【閲覧注意・現パロSS】這い寄る

  • 1◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:44:44

    ※キャラ崩壊・CP要素注意


    「まただ……」

     いつもの朝。
     学校に行こうと玄関で靴を履いていたルフィは、ドアポストから投げ込まれたのだろう床に落ちた封筒に気付いて、心底嫌そうに呟いた。

     本当に嫌だが見つけてしまったものは仕方がない。
     放置しておくのも不気味だし、もしかしたら全然関係ない普通の手紙である可能性もある。
     ルフィは覚悟を決めて封筒に近づき、拾い上げた。

     ピンク色の封筒の裏面を見る。
     開け口はハート型のシールでぴったり留められ、差出人には『あなたの妻より』と書かれていた。
     ルフィは忌々しげに表情をしかめる。
     そうして、渋々といった様子で封を開けて中を確認する。そこにはルフィの予想通り、数枚の便箋と一枚の厚紙のようなものが封入されていた。
     まずは便箋を取り出し、開いてみる。

  • 2二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:45:12

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  • 3二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:45:48

    🍲、、、?

  • 4◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:45:57

    『大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き』

  • 5◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:46:19

     便箋に書き綴られていた文言も、また予想通りの内容だった。
     ルフィは能面のような無表情で次の便箋を捲る。
     それにもやはり同じように『愛してる』『結婚して』といった言葉の羅列が続き、最後の便箋には口にするのも憚られるような卑猥な言葉が連続していた。

    「気持ち悪りぃ」

     ルフィは吐き捨てるように呟く。
     その横顔は平時の彼からは考えられないほど、侮蔑と嫌悪の相に彩られていた。

  • 6二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:46:41

    …あいつだな。なんとなく俺には分かる

  • 7◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:46:50

     この奇妙な手紙が送られてくるようになったのは、今から一月ほど前の話だ。
     ある日の朝、今日と同じように学校に行こうとすると、この手紙と似たような内容のものが投げ込まれているのを見つけたのである。
     以来ほぼ毎日のように、朝になるとこうして手紙が届くようになっていた。

     尤も、それだけならまだ良かった。
     いや良くはないが、ただ単に気味が悪いだけで特に実害はないので、放置することもできた。
     しかしつい一週間ほど前から、ますますエスカレートするようになっていったのである。

  • 8二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:46:50

    ヒェ

  • 9◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:47:15

    「………………」

     便箋を粗方読み終えたルフィは、次に封筒の中に未だ残っている厚紙のようなものを取り出した。
     それは写真だった。
     しかもただの写真ではない。ルフィ自身の寝顔を撮影されたものである。それも、夜に自室のベッドで眠りについている時の。

    『可愛い寝顔。食べちゃいたい』

     写真にはそんなコメントが添えられていた。
     そのあまりのおぞましさに、ルフィは反射的に自身の写る写真を破り捨てた。それから、便箋や封筒さえもめちゃくちゃに。

  • 10二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:47:40

    エース、手紙を焼いてやれ

  • 11◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:47:50

     そう。
     一週間ほど前から、こいつはルフィの自宅にこうやって明確に侵入してくるようになったのだ。

     このように寝顔を撮影されるなど序の口で、酷いものでは失くなったと思っていたシャツが綺麗に折り畳まれてビニール袋に入れられ、『匂いが薄くなったのでお返しします。ごちそうさま』という文章と共に送り返されて来たこともある。
     さすがにそのシャツをもう一度着るつもりにはなれず、ズタズタに切り刻んだ上で捨てたが、自分のテリトリー内に無断で侵入されていたという事実がこの上なく不快で、恐ろしかった。

  • 12二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:48:03

    誰だ…!
    候補が多すぎる…!

  • 13◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:48:19

     警察に行こうかと何度も考えた。
     けれどそんなことをすれば親しい友人たちや、今は別に暮らしてる祖父や兄たちにいらない心配をかけてしまうかもしれない。
     そう思うとなかなか動き出すことに踏ん切りがつけられなかった。
     こんな奴のためにみんなに心配はかけたくない。

     それならいっそ自分で捕まえてやればいいのではと思い、夜通し起きて待ち構えたこともあった。
     しかしそういう時に限って何故かこいつは現れず、気付いた時には朝になっていた。
     まるでこちらの動きを全て把握して、嘲笑っているかのように。

     床に散乱した破り捨てられた紙の束を、ルフィは無言で見下ろす。
     本当なら片付けるべきなのだが、学校に行く時間が迫っているし、何よりこんなもののために朝から労力を費やしたくない。



     結局ルフィはそれらを放置したまま家を出た。
     痛いくらいに眩しい朝日が、頭上から降り注いでいた。
     今日も一日が始まる。

  • 14◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:48:43

    「おっはよー、ルフィ!」

     そうして通学路をぼんやり歩いていると、後ろから声をかけられた。
     ルフィが振り返ると、見慣れた紅白の髪がまず目に飛び込んでくる。
     ルフィと同じ学校の制服に身を包んだ少女が、ひらひらと手を振ってそこに立っていた。

    「ウタ」

     ルフィは気だるげに少女の名を呼ぶ。
     生まれてからほとんどの期間を一緒に過ごした年上の幼なじみは、そんなルフィの様子に首を捻りながら言った。

    「どうしたのルフィ、全然元気ないじゃん。何かあった?」

    「…………………………」

    「……もしかして、また?」

     一転して深刻な顔つきになって、ウタはそうルフィに尋ねる。

  • 15◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:49:18

     彼女の言う『また』というのは、言わずもがな例の手紙のことを指し示している。
     あの一件については誰にも話していないルフィではあるが、唯一ウタにだけはそのことを詳らかに打ち明けていた。
     というより、本来はウタに対しても隠し通すつもりだったのだが、様子のおかしさを彼女に見破られて半ば強引に口を割らされてしまったのだ。

    「今度は一体何をされたの?」

    「いつもみてえな手紙と……あとは写真が入った封筒がドアポストに入れられてた」

    「写真って、この前言ってたみたいなやつ?」

     ルフィは無言で頷く。
     するとウタは、憤懣やる方ない様子でルフィに詰め寄った。

    「ねえルフィ、やっぱりしばらくウチに泊まりなよ! 警察に頼ってみんなに心配かけたくないって、あんたの気持ちは分かったからさ! でもせめて今の家からは逃げた方がいい! 家の中にまで入ってくる奴とか絶対普通じゃないし、寝てる間に何されるか分かったもんじゃないよ! 私が守ってあげるから……」

     ルフィの両肩を掴み、縋りつくようにウタは叫ぶ。
     真剣な瞳はこちらを心から案じてくれていることが分かって、不謹慎ながらルフィは嬉しくなった。
     子供の頃からずっと一緒に育った姉のような存在である彼女が、自分のために怒ってくれていることが嬉しい。
     味方がいてくれるのがこんなにも心強いものなのかと、安心した気持ちになる。

