- 1『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 22:45:11
スレ立て時本スレ
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書き込みの方針は以下を踏襲します。
何もなし→メタ会話
「」→セリフ
()→心情など
【】→状況描写(【傷だらけでなんとか立っている】みたいな)
【クエスト名】『幸福よ、そは真実の幸福の精なりや?』
【概要】文明敵対種『幸福』の討伐
【難易度 】指定なし。必要なのは戦闘力ではなく、確固たる己を保つ意思である
【報酬】一人30000G
【依頼人】《黒衣の射手》コルネリアス・レイウス
【概要】
文明敵対種『幸福』の子株が芽吹いた。やつが本格的に動き出す前に仕留めねばならぬ。
奴の誘惑を振り切るには強い意思と支え合う仲間が何よりも必要だが、私の旧知はすでに遠く去ってしまった。不死者ゆえの運命と言おうか……
ゆえに助力を求めたい。こちらも人工妖精などの支援は惜しみなく行おう
- 2『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 22:45:52
このキャラの『幸福』とは、のぞむものとは、みたいなものを張り切って描写しましょう!
描写したいけどこのキャラ精神耐性低いから帰ってこれん!という場合は他のキャラに起こしてもらったり、
GMからお助けアイテムを渡すのでそれで起きたりしてもいいでしょう
《注意事項》
・ストーリーに騙して悪いが要素が含まれます。看破系スキル持ちは事前にGMに相談してください。
・途中参加、退出OK。
・ほぼ全編通して精神攻撃のみ、物理攻撃はありません
・その他メタ質問、こんなロールしたい等あったら気軽にどうぞ - 3『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 22:47:00
現在のあらすじ
ついに『幸福』と相対した冒険者たちを、快楽の波動が襲う!
案外陥落者多いぞ! - 4二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 22:56:24
冒険者皆幸福に極端に強いか弱いかで別れすぎ問題!
- 5重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.22/09/29(木) 22:59:00
立て乙です!
超弱々勢です! - 6〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/29(木) 22:59:46
立て乙です!
- 7◆X4ebperAy43L22/09/29(木) 23:01:28
たておつです〜!今めっちゃ幸福で包んでほしい隣空いてますぜ幸福さん!
- 8『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/29(木) 23:01:51
スレ立てお疲れ様です
精神力で耐えられるならどんなものにでも耐えられる一般幽霊です、通してください - 9報恩の両手剣使い22/09/29(木) 23:01:58
たて乙です
- 10白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/29(木) 23:02:49
立て乙です。
内心叫びましたが白騎士は悪意への敵対者なので善意に基づく行為を完全に否定することができないのだ!
そして完全に白黒を分けられない限り冷徹に振舞えないのだ! - 11ごちゃ混ぜキマイラ22/09/29(木) 23:02:55
立て乙です!
安らぎは分離猫がなければそのまま眠っていましたが、快楽は別
この子にとって喜びとは友達がいて初めて得られるものなので、強制的に与えられても二人プレイ専用のゲームを一人でクリアした時のような喜びと虚しさを感じます - 12二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:03:20
お前のような一般幽霊がいるか
- 13酒呑み騎士22/09/29(木) 23:03:49
立て乙です
多分コイツはEDだとか育ちの環境とか色々とで性には滅茶苦茶に強いですが、優先順位は酒です
酒は酒で綺麗にコンボが決まりました - 14『罪滅ぼし』22/09/29(木) 23:04:05
- 15〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/29(木) 23:04:21
『幸福』が移動する前にいた場所はもう無人なのか……
- 16女竜騎士22/09/29(木) 23:04:30
たて乙です
なんとか場にいさせるためにセルフ満身創痍 - 17〈熱剣士〉◆sCf6qlU/Y622/09/29(木) 23:04:37
スレ立てお疲れ様です
熱剣士は運命レベルの女難に合い続けた結果、恋は狂気と断言し、ストーカー対策は殺すと即答し、情緒がないと言われ、基本思考が殺伐としている修羅になりました。 - 18◆X4ebperAy43L22/09/29(木) 23:04:45
快楽に包まれるならそれ以上の不快感で包めばいいのよ!徹夜の乗り物酔いは最悪、みんな知ってるね!
- 19鋼鉄人22/09/29(木) 23:05:07
たて乙です!
ちなみに双魔銃へのアプローチに一切動じてないのさっき描写みたいに此奴が「幸福=喜び=快楽」に対する攻撃にめちゃんこ強いせいです
それはそれとして幸福に立ち向かえるのは「目の前の相手を止めない限り不幸が誰かを襲う+後ろ(周囲)に護るべき村の人が居る」からヒーローとしての補正がMAXに入った状態ってだけです
普段の闘技場だと普通に陥落します - 20『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:05:21
【さらなる攻撃と、黒衣の射手のライフル弾が『幸福』の右肩を消し飛ばす。
血は出なかった。見た目は少女でもこの存在は全く違うものなのだ】
『ただの快適さや日常の成功では、あなた達を幸せにするには足りないのね』
【片腕となった幸福が呟く】
『大丈夫、どんな大きな幸福でも、私が届けてあげる』
【『幸福』はありとあらゆる痛みと苦しみを消滅させ、幸福感や快感を与える。
―――それでも足らないものには夢を見せる。
あるものは友人と他愛のない日々を送る夢を。
あるものには失ったはずの幸せな過去を。
あるものにはやろうとした仕事が無事成し遂げられた夢を】
【ひときわ眩しい波動が放たれる。
『現実』では足らないものにふさわしい幸福をもたらす『夢』が冒険者たちを包みこむ!】
※これが『幸福』の切り札なので長めに時間を取ります。夢を振り切る、ないし誰かに起こしてもらったら幸福に止めを放ってください - 21『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:07:03
- 22詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/09/29(木) 23:07:24
新スレ立てお疲れ様でございました
【安らぎも快楽も、夢すら打ち消す波動を】
【つまり、最も原始的な生命の本能に訴える】
【すなわち「死の恐怖」である】
「ら き ぎゃぎす ぐぁるつ ぎゃす」(悪霊よ 怒りを)
「ぃええ ぐぉ でぐる しえる」(大いなる 怒り 世界を 滅ぼす)
「べぐだい べぐじぇんだい げっふぁど ぞだう」(崩壊 滅び 殲滅 死)
「ぷれしあ きーと でぃあ でぃれーて」(こがねの君よ 加護を)
「わす き が ぎゅしゃ ふぁふ でねら」(私は 恐ろしき悪しきもの 支配する)
『……それに、法悦はあの程度では満足できませんから」 - 23『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:08:45
というわけでラストフェイズなのでやりたかったこと全部やっちゃってー
- 24《黒衣の射手》◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:10:51
というわけでコルネリアスさんの夢行きます
【黒衣の射手は表情一つ変えなかった。
この1000年以上の間、いくどとなく『幸福』の子株を狩ってきた。
その度に見せられる夢はいつも同じ】
「おとうさん、おかえりなさい」
「晩御飯にしましょう、あなた」
【駆け寄ってきて無邪気に笑う娘と、それを見て微笑む妻。
1000年前、陰惨な戦争から戻るたびに自分を癒やしてくれた家族】
【あの日、戦場から戻ったときには安らかな表情で事切れていた二人】 - 25報恩の両手剣使い22/09/29(木) 23:11:09
- 26《黒衣の射手》◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:12:50
【『幸福』の夢は安っぽい幻影などではない。二人はまったく不自然なところはなく、記憶の中のあの日のままだ。気づいてもすがりたくなってしまう。つらい現実よりこちらを選んで――あっちが夢だったんだと思いたくなるような――】
【けれど―――】
「おとうさ……」
「私の家族は死んだ。この手で埋葬して、見送った。そのことをなかったことになどするつもりはない」
【もはやすがりつく娘も、戸惑う妻も眼中になく、喪服の射手はライフルを構える。
目標は人工妖精が教えてくれる。
はるか昔、娘が拙い手で描いてくれた自分の絵に似た姿の――それが、黒衣の射手にとっての「強い」姿】 - 27《黒衣の射手》◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:15:02
【手に馴染んだライフルに銃弾を込める。いつもの狩りと同じように】
それ
【銃弾にありったけ魔力を込めて】
【引鉄に手をかけて】
【しっかりと目を開いて】
「偽物など要らない。俺の家族をこれ以上愚弄するな」
【―――銃声】
【必殺の魔弾が『幸福』を貫いた】 - 28弓兵人形22/09/29(木) 23:15:52
立て乙です
【全パラメータが「最良」従って機能を停止】
【全パラメータが「最良」従って機能を停止】
【全パラメータが「最良」従って機能を停止】
【…】
【判断が反復している。根拠が不明だ。この処理は成立し得ない】
【そもそも「最良」を判断するのは?このプログラムを走らせてる媒体は?解析するべき目標に設定する】
【…そして何故このように判断できるのか。
すべての機能を停止する処理を実行済み
それ以上に自分自身が行っている判断、既に終わった判断について何の目的で判断しているのか?】
【相手しているのはハッキングでもウィルスの類いでもない。強いて名付けるなら自分だった】
【本当の最良とは?データが不足している…が】
「…!」
【マスター及びその同伴者を危険に晒す事では無いことは確信した】
「フォルダブルアーク展開、重力弦生成
矢装填」
【自分自身の死を宣告した人形は立ち上がった】
「目標を排除します」 - 29『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/29(木) 23:16:01
- 30鋼鉄人22/09/29(木) 23:16:42
【『幸福』が、波動を放ち、そして──】
【──青年は、幸せな夢を見る】 - 31重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.22/09/29(木) 23:17:45
【優しいもふもふやもちもちに包み込まれる幻覚がふと消え…重鎧は気が付くとどこかの村に立っていた】
【優しげな声が聞こえる】
「■■■ちゃんじゃないか」
「いつの間に帰ってきたんだい?大きくなったねえ」
【顔はモザイクのように判別できず自身の名はわからないからかノイズになっている村人に話しかけられて】
【ただそれでも…重鎧は故郷に帰った夢を見ていた】
【顔の判別不能な母親?と父親?に優しく自宅へ迎え入れられ久々に…本当に久々に食卓を囲み最近のことについて…冒険者になってからの話をしている】
【心のなかにあった空虚さが満たされていく…】
【現実でも夢の中でもボロボロと涙を流しながら重鎧は夢と会話を続けている】
- 32『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:20:21
ちなみに書け次第止め描写ぶっぱしちゃってオッケーです。自分のペースでどうぞ
- 33ごちゃ混ぜキマイラ22/09/29(木) 23:20:52
- 34魔刀剣士/神剣22/09/29(木) 23:21:39
- 35〈斬糸〉◆7Bdf1D7E5.22/09/29(木) 23:22:18
【そこには、とても幸せな世界が広がっていた】
【為すべきことを全て為し遂げ、かけがえのない友人達や家族に囲まれ、冒険者として日々、人々のために戦う。そんな世界】
(ああ……私はやり遂げたのね……)
【幸せだ】
(これからずっと、皆と冒険を続けられる)
【幸せだ】
(家に帰れば、二人の親友に家族もいる)
【心の底から、幸せだ】
(『あの人』とも話せた。訊きたいことも訊けて、言葉を交わせた)
【本当に本当に、幸せだ】
(そうそう、『あの人』は───)
【幸せで幸せで───】
(───なんて、言ってた?)
