🎲⚓俺はデュエルアカデミアに入学したラーイエロー…DUEL6

[1 スレぬし 22/10/17(月) 01:42:46]

とりあえず建て

更新はすごーく気まぐれになるかと思いますのであらかじめご了承ください…

とりあえず初手前スレ

🎲⚓俺はデュエルアカデミアに入学したラーイエロー…DUEL5｜あにまん掲示板

とパート1召喚☆

俺はデュエルアカデミア入学を目指す一般決闘者｜あにまん掲示板

[2 二次元好きの匿名さん 22/10/17(月) 01:47:51]

たておつ

[3 スレぬし 22/10/17(月) 01:49:45]

迂闊に次スレを建ててしまったせいで寝られなくなってしまったぁぁぁぁぁぁ！！とりあえず保守がてらキャラクター紹介でも

《中之条》
本シリーズの主人公。肝心なところでダイスが下振れし、どうでもいいところで上振れを起こす名誉サブキャラだったが、最近やたら主人公ちから高いムーヴをかました結果見事に曇らせフラグが建ってしまった男。というかそもそもヒロインと同じく精霊が見えるというおいしい設定持ちが放っておかれるわけないよね…
しかしこれで少なくともOP3が流れる時期くらいまでは本筋から離脱することはなくなったのでよかった……のか？
曇らされても中の上のお前であり続けてくれ。最近デュエル構成を考えるのが難しくなってきた【ペンギン】使い。

[4 スレぬし 22/10/17(月) 01:54:18]

《六合先輩》
本シリーズのヒロイン。そういえば今さらだけどたぶん二年生です。流石に三年間近であの体たらくだと情けな…かわいそうすぎるので。
といっても、最初はおっぱいだけが取り柄だったのにパートを重ねるごとに徐々に強くなっているせいで、ゆくゆくはデュエルが強いぼっちチョロかわお嬢様系巨乳ヒロインという究極生命体が誕生してしまうのではないかとスレ主は戦々恐々としている。

何となくお察しの通りたぶん育ちがいいです。実家がお太そうなのでそのうちそっち関連の話をするかもしれない。

[5 スレぬし 22/10/17(月) 01:57:28]

《黒森ちゃん》
……みんな覚えてる？俺は正直忘れかけている…
当初はメインヒロインの一角だったはずなのに離脱以降すっかり出るタイミングを失くしてしまった悲劇の水ガール。闇堕ちフラグもへし折る明るさのせいで逆に出しにくいんだよぅ！！
いっそ特訓パートでも描写してみようかな…？

使用デッキは【アクアアクトレス】。実はスレ主が握っているデッキの一つなのでなんとか活躍シーンを作りたいんだけどなぁ……

[6 スレぬし 22/10/17(月) 02:06:30]

《遊……なんとか》
“この世界の”主人公。誰にも名前を呼んでもらえないし中之条にはいつまで経っても名前を覚えられないの本当に可哀想（他人事）
しかも使用デッキが架空テーマなせいで彼が活躍しすぎると必然的に展開がつまらなくなりがちなうえ中之条の活躍を食いかねないためあまり多投させられない。主人公なのに……

基本的には明るいけどわりと辛めの生い立ちのせいで愛情に餓えているなどときどき暗い側面が出がちなダイス系ボーイ。彼の設定中之条視点だと明かせるタイミングがないので正直掘り下げがとても難しいです。チーム編が終わってからが彼の本番…だといいなぁ……

[7 スレぬし 22/10/17(月) 02:22:00]

《メイア》
遊…なんとかにとってのメインヒロイン。設定上は現状のキャラでもかなり上の強さかもしれない可能性未知数ガール。
まだ序盤なのに正直放っておいても勝手に付き合っちゃうんじゃないかってぐらい遊なんとかへの（もしくはお互いに）好感度が高いため、たぶん彼女の周囲は気ぶり勢が量産されてそう。

構想考えてるうちにこの娘が後々一番酷い目に遭いそうだと気づいたのでもしかすると仲がいい六合先輩も今後フェードアウトせずに済むかもしれない…頑張ると危ないから程々に、かわいい後輩のために頑張れ先輩…！出番を勝ち取れ…！！

ヒロインとしての属性は柚子に近いです。何がとは言いませんが。

[8 スレぬし 22/10/17(月) 02:24:53]

《雷鳥プロ》
上二人の幼馴染みにして現役プロデュエリスト。いわゆる3000打点のドラゴンを使うライバル枠。

…今は語れることが少なすぎるけどメインキャラなので間違いなく今後話に絡んでくることでしょう。覚えててあげてね。

[9 スレぬし 22/10/17(月) 02:33:33]

《フリシアさん》
ガンダムだったらこの後モビルアーマーに乗って出てきそうな謎のお姉さん。当初は遊……なんとかとのフラグの予定だったのですが、見事に中之条くんが豪ダイス運でフラグを奪い取り、新ヒロインとなりました。

結果的に氷モチーフが一致するという奇跡の噛み合いを見せているが完全に想定外です。中之条くんハーレムが築かれつつあるな…

恐らく今後、色々な意味で中之条くんが一生忘れられなくなりそうな人。

[10 スレぬし 22/10/17(月) 02:41:53]

《仮面の男》
暫定敵キャラの二重カッコで喋るほう。黒いマントと黒いフルフェイス、黒いアーマーを着こんだアルティメット不審者。
色々と現時点では語れることがないけれど、そのうち重要キャラになりそうな気配と、なんだか前スレでは既に隠しきれない優しさが滲み出ているので一応紹介。

《アイゼン》
暫定敵キャラの悪そうな方。口も態度も悪いので多分悪い人。中之条くんの無慈悲下振れダイスによりデュエルシーンをカットされた悲しき男。
重要キャラではないかもしれないけどたぶん中ボスくらいの立ち位置なのでそのうち中之条くんとも戦うかもしれない。

[11 スレぬし 22/10/17(月) 02:43:57]

《生徒会長》
CV:石田彰（仮）

[12 スレぬし 22/10/17(月) 02:45:32]

保守できたかな？？？
それでは寝ます！！超眠い！！！

[13 二次元好きの匿名さん 22/10/17(月) 08:44:14]

会長雑で草、乙

[14 二次元好きの匿名さん 22/10/17(月) 17:58:16]

お疲れ様です。

[15 二次元好きの匿名さん 22/10/17(月) 23:00:06]

保守

[16 スレぬし 22/10/17(月) 23:01:58]

やばーい寝落ちしてた！！
バッテリーが全然残ってねぇ！！

[17 前回までのあらすじ？ 22/10/17(月) 23:08:13]

とりあえず前回のあらすじ、もとい前スレの終盤のコピペでお茶を濁します……

話の先頭だけ切れてるとわかりにくいですし…

「さぁいくわよ中之条くん！私の新しいデッキを見せてあげるわ！デュエル！」

ある日の昼休み、いきなり先輩がデュエルに誘ってきたが、どうやらまた新しいデッキを組んだらしいぞ。いろいろ試してみるのもいいけど、まずは一つのデッキをしっかり使いこなせるように練習するのも大切だと思うんだけどなぁ……

ちなみに今回の出来はどのくらい？dice1d100=2 (2)

[18 前回までのあらすじ？ 22/10/17(月) 23:09:33]

…なんか…明らかに前より弱くなってません？下手に攻撃力を得ようとして元々の強みだったロック性能が失われてすごい中途半端なデッキになってる気が……

「う、うるさいわね！あのカードさえ引ければ…あれ？あれ？ない！？どうして！？昨日ちゃんと入れておいたはずなのに！？」

しかも、サーチカードを使ってようやく気づいたようだがそもそもデッキに必要なカードが抜けていたようだ……夜更かしするのは止めませんけど、デッキはちゃんと頭が働いてるときに組まなきゃダメですよ…

「ううう～！こんなはずじゃ…きゃあ！！」

ついにはデッキを床にぶちまけてしまい、泣きながらカードを広い集めだした…かわいそうだから手伝ってあげよう……ん？誰の手だ？

「あ！す、すみません！ご迷惑でしたか！？」

「い、いいえ！むしろ助かるわ…あなたは？」

知らない顔だが…見たところオシリスレッドのdice1d2=2 (2) みたいだぞ

1.男子

2.女子

[19 前回までのあらすじ？ 22/10/17(月) 23:10:19]

「あ、はい！私は…オシリスレッド1年の千寿愛子（せんじゅ まなこ）です…！」
やっぱり一年生だったか。かなり小柄な見た目で、前が見えてるのか心配な前髪の長さの女の子だ。いわゆるメカクレ女子ってやつだろうか？

「全く災難だったわ…ありがとう、あなたも、助かったわ」
「い、いえ！お陰でいいものも見られましたし！」
「いいもの？」
「は、はい！例えばその…ハーピィの羽根帚！」
「これのこと？」
先輩が取り出したのはたまに先輩デュエルで使ってるのを見るハーピィの羽根帚だ。なかなか年季が入ってるカードだな…
「これ…うちの蔵にあったのをお祖父様から貰ったものなのよね、ずいぶん古いものだけど…そんなにいいものなの？」
「これ、デュエルモンスターズ初期…I2社が販売していた頃に刷られたとっても貴重な羽根帚なんですよ！すごいなぁ～まだ現存してるカードが残ってたんだ～！！保存状態もこの時代のカードにしてはすごくいいし、まだしっかりデュエルディスクで読み込めるんだ～！すごいな～！！この頃のウルトラレア加工は……」
「へ、へぇ～…」
「……はっ！！！す、すみませんすみません！一人で勝手に喋ってしまって…！わ、私こういうの大好き…つい……すみませんすみません！失礼しましたー！！！！」ﾄﾀﾀﾀﾀ
「あっ！行っちゃった……恥ずかしがり屋さんなのね」

なるほど、所謂コレクターって感じの子だな。俺のデッキは新しめのカードばっかりだし、残念ながら彼女のお眼鏡にかなうカードはなさそうだし…俺はカードの価値にはあんまり興味ないからそれほど気が合いそうでもないな。声はかわいかったけど。

[20 前回までのあらすじ？ 22/10/17(月) 23:11:14]

（…はぁ…またやっちゃった……せっかく仲良くなるチャンスだったのに…私のバカバカバカー！！）ﾎﾟｺﾎﾟｺ

「…大丈夫？なにか…悩み事かしら？」
「え！？あ、いえ！だ、大丈夫です…」
「マナちゃんが図書委員会に入ってきてくれてからわたし、すごく助かってるのよ。だから、もし悩み事があったら…同じ本好きとしてわたしに遠慮なく相談してね？」
「は、はい…ありがとうございます……」

「……まさかどうすれば友達ができるかなんて相談できるわけないしね」
（…それに、本当は図書委員になったのも本に興味があったからじゃない。だから先輩にそんなに優しくされるような資格は私にはない。本は人並み程度には嗜んでいるけど、本当は……静かな場所にいたかったからだ。誰にも邪魔されず…私と私のとっておきのコレクション…ふたりきりになれる場所に）

「…よいしょ、ファイル…そろそろいっぱいになっちゃうな…新しいの買わなきゃ……」ﾍﾟﾗｯ
（はぁ……いつ見てもきれいだなぁ……I2社時代のカードは表面加工がツヤツヤしてて…何時間見てても飽きないな……ほんとは手触りもいいんだけど触りすぎると劣化しちゃうし我慢我慢…）
「……わたしがもっとデュエルが上手ければ…この子たちをちゃんと活躍させてあげられるんだけどな…はぁ～……」

[21 前回までのあらすじ？ 22/10/17(月) 23:12:13]

「…あれ？このカード…誰かが置いていっちゃったのかな…？それとも…」
（…たまにいるのだ。いらないからとカードをこんな風に捨てていく人が。いくら貴重なカードでないからって…そのカードが無価値なわけじゃない。雑に扱っていいなんてことはない。私は……カードを大切にしない人が、嫌いだ）

「…一人じゃ寂しいよね。落とし主が現れなかったら……うん、私のデッキにおいで」
（…そういえば、あの先輩…古いカードなのにすごく綺麗な状態だったし……きっと、カードを大切にするいい人なんだろうな……）
「…はぁ、あぁいう人とならお友達に…なりたいなぁ……はぁ～…私にもっと積極性があれば……」


『………………！！』ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

つづく

[22 前回までのあらすじ？ 22/10/17(月) 23:13:45]

と、ここまでが前スレで上げた導入部分ですね
ではバッテリーが全然ないので充電してきます……

[24 二次元好きの匿名さん 22/10/18(火) 10:39:45]

導入お疲れ様です。

[25 二次元好きの匿名さん 22/10/18(火) 21:53:47]

保守

[26 スレぬし 22/10/18(火) 23:51:23]

今日は体調が悪いのでお休みします…
虚弱な私を許してくれ…

[27 二次元好きの匿名さん 22/10/19(水) 01:54:22]

お大事に、コロナとか面倒なやつじゃないといいね

[28 二次元好きの匿名さん 22/10/19(水) 06:41:17]

無理しないでね

[29 二次元好きの匿名さん 22/10/19(水) 12:45:52]

保守

[30 二次元好きの匿名さん 22/10/19(水) 23:39:10]

お休み中かな、体調に気をつけて。

[31 スレぬし 22/10/19(水) 23:46:06]

ご心配をおかけしましたスレ主です…
生まれつき虚弱なだけで別に病気したとかではないのでご安心を　整体に行く程度には体力回復したのでモチベーションとアイデアが沸いたら更新すると思います…
まぁとりあえず今夜は未定ですが…

[32 二次元好きの匿名さん 22/10/20(木) 06:42:56]

頑張って下さい。

[33 二次元好きの匿名さん 22/10/20(木) 11:59:26]

保守

[34 二次元好きの匿名さん 22/10/20(木) 22:47:00]

保守

[35 スレぬし 22/10/21(金) 00:07:46]

保守ありがとうねぇ！
正直自分でもしょっちゅう忘れてるので助かります　ではちょっとだけ続き

「ちっ、なんだまたハズレかよ…お前いる？」
「いらねーよこんなクズカード！」
「ハハハ！だよなー！こんかクソカードこうしてやる！ほぅら！」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
「ハハハハ！兄貴ってホント悪ィ～　委員長にまた難癖付けられても知らねーぞぉ」
「ケッ、使えねーくせにパックに入ってたカードが悪いんだよ！」