  • 16二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:49:53

    あっ…(察し)

  • 17◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:50:01

    「大丈夫だ、ウタ。心配してくれてありがとな」

     と、ルフィはいつも通りの快活な笑みを浮かべつつ言った。

    「じゃあ……」

    「でも悪い、やっぱお前の家に厄介になるわけにはいかねえよ。ウタの言う通りこいつは絶対にやべー奴だ。そんな奴がもし、おれがウタの家に泊まってるなんて知ったら、お前まで標的にしようとするかもしれねえ。それだけは絶対にダメだ」

     ルフィはきっぱりと、ウタの申し出を断る。
     この優しい姉代わりの幼なじみを、自分のせいで危険に晒すわけにはいかない。
     この一連の嫌がらせの黒幕とは、自分の手で決着をつけるべきだと、決意を新たにする。

  • 18二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:50:18

    >>12

    ルフィ関連のヤンデレだともうあの人しか思い浮かばないんすがね…

  • 19◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:50:36

    「こいつはおれだけでどうにかする。ウタはそれを、黙って見守っててくれ」

    「あ、危ないよ! それでもし万が一何かあったらどうするつもり!?」

    「大丈夫だ、おれが強いの知ってんだろ?」

    「でも……」

    「ウタ」

     ヒートアップするウタを、ルフィは止める。
     その双眸に力強い力を宿して、

    「おれを信じてくれ。お前が思ってるようなことには絶対ならねえからよ」

    「ルフィ……」

    「それによ、一個いいこと思いついたんだ。上手くすりゃあの気持ち悪りい手紙の奴をぶっ飛ばせるかもしれねえ」

     自身の両拳を軽く突き合わせながら、そんなことを言って意気込むルフィ。
     ウタは頭に疑問符を浮かべた。

  • 20◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:51:08

    「いいことって?」

    「秘密だ! 上手く行ったら教えるぞ!」

     ニシシ、とようやくいつもの調子に戻ったルフィが、悪戯っぽく笑う。
     ウタはそれを呆れた様子で見ていたが、やがて諦めたように深々と溜め息を吐いた。

    「分かった、じゃあ私はもう何も言わない。━━でもこれだけは約束して。危ないと思ったらすぐに私の家に逃げてくること。あんたを迎える用意はできてるから、遠慮しなくていいんだからね」

    「おう、分かった。……なあウタ」

    「何?」

    「ありがとな! ウタが友達でいてくれて、本当に良かった! 姉ちゃんみてえですっげえ安心する!」

  • 21◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:51:28

     ルフィは本心からそう言った。
     きっと彼女がこうして味方で居てくれていなければ、自分はもっと追い詰められていたことだろう。
     それを思うとウタには感謝してもし切れない。彼女が姉代わりで本当に良かったと、心から思う。だが、

    「…………」

     ウタはそんなルフィの言葉に、どこか沈痛じみた表情を浮かべていた。

    「ウタ? どうしたんだ?」

     何やら様子のおかしいウタの顔を覗き込むルフィ。
     ウタは気を取り直して頭を振った。

    「ううん、何でもない。それより、くれぐれも無茶だけはしないようにね」

    「分かってる」

     ウタの忠告に、ルフィは深く頷いた。
     秋晴れの空はどこまでも、真っ青に続いている。

  • 22二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:52:11

    怖い(ブルック並のホラー耐性)

  • 23◆Qsr4poZWXw22/10/13(木) 22:52:39
  • 24二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:53:21

    貴方さまか!

  • 25二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:54:23

    >>23

    もしかして…モブ子か!?

  • 26二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:54:50

    お前かぁッ!!


    お前カァッ!!!

  • 27二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:58:53

    ほす

  • 28二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:59:37

    ウタVSモブ子なのかそれともストレートにウタが犯人なのか……

  • 29二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 23:24:55

    モブくん…お前まさか男に…

  • 30二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 23:26:32

    >>29

    あのSSで改心(≠救済)したから彼ではなさそうだけどなぁ

  • 31二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 23:26:49

    未だモブくんの呪いが色濃く残ってるの笑っちゃうんだよね

  • 32二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 00:10:21

    ストーカーの正体は……ウタなんだろ!?

  • 33二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 00:18:53

    あ、これまずいやつだ

  • 34二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 07:13:03

    保守

  • 35二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 07:25:23

    いや、まだミスリードの可能性も…
    ないか。

  • 36二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 07:32:10

    楽しみ

  • 37二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 08:00:02

    迎える用意(意味深)にしか思えないのは毒されているからか、果たして……

  • 38二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 08:02:35

    何かあった時に逃げてくるの、単純にどうしてもウタの方が後に帰ってくることになって不自然だから多分違うんじゃ無いかな…

  • 39二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 09:00:33

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 09:04:16

    いいや、ウタのことだからルフィに黙ってエースやサボに相談しようと決意を固めたんだ間違いない(名推理

  • 41二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 14:49:27

    保守

  • 42◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:03:31

    こんばんはスレ主です
    それでは早速続きを投稿していきたいと思います
    (かなりバレバレな気がする)ルフィくんの粘着ストーカーの正体は誰なのかお楽しみください

  • 43◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:04:06

    「おう、終わったぜルフィ! カメラの取り付け完了だ!」

     放課後。
     ルフィの自室に招かれた級友のフランキーが、一仕事終えた様子の満足げな笑みを浮かべてサムズアップした。

    「サンキュー、フランキー! 今度何か奢るぞ!」

     ルフィもそれに対して親指を立てて返しつつ、朗らかに笑ってみせる。
     友人のさすがの仕事の速さには、毎度のことながら舌を巻く思いだ。

    「いいってことよ水臭え、おれとお前の仲だろうが。━━しかしルフィ、一つ聞いていいか?」

    「ん?」

    「何だっておめえ、自分の部屋に監視カメラなんて付けようと思ったんだ? しかもこんな隠すようによ」

     フランキーは純粋に不思議そうに問うた。
     彼がルフィの部屋に招かれた訳、それはズバリ監視カメラの取り付けのためだった。
     そしてその理由はもちろん、例の正体不明のストーカー対策である。
     今のこの薄気味悪い状況はとにかく、こちらを付け狙う何者かの姿が見えないことにある。
     逆に言えば姿さえ掴むことができれば、こちらから打って出ることも可能ではないかとルフィは考えたのだ。

  • 44◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:04:29

    「あ、ああー……それはほら、あれだよ」

     だがそれをバカ正直に言うわけにもいかず。
     ルフィは足りない頭を振り絞ってどうにか言い訳を繰り出した。

    「この前見た心霊番組でな、寝てる間に心霊現象が起きるかどうか検証! みたいなことやってたんだよ。おれもそれ見てたらやってみたくなってよ。そんで、もしユーレイが出てきたら捕まえてやるんだ!」