【───幸せ、だろうか】
(思い出せない、全然。いくら私でも、そんな大事なこと忘れる筈ないのに)
【幸せなんかじゃ、ない】
(駄目駄目駄目、そんなの認められない。そんなの──)
(───『納得』できない!!)
【こんな『幸せ』は、嫌だ───!!】
- 36白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/29(木) 23:26:33
- 37二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:26:34
このレスは削除されています
- 38白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/29(木) 23:27:17
- 39白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/29(木) 23:28:33
「え………あ………。」
【夢だとわかっている。わかっている。なのに。】
【言葉が出ない。足が動かない。どうすべきかもわかっているのに、微塵も。】
父「まあ、いいじゃないか。あんなに頑張って試験をパスしたんだからな。息抜きも必要だよ。」
母「ふふっ。そうね、この子も立派な騎士になれたんだものね。」
【壁にかかった騎士徽章。あれは自分が落ちたはずの試験で渡されるものだ。】
祖父「あんまり甘やかすでないぞ。これから厳しい仕事が待ってるんだからな。」
祖母「おじい様もあんまり脅かさないの。最初のお仕事はレミニセンス帝国との平和式典へ出席するだけじゃない。」
「……レミニセンス?」
祖母「あら?ミザリー第一皇女様とお会いできるってよろこんでたじゃない?」
祖父「大事もなく、長きにわたって平和を維持してきた世界への献身だ。気を抜く出ないぞ。」
(けど、しかし、皇女様は、あの方の祖国は、悪魔に荒らされ。え?え?)
【あまりに都合がいい。こんなことがあるはずがない。】
【わかっている。】
【わかっているはずなのに、この世界には自分が欲しても欲しても手の届かなかったものがすぐそこに、当たり前のようにあり過ぎた。】
- 40女竜騎士22/09/29(木) 23:29:38
【竜騎士の視界は変わらない】
【皆が誘惑に抗いながら戦っていて、目の前には理解できない『幸福』が柔らかな笑みで甘い滅びを振りまいている】
「……っこの、壊れた蓄音機もどき!たりないたりないとそればっかり…!」
【正気を保つために痛めつけた全身は相変わらず悲鳴をあげていて、言葉では強がっていても足元は震えて立つのがやっと。一歩、一歩と近づくもその歩みは蝸牛の如く、握った短剣は震えている】
はい途中送信!
あとしっかり夢には飲まれてますのでご安心 - 41『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/29(木) 23:30:10
- 42〈熱剣士〉◆sCf6qlU/Y622/09/29(木) 23:31:59
【一瞬、頭の中が真っ白になる】
【それが過ぎ去って彼の前に現れたのは、晴れ渡った空の下にある育った家と懐かしい庭──そして亡き母の姿だった】
母「あら? どうしたの、剣なんか抜いちゃって……またご先祖様に稽古つけて貰ったの?」
【細身の、それでいて快活とした太陽のような女性が、熱剣士に変わらぬ笑顔を向ける】
【それだけではない】
掃除屋「はい、そうなんですよ。熱剣士さんも登竜門さんも張り切っちゃってて、大変でした」
【傍らにいるのは、自分が愛した女性。彼女は困った様に、それでいて少し楽しそうに微笑んでいる】
【庭に置かれたテーブルには見知った人々がお茶をしていた】
塩漬け「お前はよう……、せっかく集まったんだから稽古もほどほどにしとけよな?」
絶壁「仕方ありませんよー。だって熱剣士くんですからねー」
【パーティーメンバーだけではない】
薄命「相変わらずだな、貴公は……らしいといえばらしいが」
肉屋のオカマ「でも、昔より険が取れたわよぉ? ワタシと組んでた時はもっと酷かったんだからぁ!」
【古くからの友人、かつて組んだ事のある既に引退した冒険者】
- 43少女天使と『罪滅ぼし』22/09/29(木) 23:32:11
「っ……!」
【「……ここは……?」】
【幸運の世界に、『夢』に飲まれた。
ふと目の眩みが収まり周囲を見回すとそこは】
【魔界だった。どこへ視線をやっても悪そうな悪魔がいる。】
【「え、うん……あれ?!僕こんなに物騒な世界を夢見てるの!?」】
【と、その魔界でただ1人、暴れるように宙を駆け回り、光剣で悪魔を1人、また1人と数十、数百にも及ぶ数を倒さんとしている姿が……ノイズがかなり走って見えづらいが僕に似た姿がある】
【「ちょ、ちょっと!僕……のようで僕じゃない!君!説明してよ!」】
【そう呼びかけると、僕に似たその人は僕の前に降り立った。】
「……私は『滅罪の■■』、こうして悪魔を……罪を滅ぼすのが私。それが私の存在意義であり生きる理由であり……『幸福』。ほら見て、『殲滅対象』がたくさんいる。さぁ、私と一緒に滅殺しましょう?」
【「……な、なんで?悪魔さんにも良い人はいるよ!皆が皆罪なわけじゃない、ちゃんと見てあげようよ!」】
「違うよ、悪魔。悪の魔と書いて悪魔なの。皆罪を背負って、私が滅ぼさなきゃいけないの。」
【「……僕は違うと思うな、現に君は泣いてるよ……」】
「……泣いてる?そりゃ当然、悪魔を殺すのは私じゃないから、違う、私は滅罪の、祓魔の、違う違う違う違う!」
【景色が歪む。魔界から日常風景へ、お城で誰かと楽しく話す様子、また魔界へ、何度も何度も切り替わり】
「────貴女ならきっと、私とは違う道を行けるはず。頑張ってね、『慈悲』の子。」
【優しげなその言葉を最後に、目の前にいた自分によく似た人物は立ち消え……天使の胸の中に光が戻った】
- 44『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:34:33
- 45『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:36:22
ゴールが明確なのでどんな手段を使ってもそこにたどり着く的黄金の意志ではある
- 46『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/29(木) 23:37:01
【『冒涜』の幸福な夢…あるいは『冒涜』でなければ…】
■■■■「ん……夢か、変な夢だったな」
■■「おはよう、朝ごはんできてるよ、この後魔導具の納品でしょ、早く食べなさい」
■■■■「へーい」
【いつものように起き、いつもと同じように恋人と食事をし、いつもと同じ仕事をする、何もなければ…】
■■「おっす!今日も寝坊助だな!」
■■■■「ほっとけ…っていらっしゃい何にする?いい魔導具が揃ってるぜ」
【親友と他愛もない話をし、店に来た客と話し……いつもと同じ、いつもと……】
■■■■「ただいま、今日の晩飯もうまそうだ」
恋人「ふふふ、腕によりをかけたからね、それにそろそろ貴方のご両親のとこに挨拶しなきゃでしょ?」
【そしていつもと同じように家に帰って……いつもと同じように…………】
- 47女竜騎士22/09/29(木) 23:37:45
- 48報恩の両手剣使い22/09/29(木) 23:38:51
(これは…夢か…)
【青年は夢を見ていた】
【青年の夢、それ即ちありとあらゆる場所を踏破しこの世に存在する全ての未知を既知とする事】
【そして今青年はこの世の全てを踏破し知った】
【夢を叶えた青年の心は達成感と幸福感で満たされていた】
(だからこれは…夢なのだろうな…)
【青年は自分自身を知っていた】
(俺は俺の身の程を知っている…俺如きに踏破され全てを知られるなど…世界がそんなにつまらない物である筈が無い…でなければそんな夢など見ていない…)
【青年は自身の身の丈を知っていた】
(だから俺が夢を叶え満たされる事などない…俺は俺が叶わぬ夢を追っている事を知っている)
【青年は自身が満たされない事を知っていた】
(だからこそ…今俺の心を満たしている幸福感は…夢を叶えた俺の姿は…俺の知る俺を否定するものでしかない…)
【青年は胸を満たす幸福感に確かな怒りを覚えていた】
(私は…私の知る確固たる私を揺るがすこの敵が許せない) - 49詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/09/29(木) 23:39:13
『!』
【弓兵の再起動を見て少々の安堵】
【人工妖精は相変わらず見た目に合わぬ凶猛さで幸福に斬りかかっている】
