトを襲っていた。首筋に噛み付いていて、アレは…血を吸っている…?スズカさんが…?なんで…?
混乱する思考に身を落とした瞬間、何か射抜かれた気がしてしまった。 - 62二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:09:48
---深淵を覗く時、深淵もまたお前を覗いているのだ
- 63二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:10:18
ヒトから牙を外した彼女と
私の目が
合って - 64二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:10:33
彼女の、口元が三日月状に歪んで…
"スペシャルウィーク"は、走りだしていた。 - 65二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:10:42
「うっふふふふふふふふふふふ…」
- 66二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:11:00
もうどれぐらい走っただろう、振り返る事すら怖かった。なんとか物陰に隠れれた…
乱れる息を整えながら、昼にセイちゃんが言ってた事を思い出す。
「最近、此処らで夜に出歩いてると襲われる事件が発生してるんだってさー」
今ならその意味が分かる。分かりたくなくても理解してしまう。
まさか、スズカさんが犯人だったなんて…!
「どうしよう…どうしよう…!」 - 67二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:11:56
スマートフォンを取り出し、電話帳を開くもののそこで手が止まる。
警察はダメだ。もしかしたらスズカさんに似た誰かなのかもしれないし、スズカさんを犯人扱いしたくない…
寮長?生徒会長?流石に今の時間まで起きてはいないだろうし…
なら…
「トレーナーさんなら…!」
一縷の望みを賭けてアドレスを開いていく。
一瞬躊躇ってしまったものの、通話ボタンを押した瞬間 - 68二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:12:08
「ふふっ、つーかまーえた♪」
彼女に、腕を掴まれた。 - 69二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:12:21
圧倒的な力の差。黄金世代で組み合ったことはあっても、コレはどう考えてもウマ娘の力を超えている。
無理矢理スマートフォンを奪われ、通話を解除され電源も切られて放り投げられる。
これで、私を助ける手段は皆無となってしまった…
あぁ… - 70二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:12:37
「ダメよスペちゃん。」
「こーんな、綺麗な夜に一人で外に出るなんて…」
「わるーいヒトに襲われちゃうわよ…♪」 - 71二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:13:07
「ひゃあーーーーっ♡あ、あぁ…はぁ…♡」
喉を鳴らし、私の血を吸い上げるスズカさん。吸われてるはずなのにキモチイイ。コレが…吸血…。
吸われる度に身体がビクンと跳ねる。私の、命が、奪われていく。 - 72二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:13:29
「ぷはっ!」
牙が抜かれ、熱い吐息が首筋にかかる。脚から崩れ落ちる身体をスズカさんが支えながらまた、目が合う。
その瞳は、私を獲物としか見ていなくて…
「す、スズカさん…正気に…戻って…!」 - 73二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:14:02
「おかしな事を言うわね?私は正気よ、スペちゃん。」
「ただ、生まれ変わっただけ…♪」
恍惚な表情で告げるスズカさん。私の心が絶望に堕ちてゆく。 - 74二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:14:26
「大丈夫よスペちゃん。スペちゃんにも直ぐに分かるわ。」
「吸血の快楽が、そして、私達が選ばれた存在であることを…♪」
かぷっ!
再び噛み付かれる。今度は血を吸い上げるだけでなく、私にナニカが入ってくる。私をカキカエヨウトシテクル。 - 75二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:14:57
"スペシャルウィーク"は入り込んでくるソレに必死で抵抗していた。受け入れてはダメだ。大切な物が消えてしまう!
そう少女に賢明に呼びかけるものの、少女の崩れ落ちる意識の元、ソレを拒み続けるのは難しかった。
全身へと廻っていく。私の何もかもが書き換えられていく。色々な物が塗り潰されていく。
「助けて…おかあちゃん…トレーナーさん…」
そう呟きながら、少女は意識を闇に落とした… - 76二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:15:10
「これでスペちゃんも、私達の仲間…♡」
- 77二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:16:00
という訳で一端ここまでです。
あと一章続くよ! - 78二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:20:24
くっ気になる…続きが…
- 79二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:21:12
わー!始祖以外でも増殖可能なタイプか、やばいな、続きお待ちしてます。
- 80二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 18:21:44
(呪いのスレに投げた画像が使われててビックリした……この後読んでみます)
- 81作者21/10/16(土) 18:23:17
サムネに迷ってたけど見つけたときは思わずドンピシャと確信してしまったから…
- 82二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:42:10
age
- 83二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 22:35:14
23時に最終投稿致します
- 84二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:02:06
「んん…ここは…?」
瞼をパチパチとさせて周りを見渡す。ここは…廃墟…?私、なんでこんな所に…?