    「そんならわざわざ隠さなくても普通に付けりゃいいんじゃねえのか?」

    「アホだなーフランキー。それでユーレイに撮ってるのバレたら出てこなくなるだろ。だからこうした方がいいんだよ」

    「そういうもんか?」

    「そういうもんだ!」

  • 45◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:04:50

     訝しむフランキーに、ルフィは内心で心臓をドキドキさせながら出任せをのたまう。
     嘘が下手な彼の割には、それなりに上手い演技だったと言えるだろう。
     その証拠に、フランキーもまだ少しだけ怪しむ素振りを見せていたが、やがて緊張を解いた。

    「ま、いいか。それよりこっち来い、おれ様が今からこのスーパーなカメラの操作方法を教えてやっからよ!」

    「おう、頼む!」

     どうにか誤魔化せたことに密かに安堵の息を漏らしつつ、ルフィはフランキーからカメラの説明を聞く。
     基本操作を理解するまでに数時間を要してしまい、心なしかリーゼントがしなしなになったフランキーを見送った頃にはもうすっかり夜になっていた。

    「見てろよ」

     ルフィは姿の見えない敵に向かって、意気込むように呟いた。
     何としても近日中に決着をつける。
     そんな気持ちを胸に抱いて。

  • 46◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:05:23

     翌日。
     ルフィは撮れているだろう映像を確認すべく、気合いを入れて機材の前に座り込んでいた。
     既に夜はとっぷりと更けている。
     久しぶりにいつもの仲間たちとたっぷり遊んで英気を養い、つい先ほど帰宅したばかりだ。

    「よし、見るか」

     ルフィは覚悟を決めて、録画映像を再生する。
     まずは昨日の夜中から。モニターに自分が寝入った後の部屋の様子が映し出される。
     さすがにそのままだと見終わるのに時間が掛かり過ぎるので、早回しで映像を送る。

    「……んー? 何も起こらねえな」

     しかし、どこまで進めても映像は何も変わることなく、やがて朝が来て自分が目を覚ますところまで進んでしまった。
     その結果にルフィは拍子抜け半分、安堵半分といった複雑な表情を浮かべる。
     侵入者の顔を拝めなかったのは腹立たしいが、寝てる間に忍び込まれてるのを目の当たりにせずに済んだことに少しほっとしているのだ。

  • 47◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:05:43

    「いや、安心すんのはまだ早えぇ。どんどん見ていかねえとな」

     夜のうちに現れなかったからといって、油断することはできない。昼間に家を空けていた間に侵入していた可能性も十分考えられる。
     ルフィは更に映像の送りを早くした。
     画面の中の自分が学校に行き、無人となった部屋の静かな光景が続く。
     代わり映えのしない風景が延々と繰り返され、ルフィは飽きたように欠伸をひとつした。

    「今日は来なかったのか?」

     モニター内の時刻は既に夕方になっている。
     ルフィはそこで早回しを止めて、通常の速度に切り替えた。
     張り詰めていた緊張が弛緩し、何だか一気に力が抜けた気分だ。
     今のモニターにも何も変わったところのない部屋の様子が映し出されている。

    「なんつーか、拍子抜けって感じだなー」

     肩透かしを食らった気持ちで、ルフィは映像を止めようと手を伸ばす。
     しかし切ろうとした瞬間。

  • 48◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:06:06

     モニターの中のドアノブが。
     レバーハンドル型のそれが、ゆっくりと降りていくのが見えた。

    「!!」

     ルフィは慌てて手を止めて、再び画面に集中した。
     画面の中の時間はまだ夕方であり、自分が帰宅した時刻とは明らかに食い違っている。
     つまりこのドアノブの動きは自分以外の誰かが行ったもの。一連の嫌がらせの犯人によるものの可能性が極めて高い。

     ドアノブが完全に落ちる。
     蝶番が軋む音を立てながら、扉が徐々に開かれていく。

     ルフィは固唾を飲んでそれを見据えた。
     心臓の脈動が早まるのを感じながらも、決して画面から目を逸らそうとはしない。
     一体どんな奴が犯人なのか、是が非でも拝んでやるという強い瞳だった。
     そうして扉が完全に開かれ、ついに侵入者の正体が露になり、

  • 49◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:07:25

    「…………………………………………………え」

     唖然と、口を開けた。
     だって。
     開いたドアの向こうから姿を現したのは。

    『お邪魔しまーす♪』

     見知った紅白のツートンカラーを結い上げた髪の毛。
     耳に付けた特徴的な形状のヘッドホン。
     自分と同じ学校の制服。
     何より見間違えるはずのないその姿と、聞き違えるはずのない声。

    「ウタ……?」

     二歳年上の、姉のような存在のはずの幼なじみが、モニターに映し出されていた。

  • 50◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:07:48

     訳が分からない。
     ルフィの胸中はただひたすらに、そんな感情に支配されていた。
     どうしてウタが自分の部屋に上がり込んでいる?
     そもそも一体どうやって入った?
     確かに鍵は掛けていたはずなのに……

     ドクン、ドクン、ドクン。
     心臓が脈打つ音がいやに近くに聴こえる。
     まさか、そんな。どうか間違いであってほしい。
     縋る思いで画面を見る。
     呼吸がやけに荒くなり、カラカラに乾いた喉に唾液を嚥下する。
     そうこうしている間にもモニター内のウタは、ルフィのそんな祈る気持ちを踏み躙るように、動き始めた。

  • 51◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:08:08

    『ああ~、ルフィの匂いぃ。溜まんない。しゅきぃ……』

     ウタはルフィのベッドに倒れ込むと、無我夢中といった様子で匂いを嗅ぎ始めた。
     はぁはぁと呼吸を乱しながら、身悶えするように身体をくねらせている。

    『ルフィ……ルフィ……』

     聞いたこともない粘着質な声で、ウタが自分の名前を呼んでいる。
     しかしルフィは何も言えないまま、呆然と画面を眺めていた。
     そうこうしている間に、向こう側のウタの行為は更に過激化の一途を辿る。

    『はぁ、ふぅ……んむっ……ちゅうぅ……ッ!』

     水っぽい音と籠った声。
     それを耳にして、ルフィは気付いてしまった。
     カメラ位置の関係上はっきりとは見えないが、それでも分かってしまったのだ。

     舐めている。
     ルフィが毎晩使っている枕に舌を這わせ、吸い付くようにしてしゃぶっている。
     それだけに留まらず、ウタの両手は自身の胸元と下腹部にそれぞれ伸びていき……

  • 52◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:08:27

    「うっぷ……!」

     ルフィは堪らず、視線を外した。
     同時に猛烈な吐き気が込み上げてくる。目と耳に飛び込んできた情報があまりにもおぞましくて、直視することができない。
     画面を垂れ流しにしたまま部屋を出て、トイレへと赴く。
     背後からウタの甘い嬌声が追いかけてくるが、必死に無視して振り払いながら。