【同調は未だ継続中。いざとなったら互いに干渉ができる】
【そして夢の中であるが】
【御子の種族は自他に明晰夢を見せることで魔法を紡ぐ生態を持つ】
【つまり、牢獄に閉じ込めた筈が大海に魚を放したようなもの】
【目の前に現れた想い人を取り敢えず通常人と変わらぬ風の人工妖精とボコボコにし、この場にいる皆にモーニングコールをすべく歩き出した】
- 50少女天使「罪滅ぼし」22/09/29(木) 23:39:29
「聖女様……だったのかな……。僕より先に『夢』にかかっちゃうなんて……変なの。」
【まだ精神的に未熟な天使が精神の半分以上を聖女に占有されているからなのだがそんなことは露知らず……ふと顔上げると『皆』がいた。】
【『皆』がいる。人もエルフもドワーフもロボも亜人も悪魔も天使も魔物もドラゴンも……世界中の人がいて、皆が楽しそうに話して、わいわいとはしゃいでいる。】
「……ふふ、あはは!素敵な夢……いいね、僕は……こんな世界が作りたいな……」
【皆が分かり合える世界、誰も傷つかない、とっても平和な世界】
【なんて心地いいんだろう、こんな世界で過ごせたらどれだけハッピーか】
【でも先程聖女様に応援されてしまった、そういえば人工妖精にも肩を叩かれてる感覚がする】
「起きなきゃ、名残惜しいけど……いつかは正夢に!またね!」
【『皆』に手を振り、現実を直視するというその心が、夢から覚めさせた】
- 51詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/09/29(木) 23:40:17
ひ ど い
- 52重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.22/09/29(木) 23:41:01
「それでねギルドのみんなと一緒に冒険に行ったり人を助けたり…」
【幸せそうに話している重鎧だったが】
【ボギリと音を立ててその指があらぬ方向へ曲がり折れた】
「……?」
【困惑して手を見る重鎧…その手はいつもの装甲に覆われていて】
「なんで私は装甲を付けたまま家にいるんだろう…?」
「そもそもここは本当に私の…?私は今まで何をしていたんだっけ…?」
【家が…辺りが綻び始める】
【両親?の顔は相変わらずモザイクで】
「あ…あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!!!」
【身体には激痛が走りいつの間にか蛇が自身の顔に深々と牙を突き立てていて】
【それでも両親は嬉しそうに頷きご馳走を持ってくる】
【痛みと全く合致しない眼の前の光景に夢は限界を迎え…現実に引き戻される】
【人工妖精のラミアさん似の蛇が顔から離れて活を飛ばすように重鎧の頬を尻尾で叩き神経を直に指して痛みを大量発生させていた黒しめ縄の触手髪は重鎧の皮膚から抜けていき】
「幸福さん…貴方が見せてくれたもの…感じさせてくれたものが悪いものとは私は言いません…ですが…その中に閉じ込めた方が死んでしまうことは私は看過できない…だから…!!」
【未だに敵対的な行動を取らない幸福に歩み寄り…】
「ごめんなさい」
【そのまま腹部へ深々と突き刺さるように龍鱗のダガーを突き立てそのまま腹を内側から燃やそうとする】
- 53二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:41:16
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- 54〈熱剣士〉◆sCf6qlU/Y622/09/29(木) 23:42:27
千剣后「今度、私とやる?」
浪人「おっと某もお手合わせ願いたいでごさるよー」
弧空剣士「なら拙者も」
リモンチェッロ「むむ、なら渡しも師匠とやりたいです!」
剣投げ「あ、私もできればー」
皇女「それなら、私も立候補いたしますわ」
内気「ぼ、僕も……」
春風「はっはっはっ! 我が弟子はモテモテだね!」
【同じく剣を志す同士の姿もあった。とても満たされ、何の取りこぼしもない、幸せな光景が広がっている】
【立ち尽くす彼に、母が歩み寄る】
母「自慢の息子が愛されて、私も鼻が高いわ。……ほら、お茶にしましょう?」
【やさしく差し出された手。その先を目で追っていくと、母の優しい笑顔があった】
【熱剣士は手を伸ばし──母を切り捨てた】
母「──え?」
【何が起こったかわからない表情のまま、母は死んだ】
【空気が凍る。傍らの恋人の首が宙を舞う。動き出した者から有無を言わさず、切り捨てる。仲間を、友を、同士を──】
「僕から母の死まで奪おうとするな」
【──返り血に染まった熱剣士は、切り捨てた冒険者達を見下ろす】
「彼らの強さを侮るな。彼らがこう易々と僕に斬られる筈がない」
【断言して、世界的が揺らぎ始め──熱剣士の前には『幸福』がいた】
- 55『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/29(木) 23:43:26
「みんな……頑張ってるんです……」
【少女は言葉を絞り出す。泣きながらも、真摯に語りかけようとする】
「確かに……この世界は残酷で……叶わない願いなんていくらでもあるけど…………」
【例え相手が、人の理解の外側にいる怪物でも】
「みんな……自分にできることを精一杯やって……運命に負けるもんかって頑張ってるんです……」
【自分を少しでも長く生きさせようと、せめて人並みの幸せを手に入れてほしいと】
【たとえ自分がどうなろうとも、その身を削ってでも。自分を『幸せ』にしようとしてくれた人を、知っているから】
「誰の手でもいいなんて……幸せには変わりないなんて……」
「そんな哀しいこと……言わないで……!」
【どうしても、想いをぶつけずにはいられなかった】
【痛かった。苦しかった。哀しかった。申し訳なかった】
【けれど確かに、自分は幸せだった】
- 56〈熱剣士〉◆sCf6qlU/Y622/09/29(木) 23:44:08
- 57白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/29(木) 23:44:15
【式典は万事首尾よく進んだ。】
【レミニセンスは健在で、心から愛する人には温かい家族がいて、彼らを愛する人々がいて…。】
【春と冬の間にある世界はどこまでも済んでいた。】
【式典には他の国の重鎮たちも出席していた。語られる言葉はどれも温かく、澄んでいて、美しかった。】
【ただ一人、すべてに満たされながら白騎士は空白に立っている。】
【否定したくなかった。これが求めていた、けれどもう何処にもない場所だったからだ。】
【ユニコーンが眼前に浮かぶ。】
「……どうしたらいい。」
「どうすべきだと思う。」
「わからない。ここから出なくては。けど、否定したくない。」
「これが私の望みだからな。」
「どうしたらいい。」
「答えはもう知っているはずだ。」
【ユニコーンは厳然と歩み寄る。】
「ここが私の『幸福』だ。」
「だが、私の『幸福』とはここにあるものなのか?」
【その言葉を自分でつぶやくと、夢は春の朝と共に消えていった。】 - 58『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:45:31
ちなみに幸福が幸福にしようとするのは「そういう存在」だからですね。
本能とか存在意義に近い。炎が燃えるように、光が照らすように幸福は幸福にするのが当たり前。
なので絶対にわかり合えない - 59『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/29(木) 23:45:57
- 60ごちゃ混ぜキマイラ22/09/29(木) 23:46:23
【少女がせっせと花を運ぶ】
【そこに、強い竜の身体はなかった】
【少女が花屋の店番をしている】
【そこに、竜のツノから生えた花はなかった】
【少女が笑みを浮かべ、客と話をしている】
【そこに、大きなクジラの身体はなかった】
【少女がその日々を繰り返す】
【そこに、混ぜ物の猫の身体はなかった】
【それは、少女が夢見た幻想】
【始めからただの人であれば……いいや、始めからでなくとも良い。
人と成り、これからもずっと人である。そうであればもう、怖がられる事はないのだ。
古く貴き竜から、奇形の異端児という理由で襲われる事はない。無造作に生えた花が襲う痛みなどない。ずっと日が翳り続ける事もない。大きな大きな、とても大きな身体を狩人が狙う事もない。普通の人として、猫の身体を持ち合わせないで良い】
【少女は踊りたいような気分になって、足を動かした。そうだ、わたしは人として踊る事ができる】