「……あなたたち」
「あぁ？誰だこの女？チビには興味ねぇんだよ」

「……許さない…！！」ｶﾞｼｬﾝ
「…あん？なんだテメェ…俺たちがレッドの轟木兄妹って知ってて喧嘩売ろうってのかァ！？」ｶﾞｼｬﾝ「生意気なガキだな…兄貴ィ、俺達でわからせてやろうぜ！」ｶﾞｼｬﾝ
「ついでに歯向かった罰としてたっぷりかわいがってやるよ！！ヒャハハハハ！！」

「…「「デュエル！！」」」

[36 スレぬし 22/10/21(金) 00:14:24]

「オラオラァ！くらいやがれ！ハンマーラッシュバウンサーで攻撃！！」
「……くっ…！」
「なんだァ？その雑魚モンスター！通常モンスターの癖に攻撃力も守備力も0じゃねーか！！」
「使い手にお似合いのクソカードってか？ヒャハハ！」

「……クズだのゴミだの…あなたたち…馬鹿だから他に言葉を知らないのね」
「「あァ！？」」ﾌﾟｯﾂｰﾝ

[37 スレぬし 22/10/21(金) 00:22:58]

「このクソガキが…！頭にきたぜ、泣いて謝るまで徹底的に痛め付けてやる…！！」
「あ、兄貴がキレちまった…やべぇ、あいつ死んだな……」
「俺のターン！俺は魔法カード融合を発動！三体の磁石モンスターを融合し、現れろ！！超電磁竜マグネドラゴン！！」
「出た！兄貴のエースモンスターだ！！」
「丸焦げにしてやるぜ！マグネドラゴンの攻撃！！破壊した雑魚モンスターの攻撃力分のダメージを受けやがれ！！」

「……くっ！」 LP4000→2600

「ヒャハハハ！どうだ！俺たちの最強デッキの前に手も足も出…」
「……あなたたち、弱いわね。カードが泣いてるわ、へたくそ」
「…このッ…！どこまでもコケにしやがってぇぇぇ！！次のターンでブッ殺してやる！！」
「あなたたちに次のターンがあればいいわね、フフフ」

[38 スレぬし 22/10/21(金) 00:40:20]

「……ふぅ、こちらも見回り完了ですね」
「委員長！こちらも見回り完了しました！」
「ご苦労。5階の見回りが終わり次第生徒会に……」

「「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁ！？」」

「…！？今の悲鳴は…！」
「視聴覚室の辺りです！行きましょう！！」


……
………
…………

「あ、ありえねぇ……」
「俺たち轟木兄妹が負けるなんて……ヒィッ！？た、助けて兄貴ー！！」
「て、てめぇ妹に何しや…どこ触ってやがる！！」

「このデッキは頂いていきます。あなたたちのような人間にはもったいない…カードを持つ資格もありません」
「か、返しやがれ！うぉっ！？な、何だ…！？」
「か、身体が…動かねぇ～！！」
「生贄にされないだけありがたく思いなさい」ｻﾞｯ


「…こっちだ！大丈夫か！？何が……き、貴様らは轟木兄妹！さてはまた何か…」
「ち、違うんだよー！知らねぇチビにデュエルで負けて、俺も兄貴もデッキを取られたんだ！取り返してくれよー！！」
「バカ野郎！風紀委員の奴らに助けなんか求めんじゃ……ゲッ…さ、裁伽…！！」
「…詳しい事情の方は、向こうで聞かせてもらいましょうか…先日あなたに無理やり不釣り合いなトレードをさせられたという苦情の意見も来ているので…そちらも事情を聞かなければいけませんね、轟木くん？」
「……お、お手柔らかに……」

[39 スレぬし 22/10/21(金) 00:49:27]

「なぁ知ってる？レッドの轟木兄妹がカツアゲされてデッキ取られたらしいぜ」

「マジ？カツアゲしたんじゃなくて、されたの？へっ、ざまぁねぇな。天罰だ天罰」

「けどさぁ、なんか轟木兄妹だけじゃなくて他のデュエリストもカツアゲにあってるらしいぜ」

「コワ～…」　

「うわーっ！？な、何するんだよ俺のデッキだぞ！ぐぇっ！？」

「あなたのようなカードを粗末に扱う人間にはもったいないカードです…私が頂いていきます」

「……って事件があったらしいスよ」

「へぇ…あの轟木兄妹が…物騒ねぇ…」

轟木兄妹ってのがどんな奴らなのかは知らないけど、カツアゲが横行してるってのは穏やかじゃないな……気を付けましょうね、先輩？

「なんで真っ先に私の心配をするのよ！？」

だって先輩たくさんいいカード持ってるのに弱いし……」

「こ、この間のはデッキの組み方を間違えただけよ！見てなさい次こそは～！！」

……結論から言うと、これも精霊絡みの、それも俺たちの知る人間の犯行だったわけだが……この事件に俺は……dice1d3=3 (3)

1.関わっている

2.そんなに関わっていない

3.六合先輩は関わっている

[40 スレぬし 22/10/21(金) 00:53:45]

ちなみに誰の主役回なんだ？dice1d3=1 (1)

1.もちろん遊…なんとか

2.メイ

3.常磐

[41 スレぬし 22/10/21(金) 01:04:38]

六合先輩は関わっていて、解決したのは遊…なんとかみたいだぞ

それはそれとして俺はある日…dice1d3=3 (3)

1.カツアゲ現場に遭遇した

2.なにやら様子がおかしいコレクターちゃんに会った

3.きょうはなんにもないすばらしい一日だったぞ

[42 スレぬし 22/10/21(金) 01:17:14]

見回りはしていたが、特に何も遭遇したりしなかったぞ俺　しかし…

「カツアゲ現場に遭遇した！？本当ですか六合先輩！！」
「……えぇ、すぐに走り去っていっちゃったから顔はハッキリ見えなかったけど…」
「犯人はやはりオシリスレッドの女子生徒ですか。先日の轟木兄妹の供述と合致しますね。で、彼が被害者ですか」
「……はい、買ったばっかりのパックも全部取られちゃって…実技試験の準備しておきたいのに……なんとかしてくださいよ～！」
「轟木兄妹はいい加減な情報しか寄越さなかったからな…これはチャンスかもしれん、君、犯人はどんなデッキを使っていた？印象的なカードだけでもいい、何か教えてくれ」
「そ、それが…なんだかデュエルの記憶が曖昧で……犯人が出してきた気持ち悪いモンスターの目を見てたら思い出せなくなってきて…」
「……これも精霊の力でしょうか…手がかりがないとは困りましたね」
「…あ！でも、モンスターが気持ち悪かった以外にも一個だけ覚えてますよ！犯人、なんというかこう…すごく古臭いカードを使ってたんです」

「……？なんだか…どこかで聞いたような…」
…六合先輩と同じで、何か引っ掛かるようなものを感じていたぞ俺。オシリスレッドの女子生徒で…古いカード……どこでそんなような話を聞いたんだっけ………うーん……？



「ふふ、ふふふ、ふふふふ。素敵なカード、こんなにたくさん……誰にも渡さない。私がずーっと…大切にしてあげるからね……ふふふふ……」

つづく

[43 スレぬし 22/10/21(金) 01:21:10]

というわけで今日はここまでです。
中之条くんにどう行動させるか迷ってるんですが…今は人がいなさそうなのでまた今度安価投げさせていただきます。

ちなみに轟木『兄妹』は昨日友人と財前兄妹の話をしていたせいで打ち間違えた、いわゆる誤植だったりします。最初は兄弟のつもりでしたが誤植に気づいて後戻りできなくなりました……
まぁ結果的に男二人で小柄な女の子を襲う…というどう考えても事案な絵面は避けられたので結果オーライ……かな？

[44 二次元好きの匿名さん 22/10/21(金) 07:00:29]

お疲れ様です。
相変わらず中之条君自身は関わり薄くなるなぁ。

[45 二次元好きの匿名さん 22/10/21(金) 12:56:35]

保守

[46 二次元好きの匿名さん 22/10/21(金) 21:50:15]

保守

[47 スレぬし 22/10/22(土) 01:28:33]

やばい　超久々に絵描いてたらこんな時間に…！？
というわけなので何もないのもアレなんで一応、まだ途中だけどスレ主の脳内イメージで書いた中之条くんのラクガキ上げておきます
あとやっぱ黄色の制服はダセェと思うんですよ社長

[48 二次元好きの匿名さん 22/10/22(土) 02:14:23]

まさかのイラスト、乙
黄色も悪くないと思うけどなー

[49 二次元好きの匿名さん 22/10/22(土) 06:42:25]

中々格好いいと思いますよ。

[50 二次元好きの匿名さん 22/10/22(土) 13:10:11]

保守

[51 スレぬし 22/10/22(土) 17:27:23]

余裕があったら他のメインキャラも描いてみたいですね　まぁイメージが固定化されすぎるのも考えものではありますが

さて、そんな出来事があったが次の日だぞ俺　今日はなにがあった？dice1d3=2 (2)

1.カツアゲ現場に遭遇した

2.なにやら様子がおかしいコレクターちゃんに会った

3.きょうはなんにもないすばらしい一日だったぞ

[52 スレぬし 22/10/22(土) 17:31:02]

あと最近ダイス忘れてたけどチーム決めのクジ引きの結果はどうだった？dice2d6=4 3 (7) （ダブりが出たら最抽選）

1.遊…なんとか

2.メイ

3.常磐

4.六合先輩

5.風紀委員長

6.誰だお前！？

[53 スレぬし 22/10/22(土) 17:36:37]

「…なんだか、この三人になる割合高くないかしら…？本当にくじ引きなのよね？」

「えー？何スかお二人さん、そんなに俺と組みたくない感じ？」

「ええ」

「即答かよ！！」

そんなこんなで見回りを開始した俺たちだったが…dice1d2=2 (2)

1.アルバムを開いてニヤニヤしてるコレクターちゃんに出会った

2.購買にカードパックを凝視するコレクターちゃんがいた…

[54 スレぬし 22/10/22(土) 17:51:29]

「あれ？あの子……もしかしてこの間の…」
「ん？何？先輩の知り合いスか？」
「知り合いってほどじゃないけど…」
俺もギリ覚えてるぞ、この間先輩のカードを拾ってくれたコレクターちゃんだな。確か名前は…
「こんにちは、千寿さん…よね？この間はありがとう」

「………これと、これ…それから…これ」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
「…千寿さん？」
「ひゃいっ！？あ、す、すみません…！えっと…確か…」
「六合よ。どうしたの？さっきからパックの前でしゃがみこんで…どこか具合でも…」
「え、あ、な、なんでもありません！失礼しました～！！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

「どうしたのかしら…せっかく仲良…じゃない、この間のお礼も兼ねて私のカード、見せてあげようかと思ったのに……」
なんだかあの子、変なパックの買い方をしていったな……わざわざ奥の方にあるパックを引っ張り出してきたり、まるで中身がわかってるような…
「サーチでもしてるっての？無理無理、海馬コーポレーションの技術がそんな眉唾モンの都市伝説でどうにかなるわけないっしょ、そんなんできたら苦労しねーよ…お！てか俺もこのパック欲しかったんだよね～ラッキー！」
あ！それ俺がこの間買い逃したパックじゃないか！ずるいぞ俺にも買わせろ！


………

「な、な、なんじゃこりゃ～！！！」
常磐が騒ぐのも無理はない。こんなことって…
「どうしたの二人とも…？欲しかったカードが当たらなかったとか…？」
「そんなチャチなもんじゃねーすよ！！見てくださいこれ！！」
「……えぇ！？しかも中之条くんまで…！？どういうこと…？」
……俺たちが買ったパックからは、一枚たりともスーパーレア以上のカードが出てこなかった…二人合わせて40パックも買ったのにこんなことある……？まるでレアカードの入ったパックだけを抜き取られたような……

……抜き取られた？もしかしてそれって……いや、まさか……な

[55 スレぬし 22/10/22(土) 17:57:37]

そんなことがありながら午前の見回りが終わり、そして午後…

「また生徒がデッキを奪われただと！？」

「くっそぅ…！小学生の頃から使ってたデッキなんです！取り返してください会長！！」

「うん大丈夫、任せてくれたまえ。僕には優秀な部下たちがいるからね　フフフ……」

どうやらまたカツアゲがあったらしい。そういえば今朝のコレクターちゃん…ちょっと気になるような気がするけど…dice1d2=1 (1)

1.何か関係があるんじゃないか？

2.この件には特に関係はなさそうだな…

[56 スレぬし 22/10/22(土) 18:07:37]

…会長、ちょっと聞きたいことがあるんですが…1年の千寿さんについて

「…ほう？」

「…どうしたの中之条くん？も、もしかして今朝のことで千寿さんを疑ってるとか…？あれは単にあなたたちの運が悪かっただけじゃ……」

いや、もちろんそれもありますけど。それだけじゃないですよ、ちょっと…気になることがあって…

─会長が言うには彼女は図書委員らしいので、放課後に図書室に行ってみたが……

「あら？もしかしてマナちゃんのお友達？あらあらいらっしゃい～、なんだか安心したわ。あの子…いつも一人で寂しそうだったから」

なんだか妙に色っぽい先輩がいたけど、千寿さんの姿は見当たらない…とりあえずこの先輩に聞いてみるか

「それで…マナちゃんに会いに来たのね？」

dice1d2=2 (2)

1.彼女なら資料室に行くって言ってたわ

2.ごめんなさいね、今日は来てないわ

[57 スレぬし 22/10/22(土) 18:19:43]

ここはハズレだったか…困ったな。学年が同じなだけで会ったことは二回しかないから、ほかに行きそうなところもわからないぞ……

「何か用事があったなら伝えておくかしら？」

…いえ、大丈夫です

「…それで、どうしてそんなに彼女を疑ってるの？」

…まぁ、もちろん今朝のことが一番ですけど　それ以外にももうひとつ…彼女、コレクターみたいじゃないですか　カードにも詳しくて、先輩のレアカードも羨ましそうにしてたし