    「げほっ、げほっ……何なんだよ、あれ……!」

     便器の中に胃の中のものを吐き出し終えると、ルフィは咳込みながら呟いた。
     理解できない。理解したくない。
     物心付いた頃から、ずっと一緒にいた姉のような存在であるウタが。
     精神的に病みそうになっていた自分を、親身になって支えてくれた幼なじみが、まさかあんなことをしていたなんて。
     信じたくない気持ちでいっぱいだった。

    「何でウタがあんな……嘘だ、あんなの嘘だ……!!」

     ルフィは必死に、先ほどの光景を嘘だと思い込もうとした。
     しかし脳裏にこびりついた映像は決して振り払うことはできず、否応なしに現実だということを思い知らされてしまう。

  • 53◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:08:52

     ウタが、犯人?
     おれにあんな嫌がらせをしてきたのが、全部ウタだった?
     もしそうだとするなら、一体何の目的があって?

    「と、とりあえず続きを……」

     ある程度落ち着きを取り戻したルフィは、覚悟を決めて部屋に戻り、映像の再確認をすることにした。
     モニターに映し出された情景の中では、ベッドから起き上がった着衣の乱れたウタが、今度は部屋の中をあちこち物色して回っていた。
     ゴミ箱をひっくり返して丸めたティッシュを回収し、箪笥からはルフィの下着を取り出して鞄の中に入れている。
     更にその口許には、ルフィが家で勉強する時などに使っているシャーペンを棒付きキャンディのように咥え込んでいた。

    『んー、ルフィの味ぃ。うまうま♪』

     目を背けたくなる光景が続く。
     しかしルフィは今度は目を離すことなく、自分を押さえ付けて必死に見ていた。
     そうしてしばらくやりたい放題していたウタだったが、やがて奇妙な行動に出た。

  • 54◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:09:21

    「……ん? 何する気だ?」

     ウタは散々荒らし回った部屋をきちんと元通りに片付けると、おもむろにクローゼットを開けて、そのまま中に入って戸を閉めたのだ。
     途端に画面が静かになり、元通りの代わり映えのしない風景がまたしても続く。

    「あいつ、あんな中に入って何してんだよ……?」

     知らず、疑問を一人ごちるルフィ。
     とにかく画面を進めれば分かるはずだ。そう思い、倍速で再生を進める。
     しかし、いつまで経ってもウタは出てこないまま、

    「……あれ?」

     ルフィは間の抜けた声を上げた。
     映像にまたしても変化が現れたのだ。だがそれは、今の状況下ではありえざるべきはずのもの。

    「おれが、帰ってきた?」

     他でもない自分自身が、今しがた帰宅したばかりの情景が映し出されている。
     気付けば画面の向こうの時刻もすっかり夜になっているようだった。
     そして間もなく、向こうの自分がカメラを切ったことで映像が途切れる。

  • 55◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:10:18

    「いやおかしいだろ、だってウタはまだ……」

     ルフィは困惑気味に呟く。
     そう、おかしいのだ。
     映像ではウタはクローゼットに入ったまま、ルフィがこうして帰ってくるまでついぞ出てくることはなかった。

     ならば。
     今見た映像が正しいのならば。
     ウタはまだこの部屋の中にいることに。そういうことになってしまう。
     今もまだ、自分のすぐ後ろのクローゼットに……

  • 56◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:10:37

    「ルフィ」

     ぞわりと。
     ルフィの背筋に強烈な悪寒が走った。
     聴こえるはずのない、決して聴こえてはならないはずの、よく聴き慣れた声が。

     ゆっくりと、背後を振り返る。
     開け放たれたクローゼットの戸が奥に見えた。そして手前、自身のすぐ後ろには、

  • 57◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:11:21

    「つ・か・ま・え・た♥️」

  • 58◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:11:39

     それは一度も見たことのない、狂気じみた笑顔だった。

  • 59二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:12:46

    ヒェッ

  • 60二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:13:05

    予測可能回避不可能…

  • 61◆Qsr4poZWXw22/10/14(金) 20:13:35

    書き溜め尽きたんで投下終了です
    ストーカーの正体はやっぱりウタちゃんでした
    一応最初書き始めた時はルフィに付き纏うモブをウタがぶちのめす予定だったんですけど筆が乗らなくて結局こうなりました
    ごめんよウタちゃん
    次は明日に投稿するつもりではありますが進捗次第では明後日になるかも

  • 62二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:13:37

    ヤンデレホラーやんけ!…続けて

  • 63二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:13:37

    都市伝説のアレじゃねえか!
    踊る大捜査線ても同じような話あったかな?

  • 64二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:13:42

    マッチポンプだったな

  • 65二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:17:37

    親身になってくる奴が実はストーカー本人でしたって展開はよくあるパターンだよね

  • 66二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:17:39

    こういうの好き

  • 67二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:19:35

    ありがとよスレ主!つよつよヤンデレウタを見放題だ!

  • 68二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:22:13

    声的にもクローゼットはホームグラウンドだもんなウタには

  • 69二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:27:48

    最近じわじわとヤンデレウタの勢力がまた増えてきてる気がして嬉しい

  • 70二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:33:01

    どうしてこのSS主は……!
    こう……! なんだ……!!

  • 71二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:33:50

    >>70

    あら、お嫌い?

  • 72二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:42:46

    クローゼットに引きこもった途端ちょっと笑っちゃった

  • 73二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:43:17

    >>71

    お好きでござるっ…!!!(絞り出した声)

  • 74二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:43:50

    クローゼット入ってる時はルフィの服の匂いに包まれてヘブン状態になってそう

  • 75二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:30:16

    これでこの話完結ですか?
    まあ続いても悲劇しか起こらなそうですが

  • 76二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:31:04
  • 77二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:37:01

    どうしてウタはヤンデレが似合うんだろうなぁ(満面の笑み)

  • 78二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 22:25:13

    ヤンデレウタは健康に良い
    いずれ癌にも効くようになるぞ

  • 79二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 00:26:16

    どうにか…どうにかウタがストーカーをぶちのめすルートを書いていただくことはできやせんかね…そっちも見てみたい

  • 80二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:18:40

  • 81二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 03:11:01

    Fooooooooooooo!!!!!
    ゾクゾク感たまらねぇぜ!

  • 82二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 04:22:02

    まーた良質なヤンデレウタが出てきちまったなぁ!
    全く…最高だぜ!

  • 83二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 06:35:24

    想像できてたのにリアル悲鳴出たわwww

  • 84二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 06:41:49

    最後はあすなろ抱きされたんやろなぁ…
    いやぁお熱いですね()

  • 85二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 08:10:39

    保守

  • 86二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 08:12:52

    ヤベ〜ッ、ハピエン厨だからハピエンが見たい気持ちとこっからハピエンある?って気持ちで心が二つある

  • 87二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 08:13:34

    >>86

    何言ってんだ?ルフィからも愛するようになればハピエンだろ?