【少女が少し手を伸ばせば、友達が手を取り一緒に踊ってくれる。そうだ、手と手を合わせるのに竜の頭を動かす必要だってない】
【少女は思いっきり声を出して歌い出せば、友達もそれに続いて歌ってくれる。その歌声を褒めてくれる。そうだ、竜の咆哮や鯨の咆哮を上げ、恐れられてしまう心配をせずとも良い】
【少女が遠くを見れば、綺麗な花園とそこを闊歩する猫が見えた。そうだ、わたしにそれがなくても、周りにたくさんあるんだ】
【そうだ、そうだ、そうだ。
わたしは人になったんだ。だからもう、何も気にしなくていい。少女はとてもとても、とーっても幸せで──】
『─── ごちゃ混ぜキマイラ!元から改造されたのか分からないがよろしくな』
- 61鋼鉄人22/09/29(木) 23:46:33
◇◇◇
「──で、さ。今度の休みだけど、一緒に買い物に行かないかい?」
「ぁ……え? えっと……」
「もぅ……僕と居る時は僕に集中しておくれよ? これ以上もぅもぅ言ってたら、僕は牛になっちゃうんだからさ」
彼女はそう言って、指で牛の角を作ってぷんすか可愛らしく怒り始めた。
絹糸の様な黒い髪を腰下まで伸ばした、少し背の高い彼女の膝に、自分は頭を乗せているらしい。
覗き込むようにこちらを見る彼女の髪がこそばゆくて、仮面も何もつけていない事に気が付く。
顔に手を当てて──
「……柔らかい」
それに、火傷が無い。生身なら、ある筈の傷も何もかも。
「? ふふ、変なの。まぁ、君は何時も変だけど……ほら、君の頬っぺたは、こんなにも柔らかいよ?」
白樺のように綺麗で、掴めば折れてしまいそうなほど華奢な指先で頬を突かれた。
黒曜石のような、輝く夜空をぎゅっと詰め込んだような、そんな瞳が、自分を見ている。
あぁ、この瞳を俺は知っている。
この声を、俺は知っている。
この、この子を、この人を、俺は──
「わわ!? え、泣いてるのかい? だ、大丈夫? 何か、嫌な事でも思い出しちゃった……?」
──かつて助けられなかった"お姫様"は、自分の膝の上で涙を流し始めた俺を見て、狼狽えていた。 - 62女竜騎士22/09/29(木) 23:50:53
【叫ぶ声に、2頭が空から舞い降りる。主の危機に助けに来たと、立てないかわりに足になると翼を広げて。】
【それを見て、ふっと笑って】
【…そのまま、笑いが大きくなっていく】
「…ああ、確かに感動的だけどさ、願いに全部こたえたせいで詰めが甘いよ。」
「ケルメスはまだいいよ。でもリリィは…ここにはいないんだ。
私がまだ未熟で、守ってあげられないから!」
【立ち向かうために力がほしい、誰かに助けてほしい。その願いに混ざった「会いたい」が夢に綻びを作った。】
「…イデア!噛んで!」
【その声に、幸せに伏せていた鋼の竜が飛び起きた。終わった感じて休んでいただけだ。イデアは竜の姿になることができる魔剣。だからここに連れてきた】
【剣は、眠らない。】
- 63『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/29(木) 23:52:05
- 64〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/29(木) 23:53:51
「……ん。〈薄明〉くん」
【聞く筈のない声を、聞いた】
「どうしたんだい? ぼうっとして」
「……〈指揮剣〉殿」
【それは裏切りの果てに、異界へと消えた筈の同志の姿】
「疲れてるのさ。グロワールの魔術学院から戻ったばかりだからね」
【〈薄明〉に代わり答えたのは〈業火〉の名を持つエルフの女性】
「ああ、学院時代の恩師が引退したんだっけ? 確かグラン……なんだっけ」
「グランワーズ教授だねー。言表魔術の権威」
【〈不滅〉の問いに、答えたのは〈業火〉のパーティーメンバーの一人】
【一年前の事件で喪くした筈の友だった】 - 65〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/29(木) 23:54:35
「いや……先生は、あの調査で」
「三パーティーでの共同作戦か。久しぶりだねー、こういうの」
【言いかけた〈薄明〉を遮り、〈業火〉の仲間が楽しげに言う】
「何人か欠けてるけどな」
「六位は纏まりないよな」
「〈遥けき夜明け〉も二人だけか?」
【〈閃光〉が、不滅の隣にいる男に尋ねる】
「ああ、〈征天〉は遅れるらしい。〈海嘯〉は……どこほっつき歩いてんだか」
【かつての相棒、銀髪の剣士は苦笑しつつそう答えた】
「そうか」
【これが『幸福』の見せる夢なのだろう】
【現実では決して叶い得ない幸福の形】
【それは確かに薄明の理想であり――――】
「ふざけるな!!」
【それ故に彼の逆鱗に触れた】 - 66白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/29(木) 23:55:14
「――――――――――そうだ。」
【これは自分の『幸福』だ。自分だけが描いた『幸福』だ。】
【だが、それは自分一人が見ているだけの未完の絵画でしかない。】
「私の『幸福』とは、私以外の者の『幸福』だ。」
【なぜ忘れかけてしまったのだろう。】
【あれは『自分にとって幸福な世界』だ。】
【そこにあるものは、自分が写し出した自分の願望であって、他者自身の願望の成就ではない。】
(父と母の顔が鮮明だった時点で気がつくべきだった。)
【もうよく覚えてもいないのに。】
【血の滴る掌で剣を握る。赤い。けれど光は白いまま。】
(………否定は、できない。)
(けれど、肯定もしない。あるがまま。)
(―――――――――――――― 受け入れよう。) - 67〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/29(木) 23:55:42
【彼等は去っていった。だが、それは彼等の選んだ道、その果ての結末だ】
【彼等は彼等の人生を全力で生きた】
【赤の他人の分際で、それを無為に否定するとは、彼等の意志に、選択に、その生き様に唾を吐くに等しい行為だ】
「《焼け》!!」
【金の瞳に火を吹く様な怒りを灯して、〈薄明〉は命じる】
【それは最早呪文ですらない。ただただ純粋な意志の顕れ】
【世界が夢であるが故に、意志の炎はそのまま世界を焼き尽くす】
【懐かしい顔も、慕わしい声も、全て灰に還さんが為に】 - 68『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/29(木) 23:57:23
恋人・親友「「ねぇ(なあ)■■■■、こっちを見て(見ろ)」」【突如恋人と親友から呼ばれ振り替える】
■■■■「え?」【これは『幸福』な夢で……】
【振り返った瞬間顔面に衝撃を受ける】
恋人「…なんで捨てた名前を名乗ってるの、私を殺したくせに!」【突如として『幸福』な夢のベールが剥がれ、突き付けられる……己の罪を…『冒涜』を】
親友「……俺は間違ってなかった!俺は俺の正しい道を突き進んで死んだ!お前に殺されて……なのになんだこのザマは!何でオメーはこんなトコで立ち止まってるんだ!■■■■!」
【譲れぬ信念がぶつかってその結果親友を殺めた、己の信念の為に…】
■■■■もとい『冒涜』「あ………ああ………」
【この名は罰だ、赦すことも赦されることもかなわない取り返しのつかない罰だ、そして私は背負ったのだ、その罰の名と託した願いと想いと祈を】
- 69酒呑み騎士22/09/29(木) 23:58:32
【眩しい波動と夢に包まれ】
「アイツら…」
「すまねぇ…俺が不概念ぇばっかりによ、すまねぇ…拾って貰ったのに結局最後まで面倒みて貰っちまって…なぁ親っさん」
【7月11日 元いた世界の一国と巨大な団体が龍により滅ぼされた日だ】
「必死んなってアイツらと一丸になって頑張ったけどさ…結局は…倒せなかった、でも今は親っさんも皆も家族も生きて幸せに好きなように一緒に酒呑んでメシ食えてる、幸せだ…」
【ドンチャンと酒場にいる大量の人が笑顔騒いでいる】
(何度も見てきた…こっからも見てきたかった光景だ…)
【脳裏にとある情景が過ぎる】
「なぁ マル…」
「親っさんすまねぇ!すまねぇっ!…」
「龍はもう帰りました!後はアンタが生きてりゃまだ何とかなるんです!」
「いやぁ、もう駄目だ…俺のが強えし年くってんだ、死に際の感覚はテメェよか知ってる」
「喋んないで下さい!俺より強えならもっと!俺を庇わずに俺より生きて頑張ってくださいよっ!」
【親っさんの手を握る】
「なぁマル 復讐に囚われんのもまた…人生だが、最後の最後 で後悔はしたか…無えだろぉ? 自分の心の赴くままに生きな… 幸せになる…んだ……」
【握っていたゴツゴツとした傷だらけの大きな手が最後に強く握り返し、すぐに力無く地面に落ちる】