「…だからって、人のデッキをレアカード目当てで奪ったりなんてするかしら？彼女、優しそうだったしとてもそんなことする人には…」

そういう人でも事件を起こさせるのが、精霊のカードですし

「……それは、そうだけど…」

「なるほど、そいつは調べてみる価値ありそうだな」

…誰だ？人の話を盗み聞きしてたのは…って、お前は遊…なんとか！？それにメイも！

「えへへー、たまたま通り掛かったら三人がいたからつい…」

……まぁ聞いてたのが仲間でよかったけど…あれ？そういえば横にいるのは見かけない顔だけど…誰？見たところ

dice1d3=1 (1)

1.レッド

2.イエロー

3.ブルー

の

dice1d3=1 (1)

1.3年生

2.1年生

3.2年生

で

dice1d2=1 (1)

1.男子

2.女子

みたいだけど…

[58 スレぬし 22/10/22(土) 18:30:07]

「おう！そういえば君たちには自己紹介がまだだったな！俺はオシリスレッド3年、塚原武士（つかはらたけし）だ！剣道部の主将をやらせてもらっている」

塚…原？こんな人最初はいなかったはずだし…えっと…？dice1d2=2 (2)

1.覚えてる

2.覚えてない…

[59 スレぬし 22/10/22(土) 18:40:41]

「ふはははは！覚えてないか！！まぁ無理もない、お前とは直接やりあってないからな！」

「塚原先輩はほら…この間の精霊絡みの事件で空手部と剣道部が対決したじゃない？」

あぁ、そういえばそんなこともあったな…俺は後ろで見てるだけだったけど…

「あの時迷惑をかけた詫びでな、生徒会に俺も協力させてもらうことになったのだ。よろしく頼むぞ！！」

「先輩だけじゃないんだよ、あの後事件に関わった人たちが何人も協力したいって申し出てくれてるの！」

なるほど、知らない間に新戦力が増えていたわけか…正直、人手不足感は否めなかったからありがたいな。できれば休みももらえるとありがたいんだが…

「…それで中之条、確か…レッドの千寿愛子のことだったな？」

そういえば遊…なんとかと常磐は同じクラスだったな、なにか知ってるのか？

「同じクラスってだけでそこまで親しくはないけど…」

遊…なんとかから話を聞いた結果、dice1d2=2 (2)

1.手がかりを得た

2.特に手がかりはなかった…

バッテリーやばいので落ちます！

[60 二次元好きの匿名さん 22/10/22(土) 19:21:24]

お疲れ様です。
今回は割と関わるのに肝心なところは下振れる中之条君、そして先輩との縁の強さが異常。

[61 二次元好きの匿名さん 22/10/22(土) 20:55:40]

あまりに引かれ合いすぎて逆になんでこいつらまだ付き合ってないんだ…？ってなる

[62 スレぬし 22/10/22(土) 22:59:39]

すみません…風呂入ったら一気にテンションが爆下がりしてしまったので今日はもう休みます…

[63 二次元好きの匿名さん 22/10/23(日) 07:51:52]

保守

[64 二次元好きの匿名さん 22/10/23(日) 18:17:40]

ほ

[65 スレぬし 22/10/23(日) 23:08:56]

なかなかタイミングが掴めないね　ちょっとだけ続き

「いや…正直あんまり話したことないんだよな……あいつ、休み時間も誰かといるの見たことないし…」

「そう…なのね…！」

…なんか六合先輩がシンパシーを感じているが無視しておこう

「どうする？俺たちは結局大した手がかりは得られなかったし…その様子だと多分三人も空振りだったみたいだしさ　一旦報告に戻るか？まぁ、容疑者が絞れただけでも進展ではあるけど…」

どうする？dice1d2=1 (1)

1.とりあえず報告に戻る

2.もう少し見回りしてみる

[66 スレぬし 22/10/23(日) 23:22:04]

「やぁ、おかえり。それで…千寿くんはどうだった？うーん、特に掴めず、か」

「その疑う理由とやらも正直不確かすぎて信用に値しないと思うがな、情報をよこすならもっと正確な情報をよこせ中之条。不確かな情報はかえって捜査を混乱させるだけだぞ」

嫌味メガネも嫌味を言ってる暇があったら少しは手伝ってくださいよ…

「それと君たちが出てる間に更なる被害者が続出、これで昨日と合わせて6人目だ。そろそろ悠長にやってもいられなくなってきたね。疑いが確かにしろ不確かにしろ、調べてみる必要はあると思うよ？伝道会計も頭ごなしに否定せずに、状況を見て柔軟に対応しないとね」

「…は、はい…精進します…！」

とはいえ、このまま相手の行動を待つだけなのは正直、得策とは言いがたい。現に被害は食い止められてないからな…どうする？

dice1d3=1 (1)

1.おとり捜査だ！

2.やっぱ本人に直接会いに行って確かめてみよう

3.見回りの人員を増やせばいいんじゃない？

[69 一部修正して再UP 22/10/24(月) 00:03:33]

そうだ！おとり捜査をすればいいんだ俺！
「おとり捜査ぁ？」
犯人はきっとレアカードを欲しているに違いない！つまり出番です六合先輩！「え！？私！？」
内容は至ってシンプル、まず先輩の持ってる限りのレアカードを用意してデッキを組んでもらいます。そしてそのデッキでデュエルをしてもらいます！なるべく人目につかなそうな狙われやすそうな所で！
「なるほど…冴えてるじゃねぇか中之条」
「え、ちょ、ちょっと…」
「このまま話してるだけじゃ埒が明かねーし、とりあえずやってみようぜ！」
「えぇ…！？ちょ、ちょっと…」
「みんながこっそりスタンバイする位置も決めないとね！よーし燃えてきた！」
「ちょ、みんな話を…」
「デュエルの相手は俺がやりますよ。なるべくターンは持たせつつ自然な展開でやりましょう、そのほうが向こうも食い付いてきやすいだろうし」


「……本当に、これで上手くいくかしら？」

[70 一部修正して再UP 22/10/24(月) 00:04:36]

「よし！行きますよ先輩！」
「え、えぇ…お手柔らかにね…！」

「「デュエル！！」」


「行くわよ、ホーリー・ナイト・ドラゴンを召喚！！」
『ｸﾞｫｫｫｫｫﾝ!』ATK2500

（す、すげぇ…！あれは伝説の超シークレットレアカード、ホーリーナイトドラゴン…！？や、やべぇ…生で見たの初めてだ…！）ﾋｿﾋｿ
（しかもあの手札にあるカード、全部年代物のカードばっかり…！！あ、あんなの学校に持ってきてもらってよかったのかな…！？）ﾋｿﾋｿ
……正直、先輩がお金持ちなのは何となく察してたけど、このレベルまでは予想してなかったぞ俺…こんなのもう金庫に入れておくレベルのカードじゃないか……
あんな貴重なカードを俺の軽率な発言で学校に持ってこさせてしまって本当に大丈夫なんだろうか……万一あれが盗まれるなんてことになったら俺の身も危ないんじゃないか…？

（…でも、まぁ…）

「いくぜ！スターメイカー・ドラゴンで攻撃！！ゲートオブ・ワンダラー！！」
「キャー！！！」LP4000→0

…さすがにカードが古すぎてまるで勝負になってないな…しかも相手はあの遊…なんとかだし…

（…どうやら、まだ現れないみたいだな…）「もう一回お願いします！えーと…」
「六合よ！六合霊山！」

……しかし、何度デュエルしても犯人が現れることはなかった……な、なんでだ…！？完璧な作戦だと思ったのに……

[71 スレぬし 22/10/24(月) 00:06:06]

結局、俺の作戦は失敗に終わってしまったぞ…いったい何がいけなかったんだ…

その後、常磐の「そもそも本当に疑わしいなら最初から本人に聞けば良いじゃん！」という発言でメイ達女子組が寮の彼女の部屋に向かったが……

「…いなかったと、うーん…それは困ったねぇ」　『門限の時間はとっくに過ぎてるのにまだ帰ってないなんて流石におかしいですし、やっぱり彼女が怪しいには怪しいと思います、でも…』
「当の本人がいないんじゃ問い詰めようもないね」
『とりあえずは明日学校に来るときまで保留ですかね…』

……しかし、その日から千寿さんは姿を見せなくなってしまった……ただし、彼女が俺たちの前に姿を現さないだけで、依然デッキを取られる生徒は増え続けているのだが……

……一体、この事件を解決するにはどうすればいいんだ…？

つづく

[72 スレぬし 22/10/24(月) 00:07:40]

明日は予定があるので今日は早めに寝ます！おやすみなさい！

全然話が進まんし文章は崩壊してるし絶不調じゃ…

[73 二次元好きの匿名さん 22/10/24(月) 07:58:01]

お疲れ様です。
珍しく意欲的に動いたのに空回ってしますのは相変わらずの中之条君と言いますか。
今回も面白かったです。

[75 スレぬし（外出中） 22/10/24(月) 14:54:29]

朝から体調が悪かったけど残りのプロットのアイデアが思い付いたのでまぁいいでしょう
昔から体調が悪い方が妄想が捗るのは何でなんだろう…

ちなみにこのまま予定通り進めば今回はついに六合先輩の活躍シーンが見られるかもしれません
この事件は本編でいうところの六合先輩初メイン回だった…？

[76 二次元好きの匿名さん 22/10/24(月) 22:43:29]

楽しみにしています。

[77 スレぬし（絶不調） 22/10/24(月) 23:21:36]

遅くなりましたスレ主です…夜になれば体調が良くなると信じていた俺はお笑いだったぜ
どこまで更新できるかはわかりませんがとりあえずやってきます

─最初の事件から五日が過ぎた
相変わらず容疑者こと千寿さんは姿をくらませたまま、しかし一向に被害は収まる気配がなかった。

「学校の外に逃げたってセンはねーんすか会長」
「ないね。彼女が依然学園内で目撃され続けているうえに、彼女らしき人物が学校の外に出たという報告は警備員からも聞いてない…『顔が思い出せない人』もいなかったか聞いたけどハズレだったしね」

「…彼女、もう四日も寮に帰ってないんですよね」
「ああ、しかも食料を欲して食堂や調理室などに現れるかとも思い監視カメラを設置してはみたものの、そこにも映ってはいなかった」
「…それって、千寿さんはもう四日も飲まず食わずでずっと学園内に隠れ潜んでるってことです、か…！？」
「水道や自販機の全てまで監視は付けられなかったし、流石に水くらいは飲んでるだろうが……学園の外に出た形跡がない以上食わずって部分は合っているだろうな」
「ま、まぁそれなら流石にハラ空かせて耐えかねてそのうち出てくるんじゃ…」
「普通の人ならそうだろうね。でも彼女は精霊に取り憑かれている、常識的な行動を必ずしも取るとは限らないよ」
「……まぁ、そりゃそうっスけど…」
「ま、お腹ペコペコで倒れるくらいで済むならいいんだけど、ここで一つ残念なお知らせだ」

そう言って会長が一枚の紙を引き出しのファイルから取り出したぞ　これは……？

[78 スレぬし（絶不調） 22/10/24(月) 23:32:15]

「診断書…！？」
「ご実家に電話してそれとなーく聞き出したけどね、彼女、どうも子供の頃から持病を患っているみたいでね。お医者さんからも定期的に発作を抑えるための薬を出されていたらしい」
「……ってことは、まさか…」
「そしてもう一つ残念なお知らせだ。最後に部屋を出て以降、彼女の部屋から薬が持ち出された様子はなかった。確かにこのまま時間が経てば事件は無事解決するだろうけど……そうなった場合、彼女自身が無事であるかの保証はなくなってしまうだろうね」



……そんなわけで、早急に事件を解決する必要が出てきたぞ俺たち
…なんだか最近大事続きで感覚が麻痺してたけど、そういえば精霊絡みの事件って割とヤバめの案件ばっかりだった……！！

[79 スレぬし（絶不調） 22/10/24(月) 23:35:47]

さて、前回の作戦は失敗に終わってしまったが、だからといってこのままただ普通に見回りしているだけでは一向に事態は好転しないだろう…ここは…dice1d3=1 (1)

1.遊…なんとかの策を試す

2.委員長の策を試す

3.常磐の策を試す

ことにしたぞ俺たち

[80 スレぬし（絶不調） 22/10/24(月) 23:39:38]

「簡単な話だ。彼女がレアカードを欲しているというのなら……新しく購買にカードを入荷させればいい」

「…なるほど？」

「正確にはカードが入荷し、明日購買に並ぶというという情報を流すんだ。そうすれば…」

「千寿さんは確実に食いついてくる！」

「……それで本当にうまくいくかしら…？」

…なにやら六合先輩は納得いってない様子だったが、とりあえず行動だぞ！結果は…dice1d3=2 (2)

1.失敗

2.失敗

3.失敗した、が…？

[81 スレぬし（絶不調） 22/10/24(月) 23:43:34]

「うーん…うまくいくと思ったんだけどなぁ…」

結局倉庫を監視していたが彼女は現れず、失敗に終わってしまったぞ俺たち…遊なんとかも必ずしも事態を解決に導くような主人公的な運命力を発揮するとは限らないようだ…

仕方ないので次は…dice1d3=3 (3)

1.委員長の策を試す

2.常磐の策を試す

3.！？

ことにしたぞ俺たち

[82 スレぬし（絶不調） 22/10/24(月) 23:51:05]

「おい生徒会！盗られたデッキはまだ取り返せねぇのかよ！そもそも犯人は分かったのか！？」

……ドアの向こうから聞こえてくるこの声は…どうやらデッキを盗られた被害者たちのようだ

「もう我慢ならねー！犯人が誰なのか教えろよ！俺が自分で見つけてとっちめてやる！！」

「試験に間に合わなくなったら生徒会とその犯人のせいだぞ！責任とってもらうからな！！」

「…クソ、あいつら俺たちの苦労も知らないで…」

「……すみません、ちょっと失礼します」

……六合先輩？

「…すみません、少し皆さんに事件に関する聞きたいことがあるのですが…」

なにやら六合先輩が集まってきた被害者たちに話を聞いている……？さっきの遊…なんとかの作戦に対するリアクションもそうだけど、何か気付いたことでもあるのだろうか…？

…さて、次は…dice1d3=3 (3)