  • 88二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 12:45:03

    ウタの声ヘビロテで聞かせて洗脳しなきゃ……

  • 89二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 16:23:49

    ルフィここはもう開き直って押し倒すしかないぞ()

  • 90二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 19:54:50

    そろそろかな?

  • 91◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 20:06:45

    スレ主です
    今日の投稿はちょっと遅くなりそうです
    今日中には上げるのでお許しください

  • 92二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 20:08:43

    >>91

    今しがたこのスレを発見できて感謝でいっぱいだ!

    続き楽しみにしてます

  • 93◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:38:19

    スレ主です
    やっとこさ書き上がったので今から投下します
    一応今回で最終回です
    かなりギリギリのところまで攻めた描写しちゃいましたけど多分大丈夫……のはず

  • 94◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:38:50

     バチリと、首筋に鋭い衝撃が走る。

    「がっ!?」

     それを受けて、ルフィは堪らずその場に倒れ込んだ。
     身体が痺れて動かない。
     どうにか必死に身を捩り、視線を上に向けると、うっとりとした表情をしたウタがこちらを見下ろしていた。
     手には何か黒いものを持っている。

    「えへへ。ビックリした? これね、スタンガン。電圧強めのやつだからしばらくは動けないと思うよ?」

     楽しげに、歌い上げるようにウタは告げる。
     そして彼女の言葉通り、ルフィの身体は全く言うことを聞いてくれなかった。

     もしルフィが漫画の主人公で、例えば雷の効かないゴム人間であったりしたならば、このようなことにはならなかっただろう。
     不意打ちを食らったところで平然と耐えていられたはずだ。

     だがそんなことは現実に起こりはしない。
     いくら身体を鍛えてはいても、ただの人間でしかないルフィにはどうすることもできず、無力に這いつくばるしかないのである。

  • 95◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:39:44

    「さてと。大丈夫だとは思うけど、念のために手足を縛らせてもらうね。ちょっと痛いかもしれないけど我慢して。一応跡は残らないように気を付けるからさ」

     言って、ウタは肩に掛けた鞄の中からロープを取り出して、ルフィの手足を慣れた手付きで縛り上げていく。

    「上手いもんでしょ。いつこうなってもいいように、ちゃんと練習したからね」

     やがてルフィは完全に拘束され、身動きひとつ取れない状態にされた。
     まな板の鯉とはまさにこのことなのだろう。
     もうルフィにできることは何もない。

    「……なんで?」

     痺れる唇をどうにか動かして、ルフィはウタにそう問いかけた。
     一体どうしてこんなことをしたのか。
     せめてその理由を知りたくて。

  • 96◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:40:35

     そんなルフィの疑問に対して、ウタは少しその表情を翳らせながら答えた。

    「ルフィが悪いんだよ?」

     張り詰めた空気が場を満たす。

    「私はずぅっとルフィのことが好きだったのに、ルフィは私のこと全然意識してくれないんだもん。だからこの作戦を思い付いたの」

    「さくせん?」

    「そっ。吊り橋効果って知ってる? 危ない経験を共にした男女は、お互いに対して恋愛感情を抱きやすくなるんだって。ルフィに付き纏うストーカーを演出して、唯一状況を理解して親身になってくれる私に頼るように仕向ける。━━そういう作戦だったんだけどね」

     実にあっさりとした口調で、ウタは淡々と自らの計画の内を明かしていく。
     ルフィはそれを信じられない気持ちで聞いていた。
     実際、ストーカー被害に悩まされていた時、いつも相談に乗ってくれたウタには救われていたのだから。
     まさかあれが全部演技で、本当はウタの自作自演だったなんて、とても信じたくなかった。

  • 97◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:41:20

    「でも、ルフィってばかなり強情だったよね。私がいくら家においでって誘っても全然首を縦に振ろうとしなかったし。本当ならそうやってひとつ屋根の下の状況に持ち込んで、じっくり私に依存させて堕としていく予定だったのにさ。まさか監視カメラまで仕掛けるなんてちょっと予想外だったよ」

    「なんでかめらのことしって……」

    「だってルフィの制服に盗聴器と小型カメラ仕込んでるし。あんたの行動、最初から全部筒抜けだったんだよ? ……いやー、一晩中起きて私を捕まえようとしてた時のルフィは可愛かったなぁ。必死に寝ないように船漕ぎながら頑張ってたもんね。偉い偉い♪」

     もう、言葉もなかった。
     自分が信じていたものが根底から覆され、現実感が急激に消失していく。
     せめて悪い夢だったならばどれほど良かっただろう。

    「それでね、さすがにカメラで見られてたら今まで通りのやり方だと私が犯人だってバレそうだし、計画を変更することにしたの。ちょっと強引な方法になっちゃったけど、いいよね? だって遅かれ早かれルフィが私のものになるのは確定事項だったんだから。最初は無理やりでも、後からゆっくり愛を育めばいいし」

    「なんでだよ……」

     もう何度目かも分からない『なんで』が、ルフィの口から搾り出される。

    「ん? なあにルフィ?」

    「なんで、こんなことするんだよ。うたがみかたでいてくれて、おれすげえうれしかったのに」

  • 98◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:42:00

    「………………」

     陶酔していたウタの顔つきが瞬く間に冷めていく。
     ルフィはそれに気づかないまま、感情のままにウタに対する言葉をぶつける。

    「おれ、うたがともだちでよかったって、そうおもってたんだぞ。ちはつながってねえけど、ほんとうのねえちゃんみてえで、あんしんできたんだ。なのになんで……」

    「……さい」

    「うた?」

    「うるさいッ!!!!!!」

     そして突然、ウタは発狂したように大声で叫んだ。
     いきなり過ぎる態度の変化に、ルフィは驚いて彼女の顔を見た。
     こちらを見下ろすウタの表情は、先ほどまでとまるで異なる、怒りと悲しみがない交ぜになった複雑な感情が浮かび上がっていた。

  • 99◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:42:36

    「トモダチ? オネエチャン? 何それ。私はルフィのそんなものになりたくない! ルフィのことをそうだって思ったことも、一度だってない!」

    「どうして……」

    「言ったでしょ、私はルフィのことをずっと見てた! ルフィを異性として、男としてずっとずっと好きだったの! 彼女とかお嫁さんとか、そういう存在になりたかったのよ!!」