「結局好きに生きようとして復讐に走るもやってらんなくなって酒に走って、酒を止めて貰って家庭を持っても仲はそこまで良好じゃ無え…結局いまひとつで中途半端だな……こっからやり直そう! 今から幸せになるんだ! ピクニック行って、長期間ダンジョンに篭ってて行けなかった授業参観にも行って…」 - 70酒呑み騎士22/09/29(木) 23:58:57
【右手に感覚が走る】
「好きに生きろ、かやっぱこの世界で俺だけ幸せになっても、いまひとつで中途半端だ、どうせなら今ある幸せにしてやれる家族も、家族と幸せになってやる」
「そして中途半端が駄目なら全力だ今から全力でまだ手の届く恩返し、仇討ちをしてやるよ親っさんとアイツらのためにも」
【意識を取り戻し】
「なぁ『幸福』悪いが死んでくれ」
【放つ剣技は親っさんから最初の基本の技、その手には迷いは無く】
《黒龍》 - 71詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/09/30(金) 00:00:18
「現こそ華胥之夢であらば 爾ら如何?」
「我は七天読む可き月の嬰児」
「辰星に合し夢幻に回帰す」
「かくて常に天に問う」
「変わらざるものある可きか」
「かくて常に地に紡ぐ」
「変わらざるもの此処に在り」
「七海超えて我謳う」
「もはや呪縛は在らじと高らかに」
【目覚めの詩を、皆へと送る】 - 72〈斬糸〉◆7Bdf1D7E5.22/09/30(金) 00:00:23
『──起きるんだ、■■■君』
【誰かに呼びかけられる声がしたような気がして、目を覚ます】
「ここ……は……」
【隣には、人工妖精がいた。かつて自分を導いた、因縁の相手の似姿。本人であって、本人でない人物】
【そして目の前には、『幸福』】
「………ありがとう。また貴女に導かれたわ」
【糸の刺客は、ゆっくりと立ち上がる】
【そして、宙の刃を抜き払った】
【斬糸の周囲で星の光が渦を巻き、その背に白く光る片翼が出現する】
「あんたが見せてきた夢……確かに、あれが私の『理想の世界』だわ」
【舞い散る白い羽根の中、ソラの刃をまるで指揮棒《タクト》のように振るい、周囲の地面や壁から白く光る糸を出現させ、背後に束ねて螺旋を描く光輪を形成する】
「あんな世界になったらって、ずっと思ってた」
「けど」
「……自分でたどり着かなきゃ、過程がなきゃ。納得できなきゃ。私は『幸せ』になれないのよ」
【怒りも憎しみもなく。ただ静かにそれだけ言って、背後に形成されていた白い糸の光輪から、七本の光の糸槍を放つ】
【地上を駆ける流星の如き白の閃光が、『幸福』を呑み込み、光の中へと消し飛ばした】 - 73〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/30(金) 00:00:59
- 74女竜騎士22/09/30(金) 00:02:43
【鋼の牙が左足を捉え、鮮血が吹き出し骨の軋む音が響く。激痛が竜騎士の意識を現実へと引き戻した】
「ぎっ…い、痛…いじゃ済まないねこれ。イデア、あいつのところへ!」
【もはや立ってはいられない。抱きつくように鋼の竜に這い上がると、槍を握りしめて『幸福』を真っ直ぐ見つめた】
【鋼の翼が空気を叩く。空へ舞い上がって、そのまま逆落としに『幸福』へと槍を構えた竜騎士ごと飛び込んだ】
「くらえ…ドラゴンフォール!」
- 75報恩の両手剣使い22/09/30(金) 00:03:37
【子供の時、私の世界はあの小さな村の中で完結していた…世界で知らぬ事など無かった】
【ある時村に1人の冒険者が訪れた…その冒険者は村の子供達に様々な冒険譚を聞かせてくれた、私の小さな世界は崩れ去り代わりに何処までも続く外の世界が開かれた】
【私の心は外の世界を知りたいという好奇心と漠然とした不安に包まれた】
【自分の知らぬ事が…怖かったのだ】
【この広い世界は未知で…恐怖で溢れている、そう思った】
【だから知りたいと思った、もちろん単なる好奇心もあった】
【だから今の私を夢の為に動かしているのは多大な好奇心と少しの恐怖感なのだ】
【この世界は未知ばかりだが私が知る事も確かにあった】
【それこそが私自身だ、この世界において私だけは1度も揺らがなかった】
【叶わぬ夢を追い続ける青年、それこそが今の私が知る私だ】
【だからこそ今目の前にいる《幸福》が与える、私の知る私を揺るがそうとする幸福だけは許せなかった】
【だから私は剣を振るった】 - 76◆X4ebperAy43L22/09/30(金) 00:04:39
>>20【夢の世界、不快感などでも抗えない『幸福』に包まれる。脱出しようと考え込んでいた所に目の前にいきなりモンスターが現れる】
「あっ――」「もう!やっぱりカグモはあたしがいないと駄目ね!反応が遅いんだから!」【襲いかかって来たモンスターを討伐し、■■は──友人はカグモにそう言った。しかし微かに残る違和感をカグモは友人に問いかける】
「…どうしてここに?それにあなたは機械製作をしていたのではないのですか?」
【それを否定するように友人?は馬鹿にする口調でカグモに返事を返した】
「機械製作!?アンタ遂にボケいたいっ!」
「…どうしたの?いつも変にのびのびした喋り方をしないなんて…それに機械製作ってそもそもあたし達冒険者だし!あたしはカグモの親友、そしてたった一人の相棒でしょ?ね?」【まるで夢から覚めるなと言わんばかりに】
(──違う。たしかに彼女は相棒でも親友でもありますが、そこは間違いではないのですが彼女は)
「だけど彼女は、あなたは戦えないから私に…あの子を作って後方から支えると言ってくれたのです」
「嘘よ!あたしはこうして戦えるし一緒に冒険だってしたい!カグモだってそうでしょ!?」
「私もあなたと本当はこのまま共に冒険をしたかった、ですがそれでは自分の弱さと向き合ったあなたの気持ちを裏切ることになりますから」【その言葉を聞いた友人?は半狂乱で喚き散らしながら近づいてきた】
「知らないわ!そんなの知らない!カグモと戦えないなんてそんなのあたしじゃない!」【カグモに掴みかかろうと迫るがカグモは動じもしない】
「そうやって逃げなかったのが私の最高の親友なんですよ〜それにあなたは私と一緒に戦ってくれてますから〜そうですよね?クモクモくん!」
【当然だと言わんばかりにカグモの背後に現れ掴みかかろうとした友人?をそのまま掴み投げ飛ばし】
【見えない壁ぶつかったところからバリバリと砕けるように夢の世界が割れていく】
「随分と出遅れてしまいましたが〜その分の一撃はお見舞いさせてもらいます〜」【最大まで込めた魔力砲弾を『幸福』に放つ。効かなくてもいい、仕返しをしたというのが重要なのだ。】
- 77少女天使「罪滅ぼし」22/09/30(金) 00:06:14
「……幸福さん。貴女は悪い人じゃない、でも、貴女がいると困っちゃう人がいっぱいいるんだ。……ごめんね……。」
【光の棒を生成し、構えると】
「……大丈夫!皆、自分で幸福になれるだけの力を持ってるから!」
【光の棒を『幸福』に向けて振り下ろした。重鎧さんに教わったように、当たる瞬間だけ重みを最大限に重くして、威力を増す】 - 78ごちゃ混ぜキマイラ22/09/30(金) 00:06:57
【声が、聴こえてくる】
『でかい…かわいい……クジラボディがかわいいすぎる…』
『なんか…なんかこう、凄く凄い…かっこいい…!』
『わあ…可愛らしい外観だね。ふふ、心優しい雰囲気だからそう思うのかな』
【それは、初めてギルドに来た時の声】
『一緒に派手にやろう! 頼りにしてるよ?』
『あの火力を細かく撃てるのかー。やるねえ』
『全力でこい!!!キマイラ!!!!』
『きっとまた、一緒に戦おうねっ!』
【それは、わたしの力への声】
『ごちゃまぜさんはバラエティキュートですねっ!』
『キマイラちゃんはついおっきくて癒し可愛いから飛び込みたくなっちゃう〜!』
『君が同行していて助かった。すぐに見つけられたからな』
【それは、わたしの姿への声】
【少女は下を向く。視線の先には二本の足がある。普通の人間なら当たり前にある下半身が、そこにはある】
「……チガウ」
【少女は、それを否定する。恋焦がれた人の身体──けれど、ごちゃ混ぜキマイラだからこそ触れ合えた思い出がある】
【異端の竜だからこそ、遊戯として決闘ができた。花があったから、花屋さんを夢見て友達に花を贈る事ができた。クジラの身体を好きだと言ってくれる人がいた。猫の身体を愛してくれる人がいた】
【──だから、この夢は違う】
「……オハヨウ」
【少女は、目を覚ます】
- 79『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:07:49
あと白騎士さんと雷精さんと重鎧さんのトドメ描写まちかな?