1.委員長の策を試す

2.常磐の策を試す

3.……先輩、本当は何かわかったんじゃないですか？

ことにしたぞ俺たち

[83 スレぬし（絶不調） 22/10/24(月) 23:53:01]

ダイス～！！！

dice1d3=2 (2)

[84 スレぬし（絶不調） 22/10/25(火) 00:00:44]

……常磐の策、かぁ…
「なんか、聞くまでもないんじゃねぇかな」
「そうだね、次行こう次」
「いやいくらなんでも酷くない！？」

「…まぁ、単純な話さ。結局精霊に取りつかれてようが人間は人間。食欲には抗えないってことよ」

…などとほざく常磐の案通り、皆が下校した後、食堂のテーブルに食事…と、それを取り囲むように監視カメラをこっそり置いていったのだが……

「なんでだよ！！！」
案の定、翌日も食事には一切手が付けられていなかった
「うん、失敗すると思ってた」
「時間の無駄だったな、この間に千寿さんが倒れでもしたらどうするつもりだったんだ」
本当に無駄になったな…こんなこともあろうかと委員長の策を同時に準備しておいて正解だったぜ
「俺の知らないところで何進めてるんだよ！？」

そう、常磐がしょうもない計画を立案してる間、俺たちは委員長の策を実行するための準備をしておいたのだ…その作戦とは…！

[85 スレぬし（絶不調） 22/10/25(火) 00:10:29]

「ズバリ簡単です、皆が学園にデッキを持ってこなければよいのです」

「…え？そんだけ？もっとこうなんか…」

お前のクソみたいな策よりはよっぽど効果あると思うぞ常磐

「とりあえず、全校生徒に呼び掛けてデュエル実習がない今日はデッキを持ってこないように呼び掛けました。これで少なくとも今日一日は強奪事件は起きないでしょう。もし起きるとしても…それは例外としてデッキを持ってきている私たち対策チームの中だけ、というわけです」

「あとは対策チーム同士連絡しあえば完全防御ってことか」

「まずは実験的な手段ではありますが…少なくともこれで被害は押さえられるはずです！」

「な、り、寮に置いていったカードが盗まれた！！！？！？！？」

……まさか委員長の策でもダメだとは…てっきり学園内でデュエルをふっかけて強奪していくのが共通の手口だと踏んでいたが…まさか普通に寮に進入して盗んでいくとは……これじゃもうなんでもありじゃないか…！

「…手詰まり、ですね……」

「どうしよう…」

「…すみません、少し用事が…」

…先輩、またどこかに出ていったぞ。これは…dice1d2=1 (1)

1.先輩、本当は何か気付いてるんじゃないですか？

2.まぁ、先輩に限ってあるわけないか…

[86 スレぬし（絶不調） 22/10/25(火) 00:17:05]

《幕間？》

ｽﾞｽﾞｽﾞ…
「ふふ、デュエルする手間が省けてむしろ助かりましたね……正直、もう、デュエルをするのは…辛くなってきてます、から…うっ…！！」

「……はぁっ、はあっ」ﾄﾞｻｯ

「……ふふ、大丈夫、ですよ…ｾﾞｪ…」

「あなたたちは絶対に誰にも渡しません。ずーっとわたしが守って…大事に、してあげますから……うっ……」ﾊﾞﾀﾝ

「はぁっ…はぁっ……こ、のくらい……あなたたちの、痛みに…比べれば……」


『………マナコよ……何故だ、何故……』

ちょっとだけ離席します！

[87 スレぬし（絶不調） 22/10/25(火) 00:36:33]

「う………その…中之条、くん…」
…あるんですね？何か案が

「……で、でも……正直、確信があるわけじゃないの…それに、これはあくまでわたしの推測にすぎないし……その……」

先輩、最近はコミュ力が身に付いてきてたと思ってたけど、やっぱり責任を背負ったりするようなプレッシャーのかかる場面は苦手らしい……どうにかして緊張をほぐせないだろうか…

「じゃとりあえず、やってみましょう」

「……い、いいの…？」
「まぁ不安な気持ちはわかりますけど、俺たちも確実に行ける！なんて思ってませんでしたし」
「もういっそ思いつくこと片っ端から試すぐらいの気持ちで行かねぇとダメだよな！やってみましょう先輩！」
「それにもし失敗したとしても、きっと何かは得られると思うんです。やらない後悔よりやった後悔、ですよ！　…なんちゃって、偉そうなこといっちゃいましたね…えへへ」

「……ありがとう、皆…力を貸してくれるかしら？まず…」

…先輩の顔つきがいつもの自信過剰なものに戻った。全く、本当に仲間に恵まれましたね、俺たち

[88 スレぬし（絶不調） 22/10/25(火) 00:50:36]

─部室棟廊下、周囲で俺たちがこっそりと待機する中、六合先輩は『ハーピィの羽根箒』を持って深呼吸していた。

「…うまく、いくかな…？」
「…わかんねぇ、正直俺も半信半疑だけど…」


─このカードはね、お祖父様が昔使ってたカードなの。これを貰ってすぐ、お祖父様は亡くなってしまったけれど…

─つまり、形見ってこと…ですよね？いいんですか？そんな大事なカードを……もし失敗したら…

─一人の身の安全、ひいては命がかかっていると言っても過言ではないのよ。そのためなら……惜しくないわ

……先輩……！！

「……っ！」
先輩が意を決した表情で“ハーピィの羽根箒を両手で掴み、真っ二つに破ろうとした”─その時。


「ダメ！！！！」ｶﾞｼｯ

「……！！」
「…来た…！！」
今だ！！　　　ﾊﾞｯ

「…！？」
包囲成功。ハーピィの羽根箒を破ろうとした手を掴んだのは、紛れもなく探していた少女─千寿愛子だった。

「…止めてくれると信じてたわ、千寿さん。これで…あなたを助けられる…！」

つづく

[89 スレぬし（絶不調） 22/10/25(火) 00:52:02]

というわけで今日はここまでです！
この流れで先輩デュエルしないってマジ…！？遊なんとか譲ってくれ！頼む頼む！（ダイスへの反逆）

[90 二次元好きの匿名さん 22/10/25(火) 01:16:31]

お疲れ様です。

いよいよ今回のクライマックス、どうなるのかとても楽しみです。

[91 二次元好きの匿名さん 22/10/25(火) 04:18:41]

そこはやっぱり先輩に頑張ってもらいたいよね！

[92 スレぬし（絶不調） 22/10/25(火) 12:11:32]

どうしようかなぁ……先のダイスと矛盾することにはなるけど先輩にデュエルさせたい気もあるし…
今とっても悩みに悩んでます…
なんとか納得のいく形で着地したいね

[93 二次元好きの匿名さん 22/10/25(火) 12:43:55]

待っていますので納得できるよう頑張って下さい。

[94 二次元好きの匿名さん 22/10/25(火) 19:55:10]

保守

[95 スレぬし（不調） 22/10/25(火) 20:57:43]

明日母がワクチン打つししんどそうなら色々忙しくなりそうなので今日のうちに書いちゃえという勢い

「……あなた、は…」
「…そういえば自己紹介がまだだったわね、私は六合霊山よ、千寿さん」

六合先輩の作戦は見事に成功し、俺たちの目の前についに千寿愛子が姿を現したぞ
「…まさか本当に成功するとは…」
「これでようやく決着をつけられますね！」
あとは俺たちが逃げられないように道を塞ぎ、そこを遊なんとかのデュエルで…


「おうおうおう待ちやがれ！！」

「「「「！？」」」」
…誰だ！？こんな大事な時に…って、この声…この間も聞いたことあるような…そうだ、確か生徒会に抗議に来ていたうちの一人…！！しかも、それ以外にも集団でお出ましだ！！

「…あなたたちは…轟木兄妹、と…周りの方々は…！？」

「おう、俺らはその女にカード盗られた被害者ってヤツだ…よくもやってくれたなこのクソ女が！」

…どうやら、このいかにもガラの悪い不快な感じの男が噂の轟木って奴らしい、それに委員長のリアクションから察するに周りの人たちは他の被害者たちか…！？こいつら、一体何をしに…！
「決まってんだろうが！てめぇら生徒会がいつまでもチンタラやってて役に立たねぇから自分で取り返しに来てやったってわけだ！！」

[96 スレぬし（不調） 22/10/25(火) 21:09:04]

「待ちなさい！これは我々対策チームが解決すべき問題です！一般生徒を巻き込むわけには…！」
「じゃあとっととデッキを取り戻してくれよ！試験のためにデッキを調整しておきたいのにいつまでたっても帰ってこないじゃないかこの役立たず！」
「あいつら…外野から好き放題言いやがって…！」

「そもそもそいつを倒せさえすればいいんだろ！？だったら俺たちにやらせてくれてもいいだろうがよ！」
「…確かに理屈の上ではそうなりますね。ですが…今の冷静でないあなたたちに任せるわけにはいきません！今一度問います…あなたたちはここに“カードを取り戻すために来た”のか、それとも…“復讐するために来た”のか！」

「何だよ風紀委員！また俺たちに指図する気か！」ﾌﾞｰﾌﾞｰ
「言っとくけど、あの時のことは忘れたわけじゃないんだからね！何が精霊のカードよ！取り付かれたかなんだか知らないけど、事件を全部やったのはあんたたちカードを持ってたやつらじゃない！」
「そうだそうだ！」ﾜｰﾜｰ
「つまりだ、精霊の影響だかなんだか知らねぇが、つまりはその女は元々レアカード欲しさに人からカードを取るようなろくでもないことを考えてる奴ってことだろうが！そんな奴に仕返しして何が悪いってんだ！？あぁ！？」
「お前たちはそんな奴を庇う気か！悪人の味方をするのか！」
「そうだそうだ！やっちまえ！」ﾜｧｧｧｧ

「……ッ、あいつら…！」
黙って聞いてれば適当なこと言いやがって、おい、お前らいい加減に…

「黙りなさいあなたたち！！」

…く、六合先輩！？今の大声…六合先輩が出したのか！？

[97 スレぬし（不調） 22/10/25(火) 21:15:12]

「さっきから事情を知りもせずにペラペラと…恥を知りなさい。確かに委員長は事件を起こした生徒の一人だし、そこにいる中之条くんや剣道部の人達だってそうね。けど…断言するわ！彼らは決して自分から悪事を働くような人間じゃない！憎むべきはカードを作った者であって、それの影響を受けた彼ら『被害者』じゃない！！」

「…！？」

「…それに、あなたたちはひとつ大きな勘違いをしているわ。ちょうど良いわね、説明ついでにみんなにも教えてあげる、どうして私がこの作戦を思い付いたのか、そして……彼女の“本当の動機”を！！」

……せ、先輩がいつになく輝いて見える…どうしちゃったんだ…！？まるでアニメの主役会を初めてもらったサブキャラのような存在感だ…！！

[98 ダイス？奴さん●んだよ 22/10/25(火) 21:27:15]

「あなたたちにはこの間話を聞いたわね、それで、あなたたちのことをよく知る学園内の生徒たちにさらに詳しく話を聞いて回ったの…それでようやく疑問がはっきりしたわ。なぜ『カードを奪われたのがあなたたちだったのか』……千寿さん」
「…なん、ですか」
「私はあなたの嫌疑を晴らしたい、だからお願い…見せてほしいの。あなたの『宝物』を」
「…っ！？どうしてっ、それを…！？」
「……図書委員の綺羅谷先輩に聞いたのよ。あなたがそれをいつも大事そうに眺めてることも。お願い、私を…信じて」
「…………“あなたなら”、信じられ、ます」

千寿さんはそう言ってカバンの中から一冊のアルバムと…、大量のデッキケースを取り出したぞ

「まずは…これを見てもらうわ」
六合先輩がアルバムをめくると…そこには綺麗に整頓されたたくさんのカードが並んでいた。コレクターなんだろうとは思ってたけど、どうやら予想よりずっとマメなタイプらしい

[99 二次元好きの匿名さん 22/10/25(火) 21:36:19]

関係ない部分だけどファイル超懐かしいな…

[100 ダイス？奴さん●んだよ 22/10/25(火) 21:40:44]

「ふん！見ろ！やっぱりレアカードばかりじゃないか！結局そいつはレアカード目当ての強欲…」
「ならこれを見てもそう言えるかしら？」
「…なっ！？」

確かに、轟木の言う通りページの前半はたくさんのレアカードで埋まっていたが、後半のページは……そのほとんどがノーマルや字レアのカードだけで埋められていた…

「彼女はレアカードだけにしか興味がないわけじゃない。彼女は…カードそのものを愛しているのよじゃなきゃ…ただのノーマルカードまでここまで大事にはされてないわ」

「ぐっ…！」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

よく見ると並び順も、カードの種類や関連するストーリー毎などにきっちりと整理され、更にはファイルの中でも更にプロテクターで保護されていたりと、そのファイルを見ているだけで彼女のカードに対する愛情が伝わってくるようだったぞ

「そうそう中之条くんと常磐くん、これはあくまで私の仮説でしかないけど……あの時買ってたパック、あれは恐らく…『これ』ね？」
「……！？ど、どうして…？」

六合先輩が手に取ったのはデッキケースだった。そこには…
「…あれは精霊のカード！それと、他のは…？」
「……多分、お気に入りのカードってところかしら。あなた…この子達のためのデッキを作りたかったのよね？」

……なるほど、あのときの真相はそういうことだったのか
「サーチしたのは絶許だけど…道理でね。レアだけ抜いてったにしてはやけに多く買ってたと思ったが…そんなことのためにわざわざ精霊の力を使ったのかよ…しかも自腹で？」
「……どうして、わかったんですか…？これは誰にも…」
「これに関しては、私の推測の勝利ね。これまで会って、聞いて知ったあなたの人柄から推理しただけの」

