- 1二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:22:48
人工知能搭載人型ロボット……通称・ヒューマギアが起こしたデイブレイクの惨劇から12年。人類は、暴走したヒューマギアへの反抗を開始した。
旗印となるライダーシステムの第一号に選ばれたのは、ヒューマギアを創り出した飛電一族の末裔・飛電或人だった。
或人はその身を挺して人類の進む道を切り拓き、1年の歳月を掛けながらも周りの人々に認められ、とある女性との間に子供をもうけるまでになる。
だが、その幸福は長くは続かなかった。
人類を護る仲間であるバルカンとバルキリーを喪い、自身に希望を託す謎のヒューマギア・イズを自らの手で殺し、そして或人は人の身体を捨てる。
全ては、愛する者のいる世界を守り抜くために。
最終作戦・ラグナロクによって諸悪の根源たるウィルを討ち、或人は人類の意志によりデイブレイクを引き起こす。
自身の生命を投げ捨て、消え行く意識の中或人は英雄的に全てを救い出した……。
筈だった。
仮面ライダーゼロワンOther この先もずっと、笑っていたいね|あにまん掲示板人工知能搭載人型ロボット……通称・ヒューマギアが起こしたデイブレイクの惨劇から12年。人類は、暴走したヒューマギアへの反抗を開始した。旗印となるライダーシステムの第一号に選ばれたのは、ヒューマギアを創…bbs.animanch.com(前スレ)
https://thewonder.it/fes/207/53948
(スレ画引用元)
- 2二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:24:25
おつです
- 3二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:43:33
保守
- 4二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:47:45
保守
- 5二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:50:56
10までか 書き込み
どうなるのこの世界 - 6二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 00:12:22
このまま保守
- 7二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 00:22:05
ほしゅほしゅ
- 8二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 01:45:33
ワクワク
- 9二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 04:08:15
保守する
- 10二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 04:14:42
楽しみ
- 11二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 05:05:01
待ってる
- 12二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 13:30:39
いつまででもお待ちしておりますの保守
- 13二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 18:49:48
夜保守
子供ってどうなるんだろうな… - 14二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 23:57:38
保守
- 15二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 00:37:18
アバドンたちがヒューマノイズと戦ってくれているその時、私たちは彼らに逃されて第4基地へと走っていた。
息子を始めとした子供たちはポッドで先に転送されているはずだが、気が気でない。
何故なんだ?やっとヒューマギアの脅威が去ったはずなのに、私たちは敵から逃げて、死にたくないと願って……。
私たちが一体何をしたって言うんだ?
ただ、生きていただけのはずなのに。ただ、日々を過ごしていたはずなのに。
14年前までの日常が崩れてから、ずっと、こんな……。
「もう嫌だ……」
或人に会いたい。
或人が死んだのが、今でも辛い。
こんな時に或人がいてくれたら、心強かったのに。
或人なら、みんなを守ってくれるのに。
……いや、そんな話じゃない。ただ、私は……或人がいれば、それだけで。
ただ、或人のことを想っているんだ。
その願いが、どうか届いたら。
「……え?」
それ以上に嬉しいことはない。
「或人……?」 - 16二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 12:08:54
保守
- 17二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 16:46:00
どうなるよ
- 18二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:13:57
クライマックスに向かってる感じがして恐ろしくも怖い
どうかみんなが幸せな結末を迎えられますように - 19二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:36:50
その考えが頭によぎった直後、私たちの前に現れたのは或人だった。
「或人……なの……?」
これは、夢か。それとも現実か。
死んだと思っていた或人が生きていた?
それとも、生きていた或人を死んでいたと思っていたのだろうか。
事実がどちらか、今はどうでもいい。
確かに今、或人がいるのだ。
「或人っ……!」
ただ、その事実に震えた声が出た時。
【……お前か】
「……えっ?」
【変身】
《シンギュライズ》
《破壊、破滅、絶望、滅亡せよ……》
或人は白骨のような悍ましい鎧を着たライダーに“変”わった。
「お前は……!?」
【お前さえ消せば、この男の心を支配できる】 - 20二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 00:04:22
俺…!?