     興奮気味に声を荒げながら、ウタは自らの胸の内に渦巻いた、ドロドロとした感情を吐き出す。
     まるで決壊したダムから一気に水が溢れ出すように。

    「なのにあんたは、いっつも私のことを姉ちゃんみたいだとか、友達でよかったとか、吐き気がするようなことばっかり言って! その度に私がどんな気持ちになってたかも知らないで! 私がどれだけアプローチしても気付かずに、ヘラヘラ笑って無邪気に懐いてきたりなんかして! だから、だから私は……!!」

     そこでウタは言葉を止める。
     俯かせた顔を上げて、改めてルフィを見つめた。
     口角は釣り上がっているのに、目は全く笑っていない。
     歪で壊れた壮絶な笑みを浮かべながら。

  • 100◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:43:32

    「だからね、私は決めたの。こうなったらどんな手を使ってでも、たとえ無理やりにでも、ルフィを私のものにしてやるって。……大丈夫だよルフィ。確かに最初はちょっと戸惑うかも知れないけど、私はルフィを愛してるから。絶対に幸せにしてあげる」

     言うと同時に、ウタはルフィの身体に跨がり、やおら覆い被さった。
     そのままルフィの顔に手のひらを添えると、自身の顔を近づけていく。
     何をされるか分かったルフィが怯えたような目をウタへと向けた。

    「や、やめ……」

    「やめない」

     そして、ウタはルフィに唇を重ねた。

    「ちゅう、ぅ……ん……」

     粘液の絡み合う水音が室内に響く。
     目を白黒させるルフィを余所に、ウタは彼の唇をより深く味わおうと無我夢中で吸い付いていく。
     熱を帯びた瞳で愛しい少年を見つめて、けれどその両腕は、決して逃がさないように彼の頭を強くホールドしながら。

  • 101◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:44:09

    「んぐ、むぅ!?」

     しばらくして、ルフィが驚愕に目を見開いた。
     何かヌルヌルしたものが、彼の咥内へと滑り込んできたのだ。

     その正体はすぐに分かった。ウタの舌である。

     さながら蠕虫の如く蠢くそれは、未だ痺れの残るルフィの口の中へと易々と侵入を果たし、思う存分に蹂躙を開始したのだった。
     やがてそれはルフィの舌を探し当てると、大喜びで巻き付いてきた。
     ルフィはどうにか逃げようとしたものの、まだ思うように舌を動かすことができず、好き放題に弄ばれてしまう。

  • 102◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:44:41

     どれだけそうしていただろうか。
     ウタがゆっくりと口を離し、ルフィの唇はようやく解放された。

    「ゴホッ、ゴホッ!」

     溜まらず咳き込むルフィ。
     一方、ウタは夢見心地のような陶然とした顔で、自らの唇を指でなぞっていた。

    「すご……私、ルフィと……キスしちゃった……」

     再び眼下のルフィへと視線を向ける。
     その瞳は完全に情欲に支配されつつあり、もはや正気を失っているようだった。

    「ねえ、もう一回しよ? いいでしょ? いいよね?」

    「え……んむっ!?」

     ルフィの返答も待たず、再び唇に食らい付く。
     この場にウタを咎める者はおらず、ルフィは抵抗すら封じられている。
     箍の外れた彼女は今まで押し込んでいた鬱憤を晴らすかのように、ひたすら欲望の赴くまま、ルフィの唇を啄んだ。

  • 103◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:45:15

    「は、ぁ……最っ高。もっと早くにこうしてれば良かった……」

     何度目かの口付けの後、ウタは感嘆の息を漏らす。
     一方、幾度となくキスの雨を降らされたルフィはと言えば、焦点の合ってない目でぐったりとしている。
     そんな彼を彼女は、愛おしげに見つめていた。

    「ヤバいよ……こんなの知っちゃったらもう、戻れなくなっちゃう。犯罪だよ犯罪。ルフィ可愛すぎ」

     そんなことを宣って、必死に笑いを噛み殺すウタ。
     恍惚。悦楽。そして凶悪なまでの恋慕。
     それら全てを詰め込んだ歓喜の雄叫びを上げるのを、今かまだかと待ち構えるが如く。

    「もぅダメ……あは、ははははははは……ッ!」

     果たして、それは溢れ出した。
     おぞましく狂気的な笑い声が、二人しかいない部屋の中を反響する。
     ルフィはそれを何も言えずに見上げている。
     ただ目の前の、姉のように思っていたナニかが、恐ろしくて仕方なかった。

  • 104◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:46:12

    「……ああ、ごめんねルフィ。ほったらかしにしちゃって。せっかく夫婦で迎える初夜なのに、旦那様を放っておいて一人で盛り上がるなんて妻失格だよね」

     ひとしきり笑った後、幾分か平常を取り戻したウタは、心から申し訳なさそうに正気とは思えぬ謝罪の言葉を口にする。
     それから、自分が着ている制服のリボンに手をかけた。

    「続きしよっか。今度はこっちで、してあげる」

     しゅるしゅると音を立てて解かれたそれが、ルフィのお腹の上に落ちていく。
     それからウタはそのまま、ブラウスのボタンを外していった。
     淡いピンク色のブラジャーに包まれた、二つの大きな果実が露になる。

    「おっきいでしょ。これぜーんぶルフィの好きにしていいんだよ? ルフィのためだけに、こんなにおっきく育ったんだから。好きなだけ味わってね♥️」

     慈愛に満ちた微笑みでウタは語る。
     もう一度ルフィに覆い被さりながら。
     絶対に逃がさない。そんな強い意志を秘めた仄暗い双眸で。

  • 105◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:46:50

    「う、た……」

     ルフィは掠れた声で呟く。
     思考が纏まらない。酷く喉が渇いた。
     目の前の捕食者から、もはや逃れる術などないと本能で分かってしまったのだろうか。
     もう何をするのも億劫に思えた。

    「大丈夫だよルフィ」

     脳が麻痺する。強い酩酊感。
     微かに香るこの甘い匂いは、彼女の体臭なのか。
     霞む視界の中にはもう、ウタしかいなかった。
     そして、

  • 106◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:48:56

    そして、そして、そして。










    「全部奪ってあげるからね?」

  • 107◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:49:32

     その夜、少年は少女に絡め取られた。

  • 108◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 21:51:04

    終わり!
    エロシーンは全カット!
    さすがにチキンレースやる気にはなれないし需要どうかも分からないのでやりません!

    それではお付き合い頂きありがとうございました

  • 109二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 21:51:25

    名文…
    エチチでありながらどこか狂気も揺らいでる
    とても面白いss
    語り継がれるであろう…

  • 110二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 21:53:07
  • 111二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 21:54:42

    需要ありまくりだが 
    それはそれとして神SSでした

  • 112二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 21:56:11

    エッッッッッッッッ!!!!

    ありがとう…ありがとう…🍲

  • 113二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 21:57:03

    私はヤンデレウタちゃんも好きでね…
    このSSを書いてくれたスレ主に感謝を伝える

  • 114二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 22:18:43

    ヤンデレウタほんとすき

  • 115二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 22:31:58

    支部に描きませんか?