[101 ダイス？奴さん●んだよ 22/10/25(火) 21:58:04]

「待ちやがれ！いい話風にまとめてんじゃねえ！結局そいつがカード欲しさにデッキを取ったのは変わらないだろうが！」
「そ、そうだ！返せよ俺たちの大切なデッキ！」

「……はぁ、呆れ果てたわね。まだわかっていないの？どうしてあなたたちがカードを盗られたのか」
ため息をつく六合先輩がデッキケースから取り出したのは…
「あ、俺のデッキ！」

「お友達から聞いたわよ、あなたいらないカードがパックから出るとすぐゴミ箱に捨てるらしいわね」
「…！？」
「そこのあなたも。勉強でストレスが溜まるとすぐ周りに当たり散らすってクラスメイトから苦情が来たわ。それこそ…自分のカードを乱暴に扱うこともよくあるって」
「……そ、それは…ついカッとなって…」

……なるほど、もう言われなくとも理解したぞ、つまり彼らは…

「精霊に取り付かれた人はよく一つの感情が過剰に現れるようになったりするけど……彼女の場合はそのカードへの愛情がこういう歪んでしまった形で出力されたみたいね。つまり…許せなかったのよ、カードを大事にせず、無下に扱うあなたたちの元にカードがあり続けるのを、そうでしょう……千寿さん？」

「………そう、です！！あなた、あなたたち！！いつもいつも大切なカードを乱暴に扱ったりすぐゴミのように捨てたり！！あなたたちは自分のカードに対して愛情が無さすぎます！！」

「……………！！」ｻﾞﾜｻﾞﾜ
どうやら痛いところを突かれた奴も多いようで、さっきまであれだけ元気だった暴動は一気に収まっていったぞ

「だから！これ以上あなたたちみたいなのにカードを好き勝手されたくない！！そのためなら私は…私は！！！！」
「…そこまでよ、千寿さん」
「…なん、で…！？」
「あなたの気持ちはわかる。あなたのカードへの愛情はとても尊いものだわ。けど……こんなやり方は間違ってる。何より本当はあなただってこんなことをするのは望んでないはずよ！！」

[102 スレぬし 22/10/25(火) 21:59:15]

もう少しでダイスパートなのでダイス不足をﾕﾙｼﾃ…ﾕﾙｼﾃ…

[103 スレぬし 22/10/25(火) 22:04:02]

「……違う、違う違う違う！！これが私のやりたかったこと！私がやるべきことなの！邪魔をしないで！！」ｶﾞｼｬﾝ

「…あとは俺の出番だな、さぁデュエル……」

『……マナコ、受ける必要などない』ｺﾞｺﾞｺﾞｺｺﾞ
「！？」

…突然、ディスクを構えた千寿さんのデッキから禍々しいオーラと共に現れたのは…千眼の邪教神！？こいつが精霊のカードか！

『退くぞ、まともに取り合うな』ｺﾞｺﾞｺﾞｺｺﾞ
「…は、はい…」

「うぉっ！？な、なんだ！？」
「まさか、逃げる気か！？」
突然、千寿さんの周囲を黒いオーラのようなものが覆っていく。まずい…これはアレだ！敵キャラが雑に撤退するときのアレだ！このままじゃ逃げられ…

「行かせない！うあぁぁぁぁ！！」
「！？」
『な、何をする…離せ女！』
「離す…もんですかぁぁぁぁぁ！！」

く、六合先輩ーー！！？

千寿さんと邪教神、そして六合先輩は黒い闇に包まれて消えてしまった……ど、どうすればいいんだ…

「…！着信…！？先輩からだ！」

[104 スレぬし 22/10/25(火) 22:16:12]

（ここから少しだけ六合先輩視点です）

「…ここ、は…？」
『ぐっ…なんて女だ…まさかここまで着いてくるとは…！？』
妙に埃っぽくて薄暗いけど…ここって…
「…ずっと旧部室棟に隠れていたのね…近い内に取り壊される予定で立ち入り禁止だった…道理で見つからないわけだわ」

「……六合、先輩。私たちの邪魔をしないでください。私は……あなたと戦う理由がありません」
「…私もよ」
「…先輩はカードをすごく大事にしてた！ならわかるはずです！私の気持ちが！なのになんで！！」
「わかるからこそ、止めたいのよ」
「……退いてください、でないと…」ｶﾞｼｬﾝ
「もちろん戦うわ。その覚悟で来たの」ｶﾞｼｬﾝ

……ディスクを構えるのと反対の手で背中に隠したスマホで通話をオンにし、ここまでの会話をすべて向こうに流した。これで彼らもすぐに来てくれる。
正直……勝つ自信はない、それでも……！

「「デュエル！！」」

…それでも、足止めくらいはしてみせる！！

[105 スレぬし 22/10/25(火) 22:34:41]

私はセンジュ・ゴッドを召喚！その効果でデッキから儀式モンスターを手札に加えます！そして…手札から儀式魔法、イリュージョンの儀式を発動！私の場と手札からレベルを1以上になるように生贄を捧げ……儀式召喚！！現れよ、幻想モンスター・サクリファイス！！

『……………』ATK0

「攻撃力、0のモンスター…！？何か嫌な予感がする…！」

「伝説の幻想モンスターの力、お見せします！サクリファイスの特殊能力発動！ダークホール！」ｶｯ

「…！？ガギゴバイトが…吸収された！？」

ATK0→2000

「サクリファイスは吸収したモンスターの攻撃力と守備力を得、さらに吸収モンスターを盾にすることで戦闘ダメージをあなたにも受けてもらうことができます！サクリファイスの攻撃！幻想（ｲﾘｭｰｼﾞｮﾝ）ギガスクリューバイト！！」

LP4000→3850

「…くっ！！まだ…まだよ！こんなところで終わらせない！！私のターン！！」

六合dice1d100=19 (19) -15

千寿dice1d100=57 (57)

[106 スレぬし 22/10/25(火) 22:36:25]

先輩ーーーー！！？
少しだけ離席します！

[107 二次元好きの匿名さん 22/10/25(火) 22:36:36]

先輩色々とヤバいな

[108 スレぬし 22/10/25(火) 23:36:37]

「…このカードよ！憑依覚醒！これで私の場のモンスターの攻撃力は属性の数×300アップ！さらに霊使いなら効果では破壊されなくなるわ！行きなさい、憑依装着アウスの攻撃！憑依霊術『轟』！」
「ぐっ…！だけど戦闘ダメージは先輩も受けてもらいます！」
「承知の上よ！デーモンリーパーの攻撃！」

『ｷﾞｬｵﾝ!』
『……………！』

「ぐぅっ…！！サクリファイスが…！？」
「私はこれでターンエンド！」
（…サクリファイスが参照するのはカードの元々の攻撃力…憑依覚醒によって攻撃力が上がってる今の盤面なら、たとえまたモンスターを吸収されても、サクリファイスより打点を上回ることができる…これなら…！）

「私のターン、私は手札から速攻魔法・サクリファイスフュージョンを発動！」
「なっ…儀式魔法じゃない…これは融合召喚！？」
「私の手札・フィールド・墓地から融合素材を除外し、サクリファイスを進化させる！手札の千眼の邪教神と、墓地のサクリファイスで融合召喚！！出でよ…サウザンドアイズサクリファイス！！」

『……………！！』ATK0
「サウザンドアイズの呪縛によって、他のモンスターは攻撃することも表示形式を変更することもできません！さぁ、吸収しなさい、サウザンドアイズ！」
「…くっ！それでも、装備できるモンスターが一体なら、攻撃力ではこちらの方が上だわ！」
「……それは、どうでしょうか？」
「なっ…！？こ、これは…！？」

[109 スレぬし 22/10/25(火) 23:47:54]

「ジズ、キエル……！！これは相手の場のモンスターを踏み潰して現れる壊獣モンスター！！」

「吸収する対象はそう…ジズキエルです！よってサクリファイスはその攻撃力…3300ポイント分の力を得る！」

「そ、そんな……！！」

「……もう、あきらめてサレンダーしてください、先輩。これ以上あなたと戦う意味なんて…」

「…舐めてもらったら困るわね。私が…こんな程度のピンチを覆せないデュエリストだと思って！？」

「……この、わからず屋！！サウザンドアイズサクリファイスの攻撃！幻想一兆亜空弾（ｲﾘｭｰｼﾞｮﾝ・ﾌﾟﾛﾐﾈﾝｽﾎﾞｰﾙ）！！」

「ぐうぅぅぅぅっ…！！まだ…倒れるわけには…いかないの！私だってデュエリスト…最後まで諦めないわ！お願い、応えて私のデッキ…！！」

先輩が耐えたターン数 dice1d8=8 (8)

[110 先輩～！！！！！ 22/10/25(火) 23:51:01]

なんでここでバッテリーが無くなるんだよ充電はどうなってんだよ充電は！

[111 二次元好きの匿名さん 22/10/25(火) 23:52:26]

お疲れ様です。
絶望的な状況ながら頑張ったな先輩

[112 先輩～！！！！！ 22/10/25(火) 23:56:13]

「はぁっ…はぁっ…」LP150
「…もう、いい加減にしてください！私たちの邪魔をっ…しないで…！うっ…」ﾄﾞｻｯ
「…千寿さん！！」
「私は…こんなところで立ち止まってるわけには…いかないの…！なのに、どうして！どうして私たちの邪魔を…」
「それはね千寿さん、私は…」


「私は、あなたと友達になりたいからよ」
「…え？」

[113 充電中… 22/10/26(水) 00:17:03]

「なに、を……？」
「実はね、捜査のために寮の部屋に案内して貰って…そこにあるファイルを見て思ったわ。「あぁ、なんて素敵な心を持った人なんだろう」って。あなたは…本当に心から純粋カードを愛している」
「何を…言って…」
「…あの時、お祖父様のカードをあんなに誉めてもらって、私…本当はとっても嬉しかったの。ねぇ千寿さん、私は……あなたと友達になりたいわ。あなたと仲良くなって、もっとあなたとたくさんお話がしたい…！」
「私、は…」
「…お願い、目を覚まして！こんなにも純粋にカードを愛するあなたならわかるはずよ！これ以上こんなことをするべきじゃないって！」
「私、は…」


（…そういえば、あの先輩…古いカードなのにすごく綺麗な状態だったし……きっと、カードを大切にするいい人なんだろうな……）

「…はぁ、あぁいう人とならお友達に…なりたいなぁ……はぁ～…私にもっと積極性があれば……」


「わた、し…私も…そう、そうです…私も、あなたと…お友達に……！」

『お前も…』
「！？」
『お前も……お前も私の邪魔をするのか！！お前も私から奪おうというのか！！させる…ものかっ…！私だけの…私だけのものだ……他の誰にも渡すものか……！うぉぉぉぉぉぉ！！』

「……ぐっ…！？ぐ、あ！？あぁぁぁぁぁぁ！！」
「千寿さん！！あなた、千寿さんに何を！？」
「せん…ぱい……彼を……止め……」ｶﾞｸﾝ
「千寿さん！！！」
『「サウザンドアイズサクリファイスの攻撃」』

「……っ！！」
……ここまでね、結局…私にできることなんて……

「…何言ってるんですか先輩、よく頑張りましたよ」

[114 充電中… 22/10/26(水) 00:18:24]

…誰かが吹き飛ばされた私を…受け止めて…あぁ…この、声…は…！！
「…中之条くん！！みんな！！」
「カッコよかったですよ、正直らしくないぐらい」
「先輩の思いは伝わった…千寿にも、俺たちにも！だからあとは……俺に任せてください」
「うん！やっちゃえユウ！」

『どいつも、こいつも…邪魔をする…！！』
「邪魔はお前だ目玉野郎！これ以上彼女を苦しめさせない、今度は…俺が相手だ！！」ｶﾞｼｬﾝ

[115 充電中… 22/10/26(水) 00:22:47]

なんとか遊なんとかに繋ぎつつ先輩の見せ場を作れた…！！これもう完全にメイン回じゃん！最大ターン数耐えてるの熱すぎるじゃん！！
後は遊なんとかのデュエルだけだけど…正直もう眠い…けどまだ書きたい…心がふたつある～！

とりあえず歯磨きしながら考えます

[116 スレぬし 22/10/26(水) 00:47:18]

いろいろ考えたけどとりあえず今日の更新はここまでにします！多分。とはいえデュエルの後も書くべきことが盛りだくさんなのでペース配分には気を付けたいですね、ではおやすみなさい～


今日の最強コンボは…『サウザンドアイズサクリファイス』+『壊星壊獣ジズキエル』！
サウザンドアイズは高い制圧力を持つ代わりに自身にまで制約をかけてしまうため、一度吸収した後に更に強いモンスターが出てくると攻めあぐねてしまうことも多い。そこでこのコンボだ！
相手のモンスターを問答無用で退かしつつ現れる壊獣モンスター最高攻撃力のこのカードを使えば、邪魔なモンスターを退かしながらサクリファイスの攻撃力を大きく上げることができるぞ！
また、相手が守備モンスターで耐えようとしてきた時には『サンダー・ボルト』等のモンスター除去カードが役に立つぞ！ただし、無闇に使うとサクリファイスが吸収できるモンスターがいなくなってしまうこともあるので要注意！吸収と除去のタイミングを見極めて勝利を掴め！

これで今週も目指せ、最強のデュエリスト！！（番組後のミニコーナー風）

[117 二次元好きの匿名さん 22/10/26(水) 04:54:31]

熱い回だった、乙！

[118 二次元好きの匿名さん 22/10/26(水) 06:41:14]

お疲れ様です。
遊なんとか君の活躍がどうなるか？

[119 二次元好きの匿名さん 22/10/26(水) 12:00:44]

保守

[120 二次元好きの匿名さん 22/10/26(水) 20:44:51]

保守

[121 スレぬし 22/10/26(水) 22:51:53]

今日は更新できるかちょっと不明です…！すみません！

[122 二次元好きの匿名さん 22/10/27(木) 06:34:34]

無理せず自分のペースでおねがいします。

[123 二次元好きの匿名さん 22/10/27(木) 13:13:35]