確か…
「痛っ!ってあれ!?」
思い返そうとすると、身体が椅子に縛り付けられていることに気付く。藻掻いてみるものの、肌に紐が食い込むだけだった。
私のようなトレーナーを誘拐して、メリットがある人間…?
そう思考していると - 85二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:02:28
「あぁ、やっと目が覚めたんですね」
「スズカ!」
スズカの声が聞こえて安堵した。
良かった…誘拐犯の目的が何かは分からないけど、スズカがいるなら大丈夫。 - 86二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:02:41
だけど、そんな考えは甘くかき消された。
「暗示をかけるのは初めてだったから、やりすぎて居ないかと思っちゃいました♪」
…え? - 87二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:02:52
「ふふっ、そういえば暗示を解いていませんでしたね」
横から視界に入ってきたスズカと瞳が合う。一瞬スズカの瞳が朱く光ったかと思うと、靄に掛かった記憶が徐々に戻ってくる。 - 88二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:03:08
そういえば…
たづなさんに提出するレポートを、纏めててキリが良いところまで出来たから帰ろうとして…
そうだ。寮までの帰り道にスズカと出会って、スズカと会話してたら急に意識が…
…まさか - 89二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:03:20
「ねぇ、スズカ。まさか私を誘拐したのって貴女なの…?」
「ふふふふふふっ」
「答えてっ!」
「うふふふふふふふふふ♪」
不気味に笑い続けるスズカ。目の前に居るのは本当に"サイレンススズカ"なのだろうか。何か、違和感が浮かんでくる。 - 90二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:04:05
- 91二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:04:34
「スズカ、ダメだって!吸血ならトレーナー室でさせてあげるから!ね!」
「だからさ、落ち着い…」
「ああっ!もう我慢出来ない!!!」 - 92二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:05:01
「あっ…あああっ♡ひゃあぁ♡やぁ…♡」
ガブッ!ゴクッ…ゴクッ…
牙が埋め込まれ、共に血が吸われていく。今までとは比べものにもならない程の快感。そして命が奪われていく。
"吸われる"事に夢中になってしまいそうで… - 93二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:05:25
「ふぅ…うふふ♪」
そう、思考が堕ちそうな瞬間に牙が外れた。なんとか思考が戻ってくるもの出血により意識が朦朧としてくる。
でも
「ス…スズカ…ダメ…」
「今なら…黙っておいてあげるから…学園に戻ろう…」
「このままじゃ…取り返しの…付かないことに…」
「…」
「スズカ…?」 - 94二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:05:44
「うるさい…!」
「きゃっ…」
スズカに胸ぐらを掴まれて壁に叩き付けられる。朦朧とした意識に更に衝撃が刺さる。
顔を上げようとするものの身体に力が入らない。 - 95二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:05:58
「血袋が…私に指図しないで…」
「トレーナーさんが悪いんですよ?」
「あんなに、あんなに美味しい血を垂れ流す癖に…」
「なんでもっと吸わせてくれないんですか…!」
「ぁぅ…」
声が出ない。スズカの感情と苛立ちをぶつけられる。 - 96二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:06:08
どうしてこうなってしまったんだろう。
どこで間違えなかったら、スズカを助けられたんだろう。
後悔が頭の中をぐるぐるし続ける。
どれだけ悔やんでも、時間は戻らないというのに。 - 97二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:07:19
そんな私にスズカが絆創膏を持って、穴を塞ぐように貼り付ける。
元のスズカに戻ったんだ!そう、一瞬思ってしまったのに
「ふふっ♪でもまだ、殺しはしません」
「一日で飲み切っちゃったら、勿体ないですもん♪」
「まぁ…何日保つかは知りませんけど…♡」
…嗚呼。
私の知ってるスズカは、もう何処にも居ないんだ… - 98二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:07:39
- 99二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:07:59
「ごくっ…んん…ん…」
もう、声すら出ない。快感も殆ど感じられない。血だけが私をこの世に縛り付けてるといっても過言じゃ無かった。
でも…もう良いかなって思えてきた。 - 100二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:08:18
死ぬのは怖いし、後悔なんて沢山有るし、両親や色んな人に今も申し訳無く思う。
その上で、私から吸血したスズカの笑顔を毎日見てる内にそう思えちゃった。
スズカが幸せそうならもうそれで良いかなって。 - 101二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:08:31
「ん…ふふっ♪」
牙を外し微笑むスズカ。最早その笑顔さえ嬉しい。この思いがスズカに伝わってなかったとしても…