- 80『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:08:50
とキマイラさんもか
- 81魔刀剣士22/09/30(金) 00:08:51
【静かな、小高い山の頂上で青年が無心で木刀を振るっている】
【周囲には柔らかな草がいくつも芽吹き、小鳥が歌う美しい景色が広がっていた】
【鋭く風を切る、力の籠った一撃が繰り返される。しかし、細かな足の踏みかえの一つに至っても草一つ傷つけず…】
「……違う。そ~~じゃないんだよな、確かに居心地はいいけどさぁ…」
【場面が切り替わる。ギルドの酒場で冒険者たちと酒を飲み交わし、賑やかに過ごす】
「魔刀さんこっちの酒も飲まないか? うまいぞ!」「…魔刀剣士さん、このお肉も美味しいですよ。よければこちらも…」「魔刀さん、このフルーツも食べると良い。これは俺も故郷でよく食べてな…」
「あはは、ありがとう…っと、相棒にも……相棒? どこに」
【場面が切り替わる。夜の静かな部屋で、家族と過ごす光景】
「お兄様、こちらへ…ゆっくりお茶を飲んで休みませんか?」
「ああ、ちょっと待ってね…うん。それもいいんだけどね。…それだけじゃ、ないだろ?」
【切り替わる。一人の女性と、穏やかな陽気の縁側でゆっくりと休んでいる】
「…久しぶりだね」
「どうしたの、久遠。私たちはずっと一緒だったじゃない」
「そうだったかな、ずっと会ってなかった気もするけど」
「それより…ふふ。ねぇ、久遠。好きだよ。……どうしたの? いつもみたいに、私も好きって言って欲しいな」【綺麗に笑う。いつも通り、変わらない笑顔で笑いかけてくれる】
「ああ、好きだよ。 …ああ…けど、これは違うんだ。オレはまだ…」
「…それでもいいよ、私は…嬉しいよ? ずっと、今も変わらない」
「ダメなんだ…わからないままじゃ、オレがオレ自身を許せないんだよ…!」「このまま、何も返せないでただ受け取るだけじゃあ…! ……ああ、やっと思い出せた。…悔しいって気持ち」
【場面が切り替わる。広く澄んだ青空、空が映る水面だけがただ広がる、青く澄み渡る何もない世界】
「…ここは、どこだ?」
『主。…いこう。私達なら、どこへでも行ける』
「相棒。…あはは、そうだね。そうだった…だから、か」
【神剣が人の姿から刀の姿に変わり、魔刀剣士の手に収まる】
「帰ろう」『うん、待ってる』
【刀を振るうと、世界が切り裂かれた】
- 82鋼鉄人22/09/30(金) 00:09:05
あっすみませんまだです!
- 83白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/30(金) 00:09:22
- 84弓兵人形22/09/30(金) 00:09:44
【細い腕が弦を引く。僅か数メートルに形成された虚空を吸い寄せる。肉付の無い腕に似合う訳の無い重音が、瞳に搭載された照準機と共に標的を狙っていた】
「発射」
【破裂か消失か、空間が音を立てる。
重力の絆しが白銀色の矢が起動上に乗り、青い閃光となった】
【『幸福』を射抜き散った光は夜空に穹蒼を映す眩さだった】 - 85弓兵人形22/09/30(金) 00:10:47
弓ビィィィイイイイイ厶!!
- 86二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 00:11:22
このレスは削除されています
- 87〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/30(金) 00:12:13
- 88女竜騎士22/09/30(金) 00:12:33
最後まで自傷で満身創痍
嘴の黄色い新人だから仕方ないね - 89ごちゃ混ぜキマイラ22/09/30(金) 00:12:41
【竜の翼を羽ばたかせる。そうだ、この翼で友達と一緒に眠る事ができた】
【──そうだ、そうだ、そうだ。
少女はもう、孤独じゃない】
【鯨の身体に繋がる竜の尾を急速に収縮。上空に座すクジラの腹までひとっ飛びして、竜の口を大きく開く。そのまま、大きく息を吸い始めた。言うまでもなく、竜種の代名詞とも言える技の予備動作であり】
【──それが放たれる】
ドラゴンブレス
【『竜の吐息』。まぎれもなく、ごちゃ混ぜキマイラにとっての必殺技。閃光が世界を支配する。世界の終わりが如き轟音がジャングルに響き渡る。種火が業火に、業火が獄炎へと変わり。文明敵対種『幸福』を、焼き尽くす】
- 90『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:13:54
- 91報恩の両手剣使い22/09/30(金) 00:14:30
要約すると
俺は夢を全力で追ってるけど俺の夢が叶うわけねえだろ、夢を叶えてる俺は俺じゃねえだろそんな奴は俺じゃねえよ変なもん見せんじゃねえよ
でも俺は夢を叶えてぇんだよ
めんどくせえなコイツ - 92重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.22/09/30(金) 00:14:58
※すみません>>52の龍鱗ダガー突き刺しがトドメの描写でした…!
- 93『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:15:55
OK
魔刀さん鋼鉄さん雷精さん待ち - 94『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/30(金) 00:16:05
『………………』
【その言葉に何か言い返すでもなく、少女は目を閉じた】
【そしてゆっくりと瞼を開き、静かに『幸福』を見据えて言った】
『……みんなを幸せにしようとしてくれて、ありがとう』
【例え手段が致命的にこの世界と相容れなくても、その意志は、誰もが幸福な世界を望む気持ちは、嘘じゃない】
【そう、知ったから。分かりあえないならせめて、お礼くらいは言っておきたい。そう、思った】
- 95白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/30(金) 00:16:51
- 96◆X4ebperAy43L22/09/30(金) 00:18:32
だらけられるのはまだいいけど奥底で望んでた友人との冒険は解釈違いです〜!戦えない自分のかわりとしてクモクモくんを作ってくれたのだからそれを否定しちゃあ行けねえよ!ってトリガーなのです…
だらけるの好きなくせにめんどくせえなコイツ - 97雷精竜◆xSpc7yy5XY22/09/30(金) 00:18:42
>>1乙
【「快楽」では戦いを快楽とすることができる性質ゆえ反撃を迷わなかった】
【しかし「幸福」は】
【メデューサとミィ】
【冒険を楽しみつつ、帰る場所がある】
【当たり前だからこそ、掛け替えの無い日常】
【彼にとってこの現在が最大の幸福である】
【だからこそ抗えない、気づけない】
【……本当に?】
【誰かの声がする。古い知り合い、まだ死んでいない筈だ。此処にはいない筈の】
【思い切り突き飛ばされた】
【小さな機械人形につまづき、動き出したそれは容赦なく自らを攻め立てる。一応自分の味方である筈なのに】
【何処かで聞いたような声。自らを完全に否定する】
「……夢か」
【「幸福」は竜の逆鱗に触れた。最愛を勝手に使った相手に、灰すらも遺させぬべく雷火を突き刺した】
- 98『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:19:31
- 99白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/30(金) 00:22:39
- 100酒呑み騎士22/09/30(金) 00:24:06
- 101ごちゃ混ぜキマイラ22/09/30(金) 00:24:57
- 102『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:25:54
お疲れ様でした!
- 103鋼鉄人22/09/30(金) 00:26:50
ここは、『幸福』の見せた夢だ。
涙を流す俺を見て、訳も分からず頭を撫でてくれている彼女は、既に死んでいるのだから。
自分の姿は、ちゃんと確認したわけではないが……恐らく、15歳くらいの少年に相応しい物となっているのだろう。
周りを見れば、先程までは気が付かなかったが、ここは和室だ。
……一人目の母さんの、生家だと紹介された場所。今はもう、燃えてなくなった居場所。
恐らくここは、俺が何も失わなかった夢なのだ。
此処には、俺が失った、手の届かなかった物や人達が、皆居るのだろう。
目の前にいる彼女がそうであるように、都合よく生きているのだ。
あぁ、それは何て……幸福な夢なのだろうか。
目を開ける。心配そうにこちらを見る、綺麗な瞳と目が合った。
「……もう大丈夫かい?」
「うん。あ、いや……うむ!」
そう言いながら、上体を起こし、膝に手を付いて立ち上がる。体には、何の問題も無し。小さいが、自由に動く。ならば大丈夫だ。
不思議そうにこちらを見る彼女は、あの時一緒にいた彼女そのもので、きっと、それは夢であっても真実なのだ。
「──嫌な事は、沢山あったのだ」
突然口火を切った自分を、彼女は何事かと見ているが、続けた。 - 104重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.22/09/30(金) 00:27:01
- 105『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/30(金) 00:27:55
>>68冒涜はこれで終わりです
【一瞬泣きそうな顔して元の顔に戻る】
冒涜「…すまん、らしくなかったな………ありがとう」
【恋人は討伐対象になり誰かに討伐される前にその手で殺めた(ダンジョン外伝2の52のキャラです)、親友は『衝合発生スイッチ』というシロモノを世界中にばらまく直前で阻止した(以前転変少女が見つけて鋼鉄人さんと雷精さんで壊したあれです)、そして『冒涜』の名を背負った】
恋人『変魂の魔女』「ふふっ私は何度でも言うよ『大好き』、今度は忘れないでね!」【笑顔でそう言って消滅する】
大親友「今度は迷うなよ!『オメーの道を進めよ、誰が否定してもな』」【歯を見せて笑って消える】
冒涜「言うだけ言って消えやがった…もう迷わないよ…皆」
【夢が覚める、想いと願いと祈りを背負って】
【目が覚め目の前の敵を見据え……】
冒涜「もう夢を見る時間は終わりだ、変魂魔法『冒涜』」
【怒りはなくただ目の前の敵に向かって打つ、己の罪の名を冠する業を、魂を壊す冒涜の一撃を】
- 106詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/09/30(金) 00:27:56
お疲れ様でした!