保守

[124 二次元好きの匿名さん 22/10/27(木) 23:33:46]

保守

[125 スレぬし 22/10/28(金) 00:53:58]

今日は疲れたので寝ます…
寝られなかったら更新するかもしれない

[126 二次元好きの匿名さん 22/10/28(金) 06:45:14]

お疲れ様です。

[127 二次元好きの匿名さん 22/10/28(金) 11:54:07]

保守

[128 二次元好きの匿名さん 22/10/28(金) 22:52:35]

保守

[129 スレぬし 22/10/28(金) 22:53:54]

書き込もうとしたら掲示板落ちてて最高にヒヤヒヤしてたスレ主です
たぶんこの後更新するつもりなのでしばしお待ちを…

[130 スレぬし 22/10/29(土) 01:24:23]

やっぱ無理そうです…三日も休んでしまうとは不甲斐ない

[131 二次元好きの匿名さん 22/10/29(土) 03:32:38]

気にしない気にしないやりたい時にやりやぁいいんよ

[132 二次元好きの匿名さん 22/10/29(土) 06:38:16]

無理しないでくださいね、ゆっくりと待っていますので。

[133 二次元好きの匿名さん 22/10/29(土) 13:06:02]

保守

[134 スレぬし 22/10/29(土) 18:12:26]

母が元気になって安心したのでつづきです
まぁスレ主も明後日ワクチン打つつもりなので数日くらい更新できなくなりそうですが…

『どいつも、こいつも…邪魔をする…！！』
「邪魔はお前だ目玉野郎！これ以上彼女を苦しめさせない、今度は…俺が相手だ！！」ｶﾞｼｬﾝ

ついに始まった千寿さんに取り憑いた目玉モンスターと遊…なんとかのデュエル…
を隣で見ているぞ俺たち　がんばれ～

『そこは「先輩が世話になったな！今度は俺が相手だ！」みたいな流れじゃないんです？』
…うるさいぞエロペンギン、悔しいけどあいつの方が強いんだから仕方ないだろ　黙って見ないならしまっちゃうぞ
『男の嫉妬は見苦しいって前に聞き…あー！やめて！私が悪かったですから！ストレージ送りはやめて！』


『「デュエル！」』

[135 スレぬし 22/10/29(土) 18:36:38]

『私のターン！私は魔法カード、高等儀式術を発動！デッキから我が身を生け贄に捧げ、現れよサクリファイス！！』　ATK0

「後攻1ターン目からサクリファイスが…！しかも墓地にはあの目玉のモンスター…これはまずいことになったわね…」

…先輩が言っているのは恐らくさっきやられた融合魔法のことだろう　確か墓地からも融合できる速攻魔法カードだから、これでもう融合の準備は万端ってわけか

『くくく…これで準備は整っ…』

「…それはどうかな！リンク召喚したイレイス・スターシーカーはお互いのメインフェイズに一度、相手フィールドに存在するモンスター1体と同じ属性のモンスターを相手の墓地から、取り除いた星魂カウンターの数まで選んで除外することができる！撃ち抜け、コマンドキャンセラー！！」

『何っ…！？』

「うまい！これであいつの墓地に融合素材がいなくなったぞ！」

『フン、融合を封じたくらいでいい気になるな！サクリファイスには吸収効果がある！受けるがいい、ダークホール！』

…今のところは互角といったところだぞ　さて、ここからどうデュエルが動くのか…

遊…なんとかdice1d100=46 (46) +30

千眼の邪教神dice1d100=90 (90)

[136 スレぬし 22/10/29(土) 18:38:01]

なんかイマイチ筆がのらないのでちょっとMDでもして気分を盛り上げてきます…
いや強いな目玉野郎

[137 二次元好きの匿名さん 22/10/29(土) 19:15:16]

腐っても精霊だしな

[138 スレぬし 22/10/29(土) 23:37:26]

復活したので続き

「未知なる領域（エリア）へ駈け上がれ！現れよリンク4！クルセイド・スターシーカー！」
『ﾌﾝｯ!ﾊｧｧｧｯ!』
「素材となった2体の星魂カウンターはクルセイドへと受け継がれ、攻撃力は900アップするぜ！」ATK2300→3200

「よし！サクリファイスの攻撃力が低い今の状態なら直接ライフを削り取っちまえば！」
「彼の勝ち、だけど…！」

「クルセイドの攻撃！エクシードフラッシュ！！」
『ぐっ……！！』LP2100
「モンスターを吸収したサクリファイスの戦闘では俺もダメージを受けるが、これでお前のフィールドはがら空きだ！更にリンク素材としたステラの効果で、クルセイドはもう一度攻撃できる！これで決めてやる！いけみんな！クルセイドに力を結集すふんだ！」
「強化したクルセイドの攻撃が通れば！」
…あ、常磐その台詞はちょっと不吉な予感が……
『まぁ、フラグですよねぇ…』

『フッフッフ…ハハハハハ！！』
「な、何！？なんだこのモンスターは…！？」

[139 二次元好きの匿名さん 22/10/29(土) 23:37:57]

お疲れ様です。
まさか主人公補正されてる遊なんとか君を上回るデュエル力って……これどうなるかとても楽しみ。

[140 スレぬし 22/10/29(土) 23:46:32]

土煙の中から現れたのは…なんだあの不気味なのっぺらぼうのモンスターは…！？
「あ、あれはノーフェイス！サクリファイスが破壊されたときに特殊召喚できるカードだよ！」
「壁モンスターが出てきたからなんだ！そいつに攻撃して…」
「ダメだよユウ！ノーフェイスは破壊されると墓地のサクリファイスを蘇生させる効果がある！」
「なっ…！？くそ！これじゃ止めは刺しきれねぇ！」

『どうやらここまでのようだな、私は黄金の邪教神を召喚！このカードは私自身となることができる！そして魔法カードサクリファイスフュージョンを発動！！現れるがいい、千の眼持つ幻想の支配者、サウザンドアイズサクリファイス！！』

まずい…！吸収効果はクルセイドの破壊耐性じゃ避けられないぞ！どうするんだ遊…なんとか！？

[141 スレぬし 22/10/29(土) 23:57:57]

『サウザンドアイズの攻撃！幻想エクシード・フラッシュ！！』

「ぐあぁぁぁぁぁぁ！！！」LP900

『な、なんという執念！彼をここまで追い詰めるとは……』

ナイトメアの言うとおり、あのキモい目玉モンスター、とんでもない執念を感じるぞ…一体何がそこまで奴を駆り立てるんだ！？

『諦めろ、サクリファイスは無敵なのだ！最早貴様に勝ち目など…』

「何バカなこと言ってやがる目玉野郎！チームの仲間がボロボロになるまで頑張ったってのに、俺がここで諦めてどうすんだ！」

あ、なんかまた遊なんとかの右手が物理的に光って見えたような気がする…

「俺のターン！！！」

dice1d100=59 (59) （1以上でディスティニードロー）

[142 スレぬし 22/10/30(日) 00:18:40]

「これは…俺こんなカードデッキに入れた覚えは……いや、けど…このカードならいける！一か八かだ頼むぜ！俺は手札のティンクリボーを捨て、魔法カードイマジナリ・リンクリエイションを発動！この効果により、俺は墓地のリンクが異なる…」

「な、なんだあの見たことないカード…！？」

「けど、この効果なら…」

……あいつの切り札が、来るぞ！

「スターゲート展開！ここに継がれし数多の星魂（ねがい）よ、混迷の夜を裂き、新たな未来を切り開け！リンク召喚、現れろリンク5、スターメイカー・ドラゴン！！」

『ｷﾞｬｵｵｵｵｵｵｯ!!!』ATK2500→5000

『だが、サウザンドアイズがいる限り攻撃は…』

「それはどうかな！墓地のティンクリボーの効果発動！」

『な、何だと！？』

……これはもう間違いない、こうなった遊なんとかは完全に無敵、あいつの必勝パターンだぞ　けど…！

『ぬぅおおおお！！負けるものか！負けるものかぁぁぁ！！』

なんなんだあいつの並外れたあの執念は…！あのしつこさ尋常じゃないぞ…！この状況からでもまだ耐え抜く気でいるぞ！？

dice1d100=6 (6) （高いほどより邪教神がしつこく粘り、80以上で耐え切る）

[143 スレぬし 22/10/30(日) 00:31:05]

『負けるものかぁぁぁ！！私は瞬間融合を発動！！ここに真の力を解放せよ、最強の幻想モンスター…ミレニアムアイズサクリファイス！！』
「また新しい融合モンスターを…！」
『更に手札からミレニアムアイズイリュージョニストの効果を発動！！これで貴様のドラゴンも吸収してやる！！喰らえ、カオスホール……』
「…いい手だけど……少し遅れたな！そこだ、リバースカードオープン！」ドン★
『なん…だと…！？』

……だが、執念という感情だけで勝てる訳じゃないのが…デュエルだぞ　もはやその程度の悪あがきで勝敗はひっくり返らない！！
「スターメイカードラゴンの攻撃！！ゲートオブ・ワンダラー！！」

『こんなところでっ…ぐ、ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！？』　LP0

[144 スレぬし 22/10/30(日) 00:48:05]

「やった、倒したぞ！！あとはカードを回収して…」

「……う、ここ…は…？」

「千寿さん…！大丈夫！？どこか具合の悪いところは…」

「…わ、わたしの…私のカードは…！？」

「ここよ、全部無事。もちろんあなたのデッキもね」

「……そう、ですか…よかった…」

千寿さんはカードたちを大切そうに抱きしめてそう呟くと、そのまま眠ってしまった…

かくして事件は解決したぞ

あの後千寿さんはしばらく入院することとなったが、命に別状はなく、しばらくしたらまた学園に通えるとのことだ　無事でなによりだぞ

…だが、少し気になったのは……あの精霊のカードのことだ

今までのカードたちは事件を起こしこそすれど、悪意があっての行動ではなく、何かしらの事情を抱えていたが……今回の千眼の邪教神は…どうも違うように思える　それこそ、明確な悪意を持って事件を長引かせていたような……

うーん…気になるぞ俺、ここは…dice1d3=1 (1)

1.会長に頼んでカードを見せてもらう

2.千寿さんにカードについて聞いてみる

3.メイも気になるのか？

[145 スレぬし 22/10/30(日) 00:55:25]

「あぁ、あのカードかい？ちょうど事情聴取もしたいところだったし、君にお願いしてもいいかな？」

…事情聴取（？）を条件に会長はあっさりとカードを出してくれたぞ　何か変なこと考えてません？

「いや、別に…フフフ…」

……おい、起きろよ　いるんだろ？

『………………』

『ずっと一人じゃ寂しいでしょう、我々が話し相手にでも…』

『何も話すことなどない』

まぁまぁそう言わずに…

『何も話すことなどない』

……ぜ、全然まともに会話すらしてくれないぞこいつ、めちゃくちゃ壁を感じる……どうする？

とりあえず>>147をしてみるか？

安価お願いします！

[146 二次元好きの匿名さん 22/10/30(日) 03:09:16]

踏み台

[147 二次元好きの匿名さん 22/10/30(日) 05:12:34]

周りに人を呼んでから（抑止力的な意味で
デッキに入れてみる（こっちには精霊二体いるしなんとかなるのでは説

[148 スレぬし（出先） 22/10/30(日) 10:37:57]

安価ありがとうございます！
とりあえず続きは帰宅してからということで…

[149 二次元好きの匿名さん 22/10/30(日) 15:49:05]

保守

[150 スレぬし 22/10/30(日) 23:00:54]

明日はワクチン打つので今からちょっと憂鬱なスレ主です

「…なるほど、で、俺たちを呼んだと」
「そういうことなら別にいいよー、私もその子のことはもっと知りたかったし」
「それで万が一またお前がおかしくなったらその時はまたブッ飛ばせばいいわけだな」
…できればぶっ飛ばされるのは御免被りたいけど、一応ね？目が壊いよ遊なんとか…
「よろしくね、えーと…なんて呼べばいいかな？千眼くん？邪教神さん？」
『…………』
「むー…ノリが悪いなぁ」
とりあえずはこいつの心を開いてもらう必要がある、だからとりあえずは一日一緒に行動してみようというわけだ
『仲良くしましょうね、私もあなたに少し聞きたいことがありまして』
…珍しいなエロペンギン、女の子以外に興味を示すなんて

[151 スレぬし 22/10/30(日) 23:07:40]

「んで、一日過ごすったって具体的に何するんだ？」

…それに関しても、いろいろとやりたいことがあるので付き合ってもらえると助かるぞ

さて、まずは…dice1d3=1 (1)

1.轟木兄妹の様子を見に行く

2.被害者たちに会いに行く

3.カードを買いにいく

[152 スレぬし 22/10/30(日) 23:22:08]

「ゲッ…！てめぇらは…」

「生徒会の犬！な、何の用だよ！」

…あれの犬呼ばわりは甚だ心外ではあるがスルーしておこう、それで？結局デッキは返してもらったのか？

「お、おう…やっぱコレがねえと落ち着かねぇからな、そういう意味では助かったぜ」

「あなたたちのことだし、どうせまた何か悪いことしようなんて考えてるんじゃないの？」

「さ、流石にしねぇよ！…しばらくは」

「俺らだって痛い目見て全然懲りないほどバカじゃねーよ、今回の件は流石に効いたっつーか懲りたっつーか…まぁとにかくしばらくは大人しくしててやるよ！しばらくはな！」

「なんで偉そうなのよ…」

「お？なんだ文句あっか？デュエルなら相手してやってもいいぜ？」

「兄貴、デッキがない間ずっとデュエルできなくてイライラしてたからなー！昨日だってやっとデュエルできるってずっとソワソワしてたし、お前ら受けてや…イテテテ！何すんだよ兄貴！」

「余計なこと言ってんじゃねぇアホ！と、とにかくだ！俺はもうデッキ取られるなんてまっぴらゴメンだからな！しっかり仕事しろよ生徒会！！」

「…なんか、思ったより反省してる感じだったわね。デッキがないっていうのはデュエリストにとってはやっぱり辛いことだしわからなくもないけど」

「これであの二人も少しは大人しくなってくれるといいですね」

『…くだらん、人間の本質がそんなに簡単に変わるものか。どうせ学びもせず、すぐに過ちを繰り返す。人間とはそういう生き物だ』

……なんだか、思った以上に人間不信な奴だなこいつ

さて、次は…dice1d3=3 (3)