- 21二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 10:51:02
保守
- 22二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:03:58
シンギュライズって何だろと思ってたらそれか……!こんな形で……
- 23二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 23:40:31
「その眼……!?」
あの、紅く悍ましい眼。
見つめられた瞬間、わかった。こいつは私たちの憎むべき敵。
最悪の敵が、私の愛する者を汚しているんだ。
その考えに至った時、私は叫んだ。
「お前……或人の身体を返せッ!!」
【返せだと?先にこの者が私の器を壊したのだ。私は新たな器を得ただけの話だ】
「黙れッ!!」
ショットライザーを取り出し、避難中の私たちは或人の身体を乗っ取った悪魔に銃口を向ける。
しかし、その引き金を引く前に、翳された悪魔の手から放たれた波動が私以外のレジスタンスの意識を奪った。
「え……」
【無駄なことはやめろ】
そいつは、或人と同じ声に悍ましい声を重ねてそう言った。
【お前を殺す】 - 24二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 10:13:15
保守
- 25二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 22:05:36
待ち保守
- 26二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 23:01:38
次の瞬間、そいつは私の首を掴み上げ、万力の如き力で締め上げた。
「がはっ……!?」
【さあ、飛電或人よ……希望を捨てろ。絶望に身を委ねろ。全てをこのアークの意志のままに】
鋭い爪を立てて首を絞めるそいつは、表情は見えないけれど間違いなく邪悪な意志に取り憑かれているのだと確信できる。
こいつは……或人をこんな風に辱めているこいつは、許してはおかない。
「がっ……かっ……」
だが、抵抗は出来ない。力の無い私は死を待つしかない。
そう思った次の瞬間、そいつは突然苦しみ出した。
【うっ……うっ!?】
「かはっ……」
【ううう……ああっ!!】
「なんだ……?」
頭を……いや、左眼を押さえながらそいつは絶叫し、私を離して苦悶の声を上げる。
【あがあああがああああッ!!】 - 27二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 07:27:05
アーク様の声の表現が【】なのすごく好き
しかしこれはどうなってしまうんだ…… - 28二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 15:17:34
お、俺の声わかるのか社長……!
- 29二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 16:33:15
語り部は女子定期
- 30二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 22:00:54
保守
- 31二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 22:59:57
本日は体力が持たないのでお休み保守
申し訳ありません……私の仕事は、ssを書くことですのに…… - 32二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:52:39
- 33二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:07:42
保守
- 34二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:17:13
保守、どうか無理はしないでくださいね
- 35二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 15:11:53
保守
- 36二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 22:29:39
保守
- 37二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 23:08:31
(やめろ……アーク……!!)
【飛電或人……未だに抵抗を続けるか】
「或人……なのか?戦っているのか!?」
目の前で狂ったように暴れ回るそいつに、私は何故か或人の気配を感じた。
或人が、自分の意思でこうしているのだと確信した私は、身体を震わせる或人の身体を抑え込んで叫ぶ。
「或人!聞こえるなら返事をしろ!そんなやつに負けるな!」
【邪魔をするな……!】
(○○……今、戻るから……な!!)
変身した形態の禍々しい紅い眼から火花が噴き出し、その熱が髪を燃やしながらも私は叫び続ける。
「お前だけは……負けちゃダメなんだよ!!」
【失せろと言っている……!!】 - 38二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:17:38
保守
- 39二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 21:11:22
捕手
- 40二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 23:55:27
しがみつく私を振り解こうとするが、変身した或人は力が入らないようで動きがぎこちない。
中で或人が抵抗しているなら、私はそれを信じるしかない。
「或人……!或人っ!」
【貴様……】
気付けば、紅い眼がチカチカと点滅していた。
(アーク……終わりにしてくれ……!)
【器が意思を持つな……!】
アークがそう言った直後、更なる痙攣で身体が硬直する。
【なんだ……】
(私を殺そうとしましたね?アーク)
【天津垓か……!】
(報いを受けなさい、この私の手で!)
【自分の思考をコンピュータ化しているのか……!!】