  • 116◆Qsr4poZWXw22/10/15(土) 23:20:00

    >>115

    一応向こうにも投稿はするつもりです

    エロシーン追加するかどうかは考え中

    他に書きかけのSSあるし……

  • 117二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 23:27:29

    ありがとよスレ主!見事なヤンデレウタを見放題だ!
    ………見放題だ!!

  • 118二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 23:33:40

    >>108

    需要はある!

    チキンレースしたくないのは分かる

  • 119二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 00:12:56

    いいのだ
    チキンレースはスレが消えたら悲しいのでやらなくていいのだ

  • 120二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 00:13:03

    まあルフィもどうやら興奮したらしいし問題ないね

  • 121二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 00:18:19

    >>120

    ウタチチ見ちゃったら誰だって興奮する

    おれも興奮する

  • 122二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 00:45:56

    姉のように慕ってた大切な友人が別のナニかにドロドロに変わってくってどんな気持ちなんだろうな

  • 123二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 01:01:10

    >>116

    支部でエロシーン追加希望!

  • 124二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 02:33:16

    ウタによって完全に堕ちたルフィも見てみたいです…

  • 125二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 02:37:57

    完全に元から異常だったんじゃなくて思いが通じなくてだんだん狂っていった感じが良かったです
    幸せになってくれ…!

  • 126二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:17:50

    本編REDでのルフィの反応を見る限りでも、もう少し健全にウタが粘れば、もしかしたらルフィもウタに対して恋心が芽生えたかもしれない
    でもウタはもう我慢が出来なかった、ルフィが自分に振り向いてくれない苛立ち、ルフィが誰かに奪われてしまう焦りが募っていきやがて狂った

  • 127二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:47:34

    >>108

    逆にいうと"そういうこと"にはなったんだね・・・

  • 128二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:55:26

    ヤンデレウタがルフィを一方的に犯すのしか得られない栄養素は存在する

  • 129二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 11:00:50

    後日談が気になる
    和解したのかウタに監視されながらルフィは生活してるのか

  • 130二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 11:51:26

    狂ってるけど真摯なウタの想いに応えてハッピーエンドになってほしい

    でも夜はヤンデレモードのウタ上位で新時代してほしい

  • 131二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 13:55:31

    このルウタは付き合ってもウタ上位の関係が続きそう
    毎晩ルフィはウタに搾り取られてそう

  • 132二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 16:07:22

    完堕ちしたルフィがヤンデレウタにドロッドロに快楽漬けにされてるSSください

  • 133二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 16:52:43

    この後はウタがこのままルフィを監禁しちゃう一方的なのも好みだし、ルフィがウタの思いを受け止めて恋人としてイチャイチャするのどっちの展開になっても美味しいなあ。

  • 134二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 17:40:34

    大作お疲れ様です
    pixivにも投稿しますか?

  • 135◆Qsr4poZWXw22/10/16(日) 18:25:40

    スレ主です

    エロシーンの要望あるみたいなんで軽めのおまけで書こうかと思うんですけどtelegraph使ったらスレ消されるの回避できますかね?

    それともこっちに晒さず支部での投稿時のみ追加する感じの方が良いんでしょうか

    まあどちらにせよお届けできるのは明日か明後日になりそうですけど


    >>134

    一応そちらにも投稿する予定です

  • 136二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 18:27:02

    telegraphなら大丈夫

  • 137二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 19:05:38

    ウタの家に行くルートならまだマシだったのかな・・・?

  • 138二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 19:08:00

    >>137

    そっちのルートでも結局我慢できなくなったウタに襲われてそう

  • 139二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 19:12:32

    脱がされそうになった時にスタンガンで痺れた状態なのにシャワー浴びてないから汚いとかウタ気遣うような言動したら少しは優しく・・・してはくれないんだろうな

  • 140◆Qsr4poZWXw22/10/16(日) 21:17:49

    >>136

    ありがとう

    telegraphいけるならそれで書かせてもらう

    完成したら晒します

  • 141二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 21:19:03

    >>139

    ルフィの匂いならいい匂いだよ♥されるだけだと思う

  • 142二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 21:30:31

    >>105

    一生忘れられない匂いだろうな・・・

  • 143二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 23:36:46

    実際ウタはめっちゃ良い匂いしそう

  • 144二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 06:20:39

    > 本当ならそうやってひとつ屋根の下の状況に持ち込んで、じっくり私に依存させて堕としていく予定だったのにさ。

    こっちのルートとか、

    ウタちゃんがルフィに告白して同棲するルートも見たいでござる ただしルフィには夜にウタちゃんに思う存分貪られてもらう

  • 145二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 10:05:48

    家に誘い込むルートでも迎え入れる準備はできてるとか不穏なこと言ってるんだよね
    絶対食事に薬とか盛る気満々だったよこの子

  • 146二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 11:50:23

    ウタチチ好きにできるんならいいだろ
    何が不満だルフィ

  • 147二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 11:52:15

    >>146

    何が不満ってそりゃあスタンガン持って襲いかかってくるところだろう

  • 148二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 13:59:12

    ルフィ(レさ…)

  • 149二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:37:32

    >>147

    安いもんだスタンガンくらい

    ウタチチを堪能できて良かった

  • 150二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:38:26

    美人でも怖いもんは怖い

  • 151二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:40:41

    ウタ!!!
    ルフィの赤ちゃんを孕めッッッ
    そして産めッッッ!!!

  • 152二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 19:29:50

    >>140

    別のSSスレでtelegraphでも消されるってコメ見たよ

  • 153二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:06:54

    たぶん第三者に通報されるかどうか、そんでもって管理人さんのさじ加減だろうから、不安だったら外部に投稿してこっちにーって誘導するとかがいいんじゃないかしらん。

  • 154◆Qsr4poZWXw22/10/17(月) 21:14:29

    スレ主です
    もうぼちぼちエロシーン書き上がりそうなんで一応報告します
    telegraphでも消されちゃう可能性あるみたいなんでやっぱり支部に上の本編とおまけのエロシーン追加したやつ投稿してそっちに誘導しようと思います
    ついでにもうひとつ質問したいんですけど誘導する時もURL直接貼らずにh消した方が良かったりするんですかね?

  • 155二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:15:28

    >>154

    支部は基本大丈夫なはず

    支部の作品があにまん掲示板からアクセスされて大丈夫ならいいと思うよ

  • 156◆Qsr4poZWXw22/10/17(月) 21:18:22

    >>155

    ありがとうございます

    では誘導する際はそのままURL貼らせてもらいますね

    何度もすみません

  • 157二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:19:16

    >>156

    楽しみにしてます

  • 158二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:22:41

    このレスは削除されています

  • 159二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:24:37

    >>156

    https://のhの文字を消した上で貼った方がいいと思うぞ」とどっかのスレの人が書き込みしていたことを教える。多分消されたことがあったんじゃないかな?