1.被害者たちに会いに行く

2.カード屋に行く

3.授業の時間だぞ

[153 スレぬし 22/10/30(日) 23:43:01]

「では、今回の授業はこのカードのような…」

今日のデュエル講義は加藤先生の授業だぞ　教える人によっては結構退屈にもなるけど、加藤先生の授業はわかりやすくて好きだぞ俺　元プロだけあってかなり実戦的な知識が豊富なんだよな

「…このように、単体ではそれほど強力なパワーを　　持たないこれらのカードですが、彼らにもしっかりと役割があります。例えばこちらの場合、ただ手札の二体のモンスターを出すだけなら、このように最終的な盤面の強度はそれほど確保できません。ですがこのように、このカードが墓地にあった場合…」

…一見弱いカードでも役割がある。そしてそれを最大限に活かしきってこそのデュエリストだ…って前にテレビで雷鳥プロも言っていたな

『……綺麗事だな。現に今まで私が出会ってきた人間共はみな私を不必要で無意味なカードだと蔑み、掃き捨てた』

…どうやら、こいつは千寿さんに拾われるより前にも他の場所で誰かの手に渡り、そして捨てられたようだ。人間不信の原因はこういう過去のせいなのかもしれないな

「…もちろん、これらのカードはその能力を活かせるデッキでなければ力を発揮することはできません。入るデッキを選び、ともすれば使いにくいカードでもありますね。しかし決して無意味ということではありません。ただ強いカードを詰め込むだけでなく、カード一枚一枚がより活きるデッキを作ることもまた、デュエリストに必要な能力です」

『……そんな事を言おうと、どうせ一生理解できんだろう。例えばマナコがカードを取り上げたやつらなんかはな。所詮人間なんてものはそういうものだ。勝てないのを我々のせいにして自分自身を省みようともしない』

……でも、千寿さんは違っただろ？別にみんながみんな悪い奴ばっかりじゃないさ

『……………マナコは特別なのだ、貴様らとは違う』

『ふむ…なるほど、なるほど』

エロペンギンが何やら納得したように呟いていたけどなんだったんだ？

さて、授業が終わったら…次は何をする？dice1d3=2 (2)

1.被害者たちに会いに行く

2.カード屋に行く

3.メイと一緒に邪教神と話してみる

[154 スレぬし 22/10/31(月) 00:08:01]

購買にやってきたぞ俺
「何か買ってくのか？」
そういうわけじゃないけど…これらを買い取りお願いします

『…ふん、やはりそうだ。貴様ら人間は使えないと判断すればこうやってすぐに我々を捨てるのだ』
「…そうかなぁ？違うと思うよ？だって捨ててた人たちと違って中之条くんは売りに来たんだもん、ね？」

…まぁ、正直さっきああは言ってたけど、どうしても使わないカードはあるからな。それで正直めんどくさがって使わないカードはずっとストレージに放置してたけど……今日はちょっと考えが変わって
『考えだと？』
…あのままこのカードたちをずっと使わないで俺の部屋の奥に放っておくよりもさ、どうせならこうやって売ることでいつか誰か必要としてくれる人の手に渡ってくれたら…そのほうがきっとカードのためになるんじゃないかって。精霊が見える俺が精霊のついてないただのカードにそんなこと言うのもなんかヘンだけど……だからって蔑ろにするべきでもないよなって。千寿さんに影響されちゃったのかもしれないな俺
「はえー、なるほどねぇ…手放すのもひとつの思いやりかぁ、いいこと言うじゃん中之条」

『……フン、口で言うのは簡単だからな。本当に貴様の意識が変わったかどうかなんて疑わしいものだ』
…まだまだ気を許してはくれないみたいだな…さて次は…

「あ、ちょっといいかしら？キミこの間の子のお友達なのよね？」
…ん？店員さん？この間のって…？
「これ、悪いんだけどあの子に渡してくれないかしら」
そう言って店員さんが渡してきたのは、封筒と…その中に入った手紙とお金とカードだった。差出人は…千寿さん？

[155 スレぬし 22/10/31(月) 00:09:22]

「あー…なるほど、あの時買ってたカードか」

手紙の内容によると、正常な状態でなかったとはいえズルをして手に入れたカードなのでお代と一緒にお返ししたいとのことだった。

「事情は何となく説明されたけど…あの子にも悪気はなかったわけだし、何より普通にお金を払って買ってくれたわけだから問題はないでしょう？それにあの子、いつもよくカードを買いに来てくれるし、あんなにカードを大事にしてくれる子の所に行くなら…そのほうがきっとカードも喜ぶと思うのよね」

というわけで預かりものを手に入れたぞ俺たち　とはいえまだやることは残ってるのでまず先に…

『ま、待て！まさか貴様ら私を連れてマナコに会いに行こうというのか！？私は彼女を操っていた元凶だぞ！？ど、どうかしているのではないのか！？』

「まぁまた悪さしようとしたらブッ飛ばせばいいわけだし？」

『それにまぁ、多分そんな心配いらないと思いますけどねぇ、ふふふ』

『な、なんだペンギン！何故私を見てそんなにニヤニヤしている！？』

…さっきからナイトメアはどうしたんだろう？まぁ

気を取り直して…次はどうする？

dice1d2=2 (2)

1.被害者たちに会いに行く

2.メイと一緒に邪教神と話してみる

[156 スレぬし 22/10/31(月) 00:27:24]

「ねぇねぇ、査定待ってる間ちょっとその子とお話してもいい？」
いいけど…気を付けろよ？俺はなんとかなった経験があるからいいけど…メイは取り憑かれたことないだろうし…
『その心配はない』
うぉ！？なんだこの声…！？メイのデッキから聞こえるのか…？
「もし何かあったら私を守ってくれるって、頼もしいよね、えへへ」
メイは天使のような見た目のモンスターが描かれた一枚のカードを取り出して見せる。こいつが前に話してた家族って奴か。なるほど、確かにすごく強そうだし守ってくれそう感あるな…どこかのペンギンとは大違いだ
『なんですか！私も必死で呼び掛けてたじゃないですか！』
呼び掛けてただけだし…

「ねぇねぇ私とお話ししようよ千…」
『貴様らと話すことなどない』
『なんだ？貴様…メイに向かってなんて口の利き方を…』ﾁｬｷｯ
「あーもう！ややこしいからアドは黙ってて！」
『フン、言っておくが…確かに貴様は他の連中と比べれば話せそうではある…がしかし私は貴様らを信用などしないぞ。何をしようと私の考えは変わら…』
「ねぇねぇ千眼さん！前から気になってたんだけどあなたとサクリファイスってどんな関係なの！？知り合い？お友達？もしかしてお父さんとか！？邪教神って言うからには誰かしらに信仰されてたりするの？千眼教があるとか！？ねぇねぇそれからそれから…」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ
『ちょ、ちょっと待て、やめろ、質問責めしても私は何も答えないぞ！おい人の話を聞いてるのか！？私はやかましいのが苦手…』
『なんだ？貴様メイの質問に答えられないとでも言うつもりか…？やはり裁きを…』ﾁｬｷｯ
『や、やめろ！剣を構えるな！な、なんなんだこいつらはー！？』

[157 スレぬし 22/10/31(月) 00:41:38]

『ひ、ひどい目に遭った…』

…ちょっと席を外してる間に何があったんだ…？千眼の邪教神がものすごいげっそりしてるぞ…

「あいつ昔からああなんだよ、見たことない精霊に会うとすぐ質問責めにするんだ」

「だって折角会ったからには仲良くなりたいし、もっと相手のことよく知りたくなるでしょ？」

「それで嫌われてちゃ世話ないけどな」

「むー！意地悪なこと言うー！！」

…ずいぶんお疲れだな、あんまり人と話し慣れてないのか？

『…ここまで人に関心を持たれたのはなかなかなかったからな』

ふーん？

『マナコとあいつぐらいだ。私をここまで気にかけてくれたのは…まぁ、マナコはあんな女と違って鬱陶しくないが』

『…貴様ぁ…今メイの悪口を言ったのか？許せん…処す』ﾁｬｯ

『は、早く私をデッキに戻せ！あのイカれた奴にはもう関わりたくない！』

…頼もしいボディガードだな、メイ…

さて、次は…dice1d1=1 (1)

1.被害者たちに会いに行く

[158 スレぬし 22/10/31(月) 00:54:19]

『あの者たちに会いに行くのか。ふん…私を会わせてどうするつもりだ？言っておくが私は奴らが被害を被ったのは自業自得だと思っているぞ』

まぁまぁそう言わずに…さて、最初は…あ、いたいた
「…ん？お前は確か生徒会の…」

つづく

[159 スレぬし 22/10/31(月) 00:56:28]

バッテリーがやばいので今回はここまでです　今回で畳むつもりが意外と長くなってしまった
副反応がしんどそうだったらしばらく更新できなさそうですがしばしお待ちを…！おやすみなさい～

[160 二次元好きの匿名さん 22/10/31(月) 04:21:23]

乙、大したことないことを祈る！

[161 二次元好きの匿名さん 22/10/31(月) 07:15:55]

お疲れ様です。

色んなアフターケア面白かった。

[162 二次元好きの匿名さん 22/10/31(月) 11:52:51]

保守

[163 二次元好きの匿名さん 22/10/31(月) 22:23:57]

保守

[164 スレぬし 22/10/31(月) 22:59:15]

体調悪くてワクチン打てなかったのだ
というわけで続きでも

「…あの一年の子に説教されてから色々考えたけど…やっぱりさ、カードは大事にするべきだよなって……よくよく考えたらさ、俺はこいつらがなかったら試験も受けられないんだよな…敬意が足りなかったってやつだよ」

「あ！生徒会じゃーん！この間はサンキュー！そうそう！これ見て！プロテクターでデコってみたのよ、どう？可愛いっしょ？よく考えてみたらデッキも自分の分身？みたいなとこあるし？カードもちゃんと大切に扱わないとね！いいこと言うよねあの子…えーっと…名前なんてったっけ？」

「え、俺！？いやその……あ！でも、いらないカードはちゃんとトレードしたりとか、たまには整理したりするようになったし、ま、前よりちゃんと大事にしてるからな？ほ、本当だぞ！」

…だってよ、よかったな千眼の
『…何がだ？』
何って…お前はこいつらの意識を改めさせるために千寿さんを操ってたんだろ？なら結果的にはいい薬になって、あいつらも少しはカードを大事にするようになったみたいだし、実質お前の目的は果たされたようなものじゃないか？

『……人がそう簡単に変わるものか、上部だけは取り繕えてもいずれはボロが出る、所詮人間なんてものは…』
…またそれか、やれやれ…過去に何があったかくらいは何となく察しがつくけど、いい加減少しは俺たち人間を信用してくれないものかな

『…なるほど、なるほど、これでハッキリしました』
…何がだよ、エロペンギン？

[165 スレぬし 22/10/31(月) 23:16:06]

「…それで？ペンギン君はなんて言ってんだ？」

本日最後の目的地、俺たちは千寿さんのお見舞いに向かってるぞ

（※ここから先、ナイトメアの発言を周りに中之条くんがそのまま伝えています）

『えぇ、まぁ要は彼─千眼の邪教神の目的についてですね。そもそも彼のことについては色々と不可解な点が多かった…彼（中之条）はその目的を「生徒のカードに対する杜撰な扱いと意識を改めさせたかった」と読んだようですが…私はそうは思いません』

「そうなのか？じゃあやっぱアレか？ただ単に自分を虐げてきた人間に復讐をー！みたいなアレか？」

『もしそうだったら今頃彼女は無事ではいられなかったと思いますけどねえ』

『……何が言いたい、その男の言う通りだ。私の目的は人間への復讐を…』

『嘘をついたってもうバレバレですよ貴方。そもそも最初からあなたの行動には全く筋道が通ってません、無駄ばかりで破綻していると言っても過言ではない。それこそ、まるで想定外の事態が起こってしまったかのように』

『…貴様、それ以上余計な口を…』

『本当は復讐だとか改革だとか、そんな大それた目的なんてなかったんでしょう？だって貴方は…』

『やめろ！！！』

…千眼の邪教神は、今まで聞いたことのないような荒げた声でナイトメアの言葉を遮った

…えーっと…つまり…今回の事件って…dice1d2=1 (1)

1.…そういう…ことか…！

2.…つまり、どういうことなんだ？？？

[166 スレぬし 22/10/31(月) 23:17:29]

ちょっぴり離席します！
見た目はペンギン、頭脳はおっさんその名は名探偵ナイトメア！

[167 二次元好きの匿名さん 22/11/01(火) 05:46:39]

乙、お大事にね

[168 スレぬし 22/11/01(火) 08:15:01]

落ちてる間に寝落ちしていた…
それでは今度こそワクチン打ってきます
あとちょっとだし更新したいんだけどなぁ～

[169 二次元好きの匿名さん 22/11/01(火) 14:37:26]

お疲れ様です。

[170 スレぬし 22/11/01(火) 20:00:44]

ヴァ゛～体だるぃ～！！
多分今日は更新できません…ゆっくり寝ます

[171 二次元好きの匿名さん 22/11/02(水) 00:18:12]

お疲れ様です。
ゆっくり休んでね。

[172 二次元好きの匿名さん 22/11/02(水) 11:23:32]

保守

[173 スレぬし 22/11/02(水) 11:56:02]

関節という関節が痛くなったり39度の熱が出たりして全然眠れなかったけどわたしはげんきです
嘘です全然元気じゃないです　多分今日も更新はできません…
四回目の副反応は前より軽いって言ったじゃないかウソツキー！

[174 二次元好きの匿名さん 22/11/02(水) 19:45:55]

お疲れ様です。
私も回を増やすごとに辛くなるからわかります。

[175 スレぬし 22/11/02(水) 23:15:16]