「もう保ちそうにないですね…もっと吸っていたかったなぁ…」 - 102二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:08:53
「トレーナーさん。」
スズカが、私の紐をほどいていく。ドサリと倒れる私の身体を抱きしめてくれる。
「ス…ズ…カ…」
「大丈夫ですよ、トレーナーさん。」 - 103二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:09:09
「トレーナーさんは何時までも生き続けます。」
「私の、中で…」
「だから、安心して下さい…♡」
あぁ…スズカ…
「ふふっ…かぷっ!」
私の、全てが、スズカ…に… - 104二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:10:35
最早屍と化した血袋を手落とし、廃墟を後にする少女。
最後に一瞬だけ 振り向いて
「さようなら、トレーナーさん…♡」
完 - 105二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:13:06
蛇足
トレーナー死亡後、スズカはトレセン学園に戻った。
もしかしたら、他のウマ娘達を吸血ウマ娘に変えてるかもしれない。
後々行方不明だったトレーナーの遺体が発見されるも、スペちゃんが誘拐時間のアリバイを証言した為、犯人は判明せず事件は迷宮入りしてしまった模様。 - 106二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:13:47
補足
暗示:吸血ウマ娘に備わる能力の一つ。
対象の記憶を少し書き換えたり、意識を奪ったりすることが出来る。
瞳が一瞬朱く光るのが目印。吸血ウマ娘化が進めば進むほど使える精度が強くなる。
催眠や魅了といった芸当も可能。
♀トレーナー:スズカを上手く制御して最終的に三冠ウマ娘まで育て上げた新人トレーナー。
ただ、脚に貯まった疲労を見抜けず、またスズカ自身も我慢していたこともあって秋天の盾と引き換えに故障させてしまい、大きく悔やんでいた。
基本スズカのやりたいようにやらせて勝っていた事、また自身も技量が高くないことを自覚しており、自身の評価を卑下しがちなところが合った模様。
それ故スズカの好意に気づけなかった、いつものクソボケトレーナー。 - 107二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:16:19【ss】枷【吸血ウマ娘】|あにまん掲示板「くううっ…っ…」---夜深くじわじわと、自分から逃れようとする右手を掴み、肩毎ベッドに抑えこむ。最近はどんどん吸血衝動が酷くなってきている。今まで設定してきた血液の摂取量でもタリナイと身体が叫ぶ。気…bbs.animanch.com
↑前作
というわけで改めて完結です!
正直興が乗りすぎて凄く長くなってしまったことは反省材料かも?と思ってます!
コラ作成者には本当に感謝してます!ありがとうございます!
最後に、♡感想待ってます!広がれ吸血ウマ娘の環!
- 108二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:17:58
読んでる時にめっちゃゾクゾクしてよかったです(表現力G)
筆が乗るようだったら他の娘の吸血SSを期待してもいいですか? - 109二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:18:35
私は吸血鬼女の子が堕ちていくところを見たいおじさん…まずは感謝を…堕落しきったスズカさんに、連鎖堕ちするスペちゃんまでついてきてとてもお得であった……後味は悪いがそれもこういう系の話の醍醐味よ…
(私は堕ちきった後はなんだかんだ無惨に因果オーホーさせてしまう) - 110二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:31:14
- 111二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:33:27
良かった。画像の使い方がお上手。間の取り方もお上手。読ませる文章誇らしくないの?
- 112二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:33:38
スペちゃんの話もほんのちょっとだけでいいから読みたい…!我儘…!
- 113二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:49:42
堕ちた果てのバッドエンド…
いい結末でしたね! - 114二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 01:18:57
トレーナー失血死・ヤンデレエンドも良いけど、今度はトレーナーも吸血鬼化・共に堕ちるエンドも見てみたいですね!
- 115二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 01:53:46
ありがとうございます!画像は自分じゃ無くて闇のコラ職人のお陰故…!
スペちゃんはこっちのシナリオに続くかなーと取り敢えず考えてはいます。
吸血スペちゃん〜グラスちゃんを添えて〜|あにまん掲示板いつからだろう…人の血を吸いたいと思うようになったのは。そんな衝動に駆られるようになった明確な時期は覚えていないでもこんなことスズカさんにもグラスちゃんにもましてやトレーナーさんに相談なんてできるはず…bbs.animanch.comただこっちが止まってしまったのでまたアイディアが降りてきたら…
ありがとうございます!
トレーナーも共に堕ちるエンドはちょっとまだ考えてなかったか…!
色々練ってみます!
- 116二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 11:19:46
age
- 117二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 18:08:07
もっと感想欲しいので保守