  • 160◆Qsr4poZWXw22/10/17(月) 22:37:53

    スレ主です
    おまけ追加分のSSを支部に投稿したので誘導させて頂きます
    やっぱり万が一消されると怖いのでhを抜いた上で添付しますね
    読みたい方は頭に小文字hを追加した上で検索かけてください

    ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18555545

    何か気が付いたら物凄い文字数になってて軽くビビった
    エロシーンは強制童貞卒業式とかペェズリとか授乳とか色々やりたいプレイあったけど長くなり過ぎて収集付かなくなりそうなのでカット
    それでもすんごい疲れました

  • 161二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:45:49

    おまけ良かった…女性優位のちんちん亭みたいな感じで
    地の文の法悦でサタノファニ思い出しちゃったけど

  • 162二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:46:18

    >>160

    あなただったか

  • 163二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:46:50

    支部見てきた、最高やった…

  • 164二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:01:52

    このウタ喘いでる時のCVはadoになってそう

  • 165二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 01:59:18

    >エロシーンは強制童貞卒業式とかペェズリとか授乳とか色々

    うひょ~

    >やりたいプレイあったけど長くなり過ぎて収集付かなくなりそうなのでカット

    なんでだよー!!文豪様ー!!!

  • 166二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 02:03:15

    気が向いたらよ! 君が向いたらでいいんだ!
    カットシーンもいつか書いてくれ、、、!

  • 167二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 09:17:13

    ウタにはオホ声が似合う

  • 168二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 10:46:18

    私は女の子が獣みたいな声で喘ぎながら好きな男を貪るのが好きでね

  • 169二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 10:55:58
  • 170二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 12:12:06

    バッドエンドがあるならグッドエンドもあるんですかね

  • 171二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 12:18:05

    >>170

    物語を下手すると数年前にはやり直さないといけないかも知れない・・・

  • 172二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 12:26:03

    ウタちゃんと同じ学校に入った日に告白すればいいんでないかな

    ただし10年くらい焦らしてしまっているので食い散らかされるのは既定路線説

  • 173二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 12:54:12

    >>172

    正式に付き合い始めた上での初体験でも貪り食われる運命なのかルフィ……

    どっちにしろ彼女がちんちん亭みたいな喋り方でオホ声喘ぎするのを目の当たりにさせられるのキツ過ぎんか?

  • 174二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 13:00:52

    この逆レの後どうなったのかな・・・

  • 175二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 13:01:47

    このレスは削除されています

  • 176二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 13:05:02

    >>174

    ルフィもう諦め始めてたしウタの気持ちを受け入れて付き合い始めたんじゃね

    そして毎晩搾られる

  • 177二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 13:10:31

    >>174

    そりゃもうルフィの赤ちゃんを産んだんだよ。

    ウタの妊娠姿と出産する場面見たかったなぁ。人類の神秘にしてエッチだよ。

  • 178二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 16:20:30

    本当はダメだけど!
    ひでえことだけど……!
    無事快楽堕ちしてウタにもっとしてほしいとせがむルフィが見たいぃ!

  • 179二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 18:01:04

    >>168

    自分は今までかわいい子はそんな声なんか出さない派だったけど

    好きな人を食べちゃう際に欲望に歯止めが掛けられない感じが出てると解釈すればありだなと思いました

  • 180二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 18:03:05

    こういう普通の恋慕を拗らせに拗らせたタイプのヤンデレにはね
    ふとした瞬間に我に返って慕っていた相手を壊してしまったことに泣いて欲しいんだ(性癖

  • 181二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 21:13:54

    ウタルに逆転は不要
    終始ウタ完全上位のままルフィをデロッデロに愛するのが良い

  • 182二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 00:18:55

    仮にこの後付き合い始めてももうルフィは絶対ウタには逆らえないんやろうなって

  • 183二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 08:32:27

    心を持ち直したルフィさんが優しく抱きしめて、改心させるルート

  • 184二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 08:43:17

    >>180

    んでもそんな感じの展開になった同作者のウタル逆レと違って、こっちは意識のあるルフィを心から愉しく貪っているから、行為が終わったあと後悔してくれるかは一切が謎のままだねえ

  • 185二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 08:44:42

    1スレからずっと続いてる>>175って何なんや…

    演出?演出なの?こういうスレ見るの初めてだから普通に怖かったぞ…

  • 186二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 08:49:13

    >>185

    最近というか結構前から1〜200全部に安価する荒らしがいるからそのせい

    他のスレも似たような被害にあってるぞ

  • 187二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 09:51:25

    >>183

    それはそれとしてウタはルフィを貪ることをやめない

  • 188二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 14:05:14

    強制童貞卒業式とかいうワクワクしか感じない言葉
    書かんでええのんか~♥️

  • 189二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 22:35:12

    ルフィはどうすれば良かったのか

  • 190二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 22:38:58

    素晴らしいSSだった
    次回作も気長に待つよ

  • 191二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 22:39:29

    >>189

    ➀ウタの好意に気がつく

    ➁ウタの家に世話になる

    ③ウタに告白する

    これぐらいしか思い浮かばんな……。

  • 192二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 22:42:31

    >>191

    1と3はともかく2はもう手遅れというか同じように捕食される末路しか見えない

  • 193二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 22:46:41

    十年前時点でウタは好意持ってたからな・・・
    下手すると子供時代の時点でルートは分岐してる

  • 194二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 22:49:08

    まあ最初から病んでたわけじゃないし
    お姉ちゃん扱いをやめて女の子として意識してあげれば少なくとも逆レされることはなかったんじゃないかな(交際開始後食われないとは言ってない)

  • 195二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 23:23:51

    >>191

    ➀ウタの好意に気がつく

     「やっと気付いてくれたんだね♥️」→捕食


    ➁ウタの家に世話になる

     「ルフィが悪いんだよ?」→捕食


    ③ウタに告白する

     「両思いになれたんだからもう我慢しなくていいよね♥️」→捕食

  • 196二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 23:34:07

    ルフィが自発的に性欲を爆発させるイメージが持てないから先制攻撃はどうしてもウタのもののイメージになるのだ
    そこからどうなるかは各人の解釈次第なのだ
    このスレではなんにせよウタに貪られるのだ

  • 197二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 23:47:12

    ルフィも覚悟して優しく貪られるか激しく貪られるか
    覚悟なく優しく貪られるか激しく貪られるかの違い

  • 198二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 23:50:15

    ことあるごとにお姉ちゃん扱いしたのが良くなかったらしいから今更どうこうできるもんじゃなかった

    10年近い焦らしのせいで捕食以外のルートは閉ざされた

  • 199二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 23:58:30

    優しいハグをする

  • 200二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 23:59:00

    200なら幸せになる

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