熱はようやっと微熱程度まで下がってきたけど体はまだ痛いので今日もお休みです…
早く全回復してくれ

[176 二次元好きの匿名さん 22/11/03(木) 06:46:19]

無理せず休んで下さいね。

[177 二次元好きの匿名さん 22/11/03(木) 12:05:17]

保守

[178 二次元好きの匿名さん 22/11/03(木) 21:21:39]

保守

[179 スレぬし 22/11/03(木) 23:03:17]

体はけっこうよくなってきたけど普通に筆が乗らない日なのでお休みします…
しばらく何も書いてないと不調になるね

[180 二次元好きの匿名さん 22/11/04(金) 06:41:03]

無理しないでくださいね。

[181 二次元好きの匿名さん 22/11/04(金) 07:19:11]

乙乙、無理そうならまた休止したっていいし無理せず楽しくで

[182 二次元好きの匿名さん 22/11/04(金) 12:58:23]

保守

[183 二次元好きの匿名さん 22/11/04(金) 23:23:53]

保守

[184 スレぬし 22/11/04(金) 23:41:01]

なんかもう今回ダイス入れる場所無い気がするので実質SSになりそうですが続きやってきます　まだ手足が痛い…整体行きてぇ


「あ、生徒会のみなさん…先日は…本当にありがとうございました。私…みなさんがいなかったらどうなってたか…」
「まぁ、俺たちはそれが仕事みたいなモンだし」
「図書委員長からもよろしく伝えてほしいって言われたよ、千寿さんが好きそうな本が入ったから是非とも読んでほしいって」ﾜｲﾜｲ
「あ、そうだ購買のお姉さんからこれを…」ﾜｲﾜｲ

「あ、あの…えぇっと…」

「あなたたち、病院で騒がないの。それに、一度に全員で話しかけられちゃ千寿さんも困っちゃうじゃない」
不意に、後ろからビニール袋を持った六合先輩が話し掛けてきた…そういえば今日は見ないなーと思ったら先にお見舞いに来てたのか
「すみません、いろいろお世話になっちゃって」
「このくらい構わないわよ…この本、面白いの？恥ずかしながら私、活字にはあまり馴染みがないから…」
「い、いえ…私も図書委員してるってだけで、そこまで本に詳しいわけじゃないですし…でも、この作家さんの小説は好きなんですよ……よ、よければ今度…オススメを紹介しても…？」
「…えぇ！もちろん、嬉しいわ！」

千寿さんと仲良くなれたみたいでよかったです
「…な、何よ急に……どうしたの？」
あの先輩の交友関係がついに身内以外にも広がったと思うと感動して涙が…
「…ここが病院じゃなかったらシバいてたわよ？」

[185 スレぬし 22/11/05(土) 00:04:05]

「へーなるほど…！このカードのパラメーターを「生かす」って視点でこんなカードが…おお、このカードにこんな使い道があったとは…」
「い、いえ…私全然デュエル弱いですし、ただの素人の趣味デッキですから…」
「でも、この『主役となるカードを生かす』姿勢は俺も見習いたいな。実際、こういう拘りはプロの世界でも活きてくるし」
「プロ…！すごいですね、私と同じ学年なのにもうプロを目指してるんだ…ふぇー…すごいなぁ…流石雷鳥プロと引き分けたデュエリストですね」
「ま、まぁ？結局は引き分けだし？俺もまだまだ未熟というか…そ、そんなに誉められることじゃないけどなぁ～アハハ！」
「もーなにカッコつけてんのさユウ、ちょっと誉められるとすぐ調子乗るんだから～　千寿さん、ユウったらこんなこと言ってこの間…」
「だー！やめろ！！クラスメイトに何変なこと教えようとしてんだ！」

……そうして、みんな流石のコミュ力を見せつけている一方で、全く会話の輪に入れずにいたぞ俺………もう帰りたい……

「あ、あの…そういえばメイアさんと中之条くんはその…精霊とお話できるんです、よね…？」
…な、何故それを！？
「あ、えっと…昨日会長さんからお聞きして…」
あの野郎人の秘密をペラペラと……相変わらずデリカシーって物が欠落してやがる…後で覚えてろよ

「…私がこんなこと言うのも変かもしれないんですけど……邪教神さんのこと、その…あまり厳しく罰したりとかは…しないでほしいんです」

[186 スレぬし 22/11/05(土) 00:14:53]

……
………
…………

『本当は復讐だとか改革だとか、そんな大それた目的なんてなかったんでしょう？だって貴方は…』
『やめろ！！！』
……その辺にしとけよナイトメア、大人げないぞ
「…ど、どうしたんだ？メイア、いま何が起きてるんだ？」
「わ、わかんない…急に千眼さんが怒りだして…」

……千眼の邪教神、お前…千寿さんのことが……好き、なんだな？
「「「えぇぇぇぇぇ！！？」」」
『……違う！愛だの恋だのと、そのような下らぬ感情ではない！！私にとってマナコは……マナコは……』
……もういいだろ？隠すことなんてもうないし、本当の訳を聞かせてくれないか？どうしてあんな事件を起こしたのか…
『………………』
…………………
『……あれは、私がこの世界に呼び出された時のことだった』
なんか語りだした………

[187 スレぬし 22/11/05(土) 00:43:21]

『…ある日、私は気がつくとカードに封印された状態でこの世界にたどり着いていた』

「あ、カード落ちてんじゃん！ラッキー！」
「うわ！なんだこのカードキモッ！」
「しかも超ザコじゃん！いらね～！お前やるよ！」
「いらねーよこんなキモいザコカード！」ｹﾞｼｯ

『道行く人々は私を拾っては罵り、嘲り、蔑み、そして捨てた。私はカードから出られないまま何年そうして同じ日々を過ごしたかはもう覚えていない』

『悪意に曝されるのは慣れていた。元より日の当たるような世界にはいなければ、むしろそういう悪意を利用して生きてきた身だ。だが、この世界での私はすべての力を失っていた。私は底知れぬ絶望と無力感に、怒りと屈辱にまみれながら耐え続けた』

『憎かった。全てが憎くて憎くて仕方がなかった。中身も入ってないような他のカードが大事にされている横で、何故私だけが拒絶され、排斥されるのか。いつかは奴らに復讐してやろうとも思った。だが……そんな時に私は彼女に……マナコに出会ったのだ』

[188 スレぬし 22/11/05(土) 00:52:33]

『マナコは不思議な人間だった。精霊が見えるでもないただの人間なのに、私にとてもよくしてくれた。信奉者を集めたり、他者を利用し利用されるような関係はあっても、これほどまでに私を気に掛け、優しさを向けてきたのは………マナコだけだった』

「……お、おい、何て言ってるか説明してくらよメイ」
「…あ、ご、ごめん、つい聞き入っちゃって」

『……今までに味わったことのない、初めての感情だった。私は本来、他者の心を操り、利用する邪神だ。誰かに気を許すなどありえないし、思いやられることだってなかった。故に……私は、欲してしまった。彼女の優しさを、彼女の愛情を、私だけのものにしたいと願ってしまった』

[189 スレぬし 22/11/05(土) 01:14:15]

『……マナコは私に初めて愛情を注いでくれた。だがそれはあくまで彼女のカードそのものに対する愛情にすぎない。私一人に向けられた感情ではない。故に独占したいと願ってしまった。長き時を経て少しずつ力を取り戻していた私は、すべての力を使って彼女の心を私に向けようとした………思えば馬鹿なことをした。少し考えればわかったことだろうに』

「……そ、それで？次はなんて？」
「ちょ、ちょっと今話しかけないで！脳が混乱するから！」

『私に対する愛情が他とは違う特別なものであると心のどこかで希望を持っていたのだろうか？結果として心を操る術は成功したが……それによって彼女に起こせた変化はといえば、私個人ではなく「すべてのカードに」対する愛情を増幅させることだけだった』

『解除しようとは思わなかったのですか？』
『……術の行使により力を使い果たし、できなかった…というのも事実だ。しかし私は……きっとそれができたとしてもしなかっただろう………私は…怖かったのだ。もし彼女が正気に戻れば、きっと私に失望し、離れていってしまう。それだけが怖かった…彼女を、失いたくなかった』
『初めてからあなたのものじゃないでしょうに』
……だから、意図せず起きた結果とはいえ、彼女の暴走を手助けしたり、俺たちを妨害したりといった行動をしてたってことか………彼は今まで優しさや愛情というものを知らなかったのだろう。それらは確かに素晴らしいものではあるが……それがこういう形で心を狂わせてしまったと

[190 スレぬし 22/11/05(土) 01:28:30]

『感情を操る邪神が感情に翻弄されるなど笑い話にもならん……繰り返すが決してこれは貴様らの言うような安い感情ではない、私は彼女を…心から慕っているのだ…！』
『慕うって両方の意味がある言葉なんですけどね』
『黙れ海鳥風情が！儀式の生贄にしてやろうか！？』

まぁまぁ……ともかく、これが事件の真相ってわけか…なんとまぁ、意外というか
「それで？結局これからお前はどうするつもりなんだよ？返答次第じゃ二度とお前を外には…」
『…許されるとは思っていない。何よりきっと彼女は私のことを許さないだろう。貴様ら人間に手を貸してやるつもりは更々ないが……二度とこのようなことはしないと誓おう。これ以上……マナコを悲しませたくはない』


『……だのに、何故…何故なのだ…！！』

「……私、操られてる間…ずっと彼の声を、姿を感じられてたんです、だからわかります…きっと、彼は寂しかったんだと思います。誰かに愛されたい、受け入れられたいって…そう思ってたから。だからその、私がああなっちゃったのは力の制御に失敗したとか多分そんな感じっぽかったですし、きっと寂しがり屋さんで、不器用なだけで、根は悪いひとじゃないと思うんです。私も……ひとりぼっちだったから……わかるんです。だから……！！」

[191 スレぬし 22/11/05(土) 01:44:28]

「わかったわかった、そこまで言うならしゃーない。会長になるべく温情をかけてやるよう打診してみるよ。一番の被害者にそこまで言われちゃどうしようもねぇ」
「その代わり、二度とこんな悪いことしちゃダメだぞって、私と中之条くんでしっかり伝えておくからね！」
「……はい、よろしくお願いします。皆さん、改めて…本当にありがとうございました…！」

「…私からすればちょっと優しすぎるくらいよ！そういう手合いこそきっちりお灸を…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
（…それに、少し不謹慎だけど…彼のおかげで…こんなに素敵なお友達と巡り会えたから……）



……だってさ、千寿さんに感謝しないとな
『…………あぁ』
「…何か言ってくれれば伝えたのに、何も言わずに出ていってよかったの？きっと千眼さん…もう千寿さんには会えないんだよ…？」

『……わかってる。これでいい、これでいいんだ。彼女の優しさは私には過ぎたものだった、それだけなんだ。だから……もう、未練はない』
『……向こうの世界に帰れたら一緒に飲みましょう、いい魚を出す店を知ってますから』
『……フン、黙れ水鳥風情が…』


『うんうん、なるほどなるほど…いいよ』
…こうして、驚くほどあっさり会長の許しを得られた千眼の邪教神は、他の引き取り手がいない精霊のカードと共に生徒会の管理の下過ごすことが決まった。
長い事件だったが…ようやく解決だな。やれやれ。

つづく

[192 蛇足 22/11/05(土) 02:09:42]

『……あぁ、私だ。それで？フィニス様の貴重なサンプルまで使ったんだ、何か成果は得られたのだろうな？』
「…はい、デュエル中、窮地に追い込まれた際のドローにて…対象の右手に『鍵』とおぼしき反応を確認しました。ゲートガーディアンとの対戦時や…先日のアイゼン様との対戦時と同様、例のカードと彼の持つ『鍵』があの光るドローの現象を生み出しているとみて間違いないかと」
『なるほど、これは本格的に対策が必要になるか……全く、あれだけの封印を施したにも関わらずまだ逆らうか、精霊風情が…　他に『鍵』を持つデュエリストは確認できなかったのか？』
「はい、この学園内の生徒で鍵を持つ者は彼のみかと」
『……ご苦労、引き続き監視とカードの散布を行え。こちらは残る二つの鍵の捜索を続けるが……必要に応じて、貴様にも協力してもらうやもしれん、警戒と鍛練を怠るな』
「…了解いたしました」ﾋﾟｯ


「ふぅん…なるほど、ね…」

「……あれ？どうしたんです生徒会長？こんな時間に生徒会室の方に何か用事ですか？」
「やぁ裁伽くん、君こそこんな遅くまでお仕事お疲れ様。なに…ちょっとした、野暮用だよ　フフフ……」
「……あ、怪しい…」

今度こそ、つづく

[193 スレぬし 22/11/05(土) 02:15:58]

というわけで今日はここまでです！アドリブの塊みたいな回でしたが何とか着地できて安心しました…
当初は全く予定になかった回ですが、結果的に『メンバーの一人のモブみたいな扱いだった六合先輩が本編で初めてメインに抜擢された回』みたいな感じになってくれてとっても嬉しい　改めてアイデアの数々本当にありがとうございました…！

まさか千眼の邪教神でこういう方向性の話に転がっていくとは読めなかった…この千年眼をもってしても

[194 二次元好きの匿名さん 22/11/05(土) 09:44:38]

更新お疲れ様です。

とても楽しめました、ゆっくり休んで貰って今後も楽しみにしてますね。

[195 二次元好きの匿名さん 22/11/05(土) 09:50:31]

アドリブだったのか…乙！

[196 二次元好きの匿名さん 22/11/05(土) 20:35:49]

保守

[197 スレぬし 22/11/05(土) 22:33:14]

とりあえず次スレ建てようかな

ちなみに次の回は…dice1d3=3 (3)

1.普通のゲスト回

2.謎のDホイーラー登場回

3.謎の剣士登場回

[198 スレぬし 22/11/05(土) 22:41:38]

次スレ建てましたー

🎲⚓俺はデュエルアカデミアに入学したラーイエロー…DUEL7｜あにまん掲示板

[199 二次元好きの匿名さん 22/11/05(土) 23:05:44]

お疲れ様です。