- 107鋼鉄人22/09/30(金) 00:28:27
「辛い事も、痛い事も、苦しい事も、沢山……数えきれないくらいあったんだ。目の前で死んでしまった人が居た。あと少し俺が早ければ助けられた人が居た。俺があと少し強ければ救えたかもしれない人が居た。……どうしようもないくらい、辞めようかと、そう思ったこともあった。でも、……それでも、良い事は、もっとあったんだ。幸せな事は、沢山あったんだ」
告白、なのだろう。己が内に秘めた思いを、一息に告げるコレは。
彼女はそれを、少し驚いたように聞きながらも、笑って。
「……そっか! それなら、良かった」
そう、言ってくれた。
……あぁ、そうか。俺は、告白したかったのだ。あの時告げたかった思いは、違うけれど、今こうして果たされた。これは夢だ。現実じゃない。でも、確かに俺は彼女に告白できたのだ。
もう、心残りは無い。
「……行ってくる!」
「ふふ、もう行っちゃうのかい? もうちょっと此処に居ても、良いんだよ」
そういう彼女は、ただ『幸福』が願うように、俺をこの夢で幸せにしたいだけの人形なのかもしれない。
でも、思考が再現されていて、人格が再現されているなら、それもまた同じ人だ。
「あぁ! 俺は……ヒーローだから! 助けなきゃいけない人達が居るんだ!」
「……うん。君はそれでこそ、だ。なら、行ってらっしゃい。僕のヒーロー」
「──あぁ! 行くぞ! 変、身……!!」
溶鉄がその身を包む。燃える焔が、世界を焼く。鉄が冷えて、固まって、装甲となる。
それは鋼を纏いしもの。鉄の決意をもって、人を救わんと戦うヒーロー。
周囲の夢を切り裂いて現れるは合体機装魔剣Supreme Savior Sword──S.S.S.
青年を見守る彼女を背に、夢の世界を切り開いて。
邪悪を討つ剣が文明敵対種へと突き立てられる。 - 108『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/30(金) 00:28:45
- 109鋼鉄人22/09/30(金) 00:28:57
ヨシ! 終わった!
- 110◆X4ebperAy43L22/09/30(金) 00:29:20
- 111『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:30:12
- 112女竜騎士22/09/30(金) 00:30:25
こうして見るにスティアラちゃん、一番底浅いような
曇る過去もないし若いから仕方ないんだけど。覚悟だけ若干ガン決まっている - 113鋼鉄人22/09/30(金) 00:30:38
誰が悪いって言うとまぁ描写が遅くなった我々だから……
- 114白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/30(金) 00:31:10
- 115〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/30(金) 00:31:44
- 116『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:32:12
あとは魔刀さんのトドメ描写きたら討伐シーン移行します
- 117二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 00:32:40
ところでもしかしてs.s.sちゃん出るたびになんの略かの部分変わってる?
- 118ごちゃ混ぜキマイラ22/09/30(金) 00:32:47
- 119鋼鉄人22/09/30(金) 00:34:24
実は変わってます。
- 120『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/30(金) 00:34:37
- 121『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/30(金) 00:35:12
- 122二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 00:35:38
あやっぱり。
本スレでソーラーシステムって言ってたの覚えてたから - 123〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/30(金) 00:36:00
- 124報恩の両手剣使い22/09/30(金) 00:36:33
コイツの内面とか初めて描写した気がする
- 125神剣22/09/30(金) 00:37:08
『ん…ここは…』
【神剣が夢の中で起き上がる。魔刀剣士の膝で眠っていたらしい】
「ああ、相棒…起きた? おはよう」
『うん…おはよう。 …あれ? 何故人の姿で起きて…ああ、人化できるようになったのか』
「…お腹は減ってない? ご飯もできてるよ」
『んー…減ってない、かな。けどご飯は食べる』
【朝食を食べる。たくさんの料理が並び、次々に平らげていく】
「相棒、まだ食べる? おかわりは残ってるよ」
『いや…もうだいぶおかわりもしただろう、流石にもういい』
「そっか、じゃあ暫く一緒に休もうかな」
『…ん、訓練はいいのか? 依頼だって…』
「ああ…たまには休みでもいいよ。相棒もたまには休みが欲しいだろ?」
『いや、たまにはって…いいのか? 私は大丈夫だ、主と…』
「うーん…でもさ、戦うのって疲れるし、痛いだろ? それより」
『…待て! なにを言ってる…!? おかしいぞ、急にどうした主!』
「おかしいって…普通じゃない? ああ、素振りくらいはしようかな…今から庭に行く?」
『違う! そうじゃなくて…らしくないぞ、どうしたんだ』
「あはは。オレは普通だよ? ああ、そうだ。前から相棒に伝えたいことがあって…」
『待て、やめろ! ち、…ああ、思い出した…。そういうことなんだな』
『それなら…こんな幻覚は、切り捨てる』
「…相棒、いや。ミコト…オレと」【言いかけて、途中で切り裂かれる】
『……すまないな、主。だが…私には、待っている主人がいるんだ』
『人として生きる、それもいい、きっとそうできれば、それが正しいんだろう…けど』
『私の主は、私を私として、必要としてくれたんだ。だから…ここは、私の居場所ではない』
【…世界が崩れていく。始めからなかったように消え去っていく】
『…はは、やはりか。私の世界は…きっと、ただひとつだったんだな。…今帰るぞ、主』
- 126鋼鉄人22/09/30(金) 00:37:26
Solar System SwordでS.S.S.なのが基本形(鋼鉄人を太陽として見た時18本の剣が太陽系の惑星に対応した展開をするので)
その時その時にあってそうな略称にS.S.S.のテンションが上がってると変わったりするのだ - 127女竜騎士22/09/30(金) 00:38:22
つまり劇場版!
- 128『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:39:27
すみません魔刀さん、流石に時間がアレすぎるので討伐描写移行します
トドメムーブはあとで安価つけて順番を読み手に脳内補正してもらう感じでお願いします - 129『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:40:43
【夢を振り切った冒険者たちの攻撃が一つ、また1つと『幸福』に命中する。
体のあちこちが吹き飛ぶにつれて、輪郭がぶれて薄れていく】
『わからないわ……』
【痛みを感じている様子もなく、拒絶されたことを怒るでも、攻撃されることに恐怖を感じるでもなく。
ただただ困惑したように『幸福』が呟く】
『幸福に本物も偽物もないわ。
幸せになるために生きているのに、なぜ拒むの……』
「我々には時に痛みも苦しみも必要だ。生きていくためには無くしてはならないものだ」
『わからないわ……』
【ゆっくりと頭を振るその姿が、いっそう薄くなる】
『わからない……』
【そして、ついに見えなくなった。あとには潰れてひしゃげた種のようなものが落ちている】
「……ああ、他者を幸福にするためだけに産まれたお前にはわかるまい。
我々が我々である限りお前とは相容れぬ。お前がどれだけ善良で、純粋な存在であろうともだ。
……哀れな「文明敵対種」よ」 - 130『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:42:07
- 131魔刀剣士/神剣22/09/30(金) 00:45:16
「ああ…おはよう、起きた?」
『ああ。ただいま……それじゃあ、斬るか』
「あはは…そうだね。多分もう…話す時間もないし」
『…話す気もない、さっさと終わらせよう…二度はごめんだ』
「…そうかな? 案外、経験としては悪くなかったけど」
『どんな夢を見たかは知らないけどな…私の方は、ちょっとした悪夢だったんだぞ!』
「あはは…それこそ、どんなことになってたのやら…じゃあ、早めに片付けようか」
【両者が刀を構える】
「…合わせようか」『ああ』
「――『無状空域』」
【無形の居合抜きと共に放たれる斬撃の激流が、二つ重なって増幅し合う】
【お互いを妨害せず、流れを合わせて共鳴し、拡大していき…巨大な激流が幸福を覆い流した】
- 132『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/30(金) 00:46:04
- 133少女天使「罪滅ぼし」22/09/30(金) 00:47:39
- 134魔刀剣士/神剣22/09/30(金) 00:48:25
終わりました、お待たせしました…途中から焦って仕上げたから長いだけでなんも中身がない…
- 135〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/30(金) 00:48:44
- 136鋼鉄人22/09/30(金) 00:50:07
【夢の世界で転じた姿が崩れるように解き消え、残るは剣と──傍に寄り添う人工精霊だ】
【小さな少女を、手のひらサイズにデフォルメした姿の精霊は、崩れて行く】
【この精霊の姿の基となったのは……ある少女だ。他の世界で青年が世話になった、農場の幼子】
【異形は殺処分を受ける世界で、勇気をもって青年を庇い、助けてくれた子供】
【彼に今一度立ち上がる勇気を分けてくれた、優しい少女である】
【強さとは、力ではない】
【心の在り方なのだ】
「……また、助けられてしまったな」 - 137白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/30(金) 00:50:09
「……………。」
【目を閉じ、深く息を吸い、剣を杖突いたままゆっくり近くの切り株へ腰を下ろす。】
【その様子は黙祷にも似て、あるいは怒りに耐えているようにも見えた。】
『けれどみんなを幸せにすることが私の幸せ』
【いつまでも、その言葉の透き通った重さだけが胸に染みついて取れなかったのだ。】
【懐から光が空へ昇っていく。一角獣。】
【光が消えた後、光なく土に転がる種子をじっと見つめた。】 - 138〈斬糸〉◆7Bdf1D7E5.22/09/30(金) 00:51:17
- 139重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.22/09/30(金) 00:51:53
「ありがとう…私の友人に似た蛇の精霊さん…貴方の気付けが無ければ今でも私は眠りこけていましたね…何れまた…貴方と会えるといいのですが…」
【蛇の形を取った精霊は重鎧に優しく甘噛みをした後ぺこりと頭を垂れそのままサラサラと光の粒子になって消えていった】
- 140女竜騎士22/09/30(金) 00:52:47
「やっと終わったかあ…」
【鋼の竜に跳ね飛ばされて全身の骨が軋み、刺し傷と噛み砕かれた左足から鋭い痛みに苛まれ、もう体をおこすことも億劫にイデアの上でぐったりしている。】
【その顔の前に小さな竜騎士の姿の人口精霊が飛んできて、ひょいと挨拶をするように手を挙げた】
「…ん、どうもありがとう、先輩」
【本人ではないけれどそう作ったし、きっと先輩ならそうすると、同様に助けてくれたから、敬意を込めて別れを告げて】
『泣かないだけいい面になったじゃない』
「…!?」
【崩れながら、そこにいないはずの人の声で人工精霊は答えた】
【あとには啞然とした表情で、何もいなくなった空間を見つめる竜騎士が残された】
人工精霊に本人ちょっと入ってたという微妙な原作リスペクト - 141報恩の両手剣使い22/09/30(金) 00:53:47
「……………」
【青年は消えゆく《幸福》と人工妖精をただ静かに見送っていた】
【役目を終えたと言わんばかりに消えてゆく、自分に似た人工妖精を黙って見つめていた】 - 142『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/30(金) 00:54:01
【かけるべき言葉は既にかけた。故に、何を言うでもなくただまっすぐに、消えていく『幸福』を見つめていた】
- 143〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/30(金) 00:55:22
※コイツの強いと思う姿、頼れると思う姿はどう考えても不滅さんやゴゼンさんや春風さんといったギルドの仲間の姿になるので迂闊に描写できなかったのだ……!
- 144『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 00:56:02
- 145ごちゃ混ぜキマイラ22/09/30(金) 00:56:05
- 146白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/30(金) 00:57:06
- 147報恩の両手剣使い22/09/30(金) 00:57:55
お疲れ様でした
おかしい…
報恩はこんなにしっとりした奴じゃない…人前ではもっとカラッとした奴の筈…
普段カラッと元気な奴が偶に見せる湿度の高い所って良いよね - 148詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/09/30(金) 00:57:59
- 149『背後霊』◆7Bdf1D7E5.22/09/30(金) 00:58:09
- 150鋼鉄人22/09/30(金) 00:58:19
お疲れ様でしたー!
- 151詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/09/30(金) 00:58:49
お疲れ様でした
楽しませて頂きました - 152重鎧剛蛇◆IRjp04k5N.22/09/30(金) 00:59:20
- 153〈ツッコミ担当〉森導師◆4RtBX/LaMY22/09/30(金) 00:59:37
- 154二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 01:00:15
このレスは削除されています
- 155少女天使「罪滅ぼし」22/09/30(金) 01:00:49
- 156弓兵人形22/09/30(金) 01:00:51
お疲れ様でした、何も見てないいいね?
- 157女竜騎士22/09/30(金) 01:01:15
「ありがとう…こんな状態で礼もできなくてごめんね」
【ぐったりとイデアの上に伏せたまま、転移門をくぐっていった】
お疲れ様でした
大体車に撥ねられて通り魔に刺されたうえで猛獣に噛まれた位の負傷です - 158〈薄明〉◆JawX2fps5g22/09/30(金) 01:02:02
- 159〈ツッコミ担当〉森導師◆4RtBX/LaMY22/09/30(金) 01:02:13
ワタシナニモミテナイアルヨ
エピローグや描写加筆などはご自由にどうぞ - 160ごちゃ混ぜキマイラ22/09/30(金) 01:02:18
「……ワタシ、ハ……トンデ……カエルヨ」
【少女がそう言って、竜が空を舞う。
元々天空に住み着いているから、わざわざギルドに帰る必要もない……というのもあるが、今は飛びたい気分だった。
今まで向けられていた好意に気がついて、少女自身も、自分の身体が嫌いではなくなっていたから】
お疲れ様でしたー!
楽しかったです! お陰でうちの子の臆病な性格がちょっと治りました!
中の人は……わかんないッピ…
- 161魔刀剣士/神剣22/09/30(金) 01:02:53
- 162二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 01:04:25
OKですぞー、ただ人工妖精はパワー自体はそんなに強くないですが
- 163『幸福』GM◆R.SEkGfNE222/09/30(金) 01:05:46
怪奇消えるコテ
- 164『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/30(金) 01:09:42
>>132 転変少女はこれで終わりです
転変少女「…………」
【これは私の夢で私だけの世界でこれは私だけのものだ、そんなものを勝手に覗き見しあまつさえ私に向けた、そう自覚したその瞬間この体では収まらないほどの怒りが全身を駆け巡り迸った】
【そして私■■は決意をした、己の終わった世界をもう一度終わらせる決意を、人という枠にしがみついてた自分を『私』という『ばけもの』に目覚める決意を、私が初めて見た『お師匠様』の怒りを受け継ぐ覚悟を決めた】
■■「お師匠様」【夢のお師匠様に話しかける】
冒涜「ん?」
転変少女「変魂魔法×支配領域纏装×邪神降ろし!」
【その瞬間彼女の《幸福》な世界は終わった、彼女が《人》であることを止めた、ただ己のままに破壊と怒りと暴虐を振り撒く『ばけもの』に成る覚悟を決めた】
【決意を決め目覚めると今まで見えなかったものが見えた、『幸福』を見た、そしておもいっきり殴り付けた】
遅くなりました、冒涜・転変少女が先に進む為に描写が遅くなったことをここにお詫びします
- 165白騎士◆YJC.vXGK8Q22/09/30(金) 01:11:29
【種へ浮かぶ無数の感情。憤怒。憐憫。嫉妬。共感。嫌悪。敬意。】
【中々、飲み込めない。】
【大きく息を吸い、吐き出す。】
(もし「私は幸せだった」と答えてくれたなら、どれほど気が楽だったろう。)
【言葉は無く、それ以上の意味も無く。】
【青いマントを翻し、白騎士の姿は転移門>>144へ消えた。】
- 166二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 01:12:45
龍さんな薄明さん……?
……おのれ幽霊アパートの方しか知らないから金の瞳の魔術師がわからない! - 167少女天使「罪滅ぼし」22/09/30(金) 01:13:23
余談……皆様の夢を拝見させていただきました、へへ……
十人十色各々幸福のあり方と抗い方が見えて皆いいね……皆いい……
熱剣士さんと薄明さんの現実の人物達への尊敬が見える怒りの目覚め方が熱い……
白騎士さんの己の信念故に目覚めるのもクールでかっこいい……
ごちゃ混ぜさんのは……いかん雨が降ってきたな……いや雨だよ……本当に涙腺に来ちゃった……
コルネリアスさん含め他の人ももちろん良かった……皆文が上手いね……
☆エピローグのような何か
「聖女様……僕の力の源になった聖女様ってどんな人なんだろ?
レウネシアで聖女に詳しい人とかいるかな〜……本……本……レウネシアの方が詳しいだろうけどな〜……報酬のお金入ったし取り寄せサービスとか……いやでも名前もわかんないし……」
【ギルドに帰ってうんうんと悩む天使、どうにも自分の力の正体が知りたい。とはいえど殲魔には戻りたくない。】
「うーん、明日にでも考えようかな……」
「…………そういえばあの幸福さんの後に残った種なんだったんだろ?誰か回収したのかな。」
【ふと思い出したが、眠りにつけば直ぐに忘れるだろう】 - 168魔刀剣士/神剣22/09/30(金) 01:20:59
※あ。ありがとうございます…あ、生き刀枠なのでもしかしたら強化ルートに乗るかもです
【妖精がにっこりと微笑み、だんだんと消えていく】
「え、あ…この子消えるの!? いや、ちょっと待って…!」
【つい手を出して妖精を掴むと、驚いた顔をしつつ妖精は刀に変身する】
「…いいのかな、…いや、悩む前に…え、えいっ!」
【力を籠めると光になって消えようとする刀が、再び光から再構成され…刀からまた妖精の姿に変身する】
【刀が妖精に戻ると、ぱっと手を抜け出して魔刀剣士に飛び着いた】
「あははっ、くすぐった……あ。えーっと、じゃあ…この子…引き取ります!」
「ああ、お疲れ様! こちらこそ、ありがとうね!」【妖精を肩に乗せて転移門をくぐった】
『ああ…帰ろうか。私達のギルドに』
※それではお疲れ様です、ありがとうございました!
- 169二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 01:21:39
伝説の魔術師ゴールデンアイズだったかな
- 170『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/30(金) 01:31:00
- 171『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/09/30(金) 18:07:37
(今になって気付きました、人工精霊じゃなくて妖精でしたね、普通に間違えてやってました)